JP3490883B2 - 用紙積載装置 - Google Patents

用紙積載装置

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JP3490883B2
JP3490883B2 JP02558098A JP2558098A JP3490883B2 JP 3490883 B2 JP3490883 B2 JP 3490883B2 JP 02558098 A JP02558098 A JP 02558098A JP 2558098 A JP2558098 A JP 2558098A JP 3490883 B2 JP3490883 B2 JP 3490883B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナ、プリン
タ、複写機、ファックス等の用紙積載装置に関し、さら
に詳しくは、一つのガイド部分を摺動移動させることで
他方のガイド部分を連動移動させ、積層載置された原稿
あるいはその他の記録用紙等の側縁をガイドする用紙積
載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナ、プリンタ、複写機、ファック
ス等の記録用紙や原稿を給送する装置において、装置全
体の外形寸法をコンパクト化したり、種々のサイズの記
録用紙を使用できるように、サイドガイドとバックガイ
ドを備え、用紙サイズに応じてこれらのガイドを摺動移
動させる用紙積載装置が知られており、従来技術とし
て、登録特許第2643218号公報、実開平6−59
051号公報、実開平6−59052号公報がある。
【0003】図7は登録特許第2643218号公報に
記載の実施形態の構成説明図、図8は図7の要部拡大斜
視図、図9は同じく図7の要部拡大側面図を表してお
り、同公報に記載されている内容を以下に説明する(な
お従来の技術を説明するにあたり、各公報にて付されて
いる番号をそのまま使用して説明することにする)。
【0004】まず図7において、40は用紙を積層載置
するトレイであり、トレイ40の両側部には用紙送り方
向X直角な方向に長孔42及び44が形成され、トレイ
40の後部には用紙送り方向Xと平行に長孔46が形成
されている。
【0005】48は左側ガイド、50は右側ガイド、5
2はバックガイドであり、各ガイド48、50、52の
下面には、各ガイド48、50、52の長手方向に対し
て直角な方向に凸部がそれぞれ嵌合されて、各ガイド4
8、50、52が長孔42、44、46に沿って摺動で
きるようになっている。
【0006】左側及び右側ガイド48、50の中間部近
傍に位置するトレイ40の下側には回転自在にピニオン
54が設けられ、左側及び右側ガイド48、50の凸部
下面には、このピニオン54にそれぞれ噛合するラック
56、58が取付けられており、ラック58のピニオン
54に噛合する歯面58aの反対側の側面には他の歯面
58bが形成されているとともに、歯車58bにはピニ
オン60が噛合されている。
【0007】また62はピニオン60とクラッチ手段6
8を介して接離自在に設けられたプーリー、64はトレ
イ40の後部下側に設けられたプーリーであり、プーリ
ー62、64にはワイヤー66が巻回されている。ワイ
ヤー66の一部はバックガイド52の凸部に接着されて
いる。
【0008】トレイ40の用紙送出側端部には、図示し
ない駆動手段により回転駆動され、用紙を一枚ずつ複写
機等の本体に供給する供給ローラー70が設けられてい
る。
【0009】クラッチ手段68を図8に示す斜視図及び
図9に示す側面図により説明すると、トレイ40の下面
には軸72が固着されており、軸72にはプーリー62
が回動自在に取り付けられているとともに、ピニオン6
0と、このピニオン60に一体的に固着されたディスク
74及び摩擦板76が回動自在に且つ上下方向に摺動自
在に嵌合されている。
【0010】ブラケット78はスプリング80により上
方向に付勢されるとともに、その一端部が軸82により
回動自在に設けられたブラケット78の上面はピニオン
60の下面に当接し、ピニオン60を上方向へ付勢して
いる。ブラケット78の他端部上面にはアーム84が当
接しており、アーム84には支承部材86に回転自在に
支承されたシャフト88の一端が固着され、シャフト8
8の他端にはレバー90が固着されている。
【0011】また各プーリー62、64の有効径Dは、
JIS等に規定される定型サイズの用紙に対応するた
め、ワイヤー66の直径をd、ピニオン54、60のピ
ッチ円直径をDpとすると、D=2・√2・Dp−dと
なるように決定されている。
【0012】従って定型サイズの用紙をセットする時
は、左、右ガイド48、50及びバックガイド52を用
紙よりやや大きめにスライドさせた状態で、用紙を各ガ
イド48、50、52の中央部にセットし、各ガイド4
8、50、52のうちの1つを用紙に向かってスライド
させると、他の2つのガイドがスライドし、用紙を適正
な位置にセットすることができる。
【0013】また不定型サイズの用紙の場合は、レバー
90を矢印92方向に回動させると、シャフト88を介
してアーム84が回動し、スプリング80に坑してブラ
ケット78の一端が押し下げられ、ピニオン60が自重
により下方向にスライドし、摩擦板76とプーリー62
の圧接が解除され、バックガイド52と左及び右ガイド
48、50との連動を解除することにより対応すること
ができる。
【0014】以上から、ラック56、58、ピニオン5
4、60及びプーリー60、64等の組合わせにより、
各ガイド48、50、52のうちの1つをスライドさせ
れば、他の2つのガイドが一定の比率(バックガイドの
移動量が左及び右ガイドの移動量の2・√2倍)で連動
するようにしたので、運動の伝達効率が良く、小さな力
で簡単にスライドが可能となり、用紙のセットがし易く
なるという効果が得られる。
【0015】次に実開平6−59051号公報に記載の
用紙保持機構について下記に説明を行うことにする。
【0016】図10は同公報に記載の実施形態を示して
おり、図10においてプリンタ1の給紙及び排紙方向は
矢印方向であり、給紙メイントレイ2の上に用紙をおい
て給紙される。この場合用紙長さが給紙メイントレイ2
の長さに対し大きく飛び出るため補助トレイ3を引き出
して用紙を支える。
【0017】同公報で提案されている補助トレイでは図
11に示すようにほぼ中央部にヒンジ部3−2を設け両
端に向かってシャフト部3−3が形成されており、ヒン
ジ部3−2は一定の角度で開閉しても損傷しないような
材質で形成されている。
【0018】ここで収納時にはヒンジ部3−2を給紙メ
イントレイ側(用紙の送り方向)に押すと補助トレイの
端部近傍に設けられた摺動支点3−1が給紙メイントレ
イ2の摺動ガイド2−1上を摺動して給紙メイントレイ
2内に収納される。
【0019】給紙メイントレイ2の摺動ガイド2−1は
補助トレイ3の摺動支点3−1が嵌合し摺動できるよう
に溝が彫られており、補助トレイ3を引き出す時も同様
にヒンジ部3−2を給紙メイントレイ2と反対方向へ引
き出して操作される。
【0020】補助トレイ3の収納時形状は中央部のヒン
ジ部3−2が開いてシャフト部3−3が給紙メイントレ
イ2の対角線方向にスライドし、横方向に大きく開いて
収納されるので縦方向の収納スペースは少なくても対応
できる。反対に引き出した際の補助トレイ3の形状はヒ
ンジ部3−2が閉じて縦方向に大きく延びて引き出され
るため紙送り方向の用紙保持寸法Lは従来の用紙保持寸
法Lに比べて大きく得ることが可能になる。
【0021】次いで、以下に実開平6−59052号公
報に記載の実施態様について説明すると、補助トレイ3
は図13に示すように2つのプレートから成り、それら
の一端は回転支点3−2でお互いに連結されている。プ
レートのもう一端はメイントレイ2内に設けられた摺動
ガイド2−1に沿って動けるように摺動支点3−1にな
っており、両プレートは連結されたままメイントレイ2
内に収納される構造となっている。図13での回転支点
3−2の連結方法は一方のプレートの支点中心にバネ性
をもたせた爪3−3をたて、もう一方のプレートを圧入
できるような構造を示しているが別部品で連結しても構
わない。
【0022】一方、摺動支点3−1はプレート側にボス
をたてメイントレイ2側に設けたほぼ横方向または対角
線方向の摺動ガイド2−1に沿って動く構造になってい
る。ここで補助トレイ収納時には回転支点3−2近傍を
メイントレイ側(用紙の送り方向)へ押すと摺動支点3
−1がメイントレイ2の摺動ガイド2−1上を摺動して
メイントレイ2内に収納され、補助トレイ3を引き出す
時も同様に回転支点3−2の近傍をメイントレイ2と反
対方向へ引き出して操作される。
【0023】補助トレイ3の収納時形状は2つのプレー
トが回転支点3−2を中心に開きながらメイントレイ2
の摺動ガイド2−1の方向にスライドしていくため横方
向に大きく開いて収納され縦方向の収納スペースは少な
くても対応できる。反対に引き出した際の補助トレイ3
の形状は回転支点3−2を中心に2つのプレートが閉じ
ながら縦方向に大きく延びて引き出されるため紙送り方
向の用紙保持寸法Lは従来の用紙保持寸法Lに比べて大
きく得ることが可能になる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、登録特許
第2643218号公報に記載の積層枚葉紙位置決め装
置によれば、ガイドを摺動させる時の力の伝達方向が各
摺動部で摺動方向に対して平行に行われ、ガイドとトレ
イとの嵌合部の摩擦抵抗が少なくて済むので、ガイドの
摺動は小さな力で簡単に行え、用紙の位置決めがし易く
なるとともに、摺動部の摩耗による障害の発生を少なく
することができ、A、B系列等の定型サイズ以外の不定
形な用紙をセットすることも可能であるという点で有効
なものである。
【0025】しかしながら、同公報に記載の上記装置に
於いては用紙給紙角度を変位することができず、また用
紙ガイド、左ガイド、右ガイドを連動させるのにワイヤ
ー、プーリー、ギア等の多くの部品が必要であり、機構
の簡素化及び低コスト化が実現できないといった問題点
があった。
【0026】また実開平6−59051号公報に記載の
用紙保持機構によれば、補助トレイの形状を給紙メイン
トレイ内に収納する時と引き出す時とで変えられるよう
にしたので、メイントレイの用紙送り方向の幅が狭くて
も補助トレイの用紙保持長さを効率的に大きくとれるよ
うになるという点で有効なものである。
【0027】しかしながら、同公報に記載の技術内容に
よれば、用紙給紙角度を変位することができず、また用
紙ガイド、左ガイド、右ガイドを連動させる概念は無
く、用紙ガイドと左右ガイドは別の操作でしか可動でき
ないという問題があった。
【0028】また、ヒンジ部3―2が伸縮自在なため、
ヒンジ部が伸びることを想定して装置の設置を行う必要
があり、省スペース化が図れない場合があった。
【0029】さらに実開平6−59052号公報に記載
の用紙保持機構によれば、実開平6−59052号公報
の場合と同様に、用紙給紙角度を変位することができ
ず、また用紙ガイド、左ガイド、右ガイドを連動させる
概念は無く、用紙ガイドと左右ガイドは別の操作でしか
可動できないという問題点や省スペース化の問題があっ
た。
【0030】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてな
されたものであり、簡素な機構構成で省スペース化を図
りながら、種々のサイズの用紙をガイドでき、低コスト
化と操作性の向上を図ると共に、簡単な操作で用紙を確
実にガイドすることができる用紙積載装置の提供を目的
とする。
【0031】さらに、用紙の給紙角度を変えられること
ができ、異なる種類の用紙であっても安定した給紙性能
を発揮できる用紙積載装置の提供を目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の用紙積載装置は、積載された用紙の重量を支
える用紙トレイ部材と、用紙の両側端部に当接し用紙の
搬送方向に対して垂直方向に摺動可能なサイドガイド部
材とを備え、一方のサイドガイド部材を摺動移動させる
ことによって他方のサイドガイド部材が連動して摺動移
動する用紙積載装置において、上記用紙トレイ部材の用
紙を支える面と反対側に、U字形状に切り欠かれその内
端面に歯形状部が形成されたU字形状切り欠き部を有し
た用紙サポートを設けて成り、上記サイドガイド部材と
一体に形成され、該サイドガイド部材の長手方向と垂直
な方向に延設されると共に、内端面に歯形状部を有する
延設部材と、用紙の積載方向と平行な方向に軸支され、
該延設部材の該歯形状部に挟持されると共に上記用紙サ
ポートのU字形状切り欠き部と各々噛合する連動ギアと
から構成され、上記サイドガイド部材の移動動作に対応
して、上記用紙サポートが連動し、搬送方向に移動する
ことを特徴とする。
【0033】 また本発明の目的を達成するための他の
用紙積載装置は、積載された用紙の重量を支える用紙ト
レイ部材と、用紙の両側端部に当接し用紙の搬送方向に
対して垂直方向に摺動可能なサイドガイド部材とを備
え、一方のサイドガイド部材を摺動移動させることによ
って他方のサイドガイド部材が連動して摺動移動する用
紙積載装置において、上記用紙トレイ部材には用紙載置
位置の一部に開口部を有し、用紙を支える面と反対側
に、U字形状に切り欠かれその内端面に歯形状部が形成
されたU字形状切り欠き部を有した用紙サポートを設け
て成り、上記サイドガイド部材と一体に形成され、該サ
イドガイド部材の長手方向と垂直な方向に延設されると
共に、内端面に歯形状部を有する延設部材と、用紙の積
載方向と平行な方向に軸支され、該延設部材の該歯形状
部に挟持されると共に上記用紙サポートのU字形状切り
欠き部と各々噛合する連動ギアと、上記開孔部から出入
自在であって、該開孔部から突出した際に用紙下部から
用紙の積載方向と平行な方向に用紙を付勢する付勢部材
から構成され、上記サイドガイド部材の移動動作に対
応して、上記用紙サポートと上記付勢部材が連動するこ
とを特徴とする。
【0034】 また、上述した構成の用紙積載装置の構
において、上記連動ギアは、ピッチの異なる複数の歯
形状部を有した多段ギアで構成され、各歯形状部がそれ
ぞれU字形状切り欠き部および延設部材各々噛合する
ことができる
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。まず、図1は本発明が適応さ
れたプリンタ、スキャナー等の全体構成を説明するため
の全体図であり、プリンタやスキャナ等の本体100に
は着脱自在に設けられた用紙トレイ101があり、用紙
Pを用紙トレイ101上に積載することで、用紙Pが給
送されて、スキャナによる走査やプリンタによる印字が
行われる。
【0036】次に図2は積層する用紙の用紙幅が短く、
左右の用紙ガイドが縮んだ場合の上面図を示しており、
用紙トレイ101の中央部には開孔部101aが設けて
あり、開孔部101aの下部には用紙サポート102が
配置されている。
【0037】また、用紙サポート102の例えば搬送方
向の端部側にはU字型に切り欠かれたU字型切り欠き部
が設けられ、U字型切り欠き部には、連動ギア105と
噛み合う歯形状部102bが設けてある。
【0038】 さらに用紙サポート2の用紙搬送方向と
垂直の方向(図中の左右方向)には用紙ガイド左103
及び用紙ガイド右104が配置され、図7の構成にて説
明したように図示しない長孔(用紙トレイ101に設け
られている)に沿って用紙搬送方向と直交する方向に摺
動でき、連動ギア105と噛合う歯形状部103a、1
04aが設けられている。
【0039】ここで、積層する用紙の用紙幅が比較的短
い場合には、用紙ガイド左103または用紙ガイド右1
04をA方向に移動させると、用紙ガイド左103及び
用紙ガイド右104と歯形状部103aと104aを介
して噛合している連動ギア105がD方向に回転させら
れ、用紙サポート102に設けられている連動ギア10
5と噛合う歯形状部2bを介して用紙サポート2をB方
向に移動させる。
【0040】このように構成することで、単一の連動ギ
ア105によって用紙サポート102と用紙ガイド左1
03または用紙ガイド104右を連動することにより、
用紙サポート102、用紙ガイド左103、用紙ガイド
右104の可動を1つの操作だけで動作させることがで
可能となる。
【0041】またこの場合、連動ギア105という単一
の部品で用紙ガイド左103、用紙ガイド右104、用
紙サポート102の全てを連動できるので、用紙積載装
置全体の構成が簡素化できると共に部品点数も削減で
き、装置のコストを大幅に低減することができる。
【0042】なお、用紙を載置しサイドガードを摺動さ
せた後に、連動ギア105が不用意に回動するのを防止
するために、連動ギア105の回転トルクは操作者が扱
い易く、振動等で容易に回転し難い程度になるよう設定
される。
【0043】次いで図3は、用紙の用紙幅が短く、左右
の用紙ガイドが縮んだ場合に用紙トレイ101を用紙搬
送方向と垂直方向で横方向から見た断面図を表してい
る。
【0044】用紙トレイ101にハガキ等の用紙幅が短
い用紙を積置して、用紙ガイド左103または用紙ガイ
ド右104を図2のA方向に移動させると、用紙サポー
ト102が図2のB方向に移動させられ、用紙サポート
102に設けたスロープ部102aが用紙トレイ101
の略中央部分に設けられた開孔部101aから用紙トレ
イ101の用紙積置面に突出し、積置された用紙Pを用
紙搬送方向に垂直方向の上方に押し上げて付勢し、本体
100側に設けた用紙Pを給紙するための給紙ローラー
109への突入角度が変わる。
【0045】 なお、上記スロープ部102aを上方に
付勢する方法としては、後述する弾性部材による方法
他に、例えば用紙ガイド右104に歯形状部104aと
逆方向の開孔部101a側に噛み合う歯形状部とスロー
プ102aに関連付けされ回動自在に設けられたハス歯
ギアを用いてスロープ102aの上下移動を達成しても
良く、様々な実施態様が適用可能であることは勿論であ
る。
【0046】用紙ガイド左103及び用紙ガイド右10
4の用紙Pに対する左右端部の垂直方向高さはスロープ
102aで用紙Pが押し上げられてもガイドできるよう
高く設定してある。
【0047】用紙幅が小さなハガキ等の厚紙の場合、ス
ロープ102aで用紙Pが押し上げ本体への給紙角度を
変更されると、用紙押さえバネ8が変位することとな
り、用紙Pへの押し圧が大きくなって、用紙セパレータ
107への衝突角度が小さくなるので、搬送する用紙や
原稿が厚紙等の場合であっても、給紙能力が低下するこ
とはなく、本体への給紙性能は向上する。
【0048】図4は、搬送する用紙の用紙幅が長く、左
右の用紙ガイド103、104が広がった場合を示す上
面図である。
【0049】図4について以下に説明すれば、プリン
タ、スキャナー等の用紙給紙部に着脱自在に取り付けら
れている用紙トレイ101の中央部には開孔部101a
が設けてあり、その下には用紙サポート102が配置さ
れている。
【0050】また、用紙サポート102のU字型切り欠
き部には、連動ギア105と噛合う歯形状部2bが設け
てある。そして、用紙サポート2の搬送方向に対して垂
直方向(図中左右方向)には用紙ガイド左103及び用
紙ガイド右104が配置され、連動ギア105と噛合す
る歯形状部103a、104aが配設されている。
【0051】用紙幅が長い場合、用紙ガイド左103ま
たは用紙ガイド右104を図中F方向に移動させると、
連動ギア105が図中E方向に回転し、用紙サポート1
02に設けた連動ギア105と噛合する歯形状部102
bを介して用紙サポート102をC方向に移動させるこ
ととなる。
【0052】 従って、上記構成を採用することによ
り、単一の連動ギア105にて用紙サポート102と用
紙ガイド左103または用紙ガイド104右を連動させ
ることができ、用紙サポート102、用紙ガイド左10
3、用紙ガイド右104の可動を単一の操作で行え
【0053】また、単一の部品で上記部材を全て連動さ
せることができるので、用紙トレイ101が簡素化で
き、部品削減や組立ての簡素化による低コスト化を実現
できる。
【0054】なお、用紙の用紙幅が長くて、用紙の長手
方向(用紙搬送方向)サイズが長い用紙の場合、用紙サ
ポート102が用紙ガイド左103または用紙ガイド右
104と連動して移動することで、用紙の長手方向を支
えることも可能である。
【0055】図5は、用紙の用紙幅が長く、左右の用紙
ガイドが広がった場合に用紙トレイ101を横方向から
見た断面図を示している。
【0056】用紙トレイ101に例えばAB系列でいう
とA3やB4サイズ等の用紙幅の比較的長い用紙を積置
して、用紙ガイド左103または用紙ガイド右104を
図4に図示するF方向に移動させると、用紙サポート1
02が図4のC方向に移動させられ、用紙サポート10
2に設けたスロープ部102aが用紙トレイ101に設
けた開孔部101aから用紙トレイ101の裏面に入り
込み、用紙Pを用紙トレイ101の用紙積置面に戻し、
用紙Pの本体への給紙角度を元に戻すと共に、用紙サポ
ート102が用紙の長手方向に移動して、用紙の長手方
向で撓みが発生しないよう保持する。
【0057】従って、上記構成とすることで、用紙幅が
小さなハガキ等の厚紙の場合とその他の用紙幅が比較的
大きい用紙との場合で給紙角度を変更させることがで
き、また用紙サポート102が用紙の長手方向に移動し
用紙の長手方向を支えることができる。
【0058】次に図6は、用紙サポート102に設けら
れたスロープ部を別体の構成部品として弾性部材(例え
ば板バネ)102dとした実施形態を横から見た断面図
を示している。
【0059】用紙サポート102に設けたスロープ部を
別部品の板バネ102dとして、用紙サポート102の
移動と共に用紙トレイ101に設けた開孔部101aを
貫通自在とする。
【0060】以上の構成とすることにより、用紙サポー
ト102に設けたスロープ部を別部品の板バネ102d
にすることにより、スロープ部の用紙Pを押し上げて付
勢する弾性圧力を可変でき、用紙Pが給紙されるときの
スロープ部との擦れ傷等を軽減させることができる効果
も得られる。
【0061】
【発明の効果】請求項1に記載の用紙積載装置によれ
ば、単一の連動ギア105にて用紙サポート102と用
紙ガイド左103または用紙ガイド右104を連動する
ことにより、省スペース化を図りながら、用紙サポート
102、用紙ガイド左103、用紙ガイド右104、バ
ックガイドの可動を単一の操作で行うことができる。
【0062】また、操作が簡単になると共に、大きな力
を必要としないので、部品が損傷することもなく信頼性
が大幅に向上する。さらに、単一の部品で連動できるた
め、用紙トレイ101が簡素化できてコスト低減を実現
できる。
【0063】請求項2に記載の用紙積載装置によれば、
用紙トレイ101に開孔部を設けることにより用紙サポ
ート102に設けたスロープ部102aまたは別体の弾
性部材(例えば板バネ)102dが用紙トレイ101か
ら貫通移動自在となり、そのスロープにより用紙トレイ
101に積置された用紙Pを押し上げ、用紙Pの給紙角
度を変えられる。
【0064】従って、用紙Pのサイズにより給紙角度を
変えられることができ、例えばハガキ等の厚紙とその他
用紙サイズの大きな用紙の給紙角度差を設けられること
により、用紙の種類や厚みの影響による給紙性能の低下
が発生せず、安定した給紙性能を発揮できるという効果
がある。
【0065】また、用紙サポート102に設けたスロー
プ部102aが用紙トレイ101に設けたスロープ部を
別体の板バネ102dにすることにより、スロープ部の
用紙Pを押し上げる弾性圧力を可変でき、用紙Pが給紙
される際に発生するスロープ部との擦れ傷等を軽減また
は回避することも可能である。
【0066】なお、省スペース化を図りながら、ガイド
の摺動操作が簡単になると共に、大きな力を必要としな
いので、部品が損傷することもなく信頼性が大幅に向上
すると共に、単一の部品で連動できるため、用紙トレイ
101が簡素化できてコスト低減を実現できるという効
果が得られることは勿論である。
【0067】請求項3に記載の用紙積載装置によれば、
用紙サポート102、用紙ガイド左103、用紙ガイド
右104に設けた各ラック部と噛合する連動ギア105
の歯数は通常同一であるが、連動ギア105を2段ギア
にして、用紙サポート102と噛合する個所の歯数と用
紙ガイド左103または用紙ガイド右104と噛合する
部分の歯数を変えることにより、請求項1又は2の効果
に加え、簡単な構成でありながら任意の量で用紙サポー
ト102と用紙ガイド左103及び用紙ガイド右104
の連動移動量を変位させることができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されるプリンタ、スキャナ等の全
体図である。
【図2】本発明の実施形態における用紙ガイド部の上面
図である。
【図3】本発明の実施形態における用紙ガイドを横方向
から見た断面図である。
【図4】本発明の実施形態における用紙ガイドの上面図
である。
【図5】本発明の実施形態における用紙ガイドを横方向
から見た断面図である。
【図6】本発明の実施形態における用紙サポート部を横
から見た断面図である。
【図7】従来技術における構成平面図である。
【図8】従来技術における要部拡大斜視図である。
【図9】従来技術における要部拡大側面図である。
【図10】従来技術における構成平面図である。
【図11】従来技術における要部拡大斜視図である。
【図12】従来技術における要部拡大側面図である。
【図13】従来技術における要部拡大斜視図である。
【図14】従来技術における要部拡大側面図である。
【符号の説明】
100 本体装置 101 用紙トレイ 101a 開孔部 102 用紙サポート 102a スロープ 102b 歯形状部 102d 板ばね 103 用紙ガイド左 103a 歯形状部 104 用紙ガイド左 104a 歯形状部 105 連動ギア 107 用紙セパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−243735(JP,A) 特開 昭63−189327(JP,A) 特開 平3−192030(JP,A) 特開 平6−61843(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/04 324 B65H 1/04 320 B65H 1/04 326 B41J 13/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載された用紙の重量を支える用紙トレ
    イ部材と、用紙の両側端部に当接し用紙の搬送方向に対
    して垂直方向に摺動可能なサイドガイド部材とを備え、
    一方のサイドガイド部材を摺動移動させることによって
    他方のサイドガイド部材が連動して摺動移動する用紙積
    載装置において、 上記用紙トレイ部材の用紙を支える面と反対側に、U字
    形状に切り欠かれその内端面に歯形状部が形成されたU
    字形状切り欠き部を有した用紙サポートを設けて成り、 上記サイドガイド部材と一体に形成され、該サイドガイ
    ド部材の長手方向と垂直な方向に延設されると共に、内
    端面に歯形状部を有する延設部材と、 用紙の積載方向と平行な方向に軸支され、該延設部材の
    該歯形状部に挟持されると共に上記用紙サポートのU字
    形状切り欠き部と各々噛合する連動ギアとから構成さ
    れ、 上記 サイドガイド部材の移動動作に対応して、上記用紙
    サポートが連動し、搬送方向に移動することを特徴とす
    る用紙積載装置。
  2. 【請求項2】 積載された用紙の重量を支える用紙トレ
    イ部材と、用紙の両側端部に当接し用紙の搬送方向に対
    して垂直方向に摺動可能なサイドガイド部材とを備え、
    一方のサイドガイド部材を摺動移動させることによって
    他方のサイドガイド部材が連動して摺動移動する用紙積
    載装置において、 上記用紙トレイ部材には用紙載置位置の一部に開口部を
    有し、用紙を支える面と反対側に、U字形状に切り欠か
    れその内端面に歯形状部が形成されたU字形状切り欠き
    を有した用紙サポートを設けて成り、 上記サイドガイド部材と一体に形成され、該サイドガイ
    ド部材の長手方向と垂直な方向に延設されると共に、内
    端面に歯形状部を有する延設部材と、 用紙の積載方向と平行な方向に軸支され、該延設部材の
    該歯形状部に挟持されると共に上記用紙サポートのU字
    形状切り欠き部と各々噛合する連動ギアと、 上記開孔部から出入自在であって、該開孔部から突出し
    た際に用紙下部から用紙の積載方向と平行な方向に用紙
    を付勢する付勢部材から構成され、上記 サイドガイド部材の移動動作に対応して、上記用紙
    サポートと上記付勢部材が連動することを特徴とする用
    紙積載装置。
  3. 【請求項3】 上記連動ギアは、ピッチの異なる複数の
    歯形状部を有した多段ギアで構成され、各歯形状部がそ
    れぞれU字形状切り欠き部および延設部材各々噛合す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙積載装
    置。
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