JP3504206B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3504206B2
JP3504206B2 JP2000048014A JP2000048014A JP3504206B2 JP 3504206 B2 JP3504206 B2 JP 3504206B2 JP 2000048014 A JP2000048014 A JP 2000048014A JP 2000048014 A JP2000048014 A JP 2000048014A JP 3504206 B2 JP3504206 B2 JP 3504206B2
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコネクタに関し、
より詳しくはユニットを組み付ける際、コネクタ片間に
位置のずれが生じた場合でも、電気的、機械的に確実に
接続することが可能なコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術に係るコネクタの構成につい
て、図11から図13を用いて説明する。
【0003】図11は、従来技術に係るコネクタの構成
を説明するための概略図である。従来技術に係るコネク
タについて、図11に示すように、例えばDBWスロッ
トルボディ100の組立てを例に説明する。DBWスロ
ットルボディ100は、大略、モータ(図示せず)など
が収容されたユニット(以下、「モータユニット10
2」という)、モータを駆動するための基板回路(図示
せず)などが収容されたユニット(以下、「ドライバユ
ニット104」という)およびスロットルボディ本体1
06から構成される。また、モータユニット102(内
のモータ)とドライバユニット104(内のモータドラ
イバ)を接続するために、コネクタ108が備えられ
る。
【0004】前記モータユニット102には、雌コネク
タ片110が突出するように構成されると共に、突出し
た雌コネクタ片110の接続部分、即ち前記ドライバユ
ニット104から突出した雄コネクタ片112を挿入す
るための開口114は、前記スロットルボディ本体10
6に穿設された接続孔116に位置される。尚、前記コ
ネクタ108は雄雌コネクタ片110,112を示すも
のである。
【0005】図12は、前記雄コネクタ片112を雌コ
ネクタ片110に挿入した際の、各コネクタ片の位置関
係を説明するための説明図である。前記開口114は、
その正面視を図11に示すように、略矩形状の対向する
2辺に雄コネクタ片112を挿入するための位置合わせ
溝118を備える。また、ドライバからの電流を伝達す
るためのモータ側端子120を備える。さらに、前記雄
コネクタ片112には、位置合わせ溝118に合わせた
寸法の位置合わせリブ122が設けられる。尚、図12
は雄雌コネクタ片110,112の位置関係を説明する
ためのものであるため、雄コネクタ片112は挿入側先
端の形状のみを図示した。
【0006】図13は図12のXIII −XIII 線断面図
であり、前記雌コネクタ片110に雄コネクタ片112
が挿入されたところを示す。前記雌コネクタ片110に
はモータ側導線124が設けられると共に、雄コネクタ
片112には、ドライバ側導線126、ドライバ側端子
128、および前記モータ側とドライバ側の端子を中継
するために、既成の中継ターミナル130が備えられ
る。前記雄雌コネクタ片110,112が図13に示す
ように嵌合されて、前記各導線および端子を介してモー
タとドライバが電気的に接続されるように構成される。
【0007】次いで、前記DBWスロットルボディ10
0の組立てについて説明する。
【0008】先ず、前記スロットルボディ本体106に
モータユニット102を取り付ける。次いで、前記雄コ
ネクタ片112を前記雌コネクタ片110に挿入させつ
つ、図11に一点鎖線で示すように、前記ドライバユニ
ット104がネジ止めされることにより前記DBWスロ
ットルボディ100が組立てられる。尚、図11におい
て前記雄雌コネクタ片110,112の接続も一点鎖線
で示した。
【0009】上記のように組立てられることにより、ド
ライバとモータが前述のように電気的に接続されつつ、
DBWスロットルボディ(ユニット)100が完成され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図14は、前述の組立
ての際に、スロットルボディ本体106にモータユニッ
ト102を組み付けたところをz軸方向から正面視した
説明図である。このように、雌コネクタ片110は、そ
の構成要素である上下の位置合わせ溝118、モータ側
端子120がy軸に並行な軸線上に並ぶのが好ましい。
【0011】しかしながら、図15に示すように前記雌
コネクタ片110が、その製造精度によりz軸回転方向
に誤差角度θを有して組み付けされる場合がある。この
場合、同図にその外形を示すようにドライバユニット1
04がずれてしまうため、最悪の場合、ドライバユニッ
ト104の取付ができない場合があった。
【0012】上記の課題を解決するために、図16に示
すように、位置合わせリブ120の幅に対して位置合わ
せ溝118の溝幅を広い形状にすることでx軸方向(図
中では左右方向)のずれ、およびz軸回転方向のずれを
吸収することも考えられるが、同図にその外郭形状を示
すように、雄コネクタ片112が偏ったままでドライバ
ユニット104が組付けられてDBWスロットルボディ
100が完成されてしまうことがある。
【0013】この場合、図17に示すようにモータ側端
子120が中継ターミナル130の裏側に入ってしまう
場合がある。DBWスロットルボディ100がこのよう
に組立てられた場合、完成時からしばらくの間は正常に
動作するが、経年変化などでモータ側端子120が折
れ、故障の原因になることがある。
【0014】これらの不都合を解消するために、特開平
6−151007号公報、実公平5−31821号公
報、特開平8−321351号公報、実用新案登録第2
547909号に記載されるような技術が提案されてい
るが、上記の課題の全てを解消するものではなかった。
【0015】従って、この発明は、雄雌からなる一対の
コネクタ片間に位置のずれが生じた場合でも、電気的、
機械的に確実に接続することができるコネクタを提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1項に記載の発明においては、一端に開口を
有する雌コネクタ片と、前記開口に挿入されるべき雄コ
ネクタ片とからなるコネクタにおいて、前記雌コネクタ
片の被挿入面を突起させてリブを形成し、前記リブの高
さを開口端から内側所定位置まで徐々に増加させてテー
パ状部を形成すると共に、前記雄コネクタ片の挿入面を
部分的に隆起させて少なくとも一対の球冠状隆起部を形
成し、よって前記球冠状隆起部を前記リブに接触させつ
前記雄コネクタ片を前記雌コネクタ片に挿入して保持
すると共に、前記一対の球冠状隆起部において、一対の
球冠が仮想的な一つの球体の一部をなすように構成し
た。
【0017】前記雌コネクタ片の被挿入面を突起させて
リブを形成し、前記リブの高さを開口端から内側所定位
置まで徐々に増加させてテーパ状部を形成すると共に、
前記雄コネクタ片の挿入面を部分的に隆起させて少なく
とも一対の球冠状隆起部を形成し、よって前記球冠状隆
起部を前記リブに接触させつつ前記雄コネクタ片を前記
雌コネクタ片に挿入して保持すると共に、前記一対の球
冠状隆起部において、一対の球冠が仮想的な一つの球体
の一部をなすように構成したので、クリアランスを最小
に押さえつつ、雄雌からなる一対のコネクタ片間に位置
のずれが生じた場合でも、電気的、機械的に確実に接続
することができる。また、いかなる態様の位置ずれを持
つコネクタであっても電気的、機械的に確実に接続する
ことができる。
【0018】また請求項2項においては、前記リブが、
前記被挿入面上に対向して少なくとも一対設けられるよ
うに構成した。
【0019】前記リブが、前記被挿入面上に対向して少
なくとも一対設けられるように、より詳しくは、一対の
リブで前記球冠状隆起部を保持可能なように構成したの
で、機械的に確実に接続することができる。
【0020】
【0021】
【0022】また請求項項においては、前記仮想的な
一つの球体の直径が、前記対向して設けられるリブ間の
距離よりも僅かに小さく形成されるように構成した。
【0023】前記仮想的な一つの球体の直径が、前記対
向して設けられるリブ間の距離よりも僅かに小さく形成
されるように構成したので、クリアランスを正確にとる
ことができる。
【0024】また請求項項においては、前記リブの高
さおよび前記球冠状隆起部の高さが、前記コネクタの接
続部位における位置ずれ許容範囲から決定されるように
構成した。
【0025】前記リブの高さおよび前記球冠状隆起部の
高さが、前記雄コネクタ片を挿入する際の許容値から決
定されるように構成したので、位置ずれを効率よく吸収
することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの発
明の一つの実施の形態に係るコネクタを説明する。
【0027】図1は、この発明の一つの実施の形態に係
るコネクタの構成を説明するための概略図である。この
発明に係るコネクタについて、図1に示すように、従来
技術と同様に、例えばDBWスロットルボディ10の組
立てを例に説明する。尚、従来技術と同様な構成につい
ては、同じ符号を用いると共に、説明を省略する。
【0028】従来技術に係るDBWスロットルボディ1
00との相違点を中心に以下説明すると、前記DBWス
ロットルボディ10にあっては、従来技術に係るDBW
スロットルボディ100と同様に配置されたコネクタ1
2が備えられる。コネクタ12は雌コネクタ片14およ
び雄コネクタ片16から構成される。
【0029】ここで、雌コネクタ片14は前記モータユ
ニット102から突出しスロットルボディ本体106の
適宜位置に穿設された接続孔116に雌コネクタ片14
の開口1が面するように配置されると共に、雄コネク
タ片16は前記ドライバユニット104から突出し、図
1に一点鎖線で示す如くDBWスロットルボディ10が
組み付けられるとき、前記雌コネクタ片14の開口に挿
入されるように配置される。
【0030】図2は、前記雌コネクタ片14に雄コネク
タ片16を挿入したところを開口18側から正面視した
説明図である。雌コネクタ片14は図示の如く略矩形状
の開口18を有し、雄コネクタ片16を挿入することが
可能な形状とされる。また、開口18の被挿入面の隣合
わない2つの面には一対のリブ20が形成される。
【0031】前記リブには、図2のIII −III 線断面図
である図3にその側面を示すように開口18から所定位
置まで徐々に増加させたテーパ状部22が設けられると
共に、その所定位置から開口底部24までは一定の高さ
とされる。尚、前記雌コネクタ片14において、リブ2
0以外の構成は従来技術に係る雌コネクタ片110と何
ら異ならないので、説明を省略する。
【0032】図4は、前記雄コネクタ片16を前記開口
18に挿入する側から正面視した説明図である。雄コネ
クタ片16は正面視略矩形状に形成されると共に、雄コ
ネクタ25(図6で図示)に中継ターミナル130を挿
入した後にリテーナ(保持具)26を雄コネクタ25の
先端に被せるように装着することにより形成される。ま
た、リテーナ26上で前記リブ20に当接する部分にあ
っては、球冠状隆起部27が設けられる。
【0033】前記一対の球冠状隆起部27は、図5にそ
の外形を示すような仮想的な一つの球体28の一部をな
すように形成されると共に、球体28の直径は、対向す
る前記リブ20間の距離と略同長で少量だけ小さく形成
される。これは、リブ20と球冠状隆起部27間のクリ
アランスをとるためである。尚、図4のVI −VI 線断
面図である図6に示すように、球冠状隆起部27以外の
構成は従来技術に係る雄コネクタ片112と何ら異なら
ないので、説明を省略する。
【0034】尚、この実施の形態における雌コネクタ片
14および雄コネクタ片16の各部の寸法を図2および
図5の図中に記載する。また、前記中継ターミナル13
0に対する前記モータ側端子120の差し込み可能な位
置の許容範囲、即ち位置ずれが可能な範囲は図7におけ
る斜線部分の如くなる。図2、5および7のような寸法
で作成した場合、前記雌コネクタ片14および中継ター
ミナル130の位置ずれ量、即ち寸法公差の積み上げ量
は図8の如くなる。
【0035】この実施の形態に係るDBWスロットルボ
ディ10は、従来技術に係るDBWスロットルボディ1
00と同様に、前記スロットルボディ本体106にモー
タユニット102を組み付けた後、図1に一点鎖線で示
すように、コネクタ12を接続しつつドライバユニット
104をネジ止めして組み立てられる。
【0036】上述のように、前記雌コネクタ片1の被
挿入面を突起させてリブ20が形成され、前記リブの高
さを開口端から内側所定位置まで徐々に増加させてテー
パ状部22が形成されているので、ドライバユニット1
04の組み付けの際に雄雌コネクタ片14,16間に位
置ずれがあっても、挿入開始時に詰まることなく挿入で
きる。尚、ドライバユニット104には、ドライバユニ
ット104とスロットルボディ本体106とのy方向の
位置決め決定部材(図示せず)が設けられる。また、ド
ライバユニット104側のコネクタ片とモータユニット
102側のコネクタ片を規定位置で組み付けるために、
x方向の位置ずれ補正用にドライバユニット取り付け孔
(図示せず)が長孔とされる。
【0037】次いで、この発明の実施に係るコネクタ1
0における位置ずれの吸収について説明する。
【0038】上述したように前記ドライバユニット10
4の組み付けを行う場合、前記雄コネクタ片16が雌コ
ネクタ片14に挿入されることにより、コネクタ12が
接続される。しかし、前記モータユニット102をスロ
ットルボディ本体106に組み付けた段階で、雌コネク
タ片14には上述の通りの位置ずれが生じることがあ
り、前記雄コネクタ片16は、この位置ずれを吸収する
必要がある。
【0039】上述の寸法および位置ずれ量について、こ
の実施の形態に係るコネクタ12は下記の如く位置ずれ
を吸収できる。
【0040】即ち、前記球冠状隆起部27は仮想的な一
つの球体の一部をなすように形成されるので、各軸
(x,y,z軸)回転方向の曲がりがあった場合でも図
9および図10に示すように、前記雌コネクタ片14の
開口18に挿入可能である。尚、図9および図10にお
いて、説明の簡略化のために端子部分の図示を省略し
た。
【0041】尚、ここで、前記雌コネクタ片14の内幅
は次のように決定される。 雌コネクタ片の内幅=9.6(±0.05)〔mm〕・・・(1) また、前記球冠状隆起部27の球面幅(球の直径)は次
のように決定される。 球冠状隆起部の球面幅=9.55(0〜−0.05)〔mm〕・・・(2) 従って、(1)−(2)>0となり、各軸回転方向の曲
がりがあってもクリアランスが保たれつつ挿入すること
が可能となる。
【0042】また、前記ドライバユニット104を組み
付けする際のネジ締め時に、締め付けトルクによってド
ライバユニット104がx方向にずれた場合、雌コネク
タ片14に設けられたリブ20と球冠状隆起部27が接
触することにより、応力を緩和し、前記モータ側端子1
20には曲げ応力がかからない。また、中継ターミナル
130の位置ずれ許容範囲内に収められる。
【0043】尚、ここで、前記雌コネクタ片14とモー
タ側端子120とのx方向の位置ずれは、次のようにな
る。 雌コネクタ片とモータ側端子とのx方向の位置ずれ=最大0.1〔mm〕・・・ (3) また、前記ドライバ側端子128と球冠状隆起部27と
のx軸方向の位置ずれは次のようになる。 ドライバ側端子と球冠状隆起部とのx軸方向の位置ずれ=最大0.1〔mm〕・ ・・(4) 従って、前記中継ターミナル130に発生する位置ずれ
は次のようになる。 ((1)−(2))/2+(3)+(4) =(最大9.65−最小9.50)/2+0.1+0.1〔mm〕 =0.275〔mm〕<0.32〔mm〕 これは、図7に示す中継ターミナル130のx軸方向の
位置ずれ許容値範囲内となり、位置ずれを吸収すること
ができる。
【0044】また、前記雌コネクタ片14のy軸方向の
位置ずれは、次のようになる。雌コネクタ片14のy軸
方向の位置ずれ =(±0.43)+(±0.1)=±0.53〔mm〕・・・(5) また、前記中継ターミナル130のy軸方向の位置ずれ
許容値は次のようになる。 中継ターミナルのy軸方向の位置ずれ許容値=1.15〔mm〕・・・(6) 上記(5),(6)から、雄コネクタ片16側のy軸方
向の位置ずれは次のようになる。 雄コネクタ片16側のy軸方向の位置ずれ=(6)−(5) =1.15−0.53=0.62〔mm〕 このように、ドライバユニット104のy軸方向の位置
ずれが±0.62〔mm〕以内であれば、そのずれを吸
収することができる。
【0045】この発明の実施の形態にあっては上記のよ
うに構成したので、クリアランスを最小に押さえつつ、
雄雌からなる一対のコネクタ片間に位置ずれが生じた場
合でも、電気的、機械的に確実に接続することができ
る。また、上記位置ずれが、回転方向のずれなどのいか
なる態様であっても確実に接続することができる。ま
た、前記リブ20および球冠状隆起部27の球冠状隆起
部27の高さを前記中継ターミナルの許容位置ずれ範囲
から算出したので、位置ずれを効率よく吸収することが
できる。また、前記テーパ状部2を設けたので、雄雌
コネクタ片14,16間に位置ずれがあっても、挿入開
始時に詰まることなく挿入できる。
【0046】上記した如く、この発明の実施の形態にお
いては、一端に開口18を有する雌コネクタ片14と、
前記開口に挿入されるべき雄コネクタ片16とからなる
コネクタ12において、前記雌コネクタ片の被挿入面を
突起させてリブ20を形成し、前記リブの高さを開口端
から内側所定位置まで徐々に増加させてテーパ状部22
を形成すると共に、前記雄コネクタ片の挿入面を部分的
に隆起させて球冠状隆起部27を形成し、よって前記球
冠状隆起部を前記リブに接触させつつ雄コネクタ片を前
記雌コネクタ片に挿入して保持する(図9、図10)よ
うに構成した。
【0047】また、前記リブが、前記被挿入面上に対向
して少なくとも一対設けられる(図2、図3)ように構
成した。
【0048】また、前記球冠状隆起部が前記挿入面上に
少なくとも一対設けられる(図4、図6)と共に、前記
一対の球冠状隆起部における一対の球冠が仮想的な一つ
の球体28の一部をなすように構成した。
【0049】また、前記仮想的な一つの球体の直径が、
前記対向して設けられるリブ間の距離よりも僅かに小さ
く形成されるように構成した。
【0050】また、前記リブの高さおよび前記球冠状隆
起部の高さが、前記コネクタの接続部位における位置ず
れ許容範囲(図7)から決定されるように構成した。
【0051】尚、本実施の形態にあっては前記球冠状隆
起部27はリテーナ26上に設けたが、雄コネクタ25
上に設ける構成にしても良い。
【0052】
【発明の効果】請求項1項に記載の発明においては、ク
リアランスを最小に押さえつつ、雄雌からなる一対のコ
ネクタ片間に位置のずれが生じた場合でも、電気的、機
械的に確実に接続することができる。また、いかなる態
様の位置ずれを持つコネクタであっても電気的、機械的
に確実に接続することができる。
【0053】また、請求項2項に記載の発明において
は、機械的に確実に接続することができる。
【0054】
【0055】また、請求項項に記載の発明において
は、クリアランスを正確にとることができる。
【0056】また、請求項項に記載の発明において
は、位置ずれを効率よく吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施形態に係るコネクタが用
いられるDBWスロットルボディの組立てを説明する概
略図である。
【図2】この発明の一つの実施形態に係るコネクタの、
雌コネクタ片を開口側から正面視した説明図である。
【図3】図2のIII-III 線断面図である。
【図4】この発明の一つの実施形態に係るコネクタの、
雄コネクタ片を挿入側から正面視した説明図である。
【図5】球冠状隆起部をなす仮想的な球体を示す説明図
である。
【図6】図4のV- V線断面図である。
【図7】既成の中継ターミナルの位置ずれ許容範囲を示
す説明図である。
【図8】雌コネクタ片およびモータ側端子の位置ずれ量
(寸法公差の積み上げ量)を示す説明図である。
【図9】この発明の一つの実施形態に係るコネクタが位
置ずれを吸収しつつ接続された様子を示す説明図であ
る。
【図10】図9と同様に、この発明の一つの実施形態に
係るコネクタが位置ずれを吸収しつつ接続された様子を
図9の側方から示す説明図である。
【図11】従来技術に係るコネクタが用いられるDBW
スロットルボディの組立てを説明する概略図である。
【図12】従来技術に係るコネクタの、雌コネクタ片を
に雌コネクタ片を挿入したところを示す説明図である。
【図13】図12のXIII-XIII 線断面図である。
【図14】従来技術に係るコネクタが用いられるDBW
スロットルボディを組立てる際の雌コネクタ片の位置を
説明する説明図である。
【図15】従来技術に係るコネクタが用いられるDBW
スロットルボディを組立てる際の雌コネクタ片の位置ず
れを説明する説明図である。
【図16】従来技術に係るコネクタの改良部分を示す説
明図である。
【図17】図16に示すコネクタが接続された際の不都
合を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 DBWスロットルボディ 12 コネクタ 14 雌コネクタ片 16 雄コネクタ片 18 開口 20 リブ 22 テーパ状部 26 リテーナ 27 球冠状隆起部 28 (仮想)球体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−3763(JP,A) 実開 平5−62981(JP,U) 実公 平5−14255(JP,Y2) 実用新案登録2547909(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/62 - 13/645

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に開口を有する雌コネクタ片と、前
    記開口に挿入されるべき雄コネクタ片とからなるコネク
    タにおいて、前記雌コネクタ片の被挿入面を突起させて
    リブを形成し、前記リブの高さを開口端から内側所定位
    置まで徐々に増加させてテーパ状部を形成すると共に、
    前記雄コネクタ片の挿入面を部分的に隆起させて少なく
    とも一対の球冠状隆起部を形成し、よって前記球冠状隆
    起部を前記リブに接触させつつ前記雄コネクタ片を前記
    雌コネクタ片に挿入して保持すると共に、前記一対の球
    冠状隆起部において、一対の球冠が仮想的な一つの球体
    の一部をなすように構成したことを特徴とするコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記リブが、前記被挿入面上に対向して
    少なくとも一対設けられることを特徴とする請求項1項
    記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記仮想的な一つの球体の直径が、前記
    対向して設けられるリブ間の距離よりも僅かに小さく形
    成されることを特徴とする請求項1項または2項記載の
    コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記リブの高さおよび前記球冠状隆起部
    の高さが、前記コネクタの接続部位における位置ずれ許
    容範囲から決定されることを特徴とする請求項1項から
    項のいずれかに記載のコネクタ。
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