JP3375222B2 - 燃焼機器の安全制御方法及びその装置 - Google Patents

燃焼機器の安全制御方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に燃焼機器(ガス機
器等)の安全動作を図るための安全制御方法及びその装
置に係り、特に、燃焼機器の劣化に起因する異常状態に
応じて安全動作を確保できるようにした安全制御方法及
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃焼機器に動作異常が生じた場合、人命
を危険な状態に晒すおそれがあるので、従来から種々の
安全制御方法及び安全制御装置が提案されている。例え
ば、燃焼機器が劣化した状態で長期間使用を継続するこ
とは、不完全燃焼等の不測の事態を招きかねないので、
燃焼機器の劣化を示すパラメータ(例えば、ファンの回
転数や電流値等)を選択し、このパラメータを監視する
ことによって、パラメータが異常値となった際には、燃
焼機器の動作を強制的に停止させるようなことが従来か
ら行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の技術においては、パラメータの異常値を招
いた原因が、燃焼機器に突発的に何らかの異常が生じた
ことに起因するものであるのか、燃焼機器の経年変化の
積算の結果、異常値を示すこととなったのかを判断して
いない。したがって、本来的には異常値を招いた原因に
応じて適切な安全策が講じられるべきところ、異常値を
越えたか否かによって一律的な処理しか行っていなかっ
たので、より適切な安全制御が望まれていた。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、燃焼機器の異常の状態に応じた動作制御を可能とす
る燃焼機器の安全制御方法及びその装置を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る燃焼機器の安全制御方法は、燃焼機器の劣化の指標と
なる所定のパラメータの時間に対する変化率を求め、そ
の大小により突発的異常の発生か経年変化による異常の
発生かを判断し、その判断結果に応じて前記燃焼機器の
動作を制御するようにしたものである。
【0006】請求項2記載の発明に係る燃焼機器の安全
制御装置は、燃焼機器の劣化の指標となるパラメータと
なる所定の物理量を検出する検出手段と、前記検出手段
により検出された物理量の時間に対する変化率を演算す
る演算手段と、前記演算手段により算出された変化率の
大小により前記燃焼機器の異常が突発的異常か経年変化
による異常かを判断する異常判断手段と、前記異常判断
手段の判断結果に応じて前記燃焼機器の動作を制御する
動作制御手段と、を具備してなるものである。
【0007】
【作用】燃焼機器の劣化の指標となるパラメータの変化
率は、燃焼機器に突発的な異常が生じた際には、経年変
化による変化率に比して非常に大きなものとなるので、
この変化率の大小により燃焼機器に突発的な異常が発生
したか、経年変化により燃焼機器に異常が生じたかが判
断でき、その判断結果に応じて燃焼機器に対して適切な
処置を施すことが可能となるものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る燃焼機器の安全制御方法
及び燃焼機器の安全制御装置の一実施例について、図
1、図2、図3及び図4を参照しつつ説明する。ここ
で、図1は本発明に係る燃焼機器の安全制御装置の一構
成例を示す構成図、図2は図1に示された実施例におけ
る燃焼機器の安全制御装置による制御動作の手順を示す
フローチャート、図3は燃焼機器に突発的異常が生じた
際のパラメータの変化を示す特性線図、図4は燃焼機器
の経年変化によるパラメータの変化を示す特性線図であ
る。なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定
するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変す
ることができるものである。
【0009】本実施例における燃焼機器の安全制御装置
は、図示しない燃焼機器の劣化の指標となるパラメータ
の変化を検出する検出手段としてのセンサ1と、このセ
ンサ1からの検出信号をCPU3へ入力するために必要
な信号処理を施すインターフェイス回路(図1において
は「I/F」と略記)2と、ROM、RAM等を内蔵し
てなるいわゆるワンチップ・マイコンであるCPU3
と、このCPU3からの制御信号により図示しない燃焼
機器に対して必要な動作制御を行う動作制御手段として
の動作制御回路4とを有してなるものである。
【0010】かかる構成における本装置の動作につい
て、図2に示されたフローチャートを参照しつつ以下説
明する。先ず、本装置の図示されない電源スイッチが投
入されることにより、CPU3によって制御プログラム
が実行されて、センサ1からの検出信号がCPU3に入
力されることとなる(図2のステップ100)。
【0011】ここで、センサ1により検出される対象
は、燃焼機器の劣化の指標となるパラメータとなるもの
で、具体的には例えば、燃焼機器に用いられているファ
ンであって一定量の風量を得るように制御されているフ
ァンの回転数や、一定回転数におけるファンの電流、さ
らには火炎温度等が好適である。
【0012】次に、入力されたセンサ信号の時間に対す
る変化すなわち変化率の演算がCPU3により行われる
こととなる(図2のステップ102)。そして、求めら
れた変化率により燃焼機器に突発的異常が発生したか、
経年変化によるものかが判断される(図2のステップ1
04)。この変化率による燃焼機器の異常の有無の判断
は次述するような考えに基づくものである。先ず、例え
ば燃焼機器に突発的な異常が発生した場合には、図3に
示されたようにセンサ1の検出対象である燃焼機器の劣
化を示すパラメータの値は、異常発生の時刻の前後にお
いて急激な変化を示すが、経年変化による場合には図4
に示されたように徐々に高くなる傾向を示すものとな
る。
【0013】したがって、単にパラメータの値が所定の
閾値を越えたか否かだけの判断では、突発的な異常によ
るものか、単に経年変化によるものなのかを判断するこ
とはできないが、変化率を求めてその大小を見ることに
よってこれらの判断が可能となる。すなわち、突発的な
異常が発生した際、パラメータの変化率は、その前後に
比して極端に大きな値となる一方、単に経年変化の蓄積
によりパラメータの値が所定の値を越える異常な状態と
なった場合における変化率は、極端に大きな値を示すよ
うなことはない。
【0014】上述のような観点によりステップ104に
おける判断処理が行われ、単に経年変化によるものであ
ると判断された場合(図2において「経年変化」の場
合)には、経年変化による劣化が生じたことを例えばラ
ンプ等を点灯させたり、ブザー等を鳴動させる等により
使用者に知らせる(図2のステップ108)。一方、異
常と判断された場合(図2において「異常」の場合)に
はCPU3より動作制御回路4に対して燃焼機器の安全
を確保するために必要な制御信号が出力されて、その結
果、動作制御回路4により燃焼機器の安全対策が確保さ
れることとなる(図2のステップ106)。
【0015】ここで、動作制御回路4により行われる燃
焼機器の安全対策とは、具体的には、例えば燃焼機器の
動作を強制的に停止させる、警報を発生する等の種々の
対応が考えられ、種々選択され得るものである。本実施
例においては、CPU3及びこのCPU3により実行さ
れる図2に示された制御により、演算手段及び異常判断
手段が実現されている。
【0016】上述の実施例においては、図2のステップ
104の判断処理により単に経年変化による異常と判断
された場合、その旨の表示等を行うようにしたが、この
とき同時に燃焼機器の動作能力を低下させるようし、燃
焼機器が動作限界の上限で動作することに起因する事故
防止を図るようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、燃
焼機器に生ずる劣化の原因の違いに応じて燃焼機器の動
作の安全を確保できるように構成することにより、突発
的な異常の発生か、経年変化による異常の発生かを識別
することができるので、それぞれに応じて適切な処置を
燃焼機器に施すことができ、安全確保が確実且つ適切に
行えるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃焼機器の安全制御装置の一実施
例を示す構成図である。
【図2】図1に示された実施例における燃焼機器の安全
制御装置による制御動作の手順を示すフローチャートで
ある。
【図3】燃焼機器に突発的異常が生じた際のパラメータ
の変化を示す特性線図である。
【図4】燃焼機器の経年変化によるパラメータの変化を
示す特性線図である。
【符号の説明】
1…センサ 2…インターフ
ェイス回路 3…CPU 4…動作制御回
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−272754(JP,A) 特開 平6−331139(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/24 F23N 5/26 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼機器の劣化の指標となる所定のパラ
    メータの時間に対する変化率を求め、その大小により突
    発的異常の発生か経年変化による異常の発生かを判断
    し、その判断結果に応じて前記燃焼機器の動作を制御す
    ることを特徴とする燃焼機器の安全制御方法。
  2. 【請求項2】 燃焼機器の劣化の指標となるパラメータ
    となる所定の物理量を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された物理量の時間に対する
    化率を演算する演算手段と、 前記演算手段により算出された変化率の大小により前記
    燃焼機器の異常が突発的異常か経年変化による異常か
    判断する異常判断手段と、 前記異常判断手段の判断結果に応じて前記燃焼機器の動
    作を制御する動作制御手段と、 を具備してなることを特徴とする燃焼機器の安全制御装
    置。
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