JP3504167B2 - 圧入の良否の判定方法及び判定装置 - Google Patents

圧入の良否の判定方法及び判定装置

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JP3504167B2
JP3504167B2 JP34120398A JP34120398A JP3504167B2 JP 3504167 B2 JP3504167 B2 JP 3504167B2 JP 34120398 A JP34120398 A JP 34120398A JP 34120398 A JP34120398 A JP 34120398A JP 3504167 B2 JP3504167 B2 JP 3504167B2
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健司 河渕
克明 萩原
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/02Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for connecting objects by press fit or for detaching same

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧入の良否を判定
する判定方法及び判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の判定装置80を用いた圧入
システム90の構成を示す図、図5は判定装置80にお
ける動作を説明するための図である。図5において、縦
軸はシリンダCYの推力LD、つまりプランジャPRに
よる圧入力を表し、横軸はプランジャPRの位置LSを
表す。
【0003】図4に示すように、圧入システム90は、
圧入のためのシリンダCY、ロードセル81、ポジショ
ンセンサ82、増幅器83,84、ピークホールド部8
5、設定部86、判定部87、及びシーケンサ88など
から構成される。シリンダCYのピストンロッドPDの
先端にはプランジャPRが取り付けられている。シリン
ダCYの下方には被圧入部材BZが配置される。
【0004】被圧入部材BZの圧入位置APにワーク部
材WKを載置した状態で、シリンダCYを駆動してプラ
ンジャPRを下方へ移動させることにより、ワーク部材
WKを被圧入部材BZに圧入する。被圧入部材BZは、
ワーク部材WKの当たり面である押切り端KTを有して
おり、ワーク部材WKの下端面が押切り端KTに当接す
るまで、プランジャPRは圧入開始位置LS1から圧入
終了位置LSEまでの圧入区間R81を移動する。
【0005】ロードセル81は、シリンダCYの推力L
D、つまりプランジャPRによるワーク部材WKの圧入
力を検出する。増幅器84は、ロードセル81からの出
力信号を増幅し、推力信号S81を出力する。
【0006】ポジションセンサ82は、シリンダCYに
おけるピストンロッドPDの位置を検出することによっ
て、プランジャPR及びワーク部材WKの位置LSを検
出する。増幅器83は、ポジションセンサ82からの出
力に基づいて位置信号S82を出力する。
【0007】ピークホールド部85は、図5に示すよう
に、推力信号S81のうち、圧入力判定区間R82にお
ける最大ピークの推力信号LDX及び最小ピークの推力
信号LDNを検出し、ホールドする。
【0008】設定部86には、最大の推力基準値FH、
最小の推力基準値FL、及び押切り端の推力基準値FK
が予め設定されている。
【0009】判定部87は、最大の推力基準値FHと最
大ピークの推力信号LDXとの大小、及び、最小の推力
基準値FLと最小ピークの推力信号LDNとの大小をそ
れぞれ比較する。また、圧入終了位置LSEにおける推
力信号LDKと押切り端の推力基準値FKとの大小を比
較する。
【0010】推力信号LDXが推力基準値FH以下であ
り且つ推力信号LDNが推力基準値FL以上であること
により、ワーク部材WKが所定の圧入力で圧入されたと
判断される。また、推力信号LDKが推力基準値FK以
上であることにより、ワーク部材WKの下端面が押切り
端KTに当接したと判断される。これら2つの条件が満
たされると、圧入の結果を「良」と判定して、その旨の
制御信号CS1をシーケンサ88に対して出力する。シ
ーケンサ88は、制御信号CS1に基づいて、次の圧入
に必要な指示をシリンダCYなどに対して出力する。
【0011】このように、従来の判定装置80における
圧入の良否の判定は、圧入力判定区間R82での最大ピ
ークの推力信号LDX及び最小ピークの推力信号LDN
などに基づいて行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧入の良否
を高い信頼性で判定するためには、圧入力判定区間R8
2ができるだけ圧入終了位置LSEの近傍であること、
つまり、判定終端位置LS3と圧入終了位置LSEとの
距離L81が小さいことが望ましい。
【0013】しかしながら、圧入システム90におい
て、シーケンサ88は、シリンダCY以外の種々の機
器、例えば被圧入部材BZを搬送する搬送装置などの制
御をも行っているため、それぞれの機器に対する応答性
はそれほど良くなく、数ミリ秒乃至数十ミリ秒の時間を
要する。圧入の良否の判定の処理にも同程度の時間を要
する。また、ワーク部材WK及び被圧入部材BZなどに
は公差がある。
【0014】これらの理由により、従来の判定装置80
においては、距離L81を小さくし過ぎた場合には押切
り端KTの近傍の大きな荷重を最大ピークの推力信号L
DXとして拾ってしまうことがある。
【0015】そのため、従来においては、距離L81を
ある程度大きな値、例えば3mm〜4mm程度に設定し
ている。
【0016】しかし、距離L81が大きくなると、その
間に圧入不良の生じる可能性が高くなり、誤判定の生じ
る率がそれだけ高くなる。すなわち、例えば図5に示す
二点鎖線C1のように、距離L81の間において実際の
圧入力が低下し、推力信号S81が推力基準値FLより
も小さくなった場合であっても、圧入は「良」と判定さ
れてしまう。
【0017】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、押切り端にできるだけ近い位置での圧入力を検出
することによって、圧入の良否を正確に判定することの
できる判定方法及び判定装置を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る圧入の良
否の判定方法は、直線駆動するプランジャPRによっ
て、押切り端KTを有する被圧入部材BZにワーク部材
WKを圧入したときの圧入の良否を判定する方法であっ
て、前記プランジャPRが前記ワーク部材WKを圧入す
る際の所定のストローク範囲RMにおいて前記プランジ
ャPRの推力情報S1と位置情報S2とを取得し、前記
推力情報S1の前記位置情報S2に対する変化の割合R
Sが所定の大きさBPI以上になる位置を圧入終了直前
位置LLPとして検出し、圧入中における所定の判定開
始位置LLHから判定終了位置LLQまでの間におい
て、前記推力情報S1が所定の範囲内にあるか否かによ
って圧入の良否を判定するとともに、前記判定終了位置
LLQを、前記圧入終了直前位置LLPに基づいて決定
する。
【0019】請求項2に係る圧入の良否の判定方法は、
前記判定終了位置LLQが前記圧入終了直前位置LLP
と一致する方法である。
【0020】請求項3に係る圧入の良否の判定方法は、
圧入結果が良であると判定するに当たって、さらに、前
記プランジャPRが圧入終了位置LLEに達したことを
条件とする。
【0021】請求項4に係る圧入の良否の判定方法は、
圧入結果が良であると判定するに当たって、さらに、前
記プランジャPRが圧入終了位置LLEに達したこと、
及び圧入終了位置LLEが予め設定された圧入終了位置
判定範囲RE内であることを条件とする。
【0022】請求項5に係る圧入の良否の判定装置1
は、直線駆動するプランジャPRによって、押切り端K
Tを有する被圧入部材BZにワーク部材WKを圧入した
ときの当該圧入の良否を判定する装置あって、前記プラ
ンジャPRの所定のストローク範囲RMにおける推力情
報S1を得るための推力検出手段11と、前記プランジ
ャPRの所定のストローク範囲RMにおける位置情報S
2を得るための位置検出手段12と、前記推力情報S1
と前記位置情報S2とを記憶するための記憶手段17
と、前記推力情報S1の前記位置情報S2に対する変化
の割合RSが所定の大きさBPI以上になる位置を圧入
終了直前位置LLPとして検出するための圧入終了直前
位置検出手段15aと、圧入中における所定の判定開始
位置LLHから判定終了位置LLQまでの間において、
前記推力情報S1が所定の範囲内にあるか否かによって
圧入の良否を判定する判定手段15bと、前記判定終了
位置LLQを前記圧入終了直前位置LLPに基づいて決
定する範囲設定手段16とを有する。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る判定装置1を
用いた圧入システムPFの構成を示す図、図2は判定装
置1における動作を説明するための図、図3は図2の要
部を拡大して示す図である。図2及び図3において、縦
軸はシリンダCYの推力THつまりプランジャPRによ
る圧入力を表し、横軸はプランジャPRの位置LLを表
す。
【0024】図1に示すように、圧入システムPFは、
圧入装置、判定装置1、及びシーケンサ18などからな
る。圧入装置は、リンダCY、ロードセル11、及び
ポジションセンサ12などからなる。判定装置1は、増
幅器13,14、演算処理部15、設定部16、及びメ
モリ17などから構成される。判定装置1は、CPU、
適切なプログラムが格納されたROM及びRAM、その
他のメモリ、周辺素子、及び適当なハードウエア回路な
どを用いて構成することができる。
【0025】シリンダCYのピストンロッドPDの先端
にはプランジャPRが取り付けられている。シリンダC
Yの下方には被圧入部材BZが配置される。
【0026】被圧入部材BZの圧入位置APにワーク部
材WKを載置した状態で、シリンダCYを駆動してプラ
ンジャPRを下方へ移動させることにより、ワーク部材
WKを被圧入部材BZに圧入する。被圧入部材BZは、
ワーク部材WKの当たり面である押切り端KTを有して
おり、ワーク部材WKの下端面が押切り端KTに当接す
るまで、プランジャPRは圧入開始位置LL1から圧入
終了位置LLEまでの圧入区間RAを移動する。
【0027】ロードセル11は、ピストンロッドPDの
途中に取り付けられており、シリンダCYの推力TH、
つまりプランジャPRによるワーク部材WKの圧入力を
検出する。増幅器14は、ロードセル11の出力信号を
増幅し、推力信号S1を出力する。
【0028】ポジションセンサ12は、シリンダCYに
おけるピストンロッドPDの位置を検出することによっ
て、プランジャPR及びワーク部材WKの位置LSを検
出する。増幅器13は、ポジションセンサ12からの出
力に基づいて位置信号S2を出力する。
【0029】演算処理部15は、圧入終了直前位置検出
演算部15a、判定演算部15b、及び範囲設定部15
cを有し、圧入の良否の判定、ワーク部材WKの下端部
が押切り端KTに当接する直前であるか否かの判断など
を行い、シーケンサ18に制御信号CSを送る。演算処
理部15の処理内容については後述する。
【0030】設定部16は、次に述べるデータ取得開始
位置LL2、判定開始位置LLH及び距離LA、圧入終
了位置判定範囲RE、最大推力基準値FFH、最小推力
基準値FFL、圧入終了推力判定値FFB、及び圧入終
了直前傾きBPIなどの各値の設定を行うためのもので
ある。
【0031】データ取得開始位置LL2とは、メモリ1
7が推力信号S1及び位置信号S2の記憶を開始すると
きのプランジャPRの位置である。つまり、データ取得
開始位置LL2から圧入終了位置LLEまでの間(デー
タ取得区間RM)のデータがメモリ17に記憶される。
【0032】判定開始位置LLHとは、圧入の良否の判
定を開始するときのプランジャPRの位置である。判定
開始位置LLHは、後述する判定終了位置LLQから距
離LAだけ手前の位置である。圧入の良否の判定は、圧
入中における判定開始位置LLHから判定終了位置LL
Qまでの判定区間RD内において、推力信号S1の大き
さが所定の範囲内にあるか否かによって行われる。
【0033】圧入終了位置判定範囲REは、圧入終了位
置LLEがこの範囲内に入っているか否かを判定し、こ
れによって、圧入終了位置LLEつまり押切り端が正常
な位置であるか否かを判定する。
【0034】最大推力基準値FFHとは、圧入を「良」
であると判定する際の判定基準となる推力信号の最大値
である。最小推力基準値FFLとは、圧入を「良」であ
ると判定する際の判定基準となる推力信号の最小値であ
る。圧入終了直前傾きBPIとは、ワーク部材WKの下
端部が押切り端KTに当接する直前であるか否かを判断
するための基準値である。
【0035】また、圧入終了推力判定値FFBは、プラ
ンジャPRによる圧入力がシリンダCYの推力THの最
大値FFMに達した否かを判断するための基準値であ
り、圧入終了推力判定値FFBを越えたときに最大値F
FMに達したものと判定する。圧入終了推力判定値FF
Bを越えた場合に、圧入終了位置LLEつまり押切り端
KTに正常に達したことになる。
【0036】メモリ17は、推力信号記憶部17a、位
置信号記憶部17b、及び設定値記憶部17cを有す
る。推力信号記憶部17aは、推力信号S1のうち、デ
ータ取得開始位置LL2から圧入終了位置LLEまでの
データ取得区間RMにおける推力信号S1を記憶する。
位置信号記憶部17bは、位置信号S2のうち、データ
取得区間RMにおける位置信号S2を記憶する。位置信
号S2と推力信号S1とは互いに対応づけられて記憶さ
れる。
【0037】設定値記憶部17cは、設定部16で設定
されたデータ取得開始位置LL2、判定開始位置LL
H、圧入終了位置判定範囲RE、最大推力基準値FF
H、最小推力基準値FFL、圧入終了推力判定値FF
B、及び圧入終了直前傾きBPIなどを記憶する。
【0038】シーケンサ18は、演算処理部15から送
られる制御信号CSに基づいて、圧入システムPFの全
体の制御を行う。
【0039】次に、演算処理部15の動作及び処理につ
いて説明する。
【0040】圧入終了直前位置検出演算部15aは、デ
ータ取得区間RMにおいて、推力信号S1の位置信号S
2に対する変化の割合(変化率)RSが圧入終了直前傾
きBPI以上になる位置を圧入終了直前位置LLPとし
て検出する。圧入終了直前傾きBPIの値は、図3にお
いては、tanθ1である。割合RSを求めるには、例
えば、推力信号記憶部17a及び位置信号記憶部17b
にそれぞれ記憶された連続する複数のデータに基づいて
直線の傾きを求めればよい。
【0041】圧入終了直前位置LLPは、ワーク部材W
Kの下端面が押切り端KTに当接し始めた位置といえ
る。次に、圧入終了直前位置LLPに基づいて判定終了
位置LLQを決定する。本実施形態においては、圧入終
了直前位置LLPと判定終了位置LLQとは一致する。
判定終了位置LLQより所定の距離LAだけ手前の判定
開始位置LLHを求める。距離LAは、例えば0.1m
m程度に設定される。
【0042】判定演算部15bは、判定開始位置LLH
から判定終了位置LLQまでの判定区間RDにおいて、
推力信号記憶部17aに記憶された推力信号S1と設定
値記憶部17cに記憶された最大推力基準値FFH及び
最小推力基準値FFLとの大小を比較する。推力信号S
1が最小推力基準値FFL以上で且つ最大推力基準値F
FH以下であることにより、ワーク部材WKが、所定の
圧入力で圧入されたと判断する。
【0043】さらに、シリンダCYの推力THが圧入終
了推力判定値FFBを越えており、且つ圧入終了位置L
LEが圧入終了位置判定範囲RE内に入っている場合
に、圧入が正常に行われたものと判定し、圧入の結果を
「良」としてその旨の制御信号CSを出力する。
【0044】シーケンサ18は、制御信号CSに基づい
て、次の圧入に必要な指示ASをリアルタイムでシリン
ダCYなどに対して出力する。
【0045】このように、圧入の結果の良否の判定は、
データ取得区間RMにおいてメモリ17に記憶された推
力信号S1及び位置信号S2に基づいて、判定区間RD
において行われる。したがって、従来のように最小又は
最大のピーク点と基準値との比較のみでなく、記憶され
たデータの全体について判定を行うことが可能であり、
圧入の良否を正確に判定することができる。
【0046】また、判定終了位置LLQを決定するに当
たり、推力信号S1の位置信号S2に対する割合RSを
圧入終了直前傾きBPIと比較して圧入終了直前位置L
LPを求め、圧入終了直前位置LLPに基づいて決定し
ている。つまり、判定終了位置LLQは、固定的に決定
されているのではなく、実際の圧入の状態を検出し、ワ
ーク部材WKが押切り端KTに当接し始める位置を実測
し、その実測の結果に基づいて決定されているのであ
る。したがって、判定終了位置LLQを実際の押切り端
KTにできるだけ近づけることができ、それだけ押切り
端KTの近くまで圧入力を検出することができる。した
がって、圧入の良否を正確に判定することができる。
【0047】また、複数個のワーク部材WKが圧入方向
に互いに接するように連続的に圧入を行う場合がある。
例えば、複数個のベアリングを順次圧入していく場合が
ある。そのような場合には、ベアリングの幅寸法の公差
が累積するので、従来のように判定終端位置LS3が固
定的に決定されている場合には、公差の累積の影響によ
って正確な判定が行われ難くなるが、本実施形態の判定
装置1によると、判定終了位置LLQをワーク部材WK
が押切り端KTに当接し始める位置を実測してその実測
の結果に基づいて決定するので、各ワーク部材WKの公
差の累積による悪影響が表れることなく、圧入の良否を
正確に判定することができる。つまり、実測で求められ
た圧入終了位置LLEに基づいて、連続する次のワーク
部材WKの圧入終了位置判定範囲REを設定すればよい
ので、判定に当たってワーク部材WKなどの公差が累積
されず、正確な判定が行われる。
【0048】このように、本実施形態の判定装置1によ
ると、圧入の良否判定の信頼性を高めることができる。
【0049】上述の実施形態において、データ取得区間
RMをデータ取得開始位置LL2から圧入終了位置LL
Eとしたが、データ取得の開始位置を例えば圧入開始位
置LL1として広くしてもよい。また、データ取得区間
RMをを判定区間RDと一致させてもよい。判定区間R
Dをもっと広げてもよい。
【0050】上述の実施形態においては、判定終了位置
LLQを圧入終了直前位置LLPと一致させたが、これ
らを互いに異ならせてもよい。例えば、判定終了位置L
LQを圧入終了直前位置LLPよりも一定の寸法だけ手
前としてよい。その場合の一定の寸法として、例えば、
0.1mm程度の値を用いることができる。
【0051】また、判定に当たって、判定区間RD内に
おける位置信号S2と推力信号S1との波形のパターン
などによって良否を判定するようにしてもよい。プラン
ジャPRの形状、寸法、材質などは種々のものとするこ
とができる。プランジャPRをピストンロッドPDの先
端に取り付けたが、ピストンロッドPDと一体としても
よい。ロードセル11は、シリンダCYのヘッド側に取
り付けてもよい。また、シリンダCYとシリンダCYを
取り付けるフレームとの間にロードセル11を取り付け
てもよい。
【0052】上述の実施形態において、判定装置1及び
圧入システムPFの全体または各部の構成、構造、寸
法、形状、材質、個数などは、本発明の主旨に沿って種
々変更することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明によると、押切り端にできるだけ
近い位置での圧入力を検出することによって、圧入の良
否を正確に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る判定装置を用いた圧入システムの
構成を示す図である。
【図2】本発明に係る判定装置における動作を説明する
ための図である。
【図3】図2の要部を拡大して示す図である。
【図4】従来における判定装置を用いた圧入システムの
構成を示す図である。
【図5】従来の判定装置における動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 判定装置 11 ロードセル(推力検出手段) 12 ポジションセンサ(位置検出手段) 15a 圧入終了直前位置検出演算部(圧入終了直前位
置検出手段) 15b 判定演算部(判定手段) 16 設定部(範囲設定手段) 17 メモリ(記憶手段) PR プランジャ KT 押切り端 BZ 被圧入部材 WK ワーク部材 RM データ取得区間(所定のストローク範囲) S1 推力信号(推力情報) S2 位置信号(位置情報) BPI 圧入終了直前傾き(所定の大きさ) LLP 圧入終了直前位置 LL2 データ取得開始位置(所定の位置) LLH 判定開始位置 LLQ 判定終了位置 RE 圧入終了位置判定範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−47921(JP,A) 特開 平6−246553(JP,A) 特開 平2−88120(JP,A) 特開 昭62−259632(JP,A) 特開 昭62−79925(JP,A) 特開 平1−97530(JP,A) 特開 平1−115529(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/00 - 21/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線駆動するプランジャによって、押切り
    端を有する被圧入部材にワーク部材を圧入したときの圧
    入の良否を判定する方法であって、 前記プランジャが前記ワーク部材を圧入する際の所定の
    ストローク範囲において前記プランジャの推力情報と位
    置情報とを取得し、 前記推力情報の前記位置情報に対する変化の割合が所定
    の大きさ以上になる位置を圧入終了直前位置として検出
    し、 圧入中における所定の判定開始位置から判定終了位置ま
    での間において、前記推力情報が所定の範囲内にあるか
    否かによって圧入の良否を判定するとともに、 前記判定終了位置を、前記圧入終了直前位置に基づいて
    決定する、 ことを特徴とする圧入の良否の判定方法。
  2. 【請求項2】前記判定終了位置が前記圧入終了直前位置
    と一致する、 請求項1記載の圧入の良否の判定方法。
  3. 【請求項3】圧入結果が良であると判定するに当たっ
    て、さらに、前記プランジャが圧入終了位置に達したこ
    とを条件とする、 請求項1又は請求項2記載の圧入の良否の判定方法。
  4. 【請求項4】圧入結果が良であると判定するに当たっ
    て、さらに、前記プランジャが圧入終了位置に達したこ
    と、及び圧入終了位置が予め設定された圧入終了位置判
    定範囲内であることを条件とする、 請求項1又は請求項2記載の圧入の良否の判定方法。
  5. 【請求項5】直線駆動するプランジャによって、押切り
    端を有する被圧入部材にワーク部材を圧入したときの当
    該圧入の良否を判定する装置あって、 前記プランジャの所定のストローク範囲における推力情
    報を得るための推力検出手段と、 前記プランジャの所定のストローク範囲における位置情
    報を得るための位置検出手段と、 前記推力情報と前記位置情報とを記憶するための記憶手
    段と、 前記推力情報の前記位置情報に対する変化の割合が所定
    の大きさ以上になる位置を圧入終了直前位置として検出
    するための圧入終了直前位置検出手段と、 圧入中における所定の判定開始位置から判定終了位置ま
    での間において、前記推力情報が所定の範囲内にあるか
    否かによって圧入の良否を判定する判定手段と、 前記判定終了位置を前記圧入終了直前位置に基づいて決
    定する範囲設定手段と、 を有することを特徴とする圧入の良否の判定装置。
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