JP3498982B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の制御装置
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の自動変速機の制御装置として、特
開昭59−151652号公報に示されるものがある。
これに示される自動変速機は、一方の摩擦要素が締結さ
れるとともに他方の摩擦要素が解放される変速段と、一
方の摩擦要素が解放されるとともに他方の摩擦要素が締
結される変速段とを有しており、摩擦要素の作動圧が排
出される油路にタイミングバルブが設けられている。タ
イミングバルブは、入力軸回転速度に応じてソレノイド
によって制御される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動変速機の制御装置では、タイミングバルブは入
力軸回転速度に応じて制御されるため、エンジン負荷が
相違すると摩擦要素の締結タイミングが変動することに
なり、すべての変速に対して適切なタイミングを設定す
ることができないという問題がある。本発明は、このよ
うな課題を解決することを目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、変速の種類及
びエンジン負荷に応じてタイミングバルブの作動を制御
することにより、上記課題を解決する。すなわち、本発
明による自動変速機の制御装置は、摩擦締結要素への油
圧の供給又はこれからの油圧の排出を制御可能なタイミ
ングバルブを有しており、タイミングバルブはソレノイ
ドによって駆動されるように構成されるものを前提とし
ており、変速時に入力回転速度と出力回転速度との比で
ある実際のギア比があらかじめ設定した設定値まで変化
したとき、ソレノイドを作動させてタイミングバルブを
切り換えるタイミング制御手段が設けられており、ダウ
ンシフトの場合、ギア比の設定値はエンジン負荷が大き
くなるほど、ギア比設定値も大きくなるように設定され
ていることを特徴としている。 【0005】 【作用】変速が開始されると、変速の進行に伴って変化
する実際のギア比が設定値と比較される。実際のギア比
が設定値まで変化すると、ソレノイドが作動し、タイミ
ングバルブが切り換えられる。ギア比の設定値は、エン
ジン負荷ごとに設定されているので、すべての運転条件
において適切なタイミングが設定される。 【0006】 【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面の図2〜8
に基づいて説明する。図2に、オーバドライブ付き前進
4速後退1速の自動変速機の動力伝達機構を骨組図とし
て示す。この動力伝達機構は、トルクコンバータ10を
介してエンジン出力軸12からの回転力が伝えられる入
力軸13、ファイナルドライブ装置へ駆動力を伝える出
力軸14、第1遊星歯車組15、第2遊星歯車組16、
リバースクラッチ18、ハイクラッチ20、ロークラッ
チ22、ローアンドリバースブレーキ26、バンドブレ
ーキ28、及びローワンウェイクラッチ29を有してい
る。なお、トルクコンバータ10はロックアップクラッ
チ11を内蔵している。第1遊星歯車組15は、サンギ
アS1と、インターナルギアR1と、両ギアS1及びR
1と同時にかみ合うピニオンギアP1を支持するキャリ
アPC1とから構成されており、また遊星歯車組16
は、サンギアS2と、インターナルギアR2と、両ギア
S2及びR2と同時にかみ合うピニオンギアP2を支持
するキャリアPC2とから構成されている。キャリアP
C1はハイクラッチ20を介して入力軸13と連結可能
であり、またサンギアS1は、リバースクラッチ18を
介して入力軸13と連結可能である。キャリアPC1は
ロークラッチ22を介してインターナルギアR2とも連
結可能である。サンギアS2は入力軸13と常に連結さ
れており、またインターナルギアR1及びキャリアPC
2は出力軸14と常に連結されている。ローアンドリバ
ースブレーキ26はキャリアPC1を固定することが可
能であり、またバンドブレーキ28はサンギアS1を固
定することが可能である。ローワンウェイクラッチ29
は、キャリアPC1の正転(エンジン出力軸12と同方
向の回転)は許すが逆転(正転と逆方向の回転)は許さ
ない向きに配置してある。 【0007】上記動力伝達機構は、クラッチ18、20
及び24、ブレーキ26及び28を種々の組み合わせで
作動させることによって遊星歯車組15及び16の各要
素(S1、S2、R1、R2、PC1、及びPC2)の
回転状態を変えることができ、これによって入力軸13
の回転速度に対する出力軸14の回転速度を種々変える
ことができる。クラッチ18、20及び24、及びブレ
ーキ26及び28を図3のような組み合わせで作動させ
ることにより、前進4速後退1速を得ることができる。
なお、図3中〇印は作動しているクラッチ及びブレーキ
を示し、α1及びα2はそれぞれインターナルギアR1
及びR2の歯数に対するサンギアS1及びS2の歯数の
比であり、またギア比は出力軸14の回転数に対する入
力軸13の回転数の比である。 【0008】図4に上記動力伝達機構の作動を制御する
油圧制御装置の一部を示す。ロークラッチ22には、シ
フトバルブからのライン圧がタイミングバルブ98を介
して供給される。タイミングバルブ98は、電子制御装
置100(タイミング制御手段)からの信号によって作
動するソレノイド99によって制御される。 【0009】変速時のタイミングバルブ98の制御につ
いては、図5に示す制御フローに従って行われる。ま
ず、変速中であるかどうかが判断され(ステップ10
2)、変速中の場合には変速前の変速段が第4速である
かどうかが判断され(同104)、第4速の場合にはエ
ンジン負荷及びギア比を読込み(同106)、次いでエ
ンジン負荷に対応するギア比の設定値を検索し(同10
8)、次いで実際のギア比とギア比の設定値との大小関
係を比較し(同110)、実際のギア比が設定値よりも
大きくなった場合にタイミングバルブを駆動するソレノ
イド99をオンからオフに切り換える(同111)。こ
れによって、タイミングバルブ98が切り換えられる。
なお、ギア比の設定値は、エンジン負荷に対して図6に
示されるような関係で設定されている。ステップ104
で変速前の変速段が第4速でない場合には、変速後の変
速段が第4速であるかどうかを判断する(同112)。
第4速の場合(すなわち、アップシフトの場合)、エン
ジン負荷及び実際のギア比を読込み(同114)、次い
でエンジン負荷に応じて設定されたギア比の設定値を検
索する(同116)。ギア比の設定値は、図7に示すよ
うな関係で設定されている。次いで、実際のギア比が設
定値よりも小さくなったかどうかを判断し(同11
8)、小さくなった場合にソレノイド99をオフからオ
ンに切り換える(同120)。これにより、タイミング
バルブ98が切り換えられる。 【0010】結局、上記制御によって、タイミングバル
ブ98は、アップシフトの場合及びダウンシフトの場合
にそれぞれエンジン負荷に応じてあらかじめ設定された
ギア比の設定値まで実際のギア比が変化した場合に切り
換えられることになる。ダウンシフトの場合のギア比、
クラッチの油圧、タービン回転速度の変化などを図8に
示す。エンジン負荷が大きいときにはソレノイド99が
オンからオフに切り換わるタイミングが早くなり、ロー
クラッチ22の締結圧も早めに立ち上がる。一方、エン
ジン負荷が小さい場合にはソレノイド99のオンからオ
フへの切り換わりが遅れ、ロークラッチ22の油圧の立
ち上がりも遅れる。 【0011】 【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、タイミングバルブを、エンジン負荷に応じて設定さ
れたギア比の設定値まで実際のギア比が変化した場合に
切り換えるようにしたので、あらゆる運転条件において
適切なタイミングの設定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の構成要素間の関係を示す。 【図2】自動変速機の骨組を示す。 【図3】各変速段で作用する要素の組み合わせを示す。 【図4】自動変速機の油圧回路の一部を示す。 【図5】制御フローを示す。 【図6】エンジン負荷と設定値との関係を示す図であ
る。 【図7】エンジン負荷と設定値との関係を示す図であ
る。 【図8】ギア比、クラッチ油圧などの変化を示す図であ
る。 【符号の説明】 98 タイミングバルブ 99 ソレノイド 100 電子制御装置(タイミング制御手段)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 摩擦締結要素への油圧の供給又はこれか
    らの油圧の排出を制御可能なタイミングバルブを有して
    おり、タイミングバルブはソレノイドによって駆動され
    るように構成される自動変速機の制御装置において、 変速時に入力回転速度と出力回転速度との比である実際
    のギア比があらかじめ設定した設定値まで変化したと
    き、ソレノイドを作動させてタイミングバルブを切り換
    えるタイミング制御手段が設けられており、ダウンシフ
    トの場合、ギア比の設定値はエンジン負荷が大きくなる
    ほど、ギア比設定値も大きくなるように設定されている
    ことを特徴とする自動変速機の制御装置。
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