JP3503670B2 - X線制御装置 - Google Patents

X線制御装置

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JP3503670B2 JP24883295A JP24883295A JP3503670B2 JP 3503670 B2 JP3503670 B2 JP 3503670B2 JP 24883295 A JP24883295 A JP 24883295A JP 24883295 A JP24883295 A JP 24883295A JP 3503670 B2 JP3503670 B2 JP 3503670B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、X線制御装置に
関し、とくにX線管球の保護機能を有するX線制御装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のX線制御装置では、X線管球の保
護としては、X線曝射ごとに蓄積熱容量を計算し、それ
をオーバーするような条件(管電圧kV、管電流mA、
印加時間sec)の設定がなされたときは曝射がなされ
ないように禁止をかけるという構成がとられている。 【0003】X線管球を保護するためには、このような
対策に加えて、エージング(慣らし)にも配慮すること
が必要である。すなわち、継続して使用しているときは
比較的大きな条件でのX線曝射も可能であるが、しばら
く使用していないときに使用しようとするような場合
や、前夜以降使用していない状態で朝病院の業務を開始
して使用しようとするときなどでは、エージングしなが
ら徐々に大きな条件として使用することなしに、いきな
り大きな条件での使用を始めるとX線管球にダメージを
与えることがある。 【0004】そこで、従来では、取り扱い説明書などに
おいて、使用開始時の注意あるいは一般的な注意とし
て、急に高電圧・大電流を印加しないようにとの注意文
を掲載している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は取り扱い説明書などにより操作者に注意を促すだけ
で、X線制御装置自体に制限を設けていないため、不注
意で操作者が急な高電圧・大電流を印加するような設定
を行なうことまでは阻止できず、結果的にX線管球にダ
メージを与えてしまうことがあるという問題があった。 【0006】この発明は、上記に鑑み、エージングにつ
いての保護違反となるような条件設定が確実になされな
いようにしてX線管球を保護することができるように改
善した、X線制御装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるX線制御装置においては、X線の曝
射時刻と管電圧、管電流および印加時間のX線条件とを
記憶する記憶手段と、記憶された前回の曝射時刻から現
時点までの経過時間を求めるとともに、この経過時間に
対応した、エージングについての保護違反とならない最
大の管電圧、管電流および印加時間のX線条件を、記憶
された管電圧、管電流および印加時間のX線条件より求
める手段と、現時点で設定された管電圧、管電流および
印加時間のX線条件と上記の最大の管電圧、管電流およ
び印加時間のX線条件とを比較して前者が後者より大き
いか小さいかを判定する手段と、前者が後者より大きい
との判定結果に応じて警告を発生する手段とが備えられ
ていることが特徴となっている。 【0008】 X線曝射されると、その時刻と、管電圧
・管電流・印加時間のX線条件とが記憶される。現時点
でX線条件を設定しようとするとき、記憶された前回の
曝射時刻から現時点までの経過時間が求められる。エー
ジングに関する保護違反とならない(許容される)最大
のX線条件は、その経過時間と、前回のX線条件あるい
は過去のX線条件の平均値に対応する。前回までのX線
条件は記憶されているので、これら前回のX線条件ある
いは過去のX線条件の平均値はただちに得られ、記憶さ
れたX線条件から、経過時間に対応した許容最大X線条
件を求めることができる。そこで、現時点で設定された
条件と上記の最大の条件とを比較して前者が後者より大
きいと判定したときに、エージングに関する保護違反と
なっているとの警告を発生することができ、これによ
り、エージングについてのX線管球の保護違反となるよ
うなX線条件設定がなされないことを確実にすることが
できる。 【0009】 【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1におい
て、X線制御装置10には、X線条件(管電圧kV、管
電流mA、印加時間sec)の設定を行なう設定器11
と、CPU12と、計時装置13と、メモリ14と、最
大値テーブル15と、ブザー16とが備えられている。
設定されたX線条件が適切なものである場合には、その
条件通りに電源装置17が制御されて、その条件通りの
管電圧・管電流・印加時間でX線管球18に電源が供給
されてX線曝射が行なわれるが、エージングについての
X線管球18の保護違反となるようなX線条件設定がな
されたときはブザー16が動作して警告を発して操作者
に注意を与える。 【0010】CPU12は、たとえば図2のフローチャ
ートに示すような手順で各動作を管理している。まず、
X線曝射が行なわれると、そのX線条件とその時刻を記
憶させる(ステップ21)。すなわち、曝射が行なわれ
たとき、CPU12は、その曝射ごとに、X線条件(管
電圧・管電流・印加時間)と、その時の計時装置13か
らの時刻情報とをメモリ14に記憶させる。 【0011】そして、現時点で設定器11によりX線条
件の設定が開始されたとする(ステップ22)。この
時、CPU12は、時刻情報を計時装置13から受け取
り、同時にメモリ14から前回の曝射時刻を読み出し、
現時刻までの経過時間Tを求める。この経過時間Tがあ
らかじめ定めた一定の時間Txよりも大きいかどうかを
判定する(ステップ23)。 【0012】経過時間Tが短いものであれば、エージン
グの必要はないことになり、つぎのステップ24に進
む。このステップでは、過去の何回かの曝射(あるいは
何日間または何週間かの期間でのすべての曝射)につい
てのX線条件の平均値Kaおよび最大値Kmと、今設定
されたX線条件Kとの比較がなされる。Ka、Kmは、
CPU12が、メモリ14から過去のX線条件を読み出
して求める。 【0013】設定値Kが過去の平均値Kaおよび最大値
Kmと大差ないものであるなら、その設定値Kは許容さ
れる。すなわち、エージングに関する保護規則違反とは
ならない。そこでこの場合は設定終了し(ステップ2
5)、X線曝射に移行し(ステップ26)、ステップ2
1に戻ってそのX線条件と時刻とが再び記憶させられる
ことになる。 【0014】これに対して、ステップ23で経過時間T
がTxよりも長いと判定されたときは、設定された条件
Kが急激に大きな管電圧・管電流を印加することにつな
がらないかどうかを慎重に吟味する必要がある。そこ
で、ステップ27に進んで、設定値Kが最大値テーブル
に記憶されている最大値Kpより大きいかどうかの判定
がなされる。ステップ24で、設定値Kが過去の平均値
Kaよりも非常に大きいと判定されたときか、設定値K
が過去の最大値Kmよりも非常に大きいと判定されたと
きも、エージングに関する保護規則違反になりやすいた
め、ステップ27に進んで慎重な判定がなされる。 【0015】最大値テーブル15には、エージングの面
で許容される最大のX線条件Kpが納められている。こ
のエージングの面で許容される最大のX線条件Kpと
は、前回のX線条件あるいは通常使用するX線条件の範
囲(過去のX線条件の平均値Kaから求められる)と前
回からの経過時間により定まるもので、経過時間が長く
なればなるほど小さくなる。そして、この許容最大条件
はX線管球18によって一定であるため、前回の条件あ
るいは通常の条件範囲と経過時間ごとにあらかじめ実測
して求めておくことができる。こうして求められた許容
最大条件Kpに関する情報が前回の条件(あるいは通常
の条件範囲)と経過時間ごとにテーブル化されて最大値
テーブル15として保持される。 【0016】そこで、このステップ27では、CPU1
2が最大値テーブル15より前回の条件(あるいは通常
の条件範囲)と経過時間Tとに対応する許容最大値Kp
を読み出して、これと現在の設定値Kとを比較する。後
者が前者よりも低いときは許容範囲内に収まっているの
で、そのまま設定終了となり(ステップ25)、X線曝
射して(ステップ26)それが記憶される(ステップ2
1)。 【0017】逆に、設定値Kが許容最大値Kpを上回っ
ている場合には、エージングの点でX線管球18の保護
が図れないと判定され、このときはステップ28に入り
ブザー16を動作させて警告する。そこでステップ22
に戻って再度の条件設定がなされ、ブザー16による警
告が発せられなくなるまでこれが繰り返されることにな
る。あるいは、警告がなされたにもかかわらず、それを
無視してもよい特別の事情がある場合などには、操作者
の判断で警告を解除し(ステップ29)、設定終了(ス
テップ25)に持ち込むこともできる。 【0018】なお、上記では警告はブザー16によるも
のとしたが、他に警告灯の点滅(表示の点滅)などによ
り警告を発するようにすることもできる。また、上記で
は実測した許容最大条件をテーブル化して保持させるも
のとしているが、実測結果から、前回の条件(あるいは
通常の条件範囲)をパラメータとし、前回からの経過時
間を変数とする関数をあらかじめ導き出して、この関数
を保持させておいて、CPU12がこの関数を用いて許
容最大条件Kpを計算するよう構成することも可能であ
る。 【0019】さらに、上記では単に警告を発して操作者
に注意を促すだけであるが、警告が発せられるような条
件設定がなされたなら、警告を発するだけなく、その条
件を無効として、許容最大条件を上回るような設定自体
ができないように制限する構成とすることもできる。 【0020】また、図1では計時装置13、メモリ1
4、最大値テーブル15等をハードウェア的に表現して
いるが、CPU12内でソフトウェア的に構成された機
能で行なうことも可能である。 【0021】 【発明の効果】以上説明したように、この発明のX線制
御装置によれば、エージングが不十分な場合にX線管球
にダメージを与えるようなX線条件の設定がなされたと
きに警告を発して、そのような設定が操作者の不注意か
らなされないようにすることができ、これによってX線
管球の不良の防止・寿命の延長を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施の形態を示すブロック図。 【図2】動作を説明するためのフローチャート。 【符号の説明】 10 X線制御装置 11 設定器 12 CPU 13 計時装置 14 メモリ 15 最大値テーブル 16 ブザー 17 電源装置 18 X線管球
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−76983(JP,A) 特開 昭50−141985(JP,A) 特開 昭64−60998(JP,A) 特開 昭51−41986(JP,A) 実開 昭56−112757(JP,U) 実開 昭60−124000(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05G 1/00 - 2/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 X線の曝射時刻と管電圧、管電流および
    印加時間のX線条件とを記憶する記憶手段と、記憶され
    た前回の曝射時刻から現時点までの経過時間を求めると
    ともに、この経過時間に対応した、エージングについて
    の保護違反とならない最大の管電圧、管電流および印加
    時間のX線条件を、記憶された管電圧、管電流および印
    加時間のX線条件より求める手段と、現時点で設定され
    た管電圧、管電流および印加時間のX線条件と上記の最
    大の管電圧、管電流および印加時間のX線条件とを比較
    して前者が後者より大きいか小さいかを判定する手段
    と、前者が後者より大きいとの判定結果に応じて警告を
    発生する手段とを備えることを特徴とするX線制御装
    置。
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JP4868806B2 (ja) * 2005-09-21 2012-02-01 株式会社東芝 X線装置
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