JP3498610B2 - 屋根瓦 - Google Patents

屋根瓦

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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、屋根瓦に
関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明
は、積載される上下の屋根瓦の各々のスリット部の位置
関係を容易に変化させることのできる外観性に優れた屋
根瓦に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等の屋根部においては、
平スレート板等の屋根瓦を互いに一定幅で重ね合わせて
葺き上げる施工法が採用されている。また、屋根面の外
観性を向上させるために、暴露面にスリット部を設けた
屋根瓦も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
屋根瓦の場合には、互いの重ね合わせ幅が一定であるた
めに、葺き上がりのパターンに変化を持たせることがで
きなかった。そこで、積載する屋根瓦の重ね合わせ位置
を指定するマークを複数箇所に設けて、上下の屋根瓦の
スリット部の位置関係を様々に変化させることのできる
屋根瓦も提案されている。しかしながら、通常の屋根瓦
は、積層する屋根瓦を重ね合わせる非暴露面とスリット
部を有する暴露面とは表面状態(模様や生地状態)が異
なるため、上側屋根瓦のスリット部から下側屋根瓦の非
暴露面が露出することは、外観性の点で好ましいもので
はなかった。
【0004】また、そのような屋根瓦の場合には、様々
に位置を変えるスリット部に対する防水性も特段考慮さ
れていなかった。この出願の発明は、以上のとおりの事
情に鑑みてなされたものであって、従来の屋根瓦の問題
点を解消し、積載される上下の屋根瓦の各々のスリット
部の位置関係を容易に変化させることができ、しかもス
リット部から暴露面が露出することによっても外観性や
防水性が損なわれることのない新しい屋根瓦を提供する
ことを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この出願は、前記の課題
を解決する発明として、積載する屋根瓦を重ね合わせる
非暴露面と、この非暴露面より下方の暴露面とを有し、
暴露面には複数のスリット部を備えた屋根瓦であって、
非暴露面には、積載する屋根瓦の端部合わせマークが複
数箇所に設けられており、積載する屋根瓦のスリット部
から露出する非暴露面のうちのスリット部からの露出部
と同等の部分が暴露面と表面状態が同一または略同一で
あることを特徴とする屋根瓦を提供する。
【0006】また、この発明の屋根瓦においては、非暴
露面の上部面に、積載する屋根瓦のスリット部切り込み
奥端が対向する山型水切り部が配設されていることを好
ましい態様としている。さらにこの発明の屋根瓦は、積
載する屋根瓦の横幅の1/3または1/2が重ね合わさ
る位置に合わせマークを備えていることを好ましい態様
としてもいる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に沿って実施
例を示し、この出願の発明についてさらに詳しく説明す
る。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の屋根瓦の一実施例を示し
た平面図であり、平板状の屋根瓦(1)に対して、その
上に積載する屋根瓦(1L)(1R)のそれぞれの横幅
の1/2を重ね合わせた状態を例示している。この屋根
瓦(1)は、積載する屋根瓦(1L)(1R)を重ね合
わせる非暴露面(2)と、この非暴露面(2)より下方
の暴露面(3)とを有している。
【0009】非暴露面(2)の上部面および両端部面に
はそれぞれ水切り部(4)(5)が形成されている。ま
た、非暴露面(2)には、屋根瓦(1)を屋根下地材に
釘固定するための釘穴(6)が設けられており、これら
の釘穴(6)の周囲には溝形成した防水用水切り部
(7)が形成されてもいる。さらに、非暴露面(2)に
は、積載する屋根瓦(1L)(1R)の下端部位置を指
定する合わせマーク(8L)(8R)が両端に設けられ
ている。また、積載する屋根瓦(1L)(1R)のそれ
ぞれの下端コーナー部(9L)(9R)の位置を指定す
る合わせマーク(10L)(10R)、および屋根瓦
(1L)(1R)のそれぞれの側縁部(11L)(11
R)を当接させて位置合わせする合わせマーク(12)
を有している。
【0010】さらにこの非暴露面(2)には、図2に例
示したように、積載する屋根瓦(1L)の横幅の1/3
を重ね合わせ、屋根瓦(1R)の2/3を重ね合わせる
位置を指定する合わせマークが設けられてもいる。すな
わち、屋根瓦(1L)(1R)の下端コーナー部(9
L)(9R)位置をそれぞれ指定する合わせマーク(1
3L)(13R)と屋根瓦(1L)(1R)の側縁部
(11L)(11R)位置を指定する合わせマーク(1
4)が設けられている。また、図3に例示したように、
屋根瓦(1L)の2/3と屋根瓦(1R)の1/3を重
ね合わせるための同様の合わせマーク(15L)(15
R)(16)が設けられてもいる。
【0011】これらの各合わせマークは、それぞれ、切
り欠き溝成形されていてもよく、あるいは塗料等によっ
て刻印されたものでもあってもよい。また、非暴露面
(2)の全体を凹状面とし、各マークを凸状に隆起させ
てもよい。一方、暴露面(3)には、その両端から等間
隔位置に2本のスリット部(17)が形成されている。
また、暴露面(3)の両端部は、スリット部(17)の
略半分形状の切り欠き部(18)を有しており、隣接す
る屋根瓦(1)の切り欠き部(18)が接合してスリッ
ト部(17)と同一の間隙を形成するようになってい
る。さらに、この暴露面(3)には、積載する屋根瓦
(1)の横幅の1/2を重ね合わせた場合に、屋根面の
端縁部として切りそろえる位置を指定する切断マーク
(19)と、横幅の1/3を重ね合わせた場合の切断マ
ーク(20)を備えてもいる。
【0012】 そして、この発明の屋根瓦(1)におい
ては、積載する屋根瓦(1L)(1R)のスリット部
(17)から露出する非暴露面(2)の当該部分の表面
状態が暴露面(3)と同一または略同一とされている。
このため、外観性の良好な屋根面を構成することができ
る。暴露面(3)には、通常、塗装が施されて、耐候
性、外観色調、模様等が向上されているが、非暴露面
(2)のうちのスリット部(17)から露出する部分
は、このような暴露面(3)の表面状態、すなわち表面
の模様や塗装による生地状態と同一もしくはこれに類似
した外観上の違和感のない略同一の状態に調製されてい
る。たとえば具体的には、非暴露面(2)のうちのスリ
ット部(17)からの露出部と同等の部分が、暴露面
(3)と同様に塗装されているようにする。
【0013】また、図1〜図3に例示したように、積載
する屋根瓦(1L)(1R)のスリット部(17)が位
置する水切り部(4)には、いずれの箇所にも溝形成等
により山型水切り部(41)が配設されており、スリッ
ト部(17)からの雨水等の進入を効果的に防止するよ
うになっている。山型水切り部(41)は、平面形状と
して、スリット部(17)の切り込み奥部が図1〜図3
のように平面位置において対向するような形状であるこ
とを意味している。もちろん、図1〜図3とは逆に、山
頂が突出するような位置形状であってもよい。
【0014】図4(A)(B)は、各々、積載する屋根
瓦を1/2および1/3ずつ重ね合わせて葺き上げた屋
根面を例示した平面図である。この発明の屋根瓦によっ
て、このような変化に富んだ屋根面が容易に実現され
る。
【0015】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この出願の
発明によって、積載される上下の平板状等の屋根瓦の各
々のスリット部の位置関係を容易に変化させることがで
き、スリット部から暴露面が露出することによっても外
観性が損なわれることがなく、しかも防水性にも優れた
新しい屋根瓦が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の屋根瓦の一実施例を示した平面図で
ある。
【図2】この発明の屋根瓦の別の実施例を示した平面図
である。
【図3】この発明の屋根瓦のさらに別の実施例を示した
平面図である。
【図4】(A)(B)は、各々、この発明の屋根瓦を互
いに1/2および1/3ずつ重ね合わせて葺き上げた屋
根面を例示した平面図である。
【符号の説明】
1、1L、1R 屋根瓦 2 非暴露面 3 暴露面 4、5水切り部 41 山型水切り部 6 釘穴 7 水切り部 8L、8R 合わせマーク 9L、9R 下端コーナー部 10L、10R 合わせマーク 11L、11R 側縁部 12 合わせマーク 13L、13R 合わせマーク 14 合わせマーク 15L、15R 合わせマーク 16 合わせマーク 17 スリット部 18 切り欠き部 9、20 切断マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−321409(JP,A) 実開 平1−98826(JP,U) 実開 平1−98819(JP,U) 実開 平3−35121(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 1/12 E04D 1/16 E04D 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載する屋根瓦を重ね合わせる非暴露面
    と、この非暴露面より下方の暴露面とを有し、暴露面に
    は複数のスリット部を備えた屋根瓦であって、非暴露面
    には、積載する屋根瓦の端部合わせマークが複数箇所に
    設けられており、積載する屋根瓦のスリット部から露出
    する非暴露面のうちのスリット部からの露出部と同等の
    部分が暴露面と表面状態が同一または略同一であること
    を特徴とする屋根瓦。
  2. 【請求項2】 非暴露面の上部面には、積載する屋根瓦
    のスリット部切り込み奥端が対向する山型水切り部が配
    設されている請求項1の屋根瓦。
  3. 【請求項3】 積載する屋根瓦の横幅の1/3、1/2
    または2/3が重ね合わさる位置に合わせマークを備え
    ている請求項1または2の屋根瓦。
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