JP3503955B2 - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP3503955B2
JP3503955B2 JP09600892A JP9600892A JP3503955B2 JP 3503955 B2 JP3503955 B2 JP 3503955B2 JP 09600892 A JP09600892 A JP 09600892A JP 9600892 A JP9600892 A JP 9600892A JP 3503955 B2 JP3503955 B2 JP 3503955B2
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばブラウン管の製
造工程におけるパネルの洗浄工程に適用するのに最適な
洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ブラウン管の製造工程におけ
るブラウン管のパネルの洗浄工程では、図4〜図5に示
すような洗浄装置が使用されている。
【0003】これは、被洗浄物であるブラウン管のパネ
ル1の内面1aに蛍光体3を塗布した後、パネル1のほ
ぼ角筒型の被洗浄部であるスカート部2の内周面2aに
付着した余分な蛍光体3を洗い落とすための洗浄装置で
ある。そして、スカート部2の4つのコーナー2cを結
ぶ対角線の交点を回転中心にしてパネル1全体を例えば
矢印a方向に低速で回転駆動し、パネル1内に複数の水
ノズル4から水を噴射しながら、モータによって例えば
矢印b方向に高速で回転駆動される回転ブラシ5を定位
置にてスカート部2の内周面2aに押し当てて、スカー
ト部2の内周面2aの蛍光体3を洗浄するようにしたも
のである。
【0004】この際、従来の洗浄装置は、スカート部2
の外周面2bに倣う複数の外周ローラ6と回転ブラシ5
とを相互に引っ張る第1の引張りバネ7によって、これ
ら回転ブラシ5と外周ローラ6との間でスカート部2の
内外周面2a、2bを両側から挟み付け、外周ローラ6
を第2の引張りバネ8によってスカート部2の外周面2
bに押し当てていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の洗浄装
置は、図5の(A)に示すように、スカート部2の各コ
ーナー2cが回転ブラシ5を矢印a方向に通過する際、
スカート部2の内周面2aのパネル回転中心からの回転
半径がコーナー2c部分で急激に変化する(回転半径が
急激に拡大された後、回転半径が急激に縮小されるこ
と)関係で、回転ブラシ5のスカート部2cのコーナー
2cに対する矢印c方向の移動速度が急激に上昇して、
その矢印c方向の移動速度の加速度が最大になった瞬間
に、今度は、回転ブラシ5に矢印d方向への逆転反発力
の加速度が加えられることになる。
【0006】この結果、従来の洗浄装置は、図5の
(B)に示すように、スカート部2のコーナー2cが回
転ブラシ5を矢印a方向に通過する際に、回転ブラシ5
が矢印c、d方向にリバウンド現象によって飛び跳ねて
しまい(大きな振巾で振動すること)、回転ブラシ5が
コーナー2cの内周面2aから浮き上って、コーナー2
cの内周面2aに洗い残しが生じ易いと言う問題があっ
た。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、回転ブラシの被洗浄部のコーナー
での飛び跳ねを防止できるようにした洗浄装置を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の洗浄装置の請求項1は、ほぼ角筒型の被洗
浄部を回転駆動する回転装置と、上記被洗浄部の内周面
を洗浄する回転ブラシと、上記回転ブラシを回転駆動す
るモータとを備えた洗浄装置において、上記回転ブラシ
を上記被洗浄部の内周面に対してほぼ一定の押圧力によ
って押圧するエアシリンダーと、上記回転装置によって
回転される上記洗浄部の内周面の回転半径が変化する
コーナーが上記回転ブラシを通過する際に、上記エアシ
リンダーによる上記回転ブラシの上記内周面に対する押
力を減衰させる緩衝器とを備えたものである。請求項
2は、ブラウン管のパネルのほぼ角筒型のスカート部の
内周面を洗浄するものである。
【0009】
【作用】上記のように構成された本発明の洗浄装置の請
求項1は、回転装置によって回転されるほぼ角筒型の被
洗浄部の内周面に対して回転ブラシをエアシリンダーに
よってほぼ一定の押圧力で押圧する一方、その被洗浄部
の内周面の回転半径が変化するコーナーが回転ブラシを
通過する際に、エアシリンダーによる回転ブラシの被洗
浄部の内周面に対する押圧力を緩衝器によって減衰させ
ようにしたので、被洗浄部の内周面のコーナーが回転
ブラシを通過する際に、その内周面のコーナーに対する
回転ブラシの跳ね返りによるそのコーナーからの回転ブ
ラシの浮き上がり(リバウンド現象)を防止し、回転半
径が変化する被洗浄部の内周面のコーナーに回転ブラシ
を安定した速度で押圧できる。請求項2は、ブラウン管
のパネルのスカート部の内周面を回転ブラシで洗浄する
際、回転ブラシをスカート部の内周面のコーナーに安定
した速度で押圧できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明をブラウン管の製造工程におけ
るパネルの洗浄工程に適用した洗浄装置の一実施例を図
1〜図3を参照して説明する。なお、図4及び図5と同
一構造部には同一の符号を付して説明の重複を省く。
【0011】まず、パネル1のスカート部2の4つのコ
ーナー2cを結ぶ対角線の交点上の回転中心P上で、パ
ネル1が吸盤10によって支持され、回転軸11をモー
タ12によって回転駆動する回転装置13によってパネ
ル1全体が回転中心Pの周りで例えば矢印a方向に低速
で回転駆動されるように構成されている。
【0012】一方、支持台15上にガイドレール16が
取り付けられ、そのガイドレール16上に複数のガイド
ローラ17を介してスライド台18が矢印c、d方向に
スライド自在に取り付けられている。そして、スライド
台18上にエアモータ19が直角状に取り付けられて、
その回転軸20の先端に取り付けられた回転ブラシ5が
例えば矢印b方向に高速で回転駆動されるように構成さ
れている。
【0013】そして、支持台15上にブラケット21を
介して取り付けられた矢印c、d方向と平行なエアシリ
ンダー22のピストン22aの先端がスライド台18に
連結されて、このエアシリンダー22によって回転ブラ
シ5がスカート部2の内周面2aに矢印c方向から押圧
されるように構成されている。
【0014】そして、支持台15上でスライド台18の
エアシリンダー22とは反対側の位置にエアダンパー2
3で構成された緩衝器24が取り付けられていて、図1
及び図2に示す一定の緩衝ストロークS内において、
ライド台18に固着された当接板25がエアダンパー2
3のピストン23aの先端に矢印c方向から当接される
ように構成されている。なお、複数の水ノズル4の一部
がスライド台18に取り付けられて、回転ブラシ5の近
傍位置に水を噴射するように構成されている。
【0015】次に、パネル1の洗浄動作を説明する。パ
ネル1全体を回転中心Pの周りに低速度で矢印a方向に
回転駆動し、複数の水ノズル4からパネル1内に水を噴
射しながら、エアモータ19によって回転ブラシ5を矢
印b方向に高速で回転駆動し、エアシリンダー22によ
って回転ブラシ5をパネル1のスカート部2の内周面2
aに一定の力で矢印c方向から押圧して、そのスカート
部2の内周面2aに付着している余分な蛍光体3を洗い
落とす。
【0016】この際、図1及び図2に示すように、矢印
a方向に回転されるパネル1のスカート部2の内周面2
aに対して回転ブラシ5をエアシリンダー22によって
一定の力で矢印c方向に押圧する。なお、この回転ブラ
シ5の矢印c方向の押圧力の調整は、例えば精密レギュ
レーターによるエアシリンダー22のエア圧の調整等に
より簡単に行うことができる。
【0017】 そして、スカート部2のコーナー2cが
回転ブラシ5を矢印a方向に通過する際、一定の緩衝ス
トロークSの間、スライド台18の当接板25をエアダ
ンパー23のピストン23aの先端に矢印c方向から押
圧して、エアダンパー23の矢印d方向の緩衝力によっ
て、エアシリンダー22の矢印c方向の押圧力を減衰さ
せるように制御する。
【0018】
【0019】従って、この洗浄装置によれば、スカート
部2のコーナー2cが回転ブラシ5を矢印a方向に通過
する際に、回転ブラシ5が矢印c、d方向に飛び跳ね
て、回転ブラシ5がコーナー2cの内周面2aから浮き
上ることを未然に防止できるので、コーナー2cの内周
面2aに洗い残しが生じることがなく、スカート部2の
内周面2aの全周をきれいに洗浄することができて、ブ
ラウン管の品質を向上できる。
【0020】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の洗浄装
置は次のような効果を奏する。請求項1は、被洗浄部の
内周面のコーナーが回転ブラシを通過する際に、その内
周面のコーナーに対する回転ブラシの跳ね返りによるそ
のコーナーからの回転ブラシの浮き上がり(リバウンド
現象)を防止し、回転半径が変化する被洗浄部の内周面
のコーナーに回転ブラシを安定した速度で押圧できるよ
うにしたので、被洗浄部のコーナーで回転ブラシが飛び
跳ねて、コーナーの内周面から回転ブラシが浮き上っ
て、コーナーの内周面に洗い残しが生じることを未然に
防止でき、被洗浄部の内周面の全周をきれいに洗浄する
ことができる。
【0022】請求項1は、被洗浄部の内周面への回転ブ
ラシの押圧をバネでなくエアシリンダーによって行うの
で、その押圧力の調整をエア圧の調整によって簡単に行
え、従来のように複数の外周ローラや複数のバネを用い
る必要がなく、部品点数及び組立工数を削減できるの
で、構造が簡単になる。
【0023】 請求項1は、被洗浄部の内周面に回転ブ
ラシをエアシリンダーによってほぼ一定の押圧力で押圧
する一方、その被洗浄部の内周面の回転半径が変化する
コーナーが回転ブラシを通過する際に、回転ブラシの内
周面に対する押圧を緩衝器によって減衰させるように
して、被洗浄部のコーナーで回転ブラシの移動方向が反
転される際の内周面のコーナーに対する回転ブラシの跳
ね返りを防止するようにしたものであり、例えば、回転
装置によって回転される被洗浄部の1回転中の回転速度
をその回転装置で制御することにより、被洗浄部のコ−
ナーが回転ブラシに接近すると被洗浄部の回転速度(角
速度)を落とし、そのコーナーが通過すると被洗浄部の
回転速度(角速度)を上げるようにして、回転ブラシに
対する被洗浄部の内周面をほぼ一定の線速度で移動させ
るものと異なり、被洗浄部の1回転中の回転速度の増減
速に伴う振動の発生や高価な回転速度制御装置を必要と
しない。即ち、回転装置は被洗浄部を単に一定の速度で
回転すれば良く、その被洗浄部の回転中に振動が発生せ
ず、回転装置も簡単で、安価にできる。また、緩衝器も
エアシリンダー等の簡単で、安価な機構部材で構成でき
るので、安価で、高性能な洗浄装置を実現できる。
【0024】請求項2は、ブラウン管のパネルのスカー
ト部の内周面を回転ブラシで洗浄する際、回転ブラシを
スカート部の内周面のコーナーに安定した速度で押圧で
きるようにしたので、コーナーの内周面に洗い残しが生
じることがなく、スカート部の内周面の全周をきれいに
洗浄することができて、ブラウン管の品質の向上及び安
定性を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による洗浄装置を説明する一部
切欠き正面図である。
【図2】図1の中央水平断面での平面図である。
【図3】図1の中央垂直断面での側面図である。
【図4】ブラウン管のスカート部の洗浄を説明する断面
図である。
【図5】従来の洗浄装置の洗浄動作を説明する一部切欠
き正面図である。
【符号の説明】
1 パネル(被洗浄物) 2 スカート部(被洗浄部) 2a スカート部の内周面 2c スカート部のコーナー 5 回転ブラシ 13 回転装置 22 エアシリンダー 24 緩衝器 S 緩衝ストローク

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ角筒型の被洗浄部を回転駆動する回転
    装置と、上記被洗浄部の内周面を洗浄する回転ブラシ
    と、上記回転ブラシを回転駆動するモータとを備えた洗
    浄装置において、 上記回転ブラシを上記被洗浄部の内周面に対してほぼ一
    定の押圧力によって押圧するエアシリンダーと、 上記回転装置によって回転される上記洗浄部の内周面
    の回転半径が変化するコーナーが上記回転ブラシを通過
    する際に、上記エアシリンダーによる上記回転ブラシの
    上記内周面に対する押圧力を減衰させる緩衝器とを備え
    たことを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】ブラウン管のパネルのほぼ角筒型のスカー
    ト部の内周面を洗浄することを特徴とする請求項1に記
    載の洗浄装置。
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