JP3500059B2 - 防水保護カバー - Google Patents

防水保護カバー

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JP3500059B2
JP3500059B2 JP03323498A JP3323498A JP3500059B2 JP 3500059 B2 JP3500059 B2 JP 3500059B2 JP 03323498 A JP03323498 A JP 03323498A JP 3323498 A JP3323498 A JP 3323498A JP 3500059 B2 JP3500059 B2 JP 3500059B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電線接続部を防水
保護する防水保護カバーに関する。 【0002】 【従来の技術】図2、図3に特開平8−330000号
公報に記載の従来の防水保護カバー1を示す。この保護
カバー1は、本体2と、その上に被さる蓋体3を、各側
縁に配したヒンジ4で連結し、ヒンジ4と反対側の各側
縁に設けたロック部5、6で、本体2と蓋体3を閉状態
にロックできるようにしたものである。本体2と蓋体3
の長手方向(電線挿通方向)の両端は電線挿通口8a、
8b、9a、9bとして開口され、一方の電線挿通口8
a、8bは、先端部に向かって間口が次第に狭くなって
いる。 【0003】本体2及び蓋体3には、長手方向に略直交
した第1の隔壁10a、10b及び第2の隔壁12a、
12bが設けられている。第1の隔壁10a、10b及
び第2の隔壁12a、12bは長手方向(電線挿通方
向)に離間して配されており、第1の隔壁10a、10
bの合わせ目には第1の穴部11a、11bが、また、
第2の隔壁12a、12bの合わせ目には第2の穴部1
3a、13bがそれぞれ形成されている。これらの第
1、第2の隔壁10a、10b、12a、12bによっ
てシール剤40を充填する電線接続部収容室30a、3
0bが区画され、第1、第2の隔壁10a、10b、1
2a、12bがシール剤漏れ防止壁となっている。な
お、第1の穴部11a、11b、第2の穴部13a、1
3bは、本体2と蓋体3の合わせ状態で電線が挿通する
挿通孔を形成する。 【0004】本体2側の電線接続部収容室30aの底壁
には、第1の隔壁10a、10b側に位置して、電線挿
通凹部16を有した位置決めリブ15が設けられ、蓋体
3側の電線接続部収容室30bの底壁には、本体2と蓋
体3の合わせ状態で位置決めリブ15と当接する押えリ
ブ17が設けられている。また、各電線接続部収容室3
0a、30bの底壁には、電線挿通方向に沿って略平行
に断面半円状の補強リブ19が突設されている。また、
第2の隔壁12a、12bの開口側には、電線固定部2
0が設けられている。 【0005】このように構成された防水保護カバー1に
より、基線(電線)100から付属線(電線)101を
分岐接続した電線接続部を保護する場合には、まず、保
護カバー1を開き状態とし、電線接続部収容室30a、
30b内にシール剤(ブチルゴム等よりなるシーラン
ト)40をそれぞれ充填する。次に、本体2の電線接続
部収容室30aに電線接続部102を収容する。このと
き、基線100を第1の隔壁10aの第1の穴部11a
に位置決めし、付属線101を第2の隔壁12aの第2
の穴部13aに位置決めする。また、ジョイント金具で
接続した電線接続部102の近傍の基線100を、位置
決めリブ15の電線挿通凹部16に位置決めする。 【0006】次に、蓋体3を閉じて本体2に合わせ、両
者をロックする。このとき、基線100、付属線10
1、及び電線接続部102の周りは、シール剤40によ
って包囲されるので、基線100から付属線101に分
岐接続された電線の接続部を絶縁保護することができ
る。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の防水
保護カバー1では、第1の隔壁10a、10b及び第2
の隔壁12a、12bの穴部11a、11b、13a、
13b内に電線(基線100及び付属線101)を挟む
ようになっているが、図4に示すように、厚みのない板
状の隔壁10a、10b、12a、12bで電線(ここ
では基線100を例示する)の絶縁被覆を局部的に挟む
ので、外力が作用した際に絶縁被覆が変形し損傷するお
それがある。 【0008】本発明は、上記事情を考慮し、電線の損傷
のおそれの少ない防水保護カバーを提供することを目的
とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、シー
ル剤が充填された本体と蓋体を合わせることで、本体と
蓋体間に収容した電線接続部をシール剤を介して保護す
る防水保護カバーにおいて、前記本体と蓋体の電線挿通
方向に間隔をおいた2つの位置に隔壁を設けることによ
って、シール剤が充填されると共に電線接続部が収容さ
れる電線接続部収容室が画成され、前記隔壁の合わせ目
に、電線を挿通させる挿通孔を形成すると共に挿通させ
た電線の外周を面で保持する半円筒保持面が形成され
前記電線接続部収容室内の本体側及び蓋体側に、本体と
蓋体を合わせたときに電線接続部を保持する凹面状の保
持面を有する電線接続部保持リブが設けられていること
を特徴としている。 【0010】この防水保護カバーでは、電線の外周を広
い面で保持するので、保持力が高まると共に、外力を分
散して受けることができるので、局部的な絶縁被覆の損
傷を未然に防ぐことができ、信頼性が向上する。また、
電線と隔壁が広い面で接触するので、電線と隔壁間に隙
間ができにくくなり、シール剤の漏れ防止性能を高めら
れる。 【0011】 【0012】この防水保護カバーでは、電線接続部を直
接保持するので、電線に外力が加わった場合にも、保護
カバー内での電線の動きを防止することができ、シール
剤の漏れ防止を図ることができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。 【0014】図1(a)は実施形態の防水保護カバーの
構成図で、(a)は蓋体を開いた状態を示す斜視図、
(b)は蓋体を開いてシール剤を充填した状態を示す要
部断面図、(c)は蓋体を閉じたときの要部の状態を示
す断面図である。 【0015】この防水保護カバー51は、図2、図3に
示した従来例と同様に、本体2と蓋体3をヒンジ4で連
結し、反対側のロック部5、6で、本体2と蓋体3を閉
状態にロックできるようにしたものである。両端に電線
挿通口8a、8b、9a、9bが開口し、内部の電線挿
通方向に離間した2位置に第1、第2の隔壁60a、6
0b、62a、62bが設けられ、第1、第2の隔壁6
0a、60b、62a、62b間に電線接続部収容室3
0a、30bが画成され、そこにシール剤40が充填さ
れる点については、図2、図3のものと同様である。 【0016】異なるのは、隔壁60a、60b、62
a、62bの厚さ寸法(電線挿通方向の寸法)を、成形
に支障のないように肉抜き等を設けながら大幅に増大
し、それぞれの隔壁60a、60b、62a、62bの
合わせ目に、電線挿通孔を構成する半円筒保持面61
a、61b、63a、63bを設けた点、及び、電線接
続部収容室30a、30bの中央部に、電線保持部10
2を直接保持するための電線接続部保持リブ65a、6
5bを設けた点である。 【0017】この場合、半円筒保持面61a、61b、
63a、63bは、電線(基線100、付属線101)
の外周を広い面で保持することができる。また、電線接
続部保持リブ65a、65bの上面には、電線接続部1
02(ジョイント金具部分)を安定保持できる凹面状の
保持面66a、66bが形成されている。 【0018】この防水保護カバー51を用いる場合も、
従来と同様に、シール剤40を充填した上で、本体2と
蓋体3を開き状態とし、本体2の電線接続部収容室30
aに電線接続部102を収容し、基線100及び付属線
101を、両端の電線挿通口8a、9aに通す。また、
基線100と付属線101を、第1、第2の隔壁60
a、12aの半円筒保持面61a、63aに通すと共
に、電線接続部102を電線接続部保持リブ65aの保
持面66a上に載せる。 【0019】次に、蓋体3を閉じて本体2に合わせ、両
者をロックする。このとき、基線100、付属線10
1、及び電線接続部102の周りは、シール剤40によ
って包囲されるので、基線100から付属線101に分
岐接続された電線接続部全体が確実に絶縁保護される。
また、蓋体3を閉じることにより、第1、第2の隔壁6
0a、60b、62a、62bの半円筒保持面61a、
61b、63a、63bによって電線(基線100、付
属線101)が挟まれ、電線接続部保持リブ65a、6
5bの保持面66a、66bによって電線接続部102
が挟まれる。 【0020】この場合、電線の絶縁被覆は広い面(半円
筒保持面61a、61b、63a、63b)で挟まれる
ことになるので、電線は大きな力で保持される。また、
電線に外力が作用した場合にも、外力を広い面積により
分散して受けることができるので、局部的な絶縁被覆の
損傷を未然に防ぐことができて、信頼性が高まる。ま
た、電線と隔壁60a、60b、62a、62bが広い
面で接触することになるから、電線100、101と隔
壁60a、60b、62a、62b間に隙間ができにく
くなり、シール剤40の漏れ防止性能が高まる。また、
電線接続部102が電線接続部保持リブ65a、65b
により直接保持されるので、保護カバー51内での電線
の動きが減り、シール剤40の漏れ防止性能が高まる。 【0021】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、電線の外周を広い面(半円筒保持面)で保持す
るので、電線保持力を高めることができると共に、外力
を分散して受けることができるようになり、局部的な絶
縁被覆の損傷を未然に防ぐことができて、信頼性の向上
が図れる。また、電線と隔壁が広い面で接触することに
より、電線と隔壁間に隙間ができにくくなり、シール剤
の漏れ防止性能を高められる。 【0022】 また、電線接続部を直接保持するように
したので、保護カバー内での電線の動きを防止すること
ができ、シール剤の漏れ防止性能を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態の構成図で、(a)は蓋体を
開いた状態を示す斜視図、(b)は要部のみ抜き出して
示す平面図である。 【図2】従来の防水保護カバーの蓋体開放時の状態を示
す斜視図である。 【図3】従来の防水保護カバーの蓋体を開放し、シール
剤を充填し、その上で電線接続部をセットした状態を示
す平面図である。 【図4】従来の防水保護カバーの問題点の説明図であ
る。 【符号の説明】 2 本体 3 蓋体 15 位置決めリブ 40 シール剤 51 防水保護カバー 60a,60b 第1の隔壁 61a,61b 第1の半円筒保持面 62a、62b 第2の隔壁 63a,63b 第2の半円筒保持面 65a,65b 電線接続部保持リブ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シール剤が充填された本体と蓋体を合わ
    せることで、本体と蓋体間に収容した電線接続部をシー
    ル剤を介して保護する防水保護カバーにおいて、 前記本体と蓋体の電線挿通方向に間隔をおいた2つの位
    置に隔壁を設けることによって、シール剤が充填される
    と共に電線接続部が収容される電線接続部収容室が画成
    され、 前記隔壁の合わせ目に、電線を挿通させる挿通孔を形成
    すると共に挿通させた電線の外周を面で保持する半円筒
    保持面が形成され 前記電線接続部収容室内の本体側及び蓋体側に、本体と
    蓋体を合わせたときに電線接続部を保持する凹面状の保
    持面を有する電線接続部保持リブが設けられている こと
    を特徴とする防水保護カバー。
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