JP3491247B2 - 給紙カセットの接地構造 - Google Patents

給紙カセットの接地構造

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JP3491247B2
JP3491247B2 JP06836596A JP6836596A JP3491247B2 JP 3491247 B2 JP3491247 B2 JP 3491247B2 JP 06836596 A JP06836596 A JP 06836596A JP 6836596 A JP6836596 A JP 6836596A JP 3491247 B2 JP3491247 B2 JP 3491247B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
装置、ファクシミリ装置等の記録装置に着脱可能に装着
される給紙カセットを、記録装置本体における接地部材
に導通させる記録装置の接地構造に関する。
【0002】
【従来の技術】普通紙に画像を形成する複写機、プリン
タ装置、ファクシミリ装置等の記録装置は、一般に、装
置本体の装着部に着脱可能に装着された給紙カセットか
ら記録紙を1枚ずつ分離して画像記録部に給紙するよう
に構成されている。
【0003】前記給紙カセットは付勢板を揺動可能に支
持し、前記装着部に装着された状態では、付勢板を上方
に付勢することにより、付勢板上に載置された記録紙の
束を、例えば記録装置本体側に配置された給紙部材であ
る給紙ローラに所定の力で圧接させる。この給紙ローラ
は、給紙時に最上部の記録紙のみを他の記録紙から分離
し、分離した記録紙を所定の搬送方向に移動させる。従
って、給紙ローラによって記録紙を分離給紙する際に
は、給紙カセット内では積層された記録紙が互いに摺接
して摩擦帯電する帯電現象が生じる。また、前記付勢板
は、一般に金属によって作られているため、記録装置本
体のアースと接地されていない場合又はアースとの接地
が不十分の場合には、前記記録紙の帯電現象により静電
気が蓄積し、記録紙の補給等のために給紙カセットを記
録装置本体から抜き取った時に、静電気による放電を発
生させることがある。
【0004】前記のような放電が発生した場合には、電
源ユニットや電子回路が構成された電装基板に電磁波ノ
イズが侵入し動作不良や装置故障の原因になる。このよ
うな問題を解決するものとしては、例えば、特開昭61-1
36833号公報には、記録紙の束を掛支する掛支つめ及び
付勢板が、給紙カセットの外側面から突出した金属部に
導通し、給紙カセットを装置本体にセットすると前記金
属部が、装置本体において接地した板ばねに接触する接
地構造が記載されている。また、特開平1-236134号公報
には、給紙カセットの上面及び側面にそれぞれ共通の接
地板に導通した端子部を備え、給紙カセットを装置本体
に装着した場合に、給紙カセットの上面及び側面の端子
部をそれぞれ装置本体の接地部材に接続する接地構造が
記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
61-136833号公報又は特開平1-236134号公報に記載され
た接地構造では、給紙カセットの外面に装置本体の接地
部材に接触し導通する端子部が配置されていることか
ら、前記接地部材も、当然、装置本体の外装面又は外装
面に近接して配置されることになる。このため、ユーザ
が、給紙カセットの交換時や装置のメンテナンス時に誤
って前記接地部材に接触してしまうおそれがあり、接地
部材に接触した際にユーザの身体が帯電していると、身
体から接地部材に静電気による放電が発生する。このよ
うな放電は、前述したように電源ユニットや電装基板に
ノイズを侵入させて動作不良や装置故障を発生させる原
因となる。
【0006】また、装置本体において給紙カセットの端
子部に接触する接地部材が、繰り返し加圧されることに
より接地部材が摩耗/変形し、また板ばね等の弾性材料
によって形成されている場合にはへたりが生じて、経時
的に給紙カセットの端子部との接触が不安定になるおそ
れがある。
【0007】本発明の目的は、上記の問題を解決するた
め、給紙カセットの交換時や記録装置のメンテナンス時
にユーザの身体から接地部材に静電気による放電が発生
すること、及び経時的に記録装置本体の接地部材と給紙
カセットとの接触が不安定になることが防止される接地
構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の請求項1記載の接地構造は、記録装置本体
設けられた装着部に着脱可能に装着された給紙カセッ
トを、前記記録装置本体において接地された接地部材に
導通させる接地構造であって、前記給紙カセットに導電
性を有する接地用アームを揺動可能に設けるとともに、
該接地用アームを、前記給紙カセットにおいて記録紙の
束が載置される付勢板に少なくとも導通させ、前記記録
装置本体内部に前記接地部材を前記装着部から分離して
設け、かつ、前記記録装置本体に、前記給紙カセットが
前記装着部に装着される際の装着動作に連動し、前記接
地用アームを前記装着部から前記記録装置本体内部に通
じるように穿設された挿入孔を通し前記記録装置本体内
に挿入して、該記録装置本体内部に設けられた前記接地
部材に接触させるように案内するガイド部を設けたこと
を特徴とする。
【0009】さらに、請求項2記載の接地構造は、前記
接地用アームを導電性を有する連結スプリングにより前
記付勢板に連結して接地用アームと付勢板とを導通さ
せ、装置外部から前記接地部材との接触位置に移動した
前記接地用アームによって前記連結スプリングを付勢位
置に保持し、該付勢位置に保持された連結スプリングに
よって前記付勢板を上方に付勢することを特徴とする。
【0010】さらに、請求項3記載の接地構造は、給紙
カセットに一対の前記接地用アームを設けるともに、こ
れら一対の接地用アームを、一対の前記連結スプリング
によりそれぞれ前記付勢板に連結したことを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1は本発明の実施形態による接地
構造を適用することが可能なプリンタ装置を示す側面断
面図であり、1は感光体ドラム、2はクリーニングブレ
ード2aを感光体ドラム1に圧接させたクリーニング
器、3は感光体ドラム1を均一に帯電する帯電器、4は
帯電器3によって帯電された感光体ドラム1をレーザ光
Lで走査することにより感光体ドラム1に静電潜像を形
成する光書き込みユニット、5は感光体ドラム1に形成
された静電潜像をトナーTによってトナー像に現像する
現像器である。
【0012】また、7は感光体ドラム1に当接した転写
ローラ、8は分離チャージャ、9は除電ランプ、10は定
着器、11は、電源12,プリント板13,コントローラボー
ド14等の電装/制御部品が収納された電装/制御部品ケ
ース、15は装置内部の温度上昇を防止するための排気フ
ァン、16は記録媒体である記録紙Pを収納する給紙カセ
ットであり、図示の装着部に着脱可能に装着されてい
る。17は記録紙Pが載置される給紙トレー、18は装置本
体の上面に形成された排紙トレーであり、排紙トレー18
は、排紙される記録紙Pのサイズに対応させて延長/収
縮可能なストッパ板18aを備えている。19及び20は、そ
れぞれ給紙カセット16及び給紙トレー17から記録紙Pを
分離給紙するための給紙ローラ、21はレジストローラ
対、22は記録紙Pを排紙トレー18に排紙する排紙ローラ
対、23及び24は、それぞれ記録紙Pの搬送路に配置され
たセンサであり、センサ23は、レジストローラ対21の上
流位置に配置され、記録紙Pを検知してレジストローラ
対21のオン/オフを制御したり記録紙Pのジャムを検知
するための信号を出力し、またセンサ24は、定着器10と
排紙ローラ対22との間に配置され、記録紙Pを検知して
記録紙Pの排紙完了やジャムを検知するための信号を出
力する。
【0013】次に、上記のように構成されたプリンタ装
置における画像形成動作を簡単に説明する。帯電器3
は、図示を省略したバイアス電源によってチャージワイ
ヤ3aにバイアス電圧が印加されることにより、チャー
ジワイヤ3aからコロナ放電を発生させ、このコロナ放
電によって感光体ドラム1を均一に帯電する。光書き込
みユニット4は、均一に帯電された感光体ドラム1をレ
ーザ光Lによって走査することにより、感光体ドラム1
に静電潜像を形成する。現像器5は、所定の極性に帯電
したトナーTを感光体ドラム1に転移させることによ
り、静電潜像をトナー像に現像する。
【0014】一方、給紙カセット16又は給紙トレー17か
ら分離給紙された記録紙Pは、レジストローラ対21によ
って挾持され、レジストローラ対21は、感光体ドラム1
上のトナー像に同期させて記録紙Pを搬送開始する。転
写ローラ7は、感光体ドラム1と当接した転写位置にお
いて感光体ドラム1のトナー像を記録紙Pに転写する。
分離チャージャ8は、転写時の帯電により感光体ドラム
1に密着した記録紙Pの電荷を中和し、記録紙Pの感光
体ドラム1からの剥離を容易にする。この後、記録紙P
は、図示を省略した分離爪等によって感光体ドラム1か
ら剥離され、また記録紙Pが剥離した感光体ドラム1
は、除電ランプ9によって除電光が照射されることによ
り電荷が中和される。
【0015】感光体ドラム1から剥離された記録紙Pは
定着器10に搬送され、定着器10において加熱および加圧
されることによりトナー像が定着された後に、排紙ロー
ラ対22によって排紙トレー18上に排紙される。
【0016】上記プリンタ装置において、給紙カセット
16に記録紙Pを補給する場合には、ユーザは、給紙カセ
ット16を矢印A方向に引き抜くことより、給紙カセット
16を装置本体から分離して外部に取り出すことができ
る。また、給紙カセット16を装置本体に装着する場合に
は、装置本体のガイド部(図示省略)に沿って給紙カセッ
ト16を装着部内に挿入することにより、図示の装着部に
装着される。そして、装着部では、支軸31aを中心とし
て揺動可能に支持された付勢板31が上方に付勢されるこ
とにより、付勢板31上に載置された記録紙Pが給紙ロー
ラ20に所定の力で圧接する。
【0017】図2は本発明の第1実施形態による接地構
造の一部が配置された給紙カセットの構成を示す側面断
面図、図3は本発明の第1実施形態による接地構造が配
置されたプリンタ装置本体及び給紙カセットの構成を示
す側面断面図である。給紙カセット16において、32は付
勢板31と共通の支軸31aによって揺動可能に支持された
接地用アームであり、この接地用アーム32は、例えば、
金属や導電性樹脂によって形成され、支軸31aを介して
付勢板31と電気的に接続されている。ここで、この接地
用アーム32は、支軸31aからアーム先端部までの導電性
が確保されるならば、アームの一部を金属や導電性樹脂
によって形成し、残りの部分を任意の材料によって形成
してもよい。33は揺動方向において接地用アーム32を図
2に示す格納位置の方向に付勢する引っ張りスプリン
グ、34は引っ張りスプリング33によって付勢された接地
用アーム32を格納位置に位置決めするストッパ部であ
る。
【0018】41は、装置本体の装着部25において給紙カ
セット16の挿入/抜脱方向に形成されたガイドスロット
であり、42はガイドスロット41の奥端に連続するように
開口した挿入孔であり、装着部25から装置内部に貫通し
ている。また、この挿通孔42は、装置本体においてユー
ザが指等を差し込むことができないような位置に形成す
るか、又は指等を差し込むことができない開口面積とす
る。43は挿入孔42においてガイドスロット41の延長位置
付近に設けられたガイド部であり、挿入孔42の周縁から
装置本体内部に立ち上がる傾斜面43aを形成している。4
4は装置本体内部に配置され直接的又は間接的に接地し
た金属製の接地部材であり、この接地部材44には前記傾
斜面43aに連続するような接触面44aが形成されている。
【0019】次に、装着部25に対する給紙カセット16の
着脱時の本実施形態の接地構造の動作について説明す
る。給紙カセット16が装置本体の外部にある場合、接地
用アーム32は、その先端部を給紙カセット16の上面開口
部から突出させる格納位置に保持されている。給紙カセ
ット16を装置外部から装着部25内に挿入することによ
り、接地用アーム32の先端部がガイドスロット41に挿入
し、給紙カセット16はガイドスロット41に沿って装着位
置の方向に移動する。接地用アーム32がガイドスロット
41を通り抜けた後、給紙カセット16が装着位置に到達す
る手前の位置で、接地用アーム32の先端部が、挿入孔42
内においてガイド部43の傾斜面43aに当接する。この状
態から給紙カセット16をさらに挿入することにより、接
地用アーム32の先端部が傾斜面43aに接して摺動すると
ともに、接地用アーム32は、引っ張りスプリング33に抗
して立ち上がる方向に揺動し、挿入孔42に対する挿入量
を増加させて先端部が接地部材44の接触面44aに接触す
る。
【0020】給紙カセット16が装着位置に到達すると、
接地用アーム32は、図3に示す接触位置に保持されて引
っ張りスプリング33の付勢力により先端部が接地部材44
の接触面44aに圧接するとともに接地部材44と導通す
る。この際、付勢板31は、図示を省略した付勢スプリン
グによって上方に付勢され、付勢板31上に載置された記
録紙Pを給紙ローラ19に圧接させる。
【0021】また、装着部25にある給紙カセット16を矢
印A方向に引き抜くことにより、接地用アーム32が接触
面44a及び傾斜面43aに沿って引っ張りスプリング33の付
勢力により格納位置の方向に揺動し、挿入孔42から抜け
出た後に格納位置に復帰する。さらに給紙カセット16を
引き抜くと接地用アーム32がガイドスロット41に挿入
し、給紙カセット16は、ガイドスロット41に沿って移動
し装置本体の外部に取り出される。
【0022】尚、本実施形態の接地用アーム32は、記録
紙Pの幅方向において給紙ローラ19の外側に配置されて
いるので、装着部25に対する給紙カセット16の着脱時に
給紙ローラ19と接地用アーム32とが互いに干渉すること
はない。
【0023】以上説明した本実施形態の接地構造によれ
ば、装置本体の内部に接地部材44を設けるとともに、給
紙カセット16に、導電性を有し揺動可能に支持された接
地用アーム32を設け、ガイド部43が、給紙カセット16が
装置本体の装着部25に装着される際の装着動作に連動
し、接地用アーム32を装着部25に穿設された挿入孔42か
ら装置本体内に挿入させて接地部材44に接触させること
により、接地部材44を装置本体においてユーザが指等を
差し込むことができないような位置に設けることが可能
になるので、ユーザが、給紙カセット16の交換時や記録
装置のメンテナンス時に誤って接地部材44に接触してし
まうことを防止でき、この結果、ユーザの身体から接地
部材44に静電気による放電が発生することにより、電源
12やプリント板13等にノイズが侵入して動作不良や装置
故障が発生することを防止できる。さらに本実施形態の
接地構造では、板ばね等の弾性材料を介することなく、
接地用アーム32を装置本体において接地部材44に確実に
接触させることができるので、板ばね等の弾性材料にへ
たりが生じて、経時的に接地用アーム32と接地部材44と
の接触が不安定になることを防止できる。
【0024】図4及び図5は、それぞれ本発明の第2実
施形態による接地構造が配置されたプリンタ装置本体及
び給紙カセットの構成及び動作を示す側面断面図、図6
は本発明の第2実施形態による接地構造の要部を示す斜
視図である。51は給紙カセット16の把持部16a内に配置
された支軸51aを中心として揺動可能に支持された接地
用アームであり、この接地用アーム51は、例えば、金属
や導電性樹脂により形成されて導電性を有している。ま
た、接地用アーム51先端部の一側面には、外方向に突出
する摺動ピン51bが形成されている。52は導電性を有す
る連結スプリングであり、接地用アーム51の先端部を付
勢板31の揺動端部に連結している。給紙カセット16には
1対の接地用アーム51が配置されており、これら一対の
接地用アーム51は、給紙カセット16が装着位置にある状
態で給紙ローラ19を軸方向において挾むような位置に配
置され、それぞれ連結スプリング52によって付勢板31に
連結されている。ここで、連結スプリング52が導電性を
有することから、接地用アーム51は、連結スプリング52
によって付勢板31に電気的に接続される。また、この接
地用アーム51は、前述したように金属や導電性樹脂によ
り形成されているが、連結スプリング52を介して付勢板
31からアーム先端部までの導電性が確保されるならば、
アーム全体を導電性材料とする必要はなく、アームの先
端部のみを金属や導電性樹脂によって形成してもよい。
53は付勢板31の重量及び自重により下方に付勢される接
地用アーム51を図4に示す格納位置に位置決めするスト
ッパ部である。
【0025】54は装着部25において給紙ローラ19の手前
に開口した挿入孔であり、装着部25から装置内部に貫通
している。55は挿入孔54に挿通して装着部25から装置内
部に延在するように配置されたガイド板であり、挿入孔
54の下方から装置本体内部に立ち上がる傾斜面55aを形
成している。56は装置本体内部に配置され直接的又は間
接的に接地した導電性の接地部材であり、金属製の板ば
ね57をガイド板55の水平端部55bの上方に支持してい
る。
【0026】次に、装着部25に対する給紙カセット16の
着脱時の本実施形態の接地構造の動作について説明す
る。給紙カセット16を装置外部から装着部25内に挿入す
ることにより、接地用アーム51の摺動ピン51bが、給紙
ローラ19の手前の位置でガイド板55の傾斜面55aに当接
する。この状態から給紙カセット16をさらに挿入するこ
とにより、摺動ピン51bが傾斜面55aに接して摺動すると
ともに、接地用アーム51が付勢板31の重量及び自重に抗
して傾斜面55aに沿って上方に揺動する。このとき、連
結スプリング52によって接地用アーム51に連結された付
勢板31も、接地用アーム51によって支軸31aを中心とし
て上方に揺動する。
【0027】給紙カセット16が装着位置に到達すると、
接地用アーム51の摺動ピン51bがガイド板55の水平端部5
5bによって担持された状態になり、接地用アーム51が図
5に示す接触位置に保持される。この際、一対の接地用
アーム51は、それぞれ上端部を板ばね57の下面に圧接さ
せる。また、付勢板31は、接触位置にある接地用アーム
51によって付勢板31上に載置された記録紙Pを給紙ロー
ラ19に接触させる位置に釣支され、連結スプリング52の
付勢力によって記録紙Pと給紙ローラ19との間に所定の
圧接力を発生させる。
【0028】また、装着部25にある給紙カセット16を矢
印A方向に引き抜くことにより、接地用アーム51が、傾
斜面55aに接して装着時とは逆方向に摺動するととも
に、付勢板31及び自重によって格納位置の方向に揺動
し、挿入孔54から抜け出た後ガイド板55から離れたとき
に格納位置に復帰し、同時に付勢板31も図4に示す位置
に復帰する。
【0029】以上説明した本実施形態の接地構造によれ
ば、装置本体の内部に板ばね57を支持した接地部材56を
設けるとともに、給紙カセット16に、導電性を有し揺動
可能に支持された接地用アーム51を設け、ガイド板55
が、給紙カセット16が装置本体の装着部25に装着される
際の装着動作に連動し、接地用アーム51を装着部25に穿
設された挿入孔54から装置本体内に挿入させて接地部材
56の板ばね57に接触させることにより、接地部材56を装
置本体においてユーザが指等を差し込むことができない
ような位置に設けることが可能になるので、ユーザが、
給紙カセット16の交換時や記録装置のメンテナンス時に
誤って接地部材56に接触してしまうことを防止でき、こ
の結果、ユーザの身体から接地部材56に静電気による放
電が発生することにより、電源12やプリント板13等にノ
イズが侵入して動作不良や装置故障が発生することを防
止できる。さらに本実施形態の接地構造では、接地用ア
ーム51の揺動ストロークを大きくすることが可能なの
で、接地用アーム51による板ばね57の弾性変形量が十分
確保されるような接触位置を設定することにより、経時
的に接地用アーム51と板ばね57との接触が不安定になる
ことを防止できる。
【0030】また、接地用アーム51及び連結スプリング
52が、装着部25に対する給紙カセット16の装着動作に連
動して付勢板31を記録紙Pに対する付勢位置に揺動さ
せ、かつ付勢板31に対して付勢力を付与する機能をも有
していることから、装着動作に連動して付勢板31を付勢
位置に揺動させ、また付勢板31に対して付勢力を付与す
る部材を、給紙カセット16の装着動作に連動して付勢板
31を付勢位置に揺動させ、かつ付勢板31に対して付勢力
を付与する部材と共用することができるため、接地構造
を設けることにより給紙カセット16の構成部品が増加す
ることを抑制できる。
【0031】また、給紙カセット16に一対の接地用アー
ム51を設けるともに、これら一対の接地用アーム51を、
一対の連結スプリング52によりそれぞれ付勢板31に連結
したことにより、図6に示すように付勢板31,連結スプ
リング52及び接地部材56によって電気的なループが形成
されるので、長い形状を有する導電体の一端部のみを接
地させた場合に電磁波の影響を受けやすくなる、いわゆ
るアンテナ効果の影響によって電磁波ノイズが侵入しや
すくなることを防止できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の接地構造によれば、給紙カセットに導電性を有す
る接地用アームを揺動可能に設けるとともに、該接地用
アームを、前記給紙カセットにおいて記録紙の束が載置
される付勢板に少なくとも導通させ、記録装置本体内部
に接地部材を装着部から分離して設け、かつ、前記記録
装置本体に、前記給紙カセットが前記装着部に装着され
る際の装着動作に連動し、前記接地用アームを前記装着
から前記記録装置本体内部に通じるように穿設された
挿入孔を通し前記記録装置本体内に挿入して、該記録装
置本体内部に設けられた前記接地部材に接触させるよう
に案内するガイド部を設けたことにより、接地部材を記
録装置本体においてユーザが指等を差し込むことができ
ないような位置に設けたことよって、ユーザが、給紙カ
セットの交換時や記録装置のメンテナンス時に誤って接
地部材に接触してしまうことを防止でき、この結果、ユ
ーザの身体から接地部材に静電気による放電が発生する
ことにより、電源や電装基板にノイズが侵入して動作不
良や装置故障が発生することを防止できる。
【0033】さらに、請求項2記載の接地構造によれ
ば、前記接地用アームを導電性を有する連結スプリング
により前記付勢板に連結して接地用アームと付勢板とを
導通させ、装置外部から前記接地部材との接触位置に移
動した前記接地用アームによって前記連結スプリングを
付勢位置に保持し、該付勢位置に保持された連結スプリ
ングによって前記付勢板を上方に付勢することにより、
接地用アーム及び連結スプリングが、給紙カセットの装
着部への装着動作に連動して付勢板を記録紙に対する付
勢位置に揺動させ、かつ付勢板に対して付勢力を付与す
る機能をも有していることから、装着動作に連動して付
勢板を付勢位置に揺動させる部材や付勢板に対して付勢
力を付与するばねを、給紙カセットの装着動作に連動し
て付勢板を付勢位置に揺動させ、かつ付勢板に対して付
勢力を付与する部材と共用することができるため、接地
構造を設けることにより給紙カセットの構成部品が増加
することを抑制できる。
【0034】さらに、請求項3記載の接地構造によれ
ば、給紙カセットに一対の前記接地用アームを設けると
もに、これら一対の接地用アームを、一対の前記連結ス
プリングによりそれぞれ前記付勢板に連結したことによ
り、付勢板,連結スプリング及び接地部材によって電気
的なループが形成されるので、長い形状を有する導電体
の一端部のみを接地させた場合に電磁波の影響を受けや
すくなる、いわゆるアンテナ効果の影響によって電磁波
ノイズが侵入しやすくなることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による接地構造を適用するこ
とが可能なプリンタ装置を示す側面断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態による接地構造の一部が
配置された給紙カセットの構成を示す側面断面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施形態による接地構造が配置さ
れたプリンタ装置本体及び給紙カセットの構成を示す側
面断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態による接地構造が配置さ
れたプリンタ装置本体及び給紙カセットの構成及び動作
を示す側面断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態による接地構造が配置さ
れたプリンタ装置本体及び給紙カセットの構成及び動作
を示す側面断面図である。
【図6】図6は本発明の第2実施形態による接地構造の
要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
16…給紙カセット、 25…装着部、 31…付勢板、 3
2,51…接地用アーム、33…引っ張りスプリング、 3
4,53…ストッパ部、 41…ガイドスロット、 42,54
…挿入孔、 43…ガイド部、 44,56…接地部材、 52
…連結スプリング、55…ガイド板、 57…板ばね。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録装置本体に設けられた装着部に着脱
    可能に装着された給紙カセットを、前記記録装置本体に
    おいて接地された接地部材に導通させる接地構造であっ
    て、前記給紙カセットに導電性を有する接地用アームを
    揺動可能に設けるとともに、該接地用アームを、前記
    紙カセットにおいて記録紙の束が載置される付勢板に少
    なくとも導通させ、前記記録装置本体内部に前記接地部
    材を前記装着部から分離して設け、かつ、前記記録装置
    本体に、前記給紙カセットが前記装着部に装着される際
    の装着動作に連動し、前記接地用アームを前記装着部
    ら前記記録装置本体内部に通じるように穿設された挿入
    を通し前記記録装置本体内に挿入して、該記録装置本
    体内部に設けられた前記接地部材に接触させるように案
    内するガイド部を設けたことを特徴とする給紙カセット
    の接地構造。
  2. 【請求項2】 前記接地用アームを導電性を有する連結
    スプリングにより前記付勢板に連結して接地用アームと
    付勢板とを導通させ、装置外部から前記接地部材との接
    触位置に移動した前記接地用アームによって前記連結ス
    プリングを付勢位置に保持し、該付勢位置に保持された
    連結スプリングによって前記付勢板を上方に付勢するこ
    とを特徴とする請求項1記載の給紙カセットの接地構
    造。
  3. 【請求項3】 給紙カセットに一対の前記接地用アーム
    を設けるともに、これら一対の接地用アームを、一対の
    前記連結スプリングによりそれぞれ前記付勢板に連結し
    たことを特徴とする請求項2記載の給紙カセットの接地
    構造。
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