JP3497541B2 - 折曲加工装置 - Google Patents
折曲加工装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、折曲加工装置に関し、
特にベントビームを有するシゴキ曲げマシンにおける曲
げ通り角度補正機構を備えた折曲加工装置に関するもの
である。 【０００２】 【従来の技術】上下に対向配置されて板材を把持するボ
トムダイおよびトップダイと、前記ボトムダイおよびト
ップダイの前方に配置されてベントダイを保持し上下動
することにより前記ボトムダイと前記トップダイとによ
り把持された板材の折曲を行うベントビームとを有する
折曲加工装置、即ちシゴキ曲げマシンは知られている。 【０００３】従来、ベントビームは左右方向に長い一本
の偏心軸により上下方向に位置を調整変更され、この調
整により曲げ角度が設定されるようになっており、製品
の曲げ角度の通り（製品の折曲線方向の両端における曲
げ角度α1 とα2 （図３参照）との同一性を指す）を出
すことは、偏心軸による曲げ角度設定とは別に、トップ
ダイを保持するクランプビームのヒンジ位置を調整する
などしてボトムダイによる曲げラインを基準としてトッ
プダイの取付け位置を調整することにより行われてい
る。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】従来のシゴキ曲げマシ
ンにおいては、ベントビームが左右方向に長い一本の偏
心軸により上下方向に位置を調整変更され、これでは製
品の曲げ角度通り出しについて左右の曲げ角度調整がで
きないため、曲げ角度通り出しは、上述のようにクラン
プビーム部の位置調整をするなど、厄介な作業のもとに
トップダイの取付位置を調整し、試し曲げを繰り返すこ
とにより行われており、このため曲げ角度通り出しは、
非常に多くの工数が必要で、時間を要する。 【０００５】また偏心軸はベントビームの横巾と同等の
軸長を有する長いものになり、このため、偏心軸の両端
近傍に配置される軸受けの同心精度出しが難しくなり、
軸受けハウジングの加工に工数がかかる。 【０００６】本発明は、従来のシゴキ曲げマシンに於け
る上述の如き問題点に着目してなされたものであり、製
品の曲げ角度通り出し調整を必要最小限とし、簡便かつ
迅速に行われ、併せて曲げ角度設定用の偏心軸の軸受け
の同心精度出しを容易ならしめ、また高精度の曲げ角度
通り出し、製品加工中における曲げの通りの変化に対し
て自在に制御上で調整可能とし、曲げ角度を確保するこ
とができる折曲加工装置を提供することを目的としてい
る。 【０００７】 【課題を解決するための手段】本発明は、前述のごとき
従来の問題に鑑みてなされたもので、下部固定ホルダに
備えたボトムダイと、上下動可能に設けたトップダイと
によって把持された板材の折曲げ加工を行うベントダイ
を備えたベントビームを上下動可能に備えた折曲げ加工
装置において、前記ベントビームの長手方向の両端側
に、板材の折曲げ加工を行うために当該ベントビームを
上下動するための左右のアクチュエータを設け、前記左
右のアクチュエータを左右の偏心軸にそれぞれ支持して
設け、前記各偏心軸を個別に回転可能に設けると共に前
記各偏心軸の回転により前記ベントビームの長手方向を
上下に傾斜調節可能に構成したものである。 【０００８】 【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 【０００９】図１は本発明による折曲加工装置の一実施
例を示している。折曲加工装置は、下部固定ホルダ１に
固定装着されたボトムダイ３と、ボトムダイ３の上方
に、図示されていないダイ駆動機構により上下動可能
に、ボトムダイ３に対向配置された可動のトップダイ５
と、ボトムダイ３およびトップダイ５の前方に上下動可
能に配置されたベントビーム７とを有し、ベントビーム
７にベントダイ９、１１が各々固定装着されている。 【００１０】左右方向に長いベントビーム７の下方には
ベントビーム７の両端側に対応して左右二つの偏心軸１
３、１５が各々軸受け１７、１９により互いに個別に回
転可能に配置されている。 【００１１】偏心軸１３、１５は、板材の折曲げ加工を
行うために前記ベンドビーム７を上下動するための左右
のアクチュエータとしての左右の曲げ駆動用流体圧シリ
ンダ装置２１、２３を含む連接部材２５、２７により、
ベントビーム７の両端部に個別に連結されている。 【００１２】偏心軸１３、１５には各々ピニオン２９、
３１が取り付けられており、ピニオン２９、３１には曲
げ角度設定用流体圧シリンダ装置３３、３５のピストン
ロッド３７、３９に設けられたラック４１、４３が個別
に噛合している。 【００１３】曲げ角度設定用流体圧シリンダ装置３３、
３５は、ピストンロッド３７、３９の前後進によりラッ
ク４１、４３とピニオン２９、３１を介して偏心軸１
３、１５を個別に回転駆動する。 【００１４】ピストンロッド３７、３９には各々位置検
出用のラック４５、４７が取り付けられており、ラック
４５、４７には位置検出用のロータリエンコーダ４９、
５１のピニオン５３、５５が個別に噛合している。ロー
タリエンコーダ４９、５１は、ピストンロッド３７、３
９の前後進位置より、 偏心軸１３、１５の回転位置を
各々個別に検出する。 【００１５】図２は曲げ角度設定用流体圧シリンダ装置
３３、３５の駆動制御系の一実施例を示している。曲げ
角度設定用流体圧シリンダ装置３３、３５は、電磁比例
弁５７、５９により、油圧の給排を定量的に各々個別に
制御され、電磁比例弁５７、５９は、増幅器を含む駆動
回路６１、６３によって通電量を各々個別に制御され
る。 【００１６】駆動回路６１、６３は、比較演算回路６
５、６７より制御目標値信号を個別に入力すると共に、
リニアスケール６９、７１より電磁比例弁５７、５９の
弁位置信号を入力し、電磁比例弁５７、５９の弁位置を
各々個別にフィードバック制御する。 【００１７】比較演算回路６５、６７は、ＢＵＳ指令を
与えられ、ロータリエンコーダ４９、５１より偏心軸１
３、１５の回転位置信号を入力し、また平衡回路７３よ
り平衡補償信号を入力する。 【００１８】平衡回路７３は、ロータリエンコーダ４
９、５１より偏心軸１３、１５の回転位置信号を入力し
てこれを比較する比較器７５と、比較器７５による比較
により得られる偏心軸１３と１５との相互の回転位置差
に基づいて、偏心軸１３と１５の回転変位量を相互に等
しくするための比較演算回路６５用の平衡補償信号と比
較演算回路６７用の平衡補償信号とを発生する補償信号
発生回路７７とを有している。 【００１９】比較演算回路６５、６７は、曲げ角度通し
出し時には、ロータリエンコーダ４９、５１よりの回転
位置信号を位置フィードバック信号として、ＢＵＳ指令
に基づいて駆動回路６１、６３に個別の制御目標値信号
を出力し、曲げ角度設定時には補償信号発生回路７７よ
り平衡補償信号を取り込み、駆動回路６１、６３に相互
に平衡補償された制御目標値信号を出力する。 【００２０】上述の如き構成によれば、曲げ角度通し出
し時には、比較演算回路６５、６７は、ロータリエンコ
ーダ４９、５１よりの回転位置信号を位置フィードバッ
ク信号として入力し、ＢＵＳ指令に基づいて駆動回路６
１、６３へ個別の制御目標値信号を出力する。 【００２１】これにより曲げ角度設定用流体圧シリンダ
装置３３、３５が位置フィードバック制御のもとに、各
々個別に駆動され、これに伴い左右の偏心軸１３、１５
が各々個別に回転駆動される。 【００２２】この左右の偏心軸１３、１５の回転によ
り、ベントビーム７の左右両端側の上下方向の位置が、
ベントビーム７の両端部にて個別に変更調整され、ベン
トビーム７に取り付けられているベントダイ９、１１の
姿勢が曲げ基準線に対して上下方向に傾動する。すなわ
ち、ベントビーム７の左右方向（長手方向）の傾斜が調
節される。これにより曲げ基準線に対するベントダイ
９、１１の平行度が自在に設定され、所要の曲げ角度通
り出しが電気的制御により行われる。 【００２３】なお、この曲げ角度通し出しは、曲げ駆動
用流体圧シリンダ装置２１、２３を底付きさせた状態に
て行われればよい。 【００２４】曲げ角度設定時には、比較演算回路６５、
６７は、ロータリエンコーダ４９、５１よりの回転位置
信号を位置フィードバック信号として入力すると共に、
補償信号発生回路７７より平衡補償信号を取り込み、Ｂ
ＵＳ指令に基づいて駆動回路６１、６３へ相互に平衡補
償された制御目標値信号を出力する。 【００２５】これにより曲げ角度設定用流体圧シリンダ
装置３３、３５が、位置フィードバック制御のもとに、
相互に平衡駆動され、これに伴い左右の偏心軸１３、１
５が相互に平衡して回転駆動される。これによりベント
ビーム７ならびにベントダイ９、１１は配置姿勢を変動
することなく曲げ角度設定のために上下に平行移動す
る。 【００２６】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。 【００２７】 【発明の効果】以上のごとき説明より明らかなように、
本発明においては、折曲げ加工装置におけるベントビー
ム７の長手方向の両端側を上下動するための左右のアク
チュエータは左右の偏心軸１３，１５にそれぞれ支持さ
れており、前記各偏心軸１３，１５を個別に回転するこ
とにより前記ベントビーム７の長手方向を上下に傾斜調
節可能に構成してある。 【００２８】したがって、本発明によれば、板材の折曲
げ加工を行うとき、ベントビーム７の傾斜を調節して行
うことができ、板材の折曲げ角度の通り出しが容易であ
ると共に、板材の一側の折曲げ角度と他側の折曲げ角度
とを異にする場合であっても容易に対応し得るものであ
る。
特にベントビームを有するシゴキ曲げマシンにおける曲
げ通り角度補正機構を備えた折曲加工装置に関するもの
である。 【０００２】 【従来の技術】上下に対向配置されて板材を把持するボ
トムダイおよびトップダイと、前記ボトムダイおよびト
ップダイの前方に配置されてベントダイを保持し上下動
することにより前記ボトムダイと前記トップダイとによ
り把持された板材の折曲を行うベントビームとを有する
折曲加工装置、即ちシゴキ曲げマシンは知られている。 【０００３】従来、ベントビームは左右方向に長い一本
の偏心軸により上下方向に位置を調整変更され、この調
整により曲げ角度が設定されるようになっており、製品
の曲げ角度の通り（製品の折曲線方向の両端における曲
げ角度α1 とα2 （図３参照）との同一性を指す）を出
すことは、偏心軸による曲げ角度設定とは別に、トップ
ダイを保持するクランプビームのヒンジ位置を調整する
などしてボトムダイによる曲げラインを基準としてトッ
プダイの取付け位置を調整することにより行われてい
る。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】従来のシゴキ曲げマシ
ンにおいては、ベントビームが左右方向に長い一本の偏
心軸により上下方向に位置を調整変更され、これでは製
品の曲げ角度通り出しについて左右の曲げ角度調整がで
きないため、曲げ角度通り出しは、上述のようにクラン
プビーム部の位置調整をするなど、厄介な作業のもとに
トップダイの取付位置を調整し、試し曲げを繰り返すこ
とにより行われており、このため曲げ角度通り出しは、
非常に多くの工数が必要で、時間を要する。 【０００５】また偏心軸はベントビームの横巾と同等の
軸長を有する長いものになり、このため、偏心軸の両端
近傍に配置される軸受けの同心精度出しが難しくなり、
軸受けハウジングの加工に工数がかかる。 【０００６】本発明は、従来のシゴキ曲げマシンに於け
る上述の如き問題点に着目してなされたものであり、製
品の曲げ角度通り出し調整を必要最小限とし、簡便かつ
迅速に行われ、併せて曲げ角度設定用の偏心軸の軸受け
の同心精度出しを容易ならしめ、また高精度の曲げ角度
通り出し、製品加工中における曲げの通りの変化に対し
て自在に制御上で調整可能とし、曲げ角度を確保するこ
とができる折曲加工装置を提供することを目的としてい
る。 【０００７】 【課題を解決するための手段】本発明は、前述のごとき
従来の問題に鑑みてなされたもので、下部固定ホルダに
備えたボトムダイと、上下動可能に設けたトップダイと
によって把持された板材の折曲げ加工を行うベントダイ
を備えたベントビームを上下動可能に備えた折曲げ加工
装置において、前記ベントビームの長手方向の両端側
に、板材の折曲げ加工を行うために当該ベントビームを
上下動するための左右のアクチュエータを設け、前記左
右のアクチュエータを左右の偏心軸にそれぞれ支持して
設け、前記各偏心軸を個別に回転可能に設けると共に前
記各偏心軸の回転により前記ベントビームの長手方向を
上下に傾斜調節可能に構成したものである。 【０００８】 【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 【０００９】図１は本発明による折曲加工装置の一実施
例を示している。折曲加工装置は、下部固定ホルダ１に
固定装着されたボトムダイ３と、ボトムダイ３の上方
に、図示されていないダイ駆動機構により上下動可能
に、ボトムダイ３に対向配置された可動のトップダイ５
と、ボトムダイ３およびトップダイ５の前方に上下動可
能に配置されたベントビーム７とを有し、ベントビーム
７にベントダイ９、１１が各々固定装着されている。 【００１０】左右方向に長いベントビーム７の下方には
ベントビーム７の両端側に対応して左右二つの偏心軸１
３、１５が各々軸受け１７、１９により互いに個別に回
転可能に配置されている。 【００１１】偏心軸１３、１５は、板材の折曲げ加工を
行うために前記ベンドビーム７を上下動するための左右
のアクチュエータとしての左右の曲げ駆動用流体圧シリ
ンダ装置２１、２３を含む連接部材２５、２７により、
ベントビーム７の両端部に個別に連結されている。 【００１２】偏心軸１３、１５には各々ピニオン２９、
３１が取り付けられており、ピニオン２９、３１には曲
げ角度設定用流体圧シリンダ装置３３、３５のピストン
ロッド３７、３９に設けられたラック４１、４３が個別
に噛合している。 【００１３】曲げ角度設定用流体圧シリンダ装置３３、
３５は、ピストンロッド３７、３９の前後進によりラッ
ク４１、４３とピニオン２９、３１を介して偏心軸１
３、１５を個別に回転駆動する。 【００１４】ピストンロッド３７、３９には各々位置検
出用のラック４５、４７が取り付けられており、ラック
４５、４７には位置検出用のロータリエンコーダ４９、
５１のピニオン５３、５５が個別に噛合している。ロー
タリエンコーダ４９、５１は、ピストンロッド３７、３
９の前後進位置より、 偏心軸１３、１５の回転位置を
各々個別に検出する。 【００１５】図２は曲げ角度設定用流体圧シリンダ装置
３３、３５の駆動制御系の一実施例を示している。曲げ
角度設定用流体圧シリンダ装置３３、３５は、電磁比例
弁５７、５９により、油圧の給排を定量的に各々個別に
制御され、電磁比例弁５７、５９は、増幅器を含む駆動
回路６１、６３によって通電量を各々個別に制御され
る。 【００１６】駆動回路６１、６３は、比較演算回路６
５、６７より制御目標値信号を個別に入力すると共に、
リニアスケール６９、７１より電磁比例弁５７、５９の
弁位置信号を入力し、電磁比例弁５７、５９の弁位置を
各々個別にフィードバック制御する。 【００１７】比較演算回路６５、６７は、ＢＵＳ指令を
与えられ、ロータリエンコーダ４９、５１より偏心軸１
３、１５の回転位置信号を入力し、また平衡回路７３よ
り平衡補償信号を入力する。 【００１８】平衡回路７３は、ロータリエンコーダ４
９、５１より偏心軸１３、１５の回転位置信号を入力し
てこれを比較する比較器７５と、比較器７５による比較
により得られる偏心軸１３と１５との相互の回転位置差
に基づいて、偏心軸１３と１５の回転変位量を相互に等
しくするための比較演算回路６５用の平衡補償信号と比
較演算回路６７用の平衡補償信号とを発生する補償信号
発生回路７７とを有している。 【００１９】比較演算回路６５、６７は、曲げ角度通し
出し時には、ロータリエンコーダ４９、５１よりの回転
位置信号を位置フィードバック信号として、ＢＵＳ指令
に基づいて駆動回路６１、６３に個別の制御目標値信号
を出力し、曲げ角度設定時には補償信号発生回路７７よ
り平衡補償信号を取り込み、駆動回路６１、６３に相互
に平衡補償された制御目標値信号を出力する。 【００２０】上述の如き構成によれば、曲げ角度通し出
し時には、比較演算回路６５、６７は、ロータリエンコ
ーダ４９、５１よりの回転位置信号を位置フィードバッ
ク信号として入力し、ＢＵＳ指令に基づいて駆動回路６
１、６３へ個別の制御目標値信号を出力する。 【００２１】これにより曲げ角度設定用流体圧シリンダ
装置３３、３５が位置フィードバック制御のもとに、各
々個別に駆動され、これに伴い左右の偏心軸１３、１５
が各々個別に回転駆動される。 【００２２】この左右の偏心軸１３、１５の回転によ
り、ベントビーム７の左右両端側の上下方向の位置が、
ベントビーム７の両端部にて個別に変更調整され、ベン
トビーム７に取り付けられているベントダイ９、１１の
姿勢が曲げ基準線に対して上下方向に傾動する。すなわ
ち、ベントビーム７の左右方向（長手方向）の傾斜が調
節される。これにより曲げ基準線に対するベントダイ
９、１１の平行度が自在に設定され、所要の曲げ角度通
り出しが電気的制御により行われる。 【００２３】なお、この曲げ角度通し出しは、曲げ駆動
用流体圧シリンダ装置２１、２３を底付きさせた状態に
て行われればよい。 【００２４】曲げ角度設定時には、比較演算回路６５、
６７は、ロータリエンコーダ４９、５１よりの回転位置
信号を位置フィードバック信号として入力すると共に、
補償信号発生回路７７より平衡補償信号を取り込み、Ｂ
ＵＳ指令に基づいて駆動回路６１、６３へ相互に平衡補
償された制御目標値信号を出力する。 【００２５】これにより曲げ角度設定用流体圧シリンダ
装置３３、３５が、位置フィードバック制御のもとに、
相互に平衡駆動され、これに伴い左右の偏心軸１３、１
５が相互に平衡して回転駆動される。これによりベント
ビーム７ならびにベントダイ９、１１は配置姿勢を変動
することなく曲げ角度設定のために上下に平行移動す
る。 【００２６】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。 【００２７】 【発明の効果】以上のごとき説明より明らかなように、
本発明においては、折曲げ加工装置におけるベントビー
ム７の長手方向の両端側を上下動するための左右のアク
チュエータは左右の偏心軸１３，１５にそれぞれ支持さ
れており、前記各偏心軸１３，１５を個別に回転するこ
とにより前記ベントビーム７の長手方向を上下に傾斜調
節可能に構成してある。 【００２８】したがって、本発明によれば、板材の折曲
げ加工を行うとき、ベントビーム７の傾斜を調節して行
うことができ、板材の折曲げ角度の通り出しが容易であ
ると共に、板材の一側の折曲げ角度と他側の折曲げ角度
とを異にする場合であっても容易に対応し得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による折曲加工装置の一実施例を示す斜
視図である。 【図２】本発明による折曲加工装置における曲げ角度設
定用流体圧シリンダ装置の駆動制御系の一実施例を示す
ブロック線図である。 【図３】製品の曲げ角度の通りを説明する説明図であ
る。 【符号の説明】 ３ ボトムダイ ５ トップダイ ７ ベントビーム ９、１１ ベントダイ １３、１５ 偏心軸 ２１、２３ 曲げ駆動用流体圧シリンダ装置 ３３、３５ 曲げ角度設定用流体圧シリンダ装置 ４９、５１ ロータリエンコーダ ５７、５９ 電磁比例弁 ６５、６７ 比較演算回路 ７３ 平衡回路
視図である。 【図２】本発明による折曲加工装置における曲げ角度設
定用流体圧シリンダ装置の駆動制御系の一実施例を示す
ブロック線図である。 【図３】製品の曲げ角度の通りを説明する説明図であ
る。 【符号の説明】 ３ ボトムダイ ５ トップダイ ７ ベントビーム ９、１１ ベントダイ １３、１５ 偏心軸 ２１、２３ 曲げ駆動用流体圧シリンダ装置 ３３、３５ 曲げ角度設定用流体圧シリンダ装置 ４９、５１ ロータリエンコーダ ５７、５９ 電磁比例弁 ６５、６７ 比較演算回路 ７３ 平衡回路
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 下部固定ホルダ（１）に備えたボトムダ
イ（３）と、上下動可能に設けたトップダイ（５）とに
よって把持された板材の折曲げ加工を行うベントダイを
備えたベントビーム（７）を上下動可能に備えた折曲げ
加工装置において、前記ベントビーム（７）の長手方向
の両端側に、板材の折曲げ加工を行うために当該ベント
ビーム（７）を上下動するための左右のアクチュエータ
を設け、前記左右のアクチュエータを左右の偏心軸（１
３、１５）にそれぞれ支持して設け、前記各偏心軸（１
３、１５）を個別に回転可能に設けると共に前記各偏心
軸（１３、１５）の回転により前記ベントビーム（７）
の長手方向を上下に傾斜調節可能に構成したことを特徴
とする折曲加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31501493A JP3497541B2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 折曲加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31501493A JP3497541B2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 折曲加工装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07164060A JPH07164060A (ja) | 1995-06-27 |
| JP3497541B2 true JP3497541B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=18060388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31501493A Expired - Fee Related JP3497541B2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 折曲加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3497541B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112453125B (zh) * | 2020-10-30 | 2022-07-22 | 山东鼎昌洁净工程设备有限公司 | 一种用于钣金件的折弯设备 |
-
1993
- 1993-12-15 JP JP31501493A patent/JP3497541B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07164060A (ja) | 1995-06-27 |
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