JP3504474B2 - 管推進機 - Google Patents

管推進機

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JP3504474B2
JP3504474B2 JP27616297A JP27616297A JP3504474B2 JP 3504474 B2 JP3504474 B2 JP 3504474B2 JP 27616297 A JP27616297 A JP 27616297A JP 27616297 A JP27616297 A JP 27616297A JP 3504474 B2 JP3504474 B2 JP 3504474B2
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管推進機に係り、特
に、地中を掘進する掘進機を地上等から操作機で遠隔操
作する管推進機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に小口径管推進機は、角度や位置等
の状態量を検出する複数の検出器が装備され、地中を掘
進する掘進機と、掘進機の後部に接続された後続管を押
して掘進機を推進させる元押装置と、掘進機を地上等か
ら遠隔操作する操作機と、掘進機に設置された掘削カッ
タやジャッキ等を動かすための圧油を発生させる油圧ユ
ニットと、掘削カッタで掘削した土砂の塑性流動化を促
進するための作泥材を掘削面へ注入する作泥材注入装置
とで構成されている。
【0003】このような小口径管推進機においては、通
常、掘進機に装備された複数の検出器の検出値に基づい
て掘進機の位置・姿勢を求め、これを例えばイラストで
操作機に表示させるようにしており、オペレータはその
表示データを見ながら掘進機の推進方向が目標方向にな
るように操作機により掘進機の遠隔操作を行っている。
このとき、検出器の検出値が実際の角度や位置等(実際
値)からずれていると、掘進機の正確な位置・姿勢が操
作機に表示されないため、掘進機の推進方向を目標方向
に一致させることができなくなる。このため、従来にお
いては、地中に掘進機を入れて掘削作業を開始する前
に、地上にてオペレータが各検出器のゼロ調整やスパン
調整(感度調整)を手動で微細に行って、別の計器で測
定した実際値と各検出器の検出値が一致するように校正
していた。しかし、この場合、実測値と検出値とをすべ
ての点で一致させるためには、何回もの実測と調整が必
要になり、オペレータにかなりの負担がかかるととも
に、検出器の校正に膨大な時間を費やしていた。
【0004】そこで、検出器の校正作業を容易にするも
のとして、特開平6−160092号公報に記載されて
いるような小口径管推進機が提案された。この公報に記
載されている小口径管推進機は、操作機に補正処理部を
設け、登録モードにあるときは、掘進機の異なる2つの
姿勢状態における検出器の検出値を取り込み、この検出
値を掘進機が上記異なる2つの姿勢と同じ姿勢にあると
きの実測値又は設計値に一致させる補正データを演算
し、この補正データをメモリに記憶させ、補正モードに
あるときは、検出器の検出値を取り込み、メモリに記憶
した補正データを用いてその検出値を実測値又は設計値
に一致させるよう補正し出力するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように小口径
管推進機は、掘進機、元押装置、操作機、油圧ユニット
及び作泥材注入装置で構成され、各装置の組み合わせを
変更できるようになっており、掘進機や操作機が故障し
たときは、通常はその故障した装置だけを交換する。ま
た、掘削する地山の土質が変わった場合に、掘進機だけ
をその土質に合ったものに交換することもある。このよ
うに実際の作業においては、掘進機と操作機との組み合
わせが変わることが多い。
【0006】上記特開平6−160092号公報に記載
の従来技術においては、上述したように検出器の検出値
を実測値又は設計値に一致させる補正データを予めメモ
リに記憶しておき、掘削作業時にはその補正データを用
いて検出器の検出値を補正するようにしているが、その
補正データを記憶するメモリは操作機に設けられてい
る。そのため、故障等により使用する操作機が変わった
場合は、小口径管推進機内には補正データが存在しない
状態となるため、新しい操作機に補正データを再登録す
るための作業が必要となる。また、故障等により使用す
る掘進機が変わった場合は、操作機には故障した掘進機
内の検出器の補正データしか登録されていないため、操
作機に新しい掘進機内の検出器の補正データを再登録す
るための作業が必要となる。つまり、掘進機と操作機の
組み合わせが変わると、その都度補正データを再登録す
るための作業が必要となる。
【0007】また、上記のように操作機が変わると補正
データを再登録する必要があるが、補正データとして検
出器の検出値を実測値に一致させる補正データを用いる
場合、掘進機が地中に入っていると、掘進機の実際の角
度や位置等を実測することはできないので、実際の角度
や位置等を実測するために掘進機を一度地上へ出す必要
があり、これによりオペレータの負担が増大するととも
に、掘削作業が長時間にわたって中断される。
【0008】本発明の目的は、掘進機と操作機との組み
合わせが変わっても、掘進機内の検出器の校正に用いる
補正データを再登録するための作業が不要で、汎用性の
ある管推進機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)上記の目的を達成するため、本発明は、角度や位
置等の状態量を検出する検出器を装備した掘進機と、前
記検出器の検出値を入力し、前記掘進機の遠隔操作を行
う操作機と、前記検出器の校正手段とを備え、この検出
器の校正手段は、前記掘進機がある姿勢にあるときの前
記検出器の検出値を入力し、この検出値を前記掘進機が
前記姿勢と同じ姿勢にあるときの前記状態量の実測値又
は設計値に一致させる補正データを演算する補正データ
演算手段、前記補正データを記憶する補正データ記憶手
段、前記検出器の検出値を前記補正データ記憶手段で記
憶した補正データによって補正して出力する検出値補正
手段を有し、登録モードにあるときは前記補正データ演
算手段、補正データ記憶手段により補正データを登録
し、補正モードにあるときは前記検出値補正手段により
前記補正データを用いて検出値を補正する管推進機にお
いて、前記校正手段の補正データ演算手段、補正データ
記憶手段、検出値補正手段のうち、少なくとも補正デー
タ記憶手段を前記掘進機内に配置し、それ以外を前記操
作機に配置した構成とする。
【0010】このように少なくとも補正データ記憶手段
を掘進機内に配置することにより、掘進機内の検出器の
校正に用いる補正データを登録した掘進機は、どのよう
な操作機と組み合わせても汎用的に使用できる。したが
って、故障等により掘進機と操作機の組み合わせが変わ
っても、その都度補正データを再登録する作業を行う必
要はない。また、操作機が故障したときは操作機のみを
交換するだけでよく、補正データを再登録しなくて済む
ため、補正データとして検出器の検出値を実測値に一致
させる補正データを用いる場合に、掘進機の実際の角度
や位置等を実測するために掘進機を地上へ出す必要がな
い。
【0011】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記掘進機内に更に前記補正データ演算手段を配置す
る。
【0012】(3)また、上記(1)又は(2)におい
て、好ましくは、前記掘進機内に更に前記検出値補正手
段を配置する。
【0013】上記(2)及び(3)により操作機の構成
が簡単化される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
よって説明する。本発明の第1の実施形態を図1〜図8
により説明する。図1において、本実施形態の小口径管
推進機は掘進機1を備え、この掘進機1は前部ハル11
と後部ハル12とを有し、これら前部ハル11と後部ハ
ル12は上下左右の連結ピン(図1では上下の連結ピン
のみ図示)13によって水平方向及び垂直方向に折り曲
げ可能に連結されている。ここで、図中の前部ハル11
と後部ハル12の連結部分Bを中折部とする。
【0015】前部ハル11の先端にはカッタヘッド14
を含む先端掘削部16が装備されており、カッタヘッド
14はカッタ駆動装置15により回転し地山Gを掘削す
る。先端掘削部16の後部側には複数本の方向修正ジャ
ッキ17が配置され、これら方向修正ジャッキ17によ
り先端掘削部16を水平方向及び垂直方向に傾動させて
方向修正を行う。ここで、図中の先端掘削部16の傾動
中心を含む部分Aを方向修正部とする。
【0016】後部ハル12には土砂圧送ポンプ18が設
けられ、この土砂圧送ポンプ18は図示していない圧送
ピストンの往復動により掘削土砂を土砂溜タンク19に
取り入れ、これを排土管20へ圧送して掘進機1の推進
を可能にする。また、後部ハル12の後端部には後続管
31が接続され、この後続管31の後方の立坑内には、
図示はしないが推進ジャッキにより後続管31を介して
後部ハル12を推進させる元押装置が設置され、後部ハ
ル12はこの元押装置からの推進力を前部ハル11に伝
達する。
【0017】また、前部ハル11の後部の上部内壁に
は、そのピッチング及びローリングを検出するための傾
斜検出器25が設置され、その下方には後部ハル12に
対する前部ハル11の水平方向の折れ角を検出するため
の折れ角検出器26が設置されている。折れ角検出器2
6は、例えば図2に示すような直線摺動形ポテンショメ
ータで構成されている。図2において、折れ角検出器2
6はバネ力によって前部ハル11に設けられた平面板2
7を押し付ける摺動軸26aを有し、前部ハル11と後
部ハル12の折れ角が変化すると、これに追従して摺動
軸26aが伸縮動作するようになっており、この摺動軸
26aの伸縮ストローク量により前部ハル11と後部ハ
ル12間の折れ角を検出する。
【0018】先端掘削部16の後部には、先端掘削部1
6の傾動量を検出するための複数個(ここでは3個)の
傾動量検出器29,29,29(以下、単に傾動量検出
器29という)が設置されている(図3参照)。この傾
動量検出器29は、例えば折れ角検出器26と同様に直
線摺動形ポテンショメータで構成されている。
【0019】また、後部ハル12には、掘進機1の位置
を検出するための位置検出器23が設置されている。こ
の位置検出器23はレーザ受光装置で構成され、トンネ
ル後方の基準線上に配置されたレーザ発信器21により
発信したレーザビーム22をターゲット面(受光部)2
4で受光し、この受光位置から基準線に対する掘進機1
の位置を検出する。
【0020】上記の傾斜検出器25、折れ角検出器2
6、傾動検出器29及び位置検出器23の検出値は、図
3に示すように、後部ハル12内に設けられた制御装置
3に送られ、この制御装置3にて所定の処理が行われた
後、信号伝送装置4を介して地上等に設置された操作機
2へ送られる。
【0021】操作機2は、地上等にて掘進機1の遠隔操
作を行うものであり、信号伝送装置5と、姿勢演算装置
6と、表示装置6Aと、登録スイッチ8と、選択スイッ
チ9と、入力装置10と、補正データ演算装置7とを有
している。信号伝送装置5は掘進機1の制御装置3の信
号伝送装置4と信号のやりとりを行う。
【0022】姿勢演算装置6は、制御装置3で補正され
た検出器25,26,29,23の検出値(後述)を入
力し、この検出値及び予め記憶されている掘進機1のデ
ータに基づいて掘進機1の方向修正部A及び中折部Bの
位置や先端掘削部16の傾動量を演算する。表示装置6
Aは、姿勢演算装置6で演算した方向修正部A及び中折
部Bの位置や先端掘削部16の傾動量を表示画面に表示
させる。
【0023】登録スイッチ8は、検出器25,26,2
9,23の校正に用いる補正データ(後述)の登録を指
示するスイッチであり、選択スイッチ9は、検出器2
5,26,29,23の中から補正データの登録を行う
べき検出器を選択するスイッチである。入力装置10
は、オペレータが掘進機1の所定の姿勢状態における傾
斜角、折れ角等の実測値(後述)を入力したり、補正デ
ータの登録に関する指示を行う手段である。
【0024】補正データ演算装置7は、図4に示すよう
に、演算部7bと、パラメータ記憶部7cとを有し、演
算部7bは、検出器25,26,29,23の検出値を
入力装置10で入力された実測値に一致させるための補
正データを演算し、この補正データを掘進機1の制御装
置3に出力し、パラメータ記憶部7cは入力装置10で
入力された実測値及び選択スイッチ9で選択した検出器
の検出値を記憶する。なお、図4では、便宜上信号伝送
装置4,5を削除している。演算部7bの演算処理機能
の詳細を図5に示す。
【0025】図5において、まず登録スイッチ8及び選
択スイッチ9の信号を取り込み(ステップ121)、続
いて登録スイッチ8で補正データの登録が指示されたか
どうかを判断し(ステップ122)、補正データの登録
が指示されたと判断すると、入力装置10の信号を取り
込み(ステップ123)、掘進機1のある姿勢状態(以
下、第1の姿勢状態という)における実測値θ1が入力
されたかどうかを判断する(ステップ124)。このと
き、実測値θ1が入力されたと判断すると、検出器2
5,26,29,23のうち選択スイッチ9で選択した
検出器の検出値θS1を取り込み(ステップ125)、続
いて入力装置10で入力された実測値θ1と選択された
検出器の検出値θS1をパラメータ記憶部7cに記憶する
(ステップ126)。
【0026】その後、入力装置10の信号を取り込み
(ステップ127)、続いて掘進機1の前の姿勢とは異
なる姿勢状態(以下、第2の姿勢状態という)における
実測値θ2が入力されたかどうかを判断し(ステップ1
28)、実測値θ2が入力されたと判断されると、選択
スイッチ9で選択した検出器の検出値θS2を取り込み
(ステップ129)、続いて続いて入力装置10で入力
された実測値θ2と選択された検出器の検出値θS2をパ
ラメータ記憶部7cに記憶する(ステップ130)。
【0027】そして、パラメータ記憶部7cに記憶した
実測値θ1,θ2及び検出値θS1,θS2を用いて、選択さ
れた検出器の検出値を実測値に一致させる補正データを
演算する(ステップ131)。この補正データの演算は
以下のようにして行う。
【0028】検出値と実測値の関係を、検出値をX軸、
実測値をY軸とする(X,Y)座標で表すと、図6に示
すように掘進機1が第1の姿勢状態にあるときの座標は
P(θS1,θ1)、第2の姿勢状態にあるときの座標は
Q(θS2,θ2)となり、ある検出値に対応する実測値
は、座標Pと座標Qとを結んだ直線で表される。この直
線をY=αX+βとすると、α、βが折れ角検出器26
の検出値を実測値に一致させる補正データであり、この
補正データは次の計算式から求められる。
【0029】α=(θ2−θ1)/(θS2−θS1) β=(θ1・θS2−θ2・θS1)/(θS2−θS1) 図5に戻り、続いてこの補正データα,βを制御装置3
に登録する(ステップ132)。
【0030】掘進機1の制御装置3は、図4に示すよう
に、検出値取込部3aと、補正データ記憶部3bと、検
出値補正部3cとを有している。検出値取込部3aは、
各検出器25,26,29,23の検出値を取り込み、
補正データ記憶部3bは、操作機2の補正データ演算装
置7の演算部7bで演算した補正データα,βを記憶す
る。検出値補正部3cは、補正データ記憶部3bに記憶
された補正データα,βを用いて検出器25,26,2
9,23の検出値を補正し出力する。この検出値補正部
3cの補正処理機能の詳細を図7に示す。
【0031】図7において、まず検出値取込部3aから
その時の検出器25,26,29,23の検出値θS
取り込み(ステップ143)、続いて補正データ記憶部
3bに記憶されている補正データα,βを読み込み、計
算式θ=αθS+βにより検出値θSを補正し(ステップ
144)、続いて補正後の検出値θを操作機2の姿勢演
算装置6に出力する(同ステップ145)。
【0032】以上において、掘進機1の制御装置3と、
操作機2の登録スイッチ8、選択スイッチ9、入力装置
10、補正データ演算装置7とは、検出器25,26,
29,23の校正手段を構成する。
【0033】以上のように構成した本実施形態の動作を
説明する。まず、補正データの登録を行う(登録モー
ド)場合、オペレータは、操作機2の登録スイッチ8で
補正データの登録を指示するとともに、選択スイッチ9
で検出器25,26,29,23の中から補正データの
登録を行うべき検出器を選択する。ここでは、一例とし
て折れ角検出器26を選択するものとする。
【0034】次いで、オペレータは、操作機2の図示し
ない方向修正レバーにより方向修正ジャッキ17を作動
させて掘進機1を第1の姿勢状態にし、その時の前部ハ
ル11と後部ハル12間の実際の折れ角を角度計等を用
いて実測し、この実測値θ1を入力装置10により入力
する。
【0035】上記の登録スイッチ8の指示信号、選択ス
イッチ9の選択信号、入力装置10で入力された実測値
θ1は補正データ演算装置7に送られ、補正データ演算
装置7では図4の実線で示す経路に従い、制御装置3の
検出値取込部3aから折れ角検出器26の検出値θS1
取り込み、入力装置10で入力された実測値θ1とこの
折れ角検出器26の検出値θS1をパラメータ記憶部7c
に記憶する。
【0036】次いで、オペレータは方向修正レバー(図
示せず)により掘進機1を第2の姿勢状態にし、その時
の前部ハル1と後部ハル2間の折れ角を実測し、この実
測値θ2を入力装置10により入力する。
【0037】この実測値θ2は補正データ演算装置7に
送られ、データ演算装置7では上記と同様に図4の実線
で示す経路に従い、制御装置3の検出値取込部3aから
折れ角検出器26の検出値θS2を取り込み、入力装置1
0で入力された実測値θ2とこの折れ角検出器26の検
出値θS2をパラメータ記憶部7cに記憶する。そして、
パラメータ記憶部7cに記憶した実測値θ1,θ2及び検
出値θS1,θS2を用いて、折れ角検出器26の検出値を
実測値に一致させる補正データα,βを演算し、この補
正データα,βを制御装置3の補正データ記憶部3bに
記憶させる。
【0038】以上の手順を、折れ角検出器26以外の検
出器25,29,23についても実行し、これら全ての
検出器の補正データを登録し、オペレータは操作機2の
登録スイッチ8をオフにする。
【0039】次に、掘削作業時のような補正モードにあ
る場合は、制御装置3の検出値補正部3cにおいて、図
4の点線で示す経路に従い、まず検出値取込部3aから
検出器25,26,29,23の検出値θSを取り込
み、補正データ記憶部3bに記憶されている補正データ
α,βを用いて検出値θSを補正し、補正後の検出値θ
を操作機2の姿勢演算装置6に出力する。
【0040】姿勢演算装置6は、この補正後の位置検出
器23の検出値や後部ハル12の長さ等のデータに基づ
いて掘進機1の中折部Bの位置を求め、続いて補正後の
傾斜検出器25及び折れ角検出器26の検出値や前部ハ
ル11の長さ等のデータに基づいて掘進機1の方向修正
部Aの位置を求めるとともに、補正後の傾動量検出器2
9の検出値に基づいて先端掘削部16の傾動量を求め、
これらを表示装置6Aに出力する。表示装置6Aは、掘
進機1の方向修正部A及び中折部Bの位置や先端掘削部
16の傾動量を表示画面にターゲットや数値により表示
させる。一例として、掘進機1の方向修正部Aの位置を
基準線の位置を原点とする(X,Y)座標画面上に黒点
Dでターゲット表示させたものを図8に示す。
【0041】オペレータは、表示装置6Aの表示画面を
見ながら、操作機2の方向修正レバー(図示せず)によ
り方向修正ジャッキ17を作動させ、基準線に対する掘
進機1の推進方向のずれを修正し、掘進機1を目標方向
に推進させる。
【0042】以上のように構成した本実施形態にあって
は、掘進機1内の制御装置3に補正データ記憶部3bを
設け、検出器の検出値を実測値に一致させる補正データ
α,βを補正データ記憶部3bに記憶させるようにした
ので、補正データα,βを登録した掘進機はどのような
操作機と組み合わせても汎用的に使用できる。したがっ
て、作業現場で掘進機1及び操作機2のどちらかが故障
して掘進機と操作機の組み合わせが変わっても、その都
度補正データα,βを再登録する必要はない。
【0043】また、掘進機1が地中に入っている状態で
操作機2が故障したときは、操作機2のみを交換するだ
けでよく、補正データα,βを再登録しなくて済むた
め、掘進機1の実際の角度や位置等を実測するために掘
進機1を地上へ出す必要がなく、これによりオペレータ
の負担が軽減されるとともに、掘削作業が長時間にわた
って中断されることはない。
【0044】更に、補正データα,βを登録した掘進機
はどのような操作機と組み合わせても汎用的に使用でき
るので、掘進機と操作機とを切り離して単独の製品とし
て提供、販売することができる。
【0045】また、掘進機と組み合わせる操作機はどの
操作機でもよいため、工区毎の掘進機のメンテナンス時
には、掘進機だけを工場等へ持ち込めば良く、運搬費等
を削減できる。
【0046】本発明の第2の実施形態を図9及び図10
により説明する。本実施形態は、第1の実施形態におい
て検出器の校正に用いる補正データとして、検出器の検
出値を別の計器で実測した実測値に一致させる補正デー
タを用いる代わりに、検出器の検出値を予め決められた
設計値に一致させる補正データを用いるものである。図
中、第1の実施形態と同等の部材には同じ符号を付し、
その説明を省略する。
【0047】図9において、本実施形態の小口径管推進
機の操作機2Aに備えられる補正データ演算装置7A
は、演算部7Abとパラメータ記憶部7Acとを有し、
パラメータ記憶部7Acには、掘進機1が第1の規定姿
勢にあるときの角度や位置等の設計値θK1及び第2の規
定姿勢にあるときの角度や位置等の設計値θK2が記憶さ
れている。なお、角度や位置等の設計値は、機構的に
(例えばジャッキの伸び側ストロークエンドと縮み側ス
トロークエンド等)規定されるものである。
【0048】演算部7Abは、図10に示すように、登
録スイッチ8で補正データの登録が指示されたと判断
し、入力装置10の信号を取り込んだ(ステップ121
〜123)後、入力装置10で掘進機1の第1の規定姿
勢における検出器の検出が指示されたかどうかを判断し
(ステップ124A)、検出器の検出が指示されたと判
断すると、検出器25,26,29,23のうち選択ス
イッチ9で選択した検出器の検出値θS1を取り込み(ス
テップ125)、続いてこの検出器の検出値θS1をパラ
メータ記憶部7Acに記憶する(ステップ126A)。
【0049】その後、入力装置10の信号を取り込み
(ステップ127)、続いて入力装置10で掘進機1の
第2の規定姿勢における検出器の検出が指示されたかど
うかを判断し(ステップ128A)、検出器の検出が指
示されたと判断すると、選択スイッチ9で選択した検出
器の検出値θS2を取り込み(ステップ129)、続いて
この検出器の検出値θS2をパラメータ記憶部7Acに記
憶する(ステップ130A)。
【0050】そして、パラメータ記憶部7Acに記憶し
た設計値θK1,θK2及び検出値θS1,θS2を用いて、選
択された検出器の検出値を設計値に一致させる補正デー
タαK,βKを演算する(ステップ131A)。この補正
データαK,βKの演算方法は、実測値を設計値にする以
外は前述した方法と同じである。続いて、この補正デー
タαK,βKを制御装置3に登録する(ステップ132
A)。
【0051】以上のように構成した本実施形態におい
て、オペレータは、登録スイッチ8で補正データの登録
を指示するとともに、選択スイッチ9で例えば折れ角検
出器26を選択した後、操作機2の方向修正レバー(図
示せず)により方向修正ジャッキ17を作動させて掘進
機1を第1の規定姿勢にし、続いて入力装置10でこの
姿勢における折れ角検出器26の検出を指示する。ここ
で、第1の規定姿勢は、例えば前部ハル11と後部ハル
12間の折れ角が水平左方向に最大となる姿勢である。
【0052】第1の規定姿勢における折れ角検出器26
の検出が指示されると、補正データ演算装置7の演算部
7Abでは、制御装置3の検出値取込部3aから折れ角
検出器26の検出値θS1を取り込み、この検出値θS1
パラメータ記憶部7Acに記憶する。
【0053】次いで、オペレータは方向修正レバーによ
り掘進機1を第2の規定姿勢にし、続いて入力装置10
でこの姿勢における折れ角検出器26の検出を指示す
る。ここで、第2の規定姿勢は、例えば前部ハル11と
後部ハル12間の折れ角が水平右方向に最大となる姿勢
である。
【0054】第2の規定姿勢における折れ角検出器26
の検出が指示されると、補正データ演算装置7の演算部
7Abでは、検出値取込部3aから折れ角検出器26の
検出値θS2を取り込み、この検出値θS2をパラメータ記
憶部7Acに記憶する。そして、予めパラメータ記憶部
7Acに記憶してある設計値θK1,θK2と検出値θS1
θS2から検出値を設計値に一致させる補正データαK
βKを演算し、続いてこの補正データαK,βKを制御装
置3に登録する。
【0055】本実施形態においては、補正データαK
βKを登録した掘進機はどのような操作機と組み合わせ
ても汎用的に使用できるので、補正データαK,βKを再
登録するための作業が不要となる。
【0056】また、補正データαK,βKの登録時に、オ
ペレータが掘進機1の2つの姿勢状態における位置や角
度等を別の計器で実測しなくて済むので、オペレータの
負担が軽減されるとともに、補正データαK,βKの登録
が短時間で行える。
【0057】本発明の第3の実施形態を図11及び図1
2により説明する。本実施形態は、第1の実施形態にお
いて補正データの演算処理を行う手段を操作機に設ける
代わりに、掘進機内に設けたものである。図中、第1の
実施形態と同等の部材には同じ符号を付し、その説明を
省略する。
【0058】図11及び図12において、本実施形態の
小口径管推進機は掘進機1Bと操作機2Bとを備えてお
り、掘進機1Bに設けられた制御装置3Bは図4に示し
た制御装置3において補正データ演算部3f、パラメー
タ記憶部3gを追加した構成となっており、操作機2B
は図4に示した操作機2において補正データ演算装置7
を削除した構成となっている。補正データ演算部3f、
パラメータ記憶部3gの機能は、図4に示した補正デー
タ演算部7b、パラメータ記憶部7cと同じ機能である
ので、説明は省略する。
【0059】本実施形態においては、補正データα,β
の演算処理を行う手段を操作機2Bでなく掘進機1Bの
制御装置3Bに設けたので、操作機2Bの構成を簡単に
することができる。
【0060】なお、以上説明してきた実施形態において
は、補正データ記憶部に記憶された補正データを用いて
検出器の検出値を補正する検出器補正手段を掘進機内に
設けるものとしたが、この検出器補正手段を操作機に設
けるようにしてもよい。
【0061】また、管推進機として小口径管推進機につ
いて説明してきたが、本発明は小口径以外の管推進機に
も適用できる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、掘進機内の検出器の校
正に用いる補正データを登録した掘進機は、どのような
操作機と組み合わせても汎用的に使用できるので、故障
等により掘進機と操作機の組み合わせが変わっても、そ
の都度補正データを再登録する作業を行う必要はない。
また、操作機が故障したときは操作機のみを交換すれば
よいため、掘進機の実際の角度や位置等を実測するため
に掘進機を地上へ出す必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる小口径管推進機の掘進機の側面
断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による小口径管推進機
の掘進機及び操作機の概略構成図である。
【図4】図3に示す掘進機の制御装置の機能ブロック及
び操作機の補正データ演算装置の機能ブロックを含ん
だ、掘進機及び操作機の構成図である。
【図5】図4に示す補正データ演算装置の演算部の演算
処理機能の詳細を示すフローチャートである。
【図6】図5に示す補正データ演算処理に用いる検出値
と実測値の関係をX−Y座標系で示した図である。
【図7】図4に示す検出器補正部の補正処理機能の詳細
を示すフローチャートである。
【図8】図4に示す表示装置の表示画面上に表示される
掘進機の位置の表示例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態による小口径管推進機
の掘進機の制御装置の機能ブロック及び操作機の補正デ
ータ演算装置の機能ブロックを含んだ、掘進機及び操作
機の構成図である。
【図10】図9に示す補正データ演算装置の演算部の演
算処理機能の詳細を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施形態による小口径管推進
機の掘進機及び操作機の概略構成図である。
【図12】図11に示す掘進機の制御装置の機能ブロッ
クを含んだ、掘進機及び操作機の構成図である。
【符号の説明】
1,1B 掘進機 2,2A,2B 操作機 3,3B 制御装置 3a 検出値取込部 3b 補正データ記憶部 3c 検出値補正部 3f 補正データ演算部 3g パラメータ記憶部 7,7A 補正データ演算装置 7b,7Ab 演算部 7c,7Ac パラメータ記憶部 8 登録スイッチ 9 選択スイッチ 10 入力装置 23 位置検出器 25 傾斜検出器 26 折れ角検出器 29 傾動量検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−160092(JP,A) 特開 平2−183087(JP,A) 特開 平4−1396(JP,A) 特開 昭57−160010(JP,A) 特開 平3−199597(JP,A) 実開 平5−49893(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/06 E21D 9/093

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】角度や位置等の状態量を検出する検出器を
    装備した掘進機と、前記検出器の検出値を入力し、前記
    掘進機の遠隔操作を行う操作機と、前記検出器の校正手
    段とを備え、この検出器の校正手段は、前記掘進機があ
    る姿勢にあるときの前記検出器の検出値を入力し、この
    検出値を前記掘進機が前記姿勢と同じ姿勢にあるときの
    前記状態量の実測値又は設計値に一致させる補正データ
    を演算する補正データ演算手段、前記補正データを記憶
    する補正データ記憶手段、前記検出器の検出値を前記補
    正データ記憶手段で記憶した補正データによって補正し
    て出力する検出値補正手段を有し、登録モードにあると
    きは前記補正データ演算手段、補正データ記憶手段によ
    り補正データを登録し、補正モードにあるときは前記検
    出値補正手段により前記補正データを用いて検出値を補
    正する管推進機において、 前記校正手段の補正データ演算手段、補正データ記憶手
    段、検出値補正手段のうち、少なくとも補正データ記憶
    手段を前記掘進機内に配置し、それ以外を前記操作機に
    配置したことを特徴とする管推進機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の管推進機において、前記掘
    進機内に更に前記補正データ演算手段を配置したことを
    特徴とする管推進機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の管推進機において、
    前記掘進機内に更に前記検出値補正手段を配置したこと
    を特徴とする管推進機。
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