JP3500485B2 - 芳香族ポリカーボネート樹脂 - Google Patents

芳香族ポリカーボネート樹脂

Info

Publication number
JP3500485B2
JP3500485B2 JP17062196A JP17062196A JP3500485B2 JP 3500485 B2 JP3500485 B2 JP 3500485B2 JP 17062196 A JP17062196 A JP 17062196A JP 17062196 A JP17062196 A JP 17062196A JP 3500485 B2 JP3500485 B2 JP 3500485B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituted
integer
unsubstituted
aromatic hydrocarbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17062196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09328539A (ja
Inventor
千秋 田中
正臣 佐々木
一清 永井
知幸 島田
千波矢 安達
映 片山
光利 安西
勝宏 諸岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP17062196A priority Critical patent/JP3500485B2/ja
Publication of JPH09328539A publication Critical patent/JPH09328539A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3500485B2 publication Critical patent/JP3500485B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真用感光体
材料として有用な新規芳香族ポリカーボネート樹脂に関
する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリカーボネート樹脂として、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(以
下ビスフェノールAと略称する)にホスゲンやジフェニ
ールカーボネートを反応させて得られるポリカーボネー
ト樹脂がその代表的なものとして知られている。かかる
ビスフェノールAからのポリカーボネート樹脂は、透明
性、耐熱性、寸法精度および機械的強度などの面で優れ
た性質を有していることから、多くの分野で用いられて
いる。そのひとつの例として、電子写真法において使用
される有機感光体用のバインダー樹脂としてさまざまな
検討がなされている。有機感光体の代表的な構成例とし
て、導電性基板上に電荷発生層、電荷輸送層を順次積層
した積層感光体が挙げられる。電荷輸送層は低分子電荷
輸送材料とバインダー樹脂より形成され、このバインダ
ー樹脂として芳香族ポリカーボネート樹脂が多数提案さ
れている。しかしながら、低分子電荷輸送材料の含有に
より、バインダー樹脂が本来有する機械的強度を低下さ
せ、このことが感光体の摩耗性劣化、傷、クラックなど
の原因となり、感光体の耐久性を損なうものとなってい
る。
【0003】一方、ポリビニルアントラセン、ポリビニ
ルピレン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、トリフェニ
ルアミンを側鎖に有するアクリル系樹脂[M.Stolka et
al J.Polym.Sci.,21,969(1983)]およびベンジジン構造
を有する芳香族ポリカーボネート樹脂(特開昭64−9
964号公報)などの光導電性高分子材料が検討されて
いるが、実用化には至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の実情に鑑みてなされたものであって、有機感光体用の
電荷輸送性高分子材料として特に有用な新規芳香族ポリ
カーボネート樹脂を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記一
般式(1)で表される繰り返し単位からなる芳香族ポリ
カーボネート樹脂が提供される。
【化1】
【0006】また、本発明によれば、下記一般式(2)
および(3)で表される繰り返し単位からなり、繰り返
し単位の組成比が0<k/(k+j)≦1である芳香族
ポリカーボネート樹脂が提供される。
【化2】
【化3】
【0007】更に、本発明によれば、下記一般式(4)
で表される繰り返し単位からなる芳香族ポリカーボネー
ト樹脂が提供される。
【化4】
【0008】更にまた、本発明によれば、下記一般式
(5)および(3)で表される繰り返し単位からなり、
繰り返し単位の組成比が0<k/(k+j)≦1である
芳香族ポリカーボネート樹脂が提供される。
【化5】
【化3】
【0009】尚、上記一般式(1)〜(5)中、R1
2は置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは
無置換の芳香族炭化水素、または置換もしくは無置換の
複素環基を表し、それぞれ同一でも異なっていてもよ
い。nは2〜5000の整数を表す。Xはエーテル結合
を有していてもよい脂肪族の2価基、環状脂肪族の2価
基、または下記一般式で表される2価基
【化9】 {該式中、R3、R4:それぞれ独立して置換もしくは無
置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水
素基、またはハロゲン原子 l、m:それぞれ独立して0〜4の整数 Y:単結合、炭素原子数1〜12の直鎖状、分岐状もし
くは環状のアルキレン基、−O−、−S−、−SO−、
−SO2−、−CO−、−CO−O−Z−O−CO−
(式中Zは脂肪族の2価基を表す。)、または下記一般
式で表される2価基
【化10】 (式中、R5、R6はそれぞれ独立して置換もしくは無置
換のアルキル基、または置換もしくは無置換の芳香族炭
化水素基、aは0〜20の整数を、bは1〜2000の
整数を表す。)}を表す。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の芳香族ポリカーボネート
樹脂は、従来ポリカーボネート樹脂の製造法として公知
のビスフェノールと炭酸誘導体との重合と同様の方法で
製造できる。すなわち、本発明の前記一般式(2)、又
は一般式(5)で表される繰り返し単位からなる芳香族
ポリカーボネート樹脂は、下記一般式(6)又は一般式
(7)で表されるアミノ基等を有するジオール化合物
と、ビスアリールカーボネートとのエステル交換法、ホ
スゲンとの溶液または界面重合によるホスゲン法、或い
は、ジオールから誘導されるモノクロロホーメートある
いはビスクロロホーメートを用いるクロロホーメート法
等により製造される。この際、下記一般式(8)で表さ
れるジオールを併用することによって、前記一般式
(2)で表される繰り返し単位と前記一般式(3)で表
される繰り返し単位からなる芳香族ポりカーボネート樹
脂、或いは前記一般式(5)で表される繰り返し単位と
前記一般式(3)で表される繰り返し単位からなる芳香
族ポリカーボネート樹脂を製造することができ、こうす
ることによって所望の特性を備えた芳香族ポリカーボネ
ート樹脂が得られる。前記一般式(2)で表されるアミ
ノ基を有する繰り返し単位と前記一般式(3)で表され
る繰り返し単位との割合、及び前記一般式(5)で表さ
れるアミノ基を有する繰り返し単位と前記一般式(3)
で表される繰り返し単位との割合は、所望の特性により
広い範囲から選択することができる。また、前記一般式
(1)、又は一般式(4)で表される繰り返し単位から
なる芳香族ポリカーボネート樹脂は、下記一般式
(6)、又は一般式(7)で表されるアミノ基等を有す
るジオール化合物と、一般式(8)から誘導されるビス
クロロホーメートとの界面重合あるいは溶液重合によっ
て得られる。また一般式(6)、又は一般式(7)で表
されるアミノ基等を有するジオール化合物から誘導され
るビスクロロホーメートと一般式(8)で表されるジオ
ールとの重合によっても得られる。
【0011】
【化6】
【化7】
【化8】 HO−X−OH (8) (各式(6)〜(8)中の定義は前記と同様)
【0012】以下、本発明の芳香族ポリカーボネート樹
脂について更に詳細に説明する。本発明の芳香族ポリカ
ーボネート樹脂は、前記一般式(2)又は(5)で表さ
れる繰り返し単位からなる単独重合体、または、前記一
般式(1)、又は(4)で表される繰り返し単位からな
る交互共重合体、更にまた前記一般式(2)及び
(3)、或いは前記一般式(5)及び(3)で表される
繰り返し単位を構成単位とするランダムまたはブロック
共重合体のいずれでもよい。また、本発明の芳香族ポリ
カーボネート樹脂の分子量は、ポリスチレン換算数平均
分子量で1000〜1000000、好ましくは500
0〜500000である。
【0013】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂を構
成する、前記一般式(1)、(2)、(4)、及び
(5)で表される各繰り返し単位を与える原料の、前記
一般式(6)、及び(7)で表されるアミノ基等を有す
るジオール化合物において、R1、R2、R3、R4
5、R6が置換もしくは無置換のアルキル基の具体例と
しては以下のものを挙げることができる。C1〜C5の
直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、これらのアルキル
基は更にフッ素原子、シアノ基、フェニル基又はハロゲ
ン原子若しくはC1〜C5のアルキル基で置換されたフ
ェニル基を含有してもよい。具体的には、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル
基、s−ブチル基、n−ブチル基、i−ブチル基、トリ
フルオロメチル基、2−シアノエチル基、ベンジル基、
4−クロロベンジル基、4−メチルベンジル基等が挙げ
られる。
【0014】また、前記一般式(1)、(2)、(4)
及び(5)で表される各繰り返し単位を与える原料の、
前記一般式(6)、及び(7)で表されるアミノ基等含
有ジオール化合物において、R1、R2、R3、R4
5、R6が置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基であ
る場合の具体例としては以下のものを挙げることができ
る。フェニル基、ナフチル基、ビフェニリル基、ターフ
ェニリル基、ピレニル基、フルオレニル基、9,9−ジ
メチル−2−フルオレニル基、アズレニル基、アントリ
ル基、トリフェニレニル基、クリセニル基等が挙げら
れ、これらは低級アルキル基、低級アルコキシ基及びハ
ロゲン原子を置換基として有していてもよい。また、下
記一般式で表される基を挙げることができる。
【化11】 〔式中、Bは−O−、−S−、−SO−、−SO2−、
−CO−又は以下の2価基を表す。
【化12】
【化13】 (ここで、 7 、水素原子、置換もしくは無置換のア
ルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、置換もしくは
無置換の芳香族炭化水素基、アミノ基、ニトロ基、シア
ノ基を表し、 8 は水素原子、置換もしくは無置換のア
ルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基を表
し、cは1〜12の整数、dは1〜3の整数を表
す。)〕
【0015】前記一般式中のR7及び2価の基Bの具体
例におけるR8が置換もしくは無置換のアルキル基及び
置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基の具体例は前記
1、R2、R3、R4、R5、R6の定義と同様である。ま
た、アミノ基の具体例としては、下記一般式で表される
基が挙げられる。
【化14】 (R9、R10は、置換もしくは無置換のアルキル基、置
換もしくは無置換の芳香族炭化水素基を表す。) ここで、R9、R10において、置換もしくは無置換のア
ルキル基及び置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基の
具体例は前記R1、R2、R3、R4、R5、R6の定義と同
様である。また、R9、R10は共同で環を形成しても良
い。また、芳香族炭化水素基上の炭素原子と共同で環を
形成しても良い。このような具体例としてピペリジノ
基、モルホリノ基、ユロリジル基等が挙げられる。
【0016】更にまた、R1、R2が置換もしくは無置換
の複素環基である場合の該複素環基の具体例としては、
チエニル基、ベンゾチエニル基、フリル基、ベンゾフラ
ニル基、カルバゾリル基等が挙げられ、これらの複素環
は、前記R1〜R6で定義された置換もしくは無置換のア
ルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基を置
換基として有していても良い。
【0017】また、R3、R4がハロゲン原子の場合の、
該ハロゲン原子の具体例としては、フッ素、塩素、臭素
が挙げられる。
【0018】更に、一般式(6)及び(7)において2
価又は3価の芳香族炭化水素基を表すAr1、及びAr2
の具体例としては、前記したR1〜R6で示した芳香族炭
化水素基から誘導される2価基又は3価基を挙げること
ができる。
【0019】また、これら芳香族炭化水素基又は複素環
基は前記したように置換基を有してもよく、以下にその
置換基の具体例を挙げる。 (1)ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、シアノ
基、ニトロ基。 (2)アルキル基;好ましくは、C1〜C12とりわけC1
〜C8、さらに好ましくはC1〜C4の直鎖または分岐鎖
のアルキル基であり、これらのアルキル基はさらにフッ
素原子、水酸基、シアノ基、C1〜C4のアルコキシ基、
フェニル基、又はハロゲン原子、C1〜C4のアルキル基
もしくはC1〜C4のアルコキシ基で置換されたフェニル
基を含有しても良い。具体的には、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル基、
s−ブチル基、n−ブチル基、i−ブチル基、トリフル
オロメチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−シアノエ
チル基、2−エトキシエチル基、2−メトキシエチル
基、ベンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベ
ンジル基、4−メトキシベンジル基等が挙げられる。 (3)アルコキシ基(−OR11);R11は(2)で定義
したアルキル基を表わす。具体的には、メトキシ基、エ
トキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、t−
ブトキシ基、n−ブトキシ基、s−ブトキシ基、i−ブ
トキシ基、2−ヒドロキシエトキシ基、2−シアノエト
キシ基、ベンジルオキシ基、4−メチルベンジルオキシ
基、トリフルオロメトキシ基等が挙げられる。
【0020】(4)アリールオキシ基;アリール基とし
てフェニル基、ナフチル基が挙げられる。これは、C1
〜C4のアルコキシ基、C1〜C4のアルキル基またはハ
ロゲン原子を置換基として含有しても良い。具体的に
は、フェノキシ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチ
ルオキシ基、4−メチルフェノキシ基、4−メトキシフ
ェノキシ基、4−クロロフェノキシ基、6−メチル−2
−ナフチルオキシ基等が挙げられる。 (5)置換メルカプト基またはアリールメルカプト基;
具体的にはメチルチオ基、エチルチオ基、フェニルチオ
基、p−メチルフェニルチオ基等が挙げられる。 (6) ;式中R12及びR13は各々独立に(2)で定義したアル
キル基またはアリール基を表し、アリール基としては例
えばフェニル基、またはナフチル基が挙げられ、これら
はC1〜C4のアルコキシ基、C1〜C4のアルキル基また
はハロゲン原子を置換基として含有しても良い。またア
リール基上の炭素原子と共同で環を形成しても良い。具
体的には、ジエチルアミノ基、N−メチル−N−フェニ
ルアミノ基、N,N−ジフェニルアミノ基、N,N−ジ
(p−トリル)アミノ基、ジベンジルアミノ基、ピペリ
ジル基、モルホリノ基、ユロリジル基等が挙げられる。 (7)メチレンジオキシ基、またはメチレンジチオ基等
のアルキレンジオキシ基またはアルキレンジチオ基、等
が挙げられる。
【0021】次いで、一般式(8)で示されるジオール
の具体例を以下に示す。1,3−プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ベンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオー
ル、1,10−デカンジオール、2−メチル−1,3−
プロパンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパ
ンジオール、2−エチル−1,3−プロパンジオール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリ
コール等の脂肪族ジオールや、1,4−シクロヘキサン
ジオール、1,3−シクロヘキサンジオール、シクロヘ
キサン−1,4−ジメタノール等の環状脂肪族ジオール
が挙げられる。
【0022】また、芳香環を有するジオールとしては、
4,4’−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−1−フェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−メチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、2,
2−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(3−イソプロピル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)ブタン、2,2−ビス(3、5−ジメチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,
4’−ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、4,4’
−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、3,3’−ジメ
チル−4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルオキシド、2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパ
ン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレ
ン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)キサンテ
ン、エチレングリコール−ビス(4−ヒドロキシベンゾ
エート)、ジエチレングリコール−ビス(4−ヒドロキ
シベンゾエート)、トリエチレングリコール−ビス(4
−ヒドロキシベンゾエート)、1,3−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−テトラメチルジシロキサン、フェノ
ール変性シリコーンオイル等が挙げられる。
【0023】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂は、
前記したように、前記一般式(6)、又は(7)で表さ
れるアミノ基等を有するジオール化合物と、必要に応じ
て前記一般式(8)で表されるジオールとを、エステル
交換法、又はホスゲン法により、或いは、前記一般式
(6)、又は(7)で表されるアミノ基等を有するジオ
ール化合物と、前記一般式(8)で表されるジオールか
ら誘導されるビスクロロホ−メートとを、溶媒、脱酸剤
の存在下で反応させる方法等により製造できる。
【0024】以下、前記製造法に関してさらに詳細に説
明する。エステル交換法では、不活性ガス存在下にジオ
ール化合物とビスアリールカーボネートを混合し、通常
減圧下120〜350℃で反応させる。減圧度は段階的
に変化させ、最終的には1mmHg以下にして生成する
フェノール類を系外に留去させる。反応時間は通常1〜
4時間程度である。また、必要に応じて分子量調節剤や
酸化防止剤を加えてもよい。ビスアリールカーボネート
としてはジフェニルカーボネート、ジ−p−トリルカー
ボネート、フェニル−p−トリルカーボネート、ジ−p
−クロロフェニルカーボネート、ジナフチルカーボネー
トなどが挙げられる。
【0025】ホスゲン法では、通常脱酸剤および溶媒の
存在下に反応を行う。脱酸剤としては水酸化ナトリウム
や水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、ピリジ
ンなどが用いられる。溶媒としては例えばジクロロメタ
ン、クロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素が用いら
れる。また、反応促進のためにたとえば第3級アミン、
第4級アンモニウム塩などの触媒を用いることができ、
分子量調節剤としてたとえばフェノール、p−tert
−ブチルフェノールなどの末端停止剤を用いることが望
ましい。反応温度は通常0〜40℃、反応時間は数分〜
5時間であり、反応中のpHは通常10以上に保つこと
が好ましい。
【0026】ビスクロロホ−メートを用いる場合はジオ
ール化合物を溶媒に溶解し、脱酸剤を添加し、これにビ
スクロロホ−メートを添加することにより得られる。脱
酸剤としては、トリメチルアミン、トリエチルアミン、
トリプロピルアミンのような第3級アミンおよびピリジ
ンが使用される。反応に使用される溶媒としては、たと
えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエ
タン、テトラクロロエタン、トリクロロエチレン、クロ
ロホルムなどのハロゲン化炭化水素およびテトラヒドロ
フラン、ジオキサンなどの環状エーテル系の溶媒が好ま
しい。また、分子量調節剤として、たとえば、フェノー
ル、p−tert−ブチルフェノールなどの末端停止剤
を用いることが望ましい。反応温度は通常0〜40℃、
反応時間は数分〜5時間である。
【0027】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂の具
体例を以下に示す。
【表1−(1)】
【0028】
【表1−(2)】
【0029】
【表1−(3)】
【0030】
【表1−(4)】
【0031】上記の方法にしたがって製造される本発明
の芳香族ポリカーボネート樹脂には、必要に応じて酸化
防止剤、光安定剤、熱安定剤、滑剤、可塑剤などの添加
剤を加えることができる。
【0032】本発明の新規芳香族ポリカーボネート樹脂
の原料モノマーである、前記一般式(6)、又は(7)
で表されるアミノ基等含有ジオール化合物も新規化合物
であり、これら化合物、例えば、一般式(6)で表され
るジオール化合物は、下記表1の合成スキームに示すよ
うに、一般式(9)で表されるホスホン酸エステルと、
一般式(10)で表されるカルボニル化合物とから、一
般式(11)で表されるスチルベン化合物を得、次いで
エーテル基又はエステル基の開裂により製造することが
できる。
【0033】
【表1】 〔ここで、R14、R15は前記R1〜R6と同じ定義の置換
もしくは無置換のアルキル基、又はアセチル基、プロピ
オニル基、ベンゾイル基等のアシル基を表す。R16は低
級アルキル基を表し、具体例としてはC15の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基であり、例えば、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル基、
s−ブチル基、n−ブチル基、i−ブチル基,n−ペン
チル基等が挙げられる。〕
【0034】また前記一般式(7)で表されるアミノ基
含有ジオール化合物は、対応するホスホン酸エステル
と、対応するカルボニル化合物とから、前記一般式
(6)で表されるジオール化合物の場合と同様な方法に
よって製造することができる。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。
【0036】実施例1 窒素気流下、4’−ビス(4−メチルフェニル)アミノ
−3,5−ジヒドロキシスチルベン1.22g(3.0
mmol)、トリエチルアミン0.91g(9.0mm
ol)を乾燥テトラヒドロフラン15mlに溶解させ、
5℃に保冷し、これにテトラメチレンエーテルグリコー
ルビス(クロロホーメート)1.10g(3.0mmo
l)を乾燥テトラヒドロフラン3mlに溶解させたもの
を30分かけ滴下した。続いて、室温にて3時間撹拌を
行なった後、4%に調整したフェノールのテトラヒドロ
フラン溶液0.28gを加え、更に1時間撹拌を行っ
た。次いで、析出しているトリエチルアミン塩酸塩を濾
別し、濾液のテトラヒドロフラン溶液をメタノール中に
滴下し、析出した樹脂を濾別し、減圧加熱乾燥を行っ
た。更に得られた樹脂をテトラヒドロフランに溶解さ
せ、メタノール中にて析出させる操作を2回繰り返し、
減圧加熱乾燥して目的物の下記構造式で示される芳香族
ポリカーボネート樹脂(表1中No.1の樹脂)1.4
5g(収率69.0%)を得た。この樹脂のTgは4
4.5℃であり、また、数平均分子量、重量平均分子量
(ポリスチレン換算)はそれぞれ13300、3600
0であった。
【化15】 なお、上記芳香族ポリカーボネート樹脂の元素分析値は
下記の通りであった。 C% H% N% 実測値 72.18 7.01 1.84 計算値 72.65 6.87 2.00 また、上記芳香族ポリカーボネート樹脂の赤外吸収スペ
クトル〔NaCl膜法(キャスト法)〕を図1に示す。
【0037】実施例2 実施例1において、テトラメチレンエーテルグリコール
ビス(クロロホーメート)の代りにジエチレングリコー
ルビス(クロロホーメート)を用いた以外は、実施例1
と同様にして下記構造式で示される芳香族ポリカーボネ
ート樹脂(表1中No.11の樹脂)を得た。収率84
%、この樹脂のTgは104℃であり、また、数平均分
子量(ポリスチレン換算)、重量平均分子量(ポリスチ
レン換算)は、それぞれ9500、64000であっ
た。
【化16】 なお、上記芳香族ポリカーボネート樹脂の元素分析値は
下記の通りであった。 また、上記芳香族ポリカーボネート樹脂の赤外吸収スペ
クトル〔NaCl液膜法(キャスト法)〕を図2に示
す。
【0038】応用例 アルミ板上に、メタノール/ブタノール混合溶媒に溶解
したポリアミド樹脂(CM−8000):東レ社製)溶
液をドクターブレードで塗布し、自然乾燥して0.3μ
mの中間層を設けた。この上に電荷発生物質として下記
構造式で表されるビスアゾ化合物
【化17】 をシクロヘキサノン中でボールミルにより粉砕混合し、
得られた分散液をドクターブレードで塗布し、自然乾燥
して約1μm厚の電荷発生層を形成した。次にジクロロ
メタンに、電荷輸送物質として実施例1で得られた芳香
族ポリカーボネート樹脂を溶解し、この溶液を前記電荷
発生層上にドクターブレードで塗布し、自然乾燥し、次
いで120℃で20分間乾燥し、厚さ約20μmの電荷
輸送層を形成して感光体を作製した。次に、こうして得
られた積層型電子写真感光体の可視域での感度を調べる
ため、この感光体に静電複写紙試験装置〔(株)川口電
機製作所製SP428型〕を用いて暗所で−6KVのコ
ロナ放電を20秒間行って帯電させた後、感光体の表面
電位Vm(v)を測定し、更に20秒間暗所に放置した
後、表面電位Vo(v)を測定した。次いで、タングス
テンランプ光を感光体表面での照度が4.5luxにな
るように照射して、Voが1/2になるまでの露光量E
1/2(lux・sec)を測定した。 Vm= −1298 v Vo= −861 v E1/2= 0.79 lux・sec
【0039】
【発明の効果】本発明に係わる新規芳香族ポリカーボネ
ート樹脂は、前記したように光導電性素材として有効に
機能し、また染料やルイス酸などの増感剤によって光学
的あるいは化学的に増感されることから、電子写真感光
体の感光層の電荷輸送物質等として好適に使用され、特
に電荷発生層と電荷輸送層を2層に区分した、いわゆる
機能分離型感光層における電荷輸送物質として有用なも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた芳香族ポリカーボネート樹
脂の赤外吸収スペクトル図〔NaCl液膜法(キャスト
法)〕。
【図2】実施例2で得られた芳香族ポリカーボネート樹
脂の赤外吸収スペクトル図〔NaCl液膜法(キャスト
法)〕。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 知幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 安達 千波矢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 片山 映 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 安西 光利 神奈川県川崎市幸区堀川町66番地2 保 土谷化学工業株式会社内 (72)発明者 諸岡 勝宏 神奈川県川崎市幸区堀川町66番地2 保 土谷化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−325409(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 64/00 - 64/42 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される繰り返し単
    位からなる芳香族ポリカーボネート樹脂。 【化1】 〔式中、R1、R2は置換もしくは無置換のアルキル基、
    置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、または置換も
    しくは無置換の複素環基を表し、それぞれ同一でも異な
    っていてもよい。Ar1は置換もしくは無置換の芳香族
    炭化水素の2価基、Ar2は置換もしくは無置換の芳香
    族炭化水素の3価基を表す。nは2〜5000の整数を
    表す。Xはエーテル結合を有していてもよい脂肪族の2
    価基、環状脂肪族の2価基、または下記一般式で表され
    る2価基 【化9】 {該式中、R3、R4:それぞれ独立して置換もしくは無
    置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水
    素基、またはハロゲン原子 l、m:それぞれ独立して0〜4の整数 Y:単結合、炭素原子数1〜12の直鎖状、分岐状もし
    くは環状のアルキレン基、−O−、−S−、−SO−、
    −SO2−、−CO−、−CO−O−Z−O−CO−
    (式中Zは脂肪族の2価基を表す。)、または下記一般
    式で表される2価基 【化10】 (式中、R5、R6はそれぞれ独立して置換もしくは無置
    換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素
    基、aは0〜20の整数を、bは1〜2000の整数を
    表す。)}を表す。〕
  2. 【請求項2】 下記一般式(2)および(3)で表され
    る繰り返し単位からなり、繰り返し単位の組成比が0<
    k/(k+j)≦1である芳香族ポリカーボネート樹
    脂。 【化2】 【化3】 〔式中、R1、R2は置換もしくは無置換のアルキル基、
    置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、または置換も
    しくは無置換の複素環基を表し、それぞれ同一でも異な
    っていてもよい。Ar1は置換もしくは無置換の芳香族
    炭化水素の2価基、Ar2は置換もしくは無置換のの芳
    香族炭化水素の3価基を表す。Xはエーテル結合を有し
    ていてもよい脂肪族の2価基、環状脂肪族の2価基、ま
    たは下記一般式で表される2価基 【化9】 {該式中、R3、R4:それぞれ独立して置換もしくは無
    置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水
    素基、またはハロゲン原子 l、m:それぞれ独立して0〜4の整数 Y:単結合、炭素原子数1〜12の直鎖状、分岐状もし
    くは環状のアルキレン基、−O−、−S−、−SO−、
    −SO2−、−CO−、−CO−O−Z−O−CO−
    (式中Zは脂肪族の2価基を表す。)、または下記一般
    式で表される2価基 【化10】 (式中、R5、R6はそれぞれ独立して置換もしくは無置
    換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素
    基、aは0〜20の整数を、bは1〜2000の整数を
    表す。)}を表す。kは5〜5000の整数、jは0〜
    5000の整数を表す。〕
  3. 【請求項3】 下記一般式(4)で表される繰り返し単
    位からなる芳香族ポリカーボネート樹脂。 【化4】 〔式中、R1、R2は置換もしくは無置換のアルキル基、
    置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、または置換も
    しくは無置換の複素環基を表し、それぞれ同一でも異な
    っていてもよい。nは2〜5000の整数を表す。Xは
    エーテル結合を有していてもよい脂肪族の2価基、環状
    脂肪族の2価基、または下記一般式で表される2価基 【化9】 {該式中、R3、R4:それぞれ独立して置換もしくは無
    置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水
    素基、またはハロゲン原子 l、m:それぞれ独立して0〜4の整数 Y:単結合、炭素原子数1〜12の直鎖状、分岐状もし
    くは環状のアルキレン基、−O−、−S−、−SO−、
    −SO2−、−CO−、−CO−O−Z−O−CO−
    (式中Zは脂肪族の2価基を表す。)、または下記一般
    式で表される2価基 【化10】 (式中、R5、R6はそれぞれ独立して置換もしくは無置
    換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素
    基、aは0〜20の整数を、bは1〜2000の整数を
    表す。)}を表す。〕
  4. 【請求項4】 下記一般式(5)および(3)で表され
    る繰り返し単位からなり、繰り返し単位の組成比が0<
    k/(k+j)≦1である芳香族ポリカーボネート樹
    脂。 【化5】 【化3】 〔式中、R1、R2は置換もしくは無置換のアルキル基、
    置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、または置換も
    しくは無置換の複素環基を表し、それぞれ同一でも異な
    っていてもよい。Xはエーテル結合を有していてもよい
    脂肪族の2価基、環状脂肪族の2価基、または下記一般
    式で表される2価基 【化9】 {該式中、R3、R4:それぞれ独立して置換もしくは無
    置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水
    素基、またはハロゲン原子 l、m:0〜4の整数 Y:単結合、炭素原子数1〜12の直鎖状、分岐状もし
    くは環状のアルキレン基、−O−、−S−、−SO−、
    −SO2−、−CO−、−CO−O−Z−O−CO−
    (式中Zは脂肪族の2価基を表す。)、または下記一般
    式で表される2価基 【化10】 (式中、R5、R6はそれぞれ独立して置換もしくは無置
    換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素
    基、aは0〜20の整数を、bは1〜2000の整数を
    表す。)}を表す。kは5〜5000の整数、jは0〜
    5000の整数を表す。〕
JP17062196A 1996-06-10 1996-06-10 芳香族ポリカーボネート樹脂 Expired - Fee Related JP3500485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17062196A JP3500485B2 (ja) 1996-06-10 1996-06-10 芳香族ポリカーボネート樹脂

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17062196A JP3500485B2 (ja) 1996-06-10 1996-06-10 芳香族ポリカーボネート樹脂

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09328539A JPH09328539A (ja) 1997-12-22
JP3500485B2 true JP3500485B2 (ja) 2004-02-23

Family

ID=15908276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17062196A Expired - Fee Related JP3500485B2 (ja) 1996-06-10 1996-06-10 芳香族ポリカーボネート樹脂

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3500485B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7416823B2 (en) 2004-01-15 2008-08-26 Ricoh Company, Ltd. Electrophotographic photoconductor, and image formation method, image formation apparatus, and process cartridge for image formation apparatus using the same
US7473504B2 (en) 2004-05-25 2009-01-06 Ricoh Company, Ltd. Electrophotographic photoreceptor, and image forming method, apparatus and process cartridge therefor using the photoreceptor
EP2017676B1 (en) 2006-04-17 2014-07-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, image forming method, and process cartridge
US8043773B2 (en) 2006-11-16 2011-10-25 Ricoh Company, Limited Image bearing member, image forming apparatus and process cartridge
JP5006164B2 (ja) 2006-11-21 2012-08-22 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ
JP5614651B2 (ja) 2011-01-21 2014-10-29 株式会社リコー 電子写真感光体、及びそれを用いた画像形成方法、画像形成装置、画像形成装置用プロセスカートリッジ
KR102417140B1 (ko) * 2015-12-24 2022-07-04 삼성전자주식회사 중합체, 보상 필름, 광학 필름 및 표시 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09328539A (ja) 1997-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5910561A (en) Electrophotographic photoconductor and aromatic polycarbonate resin for use therein
US6191249B1 (en) Electrophotographic photoconductor and aromatic polycarbonate resin for use therein
US5840454A (en) Aromatic polycarbonate and electrophotographic photosensitive medium using same
US6069224A (en) Electrophotographic photoconductor and aromatic polycarbonate resin for use therein
JP3379880B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂
JP3357557B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂
JP3368415B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂
JP3351944B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂
JP3350381B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂
JP3350350B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂
JP3471170B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂
JP3500485B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂
JP3352323B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂
JPH09302084A (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂
JP3351952B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂
JP3935524B2 (ja) 電子写真用感光体
JP3527817B2 (ja) 電子写真用感光体
JP3549350B2 (ja) 電子写真用感光体
JPH09211877A (ja) 電子写真用感光体
JP3789008B2 (ja) 電子写真用感光体
JP3621697B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂
JP4108248B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂及び電子写真用感光体
JP3934703B2 (ja) 電子写真用感光体
JP3558803B2 (ja) 電子写真用感光体
JP3849990B2 (ja) 電子写真用感光体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091212

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees