JP3499574B2 - 能動型騒音制御装置 - Google Patents

能動型騒音制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、自動車の車室や航空
機の客室等の騒音を能動的に低減する能動型騒音制御装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の能動型騒音制御装置とし
ては、例えば英国公開特許公報第2149614号記載
の図4に示すようなものがある。 【0003】この従来装置は航空機の客室やこれに類す
る閉空間に適用されるもので、閉空間101内にラウド
スピーカ103a、103b、103cおよびマイクロ
ホン105a、105b、105c、105dを備えて
おり、ラウドスピーカ103a、103b、103cに
よって騒音に干渉させる制御音を発生し、マイクロホン
105a、105b、105c、105dによって残差
信号(残留騒音)を測定するようになっている。 【0004】これらのラウドスピーカ103a、103
b、103c、マイクロホン105a、105b、10
5c、105dは信号処理機107に接続されており、
信号処理機107は基本周波数測定手段によって測定し
た騒音源の基本周波数とマイクロホン105a、105
b、105c、105dからの入力信号とを受けとり、
閉空間101内の音圧レベルを最小にするようにラウド
スピーカ103a、103b、103cに駆動信号を出
力するものである。 【0005】ここで閉空間101内には、3個のラウド
スピーカ103a、103b、103cと4個のマイク
ロホン105a、105b、105c、105dとが設
けられているが、説明を単純化するため、それぞれ10
3a、105aの一個ずつ設けられているものとする。
今騒音源からマイクロホン105aまでの伝達関数をH
とし、ラウドスピーカ103aからマイクロホン105
aまでの伝達関数をCとし、騒音源が発生する音源情報
をXp とすると、マイクロホン105aで観測される残
留騒音としてのノイズ信号Eは、 E=Xp ・H+Xp ・G・C となる。ここでGは、消音するために必要な伝達関数で
ある。消音対象点(マイクロホン105aの位置)にお
いて、騒音が完全に打ち消されたとき、E=0となる。
このときGは、 G=−H/C となる。このフィルタ係数は、マイク検出信号Eが最小
となるGを求め、このGに基づいて信号処理機107内
のフィルタ係数を適応的に更新するようにしている。マ
イク検出信号Eを最小にするようフィルタ係数を求める
手法として、最急降下方の一種であるLMSアルゴリズ
ム(Least Mean Square)などがあ
る。 【0006】また、図4のように、マイクロホンが複数
設置されている場合には、例えば各マイクロホン105
a、105b、105c、105dで検出した信号の総
和が最小となるように制御され、消音効果を得ることが
できる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
制御効果を見ると図5のようになっていることが出願人
の実験によって判明した。なお、同図において横軸は騒
音源がエンジンの場合の回転速度(rpm)、縦軸は車
室内の音圧レベルである。また制御無しの車室内の音圧
レベルを点線で示し、制御有りの車室内の音圧レベルを
実線で示した。 【0008】また、同図において、回転速度R1 (約25
00rpm )〜R2 (約6000rpm )の間における制御有りと
制御無しとの間が制御代であり、回転速度R1 (約2500
rpm )以下及び回転数R2 (約6000rpm )以上における
制御有りと制御無しの間が悪化代である。 【0009】この実験結果によれば、回転速度R1 (約
2500rpm )〜R2 (約6000rpm )の間では、制御無しの
音圧レベルより制御有りの音圧レベルが小さく、車室内
の音圧(騒音)が少ないことが分かる。また、回転速度
R1 以下では、制御無しの音圧レベルは制御有りの音圧
レベルより小さく、この回転速度R1 以下では制御効果
が悪化していることが分かる。また、同図において回転
速度R2 以上でも同様に、制御無しの音圧レベルは制御
有りの音圧レベルより小さく、この回転速度R2 以上で
は制御効果が悪化していることが分かる。 【0010】上記実験結果において、回転速度R1 (約
2500rpm )以下及び回転速度R2 (約6000rpm )以上で
制御が悪化しているのは次のような理由である考えられ
る。 【0011】すなわち、図6に示すように周波数に対す
る音圧レベルでみるスピーカの出力特性では、スピーカ
の立ち上がり時すなわち低周波領域において、スピーカ
が能力不足となり、必要な音圧レベル(出力)を得るこ
とが出来ない。 【0012】一方、車室内に配置されて制御音を出力す
るスピーカは、シートの下部やドア部等の狭い空間に配
置されるため、車室内に配置されるスピーカの大きさに
は限度があり、大口径のスピーカを搭載することが出来
ない。このため、低周波領域においては、能力不足のス
ピーカで必要な音圧レベルを得ようとして、過剰電圧を
スピーカにかけると図7に示す如く出力波形が歪んでし
まい、異なる周波数の音まで発生して、それも消音しよ
うとするためにさらに電圧を印加するため、図6のよう
に変化すると考えられ、最悪の場合にはスピーカのエッ
ヂ部が破損する恐れがある。 【0013】また、騒音の周波数がある周波数になる
と、閉空間である車室6内で図8のような定在波を生じ
ることがある。この場合スピーカ103a(図8には他
のスピーカ103b〜103dは省略)が定在波22の
節23の部分に配置されていると、スピーカ103aか
ら出力された音によって車室6内の騒音を相殺すること
が出来ない。このため、スピーカ103aからの音を大
きくして、騒音を相殺しようとし図6のような制御の悪
化を招くと考えられる。そしてこの場合にも過剰な電圧
がスピーカ103aに印加されることとなり、最悪の場
合スピーカ103aのエッヂ部の破損を招く恐れがあ
る。 【0014】さらに図9に示すようにマイクロホン10
8a(図9には他のマイクロホン108b〜108hは
省略)が、上記定在波22の節23の部分に配置されて
いるような場合は、閉空間内の騒音を検出することが出
来ないので、最小の残留信号になっていると判断し、完
全に騒音を消すことが出来ない。 【0015】そこでこの発明は、制御音源の破壊を招く
ことがなく、より適格な騒音制御が可能な能動型騒音制
御装置の提供を目的とする。 【0016】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、騒音に干渉させる制御音を発
生して評価点の騒音低減を図る制御音源と、前記干渉後
の所定位置の残留騒音を検出する手段と、騒音源の騒音
発生状態に関する信号を検出する手段と、所定のフィル
タ係数により前記信号に基づいて前記制御音源を駆動す
る信号を出力する適応ディジタルフィルタと、前記残留
騒音検出手段の出力信号と騒音発生状態検出手段の出力
信号とに基づき所定の収束係数を有する最急降下アルゴ
リズムを用いて前記適応ディジタルフィルタのフィルタ
係数を変更する制御手段とを備えた能動型騒音制御装置
であって、前記騒音発生状態検出手段の検出信号が所定
の範囲のとき制御する手段と、前記騒音発生状態検出手
段の検出信号が所定の範囲外のとき前記収束係数及び前
記フィルタ係数を”0”にする手段とを備えたことを特
徴としている。 【0017】 【作用】請求項1に記載の発明によれば、騒音発生状態
検出手段の検出信号が所定の範囲外のとき収束係数及び
フィルタ係数を”0”にする手段によって、制御音源か
らの制御音の出力を”0”にする。 【0018】 【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。 【0019】なお説明は車室内空間を例として行う。 【0020】第1実施例 図1のように車体1は前輪2a、2b、後輪2c、2d
によって支持され、前輪2a、2bは車体1の前部に配
置されたエンジン4によって回転駆動され、いわゆる前
置エンジン前輪駆動車を構成している。 【0021】前記車室6内の騒音は、例えばエンジン4
が騒音源となっており、騒音発生状態検出手段として
は、例えばクランク角センサ5が用いられている。そし
てクランク角センサ5からエンジン騒音に相関しクラン
ク角に対応するパルス検出信号xが出力されるようにな
っている。このパルス検出信号xは例えばレシプロ4気
筒の場合は180°回転する毎に1つである。 【0022】なお、騒音発生状態検出手段は、騒音源の
騒音発生状態に関する信号を検出できれば良く、エンジ
ンを騒音源とした場合、信号としては、例えばエンジン
外装面に設けられた振動センサの出力信号、エンジンの
点火パルス信号、クランク軸の回転速度、回転速度セン
サで検出した回転速度信号等を用いることもできる。 【0023】また、車体1の音響閉空間としての車室6
内には制御音源としてラウドスピーカ7a、7b、7c
及び7dがそれぞれ前席S1、S2、S3、S4に対向
するドア部に配置されている。 【0024】さらに各座席S1〜S4のヘッドレスト位
置にそれぞれ残留騒音検出手段としてのマイクロホン8
a〜8hが配設されている。 【0025】これらマイクロホン8a〜8hに入力され
る車室6内の残留騒音は、その音圧に応じた電気信号と
してノイズ信号e1 〜e8 が出力される構成となってい
る。 【0026】前記クランク角センサ5及びマイクロホン
8a〜8hの出力信号は制御手段としてのコントローラ
10に個別に供給されるように構成されている。このコ
ントローラ10から出力される駆動信号y1 〜y4 は個
別にラウドスピーカ7a〜7dに供給され、これらのス
ピーカ7a〜7dから車室6内に音響信号(制御音)が
出力される構成となっている。 【0027】コントローラ10は図2に示すように、第
一ディジタル12、第二ディジタルフィルタ(適応ディ
ジタルフィルタ)13、マイクロプロセッサ16を備え
ている。そしてクランク角センサ5から入力されるパル
ス検出信号Xは周波数−電圧変換回路11によってディ
ジタル信号に変換され、基準信号xとして第一ディジタ
ルフィルタ12及び第二ディジタルフィルタ13に入力
される構成となっている。 【0028】また、前記マイクロホン8a〜8hの出力
信号であるノイズ信号e1 〜e8 は、アンプ14a〜1
4hによって増幅され、A/D変換器15a〜15hに
よってA/D変換され、前記第一ディジタルフィルタ1
2の出力信号と共に前記マイクロプロセッサ16に入力
される構成となっている。前記第二ディジタルフィルタ
13から入力される駆動信号y1 〜y4 はD/A変換器
17a〜17dによってD/A変換され、アナログスイ
ッチ28a〜28d及びアンプ18a〜18dを介して
ラウドスピーカー7a〜7dに出力される構成となって
いる。 【0029】ここで、前記第一ディジタルフィルタ12
は、基準信号Xを入力し、前記マイクロホン8a〜8h
及びスピーカ7a〜7d間の伝達関数の組合せ数に応じ
てフィルタ処理された基準信号rlm(後述する式
(4)、式(5))を生成するものである。 【0030】前記第二ディジタルフィルタ13は機能的
にはスピーカ7a〜7dへの出力チャンネル数に応じた
フィルタを個々に有し、基準信号xを入力し、その時点
で設定されているフィルタ係数(後述する式(5))に
基づき適応信号処理を行ってスピーカ駆動信号y1 〜y
4 を出力するものである。 【0031】前記マクロプロセッサ16は前記ノイズ信
号e1 〜e8 並びにフィルタ処理された基準信号rlmを
入力し、第二ディジタルフィルタ13のフィルタ係数を
最急降下法の一種であるLMSアルゴリズムを用いて変
更する構成となっている。 【0032】前記フィルタ処理された基準信号rlmには
ラウドスピーカ7a〜7bとマイクロホン8a〜8hと
の間の伝達関数をディジタルフィルタのフィルタ係数
(インパルス応答関数)として表したClmが含まれてお
り、マイクロプロセッサ16は制御音源を駆動する信号
を出力する構成となっている。以下、説明において、C
lmを伝達関数とも称す。 【0033】ここで、コントローラ10の騒音低減制御
原理を一般式を用いて説明する。 【0034】今、一番目のマイクロホンが検出したノイ
ズ信号をepl(n)、ラウドスピーカー7a〜7dから
の制御音(二次音)が無いときの一番目のマイクロホン
が検出した残留騒音検出信号をel (n)、m番目のラ
ウドスピーカーと一番目のマイクロホンとの間の伝達関
数(FIR(有限インパルス関数)HlmのJ番目(J=
0,1,2,…,Ic -1)[Ic は定数]に対応するフ
ィルタ係数をClmj 、基準信号をX(n)、基準信号を
入力しm番目のラウドスピーカーを駆動する適応フィル
タのi番目(i=0,1,…,Ik -1)[Ik は定数]
の係数をWmiとすると、 【数1】 が成立する。 【0035】次いで、評価関数(最小にすべき変数)J
eを、 【数2】 とおく。 【0036】そして、評価関数Jeを最小にするフィル
タ係数Wm を求めるために、LMSアルゴリズムを採用
する。つまり、評価関数Jeを各フィルタ係数Wmiにつ
いて偏微分した値で当該フィルタ係数Wmiを更新する。 【0037】そこで、(2)式より 【数3】 となるが、(1)式より 【数4】 となるから、この(4)式の右辺をr1m(n−i)とお
けば、フィルタ係数の書き替え式は、以下の(5)式の
LMSアルゴリズムにより得られる。 【0038】 【数5】ここで、αは収束係数であり、フィルタが最適に収束す
る速度や、その際の安定性に関与する。なお、収束係数
αを本実施例では一つの定数のように扱っているが、各
フィルタ毎に異なる収束係数(αmi)とすることもでき
るし、重み係数γl を一緒に取り込んだ係数(αl )と
して演算することもできる。 このように第二
ディジタルフィルタ13のフィルタ係数Wmi(n+1)
をマイクロホン8a〜8hから出力されるノイズ信号e
1 (n)〜e8 (n)の出力とクランク角センサ5から
の出力に基づく基準信号x(n)とに基づいてLMS
(Least Mean Square)適応アルゴリ
ズムに従って順次更新することにより入力されるノイズ
信号e1 (n)〜e8 (n)の自乗和と駆動信号ym
(n)の自乗和との和が常に最小となるように駆動信号
y1 (n)〜y4 (n)が形成され、これがラウドス
ピーカ7a〜7dに供給され、出力される制御音によっ
て車室6内の騒音が相殺される。 【0039】一方、この本実施例では、騒音が発生する
環境すなわち閉空間である車室内の環境の状態を検出す
る環境状態検出手段と、この環境状態検出手段の検出状
態が所定の状態であるとき上記騒音制御を行なう手段を
備えている。 【0040】上記環境状態検出手段としては騒音発生状
態検出手段であり、この騒音発生状態検出手段としては
クランク角センサ5を用いている。またクランク角セン
サ5が検出した騒音状態に関する信号を騒音源からの騒
音の周波数x(基準信号の周波数)とし、この周波数x
が所定の範囲(fmin 〜fmax )内のときに上記騒音制
御手段が消音制御を行う。 【0041】次に、本実施例の騒音制御について図3に
示すフローチャートに従い説明する。図3に示すよう
に、ステップS31で周波数xが所定の範囲(fmin 〜f
max )内にあるか否かが判定され、周波数xが所定の範
囲(fmin 〜fmax )内にある場合にはステップS32で
上記消音作業が行われる。周波数xが所定の範囲(fmi
n 〜fmax )内にない場合には、適応フィルタ係数W
を”0”にし、収束係数αも”0”にして、スピーカか
ら音が出ないようにする。ここで、適応フィルタ係数W
を”0”にすることにより、スピーカの出力は”0”に
なる。また収束係数αを”0”にすることにより、適応
フィルタ係数W=0が保たれる。 【0042】ここで、収束係数及び適応フィルタ係数W
を”0”にする場合、収束係数αを”0”にし、適応フ
ィルタ係数Wを徐々に小さくすれば、乗員に急な変化に
よる違和感を与えることがない。 【0043】なお、本実施例において、騒音制御を行う
手段は上述した如くコントローラ10であり、騒音発生
状態検出手段としてのクランク角センサ5が検出した騒
音状態に関する信号が所定の範囲外のとき、フィルタ係
数α及び適応ディジタルフィルタWを”0”にする手段
もコントローラ10が兼ねている。 【0044】このように本実施例によれば、環境状態が
所定の状態であるときスピーカに電圧を与えて騒音制御
を行ない、所定の状態でない場合にはスピーカに電圧を
印加することがないので、スピーカに過剰電圧を与える
ことがない。これにより、スピーカの破損を招くことな
く、より適格な騒音制御が可能となる。 【0045】また、環境状態が所定の状態であるときス
ピーカに電圧を与えて騒音制御を行ない、所定の状態で
ない場合にはスピーカに電圧を印加することがないの
で、過剰電圧をスピーカに与えることがなくなり、小型
のスピーカを用いることが出来る。 【0046】また、本実施例によれば、環境の状態に関
する信号を検出するための手段(本実施例では、クラン
ク角センサ5)を特別に設ける必要がなく、またスピー
カの出力を”0”にする手段(本実施例は、コントロー
ラ10)も特別に設ける必要がない。 【0047】 【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明では、騒音発生状態検出手段の検出信号が所定の範囲
外のとき収束係数及びフィルタ係数を”0”にすること
により、制御音源からの制御音の出力を”0”にする。
これにより、環境の条件に関する信号を検出するための
手段を特別に設ける必要がなく、また制御音源の出力
を”0”にする手段も特別に設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例に係る能動型騒音制御装置を車両に適用
した状態の概略ブロック図である。 【図2】実施例の概略制御ブロック図である。 【図3】騒音制御の実施例を示すフローチャートであ
る。 【図4】従来例に係るブロック図である。 【図5】音圧レベルとエンジン回転速度とにより制御効
果を示す線図である。 【図6】スピーカの出力特性を示す線図である。 【図7】スピーカの出力限界を入力信号が越えた時の波
形を示す線図である。 【図8】騒音が閉空間で生じた定在波とスピーカの位置
を示す説明図である。 【図9】騒音が閉空間で生じた定在波とスピーカの位置
及びマイクロホンの位置を示す説明図である。 【符号の説明】 4 エンジン 5 クランク角センサ(騒音発生状態検出手段) 7a〜7d ラウドスピーカ(制御音源) 8a〜8h マイクロホン(残留騒音検出手段) 10 コントローラ(制御手段) 16 マイクロプロセッサ 18 スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 土井 三浩 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 浜辺 勉 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 佐藤 憲治 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会 社日立製作所 自動車機器事業部内 (56)参考文献 特開 平3−36897(JP,A) 特開 平2−263079(JP,A) 特開 平1−314500(JP,A) 特開 平2−94999(JP,A) 特開 平4−11291(JP,A) 特開 平4−11292(JP,A) 特開 平4−282694(JP,A) 特開 平4−282695(JP,A) 実開 平3−70490(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 11/178 B64C 1/40 F01N 1/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 騒音に干渉させる制御音を発生して評価
    点の騒音低減を図る制御音源と、前記干渉後の所定位置
    の残留騒音を検出する手段と、騒音源の騒音発生状態に
    関する信号を検出する手段と、所定のフィルタ係数によ
    り前記信号に基づいて前記制御音源を駆動する信号を出
    力する適応ディジタルフィルタと、前記残留騒音検出手
    段の出力信号と騒音発生状態検出手段の出力信号とに基
    づき所定の収束係数を有する最急降下アルゴリズムを用
    いて前記適応ディジタルフィルタのフィルタ係数を変更
    する制御手段とを備えた能動型騒音制御装置であって、
    前記騒音発生状態検出手段の検出信号が所定の範囲のと
    き制御する手段と、前記騒音発生状態検出手段の検出信
    号が所定の範囲外のとき前記収束係数及び前記フィルタ
    係数を”0”にする手段とを備えたことを特徴とする能
    動型騒音制御装置。
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