JP3496776B2 - 紙蓋及びその作成方法 - Google Patents

紙蓋及びその作成方法

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裕一 平井
洋子 中島
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙カップ容器、特には
コーヒーやジュースなどの飲料を充填収納した紙カップ
容器の上蓋や底蓋に用いるための紙蓋及びその作成方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の飲料はアルミニウムやス
チールの金属缶に収納して販売されているが、環境問題
や資源問題の観点から紙カップを利用したものも使用さ
れている。この紙カップ容器は、まず図1の(1)に示
すように、内容物を充填した紙カップ1の開口部に対
し、周辺部にフランジ部2aを備えた紙蓋2を嵌め込
み、次いで(2)に示す如く紙蓋2のフランジ部2a外
面と紙カップ1の胴部内面を熱シールして接着した後、
(3)に示すように紙カップの先端部1aをカールして
熱圧着させることで製造されている。そして、図示の如
き上広がりの紙カップ容器の場合、安定性を持たせるた
め(4)に示すように逆さまの状態で店頭等にて陳列す
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如き
紙カップ1の上蓋となる紙蓋2は、図2(1),(2)
に示すように、絞り金型のメス型11に円形状の蓋材3
を載置して上からオス型12を貫通させることにより、
蓋材3に絞り加工を施してその周辺部にフランジ部2a
を形成することで作成されていたが、この方法ではフラ
ンジ部2aに大きなシワが発生し、紙カップ1紙蓋2と
のシールが不安定になるという問題があった。特に、大
きなシワが紙カップ1の段差に重なると漏れを生じてし
まう恐れがあった。そこでこの問題を解消するため、図
3(1)〜(3)に示すように、バネ圧のかかる押さえ
部材13を利用し、蓋材3の周辺部をある程度の力で押
圧しながらメス型11とオス型12で挟み込み絞ること
によって、紙蓋2のフランジ部2aに発生するシワが細
かく且つほぼ均一になるようにする方法が採られてい
る。しかしながら、この方法で作成した紙蓋2はシール
性が向上するものの、図4(a)にAで示すように紙に
は目(繊維の流れ方向)があるため、どうしても図4
(b)に示すように紙蓋2自体に反りが生じて変形し、
充填シール機において紙蓋2を搬送する際に引っ掛かり
等のトラブルの原因になっていた。同様に、紙カップ1
を構成する底蓋についても同じ問題が発生していた。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みなさ
れたものであり、その目的とするところは、シール性が
安定するとともに、充填シール機での機械適正の良好な
紙カップ容器用の紙蓋及びその作成方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の紙蓋は、紙カップの開口部における胴部内
面に周囲のフランジ部を熱シールして接着する紙カップ
容器用の紙蓋であって、絞り加工されたフランジ部を周
辺部に備えるとともに、紙の目方向に対して交わるよう
にエンボス加工された突条を前記周辺部以外に備えてな
ることを特徴としている。そして、この突条を、紙の目
方向と直交する紙蓋の中心線に対して線対称に設けるよ
うにすることが好ましい。
【0006】また、本発明に係る紙蓋の作成方法は、メ
ス型とオス型からなる絞り金型により円形状の蓋材の周
辺部にフランジ部を絞り加工して紙カップ容器用の紙蓋
を作成する方法において、蓋材の周辺部を押さえ部材で
押圧しながら、紙の目方向に対して交わる突条をオス型
とその受け部材で蓋材の周辺部以外にエンボス加工する
ようにしたものである。
【0007】
【作用】上述の構成からなる本発明の紙蓋は、シワが細
かく且つほぼ均一に発生したフランジ部が、紙蓋を紙カ
ップの胴部内面にシールした時に安定したシール状態を
可能とする。また、紙の目方向に対して交わるようにエ
ンボス加工された突条は、紙の目方向に沿って生じる変
形を防止する役目を果たす。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0009】図5は本発明に係る紙蓋の一実施例を示す
もので、(a)は平面図、(b)及び(c)はそれぞれ
(a)のX−X断面とY−Y断面における端面図であ
る。なお、本実施例にて説明する紙蓋は、内容物を充填
した紙カップに蓋をする上蓋として用いるものでもよい
し、紙カップ自体の底蓋として用いるものであってもよ
い。
【0010】図示の如く本実施例の紙蓋2は、絞り加工
されたフランジ部2aを周辺部に備えるとともに、周辺
部以外の領域において下向きにエンボス加工された円弧
状の突条2bを2本備えている。この円弧状の突条2b
は、紙の目方向Aと同じ向きの中心線に対して直交する
と共に線対称となるように、且つ紙の目方向Aと直交す
る中心線に対して線対称に設けられている。
【0011】上記の紙蓋2は図6(1)〜(3)に示す
手順で作成される。ここで、図示の如くメス型11とオ
ス型12とからなる絞り金型、蓋材3の周辺部を押圧す
るための押さえ部材13に加え、オス型12を受けるた
めの弾性支持された受け部材14を組み合わせた装置が
使用されるが、オス型12の底面には形成すべき突条2
bに対応する突起12aを、また受け部材14の上面に
は突起12a対応する溝14aをそれぞれ設けてある。
そして、まず(1)に示すようにメス型11に円形状の
蓋材3を載置する。この場合、本実施例では蓋材3の紙
の目方向Aと同じ向きの中心線が突起12a及び溝14
aに直交するように向きを設定する。このように蓋材3
をメス型11にセットした後、(2)に示すように、バ
ネ圧のかかる押さえ部材13で蓋材3の周辺部をある程
度の力で押圧しながら、且つオス型12と受け部材14
の間に蓋材3の周辺部以外を挟んだ状態で、蓋材3をメ
ス型11とオス型12で挟み込み絞るようにする。これ
により蓋材3がその周辺部を絞り加工されるとともに周
辺部以外でエンボス加工され、(3)に示すようにフラ
ンジ部2aと突条2bを備えた紙蓋2が作成される。
【0012】このようにして作成された紙蓋2はフラン
ジ部2aに発生するシワが細かく且つ均一となる。ま
た、突条2bは紙の目方向Aと同じ向きの中心線に対し
て直交すると共に線対称になっており、且つ紙の目方向
Aと直交する中心線に対して線対称になっているため、
紙の目方向Aに沿って反ろうする変形がこの突条2bに
より略均等に防止されて紙蓋2はフラットな状態を維持
する。
【0013】なお、使用する蓋材3の層構成としては、
紙/PE、PE/紙/PE、PE/紙/Al/PE、P
E/紙/Al/PE/PET/PE、PE/紙/Al/
PE/HDPE/PEが挙げられるが、これに限定され
るものではなく、内容物等に応じて公知の任意のものが
使用できる。
【0014】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明の紙蓋はその突条に関して種々の変形が可能
である。例えば、突条は上向きでも下向きでもよいし、
またそのエンボス加工の断面形状は図7(a)に示すよ
うな半円状でも(b)に示すような矩形状であっても構
わない。
【0015】また、突条の平面形状は、紙蓋自体の変形
を防止できさえすれば、少なくとも紙の目方向に対して
交わる形態であってよい。そして、変形防止作用を均等
化するためには、紙の目方向と直交する中心線に対して
線対称に設けることが好ましい。さらには、上記実施例
や図8の変形例に示すように、紙の目方向Aと同じ方向
の中心線に対して直角に交わり且つ対称になり、さらに
は紙の目方向Aと直交する中心線に対して線対称となる
ことが好ましい。
【0016】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、次に記載の効果を奏する。
【0017】 本発明の紙蓋は、紙カップ容器を構成す
る紙蓋において、周辺部にフランジ部を絞り加工すると
ともに、このフランジ部以外にエンボス加工により紙の
目方向に対して交わる形態で突条を設けた構成としたの
で、細かく且つほぼ均一に発生したシワにより紙カップ
の胴部内面にフランジ部をシールする時の安定性が向上
するとともに、さらには突条により紙蓋自体の変形が防
止されることから、充填シール機において紙蓋搬送の際
に引っ掛かり等のトラブルをなくして機械適正を向上さ
せることができる。
【0018】本発明の紙蓋の作成方法によれば、メス型
とオス型からなる絞り金型によって蓋材の周辺部にフラ
ンジ部を形成する際に、オス型とその受け部材でエンボ
ス加工して蓋材に突条を同時に形成することができるの
で、補強用の突条を備えた紙蓋を容易に作成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内容物を充填した紙カップに紙蓋により蓋をす
る手順を示す説明図である。
【図2】紙蓋を作成する従来の方法を示す説明図であ
る。
【図3】紙蓋を作成する従来の別の方法を示す説明図で
ある。
【図4】(a)は従来の紙蓋を示す平面図、(b)は
(a)のX−X断面における端面図である。
【図5】(a)は本発明に係る紙蓋を示す平面図、
(b)及び(c)はそれぞれ(a)のX−X断面とY−
Y断面における端面図である。
【図6】紙蓋を作成する本発明の方法を示す説明図であ
る。
【図7】突条のエンボス形状の例を示す図である。
【図8】紙蓋の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 紙カップ 2 紙蓋 2a フランジ部 2b 突条 11 メス型 12 オス型 13 押さえ部材 14 受け部材 3 蓋材 A 紙の目方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−26246(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 43/03 B31F 1/07 B65D 3/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙カップの開口部における胴部内面に周
    囲のフランジ部を熱シールして接着する紙カップ容器用
    紙蓋であって、絞り加工されたフランジ部を周辺部に
    備えるとともに、紙の目方向に対して交わるようにエン
    ボス加工された突条を前記周辺部以外に備えてなること
    を特徴とする紙蓋。
  2. 【請求項2】 条を、紙の目方向と直交する紙蓋の中
    心線に対して線対称に設けたことを特徴とする請求項1
    記載の紙蓋。
  3. 【請求項3】 メス型とオス型からなる絞り金型により
    円形状の蓋材の周辺部にフランジ部を絞り加工して紙カ
    ップ容器用の紙蓋を作成する方法において、蓋材の周辺
    部を押さえ部材で押圧しながら、紙の目方向に対して交
    わる突条をオス型とその受け部材で蓋材の周辺部以外に
    エンボス加工することを特徴とする紙蓋の作成方法。
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