JP3501858B2 - 制水ゲートの制御装置 - Google Patents

制水ゲートの制御装置

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JP3501858B2
JP3501858B2 JP31264894A JP31264894A JP3501858B2 JP 3501858 B2 JP3501858 B2 JP 3501858B2 JP 31264894 A JP31264894 A JP 31264894A JP 31264894 A JP31264894 A JP 31264894A JP 3501858 B2 JP3501858 B2 JP 3501858B2
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俊秋 中山
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開成工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、水路の扉体を操作ハン
ドルを手動操作して回転させることにより引き上げる制
水ゲートの制御装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】農業用水路などの水路に設置される比較
的小型の制水ゲートは、水路上に設けられた操作ハンド
ルを手動的に回転操作することにより、扉体を引き上げ
るようになっている。操作ハンドルには、扉体の荷重な
どの負荷が作用しており、したがって操作ハンドルをし
っかり手に保持して回転させねばならない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、操作ハンド
ルを回転させて扉体を引き上げている際中に、操作ハン
ドルを保持する手をうっかり緩めたり、あるいは操作ハ
ンドルから手を離してしまうことがある。この場合、上
述のように操作ハンドルには大きな負荷が作用している
ため、操作ハンドルは強い力で急激に逆回転し、手をけ
がしやすいという問題点があった。 【0004】したがって本発明は、扉体側から作用する
負荷のために操作ハンドルが逆回転することのない制水
ゲートの制御装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】このために本発明は、水
路に設置された扉体1の作動に連動して回転する回転車
7と、この回転車7に連動連結された第1のギヤ14
と、操作ハンドル17に連動連結された第2のギヤ16
と、この第2のギヤ16に係合してこの第2のギヤ16
と逆方向に回転し且つこの第2のギヤ16の回転軸15
を中心にこの第2のギヤ16の周囲を回動することによ
り第1のギヤ14に係合・離脱する第3のギヤ18と、
第3のギヤ18が第1のギヤ14に係合している状態で
第3のギヤ18に係合し且つ扉体1の引き上げ方向への
回転を許容するワンウェイクラッチ機構23を備えた第
4のギヤ22とから成り、操作ハンドル17を回転操作
することにより、第2のギヤ16の回転を第3のギヤ1
8および第1のギヤ14を介して回転車7に伝達して扉
体1を引き上げるようにしたものである。 【0006】 【作用】上記構成において、操作ハンドル17を回転さ
せると、第2のギヤ16は回転し、その回転は第3のギ
ヤ18および第1のギヤ14を介して回転車7に伝達さ
れ、扉体1は引き上げられる。また扉体1を引き上げて
いる際中に、操作ハンドル17からうっかり手を離した
ような場合には、扉体1から作用する負荷のために回転
車7は逆方向に高速回転し、その回転は第1のギヤ14
および第3のギヤ18に伝達され、第3のギヤ18も逆
方向に高速回転しようとするが、この場合、第3のギヤ
18は第1のギヤ14から受ける反力のために第2のギ
ヤ16の回転軸15を中心に回動して第1のギヤ14か
ら離れる。したがって第1のギヤ14が高速度で逆方向
に回転しても、第2のギヤ16や操作ハンドル17はま
ったく回転せず、操作者が手をけがすることはない。 【0007】 【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は制水ゲートの側面図である。1は扉体
であり、その下端部はヒンジ部2により水路の河床3上
に軸支されており、ヒンジ部2を中心に回転することに
より起伏する(矢印N参照)。水路の側壁4上にはボッ
クス5が設置されている。扉体1の上部の側部にはシー
ブ6が設けられており、またボックス5の側面には回転
車7が設けられている。シーブ6にはワイヤ8が調帯さ
れている。ワイヤ8は回転車7に巻回され、またその先
端部は側壁4に設けられた止具9に取り付けられてい
る。したがって回転車7によりワイヤ8を巻上げると、
扉体1はヒンジ部2を中心に反時計方向に回転して起立
し、またワイヤ8を巻戻しながら時計方向に回転して河
床3上に倒伏する(鎖線で示す扉体1を参照)。 【0008】次にこのボックス5の内部に設けられた制
御装置について説明する。図2はボックスの内部を示す
平面図、図3は同側面図である。図2および図3におい
て、11,12は支壁であり、第1の回転軸13が軸支
されている。この第1の回転軸13の先端部には上記回
転車7が装着されており、また支壁11と支壁12の間
には第1のギヤ14が装着されている。支壁11,12
の後方のやや下部には第2の回転軸15が軸支されてい
る。この第2の回転軸15には第2のギヤ16が装着さ
れている。図2に示すように、第2の回転軸15は支壁
12の側方へ突出し、その先端部には操作ハンドル17
のレバー17aが着脱自在に装着されている。 【0009】18は第3のギヤである。第2のギヤ16
の回転軸15には左右一対のプレート19が装着されて
おり、その上端部に軸支された第3の回転軸20に第3
のギヤ18は装着されている。図3に示すように、第3
のギヤ18は第2のギヤ16に係合しており、第2のギ
ヤ16と逆方向に回転する。また第2のギヤ16の回転
軸15を中心に第2のギヤ16の周囲を矢印N’方向へ
回動し、第1のギヤ14に係合・離脱する。 【0010】第3のギヤ18の上方には、第4の回転軸
21が設けられている。この第4の回転軸21には第4
のギヤ22が装着されている。第4のギヤ22の内部に
はワンウェイクラッチ23が内蔵されており、したがっ
て第4のギヤ22は扉体1の引き上げ方向(矢印実線方
向)に回転する。また後述するように、第4のギヤ22
は破線矢印方向へは角度aだけ回転できる。図3に示す
ように、第3のギヤ18は第1のギヤ14に係合した状
態で、第4のギヤ22にも係合するが、第3のギヤ18
は第2の回転軸15を中心に時計方向に回動して第1の
ギヤ14から離れると、第4のギヤ22からも離れる
(図2において、鎖線で示す第3のギヤ18を参照)。
27はプレート19が当接するピン状のストッパーであ
り、第3のギヤ18の時計方向への回転限度を規定す
る。 【0011】図4は、第4の回転軸21の支壁11への
軸支部分の正面図である。第4の回転軸21の端部には
キー溝24が切欠形成されている。このキー溝24に
は、支壁11の外面にビス25で固着されたプレート2
6が嵌合している。プレート26は若干のがたを確保し
てキー溝24に嵌合しており、したがって第4の回転軸
21は若干(角度a)空回りをすることができ、第4の
ギヤ22も図3において破線矢印方向へ若干(角度a)
空回りをすることができる。 【0012】この制水ゲートの制御装置は上記のように
構成されており、次にその取り扱い動作を説明する。図
1において、河床3上に倒伏した扉体1を起立させると
きは、操作者はハンドル17を手に保持して回転させ
る。すると、図3において第2のギヤ16は実線矢印方
向に回転する。すると第3のギヤ18および第1のギヤ
14も実線矢印方向に回転し、回転車7は第1のギヤ1
4と一体的に回転してワイヤ8を巻上げる。このとき、
第4のギヤ22も実線矢印方向に回転する。すると図1
において扉体1はワイヤ8に引き上げられ、ヒンジ部2
を中心に反時計方向に回転して起立する。 【0013】ところで、上述のように操作ハンドル17
を手動操作して扉体1を起立させる際に、操作ハンドル
17を保持する手の力をうっかり緩めたり、操作ハンド
ル17から手を離した場合、操作ハンドル17には扉体
1の自重や扉体1に作用する背水圧のためにきわめて大
きな負荷が作用しているので、操作ハンドル17は強い
力で逆方向に高速度で回転し、そのため手にけがをしや
すいことは上述したとおりである。 【0014】すなわち、操作ハンドル17を保持する手
の力を緩めたり、操作ハンドル17から手を離したりす
ると、上記負荷のために、図3において第1のギヤ14
は扉体倒伏方向(破線矢印方向)に強く回転する。する
と第1のギヤ14に係合する第3のギヤ18も破線方向
に回転しようとする。一方、第3のギヤ18が係合する
第4のギヤ22はワンウェイクラッチ23が内蔵されて
いるため、実線方向(扉体1の起立方向)へは自由に回
転できるが、破線方向(扉体1の倒伏方向)へは上述し
た遊びの角度aだけ回転できる。 【0015】したがって第1のギヤ14が破線方向へ強
い力で回転することにより、第1のギヤ14から受ける
反力のために第3のギヤ18が第2の回転軸15を中心
に第2のギヤ16の周囲を時計方向に回動して第1のギ
ヤ14から離れるのを、第4のギヤ22は破線矢印方向
へ若干(角度a)回転することにより許容する。よって
第1のギヤ14が破線方向へ回転すると、その反力によ
り第3のギヤ18は図3において鎖線位置まで回動して
第1のギヤ14から完全に離れるので、第1のギヤ14
が破線矢印方向に回転してもその回転は第3のギヤ18
には伝達されず、したがって第3のギヤ18と第2のギ
ヤ16は回転しない。このように扉体1が倒伏動作をし
てこれにともなって第1のギヤ14が回転しても、第2
のギヤ16は回転しないので、操作ハンドル17も回転
せず、したがって操作者は手にけがをすることはない。 【0016】本発明は上記実施例に限定されないのであ
って、例えば上記実施例は起伏式の扉体を例にとって説
明したが、本発明は昇降式の扉体などの他の型式の制水
ゲートにも適用できる。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、操
作ハンドル17を操作して扉体1を引き上げている際中
に、操作ハンドル17からうっかり手を離したり、操作
ハンドル17を保持する手の力を緩めてしまい、その結
果、第1のギヤ14が強い力で逆回転しても、第3のギ
ヤ18は速やかに第1のギヤ14から離れるので、操作
ハンドル17が逆回転することはなく、手をけがするお
それなく安心して操作ハンドル17を操作できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】制水ゲートの側面図 【図2】制御装置の平面図 【図3】制御装置の側面図 【図4】制御装置の部分正面図 【符号の説明】 1 扉体 7 回転車 14 第1のギヤ 15 第2の回転軸 16 第2のギヤ 17 操作ハンドル 18 第3のギヤ 22 第4のギヤ 23 ワンウェイクラッチ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 水路に設置された扉体1の作動に連動し
    て回転する回転車7と、この回転車7に連動連結された
    第1のギヤ14と、操作ハンドル17に連動連結された
    第2のギヤ16と、この第2のギヤ16に係合してこの
    第2のギヤ16と逆方向に回転し且つこの第2のギヤ1
    6の回転軸15を中心にこの第2のギヤ16の周囲を回
    動することにより前記第1のギヤ14に係合・離脱する
    第3のギヤ18と、この第3のギヤ18が前記第1のギ
    ヤ14に係合している状態でこの第3のギヤ18に係合
    し且つ扉体1の引き上げ方向への回転を許容するワンウ
    ェイクラッチ機構23を備えた第4のギヤ22とから成
    り、前記操作ハンドル17を回転操作することにより、
    前記第2のギヤ16の回転を前記第3のギヤ18および
    前記第1のギヤ14を介して前記回転車7に伝達して前
    記扉体1を引き上げるようにしたことを特徴とする制水
    ゲートの制御装置。
JP31264894A 1994-11-22 1994-11-22 制水ゲートの制御装置 Expired - Lifetime JP3501858B2 (ja)

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