JP3497327B2 - 乗用型田植機のバランス構造 - Google Patents

乗用型田植機のバランス構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、機体の後部に苗植
付装置を着脱自在に装備した乗用型田植機のバランス構
造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の乗用型田植機では、例え
ば実願平6‐6181号公報に開示されているように、
苗植付装置を装着している機体において、機体前側に装
着したウエイト部材と、機体後側に装着した苗植付装置
とにより前後方向での重量バランスを全体として良好に
保つようにしていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のものにあっては、苗植付装置を装着していると
きは機体の前後バランスが機体前側のウエイト部材とに
より良好に保つことができるのであるが、苗植付装置を
機体から取り外した状態で例えば路上走行する場合に
は、機体が前側に重心が寄った前バランス状態であるこ
とから、制動をかけたときに機体が前のめりになる虞れ
があった。 【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、苗植付装置を機体から取り外したときにおい
ても、機体の前後重量バランスを簡易に安定したものに
できる乗用型田植機のバランス構造の提供を目的とす
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】 (構成) 本発明の請求項1にかかる乗用型田植機のバ
ランス構造は、機体の後部に苗植付装置を着脱自在に装
備するとともに、前記機体に備える中央伝動ケースの両
端にそれぞれ片持ち状に車軸ケースを連設し、各車軸ケ
ースの遊端側に、後車輪の車軸を軸支し、前記両車軸ケ
ースの相対向する内側面同士に亘って、前記両車軸ケー
スに架け渡される基端フレーム部とその基端フレーム部
より機体後方側に向けて延出された係止フレーム部とを
備える杆状フレームを設けるとともに、前記係止フレー
ム部に対する係止部と前記基端フレーム部に対する接当
規制部とを有する前記ウエイト部材を、前記係止部を前
記係止フレーム部に係止するとともに前記接当規制部を
前記基端フレーム部に接当させる状態で、前記杆状フレ
ームに着脱自在に構成し、前記杆状フレームの基端フレ
ーム部と係止フレーム部とを前記車軸ケースの下端より
上方に位置する状態で前記係止フレーム部を前記車軸ケ
ースの後端より後方に位置するように、かつ、その杆状
フレームに取り付けられた前記ウエイト部材の下端が前
記車軸ケースの下端より下方に位置する状態に構成して
あることを特徴構成とする。 【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、中央伝動ケースの両端部に設けられた一対の
車軸ケース同士をつなぐ杆状フレームにウエイト部材を
着脱自在に支持できるものであるから、苗植付装置を機
体後部に装着する場合には、その杆状フレームにはウエ
イト部材を装着しないようにしておいて、全体としての
前後バランスを適正にするよう機体前部側に重心がある
状態にしておく。一方、苗植付装置を機体から取り外し
た状態のときは、杆状フレームにウエイト部材を適宜装
着することで、機体のみにおいて前後バランスを適正に
設定できる。また、機体前側に装着したバランスウエイ
トの一部を杆状フレーム側に装着するようにすれば、ウ
エイト部材の着脱の手間も別途杆状フレームにウエイト
部材を装着するものに比較して少なくできるとともに、
機体全体の重量の軽量化を図ることができる。 【0007】(効果) 従って、本発明の請求項1にか
かる構成によれば、左右一対の車軸ケース間の空間部を
利用してウエイト部材を装着できるので、苗植付装置を
取り外した機体の前後バランスを安定したものにでき
て、走行時に制動した場合でも機体が前のめりになりに
くくなる等の利点を発揮するとともに、ウエイト部材の
着脱も行い易いものとなっており、ウエイト部材の着脱
の作業能率を向上できる。又、苗植付装置を機体に装着
しているときに、機体前部に装着するウエイト部材を利
用してその一部を、苗植付装置を外した状態の機体の前
記杆状フレームに設けて機体の前後バランスを取るよう
にするものでは、ウエイトの装着の手間も低減できる等
の利点がある。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に、乗用型田植機の一例を示
している。この乗用型田植機は、左右一対の前車輪1,
1及び後車輪2,2で支持された機体3にエンジン4、
ミッションケース5、搭乗操縦部6等を装備するととも
に、機体3の後部に、四連リンク機構7を介して昇降自
在に8条植え用の苗植付装置8を装着して構成してい
る。 【0009】図1に示すように、機体3の前端部のバン
パー箇所には、機体全体としての前後方向での重量バラ
ンスを適正に調整するためのウエイト部材9を複数個左
右に並設する状態で着脱自在に装着している。さらに、
後車輪2,2は、ミッションケース5より伝達された動
力を左右に分岐伝動する中央伝動ケース10の左右両側
部に片持ちで後方下方に延出される状態に連設した左右
一対の車軸ケース11,11の遊端部にそれぞれ車軸を
軸支している。さらに、図2乃至図4に示すように、両
車軸ケース11,11の相対向する内側面同士にわたっ
て杆状フレーム12を架設して補強している。この杆状
フレーム12は、丸パイプ部材12Aの両端に車軸ケー
ス11,11へのボルト締結用のフランジ部12B,1
2Bを設けるとともに、左右一対の棒材12C,12C
を曲げ形成して丸パイプ部材12Aの後面部に適宜間隔
を空けた状態でその両端を溶接している。そして、各棒
材12C,12Cと丸パイプ部材12Aとに係止する状
態で前記ウエイト部材9を着脱自在に装着できるように
している。すなわち、図3に示すように、ウエイト部材
9は、棒材12Cに上方から係止する係止部9aと、そ
の係止部9aを棒材12Cに係止した状態で、丸パイプ
部材12Aに下方から接当させる接当規制部9bを前方
に延出して設けている。 【0010】上記構成により、通常、苗植付装置8を機
体3の後部に装着する場合には、杆状フレーム12に
は、ウエイト部材9を装着しないのであり、苗植付装置
8の重量分の前後バランスをとるために、機体3前端部
に所定数のウエイト部材9を装着しておく。一方、苗植
付装置8を機体3から取り外した状態にするときには、
機体3自体の前後バランスを適正にするために、機体前
部に装着したウエイト部材9のうち数個を杆状フレーム
12側に装着するのである。 【0011】次に、苗植付装置8に備えられるフロート
13について簡単に説明する。フロート13はセンター
フロート13Aと左右一対のサイドフロート13B,1
3Bとで構成されている。各サイドフロート13Bは、
図5及び図6に示すように、泥面と接地する底面に、前
端から後方へ水、塵や泥土が抜け易くするための泥等通
過用溝14を形成している。この構成により、植付作業
時において、フロート13の底面から泥土が横側方へ押
し出されて隣の植付苗をその泥土で押し倒すことがない
ようにしている。尚、図7に示すように、泥等通過用溝
14はその前端部から左右に2つに分岐した溝となって
いても良いとともに、上述の図5に示すように、前端の
溝箇所では1つの開口構造となっており、後方の途中か
ら左右に分岐した溝となるように構成しても良い。尚、
センターフロート13Aにも泥等通過用溝を形成しても
良い。 【0012】次に、線引きマーカ15について簡単に説
明する。図1及び図8に示すように、左右一対の起伏操
作自在な線引きマーカ15を機体3に支持している。そ
して、線引きマーカ15の先端のマーカ部16は、ゴム
あるいはプラスチックからなる先太り形状で可撓性の比
較的高いものに構成している。このマーカ部16は、機
体3に対して起伏揺動自在なアーム17の遊端部の透孔
18に挿通した状態でネジ19によって固定位置変更調
節可能に締結固定している。この構成により、マーカ部
16の先端形状が鋭利な形状でなく比較的丸くて太いも
のとなっているから、田面にその先端が突き刺さる状態
で引き操作されることがなく、よって突き刺さった状態
ではマーカ部の引き抵抗が高くなってマーカラインが不
当に曲がるという不具合の発生を抑制できるとともに、
田面におけるマーカラインが明瞭なものとなる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】乗用型田植機を示す全体側面図 【図2】ウエイト部材を装着した状態を示す要部平面図 【図3】ウエイト部材を装着した状態を示す要部縦断側
面図 【図4】杆状フレームを示す斜視図 【図5】フロート構造及びその配置を示す平面図 【図6】サイドフロートを示す縦断正面図 【図7】別の実施の形態のフロート構造及びその配置を
示す平面図 【図8】線引きマーカの構造を示す一部破断正面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 B62D 37/04 B62D 49/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 機体の後部に苗植付装置を着脱自在に装
    備するとともに、前記機体に備える中央伝動ケースの両
    端にそれぞれ片持ち状に車軸ケースを連設し、各車軸ケ
    ースの遊端側に、後車輪の車軸を軸支し、前記両車軸ケ
    ースの相対向する内側面同士に亘って、前記両車軸ケー
    スに架け渡される基端フレーム部とその基端フレーム部
    より機体後方側に向けて延出された係止フレーム部とを
    備える杆状フレームを設けるとともに、前記係止フレー
    ム部に対する係止部と前記基端フレーム部に対する接当
    規制部とを有する前記ウエイト部材を、前記係止部を前
    記係止フレーム部に係止するとともに前記接当規制部を
    前記基端フレーム部に接当させる状態で、前記杆状フレ
    ームに着脱自在に構成し、前記杆状フレームの基端フレ
    ーム部と係止フレーム部とを前記車軸ケースの下端より
    上方に位置する状態で前記係止フレーム部を前記車軸ケ
    ースの後端より後方に位置するように、かつ、その杆状
    フレームに取り付けられた前記ウエイト部材の下端が前
    記車軸ケースの下端より下方に位置する状態に構成して
    ある乗用型田植機のバランス構造。
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