JP3491422B2 - ディジタル信号変換装置及びパラレル線形帰還形シフトレジスタ形成方法 - Google Patents

ディジタル信号変換装置及びパラレル線形帰還形シフトレジスタ形成方法

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JP3491422B2
JP3491422B2 JP00261696A JP261696A JP3491422B2 JP 3491422 B2 JP3491422 B2 JP 3491422B2 JP 00261696 A JP00261696 A JP 00261696A JP 261696 A JP261696 A JP 261696A JP 3491422 B2 JP3491422 B2 JP 3491422B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルの情報
信号を擬似ランダム化し、または擬似ランダム化された
ディジタル信号から情報信号を得るディジタル信号変換
装置及びパラレル線形帰還型シフトレジスタ形成方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタル信号変換装置として
は、スクランブラー及びデスクランブラーがある。スク
ランブラーは、送信するディジタルの情報信号のタイミ
ングやジッターの抑圧を行うために、この情報信号を擬
似ランダム化して送信する装置である。すなわち、スク
ランブラーは、例えば、(・・・1,1,1,1,0,
0,0,0,0・・・)の情報信号に対して、擬似ラン
ダム信号発生部から(・・・1,1,0,0,0,1,
0,1,0・・・)の擬似ランダム信号を出力し、この
擬似ランダム信号と情報信号との排他的論理和をとった
ディジタル信号(・・・0,0,1,1,0,1,0,
1,0・・・)を送信する。また、デスクランブラー
は、擬似ランダム信号を、受信したディジタル信号に対
して出力し、これらの排他的論理和をとって、情報信号
を得る装置である。このようなディジタル信号変換装置
では、擬似ランダム信号発生部として、ランダムなM系
列(最大長周期系列)信号を生成するM系列生成回路が
採用されている。
【0003】従来、この種のディジタル信号変換装置と
しては、例えば、図7に示すようなものがある。図7に
おいて、符号100がM系列生成回路であり、このM系
列生成回路100は、同期化回路101からの同期信号
に基づいて、M系列信号Mを生成し、排他的論理和を演
算する加算器2に出力するようになっている。このM系
列生成回路100は、シリアルに1ビットづつ入力する
情報信号Sinを擬似ランダム化する線形帰還型のシフ
トレジスタであり、10段のフリップフロップF0〜F9
で構成されている。
【0004】具体的には、フリップフロップF0 〜F9
が直列に接続され、かつ、フリップフロップF7の出力
側とフリップフロップF0の出力側が、排他的論理和を
演算する加算器3に接続され、この加算器3の出力側が
フリップフロップF9の入力側に接続されている。とこ
ろで、位相pのガロア体(GF(p)と記す)の要素を
タップ係数とする線形帰還型のシフトレジスタは、図8
に示すように、フリップフロップF0〜Fn-1と、加算器
3−0〜3−(n−1)と、係数h0〜hn-1を有した定
数乗算器10−0〜10−(n−1)とで表される。そ
して、この線形帰還型シフトレジスタは、下記(1) 式の
ように、タップ係数を係数とする特性多項式H(x)を
有し、このH(x)が原始既約多項式であるときに、そ
の出力は、「p」の「n」乗から「1」を差し引いた周
期のM系列信号となる。
【0005】
【数9】
【0006】したがって、図7の線形帰還型シフトレジ
スタでは、ディジタル信号を扱うので、GF(2)上の
要素をタップ係数とし、定数乗算器10−i(i=0〜
n−1)の係数hiは、結線有りで「1」、結線無しで
「0」となる。この結果、図7の線形帰還型シフトレジ
スタでは、フリップフロップF7の出力側とフリップフ
ロップF0の出力側とが、それぞれ加算器3と結線状態
に有るので、h7とh0とだけが「1」となり、原始既約
多項式は、下記(2)式で表される。そして、そのM系列
信号の周期は、「2」の「10」乗から「1」を差し引
いた「1023」となる。
【0007】
【数10】 すなわち、図7において、フリップフロップF0〜F9の
出力側をそれぞれZ0〜Z9とすると、(Z0,Z1,Z
2,Z3,Z4,Z5,Z6,Z7,Z8,Z9)のM系列信号
MがM系列生成回路100からシリアルに出力される。
例えば初期値が(y0,y1,y2,y3,y4,y5
6,y7,y8,y9)とすると、このM系列信号Mは、
この初期値と上記(2)式とに基づいて、図9に示すよう
に、1時刻ごと、シリアルな系列となって出力される。
そして、このM系列信号Mと、1ビットづつシリアルに
入力する情報信号Sinとが、加算器2で演算され、擬似
ランダム化されたディジタル信号Sout が送信される。
なお、上記初期値は同期化回路101からの同期信号に
よってリセットされるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のディジタル信号変換装置では、次のような問題があ
る。従来のディジタル信号変換装置では、シリアルな情
報信号に対してしか、擬似ランダム化することができな
いので、情報信号が、複数ビットづつパラレルに送られ
てきた場合には、このパラレルな情報信号を1ビット単
位のシリアルな信号列に変換して、擬似ランダム化しな
ければならない。このため、従来のディジタル信号変換
装置では、情報信号の転送レートと同一周波数の高速な
クロックを生成し、このクロックに基づいて、擬似ラン
ダム化しなければならない。したがって、高速なクロッ
クを生成する複雑な回路構成が強いられ、製品コストが
高くついてしまう。
【0009】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたもので、情報信号の転送レートよりも遅いクロッ
クで擬似ランダム化を行うことができるようにして、製
品コストの低減化と擬似ランダム化動作の速度可変とを
可能にしたディジタル信号変換装置及びパラレル線形帰
還型シフトレジスタ形成方法を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、各々が所定の多項式に対応した
複数の線形帰還型シフトレジスタを有し、これら複数の
線形帰還型シフトレジスタからクロック信号に同期した
複数ビット単位の擬似ランダム信号を出力する擬似ラン
ダム信号発生部と、上記擬似ランダム信号発生部の複数
の線形帰還型シフトレジスタと対応して設けられ、上記
複数ビット単位の擬似ランダム信号と複数ビットのパラ
レルな情報信号を入力し、これら擬似ランダム信号と情
報信号とを加算して出力する複数の加算部とを具備する
ことを特徴とするディジタル信号変換装置であって、上
記複数の線形帰還型シフトレジスタは、特性多項式が、
xを変数とし、k,a,b,tを整数として、
【0011】
【数式11】 であり、上記パラレルな情報信号をシリアルに変換した
情報信号として入力する一の線形帰還型シフトレジスタ
と同動作をするものであり、上記複数の線形帰還型シフ
トレジスタの上記多項式H(x)〜Ht−1(x)
は、
【0012】
【数12】 なる条件下で、b>0のとき、
【0013】
【数13】 に設定され、また、b=0のとき、
【0014】
【数14】 に設定されているものである構成とした。
【0015】請求項2の発明は、請求項1に記載のディ
ジタル信号変換装置において、上記特性多項式H(x)
を、原始既約多項式とした構成としてある。
【0016】また、請求項3の発明は、所定のアルゴリ
ズムに基づいて、特性多項式H(x)が、xを変数と
し、k,a,b,tを整数として、
【0017】
【数15】 である一の線形帰還型シフトレジスタから、情報信号の
転送レートに対する1/tの周波数のクロック信号に同
期して上記一の線形帰還型シフトレジスタと同動作をす
る多項式H0(x)〜Ht-1(x)のパラレルな線形帰還
型シフトレジスタを形成するパラレル線形帰還型シフト
レジスタ形成方法であって、上記アルゴリズムは、
【0018】
【数16】 なる条件下で、b>0のとき、
【0019】
【数17】 なる多項式を生成し、また、b=0のとき、
【0020】
【数18】 なる多項式を生成するものである構成とした。
【0021】請求項4の発明は、請求項3に記載のパラ
レル線形帰還型シフトレジスタ形成方法において、上記
特性多項式H(x)は、原始既約多項式である構成とし
た。
【0022】上記請求項1の発明に係るディジタル信号
変換装置によれば、特性多項式H(x)に対応した一の
線形帰還型シフトレジスタが、1ビットづつのシリアル
な擬似ランダム信号を生成するのに対し、擬似ランダム
信号発生部の複数の線形帰還型シフトレジスタの多項式
0(x)〜Ht-1(x)が、一の線形帰還型シフトレジ
スタの特性多項式H(x)と上記特定の関係を有してい
ることから、これら複数の線形帰還型シフトレジスタ
は、情報信号転送レートの1/tの周波数のクロック信
号で、複数ビット単位の擬似ランダム信号を生成する。
そして、複数の加算部が、複数の線形帰還型シフトレジ
スタからの複数ビット単位の擬似ランダム信号と複数ビ
ットのパラレルな情報信号を入力し、これら擬似ランダ
ム信号と情報信号とを加算して出力する。
【0023】上記請求項2の発明によれば、一の線形帰
還型シフトレジスタの特性多項式を原始既約多項式とし
たので、上記複数の線形帰還型シフトレジスタにおい
て、最大長周期系列信号を生成することができる。
【0024】また、上記請求項3の発明に係るパラレル
線形帰還型シフトレジスタ形成方法によれば、擬似ラン
ダム化すべき情報信号の転送レートの1/tの周波数の
クロック信号で一の線形帰還型シフトレジスタと同動作
し且つ複数ビットを同時に生成する線形帰還型シフトレ
ジスタを、所定のアルゴリズムに基づいて、形成するこ
とができる。
【0025】上記請求項4の発明によれば、特性多項式
が原始既約多項式であるので、最大長周期系列信号を生
成する複数の線形帰還型シフトレジスタを、上記アルゴ
リズムに基づいて、形成することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態に
適用されるM系列生成回路の線形帰還型シフトレジスタ
は、次のアルゴリズム(以下、「アルゴリズムA」とい
う)に基づいて構成されている。すなわち、i段のフリ
ップフロップを備えた線形帰還型シフトレジスタの原始
既約多項式は、下記(3)式で表される。
【0027】
【数19】
【0028】ここで、下記(5)〜(7)式を用いると、上記
多項式H(x)は下記(4) 式のように表すことができ
る。そこで、データ転送レートの1/t(t≦i)周波
数のクロックで多項式H(x)と同じ動作をする複数の
多項式H0(x)〜Ht-1(x)を生成することができ
る。
【0029】
【数20】
【0030】
【数21】 具体的には、b<0のとき、多項式H0(x)〜H
t-1(x)は、下記式で表される。
【0031】
【数22】
【0032】また、b=0のときは、多項式H0(x)
〜Ht-1(x)は、下記式で表される。
【0033】
【数23】 なお、上記H0(x)〜Ht-1(x)において、Pmは、
下記(8)式で表される。
【0034】
【数24】 上記(8)式において、下記(9)及び(11)式の条件下で、(1
0)式が成立する。
【0035】
【数25】
【0036】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係るディジタル信号変換装置を示すブロッ
ク図である。図1に示すように、本実施形態のディジタ
ル信号変換装置は、2ビットづつパラレルに入力する情
報信号Sin1,Sin2を擬似ランダム化する装置であ
り、M系列生成回路1(擬似ランダム信号発生部)と、
加算器2−1,2−2(加算部)と、クロック回路4
と、同期化回路5とを具備している。
【0037】M系列生成回路1は、第1及び第2の線形
帰還型シフトレジスタ1−1,1−2を有し、これら第
1及び第2の線形帰還型シフトレジスタ1−1,1−2
が関連して図7のM系列生成回路100と同じ動作を行
う回路である。また、第1及び第2の線形帰還型シフト
レジスタ1−1,1−2は、上記アルゴリズムAに基づ
いて、図7のM系列生成回路100(一の線形帰還型シ
フトレジスタ)の多項式H(x)を変換した多項式H0
(x),H(x)に対応している。
【0038】すなわち、図7のM系列生成回路100の
H(x)は、t=2より、上記(4)式に基づいて下記(1
2)式で示される。
【0039】
【数26】
【0040】この結果、b0=0であるから、H0(x)
とH(x)は、下記(13)及び(14)で表される。
【0041】
【数27】 ここで、上記(8)式より、P0,P1は、上記(9)〜(11)式
を考慮して、下記(15)及び(16)となる。
【0042】
【数28】
【0043】この結果、これら(15)及び(16)式と上記(1
3)及び(14)式とから、H0(x)とH(x)が下記(1
7)及び(18)式で表される。
【0044】
【数29】 そして、図8の線形帰還型シフトレジスタの特性から、
これらのH0(x),H(x)に対応した第1及び第
2の線形帰還型シフトレジスタ1−1,1−2が、図1
の破線内のような構造となる。
【0045】具体的には、変数xoに対応したz0
2,z4,z6,z8を出力するフリップフロップF0,
F2,F4,F6,F8を直列に接続し、フリップフロップ
F0の出力側を加算器2−1と加算器3−1とに接続す
ると共に、フリップフロップF8の出力側を加算器3−
2に接続し、加算器3−1の出力側をフリップフロップ
F8の入力側に接続した。これにより、上記(17)式の多
項式H0(x)に対応した(z0,z2,z4,z6,z8
の信号M0を1時刻単位で加算器2−1に出力する第1
の線形帰還型シフトレジスタ1−1を構成している。ま
た、変数x1に対応したz1,z3,z5,z7,z9を出力
するフリップフロップF1,F3,F5,F7,F9を直列
に接続し、フリップフロップF1の出力側を加算器2−
2と加算器3−2とに接続すると共に、フリップフロッ
プF7 の出力側を加算器3−1に接続し、加算器3−2
の出力側をフリップフロップF9 の入力側に接続した。
これにより、上記(18)式の多項式H(x)に対応した
(z1,z3,z5,z7,z9)の信号M1を1時刻単位で
加算器2−2に出力する第2の線形帰還型シフトレジス
タ1−2を構成している。
【0046】クロック回路4は、第1及び第2の線形帰
還型シフトレジスタ1−1,1−2のフリップフロップ
F0〜F9に動作クロックCLKを入力する回路である。
なお、M系列生成回路1が、上記のごとく信号M0,M1
を1時刻単位で生成することから、クロックCLKの速
度は、情報信号Sin1,Sin2の転送レートの1/2で
あり、情報信号Sin1,Sin2の転送クロックと同一の
周波数である。
【0047】同期化回路5は、情報信号Sin1,Sin2
を入力し、情報信号Sin1,Sin2に基づいて、同期信
号SをフリップフロップF0 〜F9 に出力して、初期値
をセットする回路である。
【0048】次に、本実施形態のディジタル信号変換装
置が示す動作について説明する。図1において、パラレ
ルの情報信号Sin1と情報信号Sin2とは、それぞれ、
加算器2−1,2−2と同期化回路5とに2ビットづつ
入力し、同期信号Sが同期化回路5からM系列生成回路
1のフリップフロップF0〜F9に入力して、初期値がセ
ットされる。
【0049】すると、この初期値に基づいて、第1の線
形帰還型シフトレジスタ1−1において、(z0,z2
4,z6,z8)の信号M0が生成され、加算器2−1に
出力される。そして、加算器2−1において、情報信号
Sin1とこのM系列信号M0との排他的論理和が演算さ
れ、擬似ランダム化されたディジタル信号Sout 1が加
算器2−1から出力される。
【0050】一方、第2の線形帰還型シフトレジスタ1
−2においては、(z1,z3,z5,z7,z9)の信号
M1が生成され、加算器2−2において、情報信号Sin
2とこのM系列信号M1との排他的論理和が演算され、
擬似ランダム化されたディジタル信号Sout 2が出力さ
れる。
【0051】つまり、例えば第1の線形帰還型シフトレ
ジスタ1−1のフリップフロップF0,F2,F4,F6,
F8の初期値を(y0,y2,y4,y6,y8)とし、第2
の線形帰還型シフトレジスタ1−2のフリップフロップ
F1,F3,F5,F7,F9の初期値を(y1,y3,y5
7,y9)とすると、図2に示すように、M系列を2ビ
ットごとまとめた系列が、第1及び第2の線形帰還型シ
フトレジスタ1−1,1−2から1時刻ごとパラレルに
出力され、全体として、図7に示したM系列生成回路1
00が生成するM系列信号Mと同一パターンのM系列信
号が生成される。
【0052】すなわち、M系列生成回路1は、1クロッ
ク当たり2ビットづつM系列信号の生成動作を行う。し
たがって、例えば転送レートが1秒当たり10ビットと
すると、図7に示した従来のディジタル信号変換装置の
M系列生成回路100では、情報信号Sin1と情報信号
Sin2とをシリアルに変換した後、シリアルな10個の
M系列信号Mを生成して、擬似ランダム化しなければな
らないので、1秒当たり10回転の周期を持つ転送レー
トと同周期の高速なクロックで処理しなければならな
い。しかし、上記したように本実施形態のディジタル信
号変換装置のM系列生成回路1によれば、1クロック当
たり2ビットづつ処理するので、1秒当たり5回転の遅
いクロックで10個のM系列信号を生成することができ
る。
【0053】以上のように、本実施形態のディジタル信
号変換装置は、情報信号Sin1,Sin2を、転送レート
の1/2の周期の遅いクロックで擬似ランダム化するこ
とができる。この結果、クロック回路4の回路構成もそ
の分簡略化することができ、製品コストの低減化を図る
ことができる。また、システム全体として遅いクロック
を用いているので、情報信号の転送用クロックの周波数
を上げることで、ディジタル信号変換装置の動作速度を
高速にすることができる。
【0054】(第2の実施形態)図3は、本発明の第2
の実施形態に係るディジタル信号変換装置を示すブロッ
ク図である。図3に示すように、本実施形態のディジタ
ル信号変換装置は、3ビットづつパラレルに入力する情
報信号Sin1,Sin2,Sin3を擬似ランダム化する装
置であり、このため、M系列生成回路6の構造が上記第
1の実施形態のM系列生成回路1と異なる。
【0055】このM系列生成回路6は、上記アルゴリズ
ムAにおいて、t=3として、b0>0から導き出され
た下記(19)〜(21)式の多項式H0(x),H(x),
2(x)に対応している。
【0056】
【数30】
【0057】すなわち、変数xoに対応したz0,z3
6,z9を出力するフリップフロップF0,F3,F6,
F9を直列に接続し、フリップフロップF0の出力側を加
算器2−1と加算器3−2とに接続すると共に、フリッ
プフロップF9 の出力側を加算器3−1に接続し、加算
器3−1の出力側をフリップフロップF9の入力側に接
続した。これにより、上記(19)式の多項式H0(x)に
対応した(z0,z3,z6,z9)の信号M0を1時刻単
位で加算器2−1に出力する第1の線形帰還型シフトレ
ジスタ6−1を構成している。また、変数x1に対応し
たz1,z4,z7を出力するフリップフロップF1,F
4,F7を直列に接続し、フリップフロップF1の出力側
を加算器2−2と加算器3−3とに接続すると共に、フ
リップフロップF7の出力側を加算器3−2に接続し、
加算器3−2の出力側をフリップフロップF7 の入力側
に接続した。これにより、上記(20)式の多項式H1
(x)に対応した(z1,z4,z7)の信号M1を1時刻
単位で加算器2−2に出力する第2の線形帰還型シフト
レジスタ6−2を構成している。さらに、x2に対応し
たz2,z5,z8を出力するフリップフロップF2,F
5,F8を直列に接続し、フリップフロップF2の出力側
を加算器2−3と加算器3−1とに接続すると共に、フ
リップフロップF8の出力側を加算器3−3に接続し、
加算器3−3の出力側をフリップフロップF8の入力側
に接続した。これにより、上記(21)式の多項式H
2(x)に対応した(z2,z5,z8)の信号M2を1時
刻単位で加算器2−3に出力する第3の線形帰還型シフ
トレジスタ6−3を構成している。
【0058】かかる構成により、M系列生成回路6にお
いて、1クロック当たり3ビットづつ処理し、情報信号
Sin1,Sin2,Sin3を、転送レートの1/3の周期
の遅いクロックで擬似ランダム化することができる。こ
の結果、クロック回路4の回路構成をさらに簡略化する
ことができる。その他の構成,作用効果は上記第1の実
施形態と同様であるので、その記載は省略する。
【0059】(第3の実施形態)図4は、本発明の第3
の実施形態に係るディジタル信号変換装置を示すブロッ
ク図である。図4に示すように、本実施形態のディジタ
ル信号変換装置は、4ビットづつパラレルに入力する情
報信号Sin1〜Sin4を擬似ランダム化する装置であ
る。
【0060】このM系列生成回路7は、上記アルゴリズ
ムAにおいて、t=4として、b0>0から導き出され
た下記(22)〜(25)式の多項式H0(x),H(x),
2(x),H3(x)に対応している。
【0061】
【数31】
【0062】すなわち、図4に示すように、変数xo
対応したフリップフロップF0,F4,F8と加算器3−
1とで、上記(22)式の多項式H0(x)に対応した信号
M0を1時刻単位で加算器2−1に出力する第1の線形
帰還型シフトレジスタ7−1を構成している。また、変
数x1に対応したフリップフロップF1,F5,F9と加算
器3−2とで、上記(23)式の多項式H(x)に対応し
た信号M1を1時刻単位で加算器2−2に出力する第2
の線形帰還型シフトレジスタ7−2を構成している。ま
た、x2に対応したフリップフロップF2,F6と加算器
3−3とで、上記(24)式の多項式H2(x)に対応した
信号M2を1時刻単位で加算器2−3に出力する第3の
線形帰還型シフトレジスタ7−3を構成している。さら
に、x3に対応したフリップフロップF3,F7と加算器
3−4とで、上記(25)式の多項式H3(x)に対応した
信号M3を1時刻単位で加算器2−4に出力する第4の
線形帰還型シフトレジスタ7−4を構成している。
【0063】かかる構成により、M系列生成回路7にお
いて、1クロック当たり4ビットづつ処理し、情報信号
Sin1〜Sin4を、転送レートの1/4の周期の遅いク
ロックで擬似ランダム化することができる。その他の構
成,作用効果は上記第1及び第2の実施形態と同様であ
るので、その記載は省略する。
【0064】(第4の実施形態)図5は、本発明の第4
の実施形態に係るディジタル信号変換装置を示すブロッ
ク図である。図5に示すように、本実施形態のディジタ
ル信号変換装置は、5ビットづつパラレルに入力する情
報信号Sin1〜Sin5を擬似ランダム化する装置であ
る。
【0065】このM系列生成回路8は、上記アルゴリズ
ムAにおいて、t=5として、b0=0から導き出され
た下記(26)〜(30)式の多項式H0(x),H(x),
2(x),H3(x),H4(x)に対応している。
【0066】
【数32】
【0067】すなわち、図5に示すように、フリップフ
ロップF0,F5と加算器3−1とで、上記多項式H
0(x)に対応した信号M0を1時刻単位で加算器2−1
に出力する第1の線形帰還型シフトレジスタ8−1を構
成し、フリップフロップF1,F6と加算器3−2とで、
上記多項式H(x)に対応した信号M1を1時刻単位
で加算器2−2に出力する第2の線形帰還型シフトレジ
スタ8−2を構成し、フリップフロップF2,F7と加算
器3−3とで、上記多項式H2(x)に対応した信号M2
を1時刻単位で加算器2−3に出力する第3の線形帰還
型シフトレジスタ8−3を構成し、フリップフロップF
3,F8と加算器3−4とで、上記多項式H3(x)に対
応した信号M3を1時刻単位で加算器2−4に出力する
第4の線形帰還型シフトレジスタ8−4を構成し、さら
に、フリップフロップF4,F9と加算器3−5とで、上
記多項式H4(x)に対応した信号M4を1時刻単位で加
算器2−5に出力する第5の線形帰還型シフトレジスタ
8−5を構成している。
【0068】かかる構成により、M系列生成回路8にお
いて、情報信号Sin1〜Sin5を、転送レートの1/5
の周期の遅いクロックで擬似ランダム化することができ
る。その他の構成,作用効果は上記第1ないし第3の実
施形態と同様であるので、その記載は省略する。
【0069】(第5の実施形態)図6は、本発明の第5
の実施形態に係るディジタル信号変換装置を示すブロッ
ク図である。なお、本図では、フリップフロップへの同
期信号Sの記載は省略してある。図6に示すように、本
実施形態のディジタル信号変換装置は、8ビットづつパ
ラレルに入力する情報信号Sin1〜Sin8を擬似ランダ
ム化する装置である。
【0070】このM系列生成回路9は、上記アルゴリズ
ムAにおいて、t=8として、b0>0から導き出され
た下記(31)〜(38)式の多項式H0(x)〜H7(x)に対
応している。
【0071】
【数33】
【0072】すなわち、図6に示すように、フリップフ
ロップF0,F8と加算器3−1とで、信号M0を加算器
2−1に出力する第1の線形帰還型シフトレジスタ9−
1を構成し、フリップフロップF1,F9と加算器3−2
とで、信号M1を加算器2−2に出力する第2の線形帰
還型シフトレジスタ9−2を構成し、以下、1つのフリ
ップフロップ(F2〜F7)と加算器(3−3〜3−8)
とで、信号M2〜M7を加算器2−3〜2−8にそれぞれ
出力する第3ないし第8の線形帰還型シフトレジスタ9
−3〜9−8を構成した。
【0073】かかる構成により、M系列生成回路9にお
いて、情報信号Sin1〜Sin8を、転送レートの1/8
の周期の非常に遅いクロックで擬似ランダム化すること
ができる。その他の構成,作用効果は上記第1ないし第
4の実施形態と同様であるので、その記載は省略する。
【0074】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変
形や変更が可能である。例えば、上記実施形態では、G
F(2)上の要素をタップ係数とする線形帰還型のシフ
トレジスタにおける原始既約多項式を適用した形態を示
したが、一般的な位相pのガロア体GF(p)上で係数
をもつ原始既約多項式をも適用することができることは
勿論である。また、上記実施形態では、特性多項式に原
始既約多項式を用いたが、本発明では、原始既約多項式
以外の任意の実係数をもつ特性多項式にも適用すること
ができる。さらに、類似ランダム信号発生部として、同
期化回路5からの同期信号Sで初期値がリセットされる
リセット型のM系列生成回路1,6〜9を用いたが、自
己同期型のM系列生成回路を用いても同様の作用効果を
達成することは勿論である。
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明のデ
ィジタル信号変換装置によれば、擬似ランダム信号発生
部における複数の線形帰還型シフトレジスタが、情報信
号の転送レートの1/tという遅い周波数のクロック信
号に同期して、複数ビット単位に区切られた擬似ランダ
ム信号を生成することができる。したがって、1ビット
づつのシリアルな擬似ランダム信号を生成する上記一の
線形帰還型シフトレジスタのように、転送レートと同じ
高速なクロック信号を生成する必要がなく、その分装置
の構造を簡略化することができ、この結果、製品コスト
の低減化を図ることができるという優れた効果がある。
さらに、システムのクロック周波数が低いため、装置の
動作速度の高速化を図ることができるという効果もあ
る。
【0075】また、本発明のパラレル線形帰還型シフト
レジスタ形成方法によれば、所定のアルゴリズムに基づ
いて、情報信号の転送レートの1/tという遅い周波数
のクロック信号で動作をする複数のパラレルな線形帰還
型シフトレジスタを形成することができるので、この方
法で形成した複数の線形帰還型シフトレジスタをスクラ
ンブラやデスクランブラ等のディジタル信号変換装置に
適用すれば、安価で高速化可能なディジタル信号変換装
置を製造することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るディジタル信号変
換装置を示すブロック図である。
【図2】図1のディジタル信号変換装置に適用されたM
系列生成回路によるM系列信号の生成状態を示す表図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施例に係るディジタル信号変
換装置を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係るディジタル信号変
換装置を示すブロック図である。
【図5】本発明の第4の実施例に係るディジタル信号変
換装置を示すブロック図である。
【図6】本発明の第5の実施例に係るディジタル信号変
換装置を示すブロック図である。
【図7】従来例に係るディジタル信号変換装置を示すブ
ロック図である。
【図8】線形帰還型シフトレジスタを示す回路図であ
る。
【図9】図7のディジタル信号変換装置に適用されたM
系列生成回路によるM系列信号の生成状態を示す表図で
ある。
【符号の説明】
1,6〜9 M系列生成回路 1−1 第1の線形帰還型シフトレジスタ 1−2 第2の線形帰還型シフトレジスタ 2−1〜2−8 加算器 3−1〜3−8 加算器 4 クロック回路 5 同期化回路 F0〜F9フリップフロップ M0,M1線形帰還型シフトレジスタの出力信号 Sin1,Sin2 情報信号

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が所定の多項式に対応した複数の線
    形帰還型シフトレジスタを有し、これら複数の線形帰還
    型シフトレジスタからクロック信号に同期した複数ビッ
    ト単位の擬似ランダム信号を出力する擬似ランダム信号
    発生部と、上記擬似ランダム信号発生部の複数の線形帰
    還型シフトレジスタと対応して設けられ、上記複数ビッ
    ト単位の擬似ランダム信号と複数ビットのパラレルな情
    報信号を入力し、これら擬似ランダム信号と情報信号と
    を加算して出力する複数の加算部と、を具備することを
    特徴とするディジタル信号変換装置であって、上記複数
    の線形帰還型シフトレジスタは、特性多項式が、xを変
    数とし、k,a,b,tを整数として、 【数1】 であり、上記パラレルな情報信号をシリアルに変換した
    情報信号として入力する一の線形帰還型シフトレジスタ
    と同動作をするものであり、上記複数の線形帰還型シフ
    トレジスタの上記多項式H(x)〜Ht−1(x)
    は、 【数2】 なる条件下で、b>0のとき、 【数3】 に設定され、また、b=0のとき、 【数4】 に設定されているものである、ことを特徴とするディジ
    タル信号変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディジタル信号変換装
    置において、上記特性多項式H(x)を、 原始既約多項式とした、ことを特徴とするディジタル信
    号変換装置。
  3. 【請求項3】 所定のアルゴリズムに基づいて、特性多
    項式H(x)が、xを変数とし、k,a,b,t
    を整数として、 【数5】 である一の線形帰還型シフトレジスタから、情報信号の
    転送レートに対する1/tの周波数のクロック信号に同
    期して上記一の線形帰還型シフトレジスタと同動作をす
    る多項式H0(x)〜Ht−1(x)のパラレルな線形
    帰還型シフトレジスタを形成するパラレル線形帰還型シ
    フトレジスタ形成方法であって、上記アルゴリズムは、 【数6】 なる条件下で、b>0のとき、 【数7】 なる多項式を生成し、また、b=0のとき、 【数8】 なる多項式を生成するものである、ことを特徴とするパ
    ラレル線形帰還型シフトレジスタ形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のパラレル線形帰還型シ
    フトレジスタ形成方法において、上記特性多項式H
    (x)は、原始既約多項式である、ことを特徴とするパ
    ラレル線形帰還型シフトレジスタ形成方法。
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