JP3505015B2 - 曲線案内装置及び三次元案内装置 - Google Patents

曲線案内装置及び三次元案内装置

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JP3505015B2
JP3505015B2 JP26040195A JP26040195A JP3505015B2 JP 3505015 B2 JP3505015 B2 JP 3505015B2 JP 26040195 A JP26040195 A JP 26040195A JP 26040195 A JP26040195 A JP 26040195A JP 3505015 B2 JP3505015 B2 JP 3505015B2
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博 寺町
忠 広川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲線案内装置及び
三次元案内装置に係り、特に、免振建築物、免振床に使
用する免振装置を構成するのに適した曲線案内装置及び
三次元案内装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、地震動の性質を
考慮して、その影響をできるだけ小さく抑えるように特
に配慮を施した免振構造を採用した建築物があり、この
ような免振建築物として、地盤と建築物との間に地震よ
って構造物に伝達される力をできるだけ小さくする免振
装置を組み込んだものがある。
【0003】このような免振装置は、例えば、図12に
示すように、建築物301を基礎302に固定すること
なく、基礎302と建築物301との間に、建築物30
1が基礎302上を移動することができる三次元案内装
置303を組み込み、一定以上の地震力が作用すると、
建築物301が三次元案内装置303上を滑り、一定以
上の力が建築物301に作用しないようにするものであ
る。
【0004】 このような、案内装置として、鋼製のコ
ロやボールを用いて曲線案内装置や、三次元案内装置を
構成する方法も提案されている。
【0005】この案内装置としては、下向きに凸状とし
て形成した円弧面で形成した案内部を設け、この案内部
に沿った形状に形成した建築物の下端部と上記案内部と
の間に、鋼製のコロを配置したもの(特開平6−346
627号参照)や、基礎に下向きに凸状となる球面状の
案内部を設け、この案内部に沿った形状に形成した建築
物の下端部と上記案内部との間に、鋼製の球体を配置し
ていたもの(特開平5−24823号)がある。
【0006】このような曲線案内装置又は三次元案内装
置を使用した免振構造にあっては、地震等の振動がない
状態においては、建物は三次元案内装置等の定常位置に
安定的に位置するし、地震等が発生して地盤が振動して
も、地盤と建物との間は三次元案内装置等により振動絶
縁され、建物には大きな振動は伝わらないものとするこ
とができる。
【0007】そして、地盤の振動がおさまった後には建
物は、地盤に対する振動を減衰していき、三次元案内装
置の定常位置に安定する。
【0008】ここで、従来から提案されている曲線案内
装置及び三次元案内装置は、個々の免振建築物に対応し
て設計、制作されるものであり、このような免振建築物
の免振構造に使用する案内装置として使用することが出
来るほど耐荷重性能と円滑な作動性を有する免振構造の
構成ユニットとしての曲線案内装置及び曲線案内装置は
なく、その提供が望まれている。
【0009】そこで、本発明は、大荷重を担うことがで
き、建築物の免振構造に使用することができる曲線案内
装置及び三次元案内装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
に係る曲線案内装置は、一方向に沿って所定半径に湾曲
形成した移送曲面部を一面側に形成するとともに反対側
には平面を形成し、横断面略凸字状又は横断面略矩形の
部材からなる基台と、横断面略凹字状の部材からなり、
凹部を上記基台の移送曲面部を覆うように配置し、この
凹部における基台の移送曲面部を覆う面を上記基台の移
送曲面部に対応した方向に沿って円弧状に湾曲した形状
に形成し、上記移送曲面部の湾曲形成方向に沿って移動
する移動台と、上記基台の移送曲面部と上記移動台の湾
曲形成部との間に上記移動台の移動方向に沿って多数の
ボールを配置した多数列のボール列とを備え、上記移送
曲面部には上記移動台の移動方向に沿って形成された上
記ボールが転動する基台ボール転動溝を上記移送曲面部
の幅寸法にわたって多数本並設し、上記移動台の湾曲形
成部には上記基台ボール転動溝との間で上記ボールを挟
む移動台ボール転動溝を多数本並設し、上記基台ボール
転動溝と上記移動台ボール転動溝とにより多数本の負荷
ボール通路を形成するとともに、上記移動台には上記負
荷ボール通路に連通した多数本の無負荷ボール通路を形
成して、上記負荷ボール通路と上記無負荷ボール通路と
の組合せによりボールの無限循環路を多数本形成したこ
とを特徴とするものである。
【0011】そして、請求項2に係る曲線案内装置は、
上記移動台2を移動台本体2aと上記移動台2の移動
方向の端部に設けられる側蓋11とで構成するととも
に、上記移動台本体2aにボール移送通路8aを形成
し、上記側蓋11に上記負荷ボール通路7と上記無負荷
ボール通路8のボール移送通路8aとを連通するボール
方向転換通路12を形成し、上記ボール移送通路8aと
上記ボール方向転換通路12とで上記無負荷ボール通路
8を構成したことを特徴とする。
【0012】そしてまた、請求項3に係る曲線案内装置
は、上記基台1と上記移動台2との間には、上記移送曲
面部1cに沿う移動方向のみに上記移動台2を案内する
案内機構14を配置したことを特徴とする。
【0013】そしてまた、請求項4に係る曲線案内装置
は、上記案内機構14は、基台1及び移動台2の一方に
一対の内向面15,15を設け、基台1及び移動台2の
他方に上記内向面15,15に近接した外向面16,1
6を設け、互いに近接した内向面15と外向面16とを
1組として、各組をなす内向面15及び外向面16に、
上記移動台2の移動方向に沿って所定半径をなす円弧状
の凹溝17,18を形成し、これらの凹溝17,18の
開口を互いに対向させて各凹溝17,18間に複数の案
内機構ボール22を配置してこれらの内面を案内機構負
荷ボール通路19,19となし、基台1もしくは移動台
2に上記案内機構負荷ボール通路19に連通して案内機
構無負荷ボール通路20を形成して、上記案内機構負荷
ボール通路19と上記案内機構無負荷ボール通路20と
で案内機構無限循環路21を形成し、この案内機構無限
循環路21に上記複数の案内機構ボール22を循環可能
に配設したことを特徴とする。
【0014】そしてまた、請求項5に係る曲線案内装置
は、上記案内機構負荷ボール通路19を形成する凹溝1
7,18の断面形状はボール22の半径寸法より少し
大きい半径Rの2つの円弧をその中心位置をずらして組
み合わせた形状であることを特徴とする。
【0015】そしてまた、請求項6に係る曲線案内装置
は、上記無限循環路9のうち上記無負荷ボール通路8に
は棒状部材27を遊嵌させ、この棒状部材27の両端に
多数のボール3を充填すると共に、上記棒状部材27
で、この棒状部材27の両端に位置する2つのボール
3,3間で無負荷ボール通路8内のボールの移動力を伝
達するものとしたことを特徴とする。
【0016】 そしてまた、請求項7に係る三次元案内
装置は、基台と移動台とからなる上記請求項1乃至請求
項6のいずれかに記載された曲線案内装置を第1案内部
とし、また、他の基台とこの基台に形成された移送曲面
部に沿って移動する移動台とからなる上記請求項1乃至
請求項6のいずれかに記載された曲線案内装置を第2案
内部とし、第1案内部の基台に形成された移送曲面部の
湾曲形成方向に沿って移動する移動台の移動方向と、上
記第2案内部の基台に形成された移送曲面部の湾曲形成
方向に沿って移動する移動台の移動方向とを交わる向き
に向けるとともに、上記第2案内部の移動台と基台のい
ずれか一方を上記第1案内部の移動台に固定したことを
特徴とするものである。
【0017】〔作用〕 本発明に係る曲線案内装置によれば、移動台2は所定半
径に湾曲形成された基台1の移送曲面部1cに沿って移
動するので、移動台2は基台1に対して所定の半径を有
する円弧状の軌跡で移動する。このとき、多数のボール
3からなるボール列4が複数列の基台ボール転動溝と移
動台ボール転動溝とで構成される負荷ボール通路内を負
荷を受けつつ転動して移動台を案内する。
【0018】 このとき、荷重は多数列の多数のボール
3に分散されて負荷されるから、それぞれのボールには
それほど大きな荷重は作用せず、各ボール3は十分に負
荷に耐え、曲線案内装置は大きな荷重を担うことができ
る。
【0019】また、本発明に係る三次元案内装置によれ
ば、本三次元案内装置は上記第1の手段の曲線案内装置
を上下に2段重ねたものであるから、第1案内部、及び
第2案内部において上記曲線案内装置と同様に作動す
る。これにより、基台に対して移動台は2つの円弧運動
を組み合わせた三次元的な運動ができ、また、この三次
元案内装置は大きな荷重を担うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
曲線案内装置及び三次元案内装置の構成を詳細に説明す
る。まず、三次元案内装置の第1案内部及び第2案内部
を構成する曲線案内装置について説明する。
【0021】〔第1の実施の形態に係る曲線案内装置の
構成〕 図1(1),(2)、図2及び図3は本発明に係る曲線
案内装置の第1の実施の形態を示すものである。
【0022】本実施の形態において、曲線案内装置10
は、図1(1),(2)及び図2に示すように、基台1
と、移動台2と、基台と移動台との間に9列のボール列
として配置される多数のボール3とを備えている。基台
1は、図示していない基盤への取付部である基部1a及
びこの基部1a上において案内方向(図1(1)におい
て左右方向)に沿って設けられた凸部1bを形成した横
断面略凸字状の部材である。
【0023】そして、本実施の形態では、この基台の凸
部1bの上面を移送曲面部1cとして形成している。こ
の例では、移送曲面部1cは、その曲面を一方向(移動
の移動方向)に沿って円弧状に湾曲した形状で、そ
の円弧の中心を移送曲面部1cより上とした形状、即
ち、縦断面形状は中央部が下に向けて凹む状態をなすも
のとし、また、横断面形状は直線状としている。
【0024】また、本実施の形態において移動台2
は、下向きに開口を向けた凹部2cのを形成し、上記基
の凸部1bを覆うように上記基台1上に配置される
ものであり、上記凹部2cの上面は、上記基台の移送
曲面部1cに対応して、その面を一方向(移動台2の移
動方向)に沿って円弧状に湾曲した形状で、その円弧の
中心を上記基台の移送曲面1cの中心と同一としたも
ので、中央部を下にけて出っ張る縦断形状をなすも
のとしている。
【0025】さらに、本実施の形態では、上記移送曲面
部と、上記凹部2cの下面との間に上記案内方向に沿っ
て配置された多数のボール3から構成した9列のボール
列4を設けている。
【0026】ここで、本実施の形態では、上記基台1の
移送曲面部には、その幅寸法にわたって9列の基台ボー
ル転動溝5をそれぞれ等間隔に上記移動台2の案内方向
に沿って、凸部1bの長手方向の一端から他端にかけて
形成している。この基台ボール転動溝5の断面形状は、
上記ボール3の半径より僅かに大きい半径寸法の弧であ
り、上記ボール3はこの基台ボール転動溝5に一個所で
接触して転動する。
【0027】また、前記移動台2の凹部2cの下面に
は、上記基台ボール転動溝5に対応させて等間隔に9列
の移動台ボール転動溝6を形成している。移動台ボール
転動溝6の断面形状は上記基台ボール転動溝5の断面形
状と同一である。
【0028】そして、この基台1上に移動台2が配置さ
れた状態で、対応する各基台ボール転動溝5と各移動台
ボール転動溝6とが合対向する部分は、上記ボール列4
が挟まれ、ボール3に荷重が係る、9列の負荷ボール通
路7となる。
【0029】各負荷ボール通路7において、各ボール列
4を構成するボール3は、移動台2の移動に伴って転動
し、移動台2を案内する。
【0030】また、本実施の形態では、上記移動台2に
は、上記基台1と移動台2との間に形成した各負荷ボー
ル通路7の両端をつなぐ9本の無負荷ボール通路8を形
成して、上記各負荷ボール通路7と各無負荷ボール通路
とで略長円形状の無限循環路9を形成している。この無
限循環路9は9組構成され、それぞれの無限循環路9に
は上記ボール列を構成する多数のボールが充填される。
【0031】本実施の形態において、無負荷ボール通路
8は移動台2に以下のように形成する。すなわち、本実
施の形態では、図1(1)に示すように、移動台2を移
動台本体2aと、この移動台2の移動方向の両端部に設
けられる側蓋11とで構成する。そして、この移動台本
体2aの一端から他端にかけてボールが無負荷状態でそ
の転動方向を変えないで直線的に移動する部分であるボ
ール移送通路8aを形成している。
【0032】一方、上記側蓋11には上記負荷ボール通
路7と上記無負荷ボール通路8のボール移送通路8aと
を連通するボール方向転換通路12を形成し、上記ボー
ル移送通路8aと上記ボール方向転換通路12とで上記
無負荷ボール通路8を構成するものとしている。
【0033】このボール方向転換通路12は、図1
(2)に示すように、ボール3が半円弧状の軌跡を描い
てその移動方向を反転して移動する通路であり、半環形
状をなしている。
【0034】さらに、本実施の形態では、上記移動台本
体2aに設ける無負荷ボール通路8のボール移送通路8
aは以下のようにして形成される。すなわち、本実施の
形態では、移動台2に設ける無負荷ボール通路8のボー
ル移送通路8aは、図1(1)及び(2)に示すよう
に、移動台2の移動台ボール転動溝6を形成した側の反
対側即ち、移動台本体2aの上側表面からボール転動溝
24を形成し、このボール転動溝24の上側を覆い板2
5で覆って閉断面を形成し、この閉断面の空間をボール
移送通路8aとするものである。
【0035】このボール転動溝24の断面形状は、図1
(2)に示すように、上記ボール3の直径の寸法と略同
一寸法より僅かに大きい深さ寸法を有する略矩形であ
り、このボール転動溝24の底面には、上記9列のボー
ル列に対応して、9列のボール案内溝29を形成し、こ
のボール案内溝29にボールが入った状態で、ボール転
動溝24の上部を上記覆い板25で覆ったとき、ボール
3が上記ボール案内溝29に案内されて転動して、ボー
ル3が隣接する他のボール案内溝29に移動できないも
のとしている。
【0036】これらのボール3は、移動台2が基台1上
を移動すると、負荷ボール通路7内では、上述したよう
に移動台2に係る荷重を分散して担いつつ転動して、基
台1上で移動台2を案内する。
【0037】そして、本実施の形態では、移動台2の移
動に応じて、上記負荷ボール通路7内を転動して負荷ボ
ール通路7の一端部に至ったボール3は、側蓋11のボ
ール方向転換通路12及び移動台本体2aのボール移送
通路8aからなる無負荷ボール通路8を経て、負荷ボー
ル通路7の反対側の端部に戻るように循環することがで
きる他、負荷ボール通路7と無負荷ボール通路8との間
を自由に往復して移動台2を案内する。
【0038】尚、図中符号35は基台1固定用のボルト
貫通孔、36は移動台2への部材固定用のボルト孔、3
7は覆い板25の移動台への固定用のボルトを示してい
る。
【0039】また、本実施の形態では、上記基台1と上
記移動台2との間には、移動台2の上記ボール3の転動
に伴う円弧状の移動軌跡のみに沿って移動台2を案内す
る案内機構14を配置している。
【0040】この案内機構14は、本実施の形態では、
図3に示すように、移動台2に一対の内向面15,15
を設け、基台1に上記内向面15,15に近接した外向
面16,16を設け、互いに近接した内向面15と外向
面16とを1組として、各組をなす内向面15及び外向
面16に、上記移動台2の移動軌跡に沿って、凹溝1
7,18を形成している。この凹溝17,18は、その
溝の延設形状を所定半径の円弧をなすものとしている。
そして、これらの凹溝17,18の開口を互いに対向さ
せて各凹溝17,18間に複数の案内機構ボール22を
配置してこれらの内面を案内機構負荷ボール通路19,
19としているものである。
【0041】さらに、移動台2に上記案内機構負荷ボー
ル通路19に連通して案内機構無負荷ボール通路20を
形成して、上記案内機構負荷ボール通路19と、この案
内機構無負荷ボール通路20とで案内機構無限循環路2
1を形成し、この無限循環路21に上記複数の案内機構
ボール22を循環させるものとしている。なお、本実施
の形態では、案内機構無負荷ボール通路20は、上記移
動台本体2aに貫通孔を穿設してボール移送通路を構成
し、側蓋11に案内機構ボール22の方向転換通路を形
成して構成するものとしている。
【0042】ここで、本実施の形態では、上記案内機構
負荷ボール通路19を形成する凹溝17,18の断面形
状は、図3に示すように、案内機構ボール22の半径寸
法より少し大きい半径Rの1つの円弧をその中心位置を
ずらして組み合わせた形状として、案内機構ボール22
は負荷ボール通路を形成する凹溝と二か所で接触する。
【0043】〔第1の実施の形態に係る曲線案内装置の
作動〕 したがって、本実施の形態に係る曲線案内装置10によ
れば、湾曲した移送曲面部にそって移動台2が移動する
から、移動台は所定の半径の円弧上を移動することとな
る。このとき基台1に対して移動台2が移動すると、多
数のボール3からなるボール列4が各9列の基台ボール
転動溝と移動台ボール転動溝とで構成される負荷ボール
通路内を負荷を受けつつ転動して移動台を案内する。
【0044】 このため、移動台2の移動に際しては、
移動台2と基台1との間には、ボール3の転がり摩擦し
か作用せず、移動台2は基台1上を円滑に移動する。こ
のとき、荷重は、多数列の多数個のボール3に分散され
て負荷されるから、それぞれのボール3にはそれほど大
きな荷重は作用せず、各ボール3は十分に負荷に耐え、
曲線案内装置は大きな荷重を担うことができ、免震構造
の一部として使用することができる。
【0045】また、本実施の形態によれば案内機構14
を、案内機構負荷ボール通路19を形成し、この案内機
構負荷ボール通路19内間に複数の案内機構ボール22
を配置して構成しているから、案内動作は案内機構ボー
ル22の転動面間の転がりによりなされ、案内機構14
に起因する移動台の移動方向の抵抗を最小限のものとす
ることができる他、基台1と移動台2の上下方向又はボ
ール3に案内されて移動する方向以外の水平方向の相対
移動は、確実に防止され、移動台は回転力に対応するこ
とができる他、移動台2のがたつきや振れを防止して所
望の円弧状の軌跡に沿ってのみ円滑に作動する。
【0046】そして、本実施の形態によれば、移動台2
に設けた無負荷ボール通路8は、移動台の移動台ボール
転動溝6を形成した側の反対側に複数平行に形成され、
ボール3より僅かに大きい深さ寸法を有して、無負荷の
ボール3が移動台の表面下に位置するボール転動溝24
と、このボール転動溝24を覆う覆い板25との間に形
成するものとしたから、無負荷ボール通路を形成するに
際して、移動台の表面からボール転動溝24を形成し
て、このボール転動溝24を覆い板25で覆うだけでよ
いので、無負荷ボール通路の形成に際して生産、加工が
容易となり、生産性が向上する。
【0047】〔第2の実施の形態に係る曲線案内装置の
説明〕 図4(1),(2)は本発明に係る曲線案内装置の第2
の実施の形態を示すものである。本実施の形態に係る曲
線案内装置100は、移動台102の移動台本体102
aの構成を変更して、移動台本体102aに設けた無負
荷ボール通路108のボール移送通路108aの構成を
移動台本体102aに穿設した貫通孔とした他は第1の
実施の形態に示した曲線案内装置10と同一であるの
で、同一の部分には同一の符号を付してその詳細な説明
は省略する。
【0048】〔第3の実施の形態に係る曲線案内装置の
説明〕 図5(1),(2)は本発明に係る曲線案内装置の第3
の実施の形態を示すものである。
【0049】本実施の形態に係る曲線案内装置110
は、基台111の形状、及び移動台112の形状及び基
台111と移動台112との間に設けるボール列114
の列数が4となっている点が上記第2の実施の形態と異
なる。
【0050】即ち、本実施の形態では、基台111は、
断面略矩形のレール状の部材で、横断面において幅広と
なる一面を移送曲面部1cとするように全体を所定の円
弧状に湾曲形成している。またこの例では、基台111
の中央部に、基台111固定用のボルト貫通孔122を
穿設して、上記移送曲面部1cであって、上記ボルト貫通
孔122の両側個所に基台ボール転動溝115を各2
列、合計4列形成している。
【0051】そして、移動台112には上記基台111
を覆うように下向きに開口を有する凹部112bを設
け、この凹部の上側面を、上記移送曲面に対応させて、
下に凸となるように湾曲形成し、移動台112を上記基
台111に配置して、円弧状の曲線案内ができるものと
している。
【0052】この凹部112bの上面には、上記基台ボ
ール転動溝115に対応して、4列の移動台ボール転動
溝116を設け、上記基台ボール転動溝115とこの移
動台ボール転動溝116とで負荷ボール通路117を形
成している。
【0053】また、この移動台112は、移動台本体1
12aと側蓋121とで構成され、移動台本体112aに
は貫通孔を穿設して無負荷ボール通路118のボール移
送通路118aとし、側蓋121にはボール方向転換通
路(図示していない)を設けて無負荷ボール通路を形成
し、上記負荷ボール通路とこの無負荷ボール通路とで無
限循環路を形成している。
【0054】更に、この移動台112の上面からは、図
4(1),(2)に示すように、両縁部と中央部とに3
列合計9か所に部材取付用のボルト孔を形成している。
【0055】〔第4の実施の形態に係る曲線案内装置の
説明〕 図6(1),(2)は本発明に係る曲線案内装置の第4
の実施の形態を示すものである。
【0056】本実施の形態に係る曲線案内装置130
は、基台131の形状、及び移動台112の形状及び基
台131と移動台132との間に設けるボール列134
が6列となっている点が上記各実施の形態と異なる。
【0057】即ち、本実施の形態では、基台131は、
断面略矩形で、その中央部に基台131固定用のボルト
貫通孔147を穿設している他、その上面であって、上
記ボルト貫通孔147の両側には、基台ボール転動溝1
35を各3列、合計6列形成している。
【0058】そして、移動台132には上記基台131
を覆うように下向きに開口を有する凹部132bを設
け、移動台132は上記基台131を覆うように上記基
台131上に配置され、上記案内方向に沿って移動でき
るものである。
【0059】この凹部132bの上面には、上記基台ボ
ール転動溝135に対応して、片側3列づつ合計6列の
移動台ボール転動溝116を設け、上記基台ボール転動
溝135とこの移動台ボール転動溝136とで負荷ボー
ル通路137を形成している。
【0060】また、この移動台132は移動台本体13
2aと側蓋141とで構成し、移動台本体132aにボ
ール移送通路137aを設けている。このボール移送通
路137aは移動台132に3列合計9つ設けた部材取
付用のボルト孔148のうち中央に設けたボルト孔14
8の両側に振り分けて設けられ、片側に3列のボール移
送通路137aを設けるものとしている。このボール移
送通路137aは、図6(1)及び(2)に示すよう
に、移動台本体132aの上側表面からボール転動溝1
42を2列形成し、各ボール転動溝142の上側をそれ
ぞれ覆い板143で覆って閉断面を形成したものであ
る。
【0061】このボール転動溝142の断面形状は、図
6(2)に示すように、上記ボール133の直径の寸法
と略同一寸法より僅かに大きい深さ寸法を有する略矩形
であり、このボール転動溝142の底面には、上記片側
3列のボール列134に対応して、片側に3列のボール
案内溝144を形成し、このボール案内溝144にボー
ル133が入った状態で、ボール転動溝24の上部を上
記覆い板143で覆ったとき、ボール133が上記ボー
ル案内溝144に案内されて転動して、ボール133が
隣接する他のボール案内溝144に移動できないものと
している。そして、側蓋141にはボール方向転換通路
(図示していない)を設けて上記ボール移送通路ととも
に無負荷ボール通路を形成し、上記負荷ボール通路とこ
の無負荷ボール通路とで無限循環路を形成している。
【0062】〔第1の実施の形態に係る三次元案内装置
の説明〕 次に本発明に係る三次元案内装置の実施の形態を説明す
る。以下の各例に示す三次元案内装置は、上述した建物
の免振構造の建物と基礎との間に設ける案内装置として
使用するものである。ここで、各例に示す三次元案内装
置の使用例を説明する。第1の使用例は、図13に示す
ように、建築物301と基礎302との間に設けた複数
の三次元案内装置の案内軌跡である円弧の中心を1つの
点Oとするように、各三次元案内装置の案内半径及び取
付位置を調整して取り付けるものである。
【0063】この場合には、建築物301は地震振動に
より、上記点Oを中心とする球面上を振動することとな
る。また、第2の使用例は、図14に示すように、各三
次元案内装置303の案内軌跡である球面の中心を1点
とすることなくそれぞれ別に設定し、建物に取付けるも
のである。この場合には建築物301と各三次元案内装
置303との間には振動時における建築物301と三次
元案内装置303との間に発生する傾きを許容する揺動
機構304を設ける必要がある。この揺動機構304と
しては、球面継手等のヒンジ装置、ゴム等の弾性体によ
り構成したものを使用することができる。
【0064】本実施の形態において、三次元案内装置5
0の基本的な構造は、上述した第3の実施の形態に係る
曲線案内装置(図4に示した)を2台、1台を下側に位
置する第1案内部とし、もう1台を上側に位置する第2
案内部として、第2案内部の移動台に相当する部材を第
1案内部の移動台に固定するものとし、第1案内部の移
動台の運動平面と、上記第2案内部の基台に相当する部
材の運動平面とが直角に交わるものとしたものである。
そして、第1案内部が沿って運動する円弧と、第2案内
部が沿って運動する円弧とはその中心位置を同一とする
半径を有し、三次元案内装置は全体として、球面に沿っ
た運動を案内する。
【0065】本実施の形態では、両曲線案内装置の移動
台に相当する部材をそれぞれ下側中間部材68及び上側
中間部材69とし、これら下側中間部材68及び上側中
間部材69間にゴムからなる緩衝用の弾性体79を挟ん
でボルト80で締結して、三次元案内装置50の中間部
材52を構成している。即ち、本実施の形態では、基台
51を下に向け凸となるように所定の半径の円弧状に湾
曲形成している。従って、基台の上面に形成される基台
移送曲面51cは中央部が下に向けてへこむ形状とな
る。一方移動台53は、図7(2)に示すように、その
設置状態においては上記基台と同じように下に向け凸と
なるように所定の半径の円弧状に湾曲形成している。従
って、移動台53の下面に形成される移動台移送面53
cは、中央部を下に向けて出っ張る形状となる。
【0066】このように、本実施の形態に係る三次元案
内装置は、2つの曲線案内装置を重ね合わせた構成であ
り、上下2台の曲線案内装置に相当する部分の構成は、
その上下方向の配置を逆とし、さらに上述したように基
台及び移動台に相当する部材の湾曲方向を逆とする他、
その構成は同一である。したがって、図6(2)中の下
側の曲線案内装置に相当する部材の断面は、上側の曲線
案内装置に相当する部材の中央線の断面と同一になる。
【0067】以下、本実施の形態に係る三次元案内装置
の構成は上述した曲線案内装置の実施の形態の構成と同
一であるので、その符号の対応について説明して詳細な
説明は省略する。即ち、本実施の形態の三次元案内装置
50の基台51、移動台53は上記曲線案内装置110
の基台111に対応し、以下同様に上側中間部材69、
下側中間部材68は移動台に、ボール54,56、ボー
ル列55,57はボール113、ボール列114に対応
する。さらに、基台ボール転動溝58、移動台ボール転
動溝63は基台ボール転動溝115に、中間部材基台側
ボール転動溝59、中間部材移動台側ボール転動溝64
は移動台ボール転動溝116に、そして、基台側負荷ボ
ール通路60、移動台側負荷ボール通路65は負荷ボー
ル通路117に、基台側無負荷ボール通路61、移動台
側無負荷ボール通路66は無負荷ボール通路118、基
台側側蓋71、移動台側側蓋72は側蓋121に、基台
側案内機構76は案内機構14に対応する。
【0068】そして、同図において符号62は基台側の
無限循環路、67は移動台側無限循環路を、66aは移
動台側無負荷ボール通路66の直線部分を示し、74は
ボール方向転換通路を示している。さらに、本実施の形
態では、基台側案内機構76は図7(2)に示すよう
に、中間部材のうち下側中間部材に一対の内向面81,
81を設け、基台51に上記内向面81,81に近接し
た外向面83,83を設け、互いに近接した内向面81
と外向面83とを1組として、各組をなす内向面81及
び外向面83に、上記中間部材52の移動方向に沿って
直線状の凹溝85,87を形成し、これらの凹溝85,
87の開口を互いに対向させて各凹溝85,87間に複
数の案内機構ボール89,89を配置してこれらの内面
を案内機構負荷ボール通路91,91としているもので
ある。
【0069】そして、中間部材52に上記案内機構負荷
ボール通路91に連通して案内機構無負荷ボール通路9
3を形成して、上記案内機構負荷ボール通路91と、こ
の案内機構無負荷ボール通路93とで案内機構無限循環
路95を形成し、この無限循環路95に上記複数の案内
機構ボール89を循環させるものとしている。なお、本
実施の形態では、案内機構無負荷ボール通路93は、上
記下側移動台本体に貫通孔を穿設してボール移送通路を
構成し、基台側側蓋71に案内機構ボール89の方向転
換通路を形成して構成するものとしている。
【0070】〔第1の実施の形態に係る三次元案内装置
の作動〕 本実施の形態によれば、第1案内部において、基台51
に対して中間部材52が所定半径の円弧に沿って案内さ
れ、また第2案内部において、中間部材52に対して移
動台53が所定半径の円弧に沿って案内される。従っ
て、本実施の形態においては第1案内部の案内と第2案
内部との案内とが合成され、基台に対して移動台は、円
弧に沿う2つの運動を重ねた三次元的な運動をする。こ
の際、基台及び移動台の湾曲形成の中心位置を同一のも
のとし、それぞれの半径を選択することにより、基台に
対する移動台の案内を所定半径の球面に沿うものとする
ことができる。本実施の形態においては、上記曲線案内
装置において説明した動作が、基台51と中間部材52
との間及び中間部材52と移動台53との間において同
様に営まれるから、三次元案内装置を高荷重で使用する
ことができ、円滑な作動をするものとすることができ
る。
【0071】加えて、本実施の形態によれば、下側中間
部材68及び上側中間部材69間にゴムからなる緩衝用
の弾性体79を挟んでいるので、三次元案内装置に作用
する衝撃的荷重はこの弾性体79で吸収され、衝撃的な
荷重に耐えることができ、三次元案内装置を免振構造の
案内装置として使用している場合において、地震の初期
振動として垂直振動が加わり、三次元案内装置上下方向
に荷重の変動が発生したとしても、上記緩衝部材によ
り、この荷重の変動は緩衝されて、三次元案内装置に衝
撃的な荷重が負荷することはなくなり、初期垂直振動に
より三次元案内装置が破損するのを防止することがで
き、建築物の免振構造に使用するのに最適である。この
緩衝部材は、この例に限らず後述する各実施の形態に係
る三次元案内装置に使用することができる。
【0072】〔第2の実施の形態に係る三次元案内装置
の説明〕 次に本発明に係る三次元案内装置の第2の実施の形態に
ついて説明する。図8(1),図9(1),(2)は本
発明に係る三次元案内装置の第2の実施の形態を示すも
のである。
【0073】本実施の形態において、三次元案内装置2
00は基台201と、該基台201上を円弧に沿って移
動する中間部材202と、該中間部材202上を上記中
間部材202の移動方向とは異なる移動方向に円弧に沿
って移動する移動台203とから構成してなる。そし
て、上記基台201と中間部材202との間にはボール
204を配置し、また、中間部材202と移動台203
との間にはボール206を配置するものとしている。
【0074】本実施の形態において、基台201及び移
動台203は、上記第1の実施の形態に係る三次元案内
装置と同様に所定の半径の円弧状に形成され、湾曲した
基台移送曲面部201c及び移動台移送曲面部203c
とを形成している。また、上記中間部材202は上下方
向には一体の構造の構造となっており、下側及び上側に
は凹部が形成され、下側凹部の上面及び上側凹部の下面
は上記基台移送曲面部201c及び移動台移送曲面部2
03cに対応するように所定半径を有するように湾曲形
成されている。そしてこの基台201及び移動台203
と中間部材202とは中間部材202の下部及び上部に
形成した凹部に嵌合され互いに直交する方向に移動可能
に取り付けられている。そして、本実施の形態では、上
記基台201と中間部材202との間の案内構造及び上
記移動台203と中間部材202との間の案内構造は、
その上下方向の構成を逆とし、案内方向を90°違えて
いるだけで、その基本的構造は同一である。以下基台2
01と中間部材202との間の案内構造について説明す
る。
【0075】本実施の形態に係る三次元案内装置におい
て、基台201は、図8(1),(2)及び図9(1)
に示すように、断面略矩形で、その上面を基台移送曲面
部201cとして中央部が下に向けてへこむ形状に湾曲
形成された部材で、その下面に基台固定用のボルト孔2
48と横断面円形で有底の部材係止凹部247とを開設
しているほか、この基台201の基台移送曲面部201
cには中間部材202の移動方向(Y方向)に沿って、
19列の基台ボール転動溝208を形成している。この
基台ボール転動溝208の断面形状は、上記第1の実施
の形態に示したものと同一である。
【0076】また、前記下側中間部材218の下面は上
記基台移送曲面部201cの湾曲に対応して湾曲形成さ
れ、上記基台ボール転動溝208に対応させて19列の
中間部材基台側ボール転動溝209を形成している。中
間部材基台側ボール転動溝209の断面形状は上記基台
ボール転動溝208の断面形状と同一である。
【0077】そして、この基台201上に中間部材20
2が配置された状態で、対応する各基台ボール転動溝2
08と各中間部材基台側ボール転動溝209とが合対向
する部分は、上記多数のボール204からなるボール列
205が挟まれる基台側負荷ボール通路210となる。
基台201と中間部材202との間には合計で19列の
基台側負荷ボール通路210を形成するものとしてい
る。
【0078】そして、本実施の形態では、図8(2)及
び図9(2)に示すように、上記中間部材202には、
上記基台201と中間部材202との間に形成した各基
台側負荷ボール通路210の両端をつなぐ19本の基台
側無負荷ボール通路211を形成して、上記各基台側負
荷ボール通路210と各基台側無負荷ボール通路211
とで基台側無限循環路212を形成している。この基台
側無限循環路212は19組構成され、それぞれの基台
側無限循環路212の基台側無負荷ボール通路211に
は、プラスチック製または金属製の棒状部材97を遊嵌
させ、この棒状部材97の両端に多数のボール204を
充填するものとしている。そして、この棒状部材97
で、この棒状部材97の両端に位置するボール間で各無
負荷ボール通路211内のボール204の移動力を伝達
するものとしている。この棒状部材97は管状、コイル
スプリング状であってもよく、圧縮方向に変形せず、無
負荷ボール通路211内を低い抵抗で移動するものであ
り、ボール204の移動力を伝達するものであれば、材
質は問わない。
【0079】ここで、上述したように、基台201及び
中間部材202の間の構造と、移動台203及び中間部
材202との間の構造とは、移送曲面部の湾曲方向が異
なる他は、同一の構成を有するものであり、図8(1)
に示すように、移動台203と中間部材202とには、
基台201と中間部材202とに設けた、基台ボール転
動溝208、中間部材基台側ボール転動溝209、基台
側負荷ボール通路210、基台側無負荷ボール通路21
1、基台側無限循環路212に相当する、移動台ボール
転動溝213、中間部材移動台側ボール転動溝214、
移動台側負荷ボール通路215、移動台側無負荷ボール
通路216、移動台側無限循環路217が設けられ、多
数のボール206からなるボール列207及び棒状部材
98が配置されている。
【0080】ここで本実施の形態では、図8(2)に示
すように、基台側無負荷ボール通路211は、上記移動
台側負荷ボール通路225と移動台側無負荷ボール通路
216との間に設けるものとし、同様に移動台側無負荷
ボール通路216は、上記基台側負荷ボール通路210
と基台側無負荷ボール通路211との間に設けるものと
し、中間部材202の厚さ寸法を小さいものとできるよ
うにしている。
【0081】本実施の形態において、基台側無負荷ボー
ル通路211及び移動台側無負荷ボール通路216は以
下のように形成する。ここで、基台側無負荷ボール通路
211と移動台側無負荷ボール通路217とは、上述し
たように中間部材202形成され、その構造は同一であ
るので、ここでは、移動台側無負荷ボール通路216に
ついて説明する。
【0082】本実施の形態では、中間部材202は、図
8及び図9に示すように、平面略正方形に形成し、上側
及び下側に上記基台201、移動台203がそれぞれ嵌
入される凹溝が、それぞれ直角方向に形成された中間部
材本体202aと、この中間部材本体202aの4方の
端部に設けた2つの基台側側蓋221及び2つの移動台
側側蓋222とで構成する。
【0083】ここで両側蓋221、222はともに、図
7及び図8に示すように、中間部材本体202aのそれ
ぞれの端面の形状に合わせた凹字形の板材で、ボルト2
27で中間部材本体202aに取り付けられるほか、内
部への塵埃進入防止用のカバープレート228が取り付
けられている。そして、この中間部材本体202aに
は、この中間部材202の移動方向の一端から他端にか
けてボールが無負荷状態でその転動方向を変えないで移
動するボール移送通路216aを貫通孔として形成して
いる。
【0084】一方、上記各移動台側側蓋222には上記
移動台側無負荷ボール通路216の端部とボール移送通
路216aの端部とをそれぞれつなげる移動台側ボール
方向転換通路224を形成し、上記ボール移送通路21
6aと上記移動台側ボール方向転換通路224とで移動
台側無負荷ボール通路216を構成するものとしてい
る。
【0085】この移動台側ボール方向転換通路224
は、図8(2)に示すように、ボール204が半円弧状
の軌跡を描いてその移動方向を反転して移動する通路で
あり、半環形状をなしている。なお、本実施の形態で
は、基台側側蓋221には移動台側側蓋222に形成し
た移動台側ボール方向転換通路224と同様の基台側ボ
ール方向転換通路を形成して、中間部材本体202aに
設けたボール移送通路211aと共に基台側無負荷ボー
ル通路211を形成し、この基台側無負荷ボール通路2
11と上記基台側負荷ボール通路210とで基台側無限
循環路212を形成するものとしている。
【0086】また、本実施の形態では、上記基台201
と上記中間部材202、及び、中間部材202と移動台
203との間には、中間部材202及び移動台203を
上記ボール204,206の転動に伴う移動方向のみに
中間部材202及び移動台203を案内する基台側案内
機構226及び移動台側案内機構(図示していない)を
配置している。
【0087】この両案内機構は、本実施の形態では、同
一の構造を有するため、基台側案内機構226について
説明すると、図7(2)に示すように、上述した曲線案
内装置と同様に、一対の内向面231,231と外向面
233,233とを設け各組をなす内向面231及び外
向面233に、所定半径に湾曲形成した凹溝235,2
37を形成し、各凹溝235,237間に複数の案内機
構ボール239,239を配置してこれらの内面を案内
機構負荷ボール通路241,241としているものであ
る。
【0088】そして、中間部材202に上記案内機構負
荷ボール通路241に連通して案内機構無負荷ボール通
路243を形成して、案内機構無限循環路245を形成
し、複数の案内機構ボール239を循環させるものとし
ている。さらに、本実施の形態では、上記案内機構負荷
ボール通路241を形成する凹溝235,237の断面
形状は、上述した第1の実施の形態と同一の形状として
いる。
【0089】これを、下側の第1案内部について説明す
れば、基台201に対して中間部材202が移動する
と、多数のボール204からなるボール列205が複数
列の基台ボール転動溝208と中間部材基台側ボール転
動溝209とで構成される基台側負荷ボール通路210
内を負荷を受けつつ転動して中間部材202を案内す
る。
【0090】このため、中間部材202の移動に際して
は、中間部材202と基台201との間には、ボール2
04の転がり摩擦しか作用せず、中間部材202は基台
201に沿って円滑に移動する。このとき、荷重は他数
列の多数のボール204に分散されて負荷されるから、
それぞれのボール204に負荷する荷重は低減され、各
ボールは十分に負荷に耐え大きな荷重を担うことができ
る。この動作は、中間部材202と移動台203との間
においても同様に営まれるから、三次元案内装置を高荷
重で使用することができ、円滑な作動をするものとで
き、建築物の免振構造に使用することができる。
【0091】また、本実施の形態によれば、上記第1の
実施の形態と同様に、第1案内部の案内と第2案内部と
の案内とが合成され、基台に対して移動台は、円弧に沿
う2つの運動を重ねた三次元的な運動をする。この際、
基台及び移動台の湾曲形成の中心位置を同一のものと
し、それぞれの半径を選択することにより、基台に対す
る移動台の案内を所定半径の球面に沿うものとすること
ができる。さらに、本実施の形態によれば、基台側及び
移動台側無負荷ボール通路211,216には棒状部材
97,98を遊嵌させ、この棒状部材97,98の両端
に位置するそれぞれ2つのボール間で無負荷ボール通路
211,216内のボールの移動力を伝達するものとし
たから、実際には各負荷ボール通路91に位置すること
がないボールを廃止しても、これらのボールに替え棒状
部材97,98が負荷ボール通路内のボールの移動力を
伝達するので、ボールの数を少ないものとすることがで
きる。
【0092】〔第3の実施の形態に係る三次元案内装置
の説明〕 図10及び図11は本実施の形態の第3の実施の形態を
示すものである。実施の形態に係る三次元案内装置25
0は上記の第2実施の形態に係る三次元案内装置の基台
201及び移動台203に相当する部材に下側取付プレ
ート251及び上側取付プレート252をゴム製の緩衝
部材253,254をそれぞれ間に挟んで取り付けて構
成したものであり、その基本的構成は上述した第2の実
施の形態に係る三次元案内装置と同一であるので、同一
の部材には同一の番号を付してその詳細な説明は省略す
る。
【0093】ここで、基台201と下側取付プレート2
51の構造及び移動台203と上側取付プレート252
の構造とは同一であるので、基台201と下側取付プレ
ート251について説明する。本実施の形態において基
台201には、上述した第2の実施の形態に係る三次元
案内装置と同様に、3列×4列、合計12個の横断面円
形で有底の部材係止凹部247が設けられているほか、
20個のボルト孔248が設けられている。そして、本
実施の形態では、この基台201に下側取付プレート2
51を取り付けるものとしている。
【0094】この下側取付プレート251は、図10及
び図11に示すように、略正方形状の板材で上記基台2
01のボルト孔248に対応するボルト貫通孔255の
他多数のボルト貫通孔256を穿設したものである。こ
こで、上記基台201のボルト孔に対応するボルト貫通
孔255には、ボルト258の頭部259aを収納し、
ボルト頭部258aが下側取付プレート251の表面に
突出しないようにするボルト頭部収容孔部257を形成
している。
【0095】そして、本実施の形態では、この下側取付
プレート251をボルト258で基台201に取り付け
るに際して、上記基台201の部材係止凹部247に緩
衝部材253を取り付け、基台201と下側取付プレー
ト251とが直接接触しないようにしている。
【0096】この緩衝部材253は、上記部材係止凹部
247に嵌まり込む中実円筒形のゴム製の部材で、その
高さ寸法を上記部材係止凹部247の深さ寸法より大き
いものとして形成したものであり、上記基台201に形
成された12個の部材係止凹部247に取り付けられて
いる。一方、移動台203にも上記基台201と同様
に、部材係止凹部247に緩衝部材254が取り付けら
れて、ボルト貫通孔259、260及びボルト頭部収容
孔部261が開設された上側取付プレート252がボル
ト262で取り付けられる。
【0097】したがって、本実施の形態によれば、上記
第2の実施の形態の三次元案内装置の作用に加えて、三
次元案内装置200を挟んで上側取付プレート252と
下側取付プレート251との間に荷重が加えられている
場合に、上下方向に荷重の変動が発生したとしても、上
記緩衝部材253,254により、この荷重の変動は緩
衝されて、三次元案内装置に衝撃的な荷重が負荷するこ
とはなくなり、初期垂直振動により三次元案内装置が破
損するのを防止することができ、建築物の免振構造に使
用するのに最適である。
【0098】なお、上記曲線案内装置の実施の形態で
は、棒状部材を使用した例について説明していないが、
上述した三次元案内装置の第2の実施の形態と同様に無
負荷ボール通路に棒状部材を遊嵌することができる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る曲線
案内装置によれば、基台に対して移動台が移動すると、
多数個のボールからなるボール列が多数列の基台ボール
転動溝と移動台ボール転動溝とで構成される負荷ボール
通路内を負荷を受けつつ転動して移動台を案内するの
で、移動台の移動に際しては、移動台と基台との間に
は、ボールの転がり摩擦しか作用せず、移動台は基台上
を円滑に移動する。このとき、荷重は、多数列に配列さ
れた多数個のボールに分散されて負荷されるから、それ
ぞれのボールにはそれほど大きな荷重は作用せず、各ボ
ールは十分に負荷に耐え、曲線案内装置は大きな荷重を
担うことができ、建築物の免震構造に使用することがで
きる。
【0100】 また、本発明に係る三次元案内装置によ
れば、第1案内部を構成する曲線案内装置と第2案内部
を構成する曲線案内装置とを、上下に2段重ねたもので
あるから、第1案内部および第2案内部が共に曲線案内
装置として動作する。これにより、下側の曲線案内装置
の基台に対して上側の曲線案内装置の基台又は移動台は
2つの円弧運動を組み合わせた三次元的な運動ができる
とともに、高荷重で使用することができ、円滑に三次元
運動をする案内装置が得られ、建築物の免震構造に使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る曲線案内装置の実施の形態を示
す図であり、(1)は部分断面図、(2)は(1)のii
−ii線に相当する断面図である。
【図2】 図1に示した曲線案内装置II−II線に相当す
る断面図である。
【図3】 図1に示した曲線案内装置の案内機構を示す
図2中のIII 部を示す拡大図である。
【図4】 本発明に係る曲線案内装置の第2の実施の形
態を示す図であり、(1)は正面図、(2)は(1)の
ii−ii線に相当する断面図である。
【図5】 本発明に係る曲線案内装置の第3の実施の形
態を示す図であり、(1)は正面図、(2)は(1)の
ii−ii線に相当する断面図である。
【図6】 本発明に係る曲線案内装置の第4の実施の形
態を示す図であり、(1)は正面図、(2)は(1)の
ii−ii線に相当する断面図である。
【図7】 本発明に係る三次元案内装置の第1の実施の
形態を示す図であり、(1)は平面図、(2)は側面図
である。
【図8】 本発明に係る三次元案内装置の第2の実施の
形態を示す図であり、(1)は平面図、(2)は正面図
である。
【図9】 図7に示した三次元案内装置を示す側面図で
ある
【図10】 本発明に係る三次元案内装置の第3の実施
の形態を示す図であり、(1)は平面図、(2)は正面
図である。
【図11】 図9に示した三次元案内装置を側面図であ
る。
【図12】 建築物の免振構造の概略を示す図である。
【図13】 本発明に係る三次元案内装置を建築物の免
振構造に使用する例を示す図である。
【図14】 本発明に係る三次元案内装置を建築物の免
振構造に使用する他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 基台 1c 移送曲面部2 移動台 3 ボール 4 ボール列 5 基台ボール転動溝 6 移動台ボール転動溝 7 負荷ボール通路 8 無負荷ボール通路 9 無限循環路 11 側蓋 12 ボール方向転換通路 14 案内機構 15 内向面 16 外向面 17 凹溝 18 凹溝 19 案内機構負荷ボール通路 20 案内機構無負荷ボール通路 21 案内機構無限循環路 22 案内機構ボール 24 ボール転動溝 25 覆い板 27 棒状部材 51 基台 51c 基台移送曲面部 52 中間部材 53 移動台 53c 移動第移送曲面部 54 ボール 55 ボール列 56 ボール 57 ボール列 58 基台ボール転動溝 59 中間部材基台側ボール転動溝 60 基台側負荷ボール通路 61 基台側無負荷ボール通路 62 基台側無限循環路 63 移動台ボール転動溝 64 中間部材移動台側ボール転動溝 65 移動台側負荷ボール通路 66 移動台側無負荷ボール通路 67 移動台側無限循環路 71 側蓋 72 側蓋 74 ボール方向転換通路 76 基台側案内機構 81 内向面 83 外向面 85 凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−60582(JP,A) 特開 昭58−21021(JP,A) 特開 昭58−211013(JP,A) 特開 昭62−141308(JP,A) 特開 平4−107339(JP,A) 特開 平2−24033(JP,A) 国際公開94/023219(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 29/04 - 29/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方向に沿って所定半径に湾曲形成した移
    送曲面部を一面側に形成するとともに反対側には平面を
    形成し、横断面略凸字状又は横断面略矩形の部材からな
    基台と、横断面略凹字状の部材からなり、凹部を上記
    基台の移送曲面部を覆うように配置し、この凹部におけ
    る基台の移送曲面部を覆う面を上記基台の移送曲面部に
    対応した方向に沿って円弧状に湾曲した形状に形成し、
    上記移送曲面部の湾曲形成方向に沿って移動する移動台
    と、上記基台の移送曲面部上記移動台の湾曲形成部と
    の間に上記移動台の移動方向に沿って多数のボールを
    置した多数列のボール列とを備え、 上記移送曲面部には上記移動台の移動方向に沿って形成
    された上記ボールが転動する基台ボール転動溝を上記移
    送曲面部の幅寸法にわたって多数本し、上記移動台
    の湾曲形成部には上記基台ボール転動溝との間で上記ボ
    ールを挟む移動台ボール転動溝を多数本並設し、上記基
    台ボール転動溝と上記移動台ボール転動溝とにより多
    の負荷ボール通路を形成するとともに、上記移動台に
    は上記負荷ボール通路に連通した多の無負荷ボール
    通路を形成して、上記負荷ボール通路と上記無負荷ボー
    ル通路との組合せによりボールの無限循環路を
    成したことを特徴とする曲線案内装置。
  2. 【請求項2】上記移動台を移動台本体と上記移動台の
    移動方向の端部に設けられる側蓋とで構成するととも
    に、上記移動台本体にボール移送通路を形成し、上記側
    に上記負荷ボール通路と上記無負荷ボール移送通路の
    ボール移送通路とを連通するボール方向転換通路を形成
    し、上記ボール移送通路と上記ボール方向転換通路とで
    上記無負荷ボール通路を構成したことを特徴とする請求
    項1記載の曲線案内装置。
  3. 【請求項3】上記基台と上記移動台との間には、上記移
    送曲面部に沿う移動方向のみに上記移動台を案内する案
    内機構を配置したことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の曲線案内装置。
  4. 【請求項4】上記案内機構は、基台及び移動台の一方に
    一対の内向面を設け、基台及び移動台の他方に上記内向
    面に近接した外向面を設け、互いに近接した内向面と外
    向面とを1組として、各組をなす内向面及び外向面に、
    上記移動台の移動方向に沿って所定半径をなす円弧状の
    凹溝を形成し、 これらの凹溝の開口を互いに対向させて各凹溝間に複数
    の案内機構ボールを配置してこれらの内面を案内機構負
    荷ボール通路となし、基台もしくは移動台に上記案内機
    構負荷ボール通路に連通して案内機構無負荷ボール通路
    を形成して、上記案内機構負荷ボール通路と上記案内機
    構無負荷ボール通路とで案内機構無限循環路を形成し、
    この案内機構無限循環路に上記複数の案内機構ボールを
    循環可能に配設したことを特徴とする請求項3記載の曲
    線案内装置。
  5. 【請求項5】上記案内機構負荷ボール通路を形成する凹
    溝の断面形状は、ボールの半径寸法より少し大きい半径
    Rの2つの円弧をその中心位置をずらして組み合わせた
    形状であることを特徴とする請求項4記載の曲線案内装
    置。
  6. 【請求項6】上記無限循環路のうち上記無負荷ボール通
    路には棒状部材を遊嵌させ、この棒状部材の両端に多数
    のボールを充填すると共に、上記棒状部材で、この棒状
    部材の両端に位置する2つのボール間で無負荷ボール通
    路内のボールの移動力を伝達するものとしたことを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請
    求項5のいずれかに記載の曲線案内装置。
  7. 【請求項7】基台と移動台とからな上記請求項1乃至
    請求項6のいずれかに記載された曲線案内装置を第1案
    内部とし、また、他の基台とこの基台に形成された移送
    曲面部に沿って移動する移動台とからな上記請求項1
    乃至請求項6のいずれかに記載された曲線案内装置を第
    2案内部とし、第1案内部の基台に形成された移送曲面
    部の湾曲形成方向に沿って移動する移動台の移動方向
    と、上記第2案内部の基台に形成された移送曲面部の湾
    曲形成方向に沿って移動する移動台の移動方向とを交わ
    る向きに向けるとともに、上記第2案内部の移動台と基
    台のいずれか一方を上記第1案内部の移動台に固定した
    ことを特徴とする三次元案内装置。
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