JP3501987B2 - バーコード印字方法及びレーザ印字装置 - Google Patents

バーコード印字方法及びレーザ印字装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバーコード印字方
法、とくにレーザ印字装置を用いたバーコードの印字方
法、およびバーコード印字に用いて好適なレーザ印字装
置に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来様々な材質の対象に対して、一筆書
き方式の光学系を有するレーザ印字装置(即ちレーザ照
射位置を連続的に変えられる印字装置)を用いてバーコ
ードあるいは2次元バーコードの印字を行うことが知ら
れている。その場合印字装置に与えられるバーコードデ
ータは該バーコードを構成するバー(通常のバーコード
の場合)あるいはセル(2次元バーコードの場合)の配
置のデータであり、印字装置はバーコードを構成するバ
ーやセルを個々のバーごとにあるいはセルごとに印字し
ていた。
【0003】たとえば図10の(a)に示すような2次
元バーコードの一つであるQRコードと呼ばれるバーコ
ードを例にとると、一つのバーコードはその3カ所の角
隅にバーコード読みとりの基準となる切り出しシンボル
を有する略正方形の領域内に多数の小さい正方形セルが
配置されることにより構成される。このセルの配置が、
コード化された情報を表現している。このようなQRコ
ードを従来のレーザ印字装置で印字するに当たって、一
つのセルの一辺の長さがレーザスポット径よりも大きい
場合、一つ一つのセルをたとえば図10の(b)に示す
ようなパターンに従って塗りつぶし印字していた。言い
換えると、図10の(b)のようなパターンで一つのセ
ルを印字しては次のセルに移って行く、という具合にセ
ル単位で印字を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の方法
ではセル単位の印字であるため、印字処理時間が非常に
長くなるという問題があった。また、レーザによる印字
は、その加工原理が主に熱であるため、被加工物の材質
によっては、レーザ印字の際の熱影響により、所定のバ
ーコードのパターン規定(1次元バーコードにおける細
バー及び太バーの太さ及び2次元バーコードにおけるセ
ルサイズ)より太くなる、あるいは反対にレーザ光の吸
収率が低い材質の被加工物に対しては細くなり、結果と
して被加工物の材質によって、バーやセルサイズの変化
が生じてしまい、結果的にバーコードの読みとりが不可
能になるという問題があった。
【0005】これを図11を用いて説明する。図11
(a)は前述のQRコードの切り出しシンボル部のパタ
ーンを示している。このパターンでは、図の中央を水平
に横切る矢印の位置において、黒と白のパターン比が、
黒白黒白黒=1:1:3:1:1となるのが正規パター
ンである。ところがレーザ光照射による熱影響が大きい
被加工物に対してこのパターンのレーザ印字を行った場
合、印字される黒パターンに相当する部分が熱で広が
り、図11(b)のように図11(a)のような正規パ
ターンから大きく外れてしまい、バーコードの読みとり
が不可能となる場合がある。
【0006】図12(a)に示す1次元バーコードの一
つであるCode39の場合も同様で、正規のパターンでは
「細バー幅」:「太バー幅」=1:2ないし3(「細ス
ペース幅」:「太スペース幅」も同様)であるが、図1
2(b)に示すような正規パターンをレーザ印字した場
合、レーザ照射でバーが太くなり、図12の(c)に示
すようになり、読みとりできなくなる場合がある。
【0007】このような問題は、印字速度、レーザ出
力、レーザ光のデフォーカス等のレーザ印字条件を最適
に設定することにより、ある程度は避けられる場合もあ
るが、バーコード印字の場合は、読みとりを考慮して所
定レベル以上の視認性、コントラストを優先しなければ
ならないので、ある値以上にはレーザー出力を下げられ
ず、印字速度も上げられないといった制約がある。従っ
て印字条件の調整により上記のような問題を解決するこ
とは難しかった。
【0008】本発明は以上のような問題を解消し、高速
でかつバーやセルのサイズが規格から大きく外れること
のないバーコード印字を可能にする方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のバーコード印字方法は、レーザ光を用いて
バーコードを被印字物上に印字するバーコード印字方法
であって、所与の文字列データをバーコードデータに変
換する工程と、該バーコードデータをラスタスキャン用
の線分データに変換する工程と、を含み、該線分データ
に基づいてラスタスキャンを行うことにより、バーコー
ドを被印字物上に印字することを特徴とする。
【0010】具体的には上記バーコード印字方法におい
て、レーザ光をON・OFF制御しながら射出するレー
ザ発振器と該レーザ発振器からのレーザ光の照射位置を
所定のX軸方向、及びそれに直交するY軸方向のそれぞ
れの方向に移動させるX軸方向スキャン手段およびY軸
方向スキャン手段を有するレーザ印字装置を用い、前記
線分データに基づいてX軸方向スキャン手段、Y軸方向
スキャン手段によるレーザ照射位置の移動量及びレーザ
発振器のON/OFFタイミングを含む印字データを演
算する工程と、該印字データを記憶手段に記憶する工程
と、該印字データを記憶手段から読み出して該印字デー
タに基づいてバーコードを被印字物上に印字する工程と
を含むことができる。
【0011】このバーコード印字方法において、印字デ
ータを演算する工程において、被印字物のレーザ光によ
る熱影響の受け方についての特性を考慮した補正を行う
と好適である。該補正はラスタスキャンのスキャンライ
ンピッチおよび/またはレーザ発振器のON/OFF期
間に反映させることができる。本発明のバーコード印字
方法において、ラスタスキャンのスキャンラインの方向
はレーザ印字装置のX軸方向スキャン手段またはY軸方
向スキャン手段のいずれか一方によるスキャン方向と一
致させるとスキャン手段の制御が簡単である。
【0012】本発明の一つの態様のバーコード印字方法
では、ラスタスキャンのスキャンラインの方向は、印字
すべきバーコードの方向にあわせてレーザ印字装置のX
軸方向スキャン手段またはY軸方向スキャン手段のいず
れか一方によるスキャン方向に対して所定角度傾け得る
ようにする。
【0013】他方、同じく上記目的を達成するため、本
発明のレーザ印字装置は所望のタイミングでレーザ光の
射出をON/OFF制御可能なレーザ発振器と、該レー
ザ光の照射位置を所定のX軸方向に移動させるX軸方向
スキャン手段と、該レーザ光の照射位置を前記X軸方向
と直交するY軸方向に移動させるY軸方向スキャン手段
とを含むレーザヘッドと、外部から入力された文字列デ
ータをバーコードデータに変換するバーコードデータ生
成手段と、該バーコードデータをラスタスキャン用の線
分データに変換する線分データ演算手段と、該線分デー
タに基づいてX軸方向スキャン手段、Y軸方向スキャン
手段によるレーザ照射位置の移動量及びレーザ発振器の
ON/OFFタイミングを含む印字データを演算する印
字データ演算手段と、該印字データを記憶する記憶手段
と、記憶手段に記憶された印字データを用いてレーザヘ
ッドを制御し、ラスタスキャン方式でバーコードパター
ンを被印字物上に印字させる制御手段と、を有すること
を特徴とする。
【0014】好適には、該レーザ印字装置において、記
憶手段に、被印字物のレーザ光による熱影響の受け方に
ついての特性に関する補正データを記憶させ、印字デー
タ演算手段は印字データの演算に際して該補正データを
用いた補正を行うように構成するとよい。
【0015】印字データはラスタスキャンのスキャンラ
インピッチ及びレーザ発振器のON/OFF期間を含
み、補正は該スキャンラインピッチおよび/またはレー
ザ発振器のON/OFF期間に反映させることができ
る。ラスタスキャンのスキャンラインの方向はレーザ印
字装置のX軸方向スキャン手段またはY軸方向スキャン
手段のいずれか一方によるスキャン方向と一致するよう
にするとスキャン手段の制御が簡単である。
【0016】本発明の一つの態様のレーザ印字装置で
は、ラスタスキャンのスキャンラインの方向は、印字す
べきバーコードの方向にあわせてレーザ印字装置のX軸
方向スキャン手段またはY軸方向スキャン手段のいずれ
か一方によるスキャン方向に対して所定角度傾け得るよ
うに構成する。この場合、バーコードを装置X軸及びY
軸から傾けて印字しなければならない場合でも、最小の
スキャンライン数で印字する事ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下において図面を参照して本発
明の実施形態としてのバーコード印字用レーザ印字装置
を説明する。図2はレーザ印字装置のレーザヘッド10
の構成を概略的に示す斜視図である。レーザヘッド10
は、レーザ光を発振するレーザ発振器11、レーザビー
ムを広げた平行光とするビームエキスパンダ12、レー
ザ光によるX軸方向のスキャンを行うためのX軸ガルバ
ノミラー13、Y軸方向のスキャンを行うためのY軸ガ
ルバノミラー14、レーザ光を収束させてスポット光と
するためのfθレンズ15を有する。
【0018】このレーザヘッドは以下のように動作す
る。レーザ発振器11は後述のレーザ発振器ドライバに
接続されており、該ドライバにより所定のタイミングで
ON/OFF駆動される。レーザ発振器11より発せら
れたレーザ光のビームはビームエキスパンダ12に入射
して、これにより広げた平行光になされる。ビームエキ
スパンダ12を出射したレーザ光はX軸ガルバノミラー
13、Y軸ガルバノミラー14で順次反射されてfθレ
ンズ15に入射する。fθレンズ15に入射したレーザ
光はfθレンズ15によって収束せられ、スポット光と
なって被印字物100に照射される。被印字物100は
不図示の印字ステージに置かれており、該印字ステージ
は装置座標系のX軸及びY軸を含むXY平面を規定して
いる。
【0019】X軸ガルバノミラー13は後に説明するX
軸スキャナ18(図1)に接続されており、該X軸スキ
ャナ18によって、装置の座標系のY方向に平行な所定
の軸周りに高精度で回転駆動される。同様に、Y軸ガル
バノミラー14は後述するY軸スキャナ19(図1)に
接続されており、該Y軸スキャナ19によって、装置の
座標系のX方向に平行な軸周りに高精度で回転駆動され
る。X軸スキャナによりX軸ガルバノミラー13を回転
させることで、被印字物100上のレーザスポットのX
方向位置を変化させることができ、またY軸スキャナに
よりY軸ガルバノミラー14を回転させることで、被印
字物100上のレーザスポットのY方向位置を変化させ
ることができる。即ちX軸ガルバノミラー13およびY
軸ガルバノミラー14を回転駆動することにより、被印
字物100上のレーザ光のスポット位置を任意にスキャ
ンすることができる。
【0020】続いてバーコード印字用レーザ印字装置の
ブロック図である図1を参照してレーザ印字装置の制御
系を含む全体的構成を説明する。レーザ印字装置1は入
力装置20、出力装置30、制御器40および上に説明
したレーザヘッド10から構成される。
【0021】入力装置20は外部から様々なデータや装
置へのコマンドを印字装置に入力するための装置であ
り、オペレータが入力するためのタッチパネルあるいは
キーボードなどのキー入力装置を有している。この入力
装置20は別途にパソコンで構成してもよい。入力装置
により外部から入力されるデータはレーザ印字装置1に
よってバーコード印字すべき英数字などの文字列を示す
文字列データ、印字速度、レーザ出力、印字の大きさ、
印字開始位置、などの諸設定に関する情報、被印字物の
材質情報などである。
【0022】装置は更に出力装置30を備えており、該
出力装置30を介して、外部機器に様々な情報・信号を
出力できる。たとえばレーザ印字装置に不具合が生じた
時に出力装置30を通じて外部のパトライトやブザー等
を起動する信号を出力して警告を発することができる。
またレーザ印字装置が生産ラインの一部に組み込まれて
いる場合に、ライン内の他の機器にレーザ印字装置の状
態を知らせる情報を送ることができる。具体的には上に
述べたような装置の不具合や、レーザ印字装置による個
々の被印字物への印字の開始、終了のタイミング等を他
の機器に伝達することもできる。
【0023】制御器40は装置全体の制御を司る部分で
あり、入力装置より入力された印字データをバーコード
化するエンコード処理、該バーコードデータをラスタス
キャンにより印字するための印字データに加工する演算
処理等の種々のデータ処理を行う演算処理部41、得ら
れたデータや後に詳述する熱補正のための補正データを
記憶する記憶部43、印字データに基づいてX軸、Y軸
スキャナやレーザ発振器の駆動制御を行い実際の印字プ
ロセスを制御する制御処理部42を有する。演算処理部
41および制御処理部42はCPUにより構成する。こ
れは同一のCPUにそれぞれの機能を持たせてもよい
し、それぞれ別個のCPUにより構成してもよい。また
記憶部43はフラッシュメモリ、ROM等の不揮発性メ
モリにより構成する。
【0024】続いて図3のフローチャートを参照して、
本実施形態のレーザ印字装置の制御器の動作を説明す
る。まずステップS1で制御部40は入力装置20から
入力されたバーコード化して印字すべき英数字などの文
字列からなる文字列データを取得する。続いてステップ
S2において、演算処理部41は入力された文字列デー
タをエンコード処理し、たとえばQRコードなど所望の
規格のバーコードデータに変換する。
【0025】次にステップS3において、演算処理部4
1はエンコード化されたバーコードデータに基づいて、
ラスタースキャン可能な線分データを演算する。ラスタ
ースキャンのライン方向は基本的に装置のX軸方向また
はY軸方向であり、ここで言う線分データとはバーコー
ドデータに応じて、ラスタースキャンのライン方向に沿
って印字位置(即ちレーザ照射すべき位置)及び非印字
位置(即ちレーザ照射しない位置)を示すデータであ
る。
【0026】続いてステップS4において、演算処理部
41はステップS3で得られた線分データに基づいて、
実際に印字を行うための印字データを演算する。この印
字データはX軸、Y軸スキャナの移動量およびレーザ発
振器のON/OFFタイミングを含むデータである。該
印字データの演算に際しては、予め入力装置20により
入力しておいた印字速度、レーザ出力、印字の大きさ、
印字開始位置、などの諸設定に関する情報を用いる。ま
た印字データの演算に際しては、被印字物の材質に依存
する熱特性の違いにより印字幅が変化してしまうのを補
正するための熱補正データも用いて、その都度の被印字
物に適した印字データを演算する。この熱特性の補正に
付いては後に詳述する。
【0027】次にステップS5において、ステップS4
で得た印字データを記憶部43に記憶する。続いてステ
ップS6において、実際の印字を行う。実際の印字にあ
たっては、制御処理部42が記憶部43よりステップS
5で記憶された印字データを読み出し、該印字データに
基づいてX軸、Y軸スキャナを駆動してレーザビームを
ラスタースキャンしながらレーザをON/OFF制御し
て行う。なおステップS6による印字の開始は入力装置
20やそのほかの外部装置から印字開始コマンドを入力
することに応じて行うように構成してもよい。たとえば
複数の同種の被印字物に同一のバーコードを印字する場
合には、S5で記憶された印字データを繰り返し用いて
印字することができるので、外部からの印字開始コマン
ドに応じてステップS6のみを繰り返すようにすればよ
い。またそのような場合、複数の被印字物をベルトコン
ベアのような搬送装置により搬送し、1つの被印字物が
所定の印字位置に設置される毎に信号を発生するように
構成し、該信号に応じてステップ6を実行するようにす
ることもできる。
【0028】実際に行われるラスタスキャン方式による
印字の様子を図4に示す。図4は2次元バーコードであ
るQRコードの一つをラスタスキャンによりスキャン印
字する際のスキャンラインを模式的に示している。印字
を行う際に、レーザ光スポットを図4の矢線のライン
に沿って動かし、次に矢線のラインに沿って動かす・
・・というように、ラスタ式に1ライン毎に順次印字を
行っていく。なお、図4ではレーザ光スポット径がバー
コードパターン内の一つのセルの一辺の長さと同等であ
るように描かれているが、実際にはレーザ光スポット径
の方がセルの一辺より小さく、個々のセルは複数のスキ
ャンラインにより描かれるのが普通である。
【0029】続いて、被印字物のレーザ光による熱影響
の受け方の特性が被印字物の材料によって異なることに
よる印字サイズの変動を補正する方法(以下熱補正と称
する)について説明する。
【0030】2次元バーコードであるQRコードをラス
タースキャンにより印字する場合を考える。ここでQR
コードの一つのセルの一辺の長さが0.4mmであり、レ
ーザ印字装置のレーザ光スポットの径が0.1mmである
とする。このときレーザ光スポット径に等しい印字が得
られるとすると、一つのセルは4本のスキャンラインで
印字されるはずであるので、そのようにラインピッチを
設定してテスト印字を行う。即ち図5に示すようにスポ
ット径0.1mmのレーザ光でラインピッチ0.1mmでラ
スター印字することにより、4本のスキャンラインで一
つのセルを描くものである。
【0031】このようなテスト印字を行った場合、得ら
れる印字結果は被印字物の材質により異なったものとな
る。このテスト印字の結果の例を図6に模式的に示す。
図6の材料Aに対しては所望のセルサイズの印字が得ら
れ、材料Bでは所望セルサイズよりも大きくなり、材料
Cでは所望セルサイズよりも小さくなっている。このよ
うになる理由は以下の通りである。
【0032】レーザ印字の原理は被印字物があるレベル
以上の強度のレーザ照射を受けると熱的に変質すること
により印字領域(即ちバーコードパターンの黒色部分と
なるべき変色領域)が形成される、というものである。
他方、レーザ光の強度分布は図7に示すように所定の広
がりを持っている。通常、レーザ光スポット径はレーザ
光強度の最大値を1として強度が(1−1/e2 )とな
る位置をスポット端とみなすことにより規定される。こ
のような強度分布を有するレーザ光に対して、材料Aで
は丁度(1−1/e2 )に等しい強度IA 以上で熱によ
る変質を生じるため、丁度スポット径に等しい部分が印
字される。それに対し、材料Bは熱変質が生ずるレーザ
光強度レベルIBがIAよりも低く、また材料Cでは熱変
質を生ずるレベルICがIAより高い。従って材質Bに対
しては、印字可能なレーザスポット径は実質的に名目上
のスポット径よりも太くなり、材質Cに対しては細くな
る。これにより、被印字物の材質によって印字セル幅の
変動が生ずる。
【0033】本発明においてはこのような材料の熱特性
の違いを補正するものである。そのために本実施形態の
装置では予め上記のようなテスト印字を行い、正規のセ
ルサイズからのずれ量を正確に測定する。このずれ量を
熱補正データとして入力装置から入力し記憶部43に記
憶させておく。そして図3に示したフローチャートのス
テップ4に関連して説明した印字データの演算に際し
て、該熱補正データを取り入れて補正された印字データ
を得るものである。この補正された印字データを用いて
印字を行えば、熱特性の異なる材質の被印字物に対して
常に正しいセルサイズでの印字を実現することができ
る。具体的には熱補正データによる補正は印字の際のス
キャンラインのピッチとレーザON/OFF期間に反映
される。熱補正データの取得に当たっては、ある材質の
被印字物に対して一度熱補正データを取得しておけば、
それ以降その材質の印字物に対してはそのデータを引き
続き用いることもできる。そのように熱補正データを繰
り返し利用するためには、熱補正データを被印字物の材
質データと関連づけて記憶部43に記憶させておけばよ
い。
【0034】上記の実施形態の装置はラスタスキャンを
行うに当たってのスキャンラインの方向を装置のX軸又
はY軸のいずれかに平行な方向、言い換えるとX軸ガル
バノミラーあるいはY軸ガルバノミラーによるスキャン
方向に平行な方向に設定していた。このように設定する
と、ラスタスキャンに当たって、主走査時にはいずれか
一方のミラー(たとえばX軸ガルバノミラー)のみを駆
動し、副走査時即ちラインピッチ方向にスキャンライン
を変更する際には他方のミラー(Y軸ガルバノミラー)
のみを駆動すればよいので、制御が容易であり、それに
応じて印字データの演算も簡単であるという利点があ
る。しかしスキャンラインの方向は必ずしもこれらに限
る必要はなく、実際スキャンラインをX軸、Y軸方向か
ら傾けた方がよい印字状況も存在する。たとえばバーコ
ードを装置のX、Y軸に対して傾けて印字しなければな
らないような場合である。これはたとえば、回路基板に
バーコード印字を行う際に該基板が印字装置に対してあ
る角度を持って傾いて置かれているような場合である。
このような場合基板に対してバーコードを傾きなく印字
する(即ち基板のエッジとバーコードパターンのエッジ
とが平行になるように印字する)ためには、バーコード
を印字装置のX、Y軸に対して傾けて印字しなければな
らない。
【0035】以下において上記実施形態の変形例とし
て、スキャンラインをX軸、Y軸から傾けた方向とする
例を説明する。例として図8に示すように、バーコード
(図示の例はQRコード)を装置のX軸に対して角度θ
だけ傾けて印字する場合を説明する。そのように印字す
るためには上記実施形態の図3のステップ3においてバ
ーコードデータから線分データを演算するに際して、ま
ず与えられたバーコードデータをX軸に沿ったラスタス
キャンにより印字する場合の線分データを演算し、しか
る後に該線分データをX軸に対して角度θだけ傾いた方
向に沿った線分データに変換する。該変換は座標の回転
変換により簡単に行うことができる。
【0036】バーコードをX軸から傾けて印字する場
合、X軸方向に沿ってラスタスキャンすると、図9に示
すようにバーコードの一辺の長さよりも長い幅Lにわた
ってラスタスキャン印字を行わなければならないが、上
に述べた方法によりラスタスキャンのライン方向を印字
すべきバーコードの傾きと同じ方向に傾ければ、バーコ
ードの一辺に等しい幅だけラスタスキャンすればよいの
で、必要なスキャンラインの本数を少なくすることがで
き、印字時間を短縮することができる。
【0037】以上に説明した実施形態及びその変形例に
おいては、印字されるバーコードとしてQRコードを例
にとって説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はないことはもちろんであり、その他いろいろな2次元
及び1次元バーコードの印字に適用することができる。
【0038】なお以上に説明した実施の形態において、
演算処理部41がバーコード生成手段(図3のステップ
S1における機能)、線分データ演算手段(ステップS
3)及び印字データ演算手段(ステップS4)を構成す
る。また記憶部43が記憶手段を、制御処理部42が制
御手段をそれぞれ構成する。
【0039】
【発明の効果】本発明によるバーコードのレーザ印字方
法及び装置においては、ラスタースキャン方式により印
字を行っており、該ラスタスキャン速度は一定とする事
ができるので、バーコードのパターン配置によらず常に
一定の時間で印字が可能である。また、各セル単位で塗
りつぶし印字を行う場合に比べておよそ2倍以上高速に
印字を行うことができる。
【0040】また被印字物の材質による熱特性の違いを
補正すれば、いかなる材料に対しても所定サイズの印字
が行えるので、読みとりの際の精度が高い高品位なバー
コード印字を行うことができる。また発明の実施にあた
っても比較的安価なスキャン方式のレーザ印字装置が使
用可能であるので、コストの低減が可能である。
【0041】ラスタスキャンのスキャンラインの方向
は、印字すべきバーコードの方向にあわせてレーザ印字
装置のX軸方向スキャン手段またはY軸方向スキャン手
段のいずれか一方によるスキャン方向に対して所定角度
傾け得るように構成すれば、バーコードを装置X軸及び
Y軸から傾けて印字しなければならない場合でも、最小
のスキャンライン数で印字する事ができるので印字時間
が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるレーザ印字装置の全体
的構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すレーザ印字装置のレーザヘッドの構
成を概略的に示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態であるレーザ印字装置の動作
のフローチャートである。
【図4】本発明のレーザー印字装置によるラスタスキャ
ン印字の一例を示す図である。
【図5】本発明によるレーザ印字の熱補正のためのテス
ト印字の際のセルサイズとレーザ光のスポット径との関
係を示す図である。
【図6】レーザ印字の熱補正のためのテスト印字の結果
の例を図式的に示す図である。
【図7】レーザ印字装置に用いられるレーザ光の光強度
分布を示すグラフである。
【図8】本発明の実施形態の装置において、バーコード
装置の軸方向から傾けて印刷する場合を示す図である。
【図9】ラスタスキャンのスキャンライン方向を装置の
軸方向に対して傾けた場合の効果を説明する図である。
【図10】QRコードをレーザ印字する従来の方法を説
明する図である。
【図11】QRコードの切り出しシンボルの印字に際し
て生じうる不具合を説明する図である。
【図12】Code39のバーコードパターンを印字す
る場合に生じうる不具合を説明する図である。
【符号の説明】
1 レーザ印字装置 10 レーザヘッド 11 レーザ発振器 12 ビームエキスパンダ 13 X軸ガルバノミラー 14 Y軸ガルバノミラー 15 fθレンズ 18 X軸スキャナ 19 Y軸スキャナ 20 入力装置 30 出力装置 40 制御器 41 演算処理部 42 制御処理部 43 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−120274(JP,A) 特開 平6−344594(JP,A) 特開 平8−310045(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 3/01 G06K 1/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ON・OFF制御されるレーザ光に関
    し、被印字物上におけるその照射位置をX軸方向および
    これと直交するY軸方向の少なくとも一方の方向にスキ
    ャンすることによって、前記被印字物上にバーコードを
    印字するバーコード印字方法であって、 所与の文字列データをバーコードデータに変換する工程
    と、 前記被印字物上に前記レーザ光を照射した際に形成され
    るセルサイズに関して、前記セルサイズと所定のセルサ
    イズとのズレ量の前記被印字物の材質に対する依存性を
    熱補正データとして記憶する工程と、 前記バーコードデータをラスタスキャン用の線分データ
    に変換する工程と、 前記線分データに基づき、前記X軸方向およびY軸方向
    におけるスキャン量およびレーザ光のON OFFタイ
    ミングを含む印字データを演算する工程であって、印字
    速度、レーザ出力、印字の大きさ、印字開始位置等諸設
    定に関するデータを用いると共に、前記熱補正データを
    前記レーザ光のスキャンピッチおよび前記レーザ光のO
    N・OFFタイミングに反映させる工程と、 前記印字データを記憶する工程と、 記憶された前記印字データに基づいて前記バーコードを
    前記被印字物上に印字する工程を有し、 前記バーコードを印字する工程において前記レーザ光の
    照射位置がラスタスキャンされる工程を含むことを特徴
    とするバーコード印字方法。
  2. 【請求項2】 前記熱補正データは、所定の強度を有す
    るように制御された前記レーザ光を前記被印字物と同じ
    材質からなる被印字物上に照射し、その照射位置を一方
    向にスキャンした際に印字される前記セルにおける印字
    幅の変化量に基づくものであることを特徴とする請求項
    1記載のバーコード印字方法。
  3. 【請求項3】 所望のタイミングでレーザ光の射出をO
    N・OFF制御可能なレーザ発振器と、前記レーザ光の
    照射位置を所定のX軸方向に移動させるX軸方向スキャ
    ン手段と、前記レーザ光の照射位置を前記X軸方向と直
    交するY軸方向に移動させるY軸方向スキャン手段とを
    含むレーザヘッドと、 外部から入力された文字列データをバーコードデータに
    変換するバーコードデータ生成手段と、 前記バーコードデータをラスタスキャン用の線分データ
    に変換する線分データ演算手段と、 前記線分データに基づいて、前記照射位置を移動するた
    めの前記X軸方向スキャン手段およびY軸方向スキャン
    手段の駆動量、および前記レーザ発振器のON・OFF
    タイミングを含む印字データを演算する印字データ演算
    手段と、 前記印字データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された印字データを用いて前記レー
    ザヘッドを制御し、ラスタスキャン方式によって被印字
    物上にバーコードパターンを印字する制御手段とを有
    し、 前記印字データは、さらに、前記被印字物上に前記レー
    ザ光を照射した際に印字されるセルサイズに関して、前
    記セルサイズと所定のセルサイズとのズレ量の前記被印
    字物の材質に対する依存性を示す熱補正データを含み、前記熱補正データは、前記レーザ光をラスタスキャンす
    る際のスキャンラインのピッチおよび前記レーザ光のO
    N・OFFタイミングに反映される ことを特徴とするレ
    ーザ印字装置。
  4. 【請求項4】 前記熱補正データは、所定の強度を有す
    るように制御された前記レーザ光を前記被印字物と同じ
    材質からなる被印字物上に照射し、その照射位置を一方
    向にスキャンした際に印字される前記セルにおける印字
    幅の変化量に基づくものであることを特徴とする請求項
    3記載のレーザ印字装置。
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