JP3502718B2 - 転写装置 - Google Patents
転写装置Info
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Description
ミリ、プリンタ等の画像形成装置に関し、詳しくは感光
体に形成された画像をベルト状の転写体に転写する転写
装置に関するものである。
感光体に形成された画像を転写体に転写する転写装置が
知られている。この転写装置の要部を図8に示す。転写
装置は、感光体50に形成された画像が転写される転写
ベルト51と、転写ベルト51を感光体50に接離させ
るバックアップローラ52と、感光体50上の画像を転
写ベルト51に転写する転写部53と、転写ベルト51
を回転駆動する駆動ローラ54と、転写ベルト51を支
持する従動ローラ55と、転写ベルト51に張力を付与
するテンションローラ56とから主に構成されており、
転写ベルト51の張力により感光体50と転写ベルト5
1とを密着させている。
ーラ54及び従動ローラ55の平行度の精度が低い場合
や、転写ベルトの左右の周長さに差がある場合等には、
転写ベルトの張力差によって、図9に示すように、転写
ベルト51の表面に波状のしわ51aが生じる。また、
図10に示すように、転写ベルト51の端部に折れ51
bが生じたり、図11に示すように、バックアップロー
ラ52、駆動ローラ54及び従動ローラ55の各端部か
ら突出している部分にしわ51c、伸び、あるいは凹み
が生じる場合もある。これらの変形が発生した場合に
は、感光体50と転写ベルト51と密着不良が生じて、
転写不良となり、画像品質が悪化する問題点が発生す
る。特に、転写ベルト51が感光体50に押圧された状
態で長時間放置された場合には、転写ベルト51のバッ
クアップローラ52に巻装された部分に張力が集中して
作用するために、この部分でのしわ、折れ、凹み等が発
生しやすい。そこで、上述の問題点を解決するものとし
て、転写紙を感光体にローラ等で直接押圧して、感光体
上の画像を転写紙に転写する技術が特開平1−1072
80号公報に開示されている。
に対して直接転写紙を押圧する方法では、感光体とロー
ラとの位置精度を高める必要があり、ローラの位置調整
が困難である。また、転写紙にしわ等がある場合には、
転写紙を感光体に密着させるためにローラの押圧力を強
くする必要がある。ところが、ローラの押圧力を強くす
ると、感光体から転写紙が離れるときに、転写紙に転写
された画像が感光体側に戻ってしまう現象が発生するお
それがある。特に、カラー画像の場合には、トナー層が
厚いために発生しやすい。よって、前述の方法では、転
写紙の感光体への良好な密着と、感光体上の画像の転写
紙への良好な転写とを両立することが困難である。すな
わち、転写紙の感光体への密着に重点を置くと、感光体
上の画像が転写紙からはがれて感光体側に戻ってしまう
転写不良が発生し、その逆に画像の転写紙への転写に重
点を置くと、転写紙の感光体への密着が不十分になり密
着不良が発生するという問題点があり、何れにしても画
像品質が悪化する問題点がある。また、前述の特開平1
−107280号公報には、転写位置の両側をローラで
押圧する方法も開示されているが、転写紙に部分的な伸
び、折れあるいはしわ等がある場合には、これらを矯正
することは困難である。
解決し、転写体の感光体への密着不良と、画像の転写紙
への転写不良とを共に防止する転写装置を提供すること
にある。
ベルト状の転写体を感光体に対して接離して、感光体に
形成された画像を上記転写体に転写する転写装置におい
て、転写位置またはその近傍で上記感光体の回転する向
きの上記転写位置よりも上流側の、上記転写体の内周面
に対向する位置に、上記転写体の当接動作に連動して上
記転写体をその自由端部で押圧し、上記転写体の離脱動
作に連動して上記転写体から離脱する弾性を有する板状
の押圧部材を設けた構成である。
体を感光体に対して接離して、感光体に形成された画像
を上記転写体に転写する転写装置において、転写位置ま
たはその近傍で上記感光体の回転する向きの上記転写位
置よりも上流側の、上記転写体の内周面の上記転写体の
幅方向における両端部のみに対向する位置に、上記転写
体の当接動作に連動して上記転写体を押圧し、上記転写
体の離脱動作に連動して上記転写体から離脱する押圧部
材をそれぞれ設けた構成である。
体を感光体に対して接離して、感光体に形成された画像
を上記転写体に転写する転写装置において、転写位置ま
たはその近傍で上記感光体の回転する向きの上記転写位
置よりも上流側の、上記転写体の内周面に対向する位置
に設けられ、上記転写体の当接動作に連動して上記転写
体を押圧し、上記転写体の離脱動作に連動して上記転写
体から離脱する押圧部材と、上記押圧部材の押圧時に、
上記押圧部材の上記転写体への押圧を補助する補助押圧
部材と、を有する構成である。
体を感光体に対して接離して、感光体に形成された画像
を上記転写体に転写する転写装置において、転写位置ま
たはその近傍で上記感光体の回転する向きの上記転写位
置よりも上流側の、上記転写体の内周面の上記転写体の
幅方向における両端部のみに対向する位置に設けられ、
上記転写体の当接動作に連動して上記転写体を押圧し、
上記転写体の離脱動作に連動して上記転写体から離脱す
る押圧部材と、上記押圧部材の押圧時に、上記押圧部材
の上記転写体への押圧を補助する、上記押圧部材に対応
する補助押圧部材と、を有する構成である。
形成装置としてのカラー複写機について、図1を参照し
て説明する。このカラー複写機は、原稿読み取りのため
のスキャナ部1と、このスキャナ部1より送出されるデ
ジタル出力信号を電気的に処理する画像処理部2と、こ
の画像処理部2からの各色の画像記録情報に基づいて画
像を転写紙上に形成するプリンタ部3とから主に構成さ
れている。
走査照明するランプ5、例えば、ハロゲンランプを有す
る。このランプ5で照明された際の原稿からの反射光
は、ミラー6,7,8を経て結像レンズ9に入射する。
結像レンズ9により、画像光は画像情報読み取り部であ
る3ラインCCD10に結像され、レッド、グリーン、
ブルーの各成分毎にデジタル信号に変換して出力され
る。
ーン、ブルーの各成分のデジタル信号は、画像処理部2
に送られ、必要な処理を施され、各色の記録情報、すな
わち、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの信号に
変換される。画像処理部2で変換された記録情報は、プ
リンタ部3に入力され、レーザ光出射装置11に送られ
る。プリンタ部3の画像形成部は、レーザ光射出装置1
1、感光体12、帯電装置13、現像装置14、中間転
写装置15及びクリーニング装置16から主に構成され
ている。現像装置14は、記録情報に応じたブラック、
シアン、マゼンタ、イエローの各現像部(14Bk,1
4C,14M,14Y)を有しており、回転可能な構成
で本体に支持され、必要に応じて各色の現像部が感光体
12上に形成された潜像を顕像化する位置(図1中、1
4Bkの位置)に移動可能となっている。また、現像さ
れた感光体12上の像濃度を検知するための濃度センサ
17が現像装置14の下流側に配置され、濃度センサ1
7からの濃度信号により現像部内へのトナー補給、現像
条件の変更等が行われ、画像濃度を適正に保つように制
御される。
ち、感光体12に関して現像装置14と対向する側に
は、感光体12上の画像を転写する中間転写装置15が
配設されている。中間転写装置15は、駆動ローラ18
と複数の従動ローラ31に支持された転写体としての中
間転写ベルト19と、中間転写ベルト19を感光体12
に接離させるバックアップローラ32と、中間転写ベル
ト19に張力を付与するテンションローラ33と、感光
体12上の各色の画像を中間転写ベルト19に転写する
ベルト転写装置20と、各色の画像の位置を合わせるた
めの像同期センサ22と、中間転写ベルト19に転写さ
れた画像を転写紙Pに転写する紙転写装置21と、中間
転写ベルト19を感光体12に密着させる弾性を有する
押圧部材35、例えば、マイラー(商品名)と、中間転
写ベルト19の表面をクリーニングするベルトクリーニ
ング装置23とから主に構成されている。
2は、軸36を中心にして搖動自在の搖動ブラケット3
7に回転自在に支持されている。軸36は、カラー複写
機の図示しない側板に回転自在に支持されている。搖動
ブラケット37のバックアップローラ32が支持されて
いる下部には、後述する押圧ブラケット38に係合する
係合部37aが突出している。係合部37aの断面形状
は、上方に折曲するL字状を成している。搖動ブラケッ
ト37には、バックアップローラ32を中間転写ベルト
19に接離させる図示しないバックアップローラ駆動手
段が設けられている。
ト転写装置20を覆うような断面略L字状の押圧ブラケ
ット38が配設されている。図3において、押圧ブラケ
ット38の一端部には、押圧部材35が接着されている
とともに、カラー複写機の側板に支持されている軸40
を回転自在に挾持する挾持部41が形成されている。押
圧部材35は、ベルト転写装置20と従動ローラ31と
の間、すなわち、ベルト転写装置20の近傍であって、
感光体12の回転する向きのベルト転写装置20よりも
上流側の、中間転写ベルト19の内周面に対向する位置
に配設されている。挾持部41は、押圧ブラケット38
の端縁38bと押圧ブラケット38の側部から延出する
爪38cとから構成されており、軸40を上下から挟み
込む。軸40には、爪38cが係合する溝40aが設け
られている。
係合部37aが係合する断面L字状の被係合部38aが
形成されている。被係合部38aと係合部37aとが係
合していることにより、押圧ブラケット38は、バック
アップローラ32の上昇動作に伴って、軸40を中心に
上方へ搖動され、バックアップローラ32の下降動作に
伴って、軸40を中心に下方へ搖動される。被係合部3
8aには、両ブラケット37,38の搖動時に係合部3
7aと被係合部38aとの係合による摺動を緩和するス
ポンジ等のクッション材39が固着されている。押圧部
材35、押圧ブラケット38、係合部37a及び被係合
部38aは、中間転写ベルト19の幅と略同様の幅を有
している。
像形成動作中には退避位置に後退しており、中間転写ベ
ルト19上の画像が転写紙Pに転写された後に動作位置
に移動して、中間転写ベルト19上に残留したトナーを
回収して次の画像動作に備える。
する給紙トレイ部24、トナー画像を転写紙Pに加圧加
熱定着させる定着装置28及び画像を転写された転写紙
Pを定着装置28に搬送する用紙搬送装置27がそれぞ
れ配設されている。給紙トレイ部24は、装置手前側に
引き出し補給動作を行うフロントローディング式の給紙
方式を採用しており、所定の用紙積載量の確保と用紙先
端領域をピックアップローラ30に当接させるために積
載用紙の束を上下にストロークさせる必要とから、所定
の高さを有している。
説明する。カラー画像形成の場合は、各色の記録情報を
重ねる必要があるが、本装置においては、中間転写ベル
ト19上で色重ねを行う構成を採用している。図1では
ブラック現像部14Bkが現像位置あり、レーザ光射出
装置11は、画像処理部2から出力されたブラックの記
録情報に基づいて感光体12上にブラック潜像を形成す
る。感光体12上のブラック潜像は現像部14Bkによ
って顕像化され、ベルト転写装置20により中間転写ベ
ルト19上に転写される。このとき、画像形成は、像同
期センサ22によるベルト上の送り方向位置の検知信号
に基づいて開始される。
ベルト19から離間した位置に待避しているバックアッ
プローラ32は、バックアップローラ駆動手段によって
上昇されて中間転写ベルト19に当接され、中間転写ベ
ルト19を感光体12に向かって持ち上げる。バックア
ップローラ32の上昇動作に伴って、係合部37aが、
被係合部38a内のクッション材39を押圧しつつ、押
圧ブラケット38を軸40を中心にして上方へ搖動す
る。押圧ブラケット38が搖動することにより、押圧部
材35が中間転写ベルト19の内側から中間転写ベルト
19を感光体12に向かって押圧する。したがって、中
間転写ベルト19は、転写位置に関して感光体12の回
転する向きの上下流の両側から感光体12に当接され、
感光体12に密着される。中間転写ベルト19が感光体
12に確実に密着されることにより、中間転写ベルト1
9上のしわ、折れあるいは凹み等は矯正される。
密着されると、ベルト転写装置20によって、感光体1
2上のブラック画像が中間転写ベルト19に転写され
る。ブラック画像に関する中間転写ベルト19上への転
写が終了すると、バックアップローラ32は、バックア
ップローラ駆動手段によって下降されて中間転写ベルト
19から離間した待避位置に移動される。このときの中
間転写ベルト19の位置を一点鎖線で示す。バックアッ
プローラ32の下降動作に伴って、係合部37aが、押
圧ブラケット38を軸40を中心にして下方へ搖動す
る。押圧ブラケット38が下方へ搖動することにより、
押圧部材35が中間転写ベルト19から離間される。
すると、現像装置14が回転し、例えば、シアン現像部
14Cが現像位置に移動し、像同期センサ22の検知信
号に基づいて、レーザ光射出装置11はシアンの記録情
報の形成を開始する。以下同様の動作を繰り返し、中間
転写ベルト19上に各色の重ねられたカラー画像が形成
される。
されると、給紙トレイ部24または手差トレイ25aを
有する手差し給紙部25から転写紙Pが供給される。こ
の転写紙Pは、レジストローラ26によって先端を揃え
られ、画像形成タイミングを合わせて転写部領域に送ら
れ、紙転写装置21により中間転写ベルト19上のトナ
ー画像を転写される。そして、上面に画像を転写された
転写紙Pは、用紙搬送装置27によって定着装置28に
送られ、この定着装置28によってトナー画像を加圧加
熱定着されて、排出ローラ29により機外に排出され
る。
示す。しわや凹み等で中間転写ベルト19の変形量が大
きい場合に、押圧部材35が中間転写ベルト19を押圧
すると、押圧部材35による押圧力だけでは中間転写ベ
ルト19の変形を矯正できずに、逆に押圧部材35の先
端部が中間転写ベルト19形状に沿って弾性変形してし
まう。そこで、押圧部材35の下方に、押圧部材35の
押圧時に、押圧部材35の中間転写ベルト19への押圧
を補助する補助押圧部材としての板バネ44を配設す
る。板バネ44は、断面L字状に形成され、その一端縁
が押圧部材35の下面との間に隙間を持って配置され、
その他端縁が押圧ブラケット38に固着されている。
置の動作を説明する。中間転写ベルト19の変形が小さ
い場合には、前述の第1の実施例と同様に、押圧部材3
5によって中間転写ベルト19の変形を矯正する。中間
転写ベルト19の変形が大きい場合には、ピックアップ
ローラ32の上昇動作によって押圧部材35が中間転写
ベルト19を押圧すると、押圧部材35の先端部が中間
転写ベルト19形状に沿って下方に弾性変形しようとす
るが、押圧部材35の下方から板バネ44が、自身の弾
性力によって押圧部材35の下面から押圧部材35を押
圧するので、実質的に押圧部材35の押圧力が増加され
る。押圧部材35の押圧力が増加されるので、押圧部材
35の先端部の弾性変形が防止されて中間転写ベルト1
9の変形が矯正され、感光体12と中間転写ベルト19
とが確実に密着される。このように、転写体の変形量が
大きい場合、すなわち、しわ、折れ、凹み等が大きい場
合でも、密着不良を防止できる。
おいて、図3に示す部材と同様の部材は、図3で用いた
符号と同一符号を付すにとどめてその説明を省略し相違
する点について説明する。図6に示すように、中間転写
ベルト19の幅方向の両端部、すなわち、画像領域の端
部には、押圧部材45がそれぞれ配設されている。押圧
部材45に対応して、押圧ブラケット48も中間転写ベ
ルト19の幅方向の両端部にそれぞれ配設されている。
押圧ブラケット48は、中間転写ベルト19の幅方向の
長さを除いて、第1の実施例の押圧ブラケット38と同
様の形状であり、本実施例では押圧部材45の幅方向の
長さに応じてその長さが短くなっている。なお、図6
中、符号48a,48b,48cは、図3における被係
合部38a,端縁38b,爪38cに対応している。
7に示す。同図において、押圧部材45は、押圧ブラケ
ット48に接着される接着部45aと、中間転写ベルト
19を押圧する押圧部45bとから構成されている。押
圧部材45は、押圧ブラケット48との接着面積を十分
に得るために、押圧部45bから接着部45aへ広がる
末広がり形状に形成されている。これは、押圧時に押圧
ブラケット48と押圧部材45との接着部45aに強い
力が作用するので、押圧部材45の押圧ブラケット48
からの剥離を防止するために接着部45aの面積を十分
に確保しなければならないためである。また、押圧部4
5bは、不必要な部分に押圧力が作用することを防止す
るために必要最小限の面積、かつ形状と成っている。
圧動作は、第1の実施例と同様なので省略する。本実施
例では、中間転写ベルト19の幅方向の両端部を押圧す
るので、中間転写ベルト19の両端部に発生するしわ、
折れあるいは凹み等が矯正されるとともに、中間転写ベ
ルト19の両端部が感光体12に密着される。
施例の変形例と同様に、押圧部材45の下方に板バネ4
4を配設することによって、中間転写ベルト19の変形
量が大きい場合でも、中間転写ベルト19の変形を矯正
でき、感光体12と中間転写ベルト19とを確実に密着
することができる。
は、ベルト転写装置20の近傍であって、感光体12の
回転する向きのベルト転写装置20よりも上流側に配設
されているが、この押圧部材35,45を、転写位置、
すなわち、感光体12とベルト転写装置20との間の、
中間転写ベルト19の内周面に対向する位置に配設して
も良い。また、以上説明した実施例は、感光体上の画像
をベルト状の転写体に転写するカラー複写機に本発明を
適用した場合について説明したが、本発明を、感光体上
の画像を直接転写紙に転写する方式の画像形成装置に適
用できることは勿論である。
よれば、転写位置またはその近傍で感光体の回転する向
きの転写位置よりも上流側の、転写体の内周面に対向す
る位置に押圧部材を配設し、転写体の当接動作に連動し
て押圧部材で転写体を押圧するので、転写体にしわ、折
れ、凹み等があっても、転写体の感光体への当接動作時
にこれらは矯正されて転写体が感光体に確実に密着さ
れ、密着不良及びこの密着不良による転写不良を防止で
きる。また、転写体の感光体への密着と画像の転写体へ
の転写との両方を良好に行うことができ、高品質な転写
画像を得ることができる。さらに、転写体の離脱動作に
連動して押圧部材が転写体から離脱するので、非転写時
に、転写体への不要な押圧力の作用を防止でき、転写体
交換作業時に押圧部材が作業性を低下させることも防止
される。
その近傍で感光体の回転する向きの転写位置よりも上流
側であって、転写体の幅方向における両端部に対向する
位置に一対の押圧部材を配設し、転写体の当接動作に連
動して押圧部材で転写体の両端部をそれぞれ押圧するの
で、転写体の両端部にしわ、折れ、凹み等があっても、
転写体の感光体への当接動作時にこれらは矯正されて転
写体が感光体に確実に密着され、密着不良及びこの密着
不良による転写不良を防止できる。また、押圧部材の作
用域を限定しているため、不必要な部分に押圧力を作用
させることがないので、押圧部材と転写体の摺接による
経時劣化も最小限に抑えることができる。さらに、転写
体の離脱動作に連動して押圧部材が転写体から離脱する
ので、非転写時に、転写体への不要な押圧力の作用を防
止でき、転写体交換作業時に押圧部材が作業性を低下さ
せることも防止される。
その近傍で感光体の回転する向きの転写位置よりも上流
側の、転写体の内周面に対向する位置に配設され、転写
体を感光体に押圧する押圧部材と、押圧部材の押圧時
に、押圧部材の転写体への押圧を補助する補助押圧部材
とを有するので、転写体の感光体への押圧時に、転写体
は、押圧部材と補助押圧部材とによる押圧力によって押
圧され、感光体に対して確実に密着される。したがっ
て、転写体の変形量が大きい場合、すなわち、しわ、折
れ、凹み等が大きい場合でも、密着不良を防止できると
ともに、密着不良による転写不良も防止できる。また、
転写体の離脱動作に連動して押圧部材が転写体から離脱
するので、非転写時に、転写体への不要な押圧力の作用
を防止でき、転写体交換作業時に押圧部材が作業性を低
下させることも防止される。
その近傍で感光体の回転する向きの転写位置よりも上流
側であって、転写体の幅方向における両端部に対向する
位置に配設された一対の押圧部材と、押圧部材の押圧時
に、押圧部材の転写体への押圧を補助する、各押圧部材
に対応する一対の補助押圧部材とを有するので、転写体
の感光体への押圧時に、転写体の両端部は、押圧部材と
補助押圧部材とによる押圧力によって押圧され、感光体
に対して確実に密着される。したがって、転写体の両端
部の変形量が大きい場合でも、しわ、折れ、凹み等が矯
正されて、密着不良及びこの密着不良による転写不良を
防止できる。また、押圧部材の作用域を限定しているた
め、不必要な部分に押圧力を作用させることがないの
で、押圧部材と転写体の摺接による経時劣化も最小限に
抑えることができる。さらに、転写体の離脱動作に連動
して押圧部材が転写体から離脱するので、非転写時に、
転写体への不要な押圧力の作用を防止でき、転写体交換
作業時に押圧部材が作業性を低下させることも防止され
る。
機の概略断面図である。
面図である。
大図である。
である。
ある。
る。
拡大図である。
斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】ベルト状の転写体を感光体に対して接離し
て、感光体に形成された画像を上記転写体に転写する転
写装置において、 転写位置またはその近傍で上記感光体の回転する向きの
上記転写位置よりも上流側の、上記転写体の内周面に対
向する位置に、上記転写体の当接動作に連動して上記転
写体をその自由端部で押圧し、上記転写体の離脱動作に
連動して上記転写体から離脱する弾性を有する板状の押
圧部材を設けたことを特徴とする転写装置。 - 【請求項2】ベルト状の転写体を感光体に対して接離し
て、感光体に形成された画像を上記転写体に転写する転
写装置において、 転写位置またはその近傍で上記感光体の回転する向きの
上記転写位置よりも上流側の、上記転写体の内周面の上
記転写体の幅方向における両端部のみに対向する位置
に、上記転写体の当接動作に連動して上記転写体を押圧
し、上記転写体の離脱動作に連動して上記転写体から離
脱する押圧部材をそれぞれ設けたことを特徴とする転写
装置。 - 【請求項3】ベルト状の転写体を感光体に対して接離し
て、感光体に形成された画像を上記転写体に転写する転
写装置において、 転写位置またはその近傍で上記感光体の回転する向きの
上記転写位置よりも上流側の、上記転写体の内周面に対
向する位置に設けられ、上記転写体の当接動作に連動し
て上記転写体を押圧し、上記転写体の離脱動作に連動し
て上記転写体から離脱する押圧部材と、 上記押圧部材の押圧時に、上記押圧部材の上記転写体へ
の押圧を補助する補助押圧部材と、 を有することを特徴とする転写装置。 - 【請求項4】ベルト状の転写体を感光体に対して接離し
て、感光体に形成された画像を上記転写体に転写する転
写装置において、 転写位置またはその近傍で上記感光体の回転する向きの
上記転写位置よりも上流側の、上記転写体の内周面の上
記転写体の幅方向における両端部のみに対向する位置に
設けられ、上記転写体の当接動作に連動して上記転写体
を押圧し、上記転写体の離脱動作に連動して上記転写体
から離脱する押圧部材と、 上記押圧部材の押圧時に、上記押圧部材の上記転写体へ
の押圧を補助する、上記押圧部材に対応する補助押圧部
材と、 を有することを特徴とする転写装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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