JP3492351B1 - マスタクロック入力回路 - Google Patents

マスタクロック入力回路

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JP3492351B1 JP2002151359A JP2002151359A JP3492351B1 JP 3492351 B1 JP3492351 B1 JP 3492351B1 JP 2002151359 A JP2002151359 A JP 2002151359A JP 2002151359 A JP2002151359 A JP 2002151359A JP 3492351 B1 JP3492351 B1 JP 3492351B1
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Abstract

【要約】 【課題】 増幅特性に優れ且つモード切り換え時の発生
ノイズが小さいマスタクロック入力回路を提供する。 【解決手段】 トランスミッションゲート120はオン
抵抗が小さいMOSトランジスタ121,122で構成
され、インピーダンス調整ゲート130はオン抵抗が大
きいMOSトランジスタ131,132で構成される。
トランスミッションゲート120のゲート長が小さいの
で、MOSトランジスタ121,122のゲート・ドレ
イン間寄生容量のインピーダンスは大きく、さらには、
インピーダンス調整ゲート130のインピーダンスが大
きい。したがって、モード信号PDがローレベルからハ
イレベルに切り換わったときにマスタクロックMCLK
に重畳されるノイズは小さい。インピーダンス調整ゲー
ト130のオン抵抗が大きいので、トランスミッション
ゲート120が開いているときの、NORゲート110
の入力インピーダンスは、十分に大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モード信号がア
クティブレベルのときに、発振器等から入力されたマス
タクロックを増幅して出力する、マスタクロック入力回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、マスタクロック入力回路の一
種として、低消費電流モードを備えるものが知られてい
る。かかるマスタクロック入力回路は、通常モードで動
作するときにはクロックを出力するが、低消費電流モー
ドで動作するときには出力レベルを固定する。
【0003】図11は、従来の、この種のマスタクロッ
ク入力回路の構成例を示す回路図である。
【0004】図11に示したように、発振器モジュール
1150には、カップリングコンデンサ1160,11
60,・・・(例えば0.01μF)およびクロック入
力端子1170,1170,・・・を介して、複数のマ
スタクロック入力回路1100,1100,・・・が接
続される。
【0005】各マスタクロック入力回路1100におい
て、NORゲート1110は、一方の入力端子から、低
消費電流モード信号PD(PD1,PD2,・・・のい
ずれか)を入力する。さらに、NORゲート1110
は、発振器モジュール1150で生成されたマスタクロ
ックMCLKを、他方の入力端子から入力する。NOR
ゲート1110の出力端子とマスタクロック用入力端子
とは、トランスミッションゲート1120を介して、接
続されている。トランスミッションゲート1120は、
pMOSトランジスタ1121とnMOSトランジスタ
1122とを備えている。pMOSトランジスタ112
1のゲートは、低消費電流モード信号PDを入力する。
一方、nMOSトランジスタ1122のゲートは、NO
Tゲート1130から、低消費電流モード信号PDの反
転値を入力する。NORゲート1110の出力は、NO
Tゲート1140を介して、内部回路に供給される。
【0006】通常モードでは、低消費電流モード信号P
Dは、ローレベルに設定される。このため、NORゲー
ト1110は、マスタクロックMCLKを、反転出力す
る。また、低消費電流モード信号PDがローレベルなの
で、MOSトランジスタ1121,1122はオンす
る。このため、NORゲート1110の出力は、トラン
スミッションゲート1120を通過して、マスタクロッ
クMCLKに重畳される。この重畳により、本来のマス
タクロックMCLKに、直流成分が付加されたことにな
る。したがって、重畳後のマスタクロックMCLKは、
NORゲート1110で増幅される。増幅後のマスタク
ロックMCLKは、NOTゲート1140で反転され
て、内部回路に供給される。
【0007】一方、低消費電流モードでは、低消費電流
モード信号PDは、ハイレベルに設定される。このた
め、NORゲート1110の出力は、ローレベルに固定
される。したがって、NOTゲート1140の出力は、
ハイレベルに固定される。また、低消費電流モード信号
PDがハイレベルのとき、pMOSトランジスタ112
1およびnMOSトランジスタ1122は、オフする。
このため、トランスミッションゲートの出力は、ハイイ
ンピーダンスになる。したがって、NORゲート111
0の出力は、マスタクロックMCLKに重畳されない。
【0008】図11に示したようなマスタクロック入力
回路1100では、NORゲート1110のゲインおよ
び入力インピーダンスを適切な値にするために、MOS
トランジスタ1121,1122のオン抵抗を十分に大
きい値(例えば1MΩ程度)に設定する。オン抵抗を大
きくするためには、例えば、MOSトランジスタ112
1,1122のゲート長を、大きくすればよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示したようなマスタクロック入力回路には、低消費電
流モード信号PDの論理値を切り換えるときに、ノイズ
が発生してしまうという欠点があった。
【0010】MOSトランジスタ1121,1122の
ゲート・ドレイン間には、図12に示したように、寄生
容量1201,1202が発生する。このため、低消費
電流モード信号PDがローレベルからハイレベルに変化
した場合(図13(A)参照)、寄生容量1201によ
って、クロック入力端子1170の電位が、瞬間的に正
方向に引き上げられる(図13(C)参照)。その後、
NOTゲート1130の出力電位がハイレベルからロー
レベルに変化すると(図13(B)参照)、寄生容量1
202によって、クロック入力端子1170の電位が、
瞬間的に負方向に引き下げられる(図13(C)参
照)。
【0011】クロック入力端子1170に対する寄生容
量1201,1202のインピーダンスZは、それぞ
れ、下式(1)で与えられる。ここで、fは、MOSト
ランジスタ1121,1122のゲートに印加される電
圧変化の周波数、すなわち低消費電流モード信号PDが
変化するときの周波数である。また、Cは、寄生容量1
201,1202のキャパシタンスである。
【0012】Z=1/(2πfC)・・・(1) 式(1)から解るように、周波数fおよびキャパシタン
スCが大きくなるほどインピーダンスは小さくなり、し
たがって、発生するノイズは大きくなる。上述のよう
に、MOSトランジスタ1121,1122は、ゲート
長を十分に大きくすることが望ましい。しかしながら、
MOSトランジスタ1121,1122のゲート長を大
きくするほど、寄生容量1201,1202のキャパシ
タンスも大きくなるので、発生ノイズは大きくなる。
【0013】このようにして発生したノイズは、カップ
リングコンデンサ1160を通過してマスタクロックM
CLKに重畳され、他のマスタクロック入力回路110
0に供給される。このため、かかるノイズは、他のマス
タクロック入力回路1100を誤動作させる原因にな
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】(1)第1の発明に係る
マスタクロック入力回路は、モード信号がアクティブレ
ベルのときに、マスタクロック入力端子の入力電位を増
幅してマスタクロック出力端子から出力するとともに、
外部から入力されたマスタクロックとマスタクロック出
力端子の出力電位との重畳電位を所定の入力インピーダ
ンスでマスタクロック入力端子から入力し、且つ、モー
ド信号がノンアクティブレベルのときに、マスタクロッ
ク出力端子からの出力電位を固定する増幅用ゲート回路
と、増幅用ゲート回路のマスタクロック出力端子に信号
入力端子が接続され、モード信号のアクティブレベル/
ノンアクティブレベルに応じて開/閉し、且つ、開状態
での抵抗を増幅用ゲート回路が所定の入力インピーダン
スを得られる抵抗値よりも低く設定した、トランスミッ
ション用ゲート回路と、トランスミッション用ゲート回
路の信号出力端子と増幅用ゲート回路のマスタクロック
入力端子との間に常に開いている状態で設けられ、増幅
用ゲート回路が所定の入力インピーダンスを得られるよ
うな抵抗値を有する、インピーダンス調整回路とを備え
る。
【0015】 かかる構成によれば、インピーダンス調
整回路の抵抗を十分に高く設定することにより、トラン
スミッション用ゲート回路のオン抵抗に拘わらず、増幅
用ゲート回路のゲインおよび入力インピーダンスを十分
に高い値に設定することができる。このため、トランス
ミッション用ゲート回路のオン抵抗を十分に低く設定す
ることが可能になるので、モード信号の切り換え時に発
生するノイズを抑制できる。
【0016】 (2)第2の発明に係るマスタクロック
調整回路は、モード信号がアクティブレベルのときは、
マスタクロック入力端子の入力電位を増幅して所定の出
力インピーダンスでマスタクロック出力端子から出力す
るとともに、外部から入力されたマスタクロックとマス
タクロック出力端子の出力電位との重畳電位を所定の出
力インピーダンスよりも大きい所定の入力インピーダン
スでマスタクロック入力端子から入力し、且つ、モード
信号がノンアクティブレベルのときには、マスタクロッ
ク出力端子をハイインピーダンスにする増幅用ゲート回
路と、増幅用ゲート回路のマスタクロック出力端子とマ
スタクロック入力端子との間に常に開いている状態で設
けられ、増幅用ゲート回路が所定の入力インピーダンス
を得られるような抵抗値を有する、インピーダンス調整
回路と、モード信号がアクティブレベルのときに増幅用
ゲート回路の出力クロックに対応する信号を出力し且つ
モード信号がノンアクティブレベルのときに出力電位を
固定する、出力用ゲート回路とを備える。
【0017】 かかる構成によれば、インピーダンス調
整回路の抵抗を十分に高く設定することにより、増幅用
ゲート回路のオン抵抗に拘わらず、増幅用ゲート回路の
ゲインおよび入力インピーダンスを十分に高い値に設定
することができる。このため、増幅用ゲート回路のオン
抵抗を十分に低く設定することが可能になるので、モー
ド信号の切り換え時に発生するノイズを抑制できる。
【0018】 (3)第3の発明に係るマスタクロック
入力回路は、モード信号がアクティブレベルのときは、
マスタクロック入力端子の入力電位を増幅してマスタク
ロック出力端子から出力するとともに、外部から入力さ
れたマスタクロックとマスタクロック出力端子の出力電
位との重畳電位を所定の入力インピーダンスでマスタク
ロック入力端子から入力し、且つ、モード信号がノンア
クティブレベルのときには、マスタクロック出力端子か
らの出力電位を固定する増幅用ゲート回路と、増幅用ゲ
ート回路のマスタクロック出力端子とマスタクロック入
力端子との間に設けられ、モード信号のアクティブレベ
ル/ノンアクティブレベルに応じて開/閉し、且つ、開
状態での抵抗を増幅用ゲート回路が所定の入力インピー
ダンスを得られる抵抗値に設定した、トランスミッショ
ン用ゲート回路と、トランスミッション用ゲート回路の
アクティブ/ノンアクティブが切り換わるときの切り換
え周波数を小さくする周波数調整回路とを備える。
【0019】 かかる構成によれば、トランスミッショ
ン用ゲート回路の開/閉周波数を十分に小さくすること
ができるので、トランスミッション用ゲート回路のオン
抵抗に拘わらず、モード信号の切り換え時に発生するノ
イズを抑制できる。このため、トランスミッション用ゲ
ート回路のオン抵抗を十分に高く設定することが可能に
なるので、増幅用ゲート回路のゲインおよび入力インピ
ーダンスを十分に高い値に設定することができる。
【0020】 (4)第4の発明に係るマスタクロック
入力回路は、モード信号がアクティブレベルのときは、
マスタクロック入力端子の入力電位を増幅してマスタク
ロック出力端子から出力するとともに、外部から入力さ
れたマスタクロックとマスタクロック出力端子の出力電
位との重畳電位を所定の入力インピーダンスでマスタク
ロック入力端子から入力し、且つ、モード信号がノンア
クティブレベルのときには、マスタクロック出力端子か
らの出力電位を固定する増幅用ゲート回路と、一方の主
電極がトランスミッション用ゲート回路の信号出力端子
に接続され且つ他方の主電極が増幅用ゲート回路のマス
タクロック入力端子に接続され、増幅用ゲート回路が所
定の入力インピーダンスを得られるようなオン抵抗を有
する第1導電型第1トランジスタおよび第2導電型第2
トランジスタを備えるトランスミッション用ゲート回路
と、第1トランジスタの制御電極に供給されるモード信
号と第2トランジスタの制御電極に供給されるモード信
号の反転信号との、変化タイミングを揃えるタイミング
調整回路とを備える。
【0021】 かかる構成によれば、トランスミッショ
ン用ゲート回路に供給されるモード信号およびその反転
信号の変化タイミングを揃えることにより、トランスミ
ッション用ゲート回路のオン抵抗に拘わらず、モード信
号の切り換え時に発生するノイズを抑制できる。このた
め、トランスミッション用ゲート回路のオン抵抗を十分
に高く設定することができるので、増幅用ゲート回路の
ゲインおよび入力インピーダンスを十分に高い値に設定
することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分
の大きさ、形状および配置関係は、本発明が理解できる
程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説明
する数値的条件は単なる例示にすぎない。
【0023】第1の実施の形態 以下、第1の発明に係るマスタクロック入力回路の実施
の形態について、図1を用いて説明する。
【0024】図1は、この実施の形態に係るマスタクロ
ック入力回路の回路図である。
【0025】図1に示したように、このマスタクロック
入力回路100は、NORゲート110と、トランスミ
ッションゲート120と、インピーダンス調整ゲート1
30と、NOTゲート140,150とを備えている。
なお、従来の例(図11参照)と同様、発振器モジュー
ル(図示せず)には、複数のマスタクロック入力回路
が、カップリングコンデンサ(図示せず)を介して接続
される。
【0026】図1に示したように、NORゲート110
は、一方の入力端子から低消費電流モード信号PDを入
力し、他方の入力端子からマスタクロックMCLKを入
力する。このマスタクロックMCLKは、図11のマス
タクロック入力回路と同様、カップリングコンデンサお
よびクロック入力端子(ともに、図1では示さず)を介
して、発振器モジュール(図1では示さず)から入力さ
れる。
【0027】トランスミッションゲート120は、pM
OSトランジスタ121とnMOSトランジスタ122
とを備えている。pMOSトランジスタ121のゲート
は、低消費電流モード信号PDを入力する。一方、nM
OSトランジスタ122のゲートは、NOTゲート14
0を介して、低消費電流モード信号PDを入力する。ま
た、これらのMOSトランジスタ121,122のソー
スは、NORゲート110の出力端子に共通接続されて
いる。
【0028】インピーダンス調整ゲート130は、pM
OSトランジスタ131とnMOSトランジスタ132
とを備えている。pMOSトランジスタ131のゲート
は、グランドラインに接続されている。一方、nMOS
トランジスタ132のゲートは、電源ラインに接続され
ている。これにより、これらのMOSトランジスタ13
1,132は、常時オンする。また、これらのMOSト
ランジスタ131,132のソースは、MOSトランジ
スタ121,122のドレインに共通接続されている。
さらに、MOSトランジスタ131,132のドレイン
は、NORゲート110のマスタクロック用入力端子に
共通接続されている。
【0029】NOTゲート150は、NORゲート11
0の出力信号を入力して反転し、図示しない内部回路に
供給する。
【0030】図1に示したマスタクロック入力回路10
0では、トランスミッションゲート120のMOSトラ
ンジスタ121,122としては、オン抵抗が十分に小
さいものを使用する。このため、MOSトランジスタ1
21,122は、ゲート長を十分に小さくする。一方、
インピーダンス調整ゲート130のMOSトランジスタ
131,132としては、オン抵抗が十分に大きいもの
(例えば1MΩ)を使用する。このため、MOSトラン
ジスタ131,132は、ゲート長を十分に大きくす
る。
【0031】次に、マスタクロック入力回路100の動
作を説明する。
【0032】通常モードでは、低消費電流モード信号P
Dは、ローレベルに設定される。このため、NORゲー
ト110の出力は、マスタクロックMCLKの信号レベ
ルに応じて変化する。すなわち、NORゲートは、マス
タクロックMCLKを反転して出力する。また、低消費
電流モード信号PDがローレベルなので、MOSトラン
ジスタ121,122はオンする。加えて、上述のよう
に、MOSトランジスタ131,132は常にオンして
いる。このため、NORゲート110の出力は、トラン
スミッションゲート120およびインピーダンス調整ゲ
ート130を通過して、マスタクロックMCLKに重畳
される。重畳後のマスタクロックMCLKは、NORゲ
ート110で反転増幅される。このようにして、マスタ
クロックMCLKは、NORゲート110のゲインに応
じた信号レベルに増幅される。増幅後のマスタクロック
MCLKは、NOTゲート150で反転されて、内部回
路に供給される。上述したように、この実施の形態で
は、インピーダンス調整ゲート130を、オン抵抗が十
分に大きいMOSトランジスタ131,132で構成す
る。このため、トランスミッションゲート120のオン
抵抗が小さいにも拘わらず、NORゲート110は、適
切なゲインおよび入力インピーダンスを得ることができ
る。
【0033】次に、低消費電流モード信号PDが、ロー
レベルからハイレベルに変化した場合を説明する。この
場合、pMOSトランジスタ121のゲート電位はロー
レベルからハイレベルに変化し、nMOSトランジスタ
122のゲート電位はハイレベルからローレベルに変化
する。このため、上述したような理由により、ノイズが
発生する(図12および図13参照)。しかし、この実
施の形態では、MOSトランジスタ121,122のゲ
ート長が十分に小さく、したがって、寄生容量(図12
参照)のキャパシタンスは十分に小さくなる。また、ノ
イズ源であるトランスミッションゲート120とマスタ
クロック入力端子(図1では示さず。図12参照)との
間には、高インピーダンスのインピーダンス調整ゲート
130が設けられている。このため、低消費電流モード
信号PDがローレベルからハイレベルに変化するときに
発生するノイズ(図13参照)は十分に小さい。したが
って、他のマスタクロック入力回路(図示せず)に悪影
響を及ぼすことなく、マスタクロック入力回路100を
低消費電流モードに切り換えることができる。なお、低
消費電流モード信号PDがハイレベルからローレベルに
変化した場合も、同様である。
【0034】低消費電流モードでは、低消費電流モード
信号PDがハイレベルなので、NORゲート110の出
力は、ローレベルに固定される。したがって、NOTゲ
ート140の出力は、ハイレベルに固定される。また、
低消費電流モード信号PDがローレベルのとき、pMO
Sトランジスタ121およびnMOSトランジスタ12
2は、オフする。このため、トランスミッションゲート
120の出力は、ハイインピーダンスになる。したがっ
て、NORゲート110の出力は、マスタクロックMC
LKに重畳されない。
【0035】次に、マスタクロック入力回路100を用
いた回路のシミュレーション結果を説明する。
【0036】図2は、このシミュレーションに使用した
回路の構成を示す回路図である。図2において、図1と
同じ符号が付された構成要素は、それぞれ図1と同じも
のを示している。
【0037】図2に示したように、発振器モジュール3
00は、カップリングコンデンサ160,250(ここ
では0.01μFとする)を介して、マスタクロック入
力回路100,200に、マスタクロックMCLKを供
給する。発振器モジュール300は、40MHzの水晶
発振器と500Ωの抵抗素子とで構成した。マスタクロ
ック入力回路100は、図1に示された、この実施の形
態のマスタクロック入力回路である。一方、マスタクロ
ック入力回路200は、図2に示したように、ゲート1
20,130の代わりに抵抗素子220(ここでは50
0kΩとした)を設け、且つ、出力段に2個のNOTゲ
ート230,240を設けた。さらに、回路200で
は、NORゲート210の低消費電流モード信号PDを
入力する側の入力端子を、接地した。これにより、低消
費電流モード信号PDがローレベルのときのマスタクロ
ック入力回路とほぼ等価な回路が得られる。また、比較
のために、マスタクロック入力回路100に代えて従来
のマスタクロック入力回路1100(図11参照)を使
用した回路のシミュレーションも行った。
【0038】図3は図2に示された回路のシミュレーシ
ョン結果であり、図4は図3の部分拡大図である。ま
た、図5は比較用の回路のシミュレーション結果であ
り、図6は図5の部分拡大図である。図3〜図6におい
て、‘PD’はマスタクロック入力回路100(または
1100)に供給される低消費電流モード信号、‘I
N’はNORゲート210に入力されるマスタクロック
MCLK、‘S’はNORゲート210の出力、‘OU
T’はNOTゲート240の出力である。
【0039】図5および図6に示したように、比較用の
回路では、マスタクロック入力回路に供給される低消費
電流モード信号PDがローレベルからハイレベルに変化
して正方向のノイズ(図13(C)参照)が発生する
と、回路200の信号INが一時的に急上昇する(図6
のA参照)。このため、NORゲート210の出力S
は、一時的に急低下する(図6のB参照)。したがっ
て、NOTゲート240の出力OUTから、増幅された
ノイズが出力される(図6のC参照)。このノイズは、
回路200の後段の回路が誤動作する原因になる。
【0040】これに対して、図3および図4に示したよ
うに、図2の回路では、低消費電流モード信号PDがロ
ーレベルからハイレベルに変化したときに、ノイズが発
生しない。このため、NORゲート210の入力信号I
Nにノイズが重畳させることはなく、したがって、NO
Tゲート240からノイズが出力されることもない。よ
って、回路200の後段の回路が誤動作するおそれはな
い。
【0041】このように、この実施の形態によれば、マ
スタクロック入力回路100の増幅特性を損なうことな
く、モード切り換え時のノイズ発生を抑えることが可能
になる。
【0042】第2の実施の形態 次に、第2の発明に係るマスタクロック入力回路の一実
施形態について、図7を用いて説明する。
【0043】図7は、この実施の形態に係るマスタクロ
ック入力回路の回路図である。
【0044】図7に示したように、この実施の形態に係
るマスタクロック入力回路700は、クロックドインバ
ータ710と、インピーダンス調整ゲート720と、N
ORゲート730とを備えている。なお、従来の例(図
11参照)と同様、発振器モジュール(図示せず)に
は、複数のマスタクロック入力回路が、カップリングコ
ンデンサ(図示せず)を介して接続される。
【0045】クロックドインバータ710は、入力端子
からマスタクロックMCLKを入力し、且つ、コントロ
ール端子から低消費電流モード信号PDを入力する。そ
して、低消費電流モード信号PDがローレベルのとき、
クロックドインバータ710は、マスタクロックMCL
Kを反転して出力する。一方、低消費電流モード信号P
Dがハイレベルのとき、クロックドインバータ710
は、出力をハイインピーダンスにする。
【0046】インピーダンス調整ゲート720は、pM
OSトランジスタ721とnMOSトランジスタ722
とを備えている。pMOSトランジスタ721のゲート
は、グランドラインに接続されている。一方、nMOS
トランジスタ722のゲートは、電源ラインに接続され
ている。これにより、これらのMOSトランジスタ72
1,722は、常時オンする。これらのMOSトランジ
スタ721,722のソースは、クロックドインバータ
710の出力端子に共通接続されている。さらに、MO
Sトランジスタ721,722のドレインは、クロック
ドインバータ710の入力端子に共通接続されている。
インピーダンス調整ゲート720のMOSトランジスタ
721,722としては、オン抵抗が十分に大きいもの
(例えば1MΩ)を使用する。このため、MOSトラン
ジスタ721,722は、ゲート長を十分に大きくす
る。
【0047】NORゲート730は、一方の入力端子か
ら低消費電流モード信号PDを入力し、且つ、他方の入
力端子からクロックドインバータ710の出力信号を入
力する。そして、これらの信号の論理和の反転値を出力
する。
【0048】次に、マスタクロック入力回路700の動
作を説明する。
【0049】通常モードでは、低消費電流モード信号P
Dは、ローレベルに設定される。このため、クロックド
インバータ710は、マスタクロックMCLKを反転し
て出力する。また、MOSトランジスタ721,722
は、常にオンしている。このため、クロックドインバー
タ710の出力は、インピーダンス調整ゲート720を
通過して、マスタクロックMCLKに重畳される。重畳
後のマスタクロックMCLKは、クロックドインバータ
710で反転増幅される。このようにして、マスタクロ
ックMCLKは、クロックドインバータ710のゲイン
に応じた信号レベルに増幅される。増幅後のマスタクロ
ックMCLKは、NORゲート730で反転されて、内
部回路に供給される。上述したように、この実施の形態
では、インピーダンス調整ゲート720を、オン抵抗が
十分に大きいMOSトランジスタ721,722で構成
する。このため、クロックドインバータ710は、適切
なゲインおよび入力インピーダンスを得ることができ
る。
【0050】次に、低消費電流モード信号PDが、ロー
レベルからハイレベルに変化した場合を説明する。この
場合、クロックドインバータ710は、出力をハイイン
ピーダンスに切り換える。クロックドインバータ710
は、トランスミッションゲート1120(図12参照)
と同様、オン/オフの切り換え時にノイズを発生する。
しかし、この実施の形態では、インピーダンス調整ゲー
ト720が設けられているので、このノイズの影響は十
分に小さくなる。したがって、他のマスタクロック入力
回路(図示せず)に悪影響を及ぼすことなく、マスタク
ロック入力回路700を低消費電流モードに切り換える
ことができる。なお、低消費電流モード信号PDがハイ
レベルからローレベルに変化した場合も、同様である。
【0051】低消費電流モードでは、低消費電流モード
信号PDがハイレベルになり、且つ、クロックドインバ
ータ710の出力はハイインピーダンスになる。低消費
電流モード信号PDがハイレベルであるため、NORゲ
ート730の出力はローレベルに固定される。また、ク
ロックドインバータ710の出力がハイインピーダンス
であるため、マスタクロックMCLKには増幅信号が重
畳されない。
【0052】マスタクロック入力回路700を用いて第
1の実施の形態と同様のシミュレーション(図2〜図6
参照)を行ったところ、第1の実施の形態と同様の結果
が得られた。
【0053】このように、この実施の形態によれば、マ
スタクロック入力回路700の増幅特性を損なうことな
く、モード切り換え時のノイズ発生を抑えることが可能
になる。
【0054】第3の実施の形態 次に、第3の発明に係るマスタクロック入力回路の他の
実施形態について、図8を用いて説明する。
【0055】図8は、この実施の形態に係るマスタクロ
ック入力回路の回路図である。
【0056】図8に示したように、この実施の形態に係
るマスタクロック入力回路800は、NORゲート81
0,850と、nMOSトランジスタ820と、NOT
ゲート830と、インピーダンス調整ゲート840とを
備えている。なお、従来の例(図11参照)と同様、発
振器モジュール(図示せず)には、複数のマスタクロッ
ク入力回路が、カップリングコンデンサ(図示せず)を
介して接続される。
【0057】NORゲート810は、一方の入力端子か
らマスタクロックMCLKを入力し、且つ、他方の入力
端子から低消費電流モード信号PDを入力する。さら
に、NORゲート810の電源入力端子は電源ラインに
接続され、且つ、グランド入力端子はnMOSトランジ
スタ820のドレインに接続されている。
【0058】nMOSトランジスタ820のソースは、
グランドラインに接続されている。また、このnMOS
トランジスタ820のゲートは、NOTゲート830の
出力端子に接続されている。
【0059】NOTゲート830は、低消費電流モード
信号PDを入力して、反転値を出力する。
【0060】インピーダンス調整ゲート840は、pM
OSトランジスタ841とnMOSトランジスタ842
とを備えている。pMOSトランジスタ841のゲート
は、グランドラインに接続されている。一方、nMOS
トランジスタ842のゲートは、電源ラインに接続され
ている。これにより、これらのMOSトランジスタ84
1,842は、常時オンする。これらのMOSトランジ
スタ841,842のソースは、NORゲート810の
出力端子に共通接続されている。さらに、MOSトラン
ジスタ841,842のドレインは、NORゲート81
0のマスタクロック用入力端子に共通接続されている。
インピーダンス調整ゲート840のMOSトランジスタ
841,842としては、オン抵抗が十分に大きいもの
(例えば1MΩ)を使用する。このため、MOSトラン
ジスタ841,842は、ゲート長を十分に大きくす
る。
【0061】NORゲート850は、一方の入力端子か
ら低消費電流モード信号PDを入力し、且つ、他方の入
力端子からNORゲート810の出力信号を入力する。
そして、これらの信号の論理和の反転値を出力する。
【0062】次に、マスタクロック入力回路800の動
作を説明する。
【0063】通常モードでは、低消費電流モード信号P
Dは、ローレベルに設定される。このため、NORゲー
ト810の出力端子は、マスタクロックMCLKがハイ
レベルのときはグランド入力端子と導通し、マスタクロ
ックMCLKがローレベルのときには電源入力端子と導
通する。ここで、低消費電流モード信号PDがローレベ
ルのとき、NOTゲート830の出力はハイレベルにな
るので、nMOSトランジスタ820はオンする。した
がって、NORゲート810のグランド入力端子は、グ
ランドラインと導通する。このため、NORゲート81
0は、マスタクロックMCLKを反転して出力すること
ができる。また、MOSトランジスタ841,842
は、常にオンしている。このため、NORゲート810
の出力は、インピーダンス調整ゲート840を通過し
て、マスタクロックMCLKに重畳される。重畳後のマ
スタクロックMCLKは、NORゲート810で反転増
幅される。このようにして、マスタクロックMCLK
は、NORゲート810のゲインに応じた信号レベルに
増幅される。増幅後のマスタクロックMCLKは、NO
Rゲート850で反転されて、内部回路に供給される。
上述したように、この実施の形態では、インピーダンス
調整ゲート840を、オン抵抗が十分に大きいMOSト
ランジスタ841,842で構成する。このため、NO
Rゲート810は、適切なゲインおよび入力インピーダ
ンスを得ることができる。
【0064】次に、低消費電流モード信号PDが、ロー
レベルからハイレベルに変化した場合を説明する。低消
費電流モード信号PDがハイレベルのとき、NORゲー
ト810の出力端子は、電源入力端子とは切断され且つ
グランド入力端子とは導通している状態に固定される。
しかし、低消費電流モード信号PDがハイレベルになる
と、NOTゲート830の出力がローレベルになり、し
たがってnMOSトランジスタ820はオフする。この
ため、NORゲート810の出力は、ハイインピーダン
スになる。ここで、NORゲート810は、トランスミ
ッションゲート1120(図12参照)と同様、オン/
オフの切り換え時にノイズを発生する。しかし、この実
施の形態では、インピーダンス調整ゲート840が設け
られているので、このノイズの影響は十分に小さくな
る。したがって、他のマスタクロック入力回路(図示せ
ず)に悪影響を及ぼすことなく、マスタクロック入力回
路800を低消費電流モードに切り換えることができ
る。なお、低消費電流モード信号PDがハイレベルから
ローレベルに変化した場合も、同様である。
【0065】低消費電流モードでは、低消費電流モード
信号PDがハイレベルになり、且つ、NORゲート81
0の出力はハイインピーダンスになる。低消費電流モー
ド信号PDがハイレベルであるため、NORゲート85
0の出力はローレベルに固定される。また、NORゲー
ト810の出力がハイインピーダンスであるため、マス
タクロックMCLKには増幅信号が重畳されない。
【0066】マスタクロック入力回路800を用いて第
1の実施の形態と同様のシミュレーション(図2〜図6
参照)を行ったところ、第1の実施の形態と同様の結果
が得られた。
【0067】このように、この実施の形態によれば、マ
スタクロック入力回路800の増幅特性を損なうことな
く、モード切り換え時のノイズ発生を抑えることが可能
になる。
【0068】第4の実施の形態 次に、第4の発明に係るマスタクロック入力回路の実施
の形態について、図9を用いて説明する。
【0069】図9は、この実施の形態に係るマスタクロ
ック入力回路の回路図である。
【0070】図9に示したように、この実施の形態に係
るマスタクロック入力回路900は、NORゲート91
0と、トランスミッションゲート920と、NOTゲー
ト930,940,950,980と、コンデンサ96
0,970とを備えている。なお、従来の例(図11参
照)と同様、発振器モジュール(図示せず)には、複数
のマスタクロック入力回路が、カップリングコンデンサ
(図示せず)を介して接続される。
【0071】図9に示したように、NORゲート910
は、一方の入力端子から低消費電流モード信号PDを入
力し、他方の入力端子からマスタクロックMCLKを入
力する。
【0072】トランスミッションゲート920は、pM
OSトランジスタ921とnMOSトランジスタ922
とを備えている。pMOSトランジスタ921のゲート
は、NOTゲート940の出力端子に接続されている。
一方、nMOSトランジスタ922のゲートは、NOT
ゲート950の出力端子に接続されている。また、これ
らのMOSトランジスタ921,922は、ソースがN
ORゲート910の出力端子に共通接続され、ドレイン
がNORゲート910のマスタクロック入力用端子に共
通接続されている。トランスミッションゲート920の
MOSトランジスタ921,922としては、オン抵抗
が十分に大きいものを使用する。このため、MOSトラ
ンジスタ921,922は、ゲート長を十分に大きくす
る。
【0073】NOTゲート930の入力端子には、低消
費電流モード信号PDが入力される。また、NOTゲー
ト930の出力端子は、NOTゲート940の入力端子
に接続されている。NOTゲート950の入力端子に
は、低消費電流モード信号PDが入力される。
【0074】コンデンサ960は、一端がNOTゲート
940の出力端子に接続され、且つ、他端がグランドラ
インに接続されている。また、コンデンサ970は、一
端がNOTゲート950の出力端子に接続され、且つ、
他端がグランドラインに接続されている。
【0075】NOTゲート980は、NORゲート91
0の出力信号を入力して反転し、図示しない内部回路に
供給する。
【0076】次に、マスタクロック入力回路900の動
作を説明する。
【0077】通常モードでは、低消費電流モード信号P
Dは、ローレベルに設定される。このため、NORゲー
ト910は、マスタクロックMCLKを反転して出力す
る。また、このとき、pMOSトランジスタ921のゲ
ート電位はローレベルになり、且つ、nMOSトランジ
スタ922のゲート電位はハイレベルになる。このた
め、これらのMOSトランジスタ921,922はオン
する。したがって、NORゲート910の出力は、トラ
ンスミッションゲート920を通過して、マスタクロッ
クMCLKに重畳される。重畳後のマスタクロックMC
LKは、NORゲート910で反転増幅される。このよ
うにして、マスタクロックMCLKは、NORゲート9
10のゲインに応じた信号レベルに増幅される。増幅後
のマスタクロックMCLKは、NOTゲート980で反
転されて、内部回路に供給される。上述したように、こ
の実施の形態では、トランスミッションゲート920
を、オン抵抗が十分に大きいMOSトランジスタ92
1,922で構成する。このため、NORゲート910
は、適切なゲインおよび入力インピーダンスを得ること
ができる。
【0078】次に、低消費電流モード信号PDが、ロー
レベルからハイレベルに変化した場合を説明する。この
場合、pMOSトランジスタ921のゲート電位はロー
レベルからハイレベルに変化し、且つ、nMOSトラン
ジスタ922のゲート電位はハイレベルからローレベル
に変化する。ここで、この実施の形態に係るマスタクロ
ック入力回路900では、NOTゲート930,940
およびコンデンサ960が設けられているので、pMO
Sトランジスタ921のゲート電位の立ち上がりは、緩
やかになる。すなわち、NOTゲート930,940の
オン抵抗およびコンデンサ960のキャパシタンスによ
り、MOSトランジスタ921のゲート電位が立ち上が
る際の電圧変化の周波数fが小さくなる。このため、寄
生容量(図12参照)のインピーダンスが大きくなるの
で(式(1)参照)、発生ノイズ(図13参照)は小さ
くなる。同様に、NOTゲート950のオン抵抗および
コンデンサ970のキャパシタンスにより、MOSトラ
ンジスタ922のゲート電位が立ち下がる際の電圧変化
の周波数fが小さくなる。このため、寄生容量(図12
参照)のインピーダンスが大きくなるので(式(1)参
照)、発生ノイズ(図13参照)は小さくなる。このよ
うにして、マスタクロック入力回路900は、他のマス
タクロック入力回路(図示せず)に悪影響を及ぼさずに
低消費電流モードに切り換わる。なお、低消費電流モー
ド信号PDがハイレベルからローレベルに変化した場合
も、同様である。
【0079】低消費電流モードでは、低消費電流モード
信号PDがハイレベルなので、NORゲート910の出
力は、ローレベルに固定される。したがって、NOTゲ
ート980の出力は、ハイレベルに固定される。また、
低消費電流モード信号PDがローレベルのとき、pMO
Sトランジスタ921およびnMOSトランジスタ92
2は、オフする。このため、トランスミッションゲート
920の出力は、ハイインピーダンスになる。したがっ
て、NORゲート910の出力は、マスタクロックMC
LKに重畳されない。
【0080】マスタクロック入力回路900を用いて第
1の実施の形態と同様のシミュレーション(図2〜図6
参照)を行ったところ、第1の実施の形態と同様の結果
が得られた。
【0081】このように、この実施の形態によれば、マ
スタクロック入力回路900の増幅特性を損なうことな
く、モード切り換え時のノイズ発生を抑えることが可能
になる。
【0082】第5の実施の形態 次に、第5の発明に係るマスタクロック入力回路の実施
の形態について、図10を用いて説明する。
【0083】図10は、この実施の形態に係るマスタク
ロック入力回路の回路図である。
【0084】図10に示したように、この実施の形態に
係るマスタクロック入力回路1000は、NORゲート
1010と、トランスミッションゲート1020と、N
OTゲート1030,1040,1050,1060と
を備えている。なお、従来の例(図11参照)と同様、
発振器モジュール(図示せず)には、複数のマスタクロ
ック入力回路が、カップリングコンデンサ(図示せず)
を介して接続される。
【0085】図10に示したように、NORゲート10
10は、一方の入力端子から低消費電流モード信号PD
を入力し、他方の入力端子からマスタクロックMCLK
を入力する。
【0086】トランスミッションゲート1020は、p
MOSトランジスタ1021とnMOSトランジスタ1
022とを備えている。pMOSトランジスタ1021
のゲートは、NOTゲート1040の出力端子に接続さ
れている。一方、nMOSトランジスタ1022のゲー
トは、NOTゲート1050の出力端子に接続されてい
る。また、これらのMOSトランジスタ1021,10
22は、ソースがNORゲート1010の出力端子に共
通接続され、ドレインがNORゲート1010のマスタ
クロック入力用端子に共通接続されているている。トラ
ンスミッションゲート1020のMOSトランジスタ1
021,1022としては、オン抵抗が十分に大きいも
のを使用する。このため、MOSトランジスタ102
1,1022は、ゲート長を十分に大きくする。
【0087】NOTゲート1030,1040は、直列
接続されている。すなわち、低消費電流モード信号PD
は、NOTゲート1030の入力端子から入力され、N
OTゲート1040の出力端子から出力される。この実
施の形態では、NOTゲート1030,1040の遅延
時間、すなわちNOTゲート1030の入力端子から入
力された低消費電流モード信号PDがNOTゲート10
40の出力端子から出力されるまでの所要時間を、td
とする。一方、NOTゲート1050の入力端子には、
低消費電流モード信号PDが入力される。この実施の形
態では、NOTゲート1050の遅延時間も、tdとす
る。すなわち、この実施の形態では、直列接続されたN
OTゲート1030,1040の遅延時間と、NOTゲ
ート1050の遅延時間とを、同一に設定する。これに
より、低消費電流モード信号PDがpMOSトランジス
タ1021のゲートに到達するタイミングと、このモー
ド信号PDの反転信号がnMOSトランジスタ1022
のゲートに到達するタイミングとを、実質的に一致させ
ている。
【0088】NOTゲート1060は、NORゲート1
010の出力信号を入力して反転し、図示しない内部回
路に供給する。
【0089】次に、マスタクロック入力回路1000の
動作を説明する。
【0090】通常モードでは、低消費電流モード信号P
Dは、ローレベルに設定される。このため、NORゲー
ト1010は、マスタクロックMCLKを反転して出力
する。このとき、pMOSトランジスタ1021のゲー
ト電位はローレベルになり、且つ、nMOSトランジス
タ1022のゲート電位はハイレベルになる。このた
め、これらのMOSトランジスタ1021,1022は
オンする。したがって、NORゲート1010の出力
は、トランスミッションゲート1020を通過して、マ
スタクロックMCLKに重畳される。重畳後のマスタク
ロックMCLKは、NORゲート1010で反転増幅さ
れる。このようにして、マスタクロックMCLKは、N
ORゲート1010のゲインに応じた信号レベルに増幅
される。増幅後のマスタクロックMCLKは、NOTゲ
ート1060で反転されて、内部回路に供給される。上
述したように、この実施の形態では、トランスミッショ
ンゲート1020を、オン抵抗が十分に大きいMOSト
ランジスタ1021,1022で構成する。このため、
NORゲート1010は、適切なゲインおよび入力イン
ピーダンスを得ることができる。
【0091】次に、低消費電流モード信号PDが、ロー
レベルからハイレベルに変化した場合を説明する。この
場合、pMOSトランジスタ1021のゲート電位はロ
ーレベルからハイレベルに変化し、且つ、nMOSトラ
ンジスタ1022のゲート電位はハイレベルからローレ
ベルに変化する。上述したように、この実施の形態では
NOTゲート1030,1040の遅延時間とNOTゲ
ート1050の遅延時間とが一致しているので、MOS
トランジスタ1021,1022のゲート電位は同じタ
イミングで変化する。したがって、MOSトランジスタ
1021,1022は、実質的に同時にオフする。この
ため、pMOSトランジスタ1021のゲート・ドレイ
ン間寄生容量(図12の寄生容量1201に対応する寄
生容量)に起因するノイズと、nMOSトランジスタ1
022のゲート・ドレイン間寄生容量(図12の寄生容
量1202に対応する寄生容量)に起因するノイズと
は、同時に発生する。図13に示したように、pMOS
トランジスタ側のノイズとnMOSトランジスタ側のノ
イズとは、極性が逆である。このため、これらのノイズ
が同時に発生した場合、互いに打ち消し合うことにな
る。したがって、マスタクロック入力回路1000は、
他のマスタクロック入力回路(図示せず)に悪影響を及
ぼさずに低消費電流モードに切り換わる。なお、低消費
電流モード信号PDがハイレベルからローレベルに変化
した場合も、同様である。
【0092】低消費電流モードでは、低消費電流モード
信号PDがハイレベルなので、NORゲート1010の
出力は、ローレベルに固定される。したがって、NOT
ゲート1060の出力は、ハイレベルに固定される。ま
た、低消費電流モード信号PDがローレベルのとき、p
MOSトランジスタ1021およびnMOSトランジス
タ1022は、オフする。このため、トランスミッショ
ンゲート1020の出力は、ハイインピーダンスにな
る。したがって、NORゲート1010の出力は、マス
タクロックMCLKに重畳されない。
【0093】マスタクロック入力回路1000を用いて
第1の実施の形態と同様のシミュレーション(図2〜図
6参照)を行ったところ、第1の実施の形態と同様の結
果が得られた。
【0094】このように、この実施の形態によれば、マ
スタクロック入力回路1000の増幅特性を損なうこと
なく、モード切り換え時のノイズ発生を抑えることが可
能になる。
【0095】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、増幅用ゲート回路のゲインやインピーダンスが適
切に設定され且つモード切り換え時の発生ノイズが抑制
されたマスタクロック入力回路、すなわち増幅性に優れ
且つ他の回路に悪影響を及ぼさないマスタクロック入力
回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るマスタクロック入力回路
を示す回路図である。
【図2】第1の実施の形態に係るシミュレーション用回
路を示す回路図である。
【図3】図2に示した回路のシミュレーション結果を示
す波形図である。
【図4】図3に示した波形図の部分拡大図である。
【図5】図2と比較する回路のシミュレーション結果を
示す波形図である。
【図6】図5に示した波形図の部分拡大図である。
【図7】第2の実施形態に係るマスタクロック入力回路
を示す回路図である。
【図8】第3の実施形態に係るマスタクロック入力回路
を示す回路図である。
【図9】第4の実施形態に係るマスタクロック入力回路
を示す回路図である。
【図10】第5の実施形態に係るマスタクロック入力回
路を示す回路図である。
【図11】従来のマスタクロック入力回路を示す回路図
である。
【図12】従来のマスタクロック入力回路の寄生容量を
説明するための回路図である。
【図13】従来のマスタクロック入力回路の信号波形図
である。
【符号の説明】
100 マスタクロック入力回路 110 NORゲート 120 トランスミッションゲート 130 インピーダンス調整ゲート 140,150 NOTゲート

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モード信号がアクティブレベルのとき
    に、マスタクロック入力端子の入力電位を増幅してマス
    タクロック出力端子から出力するとともに、外部から入
    力されたマスタクロックと前記マスタクロック出力端子
    の出力電位との重畳電位を所定の入力インピーダンスで
    前記マスタクロック入力端子から入力し、且つ、前記モ
    ード信号がノンアクティブレベルのときに、前記マスタ
    クロック出力端子からの出力電位を固定する増幅用ゲー
    ト回路と、 該増幅用ゲート回路の前記マスタクロック出力端子に信
    号入力端子が接続され、前記モード信号のアクティブレ
    ベル/ノンアクティブレベルに応じて開/閉し、且つ、
    開状態での抵抗を前記増幅用ゲート回路が前記所定の入
    力インピーダンスを得られる抵抗値よりも低く設定し
    た、トランスミッション用ゲート回路と、 該トランスミッション用ゲート回路の信号出力端子と前
    記増幅用ゲート回路の前記マスタクロック入力端子との
    間に常に開いている状態で設けられ、前記増幅用ゲート
    回路が前記所定の入力インピーダンスを得られるような
    抵抗値を有する、インピーダンス調整回路と、 を備えることを特徴とするマスタクロック入力回路。
  2. 【請求項2】 モード信号がアクティブレベルのとき
    は、マスタクロック入力端子の入力電位を増幅して所定
    の出力インピーダンスでマスタクロック出力端子から出
    力するとともに、外部から入力されたマスタクロックと
    前記マスタクロック出力端子の出力電位との重畳電位を
    前記所定の出力インピーダンスよりも大きい所定の入力
    インピーダンスで前記マスタクロック入力端子から入力
    し、且つ、前記モード信号がノンアクティブレベルのと
    きには、前記マスタクロック出力端子をハイインピーダ
    ンスにする増幅用ゲート回路と、 該増幅用ゲート回路の前記マスタクロック出力端子と前
    記マスタクロック入力端子との間に常に開いている状態
    で設けられ、前記増幅用ゲート回路が前記所定の入力イ
    ンピーダンスを得られるような抵抗値を有する、インピ
    ーダンス調整回路と、 前記モード信号がアクティブレベルのときに前記増幅用
    ゲート回路の出力クロックに対応する信号を出力し且つ
    前記モード信号がノンアクティブレベルのときに出力電
    位を固定する、出力用ゲート回路と、 を備えることを特徴とするマスタクロック入力回路。
  3. 【請求項3】 前記増幅用ゲート回路が、制御端子から
    モード信号を入力し且つ入力端子からマスタクロックを
    入力するクロックドインバータであることを特徴とする
    請求項2に記載のマスタクロック入力回路。
  4. 【請求項4】 前記増幅用ゲート回路が、 一方の入力端子から前記モード信号を入力し、他方の入
    力端子からマスタクロックを入力する論理ゲートと、 前記モード信号がアクティブレベルのときは前記論理ゲ
    ートと電源ラインまたはグランドラインとを接続し、且
    つ、前記モード信号がノンアクティブレベルのときは前
    記論理ゲートと電源ラインまたはグランドラインとを切
    断するスイッチと、 を備えることを特徴とする請求項2に記載のマスタクロ
    ック入力回路。
  5. 【請求項5】 モード信号がアクティブレベルのとき
    は、マスタクロック入力端子の入力電位を増幅してマス
    タクロック出力端子から出力するとともに、外部から入
    力されたマスタクロックと前記マスタクロック出力端子
    の出力電位との重畳電位を所定の入力インピーダンスで
    前記マスタクロック入力端子から入力し、且つ、前記モ
    ード信号がノンアクティブレベルのときには、前記マス
    タクロック出力端子からの出力電位を固定する増幅用ゲ
    ート回路と、 該増幅用ゲート回路の前記マスタクロック出力端子と前
    記マスタクロック入力端子との間に設けられ、前記モー
    ド信号のアクティブレベル/ノンアクティブレベルに応
    じて開/閉し、且つ、開状態での抵抗を前記増幅用ゲー
    ト回路が前記所定の入力インピーダンスを得られる抵抗
    値に設定した、トランスミッション用ゲート回路と、 前記トランスミッション用ゲート回路のアクティブ/ノ
    ンアクティブが切り換わるときの切り換え周波数を小さ
    くする周波数調整回路と、 を備えることを特徴とするマスタクロック入力回路。
  6. 【請求項6】 モード信号がアクティブレベルのとき
    は、マスタクロック入力端子の入力電位を増幅してマス
    タクロック出力端子から出力するとともに、外部から入
    力されたマスタクロックと前記マスタクロック出力端子
    の出力電位との重畳電位を所定の入力インピーダンスで
    前記マスタクロック入力端子から入力し、且つ、前記モ
    ード信号がノンアクティブレベルのときには、前記マス
    タクロック出力端子からの出力電位を固定する増幅用ゲ
    ート回路と、 一方の主電極が該トランスミッション用ゲート回路の信
    号出力端子に接続され且つ他方の主電極が前記増幅用ゲ
    ート回路の前記マスタクロック入力端子に接続され、前
    記増幅用ゲート回路が前記所定の入力インピーダンスを
    得られるようなオン抵抗を有する第1導電型第1トラン
    ジスタおよび第2導電型第2トランジスタを備えるトラ
    ンスミッション用ゲート回路と、 前記第1トランジスタの制御電極に供給される前記モー
    ド信号と前記第2トランジスタの制御電極に供給される
    前記モード信号の反転信号との、変化タイミングを揃え
    るタイミング調整回路と、 を備えることを特徴とするマスタクロック入力回路。
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