JP3501774B2 - ネットワークシステム - Google Patents

ネットワークシステム

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JP3501774B2
JP3501774B2 JP2001149243A JP2001149243A JP3501774B2 JP 3501774 B2 JP3501774 B2 JP 3501774B2 JP 2001149243 A JP2001149243 A JP 2001149243A JP 2001149243 A JP2001149243 A JP 2001149243A JP 3501774 B2 JP3501774 B2 JP 3501774B2
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dual
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの書き込み
及び読み出しが異なるポートを介して行われるデュアル
ポートメモリをそれぞれ具備するデータ送受信手段間に
てシリアルデータを送受信するネットワークシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、時分割多重方式によりシリア
ルデータを繰り返し送受信するネットワークシステムに
おいては、メモリ上の不正データ保持を防止することを
目的としてウェイト制御を持たないデュアルポートメモ
リを使用してシリアルデータが送受信されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デュア
ルポートメモリを用いてデータ送受信手段間にてシリア
ルデータを送受信するネットワークシステムにおいて
は、デュアルポートメモリの書き込み側と読み出し側が
非同期の場合、書き込み側と読み出し側の競合が発生す
るため、その競合による不正データの流出を防止するた
めに複雑なハンドシェイク処理を行わなければならない
という問題点がある。
【0004】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、デュアルポ
ートメモリを具備するデータ送受信手段間にてシリアル
データを送受信するネットワークシステムにおいて、デ
ュアルポートメモリの書き込み側と読み出し側が非同期
の場合に書き込み側と読み出し側の競合による不正デー
タの流出を容易に防止することができるネットワークシ
ステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、データの書き込み及び読み出しが異なるポ
ートを介して行われる第1のデュアルポートメモリを具
備し、送信すべきデータを前記第1のデュアルポートメ
モリに書き込むとともに、該第1のデュアルポートメモ
リに書き込まれたデータを読み出して送信するデータ送
信手段と、データの書き込み及び読み出しが異なるポー
トを介して行われる第2のデュアルポートメモリを具備
し、前記データ送信手段から送信されたデータを受信し
て前記第2のデュアルポートメモリに書き込むととも
に、該第2のデュアルポートメモリに書き込まれたデー
タを読み出すデータ受信手段とを少なくとも有し前記
データ送信手段、前記第1のデュアルポートメモリに
対して前記データを書き込む送信データ書き込み回路
と、前記第1のデュアルポートメモリに書き込まれたデ
ータを読み出す送信側読み出し回路と、前記送信データ
書き込み回路にて前記第1のデュアルポートメモリに対
して前記データが書き込まれた旨を示す情報ビットを出
力する送信側調停回路と、前記送信側読み出し回路にて
前記第1のデュアルポートメモリから読み出されたデー
タを、前記送信データ書き込み回路にて前記第1のデュ
アルポートメモリに対して前記データが書き込まれたタ
イミングにて前記第1のデュアルポートメモリから読み
出されたフレームに前記情報ビットを付与して前記デー
タ受信手段に送信する送信回路とを具備し、前記データ
受信手段、前記データ送信手段から送信されてきたデ
ータを受信する受信回路と、前記受信回路にて受信され
たデータを前記第2のデュアルポートメモリに書き込む
受信側書き込み回路と、前記第2のデュアルポートメモ
リに書き込まれたデータを読み出す受信データ読み出し
回路と、前記情報ビットが付与されたフレームデータの
前記受信側書き込み回路における前記第2のデュアルポ
ートメモリに対する書き込みを禁止する受信側調停回路
とを具備するネットワークシステムにおいて、前記送信
データ書き込み回路は、前記送信側調停回路にて許可さ
れるタイミングにて前記データを前記送信側デュアルポ
ートメモリに対して書き込むことを特徴とする。
【0006】
【0007】また、前記データ送信手段は、予め決めら
れたタイミングでフレームパルスを生成するタイミング
生成回路を有し、前記前記第1のデュアルポートメモリ
に対して前記データが書き込まれるタイミングは、前記
タイミング生成回路にて生成されるフレームパルスのタ
イミングに同期していることを特徴とする。
【0008】また、前記送信データ書き込み回路は、前
記送信側デュアルポートメモリに対して前記データを書
き込む場合に書き込み許可要求を前記送信側調停回路に
出力し、前記送信側調停回路は、前記タイミング生成回
路にて生成されるフレームパルスのタイミングに同期し
て前記送信側デュアルポートメモリに対して前記データ
の書き込みを許可する書き込み許可応答を前記送信デー
タ書き込み回路に対して出力し、前記送信データ書き込
み回路は、前記送信側調停回路から出力された前記書き
込み許可応答によるタイミングにて前記送信側デュアル
ポートメモリに前記データを書き込むことを特徴とす
る。
【0009】また、前記受信データ読み出し回路は、前
記受信側デュアルポートメモリから前記データを読み出
す場合に読み出し許可要求を前記受信側調停回路に出力
し、前記受信側調停回路は、前記タイミング生成回路に
て生成されるフレームパルスのタイミングに同期して前
記受信側デュアルポートメモリから前記データの読み出
しを許可する読み出し許可応答を前記受信データ読み出
し回路に対して出力するとともに、前記受信側デュアル
ポートメモリから前記データが読み出されるタイミング
にて前記受信側書き込み回路における前記データの前記
第2のデュアルポートメモリに対する書き込みを禁止
し、前記受信データ読み出し回路は、前記受信側調停回
路から出力された前記読み出し許可応答によるタイミン
グにて前記受信側デュアルポートメモリから前記データ
を読み出すことを特徴とする。
【0010】また、前記送信データ書き込み回路は、前
記第1のデュアルポートメモリに対する前記データの書
き込みが終了した際にその旨を前記送信側調停回路に通
知することを特徴とする。
【0011】また、前記受信データ読み出し回路は、前
記第2のデュアルポートメモリから前記データの読み出
しが終了した際にその旨を前記受信側調停回路に通知す
ることを特徴とする。
【0012】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、データの送信側となるデータ送信手段におい
ては、まず、送信側デュアルポートメモリに対してデー
タを書き込む際、送信データ書き込み回路から書き込み
許可要求が送信側調停回路に送信され、送信データ書き
込み回路にて送信側調停回路からの書き込み許可応答が
受信されるまで待機状態となる。送信データ書き込み回
路から出力された書き込み許可要求は、送信側調停回路
においてタイミング生成回路にて生成されるフレームパ
ルスのタイミングに乗せ換えられた後、書き込み許可応
答に変換され、送信データ書き込み回路に通知されるた
め、送信側デュアルポートメモリに対する書き込みが許
可される時間長は、1フレーム単位(フレームパルス間
の時間範囲を1フレームと定義する)に変換されること
になる。また、送信側デュアルポートに書き込まれたデ
ータの読み出しにおいては、タイミング生成回路にて生
成されるフレームパルスに同期して、ある特定のアドレ
ス範囲を繰り返しかつ待機制御なしに行われる。このよ
うに、データ送信手段に設けられた送信側デュアルポー
トメモリに対する読み出し側にて待機制御が行われてい
ないため、送信側デュアルポートメモリにおいて書き込
みと読み出しとの間で競合が発生する。しかしながら、
書き込み側において、書き込みが実施される時間長がフ
レーム単位に変換されるため、書き込みと読み出しとが
競合する時間範囲がフレーム単位で特定されることにな
る。また、書き込みと読み出しとの間にて競合が発生し
た場合、送信側調停回路において、競合が発生したこと
を示す情報ビットが生成される。送信回路においては、
送信側デュアルポートメモリから読み出されたデータに
情報ビットが付与されてこのデータがフレーム毎にシリ
アルデータ化されて送信される。
【0013】データ受信手段においては、まず、受信側
デュアルポートメモリに書き込まれたデータを読み出す
際、受信データ読み出し回路から読み出し許可要求が受
信側調停回路に送信され、受信データ読み出し回路にお
いて受信側調停回路からの読み出し許可応答が受信され
るまで読み出し動作を待機状態とする。受信データ読み
出し回路から出力された読み出し許可要求は、受信側調
停回路において、データ送信手段から送信されるフレー
ムパルスのタイミングに乗せ換えられた後、読み出し許
可応答に変換され、受信データ読み出し回路に送信され
るため、受信側デュアルポートメモリに対する読み出し
が許可される時間長は、1フレーム単位に変換されるこ
とになる。また、受信側デュアルポートに対するデータ
の書き込みについては、受信回路において、データ送信
手段から送信されてきたシリアルデータが1フレーム毎
に、受信データと情報ビットとに分離される。受側調停
回路においては、受信側調停回路にて受信データ読み出
し回路に対し読み出し許可を通知しているフレーム中及
び情報ビットにて“競合が発生したこと”が示される場
合に、受信側デュアルポートメモリへの書き込みが禁止
される。
【0014】このように本発明においては、時分割多重
方式により、シリアルデータを繰り返して送受信するネ
ットワークシステムにおいて、メモリ上の不正データ保
持を防止することを目的としたウェイト制御を持たない
デュアルポートメモリを使用してシリアルデータを送受
信する場合、デュアルポートメモリに対するアクセス許
可時間およびアクセス禁止時間を明確に定義することに
より、書き込みと読み出しとの間における競合が予期さ
れる時間帯における書き込みおよび読み出しを禁止する
ことにより競合が防止される。また、競合が発生する時
間帯を特定できる特徴を利用し、シリアルデータの送信
側に限り、競合を防ぐのではなく、競合の発生を黙認
し、競合が発生している時間帯に送信されるシリアルデ
ータをデータの受信側となるデータ受信手段において廃
棄することにより、競合発生時の不正データ流出が間接
的に防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明のネットワークシステムの
実施の一形態を示す図である。
【0017】本形態は図1に示すように、データ送信手
段である送信側ネットワークシステム10と、データ受
信手段である受信側ネットワークシステム20との2つ
のネットワークシステムがネットワーク接続されて構成
されており、送信側ネットワークシステム10から受信
側ネットワークシステム20にシリアルデータが送信さ
れるものとする。
【0018】送信側ネットワークシステム10は、予め
決められたタイミングでフレームパルスを生成するタイ
ミング生成回路14と、送信側ネットワークシステム1
0から受信側ネットワークシステム20に送信されるデ
ータが書き込み/読み出し可能に構成された送信側デュ
アルポートメモリ12と、送信側ネットワークシステム
10から受信側ネットワークシステム20に送信される
データを送信側デュアルポートメモリ12に書き込む送
信データ書き込み回路11と、タイミング生成回路14
にて生成されたフレームパルスの繰り返し周期に従っ
て、送信側デュアルポートメモリ12に書き込まれたデ
ータを読み出すためのアドレスを生成し、該アドレスか
らデータを読み出す送信側読み出し回路13と、送信デ
ータ書き込み回路11から送信側デュアルポートメモリ
12に対するデータの書き込みの許可を要求するための
書き込み許可要求が出力された場合に、この書き込み許
可要求に対してフレームパルスのタイミングに合わせて
送信側デュアルポートメモリ12に対するデータの書き
込みを許可するための書き込み許可応答を送信データ書
き込み回路11に対して出力するとともに、送信側デュ
アルポートメモリ12に対する送信データ書き込み回路
11におけるデータの書き込みと送信側読み出し回路1
3におけるデータの読み出しとが競合したフレームに、
その旨を示す情報ビットを付与する送信側調停回路15
と、送信側読み出し回路13にて送信側デュアルポート
メモリ12から読み出されたデータ及び送信側調停回路
15にて該データに付与された情報ビットをシリアルデ
ータ化して受信側ネットワークシステム20に送信する
送信回路16とから構成されている。
【0019】また、受信側ネットワークシステム20
は、送信側ネットワークシステム10から送信されてき
たシリアルデータを受信し、受信したデータをパラレル
データに変換し、さらに、パラレルデータに変換された
データを、送信側読み出し回路13にて送信側デュアル
ポートメモリ12から読み出されたデータと送信側調停
回路15にて該データに付与された情報ビットとに分離
する受信回路21と、送信側ネットワークシステム10
から送信されてきたデータが書き込み/読み出し可能に
構成された受信側デュアルポートメモリ24と、受信回
路21にて受信されたデータを送信側ネットワークシス
テム10内のタイミング生成回路14にて生成されたフ
レームパルスの繰り返し周期に従って、受信回路21に
て受信されたデータを受信側デュアルポートメモリ24
に書き込むためのアドレスを生成し、該アドレスにデー
タを書き込む受信側書き込み回路22と、受信側デュア
ルポートメモリ24に書き込まれたデータを読み出す受
信データ読み出し回路25と、受信データ読み出し回路
25から受信側デュアルポートメモリ24に対するデー
タの読み出しの許可を要求するための読み出し許可要求
が出力された場合に、この読み出し許可要求に対して、
送信側ネットワークシステム10内のタイミング生成回
路14にて生成されたフレームパルスのタイミングに合
わせて受信側デュアルポートメモリ24に対するデータ
の読み出しを許可するための読み出し許可応答を受信デ
ータ読み出し回路25に対して出力するとともに、受信
データ読み出し回路25に対して読み出し許可応答を出
力したフレーム及び送信側デュアルポートメモリ12に
対する送信データ書き込み回路11におけるデータの書
き込みと送信側読み出し回路13におけるデータの読み
出しとが競合した旨を示す情報ビットが付与されたフレ
ームに対して受信側書き込み回路22における受信側デ
ュアルポートメモリ24に対する書き込みを制限するた
めのマスクパルスを出力する受信側調停回路23とから
構成されている。
【0020】以下に、上記のように構成されたネットワ
ークシステムにおけるデータ転送動作について説明す
る。
【0021】図2は、図1に示したネットワークシステ
ムにおけるデータ転送動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【0022】まず、送信側ネットワークシステム10に
おける動作を説明する。
【0023】タイミング生成回路14においては、図2
[1]に示すようなタイミングでフレームパルスが生成さ
れる。この時、各フレームパルス間の時間範囲を1フレ
ームと定義し、各フレームを図2[2]に示すようにフレ
ーム1,2,3,…,nと定義する。
【0024】次に、送信側読み出し回路13において、
タイミング生成回路14にて生成される各フレームパル
スの繰り返しの周期に従って、送信側デュアルポートメ
モリ12からデータを読み出すためのアドレスが生成さ
れる。なお、本形態においては図2に示すように、3フ
レーム単位でアドレスがA1〜A3まで繰り返し生成さ
れるものとする(図2[6]参照)。
【0025】次に、送信側読み出し回路13において、
生成したアドレスに従って、送信側デュアルポートメモ
リ12から送信すべきデータが読み出される。フレーム
1〜6までの間に読み出されたデータは、図2[7]に示
すように、D1,D2,D3,D1’,D2’,D3’
とする。
【0026】次に、送信データ書き込み回路11におい
て、受信側ネットワークシステム20に送信すべきデー
タが送信側デュアルポートメモリ12に書き込まれる。
【0027】図3は、図1に示した送信データ書き込み
回路11の動作を説明するためのフローチャートであ
り、また、図4は、図1に示した送信側調停回路15の
動作を説明するためのフローチャートである。
【0028】送信データ書き込み回路11においては、
書き込み許可要求が“High”に設定され(ステップ
S1)、それにより、送信側調停回路15に対して、書
き込み許可要求が通知される。書き込み許可要求は図2
[3]に示すように、フレームパルス[1]に対して非同期
のタイミングで変化する。
【0029】その後、送信データ書き込み回路11にお
いて、送信側調停回路15から出力される書き込み許可
応答が読み込まれ(ステップS2)、書き込み許可応答
が“High”となるまでになるまでウェイト状態とな
る。
【0030】一方、送信側調停回路15においては、タ
イミング生成回路14にて生成されたフレームパルスが
読み込まれ(ステップS11)、フレームパルスが“L
ow”の場合(ステップS12)、書き込み許可応答の
値が書き込み許可要求の値で更新される(ステップS1
3)。これにより、図2[4]に示すように、書き込み許
可応答は、書き込み許可要求と異なり、タイミング生成
回路14にて生成されたフレームパルスに同期して変化
する。
【0031】送信側調停回路15から出力された書き込
み許可応答が“High”となった場合(ステップS
3)、送信データ書き込み回路11において、受信側ネ
ットワークシステム20に送信すべきデータが送信側デ
ュアルポートメモリ12に書き込まれ(ステップS
4)、書き込みが終了した後、送信データ書き込み回路
11において書き込み許可要求が“Low”に設定され
(ステップS5)、それにより、書き込みが終了したこ
とが送信側調停回路15に通知される。
【0032】上述した一連の動作によって、図2におい
て、送信データ書き込み回路11による送信側デュアル
ポートメモリ12に対するデータの書き込みが許可され
る時間範囲は、図2[5]に示すようにフレーム2の区間
のみに限定されることになる。これにより、フレーム2
の区間は送信側デュアルポートメモリ12に対するデー
タの書き込みと読み出しの競合が発生する区間であると
いうことと、その区間中に読み出されるデータD2は不
正なデータであることが送信側調停回路15によって認
識され(図2[7]参照)、また、フレーム2以外の区間
においては、競合が発生しないことが認識される。
【0033】送信側調停回路15においては、これに基
づいて、競合が発生しているフレームにおいては、付与
される情報ビットが“High”に設定され、競合が発
生していないフレームにおいては、情報ビットが“Lo
w”に設定される(図2[8]参照)。
【0034】その後、送信回路16において、送信側デ
ュアルポートメモリ12から読み出されたデータが送信
側読み出し回路13から受信され、また、送信側調停回
路15にて設定された情報ビットが受信され、送信すべ
きデータ及び情報ビットが図2[9]に示すようにシリア
ルデータ化され、受信側ネットワークシステム20に送
信される。
【0035】次に、受信側ネットワークシステムにおけ
る動作について説明する。
【0036】受信側ネットワークシステム20において
は、送信側ネッワークシステム10内の送信回路16か
ら送信されたシリアルデータと、タイミング生成回路1
4にて生成されたフレームパルスが受信される。受信側
ネットワークシステム20においては、送信側ネットワ
ークシステム10内のタイミング生成回路14にて生成
されたフレームパルスを受信することによって、フレー
ムの位相とシリアルデータの位相関係を認識できるもの
とする。受信フレームパルスは、受信側ネットワークシ
ステム20内において、受信回路21、受信側調停回路
23及び受信側書き込み回路22に分岐されるものとす
る。
【0037】まず、受信回路21においては、送信側ネ
ットワークシステム10から送信されてきたシリアルデ
ータがパラレルデータに変換され、さらに、パラレルデ
ータに変換されたデータが、送信側読み出し回路13に
て送信側デュアルポートメモリ12から読み出されたデ
ータと送信側調停回路15にて該データに付与された情
報ビットとに分離される(図2[13][14]参照)。
【0038】また、受信回路21においては、受信フレ
ームが3フレーム単位で時分割され、各3フレーム中の
受信データが受信側デュアルポートメモリのアドレスA
1,2A,A3に書き込まれるものとする。例えば、フ
レーム1,4,7,…中の受信データはアドレスA1に
書き込まれ、フレーム2,5,8,…中の受信データは
アドレスA2に書き込まれ、フレーム3,6,9,…中
の受信データはアドレスA3に書き込まれる。
【0039】次に、受信側調停回路23においては、受
信回路21にて分離された情報ビットに基づいて、各フ
レームごとに受信されるデータの正当性が判定される。
本形態においては、フレーム2の区間における情報ビッ
トが“High”であることにより、受信データD2
は、送信側ネットワークシステム10側において送信側
デュアルポートメモリ12に対する書き込みポートと読
み出しポートの競合が原因で不正なデータになっている
ことが認識され、図2[15]に示すように、マスクパル
ス1が生成され、受信側デュアルポートメモリ24の書
き込み側に対するライトイネーブル信号がマスクされ
る。
【0040】次に、受信データ読み出し回路25におい
て、受信側デュアルポートメモリ24から受信データが
読み出される。
【0041】図5は、図1に示した受信データ読み出し
回路25の動作を説明するためのフローチャートであ
り、また、図6は、図1に示した受信側調停回路23の
動作を説明するためのフローチャートである。
【0042】まず、受信データ読み出し回路25におい
て、読み出し許可要求が“High”に設定され(ステ
ップS21)、それにより、受信側調停回路23に対し
て読み出し許可要求が通知される。読み出し許可要求は
図2[16]に示すように、フレームパルス[10]に対し
て非同期のタイミングで変化する。
【0043】その後、受信データ読み出し回路25にお
いて、送信側調停回路15から出力される読み出し許可
応答が読み込まれ(ステップS22)、読み出し許可応
答が“High”となるまでになるまでウェイト状態と
なる。
【0044】一方、受信側調停回路23においては、送
信側ネットワークシステム10内のタイミング生成回路
14にて生成され、送信されてきたフレームパルスが読
み込まれ(ステップS31)、フレームパルスが“Lo
w”の場合(ステップS32)、読み出し許可応答の値
が読み出し許可要求の値で更新される(ステップS3
3)。これにより、図2[17]に示すように、読み出し
許可応答は、読み出し許可要求と異なり、タイミング生
成回路14にて生成されたフレームパルスに同期して変
化する。
【0045】受信側調停回路23から出力された読み出
し許可応答が“High”となった場合(ステップS2
3)、受信データ読み出し回路25において、受信側デ
ュアルポートメモリ24に書き込まれた受信データが読
み出され(ステップS24)、読み出しが終了した後、
受信データ読み出し回路25において読み出し許可要求
が“Low”に設定され(ステップS25)、それによ
り、読み出しが終了したことが受信側調停回路23に通
知される。
【0046】上述した一連の動作によって、図2におい
て、受信データ読み出し回路25による受信側デュアル
ポートメモリ24に対するデータの読み出しが許可され
る時間範囲は、図2[18]に示すようにフレーム3の区
間のみに限定されることになる。これにより、フレーム
3の区間において、受信側デュアルポートメモリ24に
対して受信側書き込み回路22から書き込みを行うと競
合が発生するため、受信側書き込み回路22からの書き
込みに対してマスクが必要になる。
【0047】そこで、受信側調停回路23において、図
2[19]に示すように、マスクパルス2が生成され、上
述したマスクパルス1とともに、受信側デュアルポート
メモリ24に対するライトイネーブル信号がマスクされ
る。
【0048】これにより、フレーム2及びフレーム3の
区間において、受信側デュアルポートメモリ24に対し
て、受信側書き込み回路22からのデータの書き込みが
マスクされ、不正なデータが受信側読み出し回路25に
て読み出されることが防止されることになる。
【0049】次に、受信側書き込み回路22において、
受信回路21から受信データが受信されるとともに、受
信側調停回路23から、マスクパルス1及びマスクパル
ス2が受信される。
【0050】マスクパルス1とマスクパルス2をAND
した結果で、受信側デュアルポートメモリ24に対する
ライトイネーブル信号がマスクされる。マスクパルス1
またはマスクパルス2のいずれかがアクティブ(“Lo
w”)の場合、受信データは受信側デュアルポートメモ
リ24に書きこまれず、マスクパルス1及びマスクパル
スがともに非アクティブ(“High”)の場合、受信
データは受信側デュアルポートメモリ24に書きこまれ
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
時分割多重方式により周期的に繰り返してシリアルデー
タを送受信するネットワークシステムにおいて、デュア
ルポートメモリの異なった2つのポートからの書き込み
/読み出しによる競合を回避するために、競合が発生す
る時間範囲を特定化し、また、特定化した時間範囲に受
信されるデータをデュアルポートメモリに書き込まず廃
棄することにより、ウェイト制御機能がないデュアルポ
ートメモリを介してデータを送受信するネットワークシ
ステムにおいても競合による不正データの流出を容易に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワークシステムの実施の一形態
を示す図である。
【図2】図1に示したネットワークシステムにおけるデ
ータ転送動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図3】図1に示した送信データ書き込み回路の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図4】図1に示した送信側調停回路の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図5】図1に示した受信データ読み出し回路の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図6】図1に示した受信側調停回路の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 送信側ネットワークシステム 11 送信データ書き込み回路 12 送信側デュアルポートメモリ 13 送信側読み出し回路 14 タイミング生成回路 15 送信側調停回路 16 送信回路 20 受信側ネットワークシステム 21 受信回路 22 受信側書き込み回路 23 受信側調停回路 24 受信側デュアルポートメモリ 25 受信データ読み出し回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 13/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの書き込み及び読み出しが異なる
    ポートを介して行われる第1のデュアルポートメモリを
    具備し、送信すべきデータを前記第1のデュアルポート
    メモリに書き込むとともに、該第1のデュアルポートメ
    モリに書き込まれたデータを読み出して送信するデータ
    送信手段と、データの書き込み及び読み出しが異なるポ
    ートを介して行われる第2のデュアルポートメモリを具
    備し、前記データ送信手段から送信されたデータを受信
    して前記第2のデュアルポートメモリに書き込むととも
    に、該第2のデュアルポートメモリに書き込まれたデー
    タを読み出すデータ受信手段とを少なくとも有し前記
    データ送信手段、前記第1のデュアルポートメモリに
    対して前記データを書き込む送信データ書き込み回路
    と、前記第1のデュアルポートメモリに書き込まれたデ
    ータを読み出す送信側読み出し回路と、前記送信データ
    書き込み回路にて前記第1のデュアルポートメモリに対
    して前記データが書き込まれた旨を示す情報ビットを出
    力する送信側調停回路と、前記送信側読み出し回路にて
    前記第1のデュアルポートメモリから読み出されたデー
    タを、前記送信データ書き込み回路にて前記第1のデュ
    アルポートメモリに対して前記データが書き込まれたタ
    イミングにて前記第1のデュアルポートメモリから読み
    出されたフレームに前記情報ビットを付与して前記デー
    タ受信手段に送信する送信回路とを具備し、前記データ
    受信手段、前記データ送信手段から送信されてきたデ
    ータを受信する受信回路と、前記受信回路にて受信され
    たデータを前記第2のデュアルポートメモリに書き込む
    受信側書き込み回路と、前記第2のデュアルポートメモ
    リに書き込まれたデータを読み出す受信データ読み出し
    回路と、前記情報ビットが付与されたフレームデータの
    前記受信側書き込み回路における前記第2のデュアルポ
    ートメモリに対する書き込みを禁止する受信側調停回路
    とを具備するネットワークシステムにおいて、 前記送信データ書き込み回路は、前記送信側調停回路に
    て許可されるタイミングにて前記データを前記送信側デ
    ュアルポートメモリに対して書き込む ことを特徴とする
    ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 請求項に記載のネットワークシステム
    において、 前記データ送信手段は、予め決められたタイミングでフ
    レームパルスを生成するタイミング生成回路を有し、 前記前記第1のデュアルポートメモリに対して前記デー
    タが書き込まれるタイミングは、前記タイミング生成回
    路にて生成されるフレームパルスのタイミングに同期し
    ていることを特徴とするネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 請求項に記載のネットワークシステム
    において、 前記送信データ書き込み回路は、前記送信側デュアルポ
    ートメモリに対して前記データを書き込む場合に書き込
    み許可要求を前記送信側調停回路に出力し、 前記送信側調停回路は、前記タイミング生成回路にて生
    成されるフレームパルスのタイミングに同期して前記送
    信側デュアルポートメモリに対して前記データの書き込
    みを許可する書き込み許可応答を前記送信データ書き込
    み回路に対して出力し、 前記送信データ書き込み回路は、前記送信側調停回路か
    ら出力された前記書き込み許可応答によるタイミングに
    て前記送信側デュアルポートメモリに前記データを書き
    込むことを特徴とするネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 請求項に記載のネットワークシステム
    において、 前記受信データ読み出し回路は、前記受信側デュアルポ
    ートメモリから前記データを読み出す場合に読み出し許
    可要求を前記受信側調停回路に出力し、 前記受信側調停回路は、前記タイミング生成回路にて生
    成されるフレームパルスのタイミングに同期して前記受
    信側デュアルポートメモリから前記データの読み出しを
    許可する読み出し許可応答を前記受信データ読み出し回
    路に対して出力するとともに、前記受信側デュアルポー
    トメモリから前記データが読み出されるタイミングにて
    前記受信側書き込み回路における前記データの前記第2
    のデュアルポートメモリに対する書き込みを禁止し、 前記受信データ読み出し回路は、前記受信側調停回路か
    ら出力された前記読み出し許可応答によるタイミングに
    て前記受信側デュアルポートメモリから前記データを読
    み出すことを特徴とするネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 請求項に記載のネットワークシステム
    において、 前記送信データ書き込み回路は、前記第1のデュアルポ
    ートメモリに対する前記データの書き込みが終了した際
    にその旨を前記送信側調停回路に通知することを特徴と
    するネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 請求項または請求項に記載のネット
    ワークシステムにおいて、 前記受信データ読み出し回路は、前記第2のデュアルポ
    ートメモリから前記データの読み出しが終了した際にそ
    の旨を前記受信側調停回路に通知することを特徴とする
    ネットワークシステム。
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