JP3498221B2 - 高炉等の出銑口面削り装置 - Google Patents
高炉等の出銑口面削り装置Info
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Description
装置に係り、高炉等の下部炉壁に開孔機によって出銑口
を開孔し、出銑後その出銑口にマッドをマッド注入機に
よって注入する際に、そのマッド注入機の設置状態を利
用して、極めて簡単にマッド注入ノズルの端面と出銑口
の面とを密着させるように平行に削る高炉等の出銑口面
削り装置に関するものである。
には、炉壁に対して上向きに適宜角度傾けた出銑用の孔
を開孔すべく開孔機を設置してその開孔作業を行ってい
る。
べく、マッド注入機をその出銑口の場所に配して孔内に
マッドを注入して行っている。
が前記開孔機の開孔角度に対して若干寝かせた方向とな
っているのが一般的であると共に、出銑口面は、出銑時
の溶解している鉄等が通過する関係で非常に荒れた面と
なってしまったり、その溶解している鉄等が付着したり
してマッド注入機の注入ノズルの端面とが密着し難く、
マッドが外へ溢れてしまったりすることが多々あった。
手作業によってはつったり、出銑開孔機の面削りにより
整形することで、ある程度の密着度合を確保していた。
作業者による手作業による整形方法や、出銑開孔機の面
削りによる出銑口の整形方法では、マッド注入機の注入
ノズルの端面とが密着度合を確保するのに手間が懸かっ
たり、手作業の場合下部炉壁の極めて高温の状況下での
作業となり、作業者にとっては重労働であると共に危険
の伴う作業であるという問題点もあった。
構成をマッド注入機のノズルを外してそのスペースに面
削り装置を装着するようにしたので、出銑口の整形面と
ノズルの端面とは同角度で密着できる高炉等の出銑口面
削り装置の提供を課題として発明されたものである。
め、高炉等の下部炉壁に開孔機によって出銑口を開孔
し、出銑後、その出銑口にマッドを注入する際に、その
マッドを注入するマッド注入機の注入ノズルの端面と出
銑口の端面とを密着させるべく、出銑口面を適宜削る高
炉等の出銑口面削り装置において、マッドの注入機の注
入ノズルを適宜取外し可能に形成すると共に、この注入
ノズルの代りにマッド注入機の先端に取付けられる面削
り装置を形成し、この面削り装置は、前記マッド注入機
のマッド注入時における注入ノズル端面と平行に面削り
部を有し、この面削り部は、自身が有する駆動装置の駆
動力、或いは、他の駆動装置の駆動力によって回転する
ことで、出銑口面における少なくとも注入ノズル端面よ
りも広い面積を削る回転ビットを有し、回転ビットは、
気体或いは液体の圧力により、削り込み方向へ進出すべ
く押圧されていることを特徴とした。
を外して、そのスペースに面削り装置を装着するように
したので、出銑口の面とノズルの端面とは同角度で削る
ことができるので、その出銑口にマッドを注入する際に
マッド注入機のノズルを出銑口の面と密着させるように
きるので、マッドが外へ溢れてしまうことが無く効率良
くマッドを注入することが可能である。
状況下での重労働や危険の伴う作業を避けて、効率良く
作業時間の短縮を図ることができる。
する。
の縦断面図、図2は本装置削り面の正面図、図3は本装
置をマッド注入機Mに装着時における側面図である。
置Cは、図1に示されるように、大略的にはボディ31
内に内蔵されるビット回転軸1と、該ビット回転軸1の
先端に放射状一体に形成されて出銑口面Sを削る回転ビ
ット11と、フレーム32外側に配されて前記ビット回
転軸1を駆動させるモーター19と、前記回転ビット1
1を削り込み方向へ進出すべく押圧させる為の圧縮空気
のエア取入口24と、マッド注入機Mへ装着するコッタ
ーピン26とから構成されている。
れた略円筒形のベアリング受け部材8内に嵌挿されたベ
アリング7で軸支されている。該ビット回転軸1の軸心
部にはエアの通流空間3と、該ビット回転軸1側面から
軸心のエア通流空間3に向って放射状に穿設された複数
の側面通流穴4を有しており、ビット回転軸1のA端を
ロックプレート10で封止され、反対端は軸心のエア通
流空間が複数の通流路に分岐し、B先端部では放射状に
通流穴5を有しているので、前記側面のエア通流穴4か
らB先端部まで連通している。又、該ビット回転軸1の
B端側面は、回転ビット11と軸心方向に適宜長さスラ
イドでき、且つ回転ビット11と歯合して駆動力を伝達
できるようにスプライン加工部2が適宜長さで形成され
ており、更に軸心方向略中央部には、軸回転の駆動力伝
達の後記チェーン21を受けるビット部スプロケット1
7が溶接されている。
材8の結合は、後記エア通流が効率良く行われるように
する為全周溶接とし、又ビット回転軸1とベアリング受
け部材8との当接部にもOリング9を挿入して気密性を
高めてある。
羽車の如く複数放射状に等角度で形成されたビット部1
2の集合体と、ビット回転軸1との歯号部13とから構
成されている。夫々のビット部12には、ビット刃先1
4が交換可能にネジ止め(図示せず)されており、ビッ
ト回転軸1との歯号部13は、上述のように前記ビット
回転軸1のスプライン加工部2と、内側回転軸受け穴1
5部で歯合できるスプライン加工と成っていて、ビット
回転軸1のB端と回転ビット11の内側回転軸受け穴1
5底部が当接している位置から突出した位置まで、ビッ
ト回転軸の1軸心上を削り面方向にスライドし、且つ抜
け落ちないように、ストッパーピン16がビット回転軸
1のB先端の軸心上に植立している。
とし、モーター19は、モーター回転軸20がフレーム
32を貫通して軸架され、フレーム32面に直接取付け
られて、前記ビット回転軸1に溶接されたビット部スプ
ロケット17には、モーター回転軸20に固定された駆
動部スプロケット18と同一面上で、チェーン21によ
り駆動力が伝達される。
に、該チェーン21を適宜張力で連架させるガイドロー
ラー22が、フレーム32に植設されたガイドローラー
ピン23により軸架されて、前記駆動部スプロケット1
8と同一面に並設し、チェーン21と一緒に駆動部カバ
ー33内に納められている。
ア取込み口24が溶接されて引込まれており、別ユニッ
トのコンプレッサー(図示せず)等に連結されるように
なっている。エア取込み口24より取込まれたエアは、
ボディ31内のエア通流パイプ25から前記ベアリング
受け部材8へと通流し、更にビット回転軸1側面の前記
通流穴4から軸心のエア通流空間3を経て、ビット回転
軸B先端より吹出して、回転ビット11はビット回転軸
1上のスプライン加工部2をスライドして削り面K方向
へと押出され、前記ビット回転軸1の回転と共に前記回
転ビット11も回転して出銑口面Sの削りが行われる。
又、ビット回転軸B端より吹出したエアは、回転ビット
11の内側回転軸受け穴15底部から外側へと放射状に
複数開いている小穴6より吹出して、ビット刃先14に
は常時エアブローが行われて、削り面Kとビット刃先1
4を清掃するようになっている。
ヤモンド製の材料が使用されるのが望ましい。
がフレーム32面に直角に複数本植設されており、マッ
ド注入機Mの先端に装着できるようになっている。図3
は、削り装置Cを注入ノズル(図示せず)の代りに、マ
ッド注入機Mの先端に装着して、高炉Rの出銑口面Sを
マッド注入機Mの注入ノズルの端面と同角度で削る場合
の配置図である。
事が無いことは言うまでも無い。
いるので、高炉等の出銑口面削り装置において、高炉等
の下部炉壁に開孔機によって出銑口を開孔し、出銑後、
その出銑口にマッドを注入する際に、そのマッドを注入
するマッド注入機の注入ノズルの端面と出銑口の端面と
を密着させるべく、出銑口面を適宜削る高炉等の出銑口
面削り装置において、マッドの注入機の注入ノズルを適
宜取外し可能に形成すると共に、この注入ノズルの代り
にマッド注入機の先端に取付けられる面削り装置を形成
し、この面削り装置は、前記マッド注入機のマッド注入
時における注入ノズル端面と平行に面削り部を有し、こ
の面削り部は、自身が有する駆動装置の駆動力、或い
は、他の駆動装置の駆動力によって回転することで、出
銑口面における少なくとも注入ノズル端面よりも広い面
積を削る回転ビットを有するようにしたので、出銑口の
面と注入ノズルの端面と同角度で削ることができ、その
出銑口にマッドを注入する際に、マッド注入機のノズル
を出銑口の面と密着させるようにできるので、マッドが
外へ溢れてしまうことが無く、効率良くマッドを注入す
ることが可能である。
により、削り込み方向へ進出すべく押圧されるので、削
り装置を装着したマッド注入機を、削り込み開始時、所
定位置にセットすれば、回転ビットが削り量にあわせて
無理無く進出して、予定した適宜深さまで自動的に面削
りを行い、作業者にとっては手作業による高温の状況下
での重労働や危険の伴う作業を避けることができ、遠隔
操作による自動制御も行なえる。ビット刃先には常時エ
アブローが行われて、削り面とビット刃先を常に清掃す
るようになっているので、効率良く削り作業が行われ、
作業時間も短縮できて優れた効果を奏する。
である。
である。
機に装着時における側面図である。
加工部 3 エア通流空間 4 側面通流穴 5 B端通流穴 6 小穴 7 ベアリング 8 ベアリング
受け部材 9 Oリング 10 ロックプレ
ート 11 回転ビット 12 ビット部 13 歯号部 14 ビット刃
先 15 回転軸受け穴 16 ストッパ
ーピン 17 ビット部スプロケット 18 駆動部ス
プロケット 19 モーター 20 モーター
回転軸 21 チェーン 22 ガイドロ
ーラー 23 ガイドローラーピン 24 エア取入
口 25 エア通流パイプ 26 コッター
ピン 31 ボディ 32 フレーム 33 駆動部カバー A ビット回転軸A側 B ビット回転
軸B側 C 削り装置 K 削り面 M マッド注入機 R 高炉 S 出銑口面
Claims (2)
- 【請求項1】 高炉等の下部炉壁に開孔機によって出銑
口を開孔し、出銑後、その出銑口にマッドを注入する際
に、そのマッドを注入するマッド注入機の注入ノズルの
端面と出銑口の端面とを密着させるべく、出銑口面を適
宜削る高炉等の出銑口面削り装置において、マッドの注
入機の注入ノズルを適宜取外し可能に形成すると共に、
この注入ノズルの代りにマッド注入機の先端に取付けら
れる面削り装置を形成し、この面削り装置は、前記マッ
ド注入機のマッド注入時における注入ノズル端面と平行
に面削り部を有し、この面削り部は、自身が有する駆動
装置の駆動力、或いは、他の駆動装置の駆動力によって
回転することで、出銑口面における少なくとも注入ノズ
ル端面よりも広い面積を削る回転ビットを有したことを
特徴とする高炉等の出銑口面削り装置。 - 【請求項2】 回転ビットは、気体或いは液体の圧力に
より、削り込み方向へ進出すべく押圧されている請求項
1記載の高炉等の出銑口面削り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16855493A JP3498221B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 高炉等の出銑口面削り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16855493A JP3498221B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 高炉等の出銑口面削り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH073311A JPH073311A (ja) | 1995-01-06 |
JP3498221B2 true JP3498221B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=15870183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16855493A Expired - Lifetime JP3498221B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 高炉等の出銑口面削り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3498221B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030002571A (ko) * | 2001-06-29 | 2003-01-09 | 주식회사 포스코 | 고로 출선구의 부착물 제거장치 |
JP4774926B2 (ja) * | 2005-11-07 | 2011-09-21 | Jfeスチール株式会社 | 出銑口面削りビット |
JP6403335B2 (ja) * | 2015-04-06 | 2018-10-10 | 新日鐵住金株式会社 | 高炉等の出銑口面削り装置 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP16855493A patent/JP3498221B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH073311A (ja) | 1995-01-06 |
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