JP3499994B2 - 可塑性止水材 - Google Patents

可塑性止水材

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可塑性止水材に関
し、さらに詳しくは、高止水性、経時安定性、自己シー
ル性で、熱安定性を備え、いわゆる粘土状の可塑性を有
し作業効率の良い、防水工事、補修等に用いられる水膨
張性を有する可塑性止水材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、土木、建築物の地下構造部位にお
けるコンクリート打継部、施工上のジョイント部等の止
水にはアスファルト系、ゴム系、樹脂系のシール剤が用
いられ、接合部の漏水を防止している。さらに、その他
の止水材料としてセメント系、スメクタイト系のものが
用いられている。スメクタイト系のものとしては、吸水
により膨張する性質を有するベントナイト材を用いたも
のが知られている。例えば、ベントナイトを粉末もしく
は粒状物の状態でそのまま施工して用いるか、又はベン
トナイトの粉末もしくは粒状物をダンボールや不織布等
にはさんで止水パネルもしくは止水シートとして用いて
いる。しかし、これらの従来のシール材では、施工性
と、長期間にわたって止水効果を保持することの両方を
達成することができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の有機系止水材、
すなわちアスファルト系、ゴム系、樹脂系のシール剤
は、その置かれている環境における温度変化により硬化
し、また土中のバクテリアにより分解される等、経時的
に止水性能が劣化し、初期の止水効果を保持することは
材質的に問題があった。また、施工後に養生を必要とす
る止水材においては、施工後に完全に乾燥するまでに一
定の時間が必要なので、施工時及び施工後の天候の影響
が問題となり、作業上様々な制約がある。さらに、アス
ファルト系、ゴム系、樹脂系、セメント系の止水材は、
いずれも自己シール性を有さない。一方、粉末又は粒状
のベントナイトからなるスメクタイト系の止水材は、止
水性、長期安定性に優れ、吸水により膨張して自己シー
ル性を有するが、施工性が悪いという問題があった。ま
た、従来ベントナイトを含有し、ゲル化剤を使用して、
パテ状にした止水材が提案されている(特開昭55−4
2291号)。しかし、これは100℃程度の温度下で
も液状化するか又は液状化しないまでもちょう度が著し
く上昇し、熱安定性に劣るものであった。本発明は、高
い止水性、長期安定性、自己シール性を有するととも
に、熱安定性に優れ、かつ粘土状の可塑性を有し可逆的
に成形できて施工性にも優れる止水材を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
に鑑み種々研究した結果、油中で所定量の脂肪酸と略当
量の金属の水酸化物又は酸化物とを反応、ゲル化させて
得たゲル化基油(反応ゲル)を用い、該ゲル化基油を1
0〜60重量%と水膨張性を有する粘土を40〜90重
量%とを配合することにより、高止水性、長期安定性、
自己シール性で、さらに熱安定性を有する止水材が得ら
れ、かつ該止水材はパテ状となって所望の形に可逆的に
成形できて容易に形状を維持することができ、施工性に
も優れることを見い出した。本発明はこの知見に基づき
完成されるに至ったものである。
【0005】すなわち本発明は、 (1)(i)鉱油、天然もしくは合成の芳香族炭化水素
系油、及び天然もしくは合成の脂肪族炭化水素系油から
なる群から選ばれる少なくとも1種の油100重量部に
対し、脂肪酸10〜100重量部と、この脂肪酸を金属
塩とするに十分な量の金属の水酸化物又は酸化物とを混
合した混合物を、ゲル化反応させて得たゲル化基油10
〜60重量%、及び(ii)天然又は合成の、水膨潤性を
有する粘土鉱物から選ばれた少なくとも1種40〜90
重量%を含有してなることを特徴とする可塑性止水材、 (2)油が鉱油である(1)項記載の可塑性止水材、 (3)脂肪酸が高級脂肪酸である(1)項記載の可塑性
止水材、 (4)脂肪酸がラウリン酸、ステアリン酸、パルミチン
酸、オレイン酸またはリシノール酸である(3)項記載
の可塑性止水材、 (5)金属の水酸化物が水酸化カルシウムである(1)
項記載の可塑性止水材、 (6)水膨潤性を有する粘土鉱物がスメクタイト系粘土
及び膨潤性雲母から選ばれた少なくとも1種である
(1)項記載の可塑性止水材、及び (7)水膨潤性を有する粘土鉱物がベントナイトである
(6)項記載の可塑性止水材を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を詳細に
説明する。本発明の止水材には、天然又は合成の、水膨
潤性を有する粘土鉱物から選ばれた少なくとも1種の粘
土が用いられる。このような粘土としては、未変性のも
のでも変性して親油性としたものでもよいが、ベントナ
イト、ヘクトライト等のスメクタイト系粘土、及び膨潤
性雲母から選ばれた少なくとも1種が好ましい。この
内、ベントナイトは、天然に産する無機系の粘土である
ため安全性に優れ、かつ土中の微生物に分解されること
がなく長期的に止水効果を保持できるので、特に好まし
い粘土鉱物である。本発明の止水材においては、前記粘
土鉱物から選ばれた1種の粘土を単独で、又は2種以上
の粘土を用いる。本発明の止水材には、前記粘土を40
〜90重量%、好ましくは50〜80重量%、さらに好
ましくは60〜75重量%用いる。粘土を用いることに
より、止水材に親水性が付与される。
【0007】本発明の止水材は前記粘土をゲル化基油と
所定量配合してなり、該ゲル化基油は油、脂肪酸、及び
金属の水酸化物もしくは酸化物を、脂肪酸とアルカリ土
類金属の水酸化物又は酸化物との反応によりゲル化させ
てなる組成物である。油としては、鉱油、天然もしくは
合成の芳香族炭化水素系油、及び天然もしくは合成の脂
肪族炭化水素系油からなる群から選ばれる少なくとも1
種が用いられる。これらの中で鉱油が好ましく、好まし
い具体例としては、例えば、芳香族系鉱油を挙げること
ができる。鉱油は微生物に分解されにくいので、鉱油を
添加することにより、止水材に長期安定性を付与するこ
とができる。
【0008】脂肪酸としては、従来知られている各種の
脂肪酸を用いることができるが、好ましくは高級脂肪
酸、例えば1分子中に約10〜40の炭素原子を有する
飽和もしくは不飽和脂肪酸であり、具体例として、ラウ
リン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リ
シノール酸等が挙げられる。この内、1分子中に約10
〜30の炭素原子を有する飽和脂肪酸がさらに好まし
く、ラウリン酸、ステアリン酸及びパルミチン酸が特に
好ましい。
【0009】本発明において、金属(好ましくはアルカ
リ土類金属)の水酸化物又は酸化物を、前記脂肪酸とと
もに油中に添加し、脂肪酸と反応させることによって、
ゲル化基油を得る。この反応は、通常加熱により行わせ
ることができる。反応温度に特に制限はないが、好まし
くは70℃以上、さらに好ましくは90℃以上である。
この反応時間にも特に制限はなく、ゲル化が十分に進行
する時間であればよい。本発明で用いる金属の水酸化物
又は酸化物の具体例としては、例えば、水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化カ
ルシウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム等を挙
げることができるが、水酸化カルシウム、水酸化アルミ
ニウムが好ましく、水酸化カルシウムが特に好ましい。
【0010】本発明の止水材においては、前記ゲル化基
油を止水材中に10〜60重量%、好ましくは20〜5
0重量%、さらに好ましくは25〜40重量%配合して
なる。ゲル化基油中の油と脂肪酸は、油100重量部に
対して脂肪酸を通常10〜100重量部、好ましくは2
5〜80重量部、さらに好ましくは40〜65重量部用
いる。また、金属の水酸化物又は酸化物の使用量は、前
記脂肪酸を金属の塩とするのに十分な量であれば特に限
定されない。通常、金属の水酸化物又は酸化物を、脂肪
酸と化学量論量用いるが、脂肪酸と金属の水酸化物又は
酸化物とを、一方が他方に対して少過剰となるように用
いてもよい。具体的には、金属の水酸化物又は酸化物の
使用量は、その金属で換算した量として、脂肪酸に対し
て好ましくは0.5〜2当量、さらに好ましくは0.8
〜1.5当量である。本発明の止水材は、油により親油
性が、また脂肪酸と金属の水酸化物又は酸化物とにより
可塑性が付与される。
【0011】本発明の止水材は、ゲル化基油と粘土を混
練することでいわゆる粘土状の可塑性を有するパテ状物
として得られる。よって、施工時に所望の形状に容易に
成形して用いることができて、形状の維持も容易であ
り、作業性の良い止水材である。
【0012】本発明の止水材をコンクリート打継部、ジ
ョイント部、補修個所等に使用する場合、止水材は水の
浸入を阻止するとともに水を吸収して膨潤するが、止水
材中の油の存在によりベントナイト等の粘土が必要以上
に吸水して粘土の不透水層が外部に流出することがな
い。よって、打継部、ジョイント部、補修個所等の周囲
に連続して施工した本発明の止水材からなる不透水層に
より、打継部やジョイント部を長期間にわたり完全に水
から遮断することができる。また本発明の止水材は、熱
安定性に優れるものである。
【0013】
【実施例】次に本発明を下記の実施例に基づきさらに詳
細に説明する。ちょう度、透水係数は下記の方法により
測定した。 [ちょう度]JIS K2220(1993)のグリー
ス類ちょう度試験方法に基づき不混和ちょう度を測定し
た。測定温度は、表1に記載の通りである。 [透水係数]土質試験法(第3回改訂版)編集委員会
編、「土質試験の方法と解説」、土質工学会発行(平成
3年)記載の方法に準じて定水位透水試験により測定し
た。
【0014】実施例1 鉱油100重量部、ラウリン酸50重量部、及び消石灰
9.2重量部(Ca(OH)2 、Ca換算でラウリン酸
と当量)を混合し、90℃に加熱してゲル状の基油1を
得た。この基油1を35重量部と、ベントナイト65重
量部とを混練してパテ状物を得、これを試料1とした。
得られた試料1のちょう度、透水係数及び密度を測定し
た。透水係数3.1×10-9、密度1.57g/cm3
であった。ちょう度の結果を表1に示す。
【0015】実施例2 鉱油100重量部、ステアリン酸50重量部、及び水酸
化アルミニウム4.6重量部(Al(OH)3 、Al換
算でステアリン酸と当量)を混合し、90℃に加熱して
ゲル状の基油2を得た。この基油2を35重量部と、ベ
ントナイト65重量部とを混練してパテ状物を得、これ
を試料2とした。 実施例3 鉱油100重量部、パルミチン酸50重量部、及び消石
灰7.2重量部(Ca換算でパルミチン酸と当量)を混
合し、90℃に加熱してゲル状の基油3を得た。この基
油3を35重量部と、ベントナイト65重量部とを混練
してパテ状物を得、これを試料3とした。
【0016】比較例1 暖かい鉱油(93.3℃)75重量部に、パラフィンろ
う25重量部を加え、激しく撹拌してゲル状の基油4を
得た。この基油4を33重量部と、ベントナイト67重
量部とを混合してパテ状物を得、これを試料4とした。 比較例2 暖かい鉱油(79.4℃)50重量部に、パラフィンろ
う50重量部を加え、激しく撹拌してゲル状の基油5を
得た。この基油5を47重量部と、ベントナイト53重
量部とを混合してパテ状物を得、これを試料5とした。
【0017】比較例3 鉱油100重量部に、ステアリン酸カルシウム50重量
部を加え、ゲル状の基油6を得た。この基油6を30重
量部と、ベントナイト70重量部とを混合してパテ状物
を得、これを試料6とした。 比較例4 鉱油100重量部に、ステアリン酸アルミニウム50重
量部を加え、ゲル状の基油7を得た。この基油7を30
重量部と、ベントナイト70重量部とを混合してパテ状
物を得、これを試料7とした。
【0018】以上の試料2〜7についても、試料1と同
様にちょう度を測定した。結果を表1に併せて示す。ま
た、各実施例、比較例の試料1〜3、4〜7につき、ち
ょう度の温度変化を図1に示した。
【0019】
【表1】
【0020】また、試料1につき、吸水による膨潤度の
経時変化を下記の方法により測定した。結果を表2に示
す。 [膨潤度(重量法)]塩化ビニル製リング(直径8c
m、高さ3cm)の一端にアドバンテック硬質ろ紙4A
を張り、輪ゴムでろ紙をとめた(以下、膨潤セルとい
う)。通水板として研削用砥石を用いた。水槽の底に研
削用砥石を刃を上にして置き、砥石の刃から2mm下ま
で水槽内を蒸留水で満たした。膨潤セルを通水板上にろ
紙が密着するようにのせ、水槽にふたをして30分間静
置して吸水させた後、膨潤セルを10枚重ねたろ紙上に
押し当て、5秒間経過したら位置を変えて再び5秒間押
し当てて余分な水を脱水した。この操作を1分間繰り返
した後、直ちにセルの重量、空の膨潤セルの吸水後の重
量W1 (g)を測定した。次に、試料1を10g秤量し
て膨潤セルのろ紙上に一様に拡げ、前記と同様に、1、
3、18、24時間吸水させた後で余分な水分を脱水
し、直ちに、試料入り膨潤セルの吸水後の重量W2
(g)を秤量した。測定はいずれも25℃で行った。上
記で測定したW2 (g)とW1 (g)から、下記式によ
り膨潤度(g/g)を求めた。式中、Sは試料採取重
量、Mは試料の水分(%)である。
【0021】
【表2】
【0022】
【数1】
【0023】表1及び図1に示した結果から明らかなよ
うに、本発明の止水材(試料1〜3)は、加熱によるち
ょう度の増加が著しく小さかった。本発明の止水材は、
このように熱安定性に優れる、成形自在なパテ状物とし
て得られた。これに対して、パラフィンろうで基油をゲ
ル化した比較例1、2(試料4、5)では、加熱により
ちょう度が急激に大きくなり、液状化した。また脂肪酸
の金属塩により基油をゲル化した比較例3、4(試料
6、7)では、加熱によるちょう度の増加が大きく、本
発明の止水材と比べて熱安定性に劣るものであった。さ
らに、本発明の止水材は透水係数が1.0×10-8以下
であり、目的の不透水性を示した。また密度が大きく、
経時により膨潤度が大きくなり、止水材として適した性
状を有するものであった。本発明で得られる止水材は吸
水時に長期にわたる可塑性を維持することが要求され
る。このために、いわゆる金属セッケンを油成分に対し
て加えてゲル化させるのではなく、脂肪酸と金属化合物
(水酸化物、酸化物)とから油成分中で、”その場”で
金属セッケンを形成させると同時に、油成分をゲル化さ
せて調製したゲル化基油を用いることが必要である。こ
のようにすることにより本発明では、止水性能ばかりで
なく、熱安定性、経時安定性などの物性に優れた可塑性
止水材とすることができる。本発明の可塑性止水材がこ
のような優れた物性を示す詳しい理由はまだ定かではな
いが、”その場”での金属セッケンの形成が、脂肪酸ば
かりでなく油成分も関与する形で起こり、極めて安定性
のよいゲル構造であって、水膨潤性の粘土鉱物との親和
性の優れた反応ゲルからなるゲル化基油が得られている
ものと推定される。
【0024】
【発明の効果】本発明の止水材は、パテ状なので使用個
所に合わせてどのような形にも成形でき、止水が必要で
あるどのような場所また形状にも適用でき、現場で用い
る際の作業性が良い。また、本発明の止水材は熱安定性
が優れ、比較的高温下でも可塑性、硬さが維持されるの
で、現場での様々な温度条件下での施工安定性が優れ
る。またパテ状なので直接手で触っても手指に付着する
こともなく、作業性、施工性に優れる。さらに、各成分
が長期にわたって安定なので半永久的な止水性が期待で
き、壁の穴埋め等の修理、補修に用いると吸水して膨潤
した止水材が穴に密着して完全に漏水を防止する自己シ
ール性を有する。たとえ経時乾燥・固化により施工後に
亀裂を生じても、再度吸水すると可逆的に膨潤して亀裂
を閉塞し、止水作用を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の止水材に関して、ちょう度の温度変化
を、比較例の各試料の場合とともに示したグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C09K 103:00 C09K 103:00 107:00 107:00 (56)参考文献 特開 昭55−42291(JP,A) 特開 昭61−241379(JP,A) 特開 平2−251593(JP,A) 特開 平6−248895(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09K 17/48 C04B 33/04 C09K 17/06 C09K 17/08 C09K 17/42

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)鉱油、天然もしくは合成の芳香族
    炭化水素系油、及び天然もしくは合成の脂肪族炭化水素
    系油からなる群から選ばれる少なくとも1種の油100
    重量部に対し、脂肪酸10〜100重量部と、この脂肪
    酸を金属塩とするに十分な量の金属の水酸化物又は酸化
    物とを混合した混合物を、ゲル化反応させて得たゲル化
    基油10〜60重量%、及び(ii)天然又は合成の、水
    膨潤性を有する粘土鉱物から選ばれた少なくとも1種4
    0〜90重量%を含有してなることを特徴とする可塑性
    止水材。
  2. 【請求項2】 油が鉱油である請求項1記載の可塑性止
    水材。
  3. 【請求項3】 脂肪酸が高級脂肪酸である請求項1記載
    の可塑性止水材。
  4. 【請求項4】 脂肪酸がラウリン酸、ステアリン酸、パ
    ルミチン酸、オレイン酸またはリシノール酸である請求
    項3記載の可塑性止水材。
  5. 【請求項5】 金属の水酸化物が水酸化カルシウムであ
    る請求項1記載の可塑性止水材。
  6. 【請求項6】 水膨潤性を有する粘土鉱物がスメクタイ
    ト系粘土及び膨潤性雲母から選ばれた少なくとも1種で
    ある請求項1記載の可塑性止水材。
  7. 【請求項7】 水膨潤性を有する粘土鉱物がベントナイ
    トである請求項6記載の可塑性止水材。
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