JP3500084B2 - 全波整流回路 - Google Patents

全波整流回路

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JP3500084B2 JP02040899A JP2040899A JP3500084B2 JP 3500084 B2 JP3500084 B2 JP 3500084B2 JP 02040899 A JP02040899 A JP 02040899A JP 2040899 A JP2040899 A JP 2040899A JP 3500084 B2 JP3500084 B2 JP 3500084B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全波整流回路に関
し、特に低電源電圧化に有効な全波整流回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、ALC回路を示すブロック図で
ある。図2(a)に示すように、ALCアンプ51の出
力信号は検波回路52によって検出され、ALCアンプ
51のゲインを自動制御して、一定レベル以上の入力信
号に対して出力レベルを一定に保つ。この検波回路52
は、図2(b)に示すように、ALCアンプ51の出力
交流信号を整流する全波整流回路53、直流平滑回路5
4及びALC制御出力回路55とから構成される。この
ALC回路によれば、図2(c)に示すようなALC特
性が得られる。
【0003】従来、ALC回路に用いられる全波整流回
路は、例えば図3に示すような構成である。図におい
て、41は、差動増幅回路を含む非反転増幅回路、42
交流信号が印加される差動増幅回路の第1の入力端子、
43は、差動増幅回路の第2の入力端子、R11、R1
2は抵抗、44は基準電圧VREFを発生する基準電圧
源である。45,46はトランジスタ、47,48は電
流ミラー回路、49,50は定電流源である。51は、
全波整流された信号波形が得られる出力端子である。
【0004】次にこの回路の動作を説明する。第2の入
力端子43の電圧は、非反転増幅回路41の働きによっ
て第1の入力端子42との電圧差がゼロになるように変
化する。したがって、入力信号が基準電圧VREFを基
準に正(+)側に変化すると、非反転増幅回路41から
の電流が抵抗R1を通って基準電圧源44に流れ、この
電流が電流ミラー回路49を通って、抵抗R2によって
電圧に変換され、出力端子51に出力される。一方、入
力信号が基準電圧VREFを基準に負(−)側に変化す
ると、基準電圧源44から抵抗R1に電流が流れ、電流
ミラー回路48を通って抵抗R2によって電圧に変換さ
れ、出力端子51に出力される。
【0005】このようにして、出力端子51に全波整流
された出力信号が得られる。なお、全波整流回路の先行
技術文献としては、特開平5−64454号公報、特開
平5−111260号公報、特開平6−121637号
公報、特開平6−284734号公報等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、消費電力の低減
等を目的としてICの電源電圧VCCは5Vから3V以
下へと低下する傾向にある。電源電圧VCCが3V以上
であれば、ダイナミックレンジ(回路が取り扱うことが
できる信号の範囲)の問題はないが、3V以下になる
と、出力波形がクリップして歪率が悪化するという問題
がある。
【0007】本発明は、上記の課題に鑑みて為されたも
のであり、ダイナミックレンジを広く確保し、低電源電
圧化に適した全波整流回路を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の全波整
流回路は、交流信号の例えば負極性の信号波形のみを第
1の整流回路によって出力する。そして、第2の整流回
路により、交流信号の正極性の信号波形については、反
転増幅回路によって所定の基準電圧を基準として反転し
て負極性の信号波形として出力し、これらの信号波形を
加算して出力することで全波整流された信号波形を得る
ようにした。
【0009】これにより、電源電圧VCCが下がった場
合でも、基準電圧は1/2VCCよりも高く設定し、負
極性側のダイナミックレンジを広く確保することが可能
になり、歪率の小さい信号波形を得ることが可能にな
る。
【0010】なお、上記の手段では、交流信号の負極性
の信号波形のみを利用して全波整流しているが、反対に
正極性の信号波形のみを利用することもできる。この場
合には、基準電圧は1/2VCCよりも低く設定し、正
極性側の.ダイナミックレンジを広く確保する。
【0011】請求項2に記載の全波整流回路では、第1
の整流回路、第2の整流回路の構成を特定している。
【0012】第1の整流回路は、第1の入力端子に交流
信号が印加され、第2の入力端子に第1の抵抗を介して
基準電圧が印加され、出力が第2の入力端子に帰還入力
された非反転増幅回路と、この非反転増幅回路の出力を
受けて動作する第1のトランジスタと、前記抵抗を介し
てこの第1のトランジスタに流れる電流を伝達する第1
のカレントミラー回路とから構成される。
【0013】そして、第2の整流回路は、前記交流信号
の極性を反転する反転増幅回路であって、その第1の入
力端子に第2の抵抗を介して前記交流信号が印加され、
第2の入力端子に第3の抵抗を介して基準電圧が印加さ
れ、その出力と前記第1の入力端子の間に第4の抵抗が
接続され、かつ出力が第2の入力端子に帰還入力されて
おり、この反転増幅回路の出力受けて動作する第2のト
ランジスタと、前記第3の抵抗を介してこの第2のトラ
ンジスタに流れる電流を伝達する第2のカレントミラー
回路とから構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態による
全波整流回路について図1を参照して説明する。この全
波整流回路は、第1の整流回路と第2の整流回路とで構
成される。
【0015】まず、第1の整流回路を説明する。1は、
差動増幅回路を含む非反転増幅回路である。差動増幅回
路2は、トランジスタ3、4と定電流源5とで構成され
る。6は、入力信号が印加される差動増幅回路2の第1
の入力端子7(非反転入力端子)は、差動増幅回路の第
2の入力端子(反転入力端子)である。第2の入力端子
7には、第1の抵抗R1を介して基準電源8から発生す
る基準電圧VREFが印加されている。9は、非反転増
幅回路の出力がベースに供給されたトランジスタであ
り、10は、第1の抵抗R1からトランジスタ9に流れ
る電流を出力段に伝達する第1の電流ミラー回路であ
る。
【0016】次に、第2の整流回路について説明する。
11は、入力信号を反転するための反転増幅回路であ
る。12は差動増幅回路であり、トランジスタ13,1
4と定電流源15とで構成される。反転増幅回路11の
第1の入力端子16(反転入力端子)には、第2の抵抗
R2を介して入力信号が印加され、第2の入力端子17
(非反転入力端子)には第3の抵抗R3を介して基準電
圧VREFが印加され、反転増幅回路11の出力と第1
の入力端子16の間に第4の抵抗R4が接続される。そ
して、反転増幅回路11の出力は、第2の入力端子17
に帰還入力されている。
【0017】ここで、第2の抵抗R2と第4の抵抗R4
とを等しい値に設定することにより、反転増幅回路11
のゲインを1とし、反転後の信号波形の絶対値を反転前
と同一にしている。また、第1の抵抗R1と第3の抵抗
R3とを等しい値に設定することにより、信号波形の最
大値を一定にしている。
【0018】トランジスタ18は、反転増幅回路11の
出力がベースに供給されたトランジスタ、19は、第3
の抵抗R3からトランジスタ18に流れる電流を出力段
に伝達する第2の電流ミラー回路である。20は、第1
の電流ミラー回路10と第2の電流ミラー回路19の出
力電流の極性を反転して加算する第3の電流ミラー回路
である。第3の電流ミラー回路20の出力電流は、第5
の抵抗R5によって電圧に変換され、出力端子21に全
波整流された信号波形が出力される。
【0019】次に、本実施形態による全波整流回路の動
作を説明する。入力端子6の入力信号は、図示したよう
に非反転増幅回路1の出力に現れる。この出力波形は、
電源電圧VCCが低くなると、ダイナミックレンジの問
題が生じるが、この回路では、基準電圧VREFを1/
2VCC+αに設定しているために、負極性の信号波形
ついてはダイナミックレンジが広く確保されており、こ
の負極性の信号波形の部分にみを利用している。すなわ
ち、入力信号が負極性(図において破線の信号波形部
分)になると、基準電圧電源8から第1の抵抗R1に電
流が流れ、この電流はトランジスタ9を通り、電流ミラ
ー回路10を介して出力段の第3の電流ミラー回路20
に入力される。
【0020】一方、入力信号の正極性の波形部分(図に
おいて実線の信号波形部分)は、反転増幅回路11によ
って反転されて負極性の信号波形となる。この負極性の
信号波形は、第3の抵抗R3によって電流に変換され、
トランジスタ18、電流ミラー回路19を介して、第3
の電流ミラー回路20に出力される。
【0021】第3の電流ミラー回路20は、第1の電流
ミラー回路10、第2の電流ミラー回路19の出力電流
を加算して出力し、第5の抵抗R5によって電圧に変換
されて、出力端子21に全波整流された信号波形が出力
される。
【0022】このようにして、非反転増幅器1と反転増
幅器11は負極性の信号波形部分のみを出力しているの
で、基準電圧VREFを1/2VCC+α(ここで、α
>0)に設定して、負極性側のダイナミックレンジを広
く確保することにより、電源電圧3V以下で使用する場
合でも、歪率の小さい良好な信号波形を得ることができ
る。
【0023】なお、正極性の信号波形のみを利用する全
波整流回路では、図1において、電流ミラー回路10,
19を削除し、トランジスタ22,23に流れるコレク
タ電流を出力する電流ミラー回路をそれぞれ新たに設け
ることにより構成することができる。また、この場合に
は、基準電圧VREFを1/2VCC−α(ここで、α
>0)に設定することにより、正極性側のダイナミック
レンジを広く確保する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の全波整流
回路によれば、電源電圧3V以下で使用した場合であっ
ても、ダイナミックレンジの問題を生じることなく、歪
率の良好な信号波形を得ることができる。
【0025】また、本発明の全波整流回路は、ALC回
路の検波回路に用いることにより、低電源電圧で使用し
ても安定したALC特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る全波整流回路を示す回
路図である。
【図2】ALC回路のブロック図及びALC特性を示す
図である。
【図3】従来例に係る全波整流回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 非反転増幅回路 2 差動増幅回路 5、15 定電流源 6 第1の入力端子 7 第2の入力端子 8 基準電源 10,19 電流ミラー回路 11 反転増幅回路 12 差動増幅回路 R1〜R5 抵抗 21 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/217 H02M 7/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流信号の半周期における第1の極性の信
    号波形のみを出力する第1の整流回路と、前記交流信号
    の極性を所定の基準電圧を基準として反転する反転増幅
    回路を有し、この反転された交流信号から前記第1の極
    性と同一極性の信号波形のみを出力する第2の整流回路
    とを備え、第1及び第2の整流回路の出力を加算して出
    力することを特徴とする全波整流回路。
  2. 【請求項2】第1の入力端子に交流信号が印加され、第
    2の入力端子に第1の抵抗を介して基準電圧が印加さ
    れ、出力が第2の入力端子に帰還入力された非反転増幅
    回路と、 この非反転増幅回路の出力を受けて動作する第1のトラ
    ンジスタと、 前記抵抗を介してこの第1のトランジスタに流れる電流
    を伝達する第1のカレントミラー回路と、 前記交流信号の極性を反転する反転増幅回路であって、
    その第1の入力端子に第2の抵抗を介して前記交流信号
    が印加され、第2の入力端子に第3の抵抗を介して基準
    電圧が印加され、その出力と前記第1の入力端子の間に
    第4の抵抗が接続され、かつ出力が第2の入力端子に帰
    還入力されており、 この反転増幅回路の出力を受けて動作する第2のトラン
    ジスタと、 前記第3の抵抗を介してこの第2のトランジスタに流れ
    る電流を伝達する第2のカレントミラー回路とを備え、
    前記第1及び第2のカレントミラー回路の出力電流を加
    算して出力することを特徴とする全波整流回路。
  3. 【請求項3】前記第2の抵抗と第4の抵抗とが等しい抵
    抗値を有することを特徴とする請求項2に記載の全波整
    流回路。
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