JP3502286B2 - プリペイドカードシステム、エンコード装置、読書装置及びカード判別方法 - Google Patents

プリペイドカードシステム、エンコード装置、読書装置及びカード判別方法

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JP3502286B2
JP3502286B2 JP06579299A JP6579299A JP3502286B2 JP 3502286 B2 JP3502286 B2 JP 3502286B2 JP 06579299 A JP06579299 A JP 06579299A JP 6579299 A JP6579299 A JP 6579299A JP 3502286 B2 JP3502286 B2 JP 3502286B2
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秀男 高島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリペイドカード
システム、読書装置及びカード判別方法に関し、特に、
プリペイドカードの不正コピーを検出するためのプリペ
イドカードシステム、読書装置及びカード判別方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】金銭的価値に対応する金額情報を記憶す
るプリペイドカードを金銭的決済に用いるプリペイドカ
ードシステムが実現されている。こうしたプリペイドカ
ードシステムにおいて、読書装置を利用して不正に複製
したカードが使用される虞がある。
【0003】例えば、読書装置に正当なプリペイドカー
ドを挿入し、リード処理の後に何も記録されていないカ
ードにすり替えることで、正当なカードに記録された情
報がコピーされる場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような不正行為防
止のため、内部を不正に加工できないような筐体を用い
たり、挿入されたカードを監視するためのセンサなどを
備えた読書装置が考えられている。しかし、筐体の構造
は解明可能であり、また、擬似パルスなどを用いること
でセンサの正常動作を妨げることも可能であるため、こ
れらの方法を用いても上述の不正行為を完全に防止する
ことはできない。
【0005】また、こうした不正行為を検出するため
に、プリペイドカードに記録されているカード情報に基
づいたカード固有の特徴を利用したチェックを行うこと
が考えられるが、例えば、カード情報を記録する箇所に
他の正当なカードのカード情報が記録された部位を切り
貼りしたカードなどについては、不正を検出することが
できない場合がある。
【0006】本発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、プリペイドカードの不正コピーを検出するプリペイ
ドカードシステム、読書装置及びカード判別方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかるプリペイドカードシス
テムは、プリペイドカードに所定のカード情報を書き込
むエンコード手段と、前記プリペイドカードのカード情
報を読み取り、読み取ったカード情報に含まれる金額情
報に基づいて所定の消費処理を行う読書手段と、から構
成されるプリペイドカードシステムにおいて、前記エン
コード手段は、前記プリペイドカードの第1の可変情報
記憶領域に複数のカード情報を磁気的に書き込む、カー
ド情報書込手段と、前記第1の可変情報記憶領域を再生
して再生情報を取得し、該再生情報から前記複数のカー
ド情報に対応する部分の再生信号を取得し、該取得した
再生信号に基づいて前記プリペイドカードに固有の特徴
を示す特徴データを作成して前記プリペイドカードの第
2の可変情報記憶領域に書き込む特徴データ作成手段
と、を備え、前記読書手段は、前記金額情報に応じた消
費処理を行う消費処理手段と、前記第1の可変情報記憶
領域を再生して再生情報を取得し、該再生情報から前記
複数のカード情報に対応する部分の再生信号に基づいた
データを取得するカード情報読書手段と、前記第2の可
変情報記憶領域に記憶された特徴データの読書を行う特
徴データ読書手段と、前記カード情報読書手段により取
得されたデータと、前記特徴データ読書手段により読み
出された対応する特徴データとを比較する特徴データ比
較手段と、前記特徴データ比較手段による比較の結果少
なくともいずれか1つが不一致の場合、前記プリペイド
カードを不正カードとして検出する不正カード検出手段
と、を備えることを特徴とする。
【0008】このような構成によれば、第1の可変情報
記憶領域に記録された複数のカード情報を再生すること
で得られる、カード固有の特徴を反映した再生信号を取
得し、この再生信号を量子化した特徴データをカードに
記録して発行するとともに、読書手段でカードを用いる
際に、各カードに固有の特徴を検出し、カードに記録さ
れている特徴データと比較するので、不正カードを検出
することができる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】上記目的を達成するため、この発明の第
の観点に係る読書装置は、プリペイドカードに記録され
たカード情報に含まれる金額情報に基づいて金銭的決済
を行うプリペイドカードシステムに使用される読書装置
であって、前記プリペイドカードの第1の可変情報記憶
領域に磁気記録された複数のカード情報の読書を行うカ
ード情報読書手段と、前記プリペイドカードの第2の可
変情報記憶領域に磁気記録された前記複数のカード情報
に対応する当該プリペイドカードに固有の特徴を示す特
徴データの読書を行う特徴データ読書手段と、前記プリ
ペイドカードの消費金額に応じて、前記カード情報読書
手段により読み出された前記金額情報を更新する消費処
理手段と、を備え、前記カード情報読書手段は、前記第
1の可変情報記憶領域を再生して再生情報を取得し、該
再生情報の前記複数のカード情報に対応する部分の再生
信号に基づいたデータを取得し、前記特徴データ読書手
段は、前記第2の可変情報記憶領域から特徴データを読
み取り、前記カード情報読書手段が取得したデータとそ
れぞれ比較し、前記消費処理手段は、前記特徴データ読
書手段によって比較されたデータが不一致の場合、前記
プリペイドカードを不正カードとして検出する、ことを
特徴とする。
【0013】上記読書装置において、 前記消費処理手段
は、前記プリペイドカードが前記読書装置に挿入された
際に前記不正カードの検出を行う読取チェック手段を備
えていることが望ましく、この場合、 前記消費処理手段
は、前記読取チェック手段が不正カードを検出しなかっ
た場合、前記複数のカード情報のうち、最新の金額情報
を含むカード情報の該金額情報に応じた消費を許可し、
該消費に基づいて、前記最新の金額情報を含むカード情
報とは異なるカード情報の少なくとも1つを更新し、
記カード情報読書手段は、前記第1の可変情報記憶領域
に記録されている複数のカード情報のうち、前記消費処
理手段により更新されたカード情報に対応するカード情
報を書き換え、該書換処理の後に前記第1の可変情報記
憶領域を再生して再生情報を取得し、該再生情報から前
記書き換えたカード情報に対応する部分の再生信号を取
得し、 前記特徴データ読書手段は、前記カード情報読書
手段が取得した前記書き換えたカード情報に対応する部
分の再生信号に基づいたデータを更新特徴データとし、
前記第2の可変情報記憶領域に記録されている複数の特
徴データのうち、前記書き換えられたカード情報に対応
する特徴データを前記更新特徴データに書き換えるもの
であり、 前記カード情報読書手段は、前記特徴データ読
書手段による特徴データの書換処理後に前記第1の可変
情報記憶領域を再生して再生情報を取得し、該再生情報
からカード情報に対応する部分の再生信号に基づくデー
タを取得してもよく、この場合、 前記特徴データ読書手
段は、前記第2の可変情報記憶領域から、カード情報に
対応する特徴データを取得し、 前記消費処理手段は、前
記特徴データ読書手段による特徴データの書換処理後に
前記不正カードの検出を行うことが望ましい。
【0014】上記読書装置において、前記カード情報読
書手段は、 前記第1の可変情報記憶領域に記録された複
数のカード情報の各記録開始位置に基づく距離を示す再
生信号、あるいは、 前記第1の可変情報記憶領域上に形
成された所定の印刷部位のインク盛量のばらつきに基づ
く再生信号、あるいは、 前記第1の可変情報記憶領域上
に無作為に施された凹凸に基づく再生信号を取得するこ
とが望ましく、この場合、前記カード情報読書手段は、
該再生信号の変化を量子化したデータを前記カード情報
に対応する部分の再生信号に基づいたデータとして取得
するものとすることができる。
【0015】上記のような構成によれば、プリペイドカ
ードに固有の特徴に基づいて、書き換えの前後に不正カ
ードの検出を行うので、不正カードが使用されることを
防止することができるとともに、読書装置内でカードが
すり替えられる不正を検出することができる。
【0016】上記目的を達成するため、本発明の第
観点にかかるカード判別方法は、プリペイドカードに所
定のカード情報を書き込むエンコードステップと、読書
装置において、前記プリペイドカードのカード情報に含
まれる金額情報に基づいて所定の消費処理を行う読書ス
テップと、を備えるプリペイドカード処理方法における
カード判別方法であって、前記エンコードステップは、
前記プリペイドカードの第1の可変情報記憶領域に複数
のカード情報を磁気的に書き込むカード情報書込ステッ
プと、前記第1の可変情報記憶領域を再生して再生情報
を取得し、該再生情報の前記複数のカード情報に対応す
る部分の再生信号に基づいて前記プリペイドカードに固
有の特徴を示す特徴データを作成して前記プリペイドカ
ードの第2の可変情報記憶領域に書き込む特徴データ作
成ステップと、を備え、前記読書ステップは、前記金額
情報に応じた消費処理を行うカード消費ステップと、前
記第1の可変情報記憶領域を再生して再生情報を取得
し、該再生情報の前記複数のカード情報に対応する部分
の再生信号に基づいたデータを取得するカード情報読書
ステップと、前記第2の可変情報記憶領域に記憶された
特徴データの読み書きを行う特徴データ読書ステップ
と、前記カード情報読書ステップで取得されたデータ
と、前記特徴データ読書ステップで読み出された対応す
る特徴データとを比較する特徴データ比較ステップと、
前記特徴データ比較ステップでの比較の結果少なくとも
いずれか1つが不一致の場合、前記プリペイドカードを
不正カードとして検出する不正カード検出ステップと、
を備えることを特徴とする。
【0017】このような構成によれば、プリペイドカー
ドに固有の特徴に基づいて、不正カードを検出すること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明にか
かる第1の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態に係るプリペ
イドカードシステムのシステム構成を示すブロック図で
ある。図1に示すように、各店舗Sには中継装置20お
よび中継装置20に接続された複数の読書装置30が備
えられ、中継装置20は、カード発行元Dに設置された
決済センタ40に接続されている。このカード発行元D
は例えば、カード発行会社またはカード製造工場などで
ある。カード発行元Dはさらに、記録装置50を備えて
いる。
【0020】記録装置50は、カード発行元Dにおいて
プリペイドカード1を発行するための装置である。この
記録装置50は、プリペイドカード1発行時に、即ちエ
ンコード時に、プリペイドカード1のカード情報記憶領
域11に初期金額情報、カード識別情報(カードI
D)、製造元を示す製造元コード及びエンコード日情報
等のカード情報を書込む。またこのとき、カード情報記
憶領域11上の各距離データL1〜Lnを取得し、プリ
ペイドカード1の特徴データとして特徴データ記憶領域
12に記録する。
【0021】図2(A)は、第1の実施の形態で使用さ
れるプリペイドカードを示す図である。プリペイドカー
ド1は、カード情報記憶領域11と特徴データ記憶領域
12を有しており、カード情報記憶領域11の全域にわ
たって複数のカード情報R1〜Rnが適当な間隔をあけ
て記録される。カード情報R1〜Rnのそれぞれには、
少なくともカード識別情報(カードID)、エンコード
年月日、券面金額、および残額情報を含むカード情報が
含まれている。
【0022】特徴データ記憶領域12には、プリペイド
カード1に固有の特徴データが記録される。この特徴デ
ータは、図2(B)に示すように、カード情報記憶領域
11の先頭部から各特徴データR1〜Rnの記録開始位
置までの距離データL1〜Lnであり、これら距離デー
タL1〜Lnが、カード情報R1〜Rnに対応する特徴
データC1〜Cnとして特徴データ記憶領域12に記録
される。
【0023】図3は記録装置50の詳細を示している。
図示するように、記録装置50は、エンコード制御部5
1、記憶部52、書込処理部53、カード情報用磁気ヘ
ッド54、カード情報再生部55、距離データ処理部5
6および特徴データ用磁気ヘッド57を有している。
【0024】エンコード制御部51は、この記録装置5
0におけるプリペイドカード1のエンコード、すなわち
初期情報の書込みを制御する。記憶部52は、エンコー
ド制御部51によるエンコード処理に必要な各種情報及
び処理中の一時情報を記憶する。書込処理部53は、エ
ンコード制御部51により制御されてカード情報用磁気
ヘッド54を駆動し、所定情報の書込みを行う。
【0025】カード情報用磁気ヘッド54は、書込処理
部53により制御されてプリペイドカード1のカード情
報記憶領域11の磁性層に情報を磁気的に書込む。また
カード情報用磁気ヘッド54は、カード情報再生部55
により制御されて、カード情報記憶領域11に書込まれ
たカード情報を再生する。なお、カード情報用磁気ヘッ
ド54は、プリペイドカード1の磁気情報の書込み及び
読出しに際して、プリペイドカード1に対して相対的に
移動させるが、この場合、カード情報用磁気ヘッド54
を移動させても、プリペイドカード1を移動させても、
あるいは両者を同時に相異なる方向に移動させてもよ
い。
【0026】カード情報再生部55は、一旦、エンコー
ド制御部51により書込処理部53を介してプリペイド
カード1のカード情報記憶領域11にカード情報を書込
んだ後、カード情報用磁気ヘッド54を介して、カード
情報記憶領域11を再生し、距離データ処理部56が距
離データL1〜Lnを取得する。
【0027】エンコード制御部51は、カード情報再生
部55でカード情報が再生された後に、書込処理部53
を介してカード情報記憶領域11に金額情報及びその他
の情報を書込む。この金額情報及びその他の情報の書込
の際に、書込処理部53は、距離データ処理部56によ
って取得された距離データL1〜Lnを、プリペイドカ
ード1の特徴データC1〜Cnとして、特徴データ記憶
領域12に特徴データ用磁気ヘッド57を介して書き込
む。
【0028】本発明の実施の形態に係るプリペイドカー
ドシステムの主要部となる読書装置30は、図4に示す
ように構成されている。図4に示す読書装置30は、通
信部31、消費処理部32、記憶部33、カード情報用
リーダ/ライタ34および特徴データ用リーダ/ライタ
35を備えている。
【0029】通信部31は、消費処理部32と中継装置
20との間の通信を行う。通信部31は、例えば、中継
装置20からの要求コマンドに対するレスポンスとし
て、読書装置30におけるプリペイドカードの消費金額
情報を含む売上情報を記憶部33から読み出して中継装
置20に送信する。
【0030】消費処理部32は、遊技媒体などの物品を
提供するなどして消費操作を実行する物販機(図示せ
ず)などに連動し、遊技媒体などの提供に対応するプリ
ペイドカードの消費に基づき、カード情報用リーダ/ラ
イタ34を介してプリペイドカードの金額情報などの記
憶情報を更新するとともに、消費金額情報を含む売上情
報を記憶部33に蓄積する。記憶部33は、日常の消費
処理部32における消費金額の処理に基づく売上情報を
格納蓄積するとともに、消費処理中のデータの一時記憶
に用いられる。
【0031】プリペイドカード1の消費時には、カード
情報用リーダ/ライタ34は、挿入されたプリペイドカ
ード1のカード情報記憶領域11を再生し、特徴領域L
1〜Lnの再生方向の距離データを取得するとともに、
特徴データ用リーダ/ライタ35がプリペイドカード1
の特徴データ記憶領域12に記録された特徴データC1
〜Cnを読み取る。消費処理部32は、カード情報用リ
ーダ/ライタ34によって取得された距離データL1〜
Lnと、特徴データ用リーダ/ライタ35によって読み
取られた特徴データC1〜Cnとをそれぞれ比較し、一
致した場合は、適正なプリペイドカードであるとして、
次に残額目安パンチ孔を検出して、プリペイドカード1
のカード情報記憶領域11に記録されているカード情報
のうち最後に更新されたカード情報に含まれる金額情報
との間で矛盾がないかを確認する。この金額情報は、消
費処理部32により処理されて残額情報が記憶部33に
書き込まれる。さらに該残額情報を消費処理部32にお
ける消費金額情報に応じて更新し、最後に更新されたカ
ード情報とは異なるカード情報に含まれる金額情報を、
カード情報用リーダ/ライタ34を介して書き換える。
このとき、更新後の残額に基づき必要に応じて残額目安
パンチ孔を穿孔する。
【0032】図5に示すように、カード情報用リーダ/
ライタ34は、読書制御部341、データ読書部34
2、磁気ヘッド343、距離データ処理部344、距離
データ記憶部345およびカード情報記憶部346を有
している。読書制御部341は、カード情報用リーダ/
ライタ34における読書動作全体を制御する。データ読
書部342は、読書制御部341の制御に基づき、磁気
ヘッド343を介してプリペイドカード1のカード情報
記憶領域11に金額情報の更新書込を行うとともに、残
額に基づいて、所定残額時には残額目安パンチ孔を穿孔
する。
【0033】磁気ヘッド343は、データ読書部342
の制御により、カード情報記憶領域11上の金額情報等
の磁気記憶情報を読出すとともに、カード情報記憶領域
11からカード情報を読み取って再生し、カード情報記
憶部346に一時的に記憶する。距離データ処理部34
4は、磁気ヘッド343がカード情報記憶領域11を再
生した際、距離データL1〜Lnを計測して数値データ
として取得する。距離データ記憶部345は、距離デー
タ処理部344により取得された距離データを一時的に
記憶するためのものである。
【0034】図6に示すように、特徴データ用リーダ/
ライタ35は、読書制御部351、データ読書部35
2、磁気ヘッド353および特徴データ記憶部354を
有している。読書制御部351は、特徴データ用リーダ
/ライタ35における読書動作全体を制御する。データ
読書部352は、読書制御部351の制御に基づき、磁
気ヘッド353を介してプリペイドカード1の特徴デー
タ記憶領域12に記録されている特徴データを読み出
す。
【0035】消費処理部32は、距離データ記憶部34
5に記憶されている距離データL1〜Lnと、特徴デー
タ記憶部354に記憶されている特徴データC1〜Cn
とをそれぞれ比較し、一致するか否かを判別する。
【0036】比較の結果一致が判別された場合には、当
該プリペイドカード1は正常であると判定し、比較の結
果不一致が判別された場合には、当該プリペイドカード
1は異常であり、不正プリペイドカードであると判定す
る。
【0037】さらに、読書装置30は、プリペイドカー
ド1のカード情報記憶領域11の記憶情報及びパンチ孔
情報等に矛盾があるか否かをチェックし、矛盾があれ
ば、当該プリペイドカード1に何らかの不正及び不具合
があると判定する。不正又は不具合があると判定された
場合、読書装置30は、中継装置20に不正プリペイド
カードのカード識別情報等を含む検知データを送信する
とともに、当該プリペイドカードの使用を阻止して排出
する。さらに、読書装置30は、中継装置20から他の
読書装置30で不正プリペイドカードと判定されたプリ
ペイドカード情報の通知データを受信し、プリペイドカ
ード1が装填されると直ちに該通知データに基づいて当
該プリペイドカードを弁別し、使用を阻止して排出す
る。
【0038】中継装置20は、店舗S内の各読書装置3
0において消費金額として処理された金額情報を集約し
て、適宜決済センタ40に送信する。
【0039】次に、上述したプリペイドカードシステム
における処理について、図7、図9〜図13に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。まず、記録装置50に
おけるエンコード処理について、図7を参照して説明す
る。このエンコード処理は、記録装置50にプリペイド
カード媒体がセットされるとその都度起動される。プリ
ペイドカード媒体がセットされると、まず、エンコード
制御部51は、例えば記憶部52に格納された所定のカ
ード情報を、書込処理部53によりカード情報用磁気ヘ
ッド54を介して、プリペイドカード媒体のカード情報
記憶領域11にカード情報R1〜Rnとして書込む(ス
テップS100)。
【0040】次に、エンコード制御部51は、カード情
報再生部55を作動させて、カード情報記憶領域11を
カード情報用磁気ヘッド54により再生する(ステップ
S101)。エンコード制御部51はここで、カード情
報記憶領域11上の距離データL1〜Lnを取得する。
つまり、カード情報記憶領域11の再生開始位置からカ
ード情報R1の記録開始位置までの距離の数値データを
距離データL1として、また、カード情報記憶領域11
の再生開始位置からカード情報Rnの記録開始位置まで
の距離の数値データを距離データLnとして取得する
(ステップS102)。
【0041】ここで、距離データL1〜Lnについて図
8(A),(B),(C)を参照して説明する。プリペ
イドカード1はその製造時に所定の大きさの型で打ち抜
かれ、その寸法が所定範囲内であるカードのみが、初期
情報を記録するために記録装置50に供給される。ここ
では、所定範囲を、例えば、プリペイドカード1の型の
横幅Lを基準とした誤差Tの範囲とする。すなわち、図
8(A)に示すように、横幅の寸法がL±Tの範囲内に
あるカードが、本システムにおいて使用可能なプリペイ
ドカード1として記録装置50に供給される。
【0042】また、記録装置50及び読書装置30がプ
リペイドカード1のカード情報記憶領域11へカード情
報R1,R2…Rnを記録する際、それぞれの記録開始
位置に関する設定値X1,X2…Xn等に従って記録す
るが、上述のようにプリペイドカード1の寸法が全ての
カードにおいて等しいわけではないこともあり、記録さ
れたカード情報R1,R2…Rnの開始位置を設定値X
1,X2…Xnに完全に一致させることは困難である。
このため、実際には、カード情報R1,R2…Rnの記
録の際に多少の誤差が生じることとなり、この誤差の上
限をT1,T2…Tnとすると、設定値X1,X2…X
nに従って記録されたカード情報R1,R2…Rnは、
実質上、図8(B),(C)に示すように、カードの端
からそれぞれX1±T1,X2±T2…Xn±Tnの位
置から始まることとなる。
【0043】上記のような、カードの打ち抜き時に生じ
る誤差Tと、カード情報R1〜Rnの記録時に生じる誤
差T1〜Tnは、ともに人為的に操作できるものではな
く、ランダムな値となる。よって、プリペイドカード1
に記録されるカード情報R1〜Rnの開始位置及び終了
位置は、結果的にプリペイドカード1毎にそれぞれ異な
る一意の値であり、また、カードが使用され、新たなカ
ード情報R1〜Rnが記録更新される度に異なる値とな
る。よって、カード情報R1〜Rnの位置が変動するに
従って距離データL1〜Lnの長さも、カード毎、使用
毎に異なることとなり、その距離データL1〜Lnに基
づく特徴データも、カード毎に、そして使用毎に一意の
データとなる。
【0044】次に書込処理部53は、特徴データ用磁気
ヘッド57を駆動し、ステップS102で取得した距離
データを、プリペイドカード1の特徴データC1〜Cn
として特徴データ記憶領域12に書き込む(ステップS
103)。
【0045】次に、図9のフローチャートを参照してこ
のプリペイドカードシステムのカード消費処理について
説明する。図9に示すカード消費処理は、読書装置30
のカード情報用リーダ/ライタ34のデータ読書部34
2にプリペイドカード1がセットされるとその都度起動
される。処理が開始されると、読書装置30の消費処理
部32は、セットされたプリペイドカード1が正常か否
かをチェックする(ステップS111)。このステップ
S111での読取チェック処理の詳細について、図10
のフローチャートを参照して説明する。
【0046】まず、カード情報用リーダ/ライタ34の
読書制御部341が、磁気ヘッド343により、プリペ
イドカード1のカード情報記憶領域11を再生して距離
データL1〜Lnを取得し、距離データ記憶部345に
記憶させる(ステップS120、S121)。
【0047】次に、特徴データ用リーダ/ライタ35の
読書制御部351が、磁気ヘッド353によりプリペイ
ドカード1の特徴データ記憶領域12に記録されている
特徴データC1〜Cnを読み出し、特徴データ記憶部3
54に記憶する(ステップS122)。
【0048】消費処理部32は、距離データ記憶部34
5に記憶された距離データL1〜Lnと特徴データ記憶
部354に記憶されている特徴データC1〜Cnとをそ
れぞれ比較する(ステップS123)。ここで、比較し
たデータが一致するか否かを判別し(ステップS12
4)、1つでも一致しなければ、以後のチェック処理は
行わずに元のルーチンに戻る。
【0049】一方、一致が検出された場合、ステップS
125へ進み、カード情報用リーダ/ライタ34によ
り、残額目安パンチ孔の位置と記憶情報に矛盾がないか
チェックして処理を終了する。
【0050】ステップS111での読取チェック処理が
終了すると、ステップS112において、ステップS1
11でのチェック結果に基づき、プリペイドカード1が
正当なものであるか否かが判別される。つまり、ステッ
プS111において、特徴データC1〜Cnと距離デー
タL1〜Lnに一致しないものが1つでもある場合、パ
ンチ孔不正および記憶情報の矛盾のうちいずれか一つが
検出された場合、セットされたプリペイドカード1は異
常であり、不正な手段により作成されたものであると判
定する。
【0051】ステップS112でプリペイドカード1が
正当でないと判別された場合には、不正又はエラー表示
等を行った後、システムの動作を停止するなどの異常/
不正処理を実行する(ステップS113)。
【0052】また、ステップS112でプリペイドカー
ド1が正当であると判別された場合、プリペイドカード
1を使用した消費処理が許可される(ステップS11
4)。つまり、消費処理部32は、カード情報用リーダ
/ライタ34の読書制御部341及びデータ読書部34
2を介してプリペイドカード1の残額を確認し、残額が
あれば、物品貸出などの所定の消費処理を行う。
【0053】図11は消費処理およびこの消費処理に基
づくカード情報更新処理(ステップS115)の詳細を
示している。まず、カード情報記憶領域11に記録され
ているカード情報R1〜Rnのうち、最後に更新された
カード情報に含まれる残高に応じた消費が許可される
(ステップS140)。
【0054】この場合の、最後に更新されたカード情報
を特定する方法は任意である。例えば、カード情報R1
〜Rnに含まれる残高情報を比較し、より少ない残高を
含むカード情報が最後に更新されたカード情報であると
判別してもよい。また、カード情報R1〜Rnそれぞれ
の金額情報に含まれる更新日時の記録に基づいて判別し
てもよい。あるいは、カード消費処理終了後に、プリペ
イドカード1の適当な箇所に、更新されたカード情報が
いずれであるかを示す符号を付し、これに基づいて判別
してもよい。
【0055】消費処理部32は、ステップS140での
消費に応じて、最終更新カード情報とは異なるカード情
報に含まれる残高情報を更新し、書き換える(ステップ
S141)。ここで、最終更新カード情報とは異なるカ
ード情報を更新することで、カード情報R1〜Rnが消
費処理毎に交互に書き換えられる。
【0056】ステップS141での書換が終了すると、
消費処理部32は書き換えられたカード情報がいずれで
あるかを示す更新識別情報を作成する(ステップS14
2)。
【0057】ステップS142で更新識別情報の作成が
終了すると、読書制御部341が更新されたカード情報
に含まれる残額情報に対応するパンチ孔を穿孔して(ス
テップS143)処理を終了する。
【0058】ステップS115でのカード情報更新処理
が終了すると、ステップS116に進み、特徴データの
書換処理が行われる。この特徴データ書換処理の詳細に
ついては、図12のフローチャートを参照して説明す
る。
【0059】まず、消費処理部32がカード情報用リー
ダ/ライタ34を駆動して、カード情報記憶領域11を
再生し(ステップS150)、距離データ処理部344
が距離データL1〜Lnを取得して、距離データ記憶部
345に一時的に記憶する(ステップS151)。
【0060】次に、消費処理部32が前述のカード情報
更新処理で作成された更新識別情報に基づいた特徴デー
タの書換を行う(ステップS152)。つまり、特徴デ
ータ用リーダ/ライタ35が、特徴データ記憶領域12
に記録されている特徴データC1〜Cnのうち、更新識
別情報で示されるカード情報に対応する特徴データを、
ステップS151で距離データ記憶部345に記憶され
た距離データL1〜Lnのうちの更新識別情報で示され
るカード情報に対応する距離データに書き換える。
【0061】ステップS116での特徴データ書換処理
が終わると、読書装置30の消費処理部32は、前述の
処理によりカード情報および特徴データが書き換えられ
たカードについてのチェック処理を再度実行する(ステ
ップS117)。このステップS117での書込チェッ
ク処理の詳細について、図13のフローチャートを参照
して説明する。
【0062】まず、特徴データ用リーダ/ライタ35
が、プリペイドカード1の特徴データ記憶領域12に記
録されている特徴データC1〜Cnを再生し、特徴デー
タ記憶部354に一時的に記憶する(ステップS16
0)。
【0063】続いて、カード情報用リーダ/ライタ34
がカード情報記憶領域11を再生し(ステップS16
1)、距離データ処理部344が距離データL1〜Ln
を取得して距離データ記憶部345に一時的に記憶する
(ステップS162)。
【0064】続いて、消費処理部32が、ステップS1
60で特徴データ記憶部354に記憶した特徴データC
1〜Cnと、ステップS162で距離データ記憶部34
5に記憶した距離データL1〜Lnとをそれぞれ比較す
る(ステップS163)。
【0065】ステップS163での比較の結果一致する
か否かが判別される(ステップS164)。ここで、比
較の結果、少なくともいずれか一つが不一致であった場
合、プリペイドカード1は不正であると判別され、以後
のチェック処理は行わずに元のルーチンに戻る。
【0066】ステップS164で比較されたデータすべ
ての一致が判別された場合、ステップS165のパンチ
孔チェックが実行される。ここでは、プリペイドカード
1に施されているパンチ孔位置を検出し、カード情報更
新処理のステップS143で穿孔されたパンチ孔と一致
するかを判別し、処理を終了する。
【0067】ステップS117での書込チェック処理が
終了すると、ステップS118において、ステップS1
17でのチェック結果に基づき、プリペイドカード1が
正当なものであるか否かが判別される。つまり、ステッ
プS117において、比較された特徴データと距離デー
タに1つでも不一致が検出された場合、あるいはパンチ
孔不正のいずれか一つが検出された場合、当該プリペイ
ドカード1は異常であり、不正な手段により作成された
ものであると判定する。
【0068】ステップS118でプリペイドカード1が
正当でないと判別された場合には、エラー表示等による
不正報知とともに、システムの動作終了などの異常/不
正処理を実行する(ステップS113)。一方、ステッ
プS118でプリペイドカード1が正当であると判別さ
れた場合、読書装置30からプリペイドカード1を排出
して処理を終了する。
【0069】上記第1の実施の形態によれば、プリペイ
ドカード毎に固有の特徴を示す、カード情報に対応した
距離データを当該プリペイドカードの特徴データとす
る。また、プリペイドカードのカード情報を消費処理毎
に交互に書き換え、書き換えたカード情報および書き換
えていないカード情報双方に対応する距離データと対応
する特徴データの照合を行うので、カード消費処理中に
カードがすり替えられた場合、これを検出することがで
きる。
【0070】さらに、カード情報記憶領域全域にわたる
ように複数のカード情報が記録されるので、何も記録さ
れていないカードにすり替えることによるプリペイドカ
ードの不正コピー行為を検出できるばかりでなく、カー
ド情報記憶領域に相当する箇所に他の正当なカードのカ
ード情報記憶領域の一部が切り貼りされたカードにすり
替えられたとしても、これを検出することができる。ま
た、一度読書装置に挿入した正当なカードのカード情報
記憶領域を他のカードに切り貼りした場合でも、カード
情報の記録位置に基づいた特徴データを用いたチェック
を行っているので、こうした不正カードも検出すること
ができる。
【0071】なお、上記第1の実施の形態において、距
離を測定する手法としては、既知の任意の手法を使用す
ることができる。例えば、プリペイドカードを搬送する
搬送系のパルスモータ(ステッピングモータ)に制御部
が供給するパルス数をカウントし、カウント値を距離を
表す値としてもよい、また、カウントしたパルス数に一
定の定数を乗算し、実際の距離を求めてもよい。
【0072】(第2の実施の形態)本発明にかかる第2
の実施の形態を図面を参照して説明する。図14(A)
は、本発明の実施の形態に係る、プリペイドカードを示
す図である。プリペイドカード10は、カード情報記憶
領域110と特徴データ記憶領域120を有しており、
カード情報記憶領域110上の全域にわたり、複数のカ
ード情報R1〜Rnが適当な間隔をあけて記録されてい
る。
【0073】それぞれのカード情報は、少なくとも、カ
ード識別情報(カードID)、エンコード年月日、券面
金額、および残額情報を含んでいる。また、図14
(B)に示すように、プリペイドカード10表面のカー
ド情報記憶領域110に対応する箇所には、所定の情報
(例えば、所定の模様パターンやカードのロット番号な
ど)P10が印刷されている。
【0074】特徴データ記憶領域120は、カード固有
の特徴データを記憶する。この特徴データは、カード情
報記憶領域110上に印刷された所定の情報のインク盛
量のばらつきを量子化したものである。
【0075】図15は、本発明の実施の形態に係るプリ
ペイドカードシステムのシステム構成を示すブロック図
である。図15に示すように、各店舗Sには中継装置2
00および中継装置200に接続された複数の読書装置
300が備えられ、中継装置200は、カード発行元D
に設置された決済センタ400に接続されている。この
カード発行元Dは例えば、カード発行会社またはカード
製造工場などである。カード発行元Dはさらに、記録装
置500を備えている。
【0076】記録装置500は、カード発行元Dにおい
てプリペイドカード10を発行するための装置である。
この記録装置500は、プリペイドカード10発行時
に、即ちエンコード時に、プリペイドカード10のカー
ド情報記憶領域110に初期金額情報、カード識別情報
(カードID)、製造元を示す製造元コード及びエンコ
ード日情報等のカード情報を書込む。またこのとき、プ
リペイドカード10の所定印刷部位、例えば、所定の模
様パターンやカードのロット番号などの印刷部位に磁気
記録されているカード情報を再生して得た再生情報を所
定の量子化方式、例えばアナログ再生信号をPCM(パ
ルス符号変調)または、その他のA/D(アナログ−デ
ィジタル)変換により量子化し、この量子化されたデー
タをプリペイドカード10の特徴データとして特徴デー
タ記憶領域120に記録する。
【0077】すなわち、記録装置500は、図16に示
すように、エンコード制御部510、記憶部520、書
込処理部530、カード情報用磁気ヘッド540、カー
ド情報再生部550、量子化処理部560および特徴デ
ータ用磁気ヘッド570を有している。
【0078】エンコード制御部510は、この記録装置
500におけるプリペイドカード10のエンコード、す
なわち初期情報の書込みを制御する。記憶部520は、
エンコード制御部510によるエンコード処理に必要な
各種情報及び処理中の一時情報を記憶する。書込処理部
530は、エンコード制御部510により制御されてカ
ード情報用磁気ヘッド540を駆動し、所定情報の書込
みを行う。
【0079】カード情報用磁気ヘッド540は、書込処
理部530により制御されてプリペイドカード10のカ
ード情報記憶領域110の磁性層に情報を磁気的に書込
む。またカード情報用磁気ヘッド540は、カード情報
再生部550により制御されて、カード情報記憶領域1
10に書込まれたカード情報を再生する。なお、カード
情報用磁気ヘッド540は、プリペイドカード10の磁
気情報の書込み及び読出しに際して、プリペイドカード
10に対して相対的に移動させるが、この場合、カード
情報用磁気ヘッド540を移動させても、プリペイドカ
ード10を移動させても、あるいは両者を同時に相異な
る方向に移動させてもよい。
【0080】カード情報再生部550は、一旦、エンコ
ード制御部510により書込処理部530を介してプリ
ペイドカード10のカード情報記憶領域110にカード
情報を書込んだ後、カード情報用磁気ヘッド540を介
して、所定の模様パターン等の印刷部位の印刷面側から
カード情報を再生し、量子化処理部560に供給する。
量子化処理部560は、カード情報再生部550で再生
された信号をPCM等によりA/D変換して量子化す
る。
【0081】エンコード制御部510は、カード情報再
生部550でカード情報が再生された後に、書込処理部
530を介してカード情報記憶領域110に金額情報及
びその他の情報を書込む。この金額情報及びその他の情
報の書込の際に、書込処理部530は、量子化処理部5
60によって量子化されたデータを、プリペイドカード
10の特徴データとして、特徴データ記憶領域120に
特徴データ用磁気ヘッド570を介して書き込む。
【0082】本発明の実施の形態に係るプリペイドカー
ドシステムの主要部となる読書装置300は、図17に
示すように構成されている。図17に示す読書装置30
0は、通信部310、消費処理部320、記憶部33
0、カード情報用リーダ/ライタ360および特徴デー
タ用リーダ/ライタ370を備えている。
【0083】通信部310は、消費処理部320と中継
装置200との間の通信を行う。通信部310は、例え
ば、中継装置200からの要求コマンドに対するレスポ
ンスとして、読書装置300におけるプリペイドカード
10の消費金額情報を含む売上情報を記憶部330から
読み出して中継装置200に送信する。
【0084】消費処理部320は、遊技媒体などの物品
を提供するなどして消費操作を実行する物販機(図示せ
ず)などに連動し、遊技媒体などの提供に対応するプリ
ペイドカードの消費に基づき、カード情報用リーダ/ラ
イタ360を介してプリペイドカード10の金額情報な
どの記憶情報を更新するとともに、消費金額情報を含む
売上情報を記憶部330に蓄積する。記憶部330は、
日常の消費処理部320における消費金額の処理に基づ
く売上情報を格納蓄積するとともに、処理途中のデータ
の一時記憶に用いられる。
【0085】プリペイドカード10の消費時には、カー
ド情報用リーダ/ライタ360が、挿入されたプリペイ
ドカード10の所定印刷部位に磁気記録されているカー
ド情報を読み取って得た再生情報を所定の量子化方式に
従って量子化するとともに、特徴データ用リーダ/ライ
タ370がプリペイドカード10の特徴データ記憶領域
120に記録された特徴データを読み取る。このときの
量子化方式は、記録装置500の量子化処理部560に
おける量子化方式と同一の量子化方式を用いる。消費処
理部320は、カード情報用リーダ/ライタ360によ
って読み取られ量子化されたデータと、特徴データ用リ
ーダ/ライタ370によって読み取られた特徴データと
を比較し、一致した場合は、適正なプリペイドカードで
あるとして、次に残額目安パンチ孔を検出して、プリペ
イドカード10のカード情報記憶領域110に記録され
ている金額情報との間で矛盾がないかを確認する。この
金額情報は、消費処理部320により処理されて残額情
報が記憶部330に書き込まれる。さらに該残額情報を
消費処理部320における消費金額情報に応じて更新
し、同様にプリペイドカード10のカード情報記憶領域
110に記録されている金額情報を、カード情報用リー
ダ/ライタ360を介して書き換える。このとき、更新
後の残額に基づき必要に応じて残額目安パンチ孔を穿孔
する。
【0086】図18に示すように、カード情報用リーダ
/ライタ360は、読書制御部361、データ読書部3
62、磁気ヘッド363、量子化処理部364および量
子化データ記憶部365を有している。読書制御部36
1は、カード情報用リーダ/ライタ360における読書
動作全体を制御する。データ読書部362は、読書制御
部361の制御に基づき、磁気ヘッド363を介してプ
リペイドカード10のカード情報記憶領域110に金額
情報の更新書込を行うとともに、残額に基づいて、所定
残額時には残額目安パンチ孔を穿孔する。
【0087】磁気ヘッド363は、データ読書部362
の制御により、カード情報記憶領域110の金額情報等
の磁気記憶情報を読出すとともに、量子化処理部364
を介して所定印刷部位の印刷面側からカード情報を読み
取って再生する。量子化処理部364は、磁気ヘッド3
63により所定印刷部位の印刷面側から読出したカード
情報の再生情報を量子化する。量子化データ記憶部36
5は、量子化処理部364により量子化されたデータを
一時的に保存するためのものである。
【0088】図19に示すように、特徴データ用リーダ
/ライタ370は、読書制御部371、データ読書部3
72、磁気ヘッド373、および特徴データ記憶部37
4を有している。読書制御部371は、特徴データ用リ
ーダ/ライタ370における読書動作全体を制御する。
データ読書部372は、読書制御部371の制御に基づ
き、磁気ヘッド373を介してプリペイドカード10の
特徴データ記憶領域120に記録されている特徴データ
を読み出し、特徴データ記憶部374に一時的に記憶さ
せる。
【0089】消費処理部320は、量子化データ記憶部
365に記憶されている量子化されたデータと、特徴デ
ータ記憶部374に記憶されている特徴データとを比較
し、一致するか否かを判別する。
【0090】比較の結果一致すると判別された場合に
は、当該プリペイドカード10は正常であると判定し、
比較の結果不一致であると判別された場合には、当該プ
リペイドカード10は異常であり、不正プリペイドカー
ドであると判定する。このとき、多くの場合、再生情報
には、経時変化によるレベルの低下及び磁気ヘッド54
0と363との相違による信号波形のずれ等が存在する
可能性があるため、再生情報を量子化することにより、
同一の再生情報として利用できるようにしている。
【0091】さらに、読書装置30は、プリペイドカー
ド100のカード情報記憶領域110の記憶情報及びパ
ンチ孔情報等に矛盾があるか否かをチェックし、矛盾が
あれば、当該プリペイドカード10に何らかの不正また
は不具合があると判定する。不正又は不具合があると判
定された場合、読書装置300は、中継装置200に不
正プリペイドカードのカード識別情報等を含む検知デー
タを送信するとともに、当該プリペイドカードの使用を
阻止して排出する。さらに、読書装置300は、中継装
置200から他の読書装置300で不正プリペイドカー
ドと判定されたプリペイドカード情報の通知データを受
信し、プリペイドカード10が装填されると直ちに該通
知データに基づいて当該プリペイドカードを弁別し、使
用を阻止して排出する。
【0092】中継装置200は、店舗S内の各読書装置
300において消費金額として処理された金額情報を集
約して、適宜決済センタ400に送信する。
【0093】次に、上述したプリペイドカードシステム
における処理について、図20、図22〜図26に示す
フローチャートを参照して説明する。まず、記録装置5
00におけるエンコード処理について、図20を参照し
て説明する。図20に示すエンコード処理は、記録装置
500にプリペイドカード媒体がセットされるとその都
度起動される。
【0094】プリペイドカード媒体がセットされると、
まず、エンコード制御部510は、例えば記憶部520
に格納された所定のカード情報を、書込処理部530に
よりカード情報用磁気ヘッド540を介して、プリペイ
ドカード10のカード情報記憶領域110にカード情報
R1〜Rnとして書込む(ステップS201)。
【0095】次に、エンコード制御部510は、カード
情報再生部550を作動させて、カード情報記憶領域1
10を印刷面側からカード情報用磁気ヘッド540によ
り再生する(ステップS202)。ここで得られた再生
情報から、カード情報R1〜Rnに対応する再生信号を
抽出し、量子化処理部560において、PCM又はその
他のA/D変換等の量子化処理を施し、量子化データを
得る(ステップS203)。書込処理部530は、特徴
データ用磁気ヘッド570を駆動して、量子化されたデ
ータそれぞれを、プリペイドカード10の特徴データC
1〜Cnとして特徴データ記憶領域120に書き込み
(ステップS204)、エンコード処理を終了する。
【0096】ここで、本システムで用いられる特徴デー
タの取得について、図21を参照して説明する。カード
情報の再生時、模様パターンP10等の印刷部位におい
ては、プリペイドカード10(すなわちその磁気記憶用
の磁性層)と、記録再生する磁気ヘッド363(54
0)との間隔が、模様パターンP10等の印刷における
インクの盛量により変動する。インクの盛量による間隔
が大きい個所では、再生出力が減衰する。このインクの
盛量は、個々のプリペイドカード媒体毎にばらつき、媒
体毎に固有の値となる。そこで、この媒体毎に異なるイ
ンクの盛量に応じて再生出力が減衰することを利用し
て、プリペイドカード10の媒体を識別している。模様
パターンP10が相違すれば、インクの分布も異なり、
さらに個々にインクの盛量がばらつく。そして、カード
情報は、書込みも読出しもこの模様パターンの印刷部を
介して行うこととなるので、模様パターン部分の印刷イ
ンクの分布による影響が顕著にあらわれる。
【0097】上述したように、プリペイドカード10
は、模様パターンP10等の印刷を裏面に行う。その印
刷によるインク盛量の分布は、同一の印刷パターンにお
いてもばらつきが生じる。この印刷部位の印刷面上を磁
気ヘッド363及び540が磁気情報の書込み/読出し
のために通過した場合、磁気ヘッド363及び540と
磁性層との間のエアギャップがインク盛量の変化に応じ
て変化する。この印刷部位は、印刷のない箇所と比較す
ると再生出力が低下し、インク盛量が大であるとさらに
再生出力は低下する。
【0098】インク盛量は、同一印刷パターン内におい
てもばらつきがあるため、磁気ヘッド363及び540
と磁性層との間のエアギャップの寸法もばらつき、それ
に伴ってノイズを含む再生出力の低下の度合もばらつ
く。この印刷におけるばらつきはプリペイドカード10
の製造時に発生し、一定に制御することができない乱数
的なばらつきである。本発明では、この磁気再生出力の
ばらつきを利用してプリペイドカード10の特徴データ
を生成する。
【0099】このようにして、プリペイドカード10の
所定部位に予めカード情報を記憶させ、その媒体毎に固
有の印刷部位のインク盛量のばらつきに関連する再生情
報を量子化して特徴データを生成してプリペイドカード
10のエンコードを行い、読書装置300は、プリペイ
ドカード10の再生情報を量子化して特徴データを再現
し、プリペイドカード10に記録されている特徴データ
と比較するので、他のプリペイドカード10の記憶情報
の複写による不正を的確に検出する。したがって、正規
のプリペイドカード10の記憶情報を複写する不正を的
確に検出することが可能となる。
【0100】次に、図22のフローチャートを参照して
このプリペイドカードシステムのカード消費処理につい
て説明する。図22に示すカード消費処理は、読書装置
300のカード情報用リーダ/ライタ360のデータ読
書部362にプリペイドカード10がセットされるとそ
の都度起動される。処理が開始されると、読書装置30
0の消費処理部320は、セットされたプリペイドカー
ド10が正常か否かをチェックする(ステップS21
1)。このステップS211での読取チェック処理の詳
細について、図23のフローチャートを参照して説明す
る。
【0101】まず、カード情報用リーダ/ライタ360
の読書制御部361が、磁気ヘッド363を介してプリ
ペイドカード10の特徴データ記憶領域110を模様パ
ターンP10の印刷面側から再生して再生情報を取得す
る(ステップS220)。
【0102】続いて、量子化処理部364が、ステップ
S220で得られた再生情報にPCMまたはその他のA
/D変換などの量子化処理を施すことで量子化し、量子
化データ記憶部365に記憶する(ステップS22
1)。
【0103】次に、特徴データ用リーダ/ライタ370
の読書制御部371が、磁気ヘッド373によりプリペ
イドカード10の特徴データ記憶領域120に記録され
ている特徴データC1〜Cnを読み出して特徴データ記
憶部374に記憶すると、消費処理部320が、量子化
データ記憶部365に記憶されたR1〜Rnに対応する
量子化データと特徴データ記憶部374に記憶されてい
る特徴データC1〜Cnとをそれぞれ比較する(ステッ
プS222、S223)。
【0104】ステップS223での比較の結果、不一致
であれば、以後のチェック処理は行わずに元のルーチン
に戻る。一方、一致であればステップS225に進む
(ステップS224)。
【0105】ステップS225では、パンチ孔チェック
処理を実行する。ここでは、カード情報用リーダ/ライ
タ360が、残額目安パンチ孔の位置及び記憶情報にお
ける矛盾の有無をチェックし、処理を終了する。
【0106】ステップS211での読取チェック処理が
終了すると、ステップS212において、ステップS2
11での比較結果に基づき、プリペイドカード10が正
当なものであるか否かが判別される。つまり、ステップ
S211において、特徴データと量子化データに1つで
も不一致が検出された場合、パンチ孔不正および記憶情
報の矛盾のうちいずれか一つが検出された場合、セット
されたプリペイドカード10は異常であり、不正な手段
により作成されたものであると判定する。
【0107】ステップS212でプリペイドカード10
が正当でないと判別された場合には、不正又はエラー表
示等を行った後、システムの動作を停止するなどの異常
/不正処理を実行する(ステップS213)。
【0108】また、ステップS212でプリペイドカー
ド10が正当であると判別された場合、消費処理部32
0は、カード情報用リーダ/ライタ360の読書制御部
361及びデータ読書部362を介してプリペイドカー
ド10の残額を確認し、残額があれば、物品貸出などの
所定の消費処理を行い、この消費処理に応じた残高情報
を含むカード情報を更新する(ステップS214)。
【0109】このステップS214でのカード情報更新
処理について図24のフローチャートを参照して詳述す
る。まずステップS230において、読書装置300の
消費処理部320が、カード情報記憶領域110に記録
されているカード情報R1〜Rnのうち、最後に更新さ
れたカード情報に含まれる残高情報に応じた消費を許可
する。ここで、最後に更新されたカード情報がいずれで
あるかを特定する方法は任意である。例えば、カード情
報R1〜Rnに含まれる残高情報を比較し、残額がより
少ない方のカード情報が最後に更新されたものであると
判別してもよい。また、この残高情報に付随して記録さ
れる更新日時を参照することで判別してもよい。あるい
は、最後に更新されたカード情報がいずれであるかを示
す符号をプリペイドカード10の適当な箇所に記録し、
これに基づいて判別してもよい。
【0110】次にステップS231において、消費処理
部320が上述の消費動作に応じた残高情報を含む更新
カード情報を作成し、最終更新カード情報とは異なるカ
ード情報をこれに書き換える。ここで、最後に更新され
たカード情報とは異なるカード情報を更新することで、
消費処理毎にカード情報R1〜Rnが交互に書き換えら
れる。
【0111】ステップS231でのカード情報の書き換
えが完了すると、書き換えられたカード情報がいずれで
あるかを示す更新識別情報が作成され、読書制御部36
1が更新されたカード情報(残高情報)に応じたパンチ
孔を穿孔する(ステップS232、S233)。
【0112】ステップS214でのカード情報更新処理
が終了すると、ステップS215に進み、特徴データの
書換処理が行われる。この特徴データ書換処理の詳細に
ついては、図25のフローチャートを参照して説明す
る。
【0113】まず、消費処理部320がカード情報用リ
ーダ/ライタ360を駆動してプリペイドカード10の
カード情報記憶領域110を再生する(ステップS24
0)。即ち、カード情報用リーダ/ライタ360の読書
制御部361の制御に基づいて、磁気ヘッド363がカ
ード情報記憶領域110を模様パターンP10の印刷面
側から再生して再生情報を得る。
【0114】続いて、量子化処理部364が、ステップ
S240で得られた再生情報のうち、カード情報R1〜
Rnに対応する再生信号を抽出し、PCMまたはその他
のA/D変換などの所定の量子化処理を施すことによ
り、量子化する(ステップS241)。
【0115】次に、消費処理部320は、ステップS2
41で、カード情報更新処理で作成された更新識別情報
に示されるカード情報を量子化したデータを更新特徴デ
ータとして、特徴データ記憶領域120に記録されてい
る特徴データのうち対応する特徴データを書き換え(ス
テップS242)、処理を終了する。
【0116】ステップS215での特徴データ書換処理
が終わると、読書装置300の消費処理部320は、カ
ード情報および特徴データが書き換えられたプリペイド
カード10についてのカードチェックを再度実行する
(ステップS216)。このステップS216での書込
チェック処理の詳細について、図26のフローチャート
を参照して説明する。
【0117】まず、特徴データ用リーダ/ライタ370
が、プリペイドカード10の特徴データ記憶領域120
に記録されている特徴データC1〜Cnを読み出し、特
徴データ記憶部374に一時的に記憶させる(ステップ
250)。
【0118】次に、カード情報用リーダ/ライタ360
が、カード情報記憶領域110を再生し、得られた再生
情報のうち、カード情報R1〜Rnに対応する再生信号
を量子化処理部364が量子化して量子化データ記憶部
365に一時的に記憶させる(ステップS251、S2
52)。
【0119】続いて、消費処理部320が、ステップS
250で特徴データ記憶部374に記憶した特徴データ
とステップS252で量子化データ記憶部365に記憶
した量子化データとをそれぞれ比較する(ステップS2
53)。
【0120】ステップS253での比較の結果、少なく
とも1つが不一致であった場合、以後のチェック処理は
行わずに元のルーチンに戻る。一方、すべて一致した場
合、ステップS255に進み、パンチ孔チェックを行
う。ここでは、プリペイドカード10に施されているパ
ンチ孔を検出し、カード情報更新処理のステップS23
3で穿孔されたパンチ孔との間に矛盾がないかチェック
する。
【0121】ステップS217では、ステップS216
での書込チェック処理の結果に基づいて、当該プリペイ
ドカード10の正当性を判別する。つまり、量子化デー
タと特徴データとの間に1つでも不一致が検出された場
合、およびパンチ孔不正のいずれかが該当する場合、当
該プリペイドカード10は、不正カードであると弁別さ
れ、ステップS213に進む。
【0122】ステップS213では、ステップS217
で不正が検出された場合、エラー表示を行うとともに、
読書装置300の動作を停止するなどの、異常処理を行
う。一方、ステップS217でプリペイドカード10が
正当なものであると判別された場合は、当該カードを読
書装置300から排出して処理を終了する。
【0123】上記実施の形態によれば、カード情報記憶
領域110上に施された模様パターンP10などの印刷
部位について、複数のカード情報の記録位置に対応する
インク盛量のばらつきに伴う再生信号の変化を量子化し
たデータを特徴データとするので、カードに固有の特徴
データを複数得ることができる。カードに記録されてい
る複数のカード情報は消費毎に交互に書き換えられ、書
き換えられたカード情報に対応する特徴データも更新さ
れる。そして、書き換えられたカード情報および書き換
えられなかったカード情報に対応する量子化データと特
徴データとが照合されるので、このうち1つでも不一致
が検出された場合、読書装置での処理中にカードをすり
替えるなどの不正行為が行われたと判別する。さらに、
複数のカード情報は、カード情報記憶領域の全域にわた
るように記録されているので、正当なカードの記憶領域
の一部を他のカードに切り貼りして作成された不正カー
ドにすり替えられた場合でも、これを検出することがで
きる。
【0124】(第2の実施の形態の変形例)上記第2の
実施の形態では、カード情報記憶領域上に施された印刷
部位のインク盛量のばらつきに伴う再生信号の変化を量
子化して特徴データとした。カードに固有の特徴を量子
化して特徴データとする他の例を図面を参照して説明す
る。
【0125】この例では、図27に示すように、プリペ
イドカードの製造工程において、カードを打ち抜くため
の所定のシートに磁材をコーティングする際、表面に凹
凸がランダムに設けられたローラなどを用いて、プリペ
イドカードの所定領域(カード情報記憶領域に該当する
領域)に凹凸状の磁材の塗り斑を施す。このようにして
凹凸が設けられたプリペイドカード100のカード情報
記憶領域に情報を記録して、その記録された磁気情報を
読み取ると、例えば図28に示すように、磁気信号の振
幅(モデュレーション)が、カード情報記憶領域上の凹
凸に応じてランダムに変化する。従って、カード情報記
憶領域から取得される磁気波形はカード毎に異なるラン
ダムなものとなる。
【0126】このようにして得られた磁気波形の変化を
記録された複数のカード情報に対応させて量子化したも
のを特徴データとすることで、カードに固有の特徴デー
タを複数得ることができ、量子化データと特徴データと
を照合することにより、カードのすり替え行為を検出す
ることができる。
【0127】上記実施の形態では、カード情報記憶領域
110および特徴データ記憶領域120を書換可能な可
変記憶媒体で構成したが、本発明はこれに限られない。
例えば、カード情報記憶領域および特徴データ記憶領域
それぞれに書換不可の固定記憶領域が構成されたプリペ
イドカードにも本発明を適用することができる。
【0128】上記実施の形態では、複数のカード情報す
べてについて特徴データを取得して照合したが、書き換
えられるカード情報の数および照合されるカード情報の
数は任意である。
【0129】また、上記実施の形態では、磁気記憶領域
を備えたプリペイドカードという構成としたが、例え
ば、上記プリペイドカードを磁気記憶領域とICチップ
を備えたカードとして実現してもよい。この場合、磁気
信号の変化が検出されるカード情報記憶領域を磁気記憶
領域に設け、特徴データ記憶領域に記録すべき可変情報
をICチップのメモリに記録するようにしてもよい。
【0130】また、本システムで使用されるカードは、
金額情報を記憶しないノーバリューカードとしてもよ
い。この場合、例えば、各利用者についての金額情報を
センタなどで管理し、カード使用時には、カードに記憶
されている利用者を識別しうる情報(カードIDなど)
をキーとしてセンタなどにアクセスし、該当する利用者
の金額情報について所定金額を引き出す処理を行うよう
にしてもよい。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリペイドカードに記録された複数のカード情報に対応
するデータを複数の特徴データとし、読書装置での消費
処理の際に再生したカード情報に対応するデータを取得
してカードに記録されている特徴データと照合するの
で、読書装置での処理中にカードがすり替えられる不正
行為を検出するプリペイドカードシステム、読書装置
びカード判別方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプリペイドカ
ードシステムのシステム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るプリペイドカ
ードの構成を示す図であり、(A)はプリペイドカード
の構成を示し、(B)はプリペイドカードから取得され
る距離データを説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る記録装置の構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る読書装置の構
成を示すブロック図である。
【図5】図4に示す読書装置のカード情報用リーダ/ラ
イタの構成を示すブロック図である。
【図6】図4に示す読書装置の特徴データ用リーダ/ラ
イタの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るエンコード処
理を説明するためのフローチャートである。
【図8】(A)、(B)、(C)は、図2に示すプリペ
イドカードから得られる距離データを説明するための図
である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係るカード消費処
理を説明するためのフローチャートである。
【図10】図9に示すカード消費処理にて行われる読取
チェック処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】図9に示すカード消費処理にて行われるカー
ド情報更新処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図12】図9に示すカード消費処理にて行われる特徴
データ書換処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図13】図9に示すカード消費処理にて行われる書込
チェック処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係るプリペイド
カードの構成を示す図であり、(A)はプリペイドカー
ドの構成を示し、(B)はプリペイドカードに施される
印刷部位の配置の一例を示す説明するための図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係るプリペイド
カードシステムのシステム構成を示すブロック図であ
る。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係る記録装置の
構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係る読書装置の
構成を示すブロック図である。
【図18】図17に示す読書装置のカード情報用リーダ
/ライタの構成を示すブロック図である。
【図19】図17に示す読書装置の特徴データ用リーダ
/ライタの構成を示すブロック図である。
【図20】本発明の第2の実施の形態に係るエンコード
処理を説明するためのフローチャートである。
【図21】本発明の実施の形態に係るインクの盛量のば
らつきによる再生信号の変動を説明するための図であ
る。
【図22】本発明の第2の実施の形態に係るカード消費
処理を説明するためのフローチャートである。
【図23】図22に示すカード消費処理にて行われる読
取チェック処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図24】図22に示すカード消費処理にて行われるカ
ード情報更新処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図25】図22に示すカード消費処理にて行われる特
徴データ書換処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図26】図22に示すカード消費処理にて行われる書
込チェック処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図27】本発明の第2の実施の形態の変形例を説明す
るための図である。
【図28】本発明の第2の実施の形態の変形例を説明す
るための図である。
【符号の説明】
20 中継装置 30、300 読書装置 31、310 通信部 32、320 消費処理部 33、330 記憶部 34、360 カード情報用リーダ/ライタ 35、370 特徴データ用リーダ/ライタ 50、500 記録装置 51、510 エンコード制御部 52、520 記憶部 53、530 書込処理部 54、540 カード情報用磁気ヘッド 55、550 カード情報再生部 56 距離データ処理部 560 量子化処理部 57、570 特徴データ用磁気ヘッド 1、10、100 プリペイドカード 11、110 カード情報記憶領域 12、120 特徴データ記憶領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−208007(JP,A) 特開 平9−305732(JP,A) 特開 平6−187521(JP,A) 特開 平5−347004(JP,A) 特開 平6−68605(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 5/00 - 9/10 102 B42D 15/10 551 G06K 17/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリペイドカードに所定のカード情報を書
    き込むエンコード手段と、 前記プリペイドカードのカード情報を読み取り、読み取
    ったカード情報に含まれる金額情報に基づいて所定の消
    費処理を行う読書手段と、 から構成されるプリペイドカードシステムにおいて、 前記エンコード手段は、 前記プリペイドカードの第1の可変情報記憶領域に複数
    のカード情報を磁気的に書き込む、カード情報書込手段
    と、 前記第1の可変情報記憶領域を再生して再生情報を取得
    し、該再生情報から前記複数のカード情報に対応する部
    分の再生信号を取得し、該取得した再生信号に基づいて
    前記プリペイドカードに固有の特徴を示す特徴データを
    作成して前記プリペイドカードの第2の可変情報記憶領
    域に書き込む特徴データ作成手段と、を備え、 前記読書手段は、 前記金額情報に応じた消費処理を行う消費処理手段と、 前記第1の可変情報記憶領域を再生して再生情報を取得
    し、該再生情報から前記複数のカード情報に対応する部
    分の再生信号に基づいたデータを取得するカード情報読
    書手段と、 前記第2の可変情報記憶領域に記憶された特徴データの
    読書を行う特徴データ読書手段と、 前記カード情報読書手段により取得されたデータと、前
    記特徴データ読書手段により読み出された対応する特徴
    データとを比較する特徴データ比較手段と、 前記特徴データ比較手段による比較の結果少なくともい
    ずれか1つが不一致の場合、前記プリペイドカードを不
    正カードとして検出する不正カード検出手段と、 を備えることを特徴とするプリペイドカードシステム。
  2. 【請求項2】プリペイドカードに記録されたカード情報
    に含まれる金額情報に基づいて金銭 的決済を行うプリペ
    イドカードシステムに使用される読書装置であって、 前記プリペイドカードの第1の可変情報記憶領域に磁気
    記録された複数のカード情報の読書を行うカード情報読
    書手段と、 前記プリペイドカードの第2の可変情報記憶領域に磁気
    記録された前記複数のカード情報に対応する当該プリペ
    イドカードに固有の特徴を示す特徴データの読書を行う
    特徴データ読書手段と、 前記プリペイドカードの消費金額に応じて、前記カード
    情報読書手段により読み出された前記金額情報を更新す
    る消費処理手段と、を備え、 前記カード情報読書手段は、前記第1の可変情報記憶領
    域を再生して再生情報を取得し、該再生情報の前記複数
    のカード情報に対応する部分の再生信号に基づいたデー
    タを取得し、 前記特徴データ読書手段は、前記第2の可変情報記憶領
    域から特徴データを読み取り、前記カード情報読書手段
    が取得したデータとそれぞれ比較し、 前記消費処理手段は、前記特徴データ読書手段によって
    比較されたデータが不一致の場合、前記プリペイドカー
    ドを不正カードとして検出する、 ことを特徴とする読書装置。
  3. 【請求項3】前記消費処理手段は、前記プリペイドカー
    ドが前記読書装置に挿入された際に前記不正カードの検
    出を行う読取チェック手段を備え、 前記消費処理手段は、前記読取チェック手段が不正カー
    ドを検出しなかった場合、前記複数のカード情報のう
    ち、最新の金額情報を含むカード情報の該金額情報に応
    じた消費を許可し、該消費に基づいて、前記最新の金額
    情報を含むカード情報とは異なるカード情報の少なくと
    も1つを更新し、 前記カード情報読書手段は、前記第1の可変情報記憶領
    域に記録されている複数のカード情報のうち、前記消費
    処理手段により更新されたカード情報に対応するカード
    情報を書き換え、該書換処理の後に前記第1の可変情報
    記憶領域を再生して再生情報を取得し、該再生情報から
    前記書き換えたカード情報に対応する部分の再生信号を
    取得し、 前記特徴データ読書手段は、前記カード情報読書手段が
    取得した前記書き換え たカード情報に対応する部分の再
    生信号に基づいたデータを更新特徴データとし、前記第
    2の可変情報記憶領域に記録されている複数の特徴デー
    タのうち、前記書き換えられたカード情報に対応する特
    徴データを前記更新特徴データに書き換える、 ことを特徴とする請求項2に記載の読書装置。
  4. 【請求項4】前記カード情報読書手段は、前記特徴デー
    タ読書手段による特徴データの書換処理後に前記第1の
    可変情報記憶領域を再生して再生情報を取得し、該再生
    情報からカード情報に対応する部分の再生信号に基づく
    データを取得し、 前記特徴データ読書手段は、前記第2の可変情報記憶領
    域から、カード情報に対応する特徴データを取得し、 前記消費処理手段は、前記特徴データ読書手段による特
    徴データの書換処理後に前記不正カードの検出を行う、 ことを特徴とする請求項3に記載の読書装置。
  5. 【請求項5】前記カード情報読書手段は、前記第1の可
    変情報記憶領域に記録された複数のカード情報の各記録
    開始位置に基づく距離を示す再生信号を取得し、該再生
    信号を量子化したデータを前記カード情報に対応する部
    分の再生信号に基づいたデータとして取得する、 ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載
    の読書装置。
  6. 【請求項6】前記カード情報読書手段は、前記第1の可
    変情報記憶領域上に形成された所定の印刷部位のインク
    盛量のばらつきに基づく再生信号を取得し、該再生信号
    の変化を量子化したデータを前記カード情報に対応する
    部分の再生信号に基づいたデータとして取得する、 ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載
    の読書装置。
  7. 【請求項7】前記カード情報読書手段は、前記第1の可
    変情報記憶領域上に無作為に施された凹凸に基づく再生
    信号を取得し、該再生信号の変化を量子化したデータを
    前記 カード情報に対応する部分の再生信号に基づいたデ
    ータとして取得する、 ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載
    の読書装置。
  8. 【請求項8】プリペイドカードに所定のカード情報を書
    き込むエンコードステップと、 読書装置において、前記プリペイドカードのカード情報
    に含まれる金額情報に基づいて所定の消費処理を行う読
    書ステップと、 を備えるプリペイドカード処理方法におけるカード判別
    方法であって、 前記エンコードステップは、 前記プリペイドカードの第1の可変情報記憶領域に複数
    のカード情報を磁気的に書き込むカード情報書込ステッ
    プと、 前記第1の可変情報記憶領域を再生して再生情報を取得
    し、該再生情報の前記複数のカード情報に対応する部分
    の再生信号に基づいて前記プリペイドカードに固有の特
    徴を示す特徴データを作成して前記プリペイドカードの
    第2の可変情報記憶領域に書き込む特徴データ作成ステ
    ップと、を備え、 前記読書ステップは、 前記金額情報に応じた消費処理を行うカード消費ステッ
    プと、 前記第1の可変情報記憶領域を再生して再生情報を取得
    し、該再生情報の前記複数のカード情報に対応する部分
    の再生信号に基づいたデータを取得するカード情報読書
    ステップと、 前記第2の可変情報記憶領域に記憶された特徴データの
    読み書きを行う特徴データ読書ステップと、 前記カード情報読書ステップで取得されたデータと、前
    記特徴データ読書ステップで読み出された対応する特徴
    データとを比較する特徴データ比較ステップと、 前記特徴データ比較ステップでの比較の結果少なくとも
    いずれか1つが不一致の場合、前記プリペイドカードを
    不正カードとして検出する不正カード検出ステップと、 を備えることを特徴とするカード判別方法。
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JP7252112B2 (ja) 2013-02-13 2023-04-04 アディダス アーゲー スポーツ衣料用の緩衝要素及びその製造方法

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CN101807261A (zh) * 2010-03-30 2010-08-18 上海华腾软件系统有限公司 读写两种不同类型非接触式智能卡的装置及其读写方法
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