JP3502347B2 - エラストマー据付け具 - Google Patents

エラストマー据付け具

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JP3502347B2 JP2000548636A JP2000548636A JP3502347B2 JP 3502347 B2 JP3502347 B2 JP 3502347B2 JP 2000548636 A JP2000548636 A JP 2000548636A JP 2000548636 A JP2000548636 A JP 2000548636A JP 3502347 B2 JP3502347 B2 JP 3502347B2
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    • F16F1/00—Springs
    • F16F1/36—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
    • F16F1/42—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by the mode of stressing
    • F16F1/52—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by the mode of stressing loaded in combined stresses
    • F16F1/54—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by the mode of stressing loaded in combined stresses loaded in compression and shear
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】本発明は、エラストマー据付け具に関し、
詳細には、限定するわけではないが、垂直な圧縮負荷方
向のかなり大きい撓みに順応するエラストマー据付け具
に関する。
【０００２】本発明は又、限定するわけではないが、好
ましくは、垂直な圧縮負荷方向及びこの圧縮負荷方向と
垂直な平面内の少なくとも一方向の比較的制限されない
移動を可能にするエラストマー据付け具に関する。
【０００３】本発明は、１つの目的として、改善された
圧縮撓み性能を有し且つコストが、潜在的には、確立し
た据付け具の設計よりも低いエラストマー据付け具を提
案する。好ましくは、エラストマー据付け具は、音響周
波数振動の伝達を減衰させるのに有効である。
【０００４】本発明の１つの側面によれば、エラストマ
ー据付け具モジュールは、横断面がほぼＬ字形の２つの
剛性端部材を有し、一方の端部材は、２つのＬ形内向き
面が他方の端部材の内向き面に向ってほぼ面するように
配向され、上記エラストマー据付け具モジュールはエラ
ストマー材料のエレメントを更に有し、このエレメント
は上記内向き面の間に延び且つそれらに接着され、これ
らの接着面即ち内向き面は、これらの接着面を垂直な圧
縮負荷方向及びこの圧縮負荷方向と垂直な横方向に見る
とき、少なくとも一部がオフセットされ又はずらされ
る。
【０００５】好ましくは、１つの端部材の２つの内向き
接着面は互いに８０°乃至１１５°の範囲、好ましくは
８５°乃至１００°の範囲の角度をなして位置する。各
端部材の接着面は、互いにほぼ垂直な平面内に位置する
のが良い。
【０００６】生産コストを最小にするのに役立つよう
に、２つの端部材は同一であるのが良い。
【０００７】好ましくは、接着面は、それらを垂直な圧
縮負荷方向に沿って見るとき、一部が重なる。好ましく
は、接着面を垂直な圧縮負荷方向と垂直な第１横方向に
見れば、接着面は間隔を隔て、少なくとも圧縮負荷は存
在しない。好ましくは、エラストマーエレメントは、そ
れを第１横方向と垂直な第２横方向に見れば、少なくと
も垂直な作用荷重における直接圧縮負荷から実質的に自
由である。
【０００８】モジュール部品の相対的形状及びそれらの
寸法は、垂直な圧縮負荷方向の最初の負荷の間、エラス
トマーエレメントが剪断及び圧縮の組合わせ負荷を受け
るように選択されるのが好ましい。
【０００９】エラストマーエレメントは、好ましくは、
いかなる内部補強体も、いかなる差込体(interleave)も
ない。好ましくは、少なくとも１つの横方向では、極端
な即ち衝撃荷重条件の下で任意の緩衝機能が少なくとも
はたらくまで、エラストマーエレメントは、それが膨ら
む自由を制限する内部又は外部構造体のいずれからも自
由である。
【００１０】必要ではないが、好ましくは、エラストマ
ーエレメントは実質的に中実形状のものである。好まし
くは、エラストマーエレメントはキャビティがなく、更
に好ましくは、エラストマーエレメントは、それからＬ
字形横断面平面と垂直方向に延びるいかなる開口もな
い。
【００１１】好ましくは、エラストマー材料は、１つの
端部材の２つの内向き面の間のコーナースペース領域全
体に延びる。これは、有益なことには、エラストマー据
付け具の中を通る音伝達を妨げるのに役立つと考えられ
る。
【００１２】あるモジュールの剛性端部材を第２のモジ
ュールの対応する剛性端部材に位置合わせするのを可能
にするために、剛性端部材の非接着端面はテーパ孔のよ
うな位置合わせ手段を備えるのが良い。
【００１３】一方の端部材の対を互いに近接させて、例
えば背中合わせに直接接触するように固着するための接
着バーが設けられ、他方の端部材の対を所定の間隔を隔
てるように固着するための別の接着バーが設けられる。
【００１４】本発明は又、互いに適所に固着された２以
上のエラストマー据付け具モジュールによって構成され
るエラストマー据付け具組立体を提供する。エラストマ
ー据付け具組立体は、剛性部材に支持され又はそれを支
持する構造体に固着され、これらの構造体は、エラスト
マー据付け具モジュールの剛性部材を所定の間隔を隔て
た関係をなすように維持するのに利用される。
【００１５】エラストマー据付け具組立体は、異なる寸
法及び／又は異なる容積のエラストマーエレメントを備
えたモジュールを有する。好ましくは、１５リットルよ
りも大きい容積を有するエラストマー据付け具組立体の
エラストマーエレメントは１つもない。
【００１６】好ましくは、同じ横断面寸法及び形状の剛
性端部材が、異なる寸法の２以上のエラストマー据付け
具モジュールに使用され、或いは、異なるエラストマー
エレメント容積を有する２以上のエラストマー据付け具
モジュールに使用される。
【００１７】今、添付図面を参照して、本発明の実施形
態を例示として説明する。
【００１８】図１乃至３に示すモジュール型エラストマ
ー据付け具は２つの同一の剛性金属端部材２、３を有
し、これらの端部材２、３はエラストマーエレメント４
に接着又は連結され且つそれによって相互連結されてい
る。
【００１９】各端部材２、３は、図１に示すように、横
断面が直角Ｌ字形であり、等しい長さの２つのリム部分
５、６を有する。
【００２０】一方のリム５は均一な厚さのものである。
他方のリム６は、その厚さがコーナー領域７から遠ざか
るにつれて減少するように僅かにテーパする。
【００２１】リム５、６の外面８、９は直角をなす。
【００２２】エラストマーエレメント４は、図１に示す
ように、端部材の内向き面１０と１１との間にほぼ対角
的に延び且つそれらに接着される。エラストマーエレメ
ント４は、各内向き面１０、１１のほぼ全体に及び各テ
ーパリム６の遠位端面１２に接着される。従って、エラ
ストマーエレメント４は、各端部材の２つの内向き面１
０、１１間のコーナースペース領域１８を全部占める。
【００２３】エラストマーエレメント４の対角長さは、
図１の距離Ｘで示すように、テーパリム６の端面１２同
士を鉛直方向に間隔を隔てるのに十分である。これによ
り、これらのリム６が互いに向って横方向に移動すると
きに、かかるリムの移動の少なくとも最初の段階の間、
主に剪断のみをエラストマーエレメントに負荷する。
【００２４】エラストマーエレメントの対角長さ及び形
状は、水平方向リム５を鉛直方向に見るとき、図１の距
離Ｙで示すように、水平方向リム５が一部的に重なりを
作り出すように選択される。
【００２５】リム５の外面８は、それを支持し又はそれ
に支持される構造体への取付のための丸孔(plain hole
s)１４を備える。
【００２６】端部材２、３の端面１７も、複数のモジュ
ール据付け具１を有するエラストマー据付け具組立体に
関連して以下に説明する目的で、テーパ孔１５及び丸孔
１６を有する。
【００２７】図４乃至６に示すエラストマー据付け具組
立体２０は、図１乃至３のモジュール据付け具１を４つ
有する。４つの据付け具２１乃至２４は２つ１組に位置
決めされ、これらの２つの組は、端部材２、３を整合さ
せて並列に位置し、各組の２つのモジュール据付け具
は、一対の上側端部材２のテーパリム６を互いに隣接さ
せた背中合わせ形態にあり、関連したリム５は同一平面
上にある。
【００２８】背中合わせの対の隣接した上側端部材２の
リム６は、上端接着バー２５及びこのバーから孔１５、
１６の中に延びるピンによって互いに保持される。同様
に、下側端部材３のリム５は下側接着バー２６によって
間隔を隔てるように維持される。
【００２９】２組の背中合わせの据付け具２１乃至２４
は、端部材２、３の突き合わせ端面１７のドエルピン２
７によって整合して保持される。これら２組の据付け具
の軸線方向の分離は、丸孔１４を使って据付け具が固着
される、据付け具に支持され又はそれを支持する構造体
によって妨げられる。
【００３０】上側接着バー２５及び下側接着バー２６の
内向き面２８は、エラストマーエレメントの膨らみ移動
に対する周囲抵抗を与えるように湾曲される。曲率は、
図５で見たときに横向きである軸線方向に、エラストマ
ーが膨らむ状態における据付け具組立体の所望の荷重−
撓み特性に関連して選択される。
【００３１】図７及び図８は、図４乃至６の構成の変形
例を示す。中間接着バー３０、３１が２組の据付け具２
１乃至２４の間に位置決めされる。接着バー３０、３１
は、所望の荷重−撓み特性に関する据付け具の調整を助
けるように形作られた湾曲緩衝面３２、３３を有する。
【００３２】図９及び１０は、図４乃至６の構成の他の
変形例を示す。この変形例は、２組の据付け具２１乃至
２４の間に設けられた追加の組３５、３６の据付け具モ
ジュールを有する。図９、１０を水平方向に見るとき、
据付け具３５、３６の軸線方向長さは据付け具２１乃至
２４の軸線方向長さよりも短い。
【００３３】図１１は、本発明の据付け具についての鉛
直方向の荷重−撓み曲線のサンプルを示す。初期段階
は、鉛直方向の剪断及び圧縮負荷に関する。膨らみ段階
は、軸線方向、長手方向の拡張(図２の横方向)に関し、
緩衝段階では、１つのモジュールのエラストマー材料は
隣のモジュールのエラストマーエレメント及び接着バー
の軸線方向緩衝面を押す。
【００３４】図１２はデザイン変更例の選択例を、各
々、無負荷状態及び全負荷状態で示している。変形例１
２ｃ及び１２ｄは、下側端部材４１間に長手方向連続空
間４０を有する。これにより、据付け具を鉛直方向荷重
によって他のデザイン変形例で可能であるよりも更につ
ぶすことを可能にする。 ［図面の簡単な説明］
【図１】本発明の据付け具モジュールの端面図である。
【図２】本発明の据付け具モジュールの側面図である。
【図３】本発明の据付け具モジュールの平面図である。
【図４】本発明の据付け具組立体の端面図である。
【図５】本発明の据付け具組立体の側面図である。
【図６】本発明の据付け具組立体の平面図である。
【図７】本発明の他の据付け具組立体の側面図である。
【図８】本発明の他の据付け具組立体の平面図である。
【図９】本発明の更に他の据付け具組立体の側面図であ
る。
【図１０】本発明の更に他の据付け具組立体の平面図で
ある。
【図１１】鉛直方向荷重−撓み曲線を示す。
【図１２ａ乃至図１２ｅ】鉛直方向無負荷及び全負荷に
おける５つのデザイン変更例の端面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平６−62240（ＪＰ，Ｕ) 英国特許718605（ＧＢ，Ｂ) 英国特許872230（ＧＢ，Ｂ) 仏国特許発明1219468（ＦＲ，Ｂ１) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16F 1/38 F16F 15/08

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 互いに対して適所に固着された少なくと
    も２組のエラストマー据付け具モジュール(１)を有する
    エラストマー据付け具組立体であって、前記エラストマ
    ー据付け具モジュール(１)は、各々が横断面ほぼＬ字形
    の２つの剛性端部材(２,３)と、これらの剛性端部材
    (２,３)の間に延び且つそれらに接着されたエラストマ
    ー材料のエレメント(４)とを有し、前記剛性端部材(２,
    ３)は接着面(１０，１１)を有し、これらの接着面(１
    ０，１１)は、その少なくとも一部分が、圧縮負荷方向
    に見たときにオフセットされ(ｙ)且つ前記圧縮負荷方向
    と垂直な横方向に対してオフセットされ(ｘ)、それによ
    り、前記剛性端部材(２，３)は、その２つの内向き接着
    面(１０，１１)が他方の剛性端部材の内向き接着面(１
    ０，１１)にほぼ面するように配向され、前記剛性端部
    材(２，３)の非接着端面(１７)は位置合わせ手段(１
    ５，１６)を有し、それにより、前記エラストマー据付
    け具組立体の剛性端部材(２，３)は、それに対応する他
    の据付け具組立体の剛性端部材に対して位置合わせされ
    ることを特徴とするエラストマー据付け具組立体。
  2. 【請求項２】 前記１つの剛性端部材(２，３)の内向き
    接着面(１０，１１)は、前記Ｌ字形横断面内で考えると
    き、互いに８０°乃至１１５°の範囲の角度をなして位
    置する、請求項１に記載のエラストマー据付け具組立
    体。
  3. 【請求項３】 前記角度は８５°乃至１００°の範囲内
    にある、請求項１又は２に記載のエラストマー据付け具
    組立体。
  4. 【請求項４】 前記各剛性端部材の内向き接着面(１
    ０，１１)は、互いにほぼ垂直な平面内に位置する、請
    求項１乃至３の何れか１項に記載のエラストマー据付け
    具組立体。
  5. 【請求項５】 前記２つの剛性端部材(２，３)は同一で
    ある、請求項１乃至４の何れか１項に記載のエラストマ
    ー据付け具組立体。
  6. 【請求項６】 前記圧縮負荷方向の負荷がないときに前
    記圧縮負荷方向と垂直な第１横方向に見るとき、前記接
    着面(１０，１１)は間隔を隔てる(ｘ)、請求項１乃至５
    の何れか１項に記載のエラストマー据付け具組立体。
  7. 【請求項７】 前記圧縮負荷方向の最初の負荷の間、エ
    ラストマーエレメント(４)は組み合わされた剪断と圧縮
    を受ける、請求項１乃至６の何れか１項に記載のエラス
    トマー据付け具組立体。
  8. 【請求項８】 エラストマーエレメント(４)は内部補強
    体又は差込体を有しない、請求項１乃至７の何れか１項
    に記載のエラストマー据付け具組立体。
  9. 【請求項９】 エラストマーエレメント(４)は実質的に
    中実形状のものである、請求項１乃至８の何れか１項に
    記載のエラストマー据付け具組立体。
  10. 【請求項１０】 エラストマーエレメント(４)はその中
    にキャビティがない、請求項１乃至９の何れか１項に記
    載のエラストマー据付け具組立体。
  11. 【請求項１１】 エラストマーエレメント(４)は、前記
    Ｌ字形横断平面と垂直方向にエラストマーエレメントを
    貫いて延びるいかなる開口もない、請求項１乃至１０の
    何れか１項に記載のエラストマー据付け具組立体。
  12. 【請求項１２】 据付けた前記エラストマー据付け具組
    立体は、接着バー(２５，２６)を有し、それにより、２
    組のエラストマー据付け具モジュール(１)の一方の剛性
    端部材の対(２)は、互いに近接するように固着され、他
    方の剛性端部材の対(３)は、互いに所定の間隔を隔てて
    固着される、請求項１乃至１１の何れか１項に記載のエ
    ラストマー据付け具組立体。
  13. 【請求項１３】 前記エラストマー据付け具モジュール
    の剛性端部材に支持され又はそれを支持する構造体が、
    前記剛性端部材を所定の間隔を隔てた関係をなすように
    維持する、請求項１に記載のエラストマー据付け具組立
    体。
  14. 【請求項１４】 異なる寸法のエラストマーエレメント
    (２１−２４；３５，３６)を有する少なくとも２組のエ
    ラストマー据付け具モジュール(１)を有する、請求項１
    又は１３に記載のエラストマー据付け具組立体。
  15. 【請求項１５】 異なる容積のエラストマーエレメント
    (２１−２４；３５，３６)を有する少なくとも２組のエ
    ラストマー据付け具モジュール(１)を有する、請求項１
    乃至１４の何れか１項に記載のエラストマー据付け具組
    立体。
  16. 【請求項１６】 いかなるエラストマーエレメントも１
    ５リットルよりも大きい容積を有しない、請求項１乃至
    １５の何れか１項に記載のエラストマー据付け具組立
    体。
  17. 【請求項１７】 同じ寸法及び形状の剛性端部材が異な
    る寸法の２つのエラストマー据付け具モジュールに使用
    される、請求項１乃至１６の何れか１項に記載のエラス
    トマー据付け具組立体。
  18. 【請求項１８】 同じ寸法及び形状の剛性端部材が異な
    る容積の２つのエラストマー据付け具モジュールに使用
    される、請求項１乃至１７の何れか１項に記載のエラス
    トマー据付け具組立体。
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