JP6259313B2 - シールド掘進機の掘削土砂重量測定装置 - Google Patents

シールド掘進機の掘削土砂重量測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、トンネルの構築に用いられるシールド掘進機の掘削土砂重量測定装置に関する。
上下水道、共同溝、道路、鉄道等の管路として用いられるシールドトンネルは、シールド工法により構築される。
シールド工法ではシールド掘進機が用いられる。このシールド掘進機は、例えば、カッタヘッドと、このカッタヘッドの後方に配置されカッタヘッドとの間にチャンバを区画する隔壁と、このチャンバ内に取り込まれた掘削土砂を隔壁の後方に搬送するスクリューコンベアと、を備えて構成されている。
この種のシールド掘進機を用いるトンネル施工では、地盤の土質(例えば、粘土、シルト、砂礫土等)に応じて施工条件を最適化するべく、シールド掘進機によって掘削された掘削土砂の重量を計測等することによって、地盤の土質を具体的に把握することが求められている。このため、掘削土砂の重量の把握は、施工管理上重要なパラメーターとなっている。
この種の掘削土砂の重量を測定する技術としては、特許文献1に記載されたものが知られている。この特許文献1には、スクリューコンベアから排出された掘削土砂を、スクリューコンベアの後方に配置された搬送鋼車に積載させ、掘削土砂積載時の搬送鋼車の重量を計測し、この測定結果と搬送鋼車自体の重量との差分により、掘削土砂の重量を計測する技術が記載されている。
特開2002−277222号公報
しかしながら、シールド掘進機のスクリューコンベアから排出される掘削土砂は、特許文献1に記載のように、搬送鋼車に積載させて搬出する場合に限らず、例えば、スラッジ圧送ポンプを用いて搬出する場合等、様々な搬出方式がある。したがって、スクリューコンベアの後方の搬出形式が異なる場合には、特許文献1に記載の掘削土砂の重量測定技術をそのまま適用できない場合もあり、工夫が求められている。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、シールド掘進機のスクリューコンベアの後方における搬送方式がどのような方式であっても容易に適用可能な、シールド掘進機の掘削土砂重量測定装置を提供することを目的とする。
上記課題に対して、本発明に係るシールド掘進機の掘削土砂重量測定装置は、その一態様として、地盤を掘削するカッタヘッドと、該カッタヘッドの後方に離間して配置される隔壁と、前記カッタヘッドと前記隔壁とにより区画形成され掘削土砂が取り込まれるチャンバと、前記チャンバ内の掘削土砂を前記隔壁の後方に搬送するスクリューコンベアと、を備えるシールド掘進機によって掘削された掘削土砂の重量を測定する掘削土砂重量測定装置であって、前記スクリューコンベアの荷重が作用する所定位置に設けられ、前記荷重を検知可能な荷重検知センサと、前記荷重検知センサの検知結果に基づいて、前記スクリューコンベア内の掘削土砂の重量を演算して重量測定結果として出力する重量演算部と、を備える構成とした。
本発明に係るシールド掘進機の掘削土砂重量測定装置の上記一態様によると、スクリューコンベアの荷重が作用する位置に設けられる荷重検知センサによって、スクリューコンベアによる荷重を検知し、重量演算部によって、荷重検知センサの検知結果に基づいてスクリューコンベア内の掘削土砂の重量を演算する構成であるため、掘削土砂の重量の測定箇所を、スクリューコンベアの後工程ではなく、スクリューコンベア上に設定することができる。
したがって、シールド掘進機のスクリューコンベアの後方における掘削土砂の搬送方式がどのような方式であっても、掘削土砂の重量を容易に測定することができる。
このようにして、シールド掘進機のスクリューコンベアの後方における搬送方式がどのような方式であっても容易に適用可能な、シールド掘進機の掘削土砂重量測定装置を提供するができる。
本発明の第1実施形態における掘削土砂重量測定装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態における推進ジャッキ短縮時のシールド掘進機の概略構成図である。 第1実施形態における推進ジャッキ伸長時のシールド掘進機の概略構成図である。 図2及び図3のI−I断面図である。 スクリューコンベア内の土圧とスクリューコンベア内の掘削土砂の容積との関係を示した概念図である。 本発明の第2実施形態における掘削土砂重量測定装置の概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態における土圧検知センサの配置位置を示す図である。 スクリューコンベアの回転数とスクリューコンベア内の掘削土砂の容積との関係を示した概念図である。 本発明の第3実施形態における掘削土砂重量測定装置の概略構成を示すブロック図である。 掘進開始から所定の掘進位置に到達するまでの重量演算部の出力値の時間積分値を所定容量で除して得た値と比重との関係をシールド掘進機の掘削時間毎に示した概念図である。 本発明の第4実施形態における掘削土砂重量測定装置の概略構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して本発明に係るシールド掘進機の掘削土砂重量測定装置(以下において、掘削土砂重量測定装置という)の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における掘削土砂重量測定装置100の概略構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態における測定対象の掘削土砂を発生させるシールド掘進機1の概略構成を示す図であり、推進ジャッキ短縮時の状態を示す。図3は、推進ジャッキ伸長時のシールド掘進機1の概略構成を示す。
なお、本実施形態では、便宜上、トンネル掘進方向を前進方向として前後左右を規定している。また、本実施形態において、シールド掘進機1はいわゆる泥土圧式のシールド掘進機を一例にして説明する。
掘削土砂重量測定装置100は、シールド掘進機1によって掘削された掘削土砂の重量を測定するものであり、本実施形態においては、図1に示すように、荷重検知センサ101と、測定装置本体100aと、を備えて構成される。
荷重検知センサ101は、後述するスクリューコンベア11の荷重が作用する所定位置に設けられ、前記荷重を検知可能なセンサである。本実施形態においては、荷重検知センサ101は、図2に示すように、例えば、スクリューコンベア11をその上方から吊下げ支持する後述する吊下げ部材14の側部に取付けられ、歪ゲージからなるものである。この歪ゲージからなる荷重検知センサ101による荷重検知については、後に詳述する。
測定装置本体100aは、図2に示すように、シールド掘進機1の後述する足場20に設けられる運転管理室200内に配置される。測定装置本体100aの構成についても、後に詳述する。
まず、シールド掘進機1について以下に詳述する。
シールド掘進機1は、図2及び図3に示すように、円筒状のスキンプレート2と、地盤掘削用のカッタヘッド3と、隔壁(シールド隔壁)4とを含んで構成される。
カッタヘッド3は、スキンプレート2の前端部に配置されている。隔壁4は、カッタヘッド3の後方に離間してスキンプレート2の内方に配置されている。
カッタヘッド3は、隔壁4に回転自在に支持されており、隔壁4の後面に設置された駆動用モータ5を駆動源として、回転しながら地盤を掘削する。
カッタヘッド3と隔壁4との間には、チャンバ6が区画形成されている。カッタヘッド3による掘削で生じた掘削土砂は、カッタヘッド3のスポーク(図示省略)の隙間を介して、チャンバ6内に取り込まれる。このチャンバ6内の掘削土砂は、後述するスクリューコンベア11によってチャンバ6から排出される。
シールド掘進機1は、隔壁4の後方にエレクター7を備える。
エレクター7は把持部7aを備える。エレクター7は、スキンプレート2の後部の内方にて、円弧状断面を有するセグメント8を把持部7aで把持しつつ、セグメント8をトンネル軸方向、径方向、周方向に適宜移動させることができる。エレクター7は、スキンプレート2の後部の内方にて、その周方向にセグメント8を組み立てて、円筒状のセグメントリング9を構築する。
シールド掘進機1のスキンプレート2の内側には、複数の推進ジャッキ10が、周方向に互いに間隔を空けて配置されている。
推進ジャッキ10は、シリンダ10aとロッド10bとにより構成される油圧ジャッキである。シリンダ10aは、その一端側がスキンプレート2に固定されており、他端側にて、ロッド10bが進出・退入可能となっている。推進ジャッキ10のロッド10bの先端部を既設のセグメントリング9に当接させた状態で推進ジャッキ10を伸長作動させることにより、シールド掘進機1は推進力を得ることができる。このようにして、推進ジャッキ10は、既設のセグメントリング9をスキンプレート2の後部の後方を押し出して、その反力により、シールド掘進機1を前方に推進させることができる。
また、推進ジャッキ10は、ロッド10bの伸長速度を可変に構成されており、設定した一定の伸長速度で伸長する。
シールド掘進機1は、チャンバ6内の掘削土砂を隔壁4の後方に搬出するスクリューコンベヤ11を備え、このスクリューコンベア11による掘削土砂の排出量等を調節することにより、チャンバ6内を加圧状態にしてその土圧を切羽に作用させることで、切羽を安定させつつ掘進している。
スクリューコンベヤ11は、隔壁4に固定された円筒状のケース12と、その内部に組み込まれたオーガ13とからなり、回転数を自在に変更制御可能なオーガ13を回転させることにより、チャンバ6内の掘削土砂を隔壁4の後方に搬出する。
スクリューコンベア11の前端部(図2において、左側)11aは、隔壁4の下端部に開口された開口部に接続されている。スクリューコンベア11は、その後端部(図2において、右側)11bが前端部よりも上方に位置するように、スキンプレート2内で機軸MCに対して傾斜させて配置されている。また、スクリューコンベア11は、図2及び図3のI−I断面図である図4に示すように、機軸MCを含む垂直平面に沿うように配置されている。なお、図4においては、図示の簡略化のため、エレクター7及びセグメントリング9の図示を省略している。
より具体的には、スクリューコンベア11の延伸方向中央部11cにはロッド状の吊下げ部材(ストラット)14が連結されている。この吊下げ部材14は、隔壁4の上端部とスクリューコンベア11の前記延伸方向中央部11cとの間を連結して、スクリューコンベア11を傾斜設置するものであり、例えば、一端側が適宜締結具を介して延伸方向中央部11cに固定され、他端側が適宜締結具を介して隔壁4に固定される。また、スクリューコンベア11の後端側は、例えば、後述する上フレーム21aの上面に配置された後端支持具15によって下方から支持されている。これにより、スクリューコンベア11の荷重は、隔壁4の下端部、後端支持具15及び吊下げ部材14それぞれに作用している。
また、シールド掘進機1は、その中央部に足場20を備える。足場20は、機軸MCに沿うように延在している。足場20の本体をなすフレーム部21は、機軸MCに沿うように延在し、平面視で略矩形状を有する上フレーム21a及び下フレーム21bと、下フレーム21bの左右両側より立ち上がって各々の上端が上フレーム21aに固定された複数の柱部材21cとを備えて構成されている。
上フレーム21a及び下フレーム21bは、スクリューコンベア11を斜め上方に延設可能に、スクリューコンベア11の延設箇所が開口形成されている。また、フレーム部21の前端部は、スキンプレート2の前後方向中央部の内方に配置されスポークを有したリングフレーム22に固定されている。
このように構成されたシールド掘進機1によって、地盤が掘削されて、チャンバ6に取り込まれた掘削土砂がスクリューコンベア11内を通って、隔壁4の後方へ搬送される。
次に、掘削土砂重量測定装置100について、詳述する。
本実施形態において、掘削土砂重量測定装置100は、図1に示すように、荷重検知センサ101と、測定装置本体100aと、を備えている。測定装置本体100aは、重量演算部102を備えている。
荷重検知センサ101は、スクリューコンベア11の荷重が作用する所定位置に設けられ、前記荷重を検知可能なセンサであり、本実施形態においては、図2に示すように、例えば、スクリューコンベア11をその上方から吊下げ支持する吊下げ部材14の側部に取付けられる歪ゲージからなるものである。
スクリューコンベア11が起動等してそのケース12内に掘削土砂が取り込まれると、スクリューコンベア11全体の重量が増加する。吊下げ部材14にはスクリューコンベア11全体の荷重の一部が作用しているため、スクリューコンベア11全体の重量が増加すると、吊下げ部材14は伸長する。歪ゲージからなる荷重検知センサ101は、この吊下げ部材14の伸長に応じて、スクリューコンベア11による引張荷重を検知する。荷重検知センサ101にて検知された荷重に対応する信号は、信号線を介して測定装置本体100aに出力される。
重量演算部102は、荷重検知センサ101の検知結果に基づいて、スクリューコンベア11内の掘削土砂の重量Wを演算して重量測定結果として出力するものである。
具体的には、スクリューコンベア11内に充填される掘削土砂の重量が増加すると、荷重検知センサ101の出力値は増加し、掘削土砂の重量と荷重検知センサ101の出力値との間には比例関係が成り立つ。例えば、事前に既知の重量の掘削土砂等をスクリューコンベア11内に搬送させて載荷させ、その時の出力値をサンプリングする等の校正を実施して得た補正係数(比例定数)が重量演算部102に設定されている。重量演算部102は、荷重検知センサ101の出力値に、この補正係数を乗算して得た値を、スクリューコンベア11内の掘削土砂の重量演算結果(W)として出力するように構成されている。
次に、本実施形態における掘削土砂重量測定装置100の測定動作について、図1〜図4を用いて説明する。なお、スクリューコンベア11内には既に掘削土砂が搬送され載荷されているものとし、この状態でシールド掘進機1による掘進が継続してされているものとして以下に説明する。
スクリューコンベア11が起動等してそのケース12内で掘削土砂が搬送され載荷されると、荷重検知センサ101は、吊下げ部材14を介してスクリューコンベア11による引張荷重を検知し、検知荷重に対応する信号を測定装置本体100aに出力する。重量演算部102は、荷重検知センサ101の出力値に補正係数を乗算して、スクリューコンベア11内の掘削土砂の重量演算結果として出力する。このようにして、スクリューコンベア11内の掘削土砂の重量Wを測定する。
本実施形態によれば、スクリューコンベア11の荷重が作用する位置に設けられる荷重検知センサ101によって、スクリューコンベア11による荷重を検知し、重量演算部102によって、荷重検知センサ101の検知結果に基づいてスクリューコンベア11内の掘削土砂の重量Wを演算する構成であるため、掘削土砂の重量Wの測定箇所を、スクリューコンベア11の後工程ではなく、スクリューコンベア11上に設定することができる。
したがって、シールド掘進機1のスクリューコンベア11の後方における掘削土砂の搬送方式がどのような方式であっても、掘削土砂の重量Wを容易に測定することができる。
このようにして、シールド掘進機のスクリューコンベアの後方における搬送方式がどのような方式であっても容易に適用可能な、シールド掘進機の掘削土砂重量測定装置を提供するができる。
ここで、本願の発明者によると、チャンバ6内の土圧Pとスクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vとの間の関係について、以下の知見が得られた。
図5は、チャンバ6内の土圧Pとスクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vとの関係を示した概念図である。図5において、横軸はチャンバ6内の土圧Pであり、縦軸はスクリューコンベア11内における掘削土砂の容積Vを示す。図5から分かるように、チャンバ6内の土圧Pが高くなるほど、スクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vが高くなる傾向がある。チャンバ6内の圧力が高くなるほど、スクリューコンベア11内にはより多くの容積の掘削土砂が取り込まれ、充填率が高くなることを示している。したがって、予め土圧Pと容積Vとの相関関係が分かっていれば、土圧Pを測定するだけでそのときのスクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vを求めることができる。そして、この求めた容積Vと、重量演算部102によるスクリューコンベア11内の重量測定結果とに基づいて、掘削土砂の比重ρを算出することもできる。
このように、チャンバ6内の土圧Pとスクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vとの間に相関関係があることを利用して、掘削土砂の比重ρを算出することができるという知見が得られた。
図6は、本発明の第2実施形態における重量測定装置100の概略構成を示すブロック図であり、図5に示した土圧Pと掘削土砂の容積Vと相関関係を利用して掘削土砂の比重ρを算出可能な構成を示す。図7は、後述の土圧検知センサ105の配置位置を説明するための図である。上述の第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態において、重量測定装置100は、図6に示すように、土圧検知センサ103と、第1容積演算部104aと、第1比重演算部105aと、第1判定部106aとを更に備えている。
土圧検知センサ103は、チャンバ6内の土圧を検知するものであり、図7に示すように、その検知部が隔壁4のチャンバ6側に面するように、適宜箇所に配置される。土圧検知センサ103は、検知土圧に対応する信号を第1容積演算部104a等に出力する。
第1容積演算部104aは、土圧検知センサ103の検知結果に基づいて、スクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vを演算して容積測定結果として出力するものである。
具体的には、第1容積演算部104aは、例えば、図6に示すように、重量演算部102、第1比重演算部105a及び第1判定部106aと伴に測定装置本体100aに設けられている。また、第1容積演算部104aには、チャンバ6内の土圧Pとスクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vとの相関関係についてのデータが予め記憶されている。第1容積演算部104aは、土圧検知センサ103の検知土圧Pに対応するスクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vを、上記予め記憶されたデータにより演算し、この演算して得た容積Vに対応する信号を容積測定結果として第1比重演算部105a等に出力する。このように、土圧Pと容積Vとの相関関係は既知であるため、第1容積演算部104aは、土圧検知センサ103の検知結果に基づいて、スクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vを演算する構成である。
第1比重演算部105aは、重量演算部102による重量測定結果と、第1容積演算部104aの容積測定結果とに基づいて、掘削土砂の比重ρを演算するものである。第1比重演算部105aには、重量演算部102により演算されて得られた重量Wに対応する信号と、第1容積演算部104aにより演算されて得られた容積Vに対応する信号とが入力される。
具体的には、第1比重演算部105aは、重量演算部102による演算結果(演算値W)を第1容積演算部104aによる演算結果(演算値V)で除して得た値を、スクリューコンベア11内の掘削土砂の比重ρの演算結果として第1判定部106a等に出力するように構成されている。
第1判定部106aは、第1比重演算部105aによる比重演算結果と、予め設定される土質毎の比重値データとに基づいて、掘削土砂の土質の種類を判定するものである。予め設定される土質とは、例えば、粘土、シルト、砂礫土等である。例えば、粘土の比重は、1.5g/cm3、シルトの比重は、1.7g/cm3、砂礫土の比重は、1.9g/cm3である。
具体的には、第1判定部106aには、例えば、粘土、シルト及び砂礫土等の比重値データが土質と関連させて予め記憶されており、第1判定部106aは、第1比重演算部105aによる掘削土砂の比重演算結果と値が一番近い比重値データに対応する土質の種類を、スクリューコンベア11内に充填されている掘削土砂の土質の種類の判定結果として出力する。
第2実施形態によれば、掘削土砂重量測定装置100は、チャンバ6内の土圧を検知する土圧検知センサ103と、この土圧検知センサ103の検知結果に基づいてスクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vを演算して容積測定結果として出力する第1容積演算部104aと、を更に備える構成である。これにより、チャンバ6内の土圧Pとスクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vとの間に相関関係があることを利用して、チャンバ6内の土圧Pを検知するだけで、スクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vを求めることができる。
さらに、掘削土砂重量測定装置100は、重量演算部102の重量測定結果と第1容積演算部104aの容積測定結果とに基づいてスクリューコンベア11内の掘削土砂の比重ρを演算する第1比重演算部105aと、を更に備える構成である。これにより、掘削土砂の比重ρをリアルタイムに測定することができる上、スクリューチャンバ11内に充填される掘削土砂の充填度合を考慮して掘削土砂の比重ρを求めることができる。
なお、本実施形態において、チャンバ6内の土圧を検知する土圧検知センサ103を備え、その検知結果に基づいて容積Vを演算する構成としたが、検知対象は、土圧に限らず、例えばスクリューコンベア11内の充填度合と相関関係を有する掘削土砂の性状であればよい。土圧検知センサ103に限らず、上記掘削土砂の性状を検知するセンサを設ければよい。
また、本実施形態においては、第1比重演算部105aによる比重演算結果と、予め設定される土質毎の比重値データとに基づいて、掘削土砂の土質の種類を判定する第1判定部106aを更に備える構成である。これにより、掘削中の地盤の土質(例えば、粘土、シルト、砂礫土等)を判定することができ、その土質の種類に応じて施工条件(例えば、切羽注入材の種類等)を最適化することができる。
さらに、本願の発明者によると、スクリューコンベア11の回転数Nとスクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vとの間の関係について、以下の知見が得られた。
図8は、スクリューコンベア11の回転数Nとスクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vとの関係を示した概念図である。図8において、横軸はスクリューコンベア11の回転数Nとであり、縦軸はスクリューコンベア11内における掘削土砂の容積Vを示す。図8から分かるように、回転数Nが高くなるほど、スクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vが高くなる傾向がある。回転数Nが高くなるほど、スクリューコンベア11内にはより多くの容積の掘削土砂が取り込まれ、充填率が高くなることを示している。したがって、予め回転数Nと容積Vとの相関関係が分かっていれば、回転数Nを測定するだけでそのときのスクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vを求めることができる。そして、この求めた容積Vと、重量演算部102によるスクリューコンベア11内の重量測定結果とに基づいて、掘削土砂の比重ρを算出することもできる。
このように、スクリューコンベア11の回転数Nとスクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vとの間に相関関係があることを利用して、掘削土砂の比重ρを算出することができるという知見が得られた。
図9は、本発明の第3実施形態における重量測定装置100の概略構成を示すブロック図であり、図8に示した回転数Nと掘削土砂の容積Vと相関関係を利用して掘削土砂の比重ρを算出可能な構成を示す。上述の第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態において、重量測定装置100は、図9に示すように、回転数検知センサ107と、第2容積演算部104bと、第2比重演算部105bと、第2判定部106bと、更に備えている。
回転数検知センサ107は、スクリューコンベア11の回転数Nを検知するものであり、図示省略するが、例えば、オーガ13の回転軸の回転数を検知可能に設けられている。回転数検知センサ107は、検知回転数に対応する信号を第2容積演算部104b等に出力する。
第2容積演算部104bは、回転数検知センサ107の検知結果に基づいて、スクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vを演算して容積測定結果として出力するものである。
具体的には、第2容積演算部104bは、例えば、図9に示すように、重量演算部102、第2比重演算部105b及び第2判定部106bと伴に測定装置本体100aに設けられている。また、第2容積演算部104bには、スクリューコンベア11の回転数Nとスクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vとの相関関係についてのデータが予め記憶されている。第2容積演算部104bは、回転数Nに対応するスクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vを、上記予め記憶されたデータにより演算し、この演算して得た容積Vに対応する信号を容積測定結果として第2比重演算部105b等に出力する。このように、回転数Nと容積Vとの相関関係は既知であるため、第2容積演算部104bは、回転数検知センサ107の検知結果に基づいて、スクリューコンベア11内の掘削土砂の容積Vを演算する構成である。
第2比重演算部105bは、重量演算部102による重量測定結果と、第2容積演算部104bの容積測定結果とに基づいて、掘削土砂の比重ρを演算するものである。第2比重演算部105bには、重量演算部102により演算されて得られた重量Wに対応する信号と、第2容積演算部104bにより演算されて得られた容積Vに対応する信号とが入力される。
具体的には、第2比重演算部105bは、重量演算部102による演算結果(演算値W)を第2容積演算部104bによる演算結果(演算値V)で除して得た値を、スクリューコンベア11内の掘削土砂の比重ρの演算結果として第2判定部106b等に出力するように構成されている。
第2判定部104bは、第2比重演算部105bによる比重演算結果と、予め設定される土質毎の比重値データとに基づいて、掘削土砂の土質の種類を判定するものである。
具体的には、第2判定部106bには、例えば、粘土、シルト及び砂礫土等の比重値データが土質と関連させて予め記憶されており、第2判定部106bは、第2比重演算部105bによる掘削土砂の比重演算結果と値が一番近い比重値データに対応する土質の種類を、スクリューコンベア11内に充填されている掘削土砂の土質の種類の判定結果として出力する。
第3実施形態によれば、スクリューチャンバ11の回転数を検知することで、スクリューチャンバ11内に充填される掘削土砂の充填度合を考慮して、掘削土砂の比重を求めることができると共に、その掘削土砂の土質の種類を判定することができる。
さらにまた、本願の発明者により、掘進開始から所定の掘進位置に到達するまでの重量演算部102の出力値Wの時間積分値Σを所定容量Qで除して得た値Σ/Q(以下において、Zという)と比重ρと掘削時間Tとの間の関係について、以下の知見が得られた。
図10は、Σ/Q(以下において、Zという)と比重ρとの関係をシールド掘進機1の掘削時間T毎に示した概念図である。図10において、縦軸は、上記Zであり、横軸は、掘削土砂の比重ρである。
ここで、所定の推進位置とは、例えば、掘進開始位置から掘進方向前方に離間した適宜位置であり、掘進方向についてのセグメントリング9の一個分の長さLに相当する距離だけ離間した位置である。推進ジャッキ10は、ロッド10bの伸長速度を可変であり、この伸長速度を変更することによってシールド掘進機1の掘進速度Vを調節可能である。掘削時間Tとは、例えば、掘進開始位置からセグメントリング9の一個分の長さL分だけ離間した位置に到達するまでに要する所要時間であり、掘進速度Vを調節することによって設定可能な値であり、図10において、T1>T2>T3>T4>T5である。したがって、掘進速度Vが速いほど、例えば、掘削時間Tは短くなるため、掘進開始から所定の掘進位置に到達するまでの重量演算部102の出力値Wの積分時間は短くなり、掘進速度Vが遅いほど、掘削時間Tは長くなるため、出力値Wの積分時間は長くなる。また、所定の推進位置を掘進開始位置からセグメントリング9の一個分の長さLに相当する位置とした場合、所定容量Qは、例えば、一個のセグメントリング9の長さLと外径Rとによって予め定まる値(=L×R2/4)である。
例えば、掘削時間TをT1とした状態で、比重ρ=1.5g/cm3の粘土をスクリューコンベア11内に取り込ませて、掘進開始から所定の掘進位置に到達するまでの間、連続して出力される重量演算部102からの出力値Wを時間積分して得た時間積分値Σを予め定める所定容量Qで除して得た値Z(図10において、○印)と、同様にして、比重ρ=1.7g/cm3のシルトを取り込ませた場合に得られるZ(図10において、△印)と、比重ρ=1.9g/cm3の砂礫土をスクリューコンベア11内に取り込ませた場合に得られるZ(図10において、□印)とをプロットし、近似線にて掘削時間T1におけるZと比重ρとの関係を示すと、比重ρが高いほどZが高くなることが分かる。また、掘削時間TをT1より短い(つまり、掘進速度Vが速い)所定の掘削時間(T2、T3、T4、T5)とした状態で、同様にして、各掘削時間におけるZと比重ρとの関係を図10に示す。ここで、図10から分かるように、Zが同じ場合、掘削時間Tによって比重ρが異なり、掘削時間が短い(高速)ほど、比重ρは低くなり、長い(低速)ほど、比重ρは高くなる傾向がある。
したがって、図10に示すようなZと比重ρとの関係が、予め掘削時間T毎に分かっていれば、実際の重量測定時に得られるZとシールド掘進機1の掘削時間Tとに基づいて、掘削土砂の比重ρを求めることができると共に、及びその土質の種類を判別することができる。具体的には、例えば、ZがZ3で、掘削時間TがT3の時を例にして説明すると、破線で示す様に、Z3の横線(破線)と掘削時間T3における近似線(実線)との交点に対応する横軸の値に一番近い比重値は1.5であるため、掘削土砂は粘土であると判断することができる。また、ZがZ3で、掘削時間TがT2の場合、Z3の横線(破線)と掘削時間T2における近似線(実線)との交点に対応する横軸の値に一番近い比重値は1.9であるため、掘削土砂は砂礫土であると判断することができる。なお、図10では、縦軸をΣ/Qとして、Σ/Qと比重ρとの関係を示したが、掘削時間Tが異なってもQの値は一定値であるため、縦軸をΣとしても、Σとρと掘削時間Tとの間には、図10と同様の対応関係が成り立つ。
このように、掘進開始から所定の掘進位置に到達するまでの重量演算部102の出力値Wの時間積分値Σと比重ρと掘削時間Tとの間に相関関係があることを利用して、掘削土砂の比重ρを算出することができるという知見が得られた。
図11は、本発明の第4実施形態における重量測定装置100の概略構成を示すブロック図であり、図10に示したZ(=出力値Wの時間積分値Σ/Q)と比重ρと掘削時間Tとの対応関係を利用して掘削土砂の比重ρを算出可能な構成を示す。上述の第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態において、重量測定装置100は、図11に示すように、掘削時間計測部108と、積分回路109と、第3比重演算部105cと、第3判定部106cとを更に備えている。
掘削時間計測部108は、シールド掘進機1の掘進開始から所定の掘進位置に到達するまでに要する掘削時間Tを計測するものであり、測定装置本体100a内に設けられている。例えば、推進ジャッキ10は、伸長開始したとき、伸長開始を示す信号を掘削時間計測部108に出力すると共に、伸長開始位置からセグメントリング9の一個分の長さL分だけ伸長したとき、伸長完了を示す信号を掘削時間計測部108及び積分回路109に出力するように構成する。そして、掘進時間計測部108は、推進ジャッキ10からの伸長開始信号の受信時刻と伸長完了信号の受信時刻との差分により、掘削時間Tを計測し、計測結果に対応する信号を第3比重演算部105c等に出力する。
積分回路109は、シールド掘進機1の掘進開始から所定の掘進位置に到達するまでの間、つまり、掘削時間Tの間、重量演算部102の出力値Wを時間積分するものであり、測定装置本体100a内に設けられている。本実施形態において、積分回路109は、重量演算部102からの出力値Wが入力されており、例えば、推進ジャッキ10からの上記伸長開始信号を受信すると、その出力値Wについての時間積分を開始し、伸長完了信号を受信したところで、その時間積分を終了させることで、掘削時間Tの間の出力値Wの積分値Σを得る。そして、積分回路109は、例えば、積分値Σをさらにセグメントリング9の一個分に対応する所定容量Qで除して得た値Zに対応する信号を第3比重演算部105c等に出力する。
第3比重演算部105cは、積分回路109による積分結果と掘削時間計測部108による掘削時間測定結果とに基づいて、スクリューコンベア11内の掘削土砂の比重ρを演算するものである。第3比重演算部105cには、掘削時間計測部108の計測結果Tと積分回路109による演算結果Zが入力される。
第3比重演算部105cには、例えば、シールド掘進機1の掘進時間Tを予め定める所定時間とし、予め定める種類の土質(例えば、粘土、シルト、砂礫土等)の掘削土砂をスクリューコンベア11内に取り込ませて積分回路108によって得られる積分値Σを予め定める所定容量Qで除して得た値Zのデータと、前記予め定める所定時間(掘削時間)Tのデータと、予め定める種類の土質の掘削土砂の比重ρのデータとを対応付けてなるデータテーブルDを、前記所定時間及び前記土質の種類を異ならせて、予め複数記憶するものであり、測定装置本体100a内に設けられている。
具体的には、セグメントリング9の一個の長さL分の掘進時間Tの設定値が、例えば、48min、54min、60min、66min、72minの5種類であり、想定される土質が粘土、シルト、砂礫土である場合、各土質それぞれのときの各ZについてのデータテーブルDを、掘削時間Tが上記それぞれの場合について記憶されている。これにより、図10に示すZと比重ρとの関係を、所定時間(掘削時間)T毎に記憶する。
より具体的には、例えば、演算結果ZがZ3で、掘削時間TがT3の時を例にして図10を参照して説明すると、第3比重演算部105cは掘削時間計測部108から掘削時間Tの計測結果T3に対応する信号が入力されると、5つのデータデーブルDのうち掘削時間T3に対応するデータテーブルDを読み込み、このデータテーブルDに基づいて定まるZと比重ρの近似線(実線)とZ3の横線(破線)との交点における横軸座標値を演算し、その演算値をスクリューコンベア11内の掘削土砂の比重ρの演算結果として第3判定部106c等に出力するように構成されている。このように、上記Zと掘削時間Tと比重ρとの相関関係は既知であるため、第3比重演算部105cは、積分回路109による積分結果(Z)と掘削時間計測部108による掘削時間計測結果(T)とに基づいて、スクリューコンベア11内の掘削土砂の比重ρを演算する構成である。
なお、本実施形態においては、データテーブルDは、出力値Wの時間積分値Σを所定容量Qで除して得た値Zのデータと、掘削時間Tのデータと、比重ρとを対応付けてなるものとしたが、これに限らず、所定容量Qは既知であるため、出力値Wの時間積分値Σのデータと、掘削時間Tのデータと、比重ρとを対応付けてなるものとしてもよい。
第3判定部106cは、第3比重演算部105cによる比重演算結果と、予め設定される土質毎の比重値データとに基づいて、掘削土砂の土質の種類を判定するものである。
具体的には、第3判定部106cには、例えば、粘土、シルト及び砂礫土等の比重値データが土質と関連させて予め記憶されており、第3判定部106cは、第3比重演算部105cによる掘削土砂の比重演算結果と値が一番近い比重値データに対応する土質の種類を、スクリューコンベア11内に充填されている掘削土砂の土質の種類の判定結果として出力する。
第4実施形態によれば、掘進開始から所定の掘進位置に到達するまでに要する掘削時間Tを測定することで、スクリューチャンバ11内に充填される掘削土砂の充填度合を考慮して、掘削土砂の比重を求めることができると共に、その掘削土砂の土質の種類を判定することができる。
なお、本実施形態において、データテーブルDの個数は、5つであるものとして説明したが、これに限らず、掘進時間Tの設定間隔に応じて、適宜個数分予め記憶させればよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上記各実施形態において、荷重検知センサ101は、吊下げ部材14の側部に取付けるものとして説明したが、これに限らず、例えば、吊下げ部材14の途中に荷重検知センサ101を介装させてもよいし、スクリューコンベア11の前端部11aと隔壁4の下端部におけるスクリューコンベア11との接続箇所との間に設けてもよいし、スクリューコンベア11の後端側の後端支持具15とスクリューコンベア11との間に設けてもよい。また、荷重検知センサ101は、歪ゲージに限らず、歪ゲージ等の荷重検知部を備えたロードセルであってもよい。この場合、吊下げ部材14はロードセル(荷重検知センサ101)を介してスクリューコンベア11を支持する。
また、荷重検知センサ101は、一箇所に限らず、延伸方向中央部11c(吊下げ部材14)、前端部11a及び後端側(後端支持具15)等の複数の箇所に適宜組み合わせて配置する構成としてもよい。この場合、重量演算部102は、例えば、各設置個所における荷重検知センサ101の出力値に補正係数をそれぞれ乗算して得た値の総和を、スクリューコンベア11内の掘削土砂の重量演算結果として各比重演算部(105a、105b、105c)に出力する。これにより、より精度の高い測定結果を得ることができる。
また、第2実施形態においては、土圧検知センサ103をチャンバ6内の土圧を検知可能に設置する構成としたが、これに限らず、スクリューコンベア11(ケース12)内の土圧を検知可能に設置する構成としてもよい。この場合、土圧検知センサ103をケース12の内壁の隔壁4側に設けることが好ましい。また、土圧検知センサ103をケース12の内壁の前端部11a側と後端部11b側の2箇所に、それぞれ設置して、それらの差圧を検知結果としてもよい。このように、土圧検知センサ103は、チャンバ6内の土圧、又は、スクリューコンベア11(ケース12)内の土圧を検知可能に構成すればよい。
1・・・・・シールド掘進機
3・・・・・カッタヘッド
4・・・・・隔壁
6・・・・・チャンバ
11・・・・・スクリューコンベヤ
100・・・・・掘削土砂重量測定装置
101・・・・・荷重検知センサ
102・・・・・重量演算部
103・・・・・土圧検知センサ
104a・・・・第1容積演算部
104b・・・・第2容積演算部
105a・・・・第1比重演算部
105b・・・・第2比重演算部
105c・・・・第3比重演算部
107・・・・・回転数検知センサ
108・・・・・掘削時間計測部
109・・・・・積分回路

Claims (3)

  1. 地盤を掘削するカッタヘッドと、該カッタヘッドの後方に離間して配置される隔壁と、
    前記カッタヘッドと前記隔壁とにより区画形成され掘削土砂が取り込まれるチャンバと、
    前記チャンバ内の掘削土砂を前記隔壁の後方に搬送するスクリューコンベアと、を備えるシールド掘進機によって掘削された掘削土砂の重量を測定する掘削土砂重量測定装置であって、
    前記スクリューコンベアの荷重が作用する所定位置に設けられ、前記荷重を検知可能な荷重検知センサと、
    前記荷重検知センサの検知結果に基づいて、前記スクリューコンベア内の掘削土砂の重量を演算する重量演算部と、
    前記チャンバ内の土圧を検知する土圧検知センサと、
    前記土圧と前記スクリューコンベア内の掘削土砂の容積との間の相関関係についてのデータを予め記憶し、前記土圧検知センサの検知土圧に対応する前記掘削土砂の容積を、前記データにより演算する第1容積演算部と、
    を備え、
    前記重量演算部による前記重量の演算値を前記第1容積演算部による前記容積の演算値で除して得た値を出力する、シールド掘進機の掘削土砂重量測定装置。
  2. 地盤を掘削するカッタヘッドと、該カッタヘッドの後方に離間して配置される隔壁と、
    前記カッタヘッドと前記隔壁とにより区画形成され掘削土砂が取り込まれるチャンバと、
    前記チャンバ内の掘削土砂を前記隔壁の後方に搬送するスクリューコンベアと、を備えるシールド掘進機によって掘削された掘削土砂の重量を測定する掘削土砂重量測定装置であって、
    前記スクリューコンベアの荷重が作用する所定位置に設けられ、前記荷重を検知可能な荷重検知センサと、
    前記荷重検知センサの検知結果に基づいて、前記スクリューコンベア内の掘削土砂の重量を演算する重量演算部と、
    前記スクリューコンベアの回転数を検知する回転数検知センサと、
    前記回転数と前記スクリューコンベア内の掘削土砂の容積との間の相関関係についてのデータを予め記憶し、前記回転数検知センサの検知回転数に対応する前記掘削土砂の容積を、前記データにより演算する第2容積演算部と、
    を備え、
    前記重量演算部による前記重量の演算値を前記第2容積演算部による前記容積の演算値で除して得た値を出力する、シールド掘進機の掘削土砂重量測定装置。
  3. 地盤を掘削するカッタヘッドと、該カッタヘッドの後方に離間して配置される隔壁と、
    前記カッタヘッドと前記隔壁とにより区画形成され掘削土砂が取り込まれるチャンバと、
    前記チャンバ内の掘削土砂を前記隔壁の後方に搬送するスクリューコンベアと、を備えるシールド掘進機によって掘削された掘削土砂の重量を測定する掘削土砂重量測定装置であって、
    前記スクリューコンベアの荷重が作用する所定位置に設けられ、前記荷重を検知可能な荷重検知センサと、
    前記荷重検知センサの検知結果に基づいて、前記スクリューコンベア内の掘削土砂の重量を演算して重量測定結果として出力する重量演算部と、
    前記シールド掘進機の掘進開始から所定の掘進位置に到達するまでに要する掘削時間を計測する掘削時間計測部と、
    前記掘削時間の間、前記重量測定結果の出力値を時間積分する積分回路と、
    を備え、
    予め定める種類の土質の掘削土砂を前記スクリューコンベア内に取り込ませた場合に前記積分回路により得られる前記出力値の時間積分値と前記掘削時間と前記予め定める種類の土質の掘削土砂の比重との間の相関関係についてのデータを予め記憶し、前記積分回路による積分結果及び前記掘削時間計測部による掘削時間測定結果に対応する前記掘削土砂の比重を、前記データにより求める、シールド掘進機の掘削土砂重量測定装置。
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