JP3491705B2 - オゾン水センサー - Google Patents
オゾン水センサーInfo
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Description
度、つまりオゾン水中のオゾンの濃度変化を電圧変化に
変換するオゾン水センサ−に関するものである。
と、化学薬品を使用する薬品反応法、紫外線吸収度を比
較測定する紫外線吸収法、そして起電力や電解液の導電
度変化を検出する電気的検出法が代表的なものである
が、何れも一長一短あることが知られている。
ものは、ヨウ化カリを使用する方法で、最も正確な方法
として知られているが、一定量のオゾン水をサンプリン
グし、滴定操作が必要であるので、連続測定は不能であ
る。これの機械化したもので電量測定法も実用化されて
いるが、これも濃度測定値をデジタル表示したもので、
一定量のサンプリングとヨウ化カリ液等の試薬を必要と
したバッチ操作が必要である。その他インジゴ等の色素
を使用した変色試薬法も提案されているが、同様に試薬
を必要としたバッチ法であることに変わりはない。
253.7nm付近に強い吸収スペクトルをもつ現象を
利用したもので、気相オゾンの測定には、最も普及して
いる方法である。しかし、オゾン水の測定には、多量の
通過オゾン水を必要とし、かつ、気体と異なり、測定用
オゾン水によって紫外線カラムに付着するスライム等に
よって測定値が著しく誤差を生じるため、頻度高く洗浄
操作を必要とする欠点があった。
ンブレン電解液法が最も知られているが、この方法にお
いては、数ミクロンのテフロン(登録商標)薄膜(メン
ブレン)を通してオゾンが電解液中に流入し、電解液の
電導度の変化を読み取る方法であり、この方法の欠点
は、先ず応答速度が遅く、とくに停止時からの立ち上が
りにかなりの時間を要し、また消耗電解液の補充、汚染
メンブレンの定期取り替え等、煩雑な維持を必要として
いる。
答速度の早い方法は、裸電極法(英語での表現はBar
e Electrode Method)であり、通常
金または白金の陽極と銅製の陰極をオゾン水中に挿入す
ると、オゾン水の濃度変化に追従する電圧が発生する現
象を利用したものである。しかし、この方法において
は、とくに陰極電極の銅がオゾンによって酸化されるの
で、絶えず表面を磨く機構が必要である。第4図は、そ
の一例であり、欧米の水処理場などで実用されている装
置である。
液の流入口2と流出口3とが設けられ、この本体1には
モ−タ−4によって回転する円柱状の回転子5が収納さ
れている。そしてこの回転子5の周面にはアノ−ド側電
極Aとして金(Au)またはプラチナ(Pt)が貼付し
てあり、更に、上記本体1の回転子5の周面と同心状で
所定の間隔を有した内面にはカソ−ド側電極Kとして銅
(Cu)が貼付してある。そして、流入口2より流入し
たサンプル液は、アノ−ド側電極Aとカソ−ド側電極K
との間に満たされた後、流出口3より流出するようにな
っており、アノ−ド側電極Aとカソ−ド側電極Kとには
電流計6が連結してある。更に、上記回転子5と本体1
の内面との間にはプラスチックまたは水晶の粒子7,
7,7・・・が投入されており、回転子5が回転する
と、該粒子7,7,7・・・が酸化した回転子5の表面
のカソ−ド側電極Kの表面酸化皮膜を研磨するようにな
してある。
範囲が非常に高まり、食品の殺菌、医療用手洗いなどに
必須の殺菌手段として普及してきたのであるがオゾン水
による殺菌においては、殺菌しようとする微生物によっ
て(例えば、大腸菌、ビブリオ、MRSA等)によって
オゾン耐性が著しく異なり、対象とする微生物を完全に
殺菌するためには、濃度・時間(CTと呼ぶ)の条件管
理が必須とされる。従って、すべてのオゾン水装置に簡
便に装着できるオゾン水濃度センサ−が要求されている
が、未だ理想的なものが発表されていないという課題を
有している。
れたもので、発明者らは研究の結果、簡便で応答速度の
早い先述の裸電極式において、もし電極のオゾン水によ
る酸化を防止することが可能となり、かつオゾンの濃度
変化に追従した電圧が発生する電極組み合わせが創出で
きたならば、複雑な電極研磨機構が不必要となり著しく
簡素化される結果オゾン水応用における利便性が極めて
大きくなると判断し、これを解決する研究を行ったの
で、簡便な装置でオゾン濃度が測定できるオゾン水セン
サ−を提供することを目的としたものである。
特許請求の範囲を要旨とする本発明の構成は前述課題を
解決するために、流動しているオゾン水流中に、第一電
極11と第二電極12とを浸漬し、この第一電極11と
第二電極12との間に発生するオゾン水濃度変化に追従
する電圧変化を検知するオゾン水センサーにおいて、上
記第一電極11を、金属銀または、塩化銀によって被覆
された金属銀によって構成し、上記第二電極12を、表
面にオゾン酸化膜を形成したニッケル・クロム合金によ
って構成したことを特徴とする技術的手段を講じたもの
である。
的低濃度、例えばば0−5ppmの範囲においてはほぼ
オゾン水濃度に比例した起電力を持つが、それ以上の高
濃度範囲においては、起電力の割合が漸減する。そこ
で、「請求項2」の発明は、流動しているオゾン水流中
に、第一電極11と第二電極12とを浸漬し、この第一
電極11と第二電極12との間に発生するオゾン水濃度
変化に追従する電圧変化を検知するオゾン水センサーに
おいて、上記第一電極11を、金属銀または、塩化銀に
よって被覆された金属銀によって構成し、上記第二電極
12を、パラジュ−ムを0.5%以上5%以下の割合で
含有し、表面にオゾン酸化膜を形成したニッケル・クロ
ム・パラジューム合金によって構成したことを特徴とす
る技術的手段を講じたものである。
度を改良は、第三電極としてパラジュ−ム電極を配設
し、第二電極と第三電極を高抵抗14により連通せしめ
ることによっても同じような効果を得ることが判明し、
「請求項3」の発明は、流動しているオゾン水流中に、
第一電極11と第二電極12とを浸漬し、この第一電極
11と第二電極12との間に発生するオゾン水濃度変化
に追従する電圧変化を検知するオゾン水センサーにおい
て、上記第一電極11を、金属銀または、塩化銀によっ
て被覆された金属銀によって構成し、上記第二電極12
を、表面にオゾン酸化膜を形成したニッケル・クロム合
金によって構成し、さらに、オゾン水流中に、上記第一
電極11と第二電極12と間に発生する起電力変化特性
を修正するためのパラジュ−ム製の第三電極13を浸漬
し、この第三電極13と第二電極とを高抵抗14により
接続したことを特徴とする技術的手段を講じたものであ
る。
オゾン水濃度下降時の電圧応答速度が迅速に行われ濃度
制御に迅速な応答速度を得られることが判明し、「請求
項4」の発明は、流動しているオゾン水流中に、第一電
極11と第二電極12とを浸漬し、この第一電極11と
第二電極12との間に発生するオゾン水濃度変化に追従
する電圧変化を検知するオゾン水センサーにおいて、上
記第一電極11を、金属銀または、塩化銀によって被覆
された金属銀によって構成し、上記第二電極12を、パ
ラジュ−ムを0.5%以上5%以下の割合で含有し、表
面にオゾン酸化膜を形成したニッケル・クロム・パラジ
ューム合金によって構成し、さらに、オゾン水流中に、
上記第一電極11と第二電極12と間に発生する起電力
変化特性を修正するための金製の第三電極13を浸漬
し、この第三電極13と第二電極とを高抵抗14により
接続したことを特徴とする技術的手段を講じたものであ
る。
との間に発生する電圧変化は微少なものであるので、安
定した早期定置を得るべく、「請求項5」の発明は、第
一電極11と第二電極12とが金属線をコイル状に巻い
て形成したことを特徴とする技術的手段を講じたもので
ある。
先ず本発明オゾン水センサ−はニッケル・クロム合金製
電極の表面に生成せしめた強固な酸化膜によってなる陽
極と銀製陰極がオゾン水中に浸積されて、オゾン水ガル
バニ電池が構成されたものと考えられる。この組み合わ
せは、非情に高いオゾン水選択起電作用を有することが
実験によって証明されており、さらに約1000時間の
連続運転後も当初の起電力を維持している耐久性が認め
られた。
濃度の変化に対する起電電圧の追従応速度は、例えば0
から10ppmまで5秒間で立ち上げた際、電圧応答は
7秒であり、かつてこの種のセンサ−では考えられなか
った迅速な応答速度を示す作用を呈した。ただ、同様の
濃度下降時においては同じ5秒の下降に対し、起電電圧
0まで下降するのに約20秒かかった。下降時の遅延の
原因は、酸化膜界面において若干のオゾニドが形成さ
れ、それが流水で掃引されるのに時間を要したものと思
考されるが、この価とて現在使用されている他の方法に
比べるとはるかに迅速な応答であり、実用上差しつかえ
はないと考えられる。
だ、ニッケル・クロム酸化膜電極と銀電極の組み合わせ
は、非常に高いオゾン選択性を持ち、水のみ、または他
の元素、例えば塩素には起電しないという優れた特性を
持つが、オゾン水の高濃度域、例えば5ppm以上の帯
域における起電性が鈍化する性質がある。「図3」にそ
の一例を示し、破線部が本ニッケル・クロム酸化膜電極
の特性例である。この特性をより直線的に改善すれば、
二次曲線補正回路のごとき煩雑な装置なしでもデジタル
またはアナログ計器によるオゾン水濃度の直読指示が可
能であるので、補正方法の研究を行い、パラジュ−ムの
持つ特性の活用法を発見したものである。即ちパラジュ
−ムは銀電極と組み合わせることで高濃度のオゾン水で
起電することを見出だした。そこで、少量のパラジュ−
ムをニッケル・クロム合金に混合したところ、「図3」
の実線で表したごとき直線度が改善される作用を呈する
ものであった。
を少量混入した電極材料は、合金の製造入手が困難で特
注すると、かなり高価となるので、比較的入手しやすい
純パラジュ−ム線または板を使用した第三電極13を使
用し、第二電極12と並列に使用し、同様な高濃度域の
補正を行うことができる作用を確認した。ただしこの場
合、ニッケル・クロム合金製の第二電極12は正電極と
して、銀電極との間に電圧を発生せしめ、一方パラジュ
−ム製の第三電極13は高濃度域補正電極として動作せ
しめ、第二電極12と高抵抗14、望ましくは可変高抵
抗で接続し、最適の補正曲線を得るごとく調整使用する
ことが望ましいものであった。
述の酸化ニッケル・クロム電極の応答特性において、オ
ゾン濃度の上昇時の応答特性に比べ、下降時の応答特性
が遅い現象を知った。この遅延特性について種々検討し
たのであるが、酸化ニッケル・クロム電極のオゾン水と
の接触界面において、オゾン水の濃度が急激に低下して
も数秒ないし数十秒はオゾンによる励起信号が残存する
ことによる微弱な起電がある現象を見出したのである。
そこで第二電極12に接近した第三電極材料13として
金を使用し、同じく高抵抗14で第二電極12と連結し
たところ上記遅延時間がかなり改善される作用を呈し
た。この現象は、第二・第三電極12,13間で水中に
惹起された電界により酸化ニッケッル・クロム電極界面
に残存した信号の水流による掃引が助長されたものと解
釈される。ただし、金製第三電極13の影響と思われる
が、系全体の起電力が若干低下した。この低下したデ−
タについては次の実施例に一例を記載する。
を金属線をコイル状に巻いて形成したところ、表面積が
大きく直読可能な電圧値を得る作用を呈するものであっ
た。
小型水槽10には流入口8と流出口9が配置され、該測
定用小型水槽10が一定の流速のオゾン水の流路の一部
を形成している。
て流動しているオゾン水流中に、第一電極11と第二電
極12とを浸漬し、この第一電極11と第二電極12と
の間に発生するオゾン水濃度変化に追従する電圧変化を
電圧計15で検知するようになしてあるのは従来と同じ
である。
金属銀または、塩化銀によって被覆された金属銀によっ
て構成した。図示実施例ではこの第一電極11は、0,
5mm径の純銀製線100mm長を、約5mm直径のス
パイラル巻として使用した。
酸化膜を形成したニッケル・クロム合金によって構成し
た。図示実施例では0,5mm径のクロム40%ニッケ
ル60%の合金線100mm長を、第一電極と同様の約
5mm直径のスパイラル巻して使用した。なお、この段
階ではニッケル・クロム合金はその表面は何ら加工を施
していない状態である。
に、第二電極を電圧計15の正極に連結し、先ず濃度約
10ppmの高濃度オゾン水を上記測定用小型水槽10
内に流し、両電極11,12をオゾン水中に浸漬したと
ころ、電圧計15はまず極逆性を示すごとく0以下に振
り切ったが、約15秒後徐々に正極側に指示を戻し、約
2分後に約200mvを指しその後安定した。すなわ
ち、この現象は、先ず金属電極としてはニッケル・クロ
ム合金は銀電極に対して負の起電を行なったが、徐々に
合金表面に高濃度オゾン水による酸化皮膜が形成され、
正負が転換し、この状態で「図3」の破線に示すごとき
オゾン水濃度と起電力の関係を得たものであり、多数行
なった実験によっても正しく再現できることが認めら
れ、表面にオゾン酸化膜を形成することで、金属銀また
は、塩化銀によって被覆された金属銀によって構成した
第一電極11に対して正極側のセンサー電極として機能
できるものである。
で、一度形成されるとそのまま放置しても変質したりは
げ落ちることはなく、以後はそのまま正極側のセンサー
電極として使用できるものであった。
極12を、パラジュ−ムを0.5%以上5%以下の割合
で含有し、表面にオゾン酸化膜を形成したニッケル・ク
ロム・パラジューム合金によって構成した。このパラジ
ュームを混合した理由は前記したようにオゾン水の高濃
度域における特性改善のためで、前記ニッケル・クロム
合金にパラジュームを4%混入したニッケル・クロム・
パラジューム合金を製造し、上記実施例と同様に0.5
mm径の合金線を成形した。そして前記と同じ条件で約
10ppmのオゾン水による酸化膜形成作業を行なった
が、この場合、極性の逆転は観察できず、当初はほとん
ど電圧0の状態で約1分を経過し、その後徐々に電圧が
上昇し、約5分後「図4」実線に示すごとくオゾン濃度
と起電力との関係を得て、その後正しい再現性が観察さ
れたものである。
%未満とすると上記特性改善がほとんど確認できず、5
%を越すと低濃度オゾン域での測定値が不安定となるも
のであった。
極12は、表面にオゾン酸化膜を形成したニッケル・ク
ロム合金を使用するも、オゾン水流中に、上記第一電極
11と第二電極12と間に発生する起電力変化特性を修
正するためのパラジュ−ム製の第三電極13を浸漬し、
この第三電極13と第二電極とを高抵抗14により接続
したものである。
状を第一電極11及び第二電極と同じとし、純パラジュ
−ム線を使用した。この場合、高抵抗14を10Kオー
ムの可変抵抗となし、補正に最も適した抵抗値を実験に
よって求めたところ約3.5Kオームの抵抗値で「図
3」実線と相似の高濃度域特性を得ることができた。
極12を、パラジュ−ムを0.5%以上5%以下の割合
で含有し、表面にオゾン酸化膜を形成したニッケル・ク
ロム・パラジューム合金によって構成し、さらに、オゾ
ン水流中に、上記第一電極11と第二電極12と間に発
生する起電力変化特性を修正するための金製の第三電極
13を浸漬し、この第三電極13と第二電極とを高抵抗
14により接続した。
同じものを使用し、第三電極13は「請求項3」のパラ
ジュウムに代え金を使用したものである。
では0.5mm径で30mm長のものを直線状となして
第二電極12と平行に設けて使用し、第二電極とは2.
5Kオームの高抵抗14で連結した。
記と同じ第二電極酸化膜形成工程を得て、オゾン水濃度
と起電力との関係を実験によって求めたところ、前記の
場合は約200mvの起電力が合ったのに対し、約15
0mvと約25%の出力低下を見た。しかしながら濃度
低下時の電圧指示遅延特性は大幅に改善され、0〜10
ppmでの上昇時の遅延約2秒、下降時の遅延約20秒
が、上昇時は同じく約2秒の遅延であったが、下降時に
はわずか5秒と、遅延時間が約1/4に高速化され、敏
速な指示を要求する用途に適するものであった。
項1」乃至「請求項4」記載の第一電極11と第二電極
12とが金属線をコイル状に巻いて形成してある。
材を使用してもよいのは無論であるが、大きくて安定し
た起電力を得るには、その表面積を増すことが一つの有
効な手段である。そして、前記具体的実施例で説明した
ように第一電極11と第二電極12とを金属線をスパイ
ラル巻きしたものを使用すると、最大200mv程度の
起電力が得られ、従来既存の器機でアナログまたはデジ
タルの表示器機を駆動することができるものである。
て構造が簡易であり、測定が自動的に行なえ操作性がよ
く、また、オゾン水濃度の変化に迅速に追従できるオゾ
ン水センサ−を提供できるものである。
2に、パラジュ−ムを0.5%以上5%以下の割合で含
有し、表面にオゾン酸化膜を形成したニッケル・クロム
・パラジューム合金を使用したことで、比較的高濃度の
オゾン水濃度域でも信頼性高く濃度を測定できるオゾン
水センサ−を提供できるものである。
ル・クロム・パラジューム合金に代え、ニッケル・クロ
ム合金と、純パラジュームを別途第三電極として使用し
たので、製造が容易で「請求項2」に比べて安価に、比
較的高濃度のオゾン水濃度域でも信頼性高く濃度を測定
できるオゾン水センサ−を提供できるものである。
3に金を使用たところ、応答が迅速化され、より信頼性
が向上し、極めて正確なオゾン水濃度が要求される場合
にも対処できるオゾン水センサ−を提供できるものであ
る。
11と第二電極12とが金属線をコイル状に巻いて形成
してあるので出力が高く安定的で、アナログまたはデジ
タルの表示器機を駆動することができ、極めて経済的
で、かつ小型のオゾン水センサ−を提供できるものであ
る。
縦断面図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 流動しているオゾン水流中に、第一電極
(11)と第二電極(12)とを浸漬し、この第一電極
(11)と第二電極(12)との間に発生するオゾン水
濃度変化に追従する電圧変化を検知するオゾン水センサ
ーにおいて、 上記第一電極(11)を、金属銀または、塩化銀によっ
て被覆された金属銀によって構成し、 上記第二電極(12)を、表面にオゾン酸化膜を形成し
たニッケル・クロム合金によって構成したことを特徴と
するオゾン水センサー。 - 【請求項2】 流動しているオゾン水流中に、第一電極
(11)と第二電極(12)とを浸漬し、この第一電極
(11)と第二電極(12)との間に発生するオゾン水
濃度変化に追従する電圧変化を検知するオゾン水センサ
ーにおいて、 上記第一電極(11)を、金属銀または、塩化銀によっ
て被覆された金属銀によって構成し、 上記第二電極(12)を、パラジュ−ムを0.5%以上
5%以下の割合で含有し、表面にオゾン酸化膜を形成し
たニッケル・クロム・パラジューム合金によって構成し
たことを特徴とするオゾン水センサー。 - 【請求項3】 流動しているオゾン水流中に、第一電極
(11)と第二電極(12)とを浸漬し、この第一電極
(11)と第二電極(12)との間に発生するオゾン水
濃度変化に追従する電圧変化を検知するオゾン水センサ
ーにおいて、 上記第一電極(11)を、金属銀または、塩化銀によっ
て被覆された金属銀によって構成し、 上記第二電極(12)を、表面にオゾン酸化膜を形成し
たニッケル・クロム合金によって構成し、 さらに、オゾン水流中に、上記第一電極(11)と第二
電極(12)と間に発生する起電力変化特性を修正する
ためのパラジュ−ム製の第三電極(13)を浸漬し、こ
の第三電極(13)と第二電極とを高抵抗(14)によ
り接続したことを特徴とするオゾン水センサー。 - 【請求項4】 流動しているオゾン水流中に、第一電極
(11)と第二電極(12)とを浸漬し、この第一電極
(11)と第二電極(12)との間に発生するオゾン水
濃度変化に追従する電圧変化を検知するオゾン水センサ
ーにおいて、 上記第一電極(11)を、金属銀または、塩化銀によっ
て被覆された金属銀によって構成し、 上記第二電極(12)を、パラジュ−ムを0.5%以上
5%以下の割合で含有し、表面にオゾン酸化膜を形成し
たニッケル・クロム・パラジューム合金によって構成
し、 さらに、オゾン水流中に、上記第一電極(11)と第二
電極(12)と間に発生する起電力変化特性を修正する
ための金製の第三電極(13)を浸漬し、この第三電極
(13)と第二電極とを高抵抗(14)により接続した
ことを特徴とするオゾン水センサー。 - 【請求項5】上記第一電極(11)と第二電極(12)
とが金属線をコイル状に巻いて形成したことを特徴とす
る請求項1から請求項4の何れかに記載のオゾン水セン
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