JP3494245B2 - ゴルフボール射出成形用金型 - Google Patents
ゴルフボール射出成形用金型Info
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- JP3494245B2 JP3494245B2 JP31174794A JP31174794A JP3494245B2 JP 3494245 B2 JP3494245 B2 JP 3494245B2 JP 31174794 A JP31174794 A JP 31174794A JP 31174794 A JP31174794 A JP 31174794A JP 3494245 B2 JP3494245 B2 JP 3494245B2
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- molding
- injection molding
- mold
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴルフボール射出成
形用金型に係わり、更に詳しくは上型と下型との成形分
割線近傍のディンプルの配列を制限することなく、成形
分割線とディンプルとを接近させることを可能としたゴ
ルフボール射出成形用金型に関するものである。
形用金型に係わり、更に詳しくは上型と下型との成形分
割線近傍のディンプルの配列を制限することなく、成形
分割線とディンプルとを接近させることを可能としたゴ
ルフボール射出成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形によってゴルフボールを
成形する金型は、樹脂を均等な圧力で金型内に射出させ
るため、上型及び下型の成形分割線上に、射出成形用ゲ
ートを夫々均等または略均等な間隔で形成してある。
成形する金型は、樹脂を均等な圧力で金型内に射出させ
るため、上型及び下型の成形分割線上に、射出成形用ゲ
ートを夫々均等または略均等な間隔で形成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、上記のよ
うな金型において上型及び下型を成形分割線で合わせた
場合に、射出成形用ゲート4を一致または少しでも重な
るように形成する場合には、図4に示すように、上型1
及び下型2の成形分割線XーXと、ディンプル3とを接
近させて配設するにはディンプル3の配列が制限され、
従って、成形後に成形分割線XーXが目立たないように
したい場合、更に成形分割線XーXに近接してディンプ
ル3を配設したい場合等の要望を満足させることが難し
いと言う問題があった。
うな金型において上型及び下型を成形分割線で合わせた
場合に、射出成形用ゲート4を一致または少しでも重な
るように形成する場合には、図4に示すように、上型1
及び下型2の成形分割線XーXと、ディンプル3とを接
近させて配設するにはディンプル3の配列が制限され、
従って、成形後に成形分割線XーXが目立たないように
したい場合、更に成形分割線XーXに近接してディンプ
ル3を配設したい場合等の要望を満足させることが難し
いと言う問題があった。
【0004】また、図5に示すように上型1及び下型2
の成形分割線XーXと、ディンプル3とを接近させるに
は、成形分割線XーX付近のディンプル3の配列を制限
しなければならず、従って、成形後に成形分割線XーX
が目立たないようにしたい場合、更に成形分割線XーX
に近接してディンプル3を配設したい場合等の要望には
対応させることが出来ないと言う問題があった。
の成形分割線XーXと、ディンプル3とを接近させるに
は、成形分割線XーX付近のディンプル3の配列を制限
しなければならず、従って、成形後に成形分割線XーX
が目立たないようにしたい場合、更に成形分割線XーX
に近接してディンプル3を配設したい場合等の要望には
対応させることが出来ないと言う問題があった。
【0005】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、上型と下型との成形分割線近傍のデ
ィンプルの配列を制限することなく、成形分割線とディ
ンプルとを接近させることを可能とすることで、成形後
に成形分割線が目立たないようにして外観を良好にする
ことが出来ると共に、成形分割線に近接してディンプル
を配設することにが出来るゴルフボール射出成形用金型
を提供することを目的とするものである。
案出されたもので、上型と下型との成形分割線近傍のデ
ィンプルの配列を制限することなく、成形分割線とディ
ンプルとを接近させることを可能とすることで、成形後
に成形分割線が目立たないようにして外観を良好にする
ことが出来ると共に、成形分割線に近接してディンプル
を配設することにが出来るゴルフボール射出成形用金型
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、上型及び下型の成形分割線上に形成する射
出成形用ゲートを、上下一致しないように位相をずらせ
て略均等に配設したことを要旨とするものである。ま
た、射出成形用ゲートは、上型及び下型の成形分割線上
の少なくとも一方に略均等に配設することも可能であ
る。
成するため、上型及び下型の成形分割線上に形成する射
出成形用ゲートを、上下一致しないように位相をずらせ
て略均等に配設したことを要旨とするものである。ま
た、射出成形用ゲートは、上型及び下型の成形分割線上
の少なくとも一方に略均等に配設することも可能であ
る。
【0007】また上型の成形分割線上に形成する複数の
射出成形用ゲートと、下型の成形分割線上に形成する複
数の射出成形用ゲートとを、それぞれ同間隔に形成し、
上型と下型とを成形分割線上で合わせた際、上下の射出
成形用ゲートがそれぞれ一致せずに、かつ等間隔となる
ようにしたり、上型の成形分割線上に形成する複数の射
出成形用ゲートと、下型の成形分割線上に形成する複数
の射出成形用ゲートとが等間隔とならないように形成
し、上型と下型とを成形分割線上で合わせた際、上下の
射出成形用ゲートがそれぞれ一致せずに、かつ等間隔と
なるように構成することも可能である。
射出成形用ゲートと、下型の成形分割線上に形成する複
数の射出成形用ゲートとを、それぞれ同間隔に形成し、
上型と下型とを成形分割線上で合わせた際、上下の射出
成形用ゲートがそれぞれ一致せずに、かつ等間隔となる
ようにしたり、上型の成形分割線上に形成する複数の射
出成形用ゲートと、下型の成形分割線上に形成する複数
の射出成形用ゲートとが等間隔とならないように形成
し、上型と下型とを成形分割線上で合わせた際、上下の
射出成形用ゲートがそれぞれ一致せずに、かつ等間隔と
なるように構成することも可能である。
【0008】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、上型
及び下型の成形分割線上に形成する射出成形用ゲート
を、上下一致しないように位相をずらせて略均等に配設
することにより、上型と下型との成形分割線近傍のディ
ンプルの配列を制限することなく、成形分割線とディン
プルとを接近させることを可能とすることが出来るもの
である。
及び下型の成形分割線上に形成する射出成形用ゲート
を、上下一致しないように位相をずらせて略均等に配設
することにより、上型と下型との成形分割線近傍のディ
ンプルの配列を制限することなく、成形分割線とディン
プルとを接近させることを可能とすることが出来るもの
である。
【0009】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。なお、従来例と同一構成要素は、同
一符号を付して説明は省略する。図1は、この発明を実
施したゴルフボール射出成形用金型の断面図を示し、成
形分割線XーXを境として、上側を上型1、下側を下型
2とし、成形分割線XーX上の上型1及び下型2には、
上下が一致しないように位相をずらせて略均等位置(こ
の実施例では、5ヵ所)に半球状の射出成形用ゲート4
aが配設してある。
実施例を説明する。なお、従来例と同一構成要素は、同
一符号を付して説明は省略する。図1は、この発明を実
施したゴルフボール射出成形用金型の断面図を示し、成
形分割線XーXを境として、上側を上型1、下側を下型
2とし、成形分割線XーX上の上型1及び下型2には、
上下が一致しないように位相をずらせて略均等位置(こ
の実施例では、5ヵ所)に半球状の射出成形用ゲート4
aが配設してある。
【0010】なお射出成形用ゲート4aの数は、上記の
実施例に限定されるものではなく、ディンプル3の配列
や数等により、8ヵ所,10カ所など、任意の数に設定
でき、また射出成形用ゲート4aの形状も、上記のよう
に半球状のものに限定されるものではなく、矩形状,正
方形状,三角形状,多角形状等のものでも良い。以上の
ように、半球状の射出成形用ゲート4aを成形分割線X
ーX上の上型1及び下型2に上下が一致しないように位
相をずらせて略均等位置に配設することにより、上型1
と下型2との成形分割線XーX近傍のディンプル3の配
列を制限することなく、成形分割線XーXとディンプル
3とを接近させて配設することが出来るものである。
実施例に限定されるものではなく、ディンプル3の配列
や数等により、8ヵ所,10カ所など、任意の数に設定
でき、また射出成形用ゲート4aの形状も、上記のよう
に半球状のものに限定されるものではなく、矩形状,正
方形状,三角形状,多角形状等のものでも良い。以上の
ように、半球状の射出成形用ゲート4aを成形分割線X
ーX上の上型1及び下型2に上下が一致しないように位
相をずらせて略均等位置に配設することにより、上型1
と下型2との成形分割線XーX近傍のディンプル3の配
列を制限することなく、成形分割線XーXとディンプル
3とを接近させて配設することが出来るものである。
【0011】その結果、成形後に成形分割線XーXが目
立たないようになり、外観が良好となるものである。な
お、射出成形用ゲート4aは、上型1及び下型2の成形
分割線XーX上の少なくとも一方に略均等に配設するこ
とも可能である。前記射出成形用ゲート4aは、図2に
示すように、成形分割線XーX上の上型1及び下型2の
表面に形成されたスプール,ランナー5を介して連通
し、金型内に樹脂を所定の圧力により射出させるもので
ある。
立たないようになり、外観が良好となるものである。な
お、射出成形用ゲート4aは、上型1及び下型2の成形
分割線XーX上の少なくとも一方に略均等に配設するこ
とも可能である。前記射出成形用ゲート4aは、図2に
示すように、成形分割線XーX上の上型1及び下型2の
表面に形成されたスプール,ランナー5を介して連通
し、金型内に樹脂を所定の圧力により射出させるもので
ある。
【0012】また、図3はゴルフボール射出成形用金型
の他の実施例を示し、この実施例は上型1の成形分割線
XーX上に形成する複数の射出成形用ゲート4aと、下
型2の成形分割線XーX上に形成する複数の射出成形用
ゲート4bとが等間隔とならないように形成し、上型1
と下型2とを成形分割線XーX上で合わせた際、上下の
射出成形用ゲート4a,4bがそれぞれ一致せずに、か
つ等間隔となるようにしたものである。
の他の実施例を示し、この実施例は上型1の成形分割線
XーX上に形成する複数の射出成形用ゲート4aと、下
型2の成形分割線XーX上に形成する複数の射出成形用
ゲート4bとが等間隔とならないように形成し、上型1
と下型2とを成形分割線XーX上で合わせた際、上下の
射出成形用ゲート4a,4bがそれぞれ一致せずに、か
つ等間隔となるようにしたものである。
【0013】即ち、上型1と下型2との成形分割線Xー
X上に形成する複数の射出成形用ゲート4a,4bは、
図3に示すように成形分割線XーX上の4個のディンプ
ル3aと、3個のディンプル3bとを挟んで等間隔とな
らないように形成し、上型1と下型2とを成形分割線X
ーX上で合わせた際、上下の射出成形用ゲート4a,4
bがそれぞれ重ならず、しかも成形分割線XーX上に位
置する射出成形用ゲート4a,4bを合わせて一組とす
ると、その間の距離Lは等間隔となるように形成したも
のである。
X上に形成する複数の射出成形用ゲート4a,4bは、
図3に示すように成形分割線XーX上の4個のディンプ
ル3aと、3個のディンプル3bとを挟んで等間隔とな
らないように形成し、上型1と下型2とを成形分割線X
ーX上で合わせた際、上下の射出成形用ゲート4a,4
bがそれぞれ重ならず、しかも成形分割線XーX上に位
置する射出成形用ゲート4a,4bを合わせて一組とす
ると、その間の距離Lは等間隔となるように形成したも
のである。
【0014】
【発明の効果】この発明は、上記のように上型及び下型
の成形分割線上に形成する射出成形用ゲートを、上下一
致しないように位相をずらせて略均等に配設したので、
上型と下型との成形分割線近傍のディンプルの配列を制
限することなく、成形分割線とディンプルとを接近させ
ることを可能とすることで、成形後に成形分割線が目立
たないようにして外観を良好にすることが出来る効果が
ある。
の成形分割線上に形成する射出成形用ゲートを、上下一
致しないように位相をずらせて略均等に配設したので、
上型と下型との成形分割線近傍のディンプルの配列を制
限することなく、成形分割線とディンプルとを接近させ
ることを可能とすることで、成形後に成形分割線が目立
たないようにして外観を良好にすることが出来る効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る射出成形用ゲートを備えた上型
と下型との成形分割線近傍にディンプルを一部表示した
金型の内壁面を示す正面図である。
と下型との成形分割線近傍にディンプルを一部表示した
金型の内壁面を示す正面図である。
【図2】図1のAーA矢視断面図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す射出成形用ゲート
を備えた上型と下型との成形分割線近傍にディンプルを
一部表示した金型の内壁面を示す正面図である。
を備えた上型と下型との成形分割線近傍にディンプルを
一部表示した金型の内壁面を示す正面図である。
【図4】従来の射出成形用ゲートを備えた上型と下型と
の成形分割線近傍にディンプルを一部表示した金型の内
壁面を示す正面図である。
の成形分割線近傍にディンプルを一部表示した金型の内
壁面を示す正面図である。
【図5】従来の射出成形用ゲートを備えた上型と下型と
の成形分割線近傍にディンプルを一部表示した金型の内
壁面を示す正面図である。
の成形分割線近傍にディンプルを一部表示した金型の内
壁面を示す正面図である。
1 上型 2 下型
3 ディンプル 4,4a,4b 射出成形用ゲ
ート XーX 成形分割線
ート XーX 成形分割線
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B29C 45/00 - 45/84
B29D 31/00 - 31/02
Claims (4)
- 【請求項1】 上型、下型の成形分割線上に、射出成形
用ゲートを成形加工して成るゴルフボール射出成形用金
型において、前記上型及び下型の成形分割線上に形成す
る射出成形用ゲートを、上下一致しないように位相をず
らせて略均等に配設したことを特徴とするゴルフボール
射出成形用金型。 - 【請求項2】 射出成形用ゲートを、上型及び下型の成
形分割線上の少なくとも一方に略均等に配設した請求項
1に記載のゴルフボール射出成形用金型。 - 【請求項3】 上型の成形分割線上に形成する複数の射
出成形用ゲートと、下型の成形分割線上に形成する複数
の射出成形用ゲートとを、それぞれ同間隔に形成し、上
型と下型とを成形分割線上で合わせた際、上下の射出成
形用ゲートがそれぞれ一致せずに、かつ等間隔となるよ
うにした請求項1に記載のゴルフボール射出成形用金
型。 - 【請求項4】 上型の成形分割線上に形成する複数の射
出成形用ゲートと、下型の成形分割線上に形成する複数
の射出成形用ゲートとが等間隔とならないように形成
し、上型と下型とを成形分割線上で合わせた際、上下の
射出成形用ゲートがそれぞれ一致せずに、かつ等間隔と
なるようにした請求項1に記載のゴルフボール射出成形
用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31174794A JP3494245B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-12-15 | ゴルフボール射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-106425 | 1994-05-20 | ||
JP10642594 | 1994-05-20 | ||
JP31174794A JP3494245B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-12-15 | ゴルフボール射出成形用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0834036A JPH0834036A (ja) | 1996-02-06 |
JP3494245B2 true JP3494245B2 (ja) | 2004-02-09 |
Family
ID=26446534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31174794A Expired - Fee Related JP3494245B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-12-15 | ゴルフボール射出成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3494245B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100756014B1 (ko) * | 2006-11-27 | 2007-09-06 | 최광철 | 도로표지판의 유동방지구조 |
US8273281B2 (en) * | 2009-12-29 | 2012-09-25 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball mold, golf ball and golf ball manufacturing method |
US8083977B2 (en) * | 2009-12-29 | 2011-12-27 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball mold, golf ball and method of manufacturing a golf ball |
-
1994
- 1994-12-15 JP JP31174794A patent/JP3494245B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0834036A (ja) | 1996-02-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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