JP3501832B2 - ヒオウギ抽出物を含有するテストステロン5α−リダクターゼ阻害剤とその応用 - Google Patents

ヒオウギ抽出物を含有するテストステロン5α−リダクターゼ阻害剤とその応用

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【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ヒオウギ由来の新規なテストス
テロン5α−リダクターゼ阻害剤とその応用法に関する
ものである。さらに詳しくは、アヤメ科植物(Iridacea
e)のヒオウギ(Belamcanda chinensis L.)、またはそ
の根茎の乾燥物(生薬名:射干)からの抽出物を含有す
る有用かつ安全性の高いテストステロン5α−リダクタ
ーゼ阻害剤とその応用法を提供するものである。
【0002】
【産業上の利用分野】本発明によるヒオウギの抽出エキ
スからなる酵素阻害剤は、男性型禿症や尋常性ざそう
(ニキビ)に深く関与する5α−ジヒドロテストステロ
ン(DHT)の産生系酵素5α−リダクターゼに対し優
れた活性抑制効果を奏効する。すなわち後述のごとく、
本剤は優れた養毛作用およびニキビ治療効果を有し、し
かも極めて安全性が高い。よって例えば、適当な基剤、
薬剤などと混合して頭髪化粧料や皮膚外用剤などとして
利用することができる。具体的には、ローション,乳
液,クリーム(軟膏を含む),オイル,パック,シャン
プー,リンス,トリートメント,ヘアートニック,ヘア
ーリキッドなどへの応用が上げられる。また標記のよう
な外用製剤の他にも、例えば、薬用の石鹸,ボディソー
プ,浴用剤といったものに配合して用いてもよい。
【0003】
【従来の技術】植物の中には、いろいろな疾患に対する
治療または抑制的効果があったり、あるいは種々の有用
な生理活性が認められたりするものがあり、そうした有
用な植物は古くから健康維持のために広く利用されてき
た。本発明で用いるアヤメ科植物のヒオウギ(根茎の乾
燥物は、生薬名:射干と呼ばれる)は、消炎,鎮咳・去
痰作用,あるいは抗微生物作用といった効果があるとさ
れ、特に、咽痛,喉痺,気管支喘息などの治療に民間薬
的に利用されてきた植物である。ヒオウギ中に含まれる
成分としては、イリゲニン(Irigenin),テクトリゲニ
ン(Tectorigenin)、あるいはそれらの配糖体であるイ
リジン(Iridin),テクトリジン(Tectoridin)、その
他ベラムカンジン(Belamcandin),イリスフロレンチ
ン(Irisflorentin)などのイソフラボン化合物が確認
されている。また薬理作用については、例えば[中薬大
事典,小学館(1985.12.10)]などに記載されており、こ
れによればヒオウギ中のテクトリゲニンとテクトリジン
にヒアルロニダーゼ(I型アレルギーに関与している酵
素)阻害作用や、ヒオウギの煎剤や浸剤に病原性皮膚糸
状菌に対する抑制作用、またアルコール抽出物には血圧
降下作用などが認められている。ヒオウギの応用に関し
ては、例えば、特開昭63-30417号のヒオウギ中の5種の
イソフラボン化合物のPCA反応抑制作用(抗即時型ア
レルギー作用)による抗アレルギー剤としての利用や、
特公昭58-11922号に示される含水アルコール抽出物のチ
ロジナーゼ活性阻害作用による皮膚美白化粧料への応用
といったことが提唱されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これまで、古くから伝
わる植物の有用性をもとに、その薬理作用や生理活性な
どについての生物学的な作用機序の解明や、またそれら
にもとづく応用法などが研究されてはきたものの、一般
的な日常生活に反映された形として積極的に有効利用が
はかられているものは未だ少ない。本発明者らは、美容
と健康に役立つ植物成分の開発をテーマに、特に外用塗
布による皮膚細胞の代謝系に関与する各種酵素への影響
を調査することによって有用なる植物成分の開発を進め
てきた。その過程において、アヤメ科植物のヒオウギの
抽出物が、細胞の賦活化に不可欠なATP(アデノシン
三リン酸)の産生に直接関与している解糖系の酵素:ピ
ルビン酸キナーゼに対し優れた活性作用を示すこと、さ
らに男性型禿毛や尋常性ざそう(ニキビ)に深く関与す
る男性ホルモンの代謝産物:5α−ジヒドロテストステ
ロン(DHT)の産生系酵素:テストステロン5α−リ
ダクターゼに対してその活性を抑制する作用があること
を見い出し本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】皮膚の異常、特に男性型
禿症、粗毛症、脂漏、尋常性ざそう(ニキビ)などは皮
脂線周辺における標的器官で男性ホルモン、殊にテスト
ステロン(Testosteron)が5α−リダクターゼによって
転換されて生成するDHTの過剰な蓄積に深く関与して
いることが指摘されている。すなわち、男性型脱毛症は
毛包において産生されたDHTがアデニールサイクラー
ゼ活性を低下させ、これによってc−AMPの濃度を下
げ毛根細胞の糖代謝に影響を与え、そしてエネルギー産
生およびタンパク質合成の抑制といった機序により誘発
されることが知られている。また、脂漏および尋常性ざ
そうの発病においても、DHTが皮脂線細胞の受容体と
複合物を作って作用するという一因が指摘されている。
【0006】本発明者らは、各種植物成分をモルモット
の皮膚に外用塗布し、それによる皮膚細胞の代謝系に関
与する酵素に与える影響を調査している過程において、
ヒオウギの抽出物が細胞の賦活化に不可欠なATPの産
生に直接関与している解糖系の酵素:ピルビン酸キナー
ゼに対し、優れた活性作用を示すことを知った。そして
さらに、偶然にもその試験系において試験区と対照区と
では僅かではあるがモルモットの毛の成長速度が異なる
ことに気付いた。毛の成長促進に関しては、細胞内にお
けるATPの関与が必要不可欠と考えられたが、標記の
ように皮脂線周辺における5α−リダクターゼは毛の成
長抑制に関与すると考えられることから、この酵素に対
する影響についても同様に調査した結果、ヒオウギの抽
出物は明かにその活性を抑制する作用があることを見い
出した。以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説
明する。
【0007】
【実施例】ピルビン酸キナーゼ(PK)活性作用 [試料の調整] ヒオウギの20%Ethanolによる抽出液 ヒオウギの20%1,3-Butylene glycolによる抽出液 ヒオウギのEthanol,1,3-Butylene glycol,水(1:1:3)
混液による抽出液 (尚、各抽出液の蒸発残分としては、0.5〜1.5%程度で
ある) [使用した動物]ハートレー系雌性モルモット,体重30
0g前後,各5匹 [試験方法] 1)試料の投与 モルモットの両腹側部をバリカンにて剪毛し、試験区及
び対照区とした。試験区にはヒオウギ抽出液を1mL含ま
せたリント布をテープで接着し、ポリエチレンフィルム
にて4時間固定した。対照区は、それぞれの溶媒にて同
様に処置した。この操作を1日1回、2週間連続して行
った。尚、剪毛は2日に1度行った。 2)皮膚抽出液の調整 各ヒオウギ抽出液の最終投与48時間後、モルモットを脱
血屠殺し、試験区および対照区皮膚を分離した。得られ
た皮膚をバリカンにて剪毛し、皮下組織を完全に除去し
た後、正確に2g分離しハサミで細切後、氷冷下20mLの
生理食塩水を加え超音波処理を行った。この懸濁液を5,
000G,20分間遠心分離し、その上清を皮膚抽出液とし
た。 3)酵素活性の測定 予め下記の基質混液を調整しておき、その4mLを採取し
これにモルモット皮膚抽出液100μLを加え、37℃,20分
間インキュベートする。 基質混液 Tris-HCl(pH=7.5) 100mL Phospho(enol)pyruvate 3Na 0.2g MgCl2 0.02g KCl 0.02g ADP 2Na 0.02g 判定は、生成されたピルビン酸を2,4-ジニトロフェニル
ヒドラジンと反応させ吸光度510nmを測定し、次式によ
り求めた。尚、酵素活性は、ビウレット法により求めた
タンパク質量に換算し、対照区を100%とした時の試験
区の活性をT表により区間推定した。
【数1】 [試験結果]試験に用いた各ヒオウギの抽出液は、対照
区に比べ113.8〜117.3%(95%信頼区間)の酵素活性作
用で明かな優位差が認められた。
【0008】
【実施例】テストステロン5α−リダクターゼ活性阻害
作用 前項の試験を進めていく過程で、2日に1度の剪毛処理
の際、試験区と対照区では毛の成長速度が異なっている
ことに気付いたため、同様に5α−リダクターゼに及ぼ
す影響についても調べた。[試料の調整]、[使用した
動物]、[試験方法]の1)試料の投与、2)皮膚抽出液の
調整は基本的に前項と同じで、5α−リダクターゼの抑
制作用については次の方法に準じて測定した。 3)酵素活性抑制の測定 予め下記の基質混液を調整しておき、その4mLを採取し
これにモルモット皮膚抽出液1mLを加え、37℃,10分間
インキュベートする。 基質混液 Tris-HCl(pH=7.5) 60mL Propylene glycol 4mL Testosterone 13.0mg NADH 1.2mg 判定は、補酵素であるNADH(ニコチンアミドヌクレオチ
ド)の量を蛍光(励起波長EX360nm,発光波長EM460nm)
で測定し求めた。尚、酵素活性は、ビウレット法により
求めたタンパク質量に換算し、対照区を100%とした時
の試験区の活性をT表により区間推定した。 [試験結果]試験に用いた各ヒオウギの抽出液は、対照
区に比べ76.9〜89.1%(95%信頼区間)であり明かな酵
素活性の抑制作用が認められた。
【0009】
【実施例】養毛試験 [被験薬物の調整] ヒオウギのEthanol,1,3-Butylene glycol,水(1:1:3)
混液による抽出液 (尚、抽出液の蒸発残分としては、0.7%程度である) また対照としてそれぞれの溶媒のみを同じ割合に加えた
ものを調整した。 [使用した動物]C3Hマウス,雄性,1群5匹(計1
0匹) [試験方法]動物背部約4.5cm2をバリカン及び電気シェ
ーバーにて除毛し、除毛部位に被験薬物を1日2回、週
5日、3週間塗布した。判定は、画像解析装置にて除毛
した面積に対する毛の再生が認められた面積の割合を計
測し対照と比較した。 [試験結果]対照区の再生率が50.1%であるのに対し、
試験区の方は94.3%という効果が認められた。
【0010】
【実施例】安全性試験 1)皮膚一次刺激性試験 ヒオウギのEthanol,1,3-Butylene glycol,水(1:1:3)
の抽出液(蒸発残分としては、1.4%程度)を、背部を
除毛した兎(1群3匹,体重3,800g前後)の皮膚に貼
付した。判定は、貼付後24,48,72時間に一次刺激性の
評点法により紅斑および浮腫を指標として行った。その
結果、すべての動物において、何等、紅斑および浮腫を
認めず陰性と判定された。 2)皮膚累積刺激性試験 ヒオウギのEthanol,1,3-Butylene glycol,水(1:1:3)
の抽出液(蒸発残分としては、1.4%程度)を、側腹部
を除毛(2×4cm2)したハートレー系モルモット(雌
性,1群5匹,体重320g前後)の皮膚に1日1回,週
5回,0.5mL/動物当りを塗布した。塗布は4週に渡っ
て、また除毛は各週の最終塗布日に行った。判定は、各
週の最終日の翌日に一次刺激性の評点法により紅斑およ
び浮腫を指標として行った。その結果、すべての動物に
おいて、塗布後1〜4週目に渡って何等、紅斑および浮
腫を認めず陰性と判定された。 3)急性毒性試験 ヒオウギのEthanol抽出液を減圧下にて溶媒を完全に留
去し、試験前、4時間絶食させたddy系マウス(1群5
匹,体重30g)に2,000mg/kg量経口投与し、毒性症状
の発現、程度などを経時的に観察した。その結果、すべ
てのマウスにおいて14日間何等異常を認めず、また解剖
の結果も異常がなかった。LD50は2,000mg/kg以上と判
定された。
【0011】
【実施例】各種外用製剤の製造 本発明によるヒオウギ由来の細胞賦活剤を使用し、いく
らかの外用製剤を製造した。以下にその処方例を示す
が、本発明による細胞賦活剤の用途は、これらに限定さ
れるわけではない。 1)ローションの製造例 次の処方によりローションを製造した。 重量% 1.ソルビット 2 2.1,3−ブチレングリコール 2 3.ポリエチレングリコール1000 1 4.ポリオキシエチレンオレイルエーテル(25E.O.) 2 5.エタノール 10 6.ヒオウギ抽出液(20%Ethanol ex.) 10 7.pH調整剤 適量 8.防腐剤 適量 9.精製水 100とする残余 2)乳液の製造例 次の処方により乳液を製造した。 重量% 1.スクワラン 3 2.ワセリン 1 3.ステアリルアルコール 0.3 4.ソルビタンモノステアレート 1.5 5.ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレート 3 6.1,3−ブチレングリコール 5 7.ヒオウギ抽出液(20%1,3-Butylene glycol ex.) 5 8.防腐剤 適量 9.精製水 100とする残余 3)クリームの製造例 次の処方によりクリームを製造した。 重量% 1.スクワラン 20 2.ミツロウ 5 3.精製ホホバ油 5 4.グリセリンモノステアレート 2 5.ソルビタンモノステアレート 2 6.ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2 7.グリセリン 5 8.ヒオウギ抽出液(1,3-Butylene glycol ex.) 5 9.防腐剤 適量 10.精製水 100とする残余 4)シャンプーの製造例 次の処方によりシャンプーを製造した。 重量% 1.ラウリル硫酸トリエタノールアミン 5 2.ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸Na 12 3.1,3−ブチレングリコール 4 4.ラウリン酸ジエタノールアミド 2 5.エデト酸二ナトリウム 0.1 6.ヒオウギ抽出液(20%Propylene glycol ex.) 10 7.防腐剤 適量 8.精製水 100とする残余 5)リンスの製造例 次の処方によりリンスを製造した。 重量% 1.塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2 2.セトステアリルアルコール 2 3.ポリオキシエチレンラノリンエーテル 3 4.プロピレングリコール 5 5.ヒオウギ抽出液(50%Propylene glycol ex.) 10 6.pH調整剤 適量 7.防腐剤 適量 8.精製水 100とする残余 6)ヘアーリキッドの製造例 次の処方によりヘアーリキッドを製造した。 重量% 1.エタノール 29 2.ポリオキシプロピレンブチルエーテルリン酸 10 3.ポリオキシプロピレンモノブチルエーテル 5 4.トリエタノールアミン 1 5.ヒオウギ抽出液(Ethanol,1,3-BG,水(1:1:3)ex.) 5 6.防腐剤 適量 7.精製水 100とする残余 7)ヘアートニックの製造例 次の処方によりヘアートニックを製造した。 重量% 1.エタノール 40 2.オレイン酸エチル 1 3.ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 2 4.ヒオウギ抽出液(Ethanol ex.) 10 5.精製水 100とする残余 8)ボディーソープの製造例 次の処方によりボディーソープを製造した。 重量% 1.ラウリン酸カリウム 15 2.ミリスチン酸カリウム 5 3.プロピレングリコール 5 4.ヒオウギ抽出液(20%Propylene Glycol ex.) 15 5.pH調整剤 適量 6.防腐剤 適量 7.精製水 100とする残余 9)浴用剤の製造例 次の処方により浴用剤を製造した。 重量% 1.炭酸水素ナトリウム 58 2.無水硫酸ナトリウム 30 3.ホウ砂 2 4.ヒオウギ抽出液(40%Ethanol ex.)の乾燥粉末 10
【0012】
【実施例】各種外用製剤の使用試験 実施例で製造したローション、クリームおよびヘアート
ニックを男(20名)女(10名)パネラーに1カ月間自由に使
用してもらい使用感についてのアンケート調査を求め
た。その結果は、表1の通りである。
【表1】
【0013】
【発明の効果】本発明によるヒオウギ由来のテストステ
ロン5α−リダクターゼ阻害剤は、その効果に優れしか
も安全性が高い。これを例えば、日常的に用いる各種の
皮膚外用製剤や頭髪化粧料に配合し、それらを繰り返し
用いることによって、脂漏あるいはニキビ肌を改善する
効果や育毛・養毛効果といった美容的効果が得られる。
本発明によるヒオウギのこのような新規な美容的効果
と、それに基づく応用法は、極めて日常的な方法によっ
て人の美容と健康に役立つことにつながり、また植物の
有効利用の拡大ということからも産業上にもたらす効果
は大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61P 17/10 A61P 17/10 17/14 17/14 43/00 111 43/00 111 C12N 9/99 C12N 9/99 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 35/78 A61K 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アヤメ科植物ヒオウギ又はその根茎の乾燥
    物から、水、低級アルコール、ポリオール系有機溶媒か
    ら選ばれる1種もしくは2種以上を用いて得られる抽出
    物を含有するテストステロン5α−リダクターゼ阻害剤
  2. 【請求項2】アヤメ科植物ヒオウギ又はその根茎の乾燥
    物から得られる請求項第1項記載のテストステロン5α
    −リダクターゼ阻害剤を配合したニキビ防止または治療
    用の皮膚外用組成物
  3. 【請求項3】アヤメ科植物ヒオウギ又はその根茎の乾燥
    物から得られる請求項第1項記載のテストステロン5α
    −リダクターゼ阻害剤を配合した頭髪用化粧料
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