JP3504981B2 - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置

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JP3504981B2 JP23019094A JP23019094A JP3504981B2 JP 3504981 B2 JP3504981 B2 JP 3504981B2 JP 23019094 A JP23019094 A JP 23019094A JP 23019094 A JP23019094 A JP 23019094A JP 3504981 B2 JP3504981 B2 JP 3504981B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気ディスク装置に関
し、特に光磁気ディスクにデータを記録し、或いは消去
する際に光磁気ディスクに対して異なる磁界方向の外部
磁界を形成する外部磁界形成装置を備える光磁気ディス
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスク装置は、光磁気ディスク
に対して外部磁界を形成しながら、レーザ光等により加
熱することで光磁気ディスク内部の磁化方向を変化さ
せ、データの記録と消去を行うことは知られている。例
えば、図6(a)のように、光磁気ディスクDISKが
下方向に向けて一様に磁化されているものであるとした
とき、外部磁界形成装置100により上方向の外部磁界
HX を形成しておき、光ピックアップ装置101により
光磁気ディスクDISKの所定領域にレーザ光Lを照射
して所定温度(キューリ点:400℃)以上に加熱すれ
ば、加熱部分の磁化方向は外部磁界HX に沿って上方向
に変化される。したがって、この領域の磁化方向は他の
領域と異なる状態とされるため、この磁化方向に基づい
てデータを記録することが可能となる。
【0003】また、記録しているデータを消去する場合
には、図6(b)のように、光磁気ディスクDISKに
対して外部磁界形成装置100により下方向の外部磁界
を形成しておき、同様にレーザ光Lによる加熱を行うこ
とで、この加熱部分の磁化方向を下方向に変化でき、他
の領域と同じ磁化方向とされるため、データが消去され
ることになる。
【0004】このように、光磁気ディスク装置では、デ
ータの記録と消去のそれぞれで異なる方向の外部磁界が
必要とされるため、従来から外部磁界を反転するための
装置が提案されている。例えば、特公平5−60162
号公報には、図7にその概略構成を示すように、光磁気
ディスクDISKに対して外部磁界を形成するための永
久磁石200を偏心状態で軸回り方向に回転可能に支持
しておき、この永久磁石200を囲むコイル201への
通電方向を切り替えることにより、永久磁石200の磁
界とコイル201に発生する磁界との反発力を利用して
永久磁石200を半回転させ、これにより永久磁石20
0によって光磁気ディスクDISKに対して形成される
外部磁界HX の方向を反転させ、それぞれの外部磁界に
おいてデータの記録と消去を行うように構成したもので
ある。202は光ピックアップ装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この公
報に提案されているものは、外部磁界を形成する永久磁
石とコイルとの間の磁力を利用して永久磁石の極方向を
設定するものであるため、外部磁界を反転すべく永久磁
石を半回転動作させる際、及び光磁気ディスクに対して
上方向或いは下方向のいずれの方向の外部磁界を形成す
べく永久磁石のSN極の方向をいずれかの方向に保持し
ている際のいずれの場合にもコイルへの通電を行う必要
がある。このため、結果として、常時コイルに通電する
ことが必要とされ、その消費電力が大きくなるととも
に、コイルからの発熱も無視できなくなり、放熱構造を
設ける必要が生じる等、光磁気ディスク装置の構成の複
雑化や大型化をまねくという問題がある。
【0006】本発明の目的は、外部磁界を形成するため
の永久磁石の回転動作及び保持に伴うコイルへの通電量
を低減して消費電力を低減し、かつその発熱を抑制した
光磁気ディスク装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光磁気ディスク
装置は、データの記録及び消去が可能な光磁気ディスク
と、この光磁気ディスクに対して光ヘッドを半径方向に
移動可能に構成した光ピックアップと、光ヘッドが移動
される領域において光磁気ディスクに対して外部磁界を
形成する外部磁界形成装置とを備える光磁気ディスク装
置において、光ピックアップは光ヘッドを移動させる機
構として磁気を利用した駆動機構を備え、かつこの磁気
駆動機構により発生される磁界の一部を外部磁界形成装
置にまで漏洩させて光磁気ディスクのデータ記録面と垂
直な一方向の漏洩磁界を形成するように構成し、また外
部磁界形成装置は光磁気ディスクに対して外部磁界を形
成するための外部磁界用永久磁石と、この外部磁界用永
久磁石を回転させるための磁界を形成する磁界反転用コ
イルとを備え、磁界反転用コイルに対して漏洩磁界と逆
方向の磁界を形成可能な通電を行い得るように構成す
る。
【0008】すなわち、磁界反転用コイルへの非通電時
には外部磁界用永久磁石は前記漏洩磁界によってそのS
極又はN極が光磁気ディスクのデータ記録面に垂直に対
向される回転位置で保持され、磁界反転用コイルの通電
時にはこのコイルによって形成される磁界により外部磁
界用永久磁石はそれまでとは反対にそのN極又はS極を
データ記録面に垂直に対向される回転位置とするように
構成される。
【0009】例えば、本発明の光磁気ディスク装置は、
データの記録及び消去が可能な光磁気ディスクと、この
光磁気ディスクの一方の面側において半径方向に延長配
置されるガイドレールと、このガイドレール上で移動さ
れて光磁気ディスクの一方の面側からレーザ光を照射す
る光ヘッドと、この光ヘッドをガイドレール上で移動す
るための永久磁石を含み、この永久磁石により光磁気デ
ィスクの他方の面側の領域に光磁気ディスクのデータ記
録面と垂直な一方向の漏洩磁界を形成するリニアモータ
機構と、光磁気ディスクの他方の面側の漏洩磁界内にお
いて光ヘッドの移動領域に沿って延長配置され、かつそ
の長さ方向と直角な方向に回転可能に支持された外部磁
界用永久磁石と、この外部磁界用永久磁石を包囲するよ
うに配設され、通電されたときに外部磁界用永久磁石に
対してデータ記録面と垂直でかつ漏洩磁界とは逆方向の
磁界を形成する磁界反転用コイルとを備える。ここで
も、磁界反転用コイルへの非通電時には外部磁界用永久
磁石は前記漏洩磁界によってそのS極又はN極が光磁気
ディスクのデータ記録面に垂直に対向される回転位置で
保持され、磁界反転用コイルの通電時にはこのコイルに
よって形成される磁界により外部磁界用永久磁石はそれ
までとは反対にそのN極又はS極をデータ記録面に垂直
に対向される回転位置とするように構成される。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明を適用した光磁気ディスク装置の一
実施例の全体構成を示す概略斜視図、図2はその一部を
破断した平面図、図3はそのA−A線断面図である。光
磁気ディスクDISKは回転駆動部1にセットされてお
り、図外のモータを駆動源とする回転機構11によって
回転駆動部1が回転されたときに、これに伴って高速で
回転駆動されるように構成される。光ピックアップ2
は、前記光磁気ディスクDISKの下面側において、前
記回転駆動部1の近傍位置から光磁気ディスクDISK
の半径方向にわたって配置された磁気駆動機構、即ち本
実施例ではリニアモータ機構3を有しており、光ヘッド
21を光磁気ディスクDISKの半径方向に往復移動で
きるように構成される。
【0011】即ち、前記光ピックアップ2は、前記光磁
気ディスクDISKのデータ記録面の下面側において光
磁気ディクスDISKの半径方向に沿って、その半径寸
法よりも長いロッド状をした一対のガイドレール22が
平行に延設されており、その両端に設けた支持部材23
によって光磁気ディスク装置の基盤4に固定支持され
る。また、この一対のガイドレール22にはスライダ2
4が挿通され、かつこれらガイドレール22上を転動さ
れるローラ25を介して支持されており、これにより前
記スライダ24はガイドレール22に沿って往復移動可
能に支持されている。このスライダ24上には光ヘッド
21が搭載されており、ここではこの光ヘッド21は内
部にレーザ素子26及びその光学系27を一体に構成し
た例を示しており、詳細な説明は省略するが、レーザ素
子26からのレーザ光を光学系27により集束して前記
光磁気ディスクDISKの下面の極めて狭い領域に照射
させ、この領域を前記した所定温度に加熱することがで
きるように構成される。
【0012】また、前記ガイドレール22の両外側に
は、リニアモータ機構3が配設されており、このリニア
モータ機構3により前記光ヘッド21はガイドレール2
2上を往復移動される。前記リニアモータ機構3は、前
記ガイドレール22の両外側においてガイドレール22
と平行に延設されたセンターヨーク31と、このセンタ
ーヨーク31に一体化されたバックヨーク32と、この
バックヨーク32に固定されて前記センターヨーク31
の長さ方向に沿うように配置される永久磁石33と、前
記センターヨーク31の外周に遊嵌された状態で前記ス
ライダ24に取着されたコイル34とで構成される。前
記各ヨーク31,32は支持部材35により前記基盤4
に固定支持される。
【0013】このリニアモータ機構3では、永久磁石3
3やヨーク31,32で構成される磁界内においてコイ
ル34に通電することで、その通電方向に応じた磁気駆
動力がコイル34に発生され、このコイル34への通電
量及び通電方向を制御することで、コイル34とこれに
一体のスライダ24及び光ヘッド21をガイドレール2
2に沿って移動させ、かつ任意の位置に停止させること
が可能となる。ここで、前記永久磁石33は、図3に示
されるように、各永久磁石33のS極とN極のいずれか
一方、ここでは各永久磁石33のS極が水平方向に対向
されるように形成されており、この結果、前記各ヨーク
31,32と永久磁石33とは前記ガイドレール22及
び光ヘッド21を含む空間領域に同図で鎖線で示す磁界
HL を形成することになる。
【0014】一方、前記光磁気ディスクDISKの上側
領域には、前記光ピックアップ2に対向するように、光
磁気ディスクDISKの半径方向にわたって外部磁界形
成装置5が延設されている。この外部磁界形成装置5
は、図4に部分分解図を示すように、前記光磁気ディス
クDISK上に延設されるベース板51とカバー板52
とがネジ53により締結されることで、両者によって偏
平なケーシングが構成されており、このケーシング内に
外部磁界用永久磁石54と磁界反転用コイル55とが内
装される。なお、この外部磁界形成装置5は、図示は省
略するが光磁気ディスク装置の開閉蓋或いは上側基盤に
支持される。
【0015】前記ベース板51とカバー板52には光磁
気ディスクDISKの半径方向に沿ってそれぞれ開口溝
51a,52aが開設されており、これらの開口溝51
a,52aに臨んで細長い四角柱状の前記外部磁界用永
久磁石54が光磁気ディスクの全半径方向にわたって支
持されている。ここで、前記開口溝51a,52a及び
外部磁界用永久磁石54は、前記光ピックアップ2の光
ヘッド21が移動される半径方向の軌跡に対向する位置
に設けられる。また、前記外部磁界用永久磁石54は長
さ方向と直角な断面が長方形とされ、その対向長辺がS
極、N極として形成されている。そして、この外部磁界
用永久磁石54は断面形状が円形をした樹脂製の保持部
材56によって被覆されており、かつこの保持部材56
の軸方向両端に突出した軸部56aがベアリング57に
よって前記カバー板52の内面に軸支持されている。こ
れにより、外部磁界用永久磁石54は保持部材56と共
にその軸回り方向に回転可能な構成、換言すれば前記保
持部材56の軸部56aを中心として垂直面内で回転可
能とされている。
【0016】また、前記ケーシング内には、前記外部磁
界用永久磁石54を水平方向に包囲するように前記磁界
反転用コイル55が配設され、ベース板51とカバー板
52との間に固定支持されている。この磁界反転用コイ
ル55には、図外の制御回路を介して通電が行われる
が、特に光磁気ディスクDISKに対するデータの記録
時には一方向の通電が行われ、消去時には通電が停止さ
れるような制御が行われるように構成されている。
【0017】したがって、この構成の光磁気ディスク装
置において、例えば図5(a)のように、光磁気ディス
クDISKには予め下方向に磁化されており、かつこの
光磁気ディスクDISKは回転駆動部1にセットされ、
回転可能な状態にあるものとする。このとき、光ピック
アップ2に付設されたリニアモータ機構3の永久磁石3
3で形成される磁界は、その一部が光ピックアップ2の
外部に漏洩磁界として光磁気ディスクDISKを通して
漏洩されるため、外部磁界形成装置5の配設領域にまで
漏洩磁界HL によりデータ記録面に対して下向きの垂直
な外部磁界HXが形成される。
【0018】一方、外部磁界形成装置5においては、図
5(b)のように、磁界反転用コイル55に一方向の通
電を行なうと、漏洩磁界HL よりも大きくかつ正反対の
方向の磁界、即ち光磁気ディスクのデータ記録面に対し
て垂直な上向きの磁界HC が生じる。したがって、外部
磁界用永久磁石54は漏洩磁界HL よりも大きな磁界H
C の影響を受け、そのS極が光磁気ディスクDISKの
データ記録面に対向するように垂直方向に向けられる。
このため、外部磁界用永久磁石54により形成される外
部磁界HX が光磁気ディスクDISKのデータ記録面に
対して上向きの垂直方向に印加される。
【0019】この状態において、光ピックアップ2にお
いては、リニアモータ機構3のコイル34に所定の電流
を通電することで、光ヘッド21はリニアモータ動作に
よりガイドレール22上を移動され、光磁気ディスクD
ISKに対する所定の半径位置に移動される。そして、
この位置でレーザ光Lを集束して光磁気ディスクDIS
Kの表面に照射することで、この部分における磁化方向
が外部磁界HX に沿って上方向に変化され、これにより
光磁気ディスクDISKに対してデータを記録すること
が可能となる。
【0020】一方、磁界反転用コイル55への通電を停
止すると、磁界反転用コイル55の磁界HC が消失さ
れ、漏洩磁界HL のみとなる。このため、図5(a)に
示したように、外部磁界用永久磁石54はベアリング5
7を中心として半回転され、漏洩磁界HL によってN極
が光磁気ディスクDISKのデータ記録面に対向するよ
うに垂直方向に向けられる。したがって、光磁気ディス
クDISKに対しては外部磁界用永久磁石54により下
方向に磁化方向が向けられた外部磁界HX が印加された
状態となる。そして、光ピックアップ2をリニアモータ
機構3によりデータが記録されている位置、即ち磁化方
向が上向きとされている箇所に移動させた上でレーザ光
Lを照射すると、その部分の磁化方向は下向きとされ、
光磁気ディスクDISKに記録されていたデータが消去
されることになる。
【0021】したがって、この外部磁界形成装置5で
は、通常は磁界反転用コイルに通電を行わずに外部磁界
用永久磁石54を消去状態に設定しておき、データの記
録時にのみ磁界反転用コイル55に通電を行って外部磁
界用永久磁石54を半回転させてその外部磁界HX を記
録状態にすることができる。このため、磁界反転用コイ
ル55への通電はデータの記録時のみで良く、一般に光
磁気ディスク装置の稼働時間に対するデータ記録時間の
割合は1/2以下であることから、光磁気ディスク装置
全体としての磁界反転用コイル55における消費電力、
換言すれば外部磁界形成装置5における消費電力を前記
した従来装置のものに比較して少なくとも1/2以下に
削減することができる。これにより、磁界反転用コイル
55における発熱も抑制でき、温度対策のための構造が
簡略化、或いは不要にすることもできる。
【0022】また、この構成では、外部磁界用永久磁石
54を半回転させる際には磁界反転用コイル55に通電
を行う必要があるが、通常では永久磁石33の漏洩磁界
HLの強度は小さいものであるため、磁界反転用コイル
55には微小電流を通流しただけでも漏洩磁界よりも大
きな磁界HC を発生させて外部磁界用永久磁石54を回
転駆動させることができるため、磁界反転用コイル55
における消費電力を更に低減することができる。
【0023】ここで、前記実施例では光ピックアップ2
の光ヘッド21を駆動するための機構としてリニアモー
タ機構を利用しているが、磁力を利用して光ヘッドを駆
動する機構であれば、その磁力を発生させるための磁界
の一部を外部磁界形成装置に漏洩させることで本発明を
適用することが可能である。また、リニアモータ機構の
永久磁石のSN極の方向を前記実施例の方向と逆にすれ
ば、光磁気ディスクに対する漏洩磁界の方向を逆方向と
し、これにより外部磁界用永久磁石の回転位置を前記実
施例とは逆方向にして記録、消去の動作を行わせること
ができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、光ヘッド
を移動させるための磁気を利用した駆動機構で発生され
る磁界の一部を光磁気ディスクのデータ記録面と垂直な
一方向の漏洩磁界として外部磁界形成装置にまで漏洩さ
せるようにし、かつ外部磁界形成装置は光磁気ディスク
に対して外部磁界を形成するための外部磁界用永久磁石
と、この外部磁界用永久磁石を回転させるための磁界を
形成する磁界反転用コイルとを備え、磁界反転用コイル
に対して漏洩磁界と逆方向の磁界を形成可能な通電を行
い得るように構成しているので、データの記録時或いは
消去時にのみ磁界反転用コイルに対して通電を行えば、
これに対応して外部磁界用永久磁石を半回転させて記録
時或いは消去時の外部磁界を形成することが可能とな
る。これにより、常時コイルに通電を行う場合に比較し
て通電量を低減し、消費電力を削減するとともにコイル
における発熱を抑制することができる効果がある。
【0025】特に、磁界反転用コイルへの非通電時には
外部磁界用永久磁石は前記漏洩磁界によってそのS極又
はN極が光磁気ディスクのデータ記録面に垂直に対向さ
れる回転位置で保持され、磁界反転用コイルの通電時に
はこのコイルによって形成される磁界により外部磁界用
永久磁石はそれまでとは反対にそのN極又はS極を前記
データ記録面に垂直に対向される回転位置とすること
で、データの記録時或いは消去時のいずれかにおいて磁
界反転用コイルに通電を行うことで光磁気ディスクに対
する外部磁界を容易に反転でき、記録時及び消去時のそ
れぞれの外部磁界を形成することが可能であり、前述の
消費電力の削減、コイル発熱の抑制を実現することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光磁気ディスク装置の概略構
成を示す斜視図である。
【図2】図1の一部を破断した平面図である。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図4】外部磁界形成装置の部分分解斜視図である。
【図5】外部磁界の反転動作を説明するための図3と同
様の断面位置における模式的な断面図である。
【図6】光磁気ディスクにおける記録動作と消去動作を
説明するための模式的な図である。
【図7】従来提案されている外部磁気反転装置の一例の
模式的な断面図である。
【符号の説明】
DISK 光磁気ディスク 1 回転駆動部 2 光ピックアップ 3 リニアモータ機構 5 外部磁界形成装置 21 光ヘッド 22 ガイドレール 31,32 ヨーク 33 永久磁石 34 コイル 54 外部磁界用永久磁石 55 磁界反転用コイル 57 ベアリング HL 漏洩磁界 HC 磁界反転用コイルの磁界 HX 外部磁界
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−64652(JP,A) 特開 平5−62272(JP,A) 特開 平4−241241(JP,A) 特開 平3−17846(JP,A) 特開 平2−301001(JP,A) 特開 平1−165002(JP,A) 特開 昭60−170048(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 11/10 - 11/105 G11B 5/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの記録及び消去が可能な光磁気デ
    ィスクと、この光磁気ディスクに対して光ヘッドを半径
    方向に移動可能に構成した光ピックアップと、前記光ヘ
    ッドが移動される領域において前記光磁気ディスクに対
    して外部磁界を形成する外部磁界形成装置とを備える光
    磁気ディスク装置において、前記光ピックアップは光ヘ
    ッドを移動させる機構として磁気を利用した駆動機構を
    備え、かつこの磁気駆動機構により発生される磁界の一
    部を前記外部磁界形成装置にまで漏洩させて前記光磁気
    ディスクのデータ記録面と垂直な一方向の漏洩磁界を形
    成するように構成し、前記外部磁界形成装置は前記光磁
    気ディスクに対して外部磁界を形成するための外部磁界
    用永久磁石と、この外部磁界用永久磁石を回転させるた
    めの磁界を形成する磁界反転用コイルとを備え、前記外
    部磁界用永久磁石は、前記磁界反転用コイルの非通電時
    には前記漏洩磁界によってS極又はN極が光磁気ディス
    クのデータ記録面に垂直に対向される回転位置で保持さ
    れ、前記磁界反転用コイルに前記漏洩磁界と逆方向の磁
    界を形成可能な通電を行ったときには当該磁界反転用コ
    イルによって形成される磁界によりそれまでとは反対の
    N極又はS極をデータ記録面に垂直に対向される回転位
    置に保持されるように構成したことを特徴とする光磁気
    ディスク装置。
  2. 【請求項2】 データの記録及び消去が可能な光磁気デ
    ィスクと、この光磁気ディスクの下側において半径方向
    に延長配置されるガイドレールと、このガイドレール上
    で移動されて前記光磁気ディスクの一方の面側からレー
    ザ光を照射する光ヘッドと、この光ヘッドを前記ガイド
    レール上で移動するための永久磁石を含み、この永久磁
    石により前記光磁気ディスクの他方の面側の領域に光磁
    気ディスクのデータ記録面と垂直な一方向の漏洩磁界を
    形成するリニアモータ機構と、前記光磁気ディスクの他
    方の面側の前記漏洩磁界内において前記光ヘッドの移動
    領域に沿って延長配置され、かつその長さ方向と直角な
    方向に回転可能に支持された外部磁界用永久磁石と、こ
    の外部磁界用永久磁石を包囲するように配設され、通電
    されたときに前記外部磁界用永久磁石に対して前記デー
    タ記録面と垂直でかつ前記漏洩磁界とは逆方向の磁界を
    形成する磁界反転用コイルとを備え、前記外部磁界用永
    久磁石は、前記磁界反転用コイルの非通電時には前記漏
    洩磁界によ ってS極又はN極が光磁気ディスクのデータ
    記録面に垂直に対向される回転位置で保持され、前記磁
    界反転用コイルに対して通電を行ったときには当該磁界
    反転用コイルによって形成される磁界によりそれまでと
    は反対のN極又はS極をデータ記録面に垂直に対向され
    る回転位置に保持されるように構成したことを特徴とす
    る光磁気ディスク装置。
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