JP3502378B2 - 段ボール用中芯原紙、及びその製造方法 - Google Patents
段ボール用中芯原紙、及びその製造方法Info
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Description
紙、及びその製造方法に関し、更に詳しくは、段ロール
における段付けの際に段割れや段切れ、破断を生じず、
しかも段ロールの摩耗を防止し駆動電力の消費量及び騒
音を軽減できる段ボール用中芯原紙、及びその製造方法
に関する。
たり折り曲げたりして組み立てて作られる。段ボール用
の中芯原紙は、コルゲータのシングルフェーサで段付け
され、更にライナを貼合されて片面段ボールシート(中
芯付きライナ)に成形され、その後、バックライナが張
り合わされて段ボールに成形される。
ルシートの成形工程を図5に示す。すなわち、中芯原紙
100は、まず、一対の段ロールすなわち上方段ロール
101と下方段ロール102の噛み合い部で圧接されて
段付けされ、中芯103となる。そして、糊付けロール
104により中芯103の頂部に糊が塗布され、下方ロ
ール102と圧接ロール105との間でライナ106と
頂部とが圧接され貼合されて、片面段ボールシート10
7に成形されるのである。
際、一対の段ロールから引張り、曲げ、せん断等の強い
力を受けるため、段が割れたり(段割れ)段頂が切れた
り(段切れ)し、極端な場合には中芯原紙全幅に渡って
破断することがある。また、段ロールは、常に、中芯原
紙との間で摩擦力を受けるために摩耗し、駆動電力の消
費量が増えたり騒音が増大したりする。そのため、段ロ
ールの研磨周期が短くなり、稼働率が低下する。
は、現在、古紙等を原料とする再生紙を用いたものがそ
の大半を占めている。その結果、中芯原紙には、塗工紙
等に使用されたクレー等の異物が含まれたまま残ってい
ることが多く、また、雑誌古紙等のいわゆる低グレード
古紙が配合される等の理由から、その紙力が低下したも
のも増えている。そのため、上述した段付けの際の段割
れ、段切れ、破断等がより生じ易くなっており、中芯原
紙に含まれるクレー等の灰分により段ロールの摩耗もは
やくなっている。
ルとの摩擦を軽減する方法として、中芯原紙に、直接、
ワックス(滑剤)を塗布する方法が開発された。例え
ば、中芯原紙を上下一対の固形ワックスのホルダで挟
み、圧接しながら中芯原紙の表裏両面に固形ワックスを
塗布する方法がある(特開平4−47930号公報参
照)。
ため、ワックスが中芯原紙から段ロールに多量に転移し
て、通常160〜190℃程度に加熱されている段ロー
ルの表面で炭化する。そのため、段付けされた中芯に黒
い筋が付着したりライナを汚すなどして、中芯原紙の品
質を低下させる。また、その炭化したワックスが段ロー
ルの表面に設けられたバキューム用の細穴を詰まらせる
欠点があった。
有する溶液状または分散液状の滑剤を噴霧することによ
りワックスを塗布する方法が開発された。例えば特開平
11−117188号公報には、抄造工程中の10〜3
0%の含有水分量を示す未乾燥状態(通常、乾燥状態は
10%未満)の原紙水分に対して、ドライヤ内で、中芯
原紙に滑剤を、直接噴霧塗布する段ボール用中芯原紙の
製造方法が開示されている。
燥の際、原紙内部から水分が発散することで、滑剤を原
紙内部に浸透させず表面に残すようにしたものである。
しかし、このような方法では、高速で真っ直ぐ走行して
いる中芯原紙の周囲に気流が発生するため、中芯原紙に
対して、直接、滑剤を噴霧すると、滑剤が激しく舞い上
がる現象が生ずる。そのため、抄紙機の内部や周辺の機
器等を激しく汚染してしまう。
の水分状態が変わると、容易にワックスの付着状態が影
響され、ムラが生じることがある。このように、この方
法では滑剤の塗布が必ずしも均一にならず、そのため塗
布効率が悪くなる欠点もあった。
を背景に、上記の問題点を克服するためになされたもの
である。すなわち、本発明の目的は、段ロールにおける
段付けの際、段割れや段切れ、破断を生じない段ボール
用中芯原紙、及びその製造方法を提供することである。
の消費量や騒音を軽減する中芯原紙、及びその製造方法
を提供することである。更にまた、中芯原紙に均一に且
つ効率よくワックスを塗布でき、また抄紙機等の設備を
汚染しない中芯原紙の製造方法を提供することである。
このような課題背景に対して、鋭意研究を重ねた結果、
中芯原紙に対してワックスを直接噴霧するのではなく、
加熱したドライヤに対してワックスの分散液を散布して
分散液中のワックスを油化させたり、紙に接するロール
に散布するなどして間接的にワックスを中芯原紙に転移
させることにより、中芯原紙の表面に適量のワックスを
均一に効率よく、しかも抄紙機の内部や周辺の機器等を
汚染することなく塗布させることができること、及びド
ライヤやロールからワックスを転移させる際、中芯原紙
が極力乾燥した状態の方が表面に集中的に転移できるこ
とを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたも
のである。
ヤを備えた抄紙機によりワックスが塗布された段ボール
用中芯原紙の製造方法であって、ドライヤの表面に該ワ
ックスの分散液を散布し、加熱されたドライヤの表面で
ワックスを油化させ、油化したワックスをドライヤの表
面から中芯原紙の表面に転移させる段ボール用中芯原紙
の製造方法に存する。
の最終群に属するドライヤである段ボール用中芯原紙の
製造方法に存する。
終群に属するドライヤのうちの上段又は下段の最終ドラ
イヤである段ボール用中芯原紙の製造方法に存する。
の融点がドライヤの表面温度より低い段ボール用中芯原
紙の製造方法に存する。
えた抄紙機によりワックスが塗布された段ボール用中芯
原紙の製造方法であって、該ペーパーロールの表面に該
ワックスの分散液を散布し、該ワックスを該ペーパーロ
ールの表面から中芯原紙の表面に転移させる段ボール用
中芯原紙の製造方法に存する。
芯原紙に対する塗布量が0.1〜10mg/m2になる
ように塗布される段ボール用中芯原紙の製造方法に存す
る。
ックスの分散液を散布する際の水分含有量が10%未満
である段ボール用中芯原紙の製造方法に存する。
芯原紙の表面に転移した後、更に中芯原紙を巻き取るこ
とにより中芯原紙の裏面にその一部が転移する段ボール
用中芯原紙の製造方法に存する。
ラフィンワックス、ポリエチレンワックス又はマイクロ
ワックスを単独又は組み合わせて使用される段ボール用
中芯原紙の製造方法に存する。
に固体潤滑剤又は金属石鹸を含む段ボール用中芯原紙の
製造方法に存する。
に油類を含む段ボール用中芯原紙の製造方法に存する。
を備えた抄紙機によりワックスが塗布された段ボール用
中芯原紙の製造方法であって、抄紙機を通過する中芯原
紙の水分含有量が10%未満の状態の領域にある加熱さ
れたドライヤの表面にワックスの分散液を散布し、加熱
されたドライヤの表面でワックスを油化させ、油化した
ワックスをドライヤの表面から中芯原紙の表面に転移さ
せ、中芯原紙に対するワックスの塗布量が0.1〜10
mg/m2になるように塗布される段ボール用中芯原紙
の製造方法に存する。
備えた抄紙機によりワックスが塗布された段ボール用中
芯原紙の製造方法であって、ペーパーロールの表面にワ
ックスの分散液を散布し、水分含有量が10%未満の中
芯原紙の表面に転移させ、中芯原紙に対するワックスの
塗布量が0.1〜10mg/m2になるように塗布され
る段ボール用中芯原紙の製造方法に存する。
紙の製造方法に用いられるワックス又はワックスの分散
液であって、(1)又は(5)に記載された段ボール用
中芯原紙の製造方法に用いられるワックス又はワックス
の分散液に存する。
1〜13の中から選ばれた2つ以上を組み合わせた製造
方法の構成も当然採用可能である。
乾いた中芯原紙の表面及び裏面にワックスを計0.1〜
10mg/m2の割合で塗布する。このような割合でワ
ックスを塗布された中芯原紙を段ロールで段付けする
と、段ロールとの摩擦が軽減され且つ段ロールに対して
焦げ付きを起こさない程度の適量のワックスを持続的に
供給でき、段ロール自体の摩擦抵抗が小さくなる。
化したワックスを抄造中の水分含有量10%未満の乾い
た中芯原紙の表面に転移させることにより得られる。或
いは、ペーパーロールを介して同様な乾いた中芯原紙の
表面に転移させることにより得られる。また、上記の中
芯原紙を、高温のまま直ちにリールドラムに巻き取るこ
とにより、中芯原紙の表面に塗布したワックスの一部
を、更に裏面に転移させ塗布することができる。
図面に基づいて本発明を説明する。本発明の中芯原紙
は、その表面及び裏面にワックスを塗布してなる段ボー
ル用中芯原紙であって、該中芯原紙に対するワックスの
塗布量が0.1〜10mg/m2であることを特徴とす
る。
りドライヤ又はペーパーロールに対してワックスの塗布
量が0.1〜10mg/m2になるようにワックスの分
散液を連続的に散布される。しかし、このように分散液
を連続的に散布し続けても、ワックス等がドライヤやペ
ーパーロールの表面等に堆積したり、ドクター刃により
掻き落とされたりすることはない。そのため、ドライヤ
等に0.1〜10mg/m2になるように散布されたワ
ックスが効率よく中芯原紙の表面に転移されていること
が分かる。
ス、ポリエチレンワックス、マイクロワックス等が使用
され、それらを単独又は組み合わせて使用される。ワッ
クスは、中芯原紙が段ロールでの段付けされる際、中芯
原紙と段ロールとの間の摩擦を著しく減少させる効果を
有する。
は、表裏合わせて0.1〜10mg/m2の範囲が好ま
しく、更に好ましくは0.5〜5mg/m2である。塗
布量が0.1mg/m2より少ないと、摩擦を減少させ
る効果が必ずしも得られなくなり、10mg/m2より
多いと、ワックスが段ロールに必要以上に転移して焦げ
付くことが多くなる。ワックスを表面及び裏面に塗布さ
れた中芯原紙は、段ロールの段付けにおいて、中芯原紙
の段割れや段切れ、破断を防止すると共に、段ロールの
摩耗を防止し、駆動電力の消費量や騒音を軽減させるこ
とができるのである。
造工程の段階、すなわち抄紙機において製造されるの
で、まず、図面に基づき一般的な抄紙機について述べる
こととする。図1は、抄紙機の概略図である。抄紙機
は、プレスパートA、ドライヤパートの第1群B、最終
群C及びリールパートDよりなる(ドライヤパートの第
1群及び最終群以外の群は省略)。
レスパートAに入った中芯原紙100は、大量に水分を
含んだ流状パルプであり、プレスロールとプレスフェル
トで脱水とプレス力を受ける。その後、ドライヤパート
に送られ、数十のドライヤを経ることにより乾燥されて
中芯原紙となる。
を形成し、3〜5個程度の群が連続してドライヤパート
を形成している。そして、第1群Bから最終群Cまでの
各群において、ドライヤは上下交互に順序良く配列され
ており、また上部カンバス(B1、C9)と下部カンバ
ス(B2、C10)が上下から各ドライヤに圧接するよ
うに配設される。
帛、例えば、合成樹脂製の帆布等でできている。そし
て、中芯原紙100を間に挟んでドライヤに強く押し付
け、そのドライヤの熱で中芯原紙100に含まれる水分
を蒸発発散させるのである。
り、通常、第1群Bから最終群Cに向けて、次第に温度
を上げて行くように個々にドライヤの温度を設定する。
具体的には、温度設定は、中芯原紙100の抄紙速度
(抄速)等により異なるが、例えば、抄速が600〜7
00m/分の場合、第1群Bのドライヤの温度は80〜
100℃に設定される。
上段の最終ドライヤC8)では120℃程度になるよう
に設定され、この上段の最終ドライヤの領域にある中芯
原紙は、通常、一般にいう乾燥状態、すなわち含有水分
率10%未満の状態にある。図2は、抄紙機のドライヤ
パートの最終群とリールパートを示す概略図である。
から第6までのドライヤC1、C2、C3、C4、C
5、C6、下段の最終ドライヤC7及び上段の最終ドラ
イヤC8が上下交互に配列され、上下から上部カンバス
C9及び下部カンバスC10が圧接されている。そし
て、各ドライヤは、適宜温度設定され、最終ドライヤC
8は最も高い120℃程度に加熱されている。
は直ちにリールパートDに送られ、ペーパーロールD
2、D3を介してリールドラムD4に硬く巻き取られ
る。また、最終ドライヤC8とリールドラムD4の間に
は、水分測定器D1が設置され、中芯原紙100に含ま
れる水分量を常時モニターしている。この段階で、中芯
原紙100は、通常、含有水分量7〜8%程度のより乾
燥した状態となっている。
抄紙機のドライヤ又はペーパーロールの表面にワックス
の分散液を散布し、分散液中のワックスを中芯原紙の表
面に転移させることにより、中芯原紙にワックスを塗布
する。つまり、従来のように中芯原紙に対して分散液を
直接塗布するのではなく、ドライヤ等を介して間接的に
ワックスを塗布する。ここでは、まず最初にドライヤ経
由でワックスを塗布することについて述べ、ペーパーロ
ールを経由させる方法については後述する。
まず散布された分散液中のワックスを加熱されたドライ
ヤの表面で油化させて、この油化したワックスをドライ
ヤの表面から中芯原紙の表面に転移させる。ドライヤか
らのワックスの転移は、中芯原紙が、極力、乾燥状態に
ある時が均一且つ効率よく転移されるために、抄紙機の
最終群に属するドライヤに対して散布する。
サで段付けされる際の段ロールとの摩擦を軽減するため
にワックスを塗布されるのであるから、ワックスを中芯
原紙の内部まで浸透させる必要はなく、その表面にのみ
塗布されればそれで十分である。
わば擦り付ければよく、その際、中芯原紙が水分を含ん
で湿った状態であるよりは、より乾燥した状態である方
がワックスが転移され易いことは、水と油の関係を考え
れば容易に理解されよう。このように、中芯原紙は乾燥
状態、すなわち含有水分量が10%未満の状態であれ
ば、ワックスが的確にドライヤから中芯原紙の表面に転
移するのである。
が油化して拡散するため、中芯原紙にワックスを均一に
塗布することが可能となる。更に、中芯原紙の内部にま
でワックスが浸入しないため、ワックスが効率的に使用
されるのである。
芯原紙は、ドライヤパートの最終群Cにおいて、中芯原
紙の含有水分量は10%未満にまで乾燥される。そのた
め、最終群Cの殆どの領域では、10%未満の含有水分
量となっており、この最終群に属する加熱されたドライ
ヤにワックスの分散液を散布して、中芯原紙にワックス
を転移させ塗布するのが好ましい。
が、先述したように含有水分量7〜8%程度と最も乾燥
しているために、ここで散布することがより好ましい。
更にこの最終ドライヤの周囲は、比較的、遊び空間があ
るために、ワックスの分散液を散布する装置を据え付け
易く、又、メンテナンス等の点からも都合がよい。
集中的にワックスが付与されるために、後ほど段ロール
により段付けされる際、段ロールの表面にも的確に効率
よく転移される。その結果、先述したように段ロール自
体の摩耗が防止されるのである。
(ここでは上段の最終ドライヤを示す)。中芯原紙10
0は、最終ドライヤC8とカンバスロールC11の間に
引き込まれ、上部カンバスC9により最終ドライヤC8
の表面に強く圧接される。そして、最終ドライヤC8
(及び上部カンバスC9)の回転と共に移動していきカ
ンバスロールC12の位置で最終ドライヤC8の表面か
ら剥離され、リードドラムD4に巻き取られる。
100が接触していない区間Lには、散布装置Sが配設
されている。散布装置Sはドクター刃Tの後方に配設し
てもよい。もっともドクター刃は必ずしも備えなくても
よい。
た図である。散布装置Sの枠体S2には、1m間隔で複
数の移動型の散布ノズルS1が取り付けられている。具
体的には、最終ドライヤC8の幅が4mなら4個、5m
であれば5個取り付ければよい。そして、枠体S2上を
左右に、例えば2m/分程度の速度で往復しながら、最
終ドライヤC8の表面に向けてワックスの分散液を散布
する。
少の空気流が生じるが、散布装置(散布ノズル)におけ
る分散液の散布速度を十分高くすれば、分散液の舞い上
がりは防ぐことが可能である。また、図3に示すよう
に、先述したドクター刃Tを配設しておけば、舞い上が
りをより抑制できる。
散液を散布する場合について述べたが、例えば、中芯原
紙の反対側の面にワックスを塗布したい場合は、下段の
最終ドライヤC7にその分散液を散布することも当然可
能である。また、上下段の最終ドライヤではないドライ
ヤに分散液を散布する場合も、図3や図4に示した散布
方法を用いて同様に散布することができる。
するワックスの分散液について述べる。この分散液は、
分散剤を用いてワックスを水に分散させたものであり、
後述するように、更に必要に応じて各種添加剤が添加さ
れる。
うに、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、マ
イクロワックス等が単独又は組み合わせて使われるのが
好ましい。これらのワックスは、摩擦の軽減に優れるう
え、ドライヤの表面温度より融点が低い(50〜100
℃程度)ため、約120℃程度に加熱されたドライヤの
表面上で瞬時に油化するのである。
合するとより効果的である。これらの固体潤滑剤や金属
石鹸は、上記ワックスとともに中芯原紙に付着して、段
ロールで段付けされる際、段ロールとの摩擦をより軽減
する役割を果たす。固体潤滑剤としては、二硫化モリブ
デン、二硫化タングステン、フッ化黒鉛、窒化ホウ素、
窒化ケイ素等が挙げられる。
ーの微粒子状にすると、摩擦係数が低くなり(0.04
程度)、熱的且つ化学的に安定であることから、特に好
ましく使用される。また、金属石鹸は、ステアリン酸石
鹸が好ましく使用される。
して、油類(鉱物油、シリコン油、合成油、植物油、動
物油等)を配合するとより好ましい。この油類は、ドラ
イヤに塗布されると、その表面に拡散して皮膜を形成
し、ワックスや固体潤滑剤、金属石鹸がドライヤの表面
から中芯原紙に転移するのを容易にする。更に分散液に
は、その他の添加剤が適宜含有させることも当然可能で
ある。
散液が散布装置Sよりドライヤの表面に散布されると、
分散液中のワックスはドライヤの表面上で油化して該表
面に広がり、ドライヤの表面から中芯原紙の表面に転移
され塗布される。
圧力で巻き取られる。その際、この巻き取りにより相対
する状態となった中芯原紙の表面(即ちワックスがドラ
イヤから転移した面)から裏面へ、ワックスの一部が転
移し中芯原紙の裏面にも一部のワックスが塗布されるこ
ととなるのである。このことは、中芯原紙が段付けされ
る際に、一対の段ロールの両方に対して、潤滑機能が発
揮されて摩耗防止効果となる。
まず、回転する最終ドライヤC8の表面には、既に散布
された分散液中のワックスが薄い皮膜を形成している。
そこに、散布装置Sより分散液が散布されると、分散液
中の水分は最終ドライヤC8の熱で蒸発し、ワックスは
融解により油化してその皮膜上に拡散される。
態で中芯原紙100と最終ドライヤとC8が共に回転し
て移動する間に、油化したワックスが最終ドライヤC8
の表面から中芯原紙100の表面に転移し、中芯原紙1
00へのワックスの塗布が行われるのである。
原紙100は、カンバスロールC12の位置にて最終ド
ライヤC8から離れ、ペーパーロールD2、D3を経
て、直ちにリールドラムD4に巻き取られる。この際、
リールドラムD4に巻き取られる中芯原紙100は、い
まだ余熱があるために、中芯原紙100の表面のワック
スは、相対する状態となった中芯原紙100の裏面にも
一部転移し付着するのである。こうして、中芯原紙のワ
ックスの塗布が完了する。
を介して中芯原紙にワックスを塗布する方法について述
べる(図2参照)。この方法においては、ペーパーロー
ルの表面にワックスの分散液を散布し、分散液中のワッ
クスをペーパーロールの表面から中芯原紙の表面に転移
させる。
3等の場合も同様。以下同じ)を通過する時点で、中芯
原紙は既にその水分含有量が7〜8%程度と乾燥した状
態になっている。つまり、先述したように、その表面に
ワックスが転移し易い状態になっている。
過してきた直後であり、その温度が70℃前後と高い。
ペーパーロールD2はそれ自体加熱されてはいないが、
中芯原紙から熱を受け取り同程度の温度になっている。
そのため、ペーパーロールに分散液を散布すると、ワッ
クスが油化し又は少なくとも軟化するため、ドライヤの
場合と同様、ワックスを的確に、均一に、また効率よく
中芯原紙の表面に転移させることができるのである。
の散布方法、中芯原紙の巻き取りによる裏面へのワック
スの一部転移、ワックスとしてのパラフィンワックス等
の使用、分散液に対する固体潤滑剤や油類の添加等は、
ドライヤの場合と同様である。また、ペーパーロールに
限らず、リールパートD(図1参照)における中芯原紙
の搬送の際に、中芯原紙に接するロールであれば、例え
ばカレンダロール等でも同様にワックスを均一に効率よ
く塗布することが可能である。
て分散液の散布状態を種々に変化させた場合の中芯原紙
に対して行った実験結果を実施例により示す。なお、本
発明は、必ずしも以下の実施例に限定されることはな
い。
て製造した。 〔抄造条件〕 抄紙機:ウルトラフォーマー(株式会社小林製作所製) 抄造銘柄:普通芯 坪量:160g/m2 抄速:300m/分又は600m/分 紙幅:4m又は5m
ペーパーロール(図2のD2参照) 散布方法:紙幅4mの場合はノズル4個、5mの場合は
ノズル5個から、各1、5、10又は20cm3/分
(それぞれ計5、25、50又は100cm3/分)を
散布 摺動速度:2m/分 固体潤滑剤:二硫化モリブデン1重量% 金属石鹸:ステアリン酸石鹸1重量% 油類:シリコン油10重量% なお、使用したワックスの融点は、いずれも70℃以下
のものを使った。
ロワックスの10重量%分散液を計25cm3/分散布
し、紙幅5m、抄速600m/分の条件で抄造される中
芯原紙へのワックスの塗布量を0.8mg/m2とし
た。 ※計算式:(25g/分×0.1)/(5m×600m
/分)=0.8mg/m2(ただし比重を1g/cm3
として計算、以下同じ)
ィンワックス及びポリエチレンワックスを等量ずつ混ぜ
たワックスの10重量%分散液を計50cm3/分散布
し、紙幅5m、抄速600m/分の条件で抄造される中
芯原紙へのワックスの塗布量を1.7mg/m2とし
た。
ィンワックス及びマイクロワックスを等量ずつ混ぜたワ
ックスの10重量%分散液を計50cm3/分散布し、
紙幅4m、抄速300m/分の条件で抄造される中芯原
紙へのワックスの塗布量を4.2mg/m 2とした。
ロワックスの25重量%分散液を計100cm3/分散
布し、紙幅5m、抄速600m/分の条件で抄造される
中芯原紙へのワックスの塗布量を8.3mg/m2とし
た。
ワックスの20重量%分散液を計50cm3/分散布
し、紙幅5m、抄速600m/分の条件で抄造される中
芯原紙へのワックスの塗布量を3.3mg/m2とし
た。
散液を計100cm3/分散布し、紙幅5m、抄速60
0m/分の条件で抄造された中芯原紙へのワックスの塗
布量を16.7mg/m2とした。
液を計5cm3/分散布し、紙幅5m、抄速600m/
分の条件で抄造された中芯原紙へのワックスの塗布量を
0.08mg/m2とした。
液を計100cm3/分散布し、紙幅5m、抄速600
m/分の条件で抄造される中芯原紙へのワックスの塗布
量を13.3mg/m2とした。
を計5cm3/分散布し、紙幅5m、抄速600m/分
の条件で抄造される中芯原紙へのワックスの塗布量を
0.08mg/m2とした。
ク)〕 紙幅5m、抄速600m/分の条件で、全くワックスを
散布することなく抄造し中芯原紙を得た。
3の中芯原紙について、JIS P8147の傾斜方法
に則って摩擦係数(滑り出し開始角度)の測定実験を行
い、それぞれについて表面同士及び裏面同士の滑り出し
開始角度を測定した。その1回目と5回目の測定結果
を、比較例5の結果との差(比較例5については実験
値)で表し、表1に示す。
比較例5と比較して、ほぼ滑り出し開始角度が小さくな
った。すなわち、摩擦抵抗が小さくなったことが分か
る。しかし、ワックスの塗布量が4.2mg/m2以上
(実施例3、4及び比較例1)では、塗布量を増加させ
ても滑り出し開始角度にほとんど変化が見られなくなっ
た。
定〕実施例1〜4及び比較例1〜3の中芯原紙をそれぞ
れコルゲータ(三菱重工業株式会社製50E)に通し、
紙幅1m、貼合速度150m/分の条件下で段ロールに
おける駆動電力の消費量及び騒音を測定した。
段ロールに転移したワックスが炭化したため、段付けさ
れた中芯に黒い筋が付着し、ライナも汚れた。また、ワ
ックスの付き過ぎのため、糊付けロールによる貼合不良
が発生した。比較例3においても、ほぼ同様の状態が発
生した。
は、上記コルゲータによる段ボールの製造を中止し、こ
の実験及び以下の実験より除外した。他の例では、炭化
等は見られなかった。測定結果を表2に示す。
較例5に対し、実施例1〜5では減少が見られ、比較例
2及び比較例4ではほとんど変化がなかった。また、騒
音についても、実施例1〜5では減少が見られ、比較例
2及び比較例4ではほとんど変化がなかった。
び比較例2、4、及び5の中芯原紙をコルゲータ(三菱
重工業株式会社製60G)に通し、貼合速度を上げた
際、段割れや段切れを生じた速度を記録した。
分で段割れが生じる場合があったが、実施例1〜5の中
芯原紙では、390m/分まで貼合速度を上げても段割
れを生じなかった。また、比較例2の中芯原紙では、3
30m/分で段割れを生じる場合が見られ、行った実験
回数(5回)すべてで390m/分に到達する前に段割
れを生じた。更に、比較例4の中芯原紙では、350m
/分で段割れを生じる場合が見られ、行った実験回数
(5回)のうち4回は390m/分に到達する前に段割
れを生じたが、1回は390m/分でも段割れが生じな
かった。
比較例5の中芯原紙をコルゲータ(三菱重工業株式会社
製50E)に通して紙幅1m、貼合速度150m/分の
条件下で1000時間及び2000時間稼動させた後、
段ロールに感圧紙を通して段ロールの摩耗状態を調べ
た。なお、感圧紙の着色度合いによって、段ロールの摩
耗の程度が視認できる。
感圧紙は均一に着色した(すなわち段ロールの部位によ
る圧力の変化はなく均一に圧力がかかった)。従って、
ほとんど摩耗は見られなかった。比較例5においては、
1000時間後の実験で、既に感圧紙の両端付近が中心
部に比べて若干濃くなっており(すなわち段ロールの中
心部が摩耗し始め)、2000時間後ではそれが顕著に
確認できた。
るワックスの好適な塗布量は、0.1〜10mg/m2
であると判断される。
実験例にのみ限定されるものではなく、その本質から逸
脱しない範囲で、他の種々な変形例が可能であることは
言うまでもない。例えば、本明細書においては、上段の
最終ドライヤに対して分散液を散布する場合について説
明したが、下段の最終ドライヤ、上と下の両段の最終ド
ライヤ等の複数のドライヤの組合わせにて行う方法も当
然採用可能である。
けの際、段割れや段切れ、破断を生じない段ボール用中
芯原紙を製造することができる。また、段ロールの摩耗
を防止し、駆動電力の消費量や騒音を軽減する中芯原紙
を製造することが可能となる。更にまた、中芯原紙に均
一に且つ効率よくワックスを塗布でき、また抄紙機等の
設備を汚染せずに中芯原紙を製造できる。
である。
リールパートの概略図である。
ルシートの成形工程を示す図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 複数群のドライヤを備えた抄紙機により
ワックスが塗布された段ボール用中芯原紙の製造方法で
あって、ドライヤの表面に該ワックスの分散液を散布
し、加熱されたドライヤの表面でワックスを油化させ、
油化したワックスをドライヤの表面から中芯原紙の表面
に転移させることを特徴とする段ボール用中芯原紙の製
造方法。 - 【請求項2】 前記ドライヤは、抄紙機の最終群に属す
るドライヤであることを特徴とする請求項1記載の段ボ
ール用中芯原紙の製造方法。 - 【請求項3】 前記ドライヤは、最終群に属するドライ
ヤのうちの上段又は下段の最終ドライヤであることを特
徴とする請求項1記載の段ボール用中芯原紙の製造方
法。 - 【請求項4】 前記ワックスは、その融点がドライヤの
表面温度より低いことを特徴とする請求項1記載の段ボ
ール用中芯原紙の製造方法。 - 【請求項5】 ペーパーロールを備えた抄紙機によりワ
ックスが塗布された段ボール用中芯原紙の製造方法であ
って、該ペーパーロールの表面に該ワックスの分散液を
散布し、該ワックスを該ペーパーロールの表面から中芯
原紙の表面に転移させることを特徴とする段ボール用中
芯原紙の製造方法。 - 【請求項6】 前記ワックスは、中芯原紙に対する塗布
量が0.1〜10mg/m2になるように塗布されるこ
とを特徴とする請求項1又は5記載の段ボール用中芯原
紙の製造方法。 - 【請求項7】 前記中芯原紙は、ワックスの分散液を散
布する際の水分含有量が10%未満であることを特徴と
する請求項1又は5記載の段ボール用中芯原紙の製造方
法。 - 【請求項8】 前記ワックスは、中芯原紙の表面に転移
した後、更に中芯原紙を巻き取ることにより中芯原紙の
裏面にその一部が転移することを特徴とする請求項1又
は5記載の段ボール用中芯原紙の製造方法。 - 【請求項9】 前記ワックスは、パラフィンワックス、
ポリエチレンワックス又はマイクロワックスを単独又は
組み合わせて使用されることを特徴とする請求項1又は
5記載の段ボール用中芯原紙の製造方法。 - 【請求項10】 前記分散液は、更に固体潤滑剤又は金
属石鹸を含むことを特徴とする請求項1又は5記載の段
ボール用中芯原紙の製造方法。 - 【請求項11】 前記分散液は、更に油類を含むことを
特徴とする請求項1又は5記載の段ボール用中芯原紙の
製造方法。 - 【請求項12】 複数群のドライヤを備えた抄紙機によ
りワックスが塗布された段ボール用中芯原紙の製造方法
であって、抄紙機を通過する中芯原紙の水分含有量が1
0%未満の状態の領域にある加熱されたドライヤの表面
にワックスの分散液を散布し、加熱されたドライヤの表
面でワックスを油化させ、油化したワックスをドライヤ
の表面から中芯原紙の表面に転移させ、中芯原紙に対す
るワックスの塗布量が0.1〜10mg/m2になるよ
うに塗布されることを特徴とする段ボール用中芯原紙の
製造方法。 - 【請求項13】 ペーパーロールを備えた抄紙機により
ワックスが塗布された段ボール用中芯原紙の製造方法で
あって、ペーパーロールの表面にワックスの分散液を散
布し、水分含有量が10%未満の中芯原紙の表面に転移
させ、中芯原紙に対するワックスの塗布量が0.1〜1
0mg/m2になるように塗布されることを特徴とする
段ボール用中芯原紙の製造方法。 - 【請求項14】 段ボール用中芯原紙の製造方法に用い
られるワックス又はワックスの分散液であって、請求項
1又は5に記載された段ボール用中芯原紙の製造方法に
用いられることを特徴とするワックス又はワックスの分
散液。
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