JP3501170B2 - マルチストランドの斜張ケーブルを架設する方法と装置 - Google Patents
マルチストランドの斜張ケーブルを架設する方法と装置Info
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- JP3501170B2 JP3501170B2 JP04711794A JP4711794A JP3501170B2 JP 3501170 B2 JP3501170 B2 JP 3501170B2 JP 04711794 A JP04711794 A JP 04711794A JP 4711794 A JP4711794 A JP 4711794A JP 3501170 B2 JP3501170 B2 JP 3501170B2
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Description
結する斜張橋装備用の斜張ケーブルに関するものであ
る。斜張ケーブルは横に並列したマルチストランドによ
り構成されており、これらのストランドのそれぞれは特
にそれ自体“別々に保護された”タイプである、即ち1
個の防護材の介在とともに連続しているシースに納めら
れた平行な鋼線又は撚られた鋼線の一本の束により構成
されている。
ケーブルを取りつける為の方法と装置を特に対象として
いる。上記斜張ケーブルは柱塔の両側に一般に垂直に配
置された三角形状を形成する。
全斜張ケーブルをこれを支えるべき柱塔の脚下で水平に
用意し、それから柱塔に対して置かれたこの斜張ケーブ
ルを引張り上げる従来の技術を使用することは、今や重
量が余りにも重いのでほとんど不可能である。
知られた他のもう1つの技術は、その軸方向に従い斜め
に引張り上げることである。上記斜張ケーブルは前もっ
て用意しておく。即ちロープウエイ等の装置を使って横
に並列されたその基本的なストランド全体を先に構成し
ておく。
で支持ケーブルを前もって緊張する。そのためこの支持
ケーブル上に適応した1基の走り装置を斜張ケーブルの
頭部即ち高い方の端末にひっかけて走らせる。
それ自体困難で経費のかかる作業である。さらに斜張ケ
ーブルを張り上げる為に用意する力には限度がある。
ることを目的とする。
法は、斜張橋の柱塔2と橋床1との間にマルチストラン
ドの斜張ケーブル3を架設する方法にして、次の工程に
従い当該斜張ケーブル3をストランド毎に最終的に斜め
に架設する方法に於いて、斜張ケーブル3を構成するス
トランドの最初の1本41 を最終的に斜めに配置するが
この最終段階では当該ストランドを緊張し、その端末を
上記柱塔2と橋床1とにそれぞれ定着して終了せしめ、
このように配置された当該最初の1本のストランド4 1
に次のストランドの架設の為、上記最初の1本のストラ
ンド4 1 の全長にわたり誘導ケージ22をぶら下げる
が、当該誘導ケージ22は小ケーブル6によって相互に
連結されている一連の堅固なUボルト5で構成され、こ
れが上記の最初の1本のストランド4 1 と引張りケーブ
ル9とを取り囲み、また上記斜張ケーブル3を構成する
次のストランド4を上記引張りケーブル9を使ってケー
ジ内を連続して引き寄せ、当該次のストランド或はすで
に配置した最初の1本のストランド4 1 の全体に対し緊
張を斜めにかけ、当該ストランド端末をそれぞれ柱塔と
橋床とに定着し、全部のストランドを配置した後、配置
完了した斜張ケーブル3から誘導ケージ22を取りはず
す各工程から成る。
する。即ち斜張橋の平地面に対して垂直或はほぼ垂直な
三角形状をしたマルチストランドからなる斜張橋の斜張
ケーブルを架設する方法において、先づ最も短い一番下
の斜張ケーブル3を取りつけることから始め、それから
その他のそれぞれの斜張ケーブルを連続的に少しづつ上
の方に取りつけて行き、そして上記一番下の斜張ケーブ
ル以外は前の1つ下方の斜張ケーブルのそれぞれを最初
のストランド4’1として使用し、前の1つ下方の斜張
ケーブルの架設に使用した誘導ケージ22はそれが前の
斜張ケーブルに未だ吊り下げられている時、次の上方の
斜張ケーブルの最初の1本のストランド4’ 1 を引張り
上げるのに利用する方法である。
て広がり平地面に対して垂直或はほぼ垂直な2面の三角
形状の斜張ケーブルを構築する方法において、滑車1
6,171 ,172 によって範囲を限定されている二等
辺三角形の閉回路をなす一本の引張りケーブル9を使っ
てストランド4を柱塔上の同じ高さに配置し、上記2つ
の三角形状をなす2本の斜張ケーブルの取り付けを同時
に進め、この三角形の2大等辺AB1 ,AB2 は取りつ
けるべき2本の斜張ケーブルの斜めの軸に沿い、又第3
辺は橋床に水平かつ直角であって1個のウインチ18或
は同様な逆転可能ウインチを含ませる。
ジ22を含み、この誘導ケージ22は小ケーブル6によ
って相互に連結されている一連の堅固なUボルト5で構
成され、それぞれのUボルトは1つの弓形部分7と容易
に取りはずし可能な下部の閉鎖用の小鋼棒8を含ませ
る。
6を含みそのうちの1本は弓形部分7の頂点Cに、他の
2本は弓形部分の脚部D,Eに結合させる。
導レールとして使用される小ケーブル6に平行な少なく
ても1本の誘導鋼線10及び/又は11を含んでおり、
当該親台車は引張りケーブル9の途中に固定されてお
り、又架設配置されるべきストランド4の頭部は取りは
ずし出来るよう親台車に容易に固定されるようにする。
2本の誘導鋼線10,11がそれぞれ貫通をしている2
個の堅固な管体部21によって横巾が規定されている。
に連結されており、当該補助台車は親台車より少し上方
に引張りケーブル9の途中に容易に取りはずし出来るよ
うに固定され、更に当該補助台車は誘導鋼線10,11
上を滑動するよう取り付けられ、架設配置されるべきス
トランド4の頭部が取りはずし出来るよう当該補助台車
20に簡単に固定されている。
配置されるべき2本のストランド4の頭部が取りはずし
出来るように各台車に簡単に固定されるようになってい
る。
の間隔を5メートルから10メートルの間にする。
つかの実施態様を説明するがこれに限定されない事勿論
である。
ほぼ垂直な三角形状を形成するように相互にほぼ斜め平
行方向に緊張された複数の斜張ケーブル3(図5)によ
り少なくとも1本の柱塔即ち一本のタワ2により橋梁の
橋床を支持させることが本題である。
のストランド(マルチストランド)により構成されてい
る。即ち何れも別々に組立て、又緊張することが出来
る。必要な場合には個別に取り替えることも出来る。
てもよいが、特に芯線の周囲に複数の(一般には6本
の)鋼線を螺旋状に巻いて作る。
面がよく保護されており又撚り合わされた束線はそれ自
体、一般にプラスチック材で時にはアスファルトのよう
な適切な防護粘結剤を介在させた防水防護シースにより
取り巻かれている。
称されるストランドの張架部分は斜めに並置され、ここ
には図示されていない環によって向い合せて締められて
いる。
する本数は数十本である。
の長さが長く特に200m以上でさらに300m又は4
00mとなる場合各斜張ケーブルの総重量は莫大とな
り、これらの斜張ケーブルの柱塔への取りつけは重大な
問題となる。
ように実施する。
のA点に、その脚部を橋床1の第2のB点に定着してこ
の斜張ケーブルを構成しているストランドの最初の1本
41 を配置することから始める。
明する方法で行なわれる。
軽いので、ストランドの配置を好ましい他の方法即ち上
記に述べた第一の方法(柱塔の脚元に水平に延ばしたス
トランドの頭部を垂直に引張り上げる)で行なうことも
出来る。
機材一式を支えるのに利用されるのはこのように配置さ
れたこの最初の1本のストランド41 である。
完了すれば最初の1本のストランドを順次補強し支持す
る役割を果す。
の1本以外のストランドを取りつけるには次のようにし
て行なう。
に連結された一連の堅固なUボルト5により形成されて
いる軽量の誘導ケージ22を最初の1本のストランド4
1 に配置する。
と、その脚部に容易に取りはずし可能な水平な小鋼棒8
とによって閉構造となっている。
であり、小ケーブル6は各弓形部分7の頂点Cとその2
つの脚部DとEでそれぞれ結合されている。
の小ケーブル6は最初の1本のストランド41 の上に直
接のっている。そして小ケーブル6の緊張は各Uボルト
5がその下に水平に配置されている小鋼棒8と共に安定
するような仕方で行われる。
から10mの間にあり、“誘導ケージ22”は約数十ケ
のUボルトより成る。
張りケーブル9を受入れると共に少なくとも1基の親台
車12のための誘導レールとして使用する特に2本の誘
導鋼線10と11とを受入れるのに役立つ。
る小鋼棒8の端末の近くでかつUボルトの内側近傍に小
さい2つのアイレット(開口)を形成する2つの小片1
3,14を有する。
導鋼線10,11のうちの1本づつが貫通している。親
台車12は2本の誘導鋼線10と11のうちの1本づつ
がそれぞれ貫通している2つの管体部21により横方向
の範囲が限定されている。そして上記管体部21とアイ
レットのそれぞれの配置と大きさは誘導鋼線10,11
が管体部21とアイレットの中に容易に入り込むことが
出来るようになっている。即ち軸方向接触に適切なこれ
らの管体部21とアイレットのそれぞれの支承面には管
体部21とアイレットの中に誘導鋼線10,11の導入
を可能且つ容易にするのに好ましい勾配(図示されてい
ない)がつけてある。
定される。又少なくとも1本のストランド4の頭部は容
易に取りはずし出来るような方法で適当な装置例えば親
台車12のシャシーとこのシャシーにねじ止めされるつ
め板19との間に締めつけるような装置を使って上記親
台車12に固定する。
の頭部をなしているそれぞれのストランド4の先端は補
助台車の上方より先に突き出る。
ストランドの先端、即ち上部端末の近くに配置される。
この補助台車の特徴は次のとおりである。
使って親台車12より上部に配置されている引張りケー
ブル9の途中に容易に取りはずし出来るような仕方で固
定される。
使用し誘導鋼線10と11の上に容易に取りはずし出来
る仕方ですべらせ乍ら取りつけられる。
12の場合と同様容易に取りはずし出来る仕方で補助台
車に固定される。
る。
ランドを取り囲んでいる誘導ケージ22とを、この誘導
ケージ22中に配置される引張りケーブル9及び誘導鋼
線10,11と共に配置した後、上記引張りケーブル9
にひっかけられた親台車12と補助台車20とを最初は
誘導ケージの下方、即ち図1のB点の近くに置く。補助
台車20は親台車12から柱塔2の方向に1〜2m離れ
ている。
頭部を親台車および補助台車に固定する。(ストランド
4の数は図示された実施態様では2本である。)。頭部
とはより明確には繰り出しと切り離し後所要の長さのス
トランドを形成出来る水平軸のリールに巻いた1つのコ
イル15からくり出される連続した少くとも1本のスト
ランドの端末である。
の方向に親台車12と補助台車20を引張り上げる。
アイレットを貫通し、又引張り上げられたストランド4
はそれらの下部小鋼棒8に沿ってすべり乍らこれらのU
ボルト5を順次貫通する。
ランド4は重力作用で下方に少し湾曲する。しかしこれ
らのそれぞれの垂れ下がりf(図1)は比較的小さい。
それで引張りケーブル9にかかる引張り応力も又比較的
小さい。
頭部が高所のA点に達する時上部の補助台車20からこ
の頭部をはずす。同時にこの補助台車20を引張りケー
ブル9と誘導鋼線10,11からはずす。それから関連
の頭部のむき出しにされた端末をその定着装置の中に通
す。この定着装置は一般に定着ブロックの補助内孔の中
に入っている分割式円錐台状の楔によって構成されてい
る。
車12を上方に進め、ストランド4の頭部の定着楔の中
への導入を続ける。この導入が正常な引張りジャッキに
よって十分代替させることが可能となった時上記頭部を
親台車12から切り離す。下方のB点の近くで関連のス
トランドの基部を切断し、ストランドの両端末を最初の
1本のストランド41 の上下の両端末の定着地域の近く
に今までに知られている望ましい方法で定着する。
る最初の1本のストランド41 に対してそれぞれの新ら
しいストランドを斜めに並置することになる。このこと
によって最初の1本ののストランドを含むすべてのスト
ランドが一連のUボルト5の弓形部分7によって形成さ
れた誘導ケージ22の内部に配置されることを可能にす
る。
のはこのように並置されたストランドの束である(図2
と3で誘導ケージ22の上部に1本にまとめられている
ストランド参照)。
前もってその誘導鋼線の上を誘導して、引張りケーブル
9にひっかけていた補助台車20とを誘導ケージ22の
下方に空で降ろす。
トランドの頭部をこれらの親台車12及び補助台車20
に連結し、そして前と同様に最後のストランドまで以下
同様にしてその作業を繰返し、ケーブル斜張は完了す
る。
張ケーブル3の下部端末方向に斜張ケーブルに沿って誘
導ケージ22を滑動させ、それから小鋼棒8を少なくと
も部分的に分解して、各Uボルト5の下部を開く。
ーブル”の直上に位置する“新らしい斜張ケーブル”を
構成するそれぞれの“最初の1本のストランド”の配置
に適用出来る図5に図示された興味ある改良により、上
記配置を確実にする為その製作の終りまでこの前の斜張
ケーブルを今なお取り囲んでいる誘導ケージ22が利用
される。換言すれば、次の最初の1本のストランド4’
1を“前の斜張ケーブル”のA点の近くまで上げる為前
の親台車12と補助台車20を更に利用する。
定着せず、それより高い点A’の高さに定着する。新ら
しい斜張ケーブルはこのA’点に定着されなければなら
ない。
初の1本のストランド4’1 の頭部を持ち上げるだけで
十分である。
言うのは高さA,A’は小さく又1本のストランドの重
量は比較的軽いからである。
ケージ22を取りはずした後行なうのは勿論である。
を斜張の完了した斜張ケーブルから取り外すことは小鋼
棒8の容易な取りはずしで可能となる。その際これらの
小鋼棒8は対応する弓形部分7からとり外し、該弓形部
分は下方が開き、又単に持ち上げるだけで跨がっている
斜張ケーブルからはずすことが出来る。
1 に別のストランドを取りつけるにはUボルト5の弓形
部分7を次の最初の1本のストランド4’1に跨がら
せ、それからUボルト5の下部に小鋼棒8によって閉構
造を形成するようにして極めて容易に行なわれる。
の最初の1本のストランド”を配置すると云うここに述
べた方法は各三角形状をなす一番低い斜張ケーブルには
勿論適用することは出来ない。
由は最も低い上記斜張ケーブルは一般に比較的短かく又
その頭部の高さは比較的に低いからである。これに相当
する最初の1本のストランドは比較的軽量でありその取
り付けは重大な問題とならない。
例を図示する。この斜張橋に対して、橋床1を柱塔2の
1側面に連結する斜張ケーブルはただ1つの鉛直縦断面
をなす三角形状とか或は2つの平行面をなす三角形状で
はなく柱塔から出る別々の(平地面に対して)ほぼ垂直
な2面の三角形状N1 ,N2をしており、上記2面は小
さい角度の少なくとも全体としてほぼV字形をなしてい
る。
柱塔上の同じ高さの斜張ケーブルを同時に架設すること
は興味がある。本発明はこのような同時架設に非常によ
く適応している。これがため、二等辺三角形AB1 AB
2 をなす閉回路が引張りケーブル9で形成される。この
二等辺三角形は架設すべき2本の斜張ケーブルに沿った
2つの大きな等辺AB1 ,AB2 と橋梁の長軸に直角か
つ橋床面上の水平な小辺B1 B2 とより成る。
71 と172 により構成されている。
取りつけられ又二方向に交互に作動することが出来る操
作ウインチに巻きつけられている。
を構成しているストランドはAB1とAB2 の両辺に沿
ってそれぞれ延びている。それからこれらの辺のそれぞ
れに沿って上記で説明したUボルトと小ケーブルで構成
されている軽い誘導ケージ22を配置する。
22 として図6にそれぞれ図示されている。
に台車121 はB1 点からA点に上り、その際台車12
2 は反対に辺AB2 に沿って下降する。
り、ウインチ18の回転方向の逆転によって架設すべき
2本の斜張ケーブルを構成するストランドを順次引張り
上げることが出来る。
用と実施態様に何等限定されず本発明は種々の形を含む
ものである。
を極めて概略的に示す図である。
る。
極めて概略的に示す図である。
の1部分の概略平面図である。
最初の1本のストランド 5…Uボルト 6…小ケーブル 7…弓形部分 8…小鋼棒 9…引張りケーブル 10,11…誘導
鋼線 12…(親)台車 20…補助台車 21 …管体部 22…誘導ケージ
Claims (10)
- 【請求項1】 斜張橋の柱塔(2)と橋床(1)との間
にマルチストランドの斜張ケーブル(3)を架設する方
法にして、次の工程に従い当該斜張ケーブル(3)をス
トランド毎に最終的に斜めに架設する方法に於いて、 斜張ケーブル(3)を構成するストランドの最初の1本
(41 )を最終的に斜めに配置するがこの最終段階では
当該ストランドを緊張し、その端末を上記柱塔(2)と
橋床(1)とにそれぞれ定着して終了せしめ、このよう
に配置された当該最初の1本のストランド(4 1 )に次
のストランドの架設の為、上記最初の1本のストランド
(4 1 )の全長にわたり誘導ケージ(22)をぶら下げ
るが、当該誘導ケージ(22)は小ケーブル(6)によ
って相互に連結されている一連の堅固なUボルト(5)
で構成され、これが上記の最初の1本のストランド(4
1 )と引張りケーブル(9)とを取り囲み、また上記斜
張ケーブル(3)を構成する次のストランド(4)を上
記引張りケーブル(9)を使ってケージ内を連続して引
き寄せ、当該次のストランド或はすでに配置した最初の
1本のストランド(4 1 )の全体に対し緊張を斜めにか
け、当該ストランド端末をそれぞれ柱塔と橋床とに定着
し、全部のストランドを配置した後、配置完了した斜張
ケーブル(3)から誘導ケージ(22)を取りはずす各
工程から成る事を特徴とする斜張ケーブルを架設する方
法。 - 【請求項2】 平地面に対して垂直或はほぼ垂直な三角
形状をしたマルチストランドからなる斜張橋の斜張ケー
ブルを架設する方法において、 先づ最も短い一番下の斜張ケーブル(3)を取りつける
ことから始め、それからその他のそれぞれの斜張ケーブ
ルを連続的に少しづつ上の方に取りつけて行き、そして
上記一番下の斜張ケーブル以外は前の1つ下方の斜張ケ
ーブルのそれぞれを最初のストランド(4’1)として
使用し、前の1つ下方の斜張ケーブルの架設に使用した
誘導ケージ(22)はそれが前の斜張ケーブルに未だ吊
り下げられている時、次の上方の斜張ケーブルの最初の
1本のストランド(4’ 1 )を引張り上げるのに利用す
ることを特徴とする上記請求項1に記載の斜張ケーブル
を架設する方法。 - 【請求項3】 斜張橋の柱塔の同じ側に鋭角V字形をな
して広がり平地面に対して垂直或はほぼ垂直な2面の三
角形状の斜張ケーブルを構築する方法において、滑車
(16,171 ,172 )によって範囲を限定されてい
る二等辺三角形の閉回路をなす一本の引張りケーブル
(9)を使ってストランド(4)を柱塔上の同じ高さに
配置し、上記2つの三角形状をなす2本の斜張ケーブル
の取り付けを同時に進め、この三角形の2大等辺(AB
1 ,AB2 )は取りつけるべき2本の斜張ケーブルの斜
めの軸に沿い、又第3辺は橋床に水平かつ直角であって
1個のウインチ(18)或は同様な逆転可能ウインチを
含ませた事を特徴とする上記請求項1又は2に記載の斜
張ケーブルを架設する方法。 - 【請求項4】 上記請求項1乃至3の何れかに1つに記
載の方法の実施に用いる装置であって、ストランドと引
張りケーブル用の誘導ケージ(22)を含み、この誘導
ケージ(22)は小ケーブル(6)によって相互に連結
されている一連の堅固なUボルト(5)で構成され、そ
れぞれのUボルトは1つの弓形部分(7)と容易に取り
はずし可能な下部の閉鎖用の小鋼棒(8)を含む事を特
徴とする斜張ケーブルの架設装置。 - 【請求項5】 上記請求項4に記載の架設装置におい
て、誘導ケージ(22)が平行な3本の小ケーブル
(6)を含みそのうちの1本は弓形部分(7)の頂点
(C)に、他の2本は弓形部分の脚部(D,E)に結合
されている事を特徴とする斜張ケーブルの架設装置。 - 【請求項6】 上記請求項4又は5に記載の架設装置に
おいて、誘導ケージ(22)が台車(12)の滑動のた
め誘導レールとして使用される小ケーブル(6)に平行
な少なくても1本の誘導鋼線(10及び/又は11)を
含んでおり、当該台車は引張りケーブル(9)の途中に
固定されており、又架設配置されるべきストランド
(4)の頭部は取りはずし出来るよう台車に容易に固定
されるようになっている事を特徴とする斜張ケーブルの
架設装置。 - 【請求項7】 上記請求項6に記載の架設装置におい
て、台車(12)が誘導ケージ(22)の中に含まれる
2本の誘導鋼線(10,11)がそれぞれ貫通をしてい
る2個の堅固な管体部(21)によって横巾が規定され
ている事を特徴とする斜張ケーブルの架設装置。 - 【請求項8】 上記請求項6又は7に記載の架設装置に
おいて、上記の台車(12)即ち親台車が補助台車(2
0)に連結されており、当該補助台車は親台車より少し
上方に引張りケーブル(9)の途中に容易に取りはずし
出来るように固定され、更に当該補助台車は誘導鋼線
(10,11)上を滑動するよう取り付けられ、架設配
置されるべきストランド(4)の頭部が取りはずし出来
るよう当該補助台車(20)に簡単に固定されている事
を特徴とする斜張ケーブルの架設装置。 - 【請求項9】 上記請求項6乃至8の何れかに1つに記
載の架設装置において、親台車(12)及び補助台車
(20)のそれぞれに固定されるべき2本のストランド
(4)の頭部が取りはずし出来るように各台車に簡単に
固定されるようになっていることを特徴とする斜張ケー
ブルの架設装置。 - 【請求項10】 上記請求項4乃至9の何れかに1つに
記載の架設装置において、誘導ケージ(22)を構成す
る一連のUボルト(5)の間隔が5メートルから10メ
ートルの間にあることを特徴とする斜張ケーブルの架設
装置。
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