JP3498354B2 - 摩擦クラッチのプレッシャプレート - Google Patents

摩擦クラッチのプレッシャプレート

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JP3498354B2
JP3498354B2 JP09015694A JP9015694A JP3498354B2 JP 3498354 B2 JP3498354 B2 JP 3498354B2 JP 09015694 A JP09015694 A JP 09015694A JP 9015694 A JP9015694 A JP 9015694A JP 3498354 B2 JP3498354 B2 JP 3498354B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、摩擦クラッチのプレッ
シャプレートに関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種の摩擦クラッチのプレッシャプレ
ートの従来技術としては、USP4020937号公報
に示されるようなものが知られている。図7に示される
ように、このクラッチ装置のプレッシャプレート100
は、クラッチディスク101と摩擦接触する摩擦面を形
成した環状の第1プレート102と、付勢部材に押圧さ
れる環状の第2プレート103とからなり、第1プレー
ト102及び第2プレート103の内部に空洞が形成さ
れるように内外端部を曲げ成形し、両者の端部を溶接に
より固定したものである。又、空洞104と外気とを連
通する連通孔105が外周側面に形成されており、プレ
ッシャプレート100の冷却効率を向上している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術で
は、第1プレート102の内外端部を軸方向に曲げ成形
し、又、第2プレート103の内外端部を軸方向に曲げ
成形されており、この夫々曲げ成形された端部を重ね合
わし溶接により固定されている。しかし、第1プレート
102及び第2プレート103は、板厚を厚くすること
によって熱変形等の悪影響を低減することができるが、
厚くなった第1プレート102及び第2プレート103
を曲げ成形することは、困難となり、特に、第1プレー
ト102においてクラッチディスク101と摩擦接触す
る摩擦面積を確保しながら曲げ成形することは非常に困
難である。又、第1及び第2プレートの内部に形成され
た空洞104と外気とを連通する連通孔105を形成す
ること、及び、第1プレート102と第2プレート10
3とを溶接する箇所が細部に位置するために両者を固定
することが容易に行えないという問題が生じてしまう。 【0004】本発明は、プレッシャプレートの構造を簡
単なものとし、低コストとすることを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために発明において講じた手段は、クラッチディスクと
摩擦接触する摩擦面を形成した平板状の第1プレート
と、前記第1プレートに一体的に固定され付勢部材に付
勢される第2プレートとから成る摩擦クラッチのプレッ
シャプレートにおいて、前記第1及び第2プレートを軸
方向に面接触させて固定するとともに、前記第2プレー
トの外端部に形成され前記付勢部材に付勢される支持部
と、前記第2プレートの内端部に形成された軸方向に立
設し略径方向に延在するフィンとを有し、前記支持部が
円周方向で凹凸形状となることである。 【0006】 【作用】上記した発明の摩擦クラッチのプレッシャプレ
ートによれば、第1プレートと第2プレートとを軸方向
に面接触させたことによって、連結を平面上で行えるこ
とができ連結が容易となる。又、第1プレートは、内外
端部の曲げ成形が不必要となるため、摩擦面積を十分確
保することができる。 【0007】又、第2プレートの支持部を円周方向で凹
凸形状とすることにより凸部は付勢部材を支持する支持
部とされ、又、凹部はプレッシャプレートの回転によっ
てプレッシャプレートとクラッチディスクとが摩擦接触
した際に発生する熱を放出するための通気窓となり、プ
レッシャプレートの冷却効率を向上させることができ
る。又、内端部に形成されたフィンは、更に冷却効率を
向上させることができるとともに剛性を確保することが
でき、プレッシャプレートの強度を向上させることがで
きる。又、後からフィン部を設ける必要がなくなること
からコストを低減することができる。 【0008】 【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 【0009】図1に示されるように、プレッシャプレー
ト10は、第1プレート11及び第2プレート12によ
り形成されている。 【0010】クラッチ装置は、アウトプットシャフト
(図示せず)側のクラッチディスク13とインプットシ
ャフト(図示せず)のフライホイール(図示せず)とを
係脱作動させるプレッシャプレート10、プレッシャプ
レート10を押圧するダイヤフラムスプリング(図示せ
ず)、これらプレッシャプレート10及びダイヤフラム
スプリングを収容するクラッチカバー(図示せず)及び
ダイヤフラムスプリングを押圧解除変位させるクラッチ
レリーズベアリング(図示せず)とから構成されてい
る。 【0011】クラッチカバーは、インプットシャフト側
のフライホイールに固定されている。プレッシャプレー
ト10の取付け部11aには、ストラップ(図示せず)
を介してクラッチカバーに支持されており、軸方向に移
動自在とされている。ダイヤフラムスプリングは、クラ
ッチカバーに取り付けられており、ピボットリング(図
示せず)を支点として変位自在に支持されている。クラ
ッチレリーズベアリングは、軸方向に移動自在であって
アウトプットシャフト上に軸方向に移動自在に配設され
ており、ダイヤフラムスプリングと当接している。 【0012】図1に示されるように、第1プレート11
上には、第2プレート12が溶接により固定されてい
る。この溶接位置は、平面上にされるため容易に溶接を
行うことができる。又、第1プレート11と第2プレー
ト12とは溶接により固定されているが、この他にリベ
ットを使用したカシメ固定方法も可能である。これは、
第1プレート11と第2プレート12とを軸方向に面接
触させ、平面が形成されるためである。又、第1プレー
ト11は、クラッチディスク13と摩擦接触する面のみ
とされるので内外端部の曲げ成形が不要となり、平板状
で使用できることから、摩擦面積を十分確保することが
でき、且つ、板厚を厚くすることが容易となる。 【0013】図2及び図3に示されるように、第2プレ
ート12は、円周方向で断続的となるように軸方向に曲
げ成形された外端部がダイヤフラムスプリングの支持部
12bとされている。この支持部12bは、円周方向に
凹凸形状とされており、凸部によってダイヤフラムスプ
リングを支持されるとともに、凹部は、後述する冷却風
が通風される通気窓とされている。第2プレート12の
内周端は、軸方向に曲げ成形され且つ一端を略径方向に
向くようにされ、フィン12cが形成されている。これ
により、プレッシャプレート10の回転によって、フィ
ン12cから冷却風が送風される。又、この冷却風は、
通気窓を通過することによって効率よくプレッシャプレ
ート10を冷却することができる。又、フィン12c
は、冷却効率を更に向上させるとともに、プレッシャプ
レート10の剛性を確保している。 【0014】本発明の第2実施例を図面に基づいて説明
する。 【0015】図4に示されるように、第2プレート12
以外の構成については、第1実施例と同様なため説明を
省略する。 【0016】図5及び図6に示されるように、第2プレ
ート12’は、外端部が軸方向へ曲げ成形され第1プレ
ート11’に折り返されている。この曲げ部をダイヤフ
ラムスプリングを支持する支持部12b’とする。又、
支持部12b’は、円周方向で凹凸形状となるように、
断続的に曲げ成形されている。凸部はダイヤフラムスプ
リングを支持する支持部とされ、凹部は、後述するフィ
ンによる冷却風が通風する通気窓とされている。第2プ
レート12’の内周端第1実施例同様に、軸方向に曲げ
成形され且つ一端を略径方向に向くようにされ、フィン
12c’が形成されている。これにより、プレッシャプ
レート10’の回転によって、フィン12c’から冷却
風が送風される。又、この冷却風は、通気窓を通過する
ことによって効率よくプレッシャプレート10’を冷却
することができる。又、フィン12c’は、冷却効率を
更に向上させるとともに、プレッシャプレート10’の
剛性を確保している。 【0017】第1及び第2実施例によれば、支持部12
b、12b’を外端部に形成し、且つ、円周方向で凹凸
形状となるように形成したことによって、内端部に形成
されたフィン12c、12c’の作用によって、冷却風
が生じこの冷却風は径方向に送風されるため、凹部12
a、12a’を通過することになる。これにより、プレ
ッシャプレート10、10’の冷却効果を向上させるこ
とができる。又、第1プレート11、11’は、内外端
部の曲げ成形が不要となるため、摩擦面積を十分確保す
ることができ、板厚の変更が容易となる。又、第2プレ
ート12、12’には、フィン12c、12c’が一体
的に形成されるため、後付けを必要とせず、これにより
コストを低減することができる。 【0018】本発明第1及び第2実施例において、凹部
の通気窓は、フィンが送風する冷却風の進行方向に形成
されること、及び、フィン12c、12c’は、5か所
に形成されているが、この数に限られることはなく、フ
ィン12c、12c’の冷却性能及びプレッシャプレー
トの大きさ等を考慮した上で、最適なフィン12c、1
2c’の数を形成することが好ましい。 【0019】 【発明の効果】上記した発明の摩擦クラッチのプレッシ
ャプレートによれば、第1プレートと第2プレートとを
軸方向に面接触させたことによって、連結を平面上で行
えることができ連結が容易となる。又、第1プレート
は、内外端部の曲げ成形が不必要となるため、摩擦面積
を十分確保することができる。 【0020】又、第2プレートの支持部を円周方向で凹
凸形状とすることにより凸部は付勢部材を支持する支持
部とされ、又、凹部はプレッシャプレートの回転によっ
てプレッシャプレートとクラッチディスクとが摩擦接触
した際に発生する熱を放出するための通気窓となり、冷
却効率を向上させることができる。又、内端部に形成さ
れたフィンにより熱を円滑に送風されるため、更に冷却
効率を向上させることができるとともに、略径方向に形
成されるフィンによって剛性を確保することができ、プ
レッシャプレートの強度を向上させることができる。
又、後からフィン部を設ける必要がなくなることからコ
ストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例に係るプレッシャプレート
の正面図である。 【図2】図1のA−A断面図である。 【図3】図1のB−B断面図である。 【図4】本発明の第2実施例に係るプレッシャプレート
の正面図である。 【図5】図4のC−C断面図である。 【図6】図4のD−D断面図である。 【図7】従来の摩擦クラッチのプレッシャプレートの断
面図である。 【符号の説明】 11、11’・・・第1プレート 12、12’・・・第2プレート 12b、12b’・・・支持部 12c、12c’・・・フィン 13・・・クラッチディスク

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 クラッチディスクと摩擦接触する摩擦面
    を形成した平板状の第1プレートと、前記第1プレート
    に一体的に固定され付勢部材に付勢される第2プレート
    とから成る摩擦クラッチのプレッシャプレートにおい
    て、前記第1及び第2プレートを軸方向に面接触させて
    固定するとともに、前記第2プレートの外端部に形成さ
    れ前記付勢部材に付勢される支持部と、前記第2プレー
    トの内端部に形成された軸方向に立設し略径方向に延在
    するフィンとを有し、前記支持部が円周方向で凹凸形状
    となることを特徴とした摩擦クラッチのプレッシャプレ
    ート。
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