JP2017214770A - トンネル掘進機およびトンネル掘進機における歪みセンサの校正方法 - Google Patents
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Abstract
Description
Fc=Fa−Fb−Fd ・・・(1)
図1および図2を参照して、本発明の第1実施形態によるトンネル掘進機1について説明する。
図1に示すように、トンネル掘進機1は、掘削面を構成するカッタヘッド11と、カッタコラム12および旋回台13と、カッタ駆動部14とを備えている。第1実施形態では、トンネル掘進機1は、カッタヘッド11の支持方式として中間支持方式を採用した中〜大口径タイプの例を示している。中間支持方式では、カッタヘッド11は、回転駆動される円環状の旋回台13に対して、回転軸線方向(X方向)に延びる脚部(カッタコラム12)によって取り付けられる。旋回台13は、前胴部15aの隔壁(バルクヘッド)16に回転可能に支持される。カッタコラム12は、特許請求の範囲の「カッタ支持部」の一例である。
図3〜図5を参照して、歪みセンサの校正方法を概念的に説明する。
Fc=K×ε−α ・・・(2)
Fc=Fa−Fb−Fd ・・・(1)
K×ε−α=Fa−Fb−Fd ・・・(3)
次に、図6を参照して、第1実施形態によるトンネル掘進機1の制御部27による歪みセンサの校正処理について説明する。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
Fc=Fa−Fb−Fd ・・・(1)
次に、本発明の第2実施形態による歪みセンサ22の校正方法について説明する。第2実施形態では、掘進中のジャッキ推力Fa、土圧成分Fb、作用力Fcおよび抵抗成分Fdの関係に基づいて歪みセンサ22の校正を行う例を示した上記第1実施形態とは異なり、掘進を停止させて歪みセンサ22の校正を行う例について説明する。なお、第2実施形態において、歪みセンサ22の校正方法以外については、上記第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
Fc=K×ε+α≒Fbb ・・・(4)
次に、図9を参照して、第2実施形態による歪みセンサの校正処理について説明する。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
Fd=Fa−Fb−Fc ・・・(5)
式(5)から分かるように、掘進に伴いカッタヘッド11に作用する抵抗成分Fdは、ジャッキ推力Fa、土圧成分Fbおよび作用力Fcから推定することが可能である。これにより、掘進中の周辺地盤の土質の変化などの掘進状況の変化を速やかに把握できる。
11 カッタヘッド
12 カッタコラム(カッタ支持部)
19 土圧センサ
21 推進ジャッキ
21a シールドジャッキ
21b 中折れジャッキ
22 歪みセンサ
27 制御部
Fa ジャッキ推力
Fb 土圧成分
Fbb カッタヘッドに作用する土圧成分
Fc カッタヘッドの作用力
Fd 抵抗成分
Claims (10)
- カッタヘッドと、
前記カッタヘッドを支持し、かつ、前記カッタヘッドと共に回転するカッタ支持部と、
前記カッタヘッドまたは前記カッタ支持部に設けられた歪みセンサと、
前記カッタヘッドを推進させる推進ジャッキと、
前記カッタヘッドに作用する力の土圧成分を計測する土圧センサと、
前記歪みセンサの出力に基づき、前記カッタヘッドに作用する作用力の計測値を取得する制御部とを備え、
前記制御部は、少なくとも前記土圧成分と、前記作用力の計測値との比較に基づいて、前記歪みセンサの校正を行うように構成されている、トンネル掘進機。 - 前記制御部は、前記推進ジャッキのジャッキ推力と、前記土圧成分と、予め設定した歪みと作用力との変換係数を用いて取得した前記作用力の計測値との比較に基づいて、前記変換係数の校正を行うように構成されている、請求項1に記載のトンネル掘進機。
- 前記制御部は、地山の掘進中に取得された前記推進ジャッキのジャッキ推力、前記土圧成分および前記作用力と、地山の掘進に伴う抵抗成分との所定の関係に基づいて、前記歪みセンサの校正を行うように構成されている、請求項1または2に記載のトンネル掘進機。
- 前記制御部は、前記ジャッキ推力Faと、前記土圧成分Fbと、前記作用力Fcと、前記抵抗成分Fdとに関する下式(1)において、掘進に伴い変動する前記抵抗成分Fdを0以上と仮定して、前記歪みセンサの校正を行うように構成されている、請求項3に記載のトンネル掘進機。
Fc=Fa−Fb−Fd ・・・(1) - 前記制御部は、前記ジャッキ推力と前記土圧成分との差分値を取得し、前記作用力に対する前記差分値の最小値近傍の値に基づいて、前記歪みセンサの校正を行うように構成されている、請求項4に記載のトンネル掘進機。
- 前記制御部は、通常運転動作とは異なる校正用運転動作による地山の掘進中において、前記推進ジャッキのジャッキ推力、前記土圧成分および前記作用力の計測値を取得し、取得された前記ジャッキ推力、前記土圧成分および前記作用力の計測値を用いて、前記歪みセンサの校正を行うように構成され、
前記校正用運転動作は、通常運転動作における前記ジャッキ推力の変動幅よりも大きい範囲で、地山の掘進中に前記ジャッキ推力を変動させる動作である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のトンネル掘進機。 - 前記制御部は、掘進途中に前記推進ジャッキによる推進を停止させた状態における、前記土圧成分および前記作用力の所定の関係に基づいて、前記歪みセンサの校正を行うように構成されている、請求項1または2に記載のトンネル掘進機。
- 前記制御部は、掘進途中に前記推進ジャッキによる推進を停止させた状態における前記カッタヘッドに作用する土圧成分と前記作用力とが略等しいと見なして、前記歪みセンサの出力におけるゼロ点の校正を行うように構成されている、請求項7に記載のトンネル掘進機。
- 前記推進ジャッキは、セグメントを押圧して胴体を推進させるシールドジャッキと、前胴部を支持して推進させる中折れジャッキとを含み、
前記制御部は、前記シールドジャッキおよび前記中折れジャッキのうち、前記中折れジャッキの前記ジャッキ推力を用いて、前記歪みセンサの校正を行うように構成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載のトンネル掘進機。 - カッタヘッドに作用する力の土圧成分を計測するステップと、
前記カッタヘッド、または、前記カッタヘッドを支持し、かつ、前記カッタヘッドと共に回転するカッタ支持部に設けられた歪みセンサにより、前記カッタヘッドに作用する作用力の計測値を取得するステップと、
少なくとも前記土圧成分と、前記作用力との比較に基づいて、前記歪みセンサの校正を行うステップと、を備える、トンネル掘進機における歪みセンサの校正方法。
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