JP3502466B2 - 電解質溶液の測定方法および電解質測定装置 - Google Patents

電解質溶液の測定方法および電解質測定装置

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JP3502466B2
JP3502466B2 JP02075795A JP2075795A JP3502466B2 JP 3502466 B2 JP3502466 B2 JP 3502466B2 JP 02075795 A JP02075795 A JP 02075795A JP 2075795 A JP2075795 A JP 2075795A JP 3502466 B2 JP3502466 B2 JP 3502466B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電解質溶液の測定方法お
よび電解質測定装置に係り,特に,臨床検査の自動分析
装置に使用される高速処理に最適で高精度の測定が可能
な電解質溶液の測定方法および電解質測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電解質溶液の測定方法および電解
質測定装置では,電解質溶液の濃度を測定する場合,所
定のチューブ等を用いて被検液を導いて膜電極に接触さ
せ,膜電極の膜面での電気化学的平衡状態が安定するま
での一定時間,被検液を静止させた後,膜電極の電位を
測定して電解質溶液の濃度を測定している。
【0003】尚,このときの膜電極の出力が温度によっ
て変化するため,膜電極自身或いは膜電極を含む環境を
一定の温度環境に保ち,更に,ヒータや,恒温槽等の装
置を用いて被検液の温度も予め同一の温度に保持すると
いう測定方法を採っていた。
【0004】ところがこの測定方法によれば,温度によ
る膜電極の出力変化をなくすために,ヒータや恒温槽等
を用いているため,複雑な構成でコスト高となり,また
装置全体が大型化する,膜電極自身或いは膜電極を含む
環境を一定の温度環境に保ち,被検液の温度を予め同一
の温度に保持することによって,温度による影響を無く
し膜電極の出力を安定させているため,測定に先立って
温度コントロールを行うためのウォーミングアップが必
要であり,測定可能になるまでに時間がかかる,等々の
問題点があった。
【0005】これらの問題に対処するため,特開平5−
232083号には,イオンセンサを用いて被検液中の
イオン濃度を測定する装置において,液体の温度変化に
よる誤差要因を小さくするために,イオン電極(セル)
近傍に温度センサを装着し,該温度センサによって被検
液の流路内の温度を直接測定し,増幅器で変化電圧を求
め,差動増幅器で膜電極の出力電圧から温度による変化
電圧分を相殺して,目的の成分のみの出力電圧を得ると
いう電解質溶液の測定方法および電解質測定装置が提案
されている。
【0006】この従来の電解質溶液の測定方法および電
解質測定装置によれば,簡単な構成で温度変化による影
響を無くすことができ,且つ,コストの低減,装置の小
型化が図れる,ウォーミングアップにかかる時間を省
き,随時測定が可能である,被検液の温度を予め膜電極
の環境温度と同一に保持する必要が無く,高速処理が可
能である,測定開始或いは間欠的に測定する場合でも,
高精度の測定が行える,等の効果を奏している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の電解質溶液の測定方法および電解質測定装置にあっ
ては,イオン電極(セル)近傍に単一の温度センサによ
って,全体のセルの温度を代表させているため,温度変
化の激しい時,即ち,電解質測定装置自体の温度と被検
液の温度との差が非常に大きい時には,被検液の流路内
における温度が定常状態に至るまでにかなりの時間を要
することから,幾つかのセルに渡って温度勾配を有して
いるにも関わらず,例えばセル出口等に具備された温度
センサの測定温度に基づいて温度補償を行うので,精度
が保証されないという問題があった。
【0008】また,第1検体(第1番目の被検液)につ
いては,温度変化が最も激しいことから,温度補償が難
しく測定結果の精度が保証されず,一般に測定を行わず
に廃棄する等の措置が採られており,測定効率が悪いと
いう問題点があった。
【0009】本発明は,上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって,被検液の流路内における温度変化の
激しい時でも,測定精度を保証し得る電解質溶液の測定
方法および電解質測定装置を提供することを目的として
いる。
【0010】また,本発明の他の目的は,第1検体目か
ら所定の測定精度が保証でき,測定効率の優れた電解質
溶液の測定方法および電解質測定装置を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明の請求項1に係る電解質溶液の測定方法は,
被検液を膜電極に接触させて,被検液と膜電極との間の
電圧(電位差)によって電解質濃度を測定する電解質溶
液の測定方法において,被検液の流路内の温度勾配を測
定し,測定した温度勾配から膜電極における温度を推定
し,該推定温度に従って測定電圧を補正することによ
,温度による影響を補正した被検液と膜電極との間の
電圧を得るものである。
【0012】また,請求項2に係る電解質測定装置は,
流路内を流れる被検液を膜電極に接触させて,被検液と
膜電極との間の電圧(電位差)によって電解質濃度を測
定する電解質測定装置において,前記被検液の電圧を測
定する複数種の膜電極と,前記被検液の流路において,
前記複数種の膜電極よりも上流側に設置されて,前記被
検液の温度を測定する第1温度センサと,前記被検液の
流路において,前記複数種の膜電極よりも下流側に設置
されて,前記被検液の流路内の温度を測定する第2温度
センサと,前記第1温度センサ及び第2温度センサの測
定した温度値に基づいて,前記複数種の膜電極による測
定電圧を補正する温度補償手段とを備えたものである。
【0013】また,請求項3に係る電解質測定装置は,
請求項2記載の電解質測定装置において,前記温度補償
手段は,前記第1温度センサ及び第2温度センサの測定
した温度値を入力し,前記膜電極の温度特性に基づいて
増幅率を可変し,温度による変化電圧を出力する増幅器
と,前記膜電極の出力電圧に変化量を補償する差動増幅
器とを備えたものである。
【0014】更に,請求項4に係る電解質測定装置は,
請求項2または3記載の電解質測定装置において,前記
第1温度センサは,前記被検液の流路の供給元であるポ
ットに設置されて,該ポット内の被検液の温度を測定す
るものである。
【0015】
【作用】本発明の請求項1に係る電解質溶液の測定方法
では,被検液を膜電極に接触させて,被検液と膜電極と
の間の電圧(電位差)によって電解質濃度を測定する電
解質溶液の測定方法において,被検液の流路内の温度勾
配を測定し,測定した温度勾配から膜電極における温度
を推定し,該推定温度に従って測定電圧を補正すること
により,温度による影響を補正した被検液と膜電極との
間の電圧を得るようにしている。
【0016】これにより,従来には測定精度が保証でき
なかった被検液の流路内の温度変化が激しい時でも,測
定精度を保証することができ,また,第1検体目から所
定の測定精度が保証でき,測定効率の優れた電解質溶液
の測定方法を実現できる。
【0017】また,請求項2に係る電解質測定装置で
は,被検液の流路において複数種の膜電極よりも上流側
に設置される第1温度センサにより被検液の温度を測定
し,また複数種の膜電極よりも下流側に設置される第2
温度センサにより被検液の流路内の温度を測定し,これ
ら第1温度センサ及び第2温度センサによる測定温度か
ら流路内の温度勾配を検出して,温度補償手段により,
該温度勾配に基づいて複数種の膜電極による測定電圧を
補正するようにしている。
【0018】これにより,従来には測定精度が保証でき
なかった被検液の流路内の温度変化が激しい時でも,測
定精度を保証することができ,また,第1検体目から所
定の測定精度が保証でき,測定効率の優れた電解質測定
装置を実現できる。
【0019】また,請求項3に係る電解質測定装置で
は,温度補償手段において,第1温度センサ及び第2温
度センサの測定した温度値を入力し,膜電極の温度特性
に基づいて増幅器の増幅率を可変して,当該増幅器から
温度による変化電圧を出力し,差動増幅器により膜電極
の出力電圧と増幅器からの変化電圧との差分を取って変
化量を補償するようにしている。
【0020】更に,請求項4に係る電解質測定装置で
は,第1温度センサは,被検液の流路の供給元であるポ
ットに設置されて,該ポット内の被検液の温度を測定す
るようにしている。このように第1温度センサを流路に
影響を与えない位置に設置することにより,被検液の流
路に設置した場合に,第1温度センサに流れる電流によ
って引き起こされるノイズの,複数種の膜電極による測
定電圧への影響が無くなり,より高精度な測定が保証で
き,また,ノイズを除去するために別途必要とされるフ
ィルタ等を設ける必要がなくなる。
【0021】
【実施例】以下,本発明の電解質溶液の測定方法および
電解質測定装置の一実施例について,図面を参照して詳
細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例に係る電解質測定
装置の構成図である。同図において,本実施例の電解質
測定装置は,ポット101,第1温度センサ102,シ
ッパーチューブ103,イオン選択性膜電極(請求の範
囲にいう複数種の膜電極)104a,104b及び10
4c,リファレンス電極203,第2温度センサ10
5,シッパーチューブ106,ペリスタポンプ107,
脈動ノイズフィルタ110a,110b及び110c,
温度補償回路(温度補償手段)111,CPU112,
プリンタ113,並びに表示器114を備えて構成され
ている。
【0023】ポット101には,被検液120が検体毎
に自動的に注入される。該ポット101の下部には第1
温度センサ102が設置され,ポット101内の被検液
120の温度を測定する。またポット101内の被検液
120は,ペリスタポンプ107の吸引によって,シッ
パーチューブ103,106が形成する被検液120の
流路に流れていく。
【0024】イオン選択性膜電極104a,104b及
び104cは,それぞれ被検液120の各電解質Na,
K,Cl,の電位を測定する。これら複数種のイオン選択
性膜電極104a〜104cに続いて第2温度センサ1
05が設置されており,該第2温度センサ105によっ
て,被検液120の流路内の温度が測定される。
【0025】リファレンス電極203は,特開平5−2
32084号で開示されている液・液ジャンクション方
式のリファレンス電極であり,本実施例では,該リファ
レンス電極203を用いた一点接地によりノイズを除去
した測定を行う。即ち,本測定手法を使用することによ
り,シッパーチューブ103,106中に金属が配置さ
れることなく,電気二重層が形成されない。従って,電
気二重層を含む被検液の電位が決定するまでの待ち時間
が不要となり,随時測定を行うことができる。また,金
属の表面状態の経時的変化によって測定系が不安定とな
ることがなく,常に高精度な測定を行うことができる。
【0026】また,脈動ノイズフィルタ110a,11
0b及び110cは,イオン選択性膜電極104a,1
04b及び104cで測定した電位からペリスタポンプ
103の脈動によって発生する脈動ノイズ成分を除去す
るためのフィルタである。イオン選択性膜電極104
a,104b及び104cからの出力電圧131,13
2及び133は,それぞれ脈動ノイズフィルタ110
a,110b及び110cにより,ノイズ除去された電
圧131’(Na),132’(K)及び133’(Cl)
となる。
【0027】温度補償回路111及びまたはCPU11
2は,第1温度センサ102による測定温度134(T
1)と,第2温度センサ105による測定温度135
(T2)を入力して,流路内の温度勾配を検出する。ま
た,ノイズ除去された各電極の出力電圧131’(N
a),132’(K)及び133’(Cl)を入力し,検
出した温度勾配に基づいて,温度による変化電圧分を相
殺して各イオン選択性膜電極104a〜104cによる
測定電圧を補正する。
【0028】CPU112は,各イオン選択性膜電極1
04a〜104cの補正後の測定電圧から被検液120
の電解質濃度を演算する。CPU112によって最終的
に得られた測定結果(電解質濃度)はプリンタ113及
び表示器114に印刷及び表示される。
【0029】尚,イオン選択性膜電極104aは,電解
質としてNa(ナトリウム)を選択的に測定するものであ
り,本実施例ではクラウンエーテル膜電極を使用する。
また,イオン選択性膜電極104bは,電解質としてK
(カリウム)を選択的に測定するものであり,本実施例
ではクラウンエーテル膜電極を使用する。更に,イオン
選択性膜電極104cは,電解質としてCl(塩素)を選
択的に測定するものであり,本実施例では超積層固体化
分子配向膜(MO膜)電極を使用する。
【0030】図2に,本実施例の電解質測定装置の斜視
図を示す。また図2において,方向Aより見た側面図を
図3(a)に,方向Bより見た平面図を図3(b)に,
方向Cより見た側面図を図3(c)にそれぞれ示す。図
中,201はポットホルダー,202はセルホルダー,
203はリファレンス電極,301は被検液の流路であ
る。また,104a,104b及び104cはそれぞれ
各種イオン選択性膜電極を備えたセルを表している。
【0031】次に,図4の原理説明図を参照して,本実
施例の電解質測定装置の測定原理を説明する。一般に,
例えば冷蔵してあった検体を取り出してすぐに測定を行
う場合等,温度変化の激しい場合,即ち,当該電解質測
定装置自体の温度と被検液120の温度との差が非常に
大きい場合には,被検液120の流路301内における
温度が定常状態に至るまでに一定の時間を要することか
ら,図4に示すように,セル104a〜104cに渡っ
て温度勾配を有することとなる。
【0032】従来では,このような温度勾配を有してい
るにも関わらず,セル近傍に設置された単一の温度セン
サ(本実施例の第2温度センサ105に該当する)によ
って全セル104a〜104cの温度を代表させ,該測
定温度に基づいて温度補償を行うので,高精度な測定が
行えなかった。
【0033】本実施例の電解質測定装置では,被検液の
流路301において複数種のイオン選択性膜電極104
a〜104cよりも上流側,即ちポット101の下部に
第1温度センサ102を設置し,第1温度センサ102
及び第2温度センサ105による測定温度から流路内の
温度勾配を検出し,該温度勾配から各イオン選択性膜電
極104a〜104cにおける温度を推定し,推定温度
に従って各イオン選択性膜電極104a〜104cによ
る測定電圧を補正するようにしている。
【0034】次に,図5に温度補償回路111の具体的
な回路構成(具体例1)を示す。この具体例は,温度補
償回路111における補正機能をハードウェアにより実
現する構成であり,基本的には,第1温度センサ102
及び第2温度センサ105で測定した温度値を入力し,
イオン選択性膜電極104a〜104cの温度特性に基
づいて増幅器の増幅率を可変して,当該増幅器から温度
による変化電圧を出力し,差動増幅器により膜電極の出
力電圧と増幅器からの変化電圧との差分を取って変化量
を補償するものである。
【0035】図5において,温度補償回路111は,第
1温度センサ102からの温度T1を電圧に変換し,同
時に増幅率を可変して各イオン選択性膜電極104a〜
104cの持つ温度特性に対する第1ファクタを作り出
す第1温度検知増幅器(図中,抵抗R5及び演算増幅器
503)と,第2温度センサ105からの温度T2を電
圧に変換し,同時に増幅率を可変して各イオン選択性膜
電極104a〜104cの持つ温度特性に対する第2フ
ァクタを作り出す第2温度検知増幅器(図中,抵抗R6
及び演算増幅器504)と,第1及び第2ファクタを重
み付き加算する加算増幅器(図中,抵抗R7〜R9及び
演算増幅器505)と,反転増幅器(図中,抵抗R1
0,R11及び演算増幅器506)と,各イオン選択性
膜電極104a〜104cの電圧出力と加算増幅器また
は反転増幅器の出力との差分を取る差動増幅器(イオン
選択性膜電極104a〜104cの電圧出力に対応し
て,抵抗R14,R15及び演算増幅器507,抵抗R
16,R17及び演算増幅器508,並びに,抵抗R1
2,R13及び演算増幅器509)と,マルチプレクサ
510と,AD変換器511とを備えて構成されてい
る。
【0036】尚,第1温度センサ102は,抵抗R1及
びR2,並びにサーミスタ501を備えて構成され,ま
た,第2温度センサ105は,抵抗R3及びR4,並び
にサーミスタ502を備えて構成されている。また図
中,110a〜110cは後述する脈動ノイズフィルタ
及びバッファである。
【0037】次に,図6に温度補償回路111の他の具
体的な回路構成(具体例2)を示す。この具体例は,温
度補償手段としての補正機能を温度補償回路111’の
ハードウェア及びCPU112のプログラムにより実現
する構成であり,基本的には,第1温度センサ102及
び第2温度センサ105で測定した温度値,各イオン選
択性膜電極104a〜104cからの測定値をディジタ
ル値に変換して,それらの値に基づき,CPU112内
のプログラムによって,測定値の温度変化を補正するも
のである。
【0038】図6において,温度補償回路111’は,
第1温度センサ102からの温度T1を電圧に変換し,
同時に増幅率を可変して各イオン選択性膜電極104a
〜104cの持つ温度特性に対する第1ファクタを作り
出す第1温度検知増幅器(図中,抵抗R5及び演算増幅
器503)と,第2温度センサ105からの温度T2を
電圧に変換し,同時に増幅率を可変して各イオン選択性
膜電極104a〜104cの持つ温度特性に対する第2
ファクタを作り出す第2温度検知増幅器(図中,抵抗R
6及び演算増幅器504)と,マルチプレクサ610
と,AD変換器611とを備えて構成されている。
【0039】次に,図7は,脈動ノイズフィルタ110
a〜110cの具体的な回路構成を示す。同図におい
て,脈動ノイズフィルタ110は,イオン選択性膜電極
104a(或いは,104b,104c)から信号E1
を入力して交流成分を取り出すコンデンサ701と,交
流成分を増幅するための演算増幅器702と,信号E1
を+入力,信号E2 を−入力として差動増幅する演算増
幅器703と,複数の抵抗Rとから構成される。
【0040】以上に示した構成に基づいて,本実施例の
動作を説明する。本実施例の電解質溶液の測定方法で
は,ペリスタポンプ107を用いて,被検液120に流
速をかけてイオン選択性膜電極104a〜104d上を
一定時間通過させ,通過途中の電圧を測定するものであ
る。
【0041】先ず,CPU112は,パルスモータ(図
示せず)によりペリスタポンプ107を駆動して被検液
120の吸引を開始する。被検液120はシッパーチュ
ーブ103を介してイオン選択性膜電極104a〜10
4c,及び,第2温度センサ105に接触した後,シッ
パーチューブ106及びペリスタポンプ107の位置を
通過して排液として排出される。この時,イオン選択性
膜電極104a〜104cはそれぞれ該当する電解質の
電圧を測定して信号を出力する。イオン選択性膜電極1
04a〜104cから出力された出力電圧は,それぞれ
脈動ノイズフィルタ110a〜110cを通過して,温
度補償回路111へ送られる。
【0042】温度補償回路111を図5に示す具体例1
で構成した場合には,温度補償回路111は,第1温度
センサ102からの測定温度134(T1)及び第2温
度センサ105からの測定温度135(T2)から温度
勾配を検出し,該温度勾配に基づいて,イオン選択性膜
電極104a〜104cの出力電圧から温度による変化
電圧分を相殺して,目的の成分のみの出力電圧をCPU
112へ送る。CPU112は,温度補償回路111か
ら送られてくる出力電圧のうちパルスモータの駆動開始
から所定時間経過した時点の信号を測定電圧として取り
込む。
【0043】また,温度補償回路111を図6に示す具
体例2で構成した場合には,温度補償回路111’は,
第1温度センサ102からの測定温度134(T1)及
び第2温度センサ105からの測定温度135(T
2),並びにイオン選択性膜電極104a〜104cの
出力電圧をディジタル値に変換して,CPU112へ供
給する。CPU112では,測定温度134(T1)及
び135(T2)から温度勾配を検出し,該温度勾配に
基づいて,イオン選択性膜電極104a〜104cの出
力電圧から温度による変化電圧分を相殺して,温度補正
された測定結果を得る。尚,CPU112は,温度補償
回路111から送られてくる信号のうちパルスモータの
駆動開始から所定時間経過した時点の信号を測定電圧と
して取り込む。
【0044】従って,イオン選択性膜電極104a〜1
04cの膜面での電気化学的平衡状態に達する時間が,
流速をかけることによって静止状態よりも速くなり,高
速処理が可能となる。本実施例では,300[検体/
h]以上の高速処理を実行することができる。
【0045】次に,脈動ノイズフィルタ110a〜11
0cの具体的な動作について説明する。図1において,
ペリスタポンプ107を用いて被検液120をイオン選
択性膜電極104a〜104cへ導く際,膜電極が圧力
変動を受けて,出力電圧に脈動ノイズが乗り,これがデ
ータを悪くする原因となる。従って,本実施例では脈動
ノイズフィルタ110a〜110cを用いてこの脈動ノ
イズを除去している。
【0046】脈動ノイズフィルタ110a〜110c
は,コンデンサ701によって信号E1 から交流成分
(即ち,ノイズ)のみを取り出し,演算増幅器702で
増幅して信号E2 を得る。次に,演算増幅器703で信
号E1 を+入力,信号E2 を−入力として差動増幅を行
い,信号E3 を出力する。従って,これら2つの信号を
入力として演算増幅器703から出力される信号E3
は,信号E3 =(真の信号+ノイズ)−ノイズ=真の信
号となる。換言すれば,脈動ノイズフィルタ110a〜
110cは,イオン選択性膜電極104a〜104cの
出力電圧から交流成分を取り出し,交流成分を反転させ
て前記出力電圧に加算すること(差動増幅すること)に
より,脈動ノイズを除去し,真の信号のみを取り出して
いる。
【0047】このような脈動ノイズフィルタ110a〜
110cを使用することにより,ペリスタポンプ107
の脈動に起因する脈動ノイズを確実に除去することがで
きる。また,この際ノイズの除去は,ノイズの周期に関
係するものの,ノイズの振幅には無関係に除去できる。
例えば,真の信号が0.1[V],ノイズが5[V]で
もノイズの除去が可能である。
【0048】次に,温度補償回路111の具体的な動作
について説明する。温度補償回路111を図5に示す具
体例1で構成した場合には,前述したように,脈動ノイ
ズフィルタ110a〜110cによって脈動ノイズが除
去されたイオン選択性膜電極104a〜104cの出力
電圧は,温度補償回路111の差動増幅器507〜50
9の一つの端子に入力される。
【0049】一方,第1温度センサ102で測定された
被検液120の測定温度T1及び第2温度センサ105
で測定された流路内における被検液120の測定温度T
2は演算増幅器505によって重み付き加算され,該加
算増幅器或いは反転増幅器の出力が,差動増幅器507
〜509のもう一つの端子に入力される。尚,イオン選
択性電極104cに対応する差動増幅器509への供給
を反転増幅器506の出力とするのは,イオン選択性電
極104cから得られる測定電圧が負(−)電位である
ことによる。
【0050】つまり,被検液120の測定温度T1及び
T2について,演算増幅器505によって重み付き加算
した値,或いは該値を反転した反転増幅器の出力値は,
全イオン選択性電極(セル)104a〜104cに渡っ
て存在する温度勾配を表すファクタであり,3つの差動
増幅器507〜509は,それぞれ対応するイオン選択
性電極104a〜104cにおける測定電圧に対して,
前記温度勾配(ファクタ)による変化電圧分を差し引い
た値を出力することとなる。
【0051】ここで,温度検知増幅器における演算増幅
器503,504の増幅率を決定する抵抗R5,R6の
値,重み付き加算を行う加算増幅器505における重み
及び増幅率を決定する抵抗R7,R8及びR9の値,反
転増幅器506の増幅率を決定する抵抗R10及びR1
1の値,並びに,差動増幅器507,508,509の
増幅率及び差分の重みを決定する抵抗R14及びR1
5,抵抗R16及びR17,抵抗R12及びR13の値
は,測定対象とする検体種類の温度特性に応じて実験的
に定められる。
【0052】温度補償回路(111’)を図6に示す具
体例2で構成した場合には,第1温度センサ102から
の測定温度134(T1)及び第2温度センサ105か
らの測定温度135(T2),並びにイオン選択性膜電
極104a〜104cの出力電圧は,それぞれ温度補償
回路111’によりディジタル値に変換され,CPU1
12に供給される。CPU112では,測定温度134
(T1)及び135(T2)を所定の関係式若しくは関係
表に当てはめて,イオン選択性膜電極104a〜104
cの出力電圧から温度勾配による変化電圧分を相殺し
た,即ち温度補正された測定結果を得る。尚,所定の関
係式若しくは関係表は,測定対象とする検体種類の温度
特性に応じて実験的に定められる。
【0053】また,本実施例における第1温度センサ1
02は,被検液120の流路301の供給元であるポッ
ト101の底部に設置されて,該ポット101内の被検
液120の温度を測定するようにしている。このよう
に,第1温度センサ102を流路301に影響を与えな
い位置に設置することにより,被検液120の流路30
1に設置した場合に生じる問題点を解消することができ
る。
【0054】即ち,被検液120の流路301に設置し
た場合には,第1温度センサ102に流れる電流によっ
て引き起こされる高周波ノイズが,各イオン選択性膜電
極104a〜104cの測定電圧に影響を与え,測定精
度が保証されなくなる,また,高周波ノイズを除去する
ために別途フィルタ等を設ける必要がある,という問題
である。尚,第2温度センサ105は,イオン選択性膜
電極104a〜104cの下流に設置されているので,
高周波ノイズがイオン選択性膜電極104a〜104c
の測定電圧に影響を与えることはない。
【0055】以上説明したように,本実施例の電解質溶
液の測定方法及び電解質測定装置によれば,温度補償回
路111,或いは温度補償回路111’及びCPU11
2により,温度による膜電極出力(出力電圧)の変化を
温度勾配を考慮して補正するので,従来には測定精度が
保証できなかった被検液120の流路301内の温度変
化が激しい時でも,測定精度を保証することができ,ま
た,第1検体目から所定の測定精度が保証でき,測定効
率の優れた電解質溶液の測定方法及び電解質測定装置を
実現できる。
【0056】ここで,実験データを示して本実施例の電
解質溶液の測定方法及び電解質測定装置の有効性につい
て説明する。図8及び図9は,それぞれ従来及び本実施
例の電解質測定装置による測定結果に基づいて,各イオ
ン選択性膜電極における第1検体の測定データのバラツ
キを説明する図である。縦軸はCV値(標準変動を表
す),横軸は20検体の平均値に対する第1検体の割合
についてlogを取ったものである。また図8及び図9
において,(a)はNa,(b)はK,(c)はClであ
る。
【0057】図8及び図9から分かるように,従来で
は,第1検体については平均値から大きく外れた値とな
って,第1検体の測定結果を破棄せざるを得ないのに対
して,本実施例では,第1検体の測定結果は,幾分平均
値から外れてはいるものの,許容範囲内である。また,
この実験結果から,温度補償回路111を具体例1で構
成した場合の抵抗値の設定,及び具体例2で構成した場
合の所定の関係式若しくは関係表の設定について,測定
対象とする検体種類の温度特性に応じて実験的に定める
方法で,十分な測定精度が得られることが証明された。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の請求項1
に係る電解質溶液の測定方法によれば,被検液の流路内
の温度勾配を測定し,測定した温度勾配から膜電極にお
ける温度を推定し,該推定温度に従って測定電圧を補正
することにより,温度による影響を補正した被検液と膜
電極との間の電圧を得ることとしたので,従来には測定
精度が保証できなかった被検液の流路内の温度変化が激
しい時でも,測定精度を保証することができ,また,第
1検体目から所定の測定精度が保証でき,測定効率の優
れた電解質溶液の測定方法を提供することができる。
【0059】また,請求項2に係る電解質測定装置によ
れば,被検液の流路において複数種の膜電極よりも上流
側に設置される第1温度センサにより被検液の温度を測
定し,また複数種の膜電極よりも下流側に設置される第
2温度センサにより被検液の流路内の温度を測定し,こ
れら第1温度センサ及び第2温度センサによる測定温度
から流路内の温度勾配を検出して,温度補償手段によ
り,該温度勾配に基づいて複数種の膜電極による測定電
圧を補正することとしたので,従来には測定精度が保証
できなかった被検液の流路内の温度変化が激しい時で
も,測定精度を保証することができ,また,第1検体目
から所定の測定精度が保証でき,測定効率の優れた電解
質測定装置を提供することができる。
【0060】また,請求項3に係る電解質測定装置によ
れば,温度補償手段において,第1温度センサ及び第2
温度センサの測定した温度値を入力し,膜電極の温度特
性に基づいて増幅器の増幅率を可変して,当該増幅器か
ら温度による変化電圧を出力し,差動増幅器により膜電
極の出力電圧と増幅器からの変化電圧との差分を取って
変化量を補償することとし,温度補償手段をハードウェ
アで実現することとしたので,より高速な処理を可能と
した電解質測定装置を提供することができる。
【0061】更に,請求項4に係る電解質測定装置によ
れば,第1温度センサは,被検液の流路の供給元である
ポットに設置されて,該ポット内の被検液の温度を測定
することとしたので,被検液の流路に設置した場合に,
第1温度センサに流れる電流によって引き起こされる高
周波ノイズの,複数種の膜電極による測定電圧への影響
が無くなり,より高精度な測定が保証でき,また,高周
波ノイズを除去するために別途必要とされるフィルタ等
を設ける必要の無い,高精度で装置の小型化を図り得る
電解質測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電解質測定装置の構成
図である。
【図2】実施例の電解質測定装置の斜視図である。
【図3】図3(a)は図2における方向Aより見た実施
例の電解質測定装置の側面図,図3(b)は方向Bより
見た平面図,図3(c)は方向Cより見た側面図であ
る。
【図4】実施例の電解質測定装置の測定原理を説明する
原理説明図である。
【図5】実施例の電解質測定装置における温度補償回路
の具体的な回路構成図(具体例1)である。
【図6】実施例の電解質測定装置における温度補償回路
の具体的な回路構成図(具体例2)である。
【図7】実施例の電解質測定装置における脈動ノイズフ
ィルタの具体的な回路構成図である。
【図8】従来の電解質測定装置における第1検体の測定
データのバラツキを説明する説明図であり,図8(a)
はNa,図8(b)はK,図8(c)はClである。
【図9】実施例の電解質測定装置における第1検体の測
定データのバラツキを説明する説明図であり,図9
(a)はNa,図9(b)はK,図9(c)はClである。
【符号の説明】
101 ポット 102 第1温度センサ 103 シッパーチューブ 104a,104b,104c イオン選択性膜電極
(複数種の膜電極) 105 第2温度センサ 106 シッパーチューブ 107 ペリスタポンプ 110,110a,110b,110c 脈動ノイズフ
ィルタ 111,111’ 温度補償回路(温度補償手段) 112 CPU 113 プリンタ 114 表示器 201 ポットホルダー 202 セルホルダー 203 リファレンス電極 301 被検液の流路 501,502 サーミスタ 503,504 演算増幅器(温度検知増幅器) 505 演算増幅器(加算増幅器) 506 演算増幅器(反転増幅器) 507,508,509 差動増幅器 510,610 マルチプレクサ 511,611 AD変換器 R,R1〜R17 抵抗 +VS,−VS 電源 701 コンデンサ 702,703 演算増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−191650(JP,A) 特開 平5−232083(JP,A) 特開 平5−322843(JP,A) 特開 平4−326055(JP,A) 実開 平6−25753(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/00 - 27/49 G01N 35/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検液を膜電極に接触させて,被検液と
    膜電極との間の電圧(電位差)によって電解質濃度を測
    定する電解質溶液の測定方法において, 被検液の流路内の温度勾配を測定し,測定した温度勾配
    から膜電極における温度を推定し,該推定温度に従って
    測定電圧を補正することにより,温度による影響を補正
    した被検液と膜電極との間の電圧を得ることを特徴とす
    る電解質溶液の測定方法。
  2. 【請求項2】 流路内を流れる被検液を膜電極に接触さ
    せて,被検液と膜電極との間の電圧(電位差)によって
    電解質濃度を測定する電解質測定装置において,前記被
    検液の電圧を測定する複数種の膜電極と,前記被検液の
    流路において,前記複数種の膜電極よりも上流側に設置
    されて,前記被検液の温度を測定する第1温度センサ
    と,前記被検液の流路において,前記複数種の膜電極よ
    りも下流側に設置されて,前記被検液の流路内の温度を
    測定する第2温度センサと,前記第1温度センサ及び第
    2温度センサの測定した温度値に基づいて,前記複数種
    の膜電極による測定電圧を補正する温度補償手段と,を
    有することを特徴とする電解質測定装置。
  3. 【請求項3】 前記温度補償手段は,前記第1温度セン
    サ及び第2温度センサの測定した温度値を入力し,前記
    膜電極の温度特性に基づいて増幅率を可変し,温度によ
    る変化電圧を出力する増幅器と,前記膜電極の出力電圧
    に変化量を補償する差動増幅器と,を有することを特徴
    とする請求項2記載の電解質測定装置。
  4. 【請求項4】 前記第1温度センサは,前記被検液の流
    路の供給元であるポットに設置されて,該ポット内の被
    検液の温度を測定することを特徴とする請求項2または
    3記載の電解質測定装置。
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