JP3500659B2 - 自動車用のサイド窓ガラスアンテナ - Google Patents

自動車用のサイド窓ガラスアンテナ

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耕司 田畑
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFM放送受信に適した自
動車用のサイド窓ガラスアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、FM放送等の受信用として図7に
示すようなサイド窓ガラス板77にアンテナ導体72を
有するサイド窓ガラスアンテナが提案されている(特開
平2−39702号)。しかし、かかる従来技術では、
受信利得が不十分であり、良好なFM放送の受信ができ
なかった。なお、図7において71は給電点である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の前述の欠点の解消する自動車用のサイド窓ガラス
アンテナを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車のサイ
ド窓ガラス板に、開口部を有するループ状の主アンテナ
導体をサイド窓ガラス板の周縁に沿って設け、主アンテ
ナ導体の所定箇所に給電点を設け、主アンテナ導体の外
側及び内側の少なくとも一方に主アンテナ導体と略平行
、開口部を有するループ状の補助アンテナ導体を少な
くとも1本設け、主アンテナ導体上であって給電点から
の導体長が0.256λ〜0.384λ(ただしλは所
望の受信周波数の波長である)の範囲にある位置に接続
導体を少なくとも1本設け、主アンテナ導体と補助アン
テナ導体とを接続導体で接続したことを特徴とする自動
車用のサイド窓ガラスアンテナを提供する。
【0005】
【0006】また、補助アンテナ導体の受信感度が向上
する位置にT型導体を接続した上記自動車用のサイド窓
ガラスアンテナを提供する。
【0007】
【実施例】実施例の自動車用のサイド窓ガラスアンテナ
を図1に示す。1は給電点、2はサイド窓ガラス板の外
周に沿って延長される主アンテナ導体、3,4は主アン
テナ導体に略平行に延びる補助アンテナ導体、5は主ア
ンテナ導体2と補助アンテナ導体3,4を接続する接続
導体、6は補助アンテナ導体4に接続されるT型導体、
7は自動車のサイド窓ガラス板、8は給電点と同軸ケー
ブルを接続するリード線、9はアンテナと受信機を接続
する同軸ケーブル、10は開口部である。
【0008】実施例の給電点1はサイド窓ガラス板7の
周縁付近に設けたが、これに限られず、サイド窓ガラス
板7上の他の場所に設けてもよい。
【0009】主アンテナ導体2はサイド窓ガラス板7の
周縁に沿って設けた。主アンテナ導体2の全長は所望の
周波数帯で性能良く受信できるように、λ×(1/2〜
2)×0.64[すなわち0.32λ〜1.28λ]の
範囲とすることが望ましい。ここで、λは所望の受信周
波数の波長であり、0.64はアンテナガラスの短縮率
であり、以下においても同様である。
【0010】補助アンテナ導体3,4は主アンテナ導体
2に沿って略平行に設けられ、全長はλ×(1/2〜
2)×0.64[すなわち0.32λ〜1.28λ]の
範囲が望ましい。また、補助アンテナ導体3,4と主ア
ンテナ導体2の長さは、同程度とすることが受信特性上
望ましい。
【0011】主アンテナ導体2と補助アンテナ導体3,
4とを接続する接続導体5の位置は、アンテナ全体のイ
ンピーダンスと同軸ケーブル9のインピーダンスマッチ
ング・ロスが最も小さくなるような位置に設けられる。
【0012】すなわち、接続導体5が設けられる位置
は、1/2×λ×0.64×(0.8〜1.2)[すな
わち0.256λ〜0.384λ]の範囲の主アンテナ
導体2の長さ分、給電点の端部(図1では左端)から離
れている。この範囲外であると受信利得が約2〜3dB
下がる。望ましい範囲は1/2×λ×0.64×(0.
9〜1.1)[すなわち0.288λ〜0.352λ]
である。また、接続導体5は、必要に応じ、複数本設け
てもよい。
【0013】T型導体6の、補助アンテナ導体3,4に
ほぼ平行な部分の全長は、λ×(1/8〜1)×0.6
4[すなわち0.08λ〜0.64λ]の範囲とするこ
とが望ましい。また、T型導体6が補助アンテナ導体
3,4に付設される位置は、受信感度が向上する位置に
適宜決定される。T型導体6を設ける場合は設けていな
い場合と比較して0.5dB〜1dB受信利得が向上す
る。
【0014】図1の実施例の寸法を示す。 ・主アンテナ導体2の全長=2350mm。 ・補助アンテナ導体3の全長=2400mm。 ・補助アンテナ導体4の全長=2450mm。 ・T型導体6の、補助アンテナ導体3,4とほぼ平行な
部分の全長=600mm。
【0015】・給電点1の左端部から接続導体5までの
主アンテナ導体の導体長L=1156mm。 ・主アンテナ導体2と補助アンテナ導体3との間隔=1
0mm。 ・補助アンテナ導体3と補助アンテナ導体4との間隔=
10mm。 ・補助アンテナ導体4とサイド窓ガラス板7の端部との
間隔=30mm。 ・補助アンテナ導体4とT型導体6の水平部との間隔=
10mm。
【0016】なお、図1の実施例では、主アンテナ導体
2が給電点1からまず略水平方向に延びているが、これ
は水平偏波の電波を効率よく受信するためである。これ
に対して垂直偏波の電波を効率よく受信するためには、
図3の実施例の示すように主アンテナ導体2を給電点1
からまず略垂直方向に延ばせばよい。
【0017】図2に、図1の実施例、図1における接続
導体5の位置を移動させた例及び比較例の、それぞれ水
平偏波の受信感度の受信特性図を示す。図2において、
AはLが1156mmの場合(図1の実施例)、BはL
が900mmの場合(実施例)、CはLが700mmの
場合(比較例)、DはLが500mmの場合(比較
例)、FはLが1700mmの場合(比較例)、Eは図
7でアンテナ導体72の全長を1610mmとした場合
(比較例)、の受信利得である。
【0018】主アンテナ導体2、補助アンテナ導体3,
4、T型導体6、接続導体5の導体の幅はそれぞれ0.
5mm〜5mm程度が受信特性上望ましい。
【0019】図1の実施例について、ポールアンテナ
(全長900mm)と比較すると受信利得は76MHz
〜90MHzの間で±2dB以内の差であった。また、
上記した図1についての各条件は、以下の図3〜6の実
施例についても適用できる。
【0020】前述のごとく図3に、主アンテナ導体2を
給電点1から略垂直方向に延ばし、垂直偏波の電波を効
率よく受信できるようにした実施例を示す。なお、図3
において、図1と同じ名称の部分については同番号を付
した。以下の各図についても同様である。図3の実施例
のアンテナとポールアンテナ(全長900mm)との受
信感度の差は76MHz〜90MHzの間で±2dBで
あった。
【0021】図4〜6は、図1,3とは別の実施例を示
す。サイド窓ガラス板7の面積が十分広くないために、
主アンテナ導体2又は補助アンテナ3,4のアンテナ長
として必要な長さを得ることができない場合には、図6
のように折り返し部15,16、ジグザグ部17を主ア
ンテナ導体2等に設けてもよい。
【0022】自動車のサイド窓ガラスとしては、フロン
トドア、リヤドア、リヤサイド、オペラライトなどの各
種部位のものがあり、どの部位のサイド窓ガラス板に主
アンテナ導体2等を設けてもよいが、サイド窓ガラスの
アンテナが常時作動されるように上下に開閉しないサイ
ド窓ガラス、即ち、固定式のリヤサイド、ヒンジ開閉式
のリヤサイド又はオペラライトに設けるのが好ましい。
【0023】
【発明の効果】本発明では、FM放送帯域で従来例に比
して5〜8dB程度の高い受信利得が得られ、ポールア
ンテナと同等の受信感度を達成できる。更には、従来例
と比例すると、FM放送帯域で受信利得がフラットにな
るという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の平面図
【図2】各例のサイド窓ガラスアンテナの受信特性図
【図3】図1の実施例とは別の実施例の平面図
【図4】図1の実施例とは別の実施例の平面図
【図5】図1の実施例とは別の実施例の平面図
【図6】図1の実施例とは別の実施例の平面図
【図7】従来のサイド窓ガラスアンテナの平面図
【符号の説明】
1:給電点 2:主アンテナ導体 3,4:補助アンテナ導体 5:接続導体 6:T型導体 7:サイド窓ガラス板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−39702(JP,A) 特公 平3−68564(JP,B2) 特公 昭55−5282(JP,B1) 特公 平3−68564(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/32 H01Q 1/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のサイド窓ガラス板に、開口部を有
    するループ状の主アンテナ導体をサイド窓ガラス板の周
    縁に沿って設け、主アンテナ導体の所定箇所に給電点を
    設け、主アンテナ導体の外側及び内側の少なくとも一方
    に主アンテナ導体と略平行に、開口部を有するループ状
    補助アンテナ導体を少なくとも1本設け、 主アンテナ導体上であって給電点からの導体長が0.2
    56λ〜0.384λ(ただしλは所望の受信周波数の
    波長である)の範囲にある位置に接続導体を少なくとも
    1本設け、 主アンテナ導体と補助アンテナ導体とを接続導体で接続
    したことを特徴とする自動車用のサイド窓ガラスアンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】補助アンテナ導体の受信感度が向上する位
    置にT型導体を接続した請求項1記載の自動車用のサイ
    ド窓ガラスアンテナ。
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