JP3490777B2 - 誘導加熱装置とその入力電力特性調整方法 - Google Patents
誘導加熱装置とその入力電力特性調整方法Info
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Description
熱する電気炊飯器やホットプレートのような誘導加熱装
置およびその入力電力特性調整方法に関する。
は、交流電源から供給される電源電圧を直流電圧に変換
し、その直流電圧を誘導加熱コイルと共振コンデンサと
の並列共振回路にスイッチング素子を介して供給し、ス
イッチング素子をオンオフ制御するように構成したイン
バータ回路を使用している。
スイッチング素子の端子電圧が設定値になるようにスイ
ッチング素子のオン時間を制御した場合、入力電力つま
り出力電力がその設定値によって決定され、電源電圧の
変動に対して入力電力(出力電力)がほぼ一定に維持さ
れるという特性を有するので、この設定値を変化させて
所望の出力(入力)電力を得るようにしている。
格入力(出力)が得られるようにこの設定値を最大に設
定すると、電源電圧が変動して定格値より低下したとき
に入力電流が定格値を越えて、構成部品を焼損させる危
険性がある。
検出して、電源電圧が定格値より低下すると、電源電圧
の低下に対応して上記最大設定値つまり、最大入力電力
を強制的に低下させて入力電流が定格値を越えないよう
に配慮したものが知られている(例えば、特開平4−3
71109号公報参照)。
電源電圧に対する最大入力電力を規制するようにした装
置においては、電源電圧を検出する回路やスイッチング
素子の端子電圧を検出する回路が本来、入力対出力比に
バラツキを有するので、電源電圧の変動に対する最大入
力電力を精度よく規制するためには、それらの入力対出
力比を適正に調整する必要が生じる。
れたもので、電源電圧やスイッチング素子の端子電圧を
検出する回路の入力対出力比をきわめて容易に能率よく
調整し、電源電圧の変動に対する入力電力特性を高精度
に設定することが可能な誘導加熱装置とその入力電力特
性調整方法を提出するものである。
成を示すブロック図であり、この発明は、図1に示すよ
うに交流電源から供給される交流電源電圧を直流電圧に
変換する整流回路201と、その直流電圧を誘導加熱コ
イル202と共振コンデンサ203との並列回路にスイ
ッチング素子204を介して供給し、スイッチング素子
204をオン・オフ制御するようにしたインバータ回路
205とを備えた誘導加熱装置において、スイッチング
素子204の端子電圧を検出する素子電圧検出手段20
6と、電源電圧を検出する電源電圧検出手段207と、
電源電圧検出手段207の出力とスイッチング素子端子
電圧設定値との相関関係を表わす第1および第2特性を
それぞれ格納し電源電圧検出手段207の出力に対応す
るスイッチング素子端子電圧設定値をそれぞれ出力する
第1および第2変換手段208,209と、第1および
第2変換手段208,209の出力を選択的に出力する
選択手段210と、選択手段210によって選択された
出力に素子電圧検出手段206の出力が一致するように
スイッチング素子204のオン時間を制御する制御手段
211と、素子電圧検出手段206および電源電圧検出
手段207の入力対出力比をそれぞれ手動調整する第1
および第2調整手段212,213とを備え、第1特性
は、定格値以下の電源電圧に対して入力電流が定格値以
下に抑制され、定格値より高い電源電圧に対して入力電
力が定格値より所定値だけ高い調整用入力電力値に維持
される特性を有し、第2特性は、定格値以下の電源電圧
に対して第1特性と同等であり、定格値以上の電源電圧
に対して入力電力が定格値に維持される特性を有するこ
とを特徴とする誘導加熱装置を提供するものである。
装置における入力電力特性調整方法であって、交流電源
から誘導加熱装置に定格電源電圧を供給して入力電力を
測定し、選択手段210に第1変換手段の出力を選択さ
せ、第1および第2調整手段212,213を、入力対
出力比がそれぞれ適正値よりも大きくなるように調整
し、次に、第1調整手段212を、入力対出力比が小さ
くなるように調整して、入力電力を前記調整用電力値に
一致させ、次に、第2調整手段213を、入力対出力比
が小さくなるように調整して、入力電力を定格値に一致
させる、ことを特徴とする誘導加熱装置の入力電力特性
調整方法を提供するものである。
電源、例えば50又は60Hzの定格100Vの交流電
源を用いることができる。スイッチング素子204に
は、トランジスタやサイリスタを用いることができる。
素子204の両端のピーク電圧を検出して保持するピー
クホールド回路であることが好ましい。電源電圧検出手
段207は、交流入力電圧を直流に整流する整流回路
と、平滑回路又はピークホールド回路から構成すること
が好ましいが、この整流回路はインバータ回路の整流回
路を兼用してもよい。
固定抵抗器を用いることができる。第1および第2変換
手段,選択手段および制御手段は、CPU、ROM、R
AMおよびI/Oポートからなるマイクロコンピュータ
によって構成されることが好ましい。
流電源電圧を直流電圧に変換する整流回路201と、そ
の直流電圧を誘導加熱コイル202と共振コンデンサ2
03との並列回路にスイッチング素子204を介して供
給し、スイッチング素子204をオン・オフ制御するよ
うにしたインバータ回路205とを備えた誘導加熱装置
において、素子電圧検出手段206はスイッチング素子
204の端子電圧を検出し、電源電圧検出手段207は
電源電圧を検出する。
は、電源電圧検出手段207の出力とスイッチング素子
端子電圧設定値との相関関係を表わす第1および第2特
性をそれぞれ格納し電源電圧検出手段207の出力に対
応するスイッチング素子端子電圧設定値をそれぞれ出力
する。
段の出力を選択的に出力し、制御手段211は、選択手
段210によって選択された出力に素子電圧検出手段2
06の出力が一致するようにスイッチング素子204の
オン時間を制御する。
は、素子電圧検出手段および電源電圧検出手段の入力対
出力比をそれぞれ手動調整する。ただし、第1特性は、
定格値以下の電源電圧に対して入力電流が定格値以下に
抑制され、定格値より高い電源電圧に対して入力電力が
定格値より所定値だけ高い調整用入力電力値に維持され
る特性を有し、第2特性は、定格値以下の電源電圧に対
して第1特性と同等であり、定格値以上の電源電圧に対
して入力電力が定格値に維持される特性を有する。
電源電圧を供給して入力電力を測定し、選択手段210
に第1変換手段の出力(調整モード)を選択させ、第1
および第2調整手段212,213を、入力対出力比が
それぞれ適正値よりも大きくなるように調整し、次に、
第1調整手段212を、入力対出力比が小さくなるよう
に調整して、入力電力を前記調整用電力値に一致させ、
次に、第2調整手段213を、入力対出力比が小さくな
るように調整して、入力電力を定格値に一致させること
により、誘導加熱装置の入力電力特性が調整される。
を図面に基づいて説明する。図2は実施例の構造図であ
る。図2に於いて、本体匡体100と本体上蓋101の
中に納められた取り外し可能な内鍋102を、加熱コイ
ル103が発生する交磁界で誘導的に加熱する構造とな
っている。
104が、本体匡体100の側面に設けられると共に、
操作基板106に電気的に接続され、操作基板106は
マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)を搭載
し、インバータ制御基板105と電気的に接続されてい
る。内鍋102は厚さ方向に二重構造になっており外側
表面の材質はインバータ加熱に適したSUS430、内
側の材質は熱を通し易いアルミニウムで構成されてい
る。
為、渦電流損はSUS430の表面部分で発生する。内
鍋102は、本体に取り付けた場合一定位置に固定され
るようになっており、加熱コイル103と内鍋102と
の電磁的結合は一定になるように構成されている。
交流電源1からの電源電圧を整流回路10により直流電
圧に変換しインバータ回路20に供給している。整流回
路10は、過大電流が流れた場合に回路を切断する電源
ヒューズ11と、インバータ回路20のスイッチングノ
イズを交流電源1に逆流させないようにコンデンサ12
およびチョークコイル13で構成するノイズフィルタ
と、整流を行うダイオードブリッジ14と、脈流電圧を
平滑にするようにコンデンサ15、17およびチョーク
コイル16で構成する平滑回路を備えている。
02と電磁的に結合し共振用インダクタとしても作用す
る加熱コイル22と、加熱コイル22と並列に接続され
た共振コンデンサ21と、ターンオフ制御可能なパワー
スイッチング半導体であるトランジスタ25と、トラン
ジスタ25に逆並列に接続されたダイオード24で構成
され、加熱コイル22とトランジスタ25は整流回路1
0の出力に対し直列接続されている。また共振コンデン
サ21は、加熱コイル22と並列になっているが、トラ
ンジスタ25に対し並列接続しても良い。
0で生成されたパルスに基づいてトランジスタ25を駆
動する。つまり、トランジスタ25は、発振同期回路3
0によって加熱コイル22の電圧(トランジスタ25の
コレクタ電圧)がほぼ0ボルトになった時期が検出され
ると、オンされ、トランジスタ25のオン時間はマイコ
ン93から出力されるアナログ信号に基づいてオン時間
制御回路91によって制御される。
ランジスタ25のコレクターエミッタ間の電圧を検出す
る素子電圧検出回路81と、整流回路10の出力に接続
された電源電圧検出回路84で検出された検出値を基
に、マイコン93で演算処理を行うことにより決定され
る。なお、この演算処理については後述する。
平滑コンデンサ15の両端電圧を検出しているが、電源
電圧が検出できればどの点で検出しても良い。素子電圧
検出回路81は、抵抗41〜44で構成された抵抗分圧
回路と、抵抗45、47、49、トランジスタ46およ
びコンデンサ48で構成されたピークホールド回路とを
備え、トランジスタ25の端子電圧(コレクタ・エミッ
タ電圧)のピーク値をマイコン93のA/D変換回路が
取り込み易い電圧波形に変換する。
タ25の端子電圧をマイコン93へ伝達する際の調整手
段で、抵抗値を小さくすると、素子電圧検出回路81の
入力対出力比は小さくなる。
で構成された抵抗分圧回路と、電源からのノイズ信号を
除去するためにダイオード34およびコンデンサ35で
構成されたノイズ除去回路と、抵抗36、38、40、
トランジスタ37およびコンデンサ39で構成されたピ
ークホールド回路とを備え、電源電圧のピーク値をマイ
コン93のA/D変換回路が取り込み易い電圧波形に変
換する。
マイコン93へ伝達する際の調整手段で、抵抗値を小さ
くすると、電源電圧検出回路84の入力対出力比は小さ
くなる。
およびI/Oポートから構成されるが、その構成を機能
別に説明すると、調整時変換手段85a、通常(運転)
時変換手段85b、出力設定手段82、比較手段86、
選択手段87、比較手段94および制御手段85から構
成される。
時用変換手段85bは、電源電圧検出回路84の出力V
sとの相関関係として、図4の(A)に示す特性と、図
4の(B)に示す特性とをそれぞれ格納し、出力Vpに
対応する設定値Vsを出力するようになっている。
入力される炊飯条件と、炊飯状況検出センサ(図示しな
い)の出力と、炊飯プログラムとに応じた信号Vcを出
力し、通常(運転)時、つまり炊飯工程中の出力、例え
ば1200W(最大出力時)、700W(吸水時)およ
び350W(保温時)などを設定する。
sと出力設定手段82の出力Vcとを比較して小さい方
を出力する。選択手段87は、キーボード104におけ
る特定のキー操作(一般ユーザは操作しない)によって
調整モード又は通常(運転)モードに設定され、調整モ
ード時には変換手段85aの出力を、通常(運転)モー
ド時には比較手段86の出力を選択して比較手段94へ
入力する。
電圧検出回路81の出力Veの差を制御手段95に入力
する。制御手段95はトランジスタ25のオン時間の制
御により比較手段94の出力を0にするようにオン時間
制御回路91に指令する。
ように、本体外部から調整し易いように本体背面に配置
され、また匡体該当部に穴107が設けられ、その穴1
07より調整操作ができるように構成されている。
検出回路84により1/50に分圧した電圧Vpに対し
て、素子電圧設定値Vsを決定するものであり、特性
(A)も(B)も、領域(ア)、つまり、Vp<1.4
(電源電圧<70)ではVs=0、領域(イ)では、V
p=1.4のときVs=V2であり、Vpの上昇と共に
Vsも直線的に増大し、Vp=2.0(電源電圧=10
0V)のときVs=V1になる。
(ウ)において、VsはV3(>V1)になるまで上昇
し、領域(エ)においてVsはV3一定となり、特性
(B)については、領域(ウ)、(エ)においてVsは
V1一定となる。
御手順を、図5のフローチャートと図4の特性を用いて
説明する。なお、この時、選択手段87により変換手段
85bの出力が比較手段94に入力される通常(運転)
モードに設定されている。
応する素子電圧設定値Vsを図4の特性(B)から求め
る(ステップS1〜S3)。 次に、ステップS4にお
いて、VcとVsとを比較してVs>Vcであれば制御
目標値としてVcを設定し(ステップS5)、素子電圧
検出回路81の出力Veが制御目標値Vcと一致するよ
うにトランジスタ25のオン時間を制御する(ステップ
S6)。
あれば、制御目標値としてVsを設定し(ステップS
7)、ルーチンはステップS6へ進む。つまり、特性
(B)では、電圧Vpが定格電源電圧100Vに対応す
る2.0Vより上昇して(ウ)(エ)の領域になると、
素子電圧設定値VsをV1一定に維持し、また電源電圧
が(定格)電圧100Vより下降して出力Vpが(イ)
の領域になると、設定値Vsを下降させる。
力Vpが1.4V以下となる(ア)の領域になると、回
路動作が異常になる前に出力を停止するため設定値Vs
を0にする。この(イ)領域の補正により、電源電圧が
100Vより下降したとき、低周波交流電源や整流電源
回路やインバータ回路に流れる回路電流の上昇を抑える
効果が付加され、電源電圧が上昇したとき、負荷にかか
る電力がほぼ一定を維持するように働き、中間の入力電
力では、電源電圧の変動に対して負荷にかかる電力(入
力電力)が一定になる。
よる直線の組み合わせで構成しているが、マイコンの能
力に応じて、曲線で構成してもまたテーブル変換を用い
て段階状で構成しても良い。
ローチャートを用いて説明する。なお、この時には、選
択手段87により変換手段85aの出力が比較手段94
に入力される調整モードに設定されている。
対応する素子電圧設定値Vsを図4の特性(A)から求
める(ステップS1、S2、S8)。求めたVsを制御
目標値として設定し(ステップS7)、素子電圧検出回
路81の出力Veが制御目標値と一致するようにトラン
ジスタ25のオン時間を制御する(ステップS6)。
の炊飯器の電源電圧に対する入力電力(電流)特性は、
図4の特性に対応して図6に示すようになる。但し、図
6は、素子電圧検出回路81および電源電圧検出回路8
4の入力対出力比が適正に調整されているものと仮定し
た場合の特性を示したものである。
圧検出回路84の入力対出力比が未調整で、それを適正
に調整する場合の調整手順を具体的に説明する。安定化
電源から図3に示す炊飯器にAC100Vの電圧を供給
し、入力電力を測定するための電力計又は電流計を接続
する。そして、選択手段87を調整モードに設定して、
素子電圧検出回路81と電源電圧検出回路84の各入力
対出力の比を次のように調整する。
の入力対出力を大に、つまり半固定抵抗44を最大に、
電源電圧検出回路84の入力対出力も大に、つまり半固
定33を最大にそれぞれ設定すると、電源電圧対入力電
力特性は、図7の特性図の実線の如くに設定され、動作
点は(ク)点、つまり、電源電圧100Vに対して入力
が700Wとなる。
に実装し、700Wで約15分間通電し、回路部品の熱
的エージングを行ない、回路を熱的に安定な状態にし、
調整の第2段階に移行する。
整して入力対出力の比を小の方向へ調整すると図7の実
線で示す特性は矢印a方向に移動し、入力電力が定格電
力1200Wに所定値30Wを加えた1230W(調整
用入力電力値)になると、図8の特性図の実線の如く設
定され、動作点は(ケ)点となる。この所定値30Wは
電源電圧検出回路を正しく調整するときに、動作点を探
し易くする為に設けているものである。
整して入力対出力の比を小方向に調節して入力電力を定
格電力1200Wに一致させる。半固定抵抗33を回転
させていくと、図9の特性は矢印(b)方向に移動し動
作点が(コ)(サ)(シ)の如く変化するので、再び矢
印(c)方向に移動させて、最終的に動作点(サ)の出
力1200Wで調整を完了すれば、理想的な調整が完成
する。
力電力(電流)の特性の様に、電源電圧の変動に対する
入力電力の安定化を図ると共に、電源電圧が定格電圧よ
りも低下したときには電源電圧検出回路の作用により素
子電圧設定値を減少させて、入力電流が定格以上になる
のを防止する。
けて図9に示すように(コ)から(サ)の調整用動作点
を追加したことにより、調整のポイントを正確に絞るこ
とが可能になる。ここでもし、(コ)(サ)の領域がな
ければ、1200W丁度のポイントが(サ)以上の領域
(電源電圧が100Vより大きい領域)で無数に存在す
るため、動作点を100Vで1200Wの点に厳密に特
定することが困難になってしまう。
の鍋を使用し熱的エージング動作をさせながら、定格電
圧を出力する電源と本体と、電力計あるいは、電流計を
使用するという単純な構成で、素子電圧検出回路の調整
と電源電圧検出回路の調整が、簡単な一連の手順ででき
るため、調整の能率化が図れるとともに、実使用状態で
調整するので、その製品固有のばらつきに合った正確な
調整ができ、製品としての安全性も向上する効果を奏す
る。
調整し易いように本体背面配置し、また匡体該当部に穴
を設け、その穴より半固定抵抗が操作できるため調整が
容易である。
する最大入力電力を規制する特性として、調整モード用
と通常運転モード用の2種類が備えられ、調整モード用
の特性は、素子電圧検出手段および電源電圧検出手段の
入力対出力比が調整し易いように設定されているので、
調整モード用の特性を用いて素子電圧検出手段および電
源電圧検出手段の入力対出力比を調整することにより、
通常運転時の入力電力特性が適正に調整できる。つま
り、素子電圧検出手段および電源電圧検出手段の入力対
出力比の調整を簡単に能率よく行うことができる。
ある。
の特性図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 交流電源から供給される交流電源電圧を
直流電圧に変換する整流回路と、その直流電圧を誘導加
熱コイルと共振コンデンサとの並列回路にスイッチング
素子を介して供給し、スイッチング素子をオン・オフ制
御するようにしたインバータ回路とを備えた誘導加熱装
置において、スイッチング素子の端子電圧を検出する素
子電圧検出手段と、電源電圧を検出する電源電圧検出手
段と、電源電圧検出手段の出力とスイッチング素子端子
電圧設定値との相関関係を表わす第1および第2特性を
それぞれ格納し電源電圧検出手段の出力に対応するスイ
ッチング素子端子電圧設定値をそれぞれ出力する第1お
よび第2変換手段と、第1および第2変換手段の出力を
選択的に出力する選択手段と、選択手段によって選択さ
れた出力に素子電圧検出手段の出力が一致するようにス
イッチング素子のオン時間を制御する制御手段と、素子
電圧検出手段および電源電圧検出手段の入力対出力比を
それぞれ手動調整する第1および第2調整手段とを備
え、第1特性は、定格値以下の電源電圧に対して入力電
流が定格値以下に抑制され、定格値より高い電源電圧に
対して入力電力が定格値より所定値だけ高い調整用入力
電力値に維持される特性を有し、第2特性は、定格値以
下の電源電圧に対して第1特性と同等であり、定格値以
上の電源電圧に対して入力電力が定格値に維持される特
性を有することを特徴とする誘導加熱装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の誘導加熱装置における入
力電力特性調整方法であって、交流電源から誘導加熱装
置に定格電源電圧を供給して入力電力を測定し、選択手
段に第1変換手段の出力を選択させ、第1および第2調
整手段を、入力対出力比がそれぞれ適正値よりも大きく
なるように調整し、次に、第1調整手段を、入力対出力
比が小さくなるように調整して、入力電力を前記調整用
電力値に一致させ、次に、第2調整手段を、入力対出力
比が小さくなるように調整して、入力電力を定格値に一
致させる、ことを特徴とする誘導加熱装置の入力電力特
性調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20736894A JP3490777B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 誘導加熱装置とその入力電力特性調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP20736894A JP3490777B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 誘導加熱装置とその入力電力特性調整方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0866302A JPH0866302A (ja) | 1996-03-12 |
JP3490777B2 true JP3490777B2 (ja) | 2004-01-26 |
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JP5649040B2 (ja) * | 2010-06-30 | 2015-01-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 炊飯器 |
AT522345B1 (de) | 2019-03-29 | 2020-11-15 | Primetals Technologies Austria GmbH | Heizungsvorrichtung zum induktiven Erhitzen eines Flachstahlstreifens in einem Warmwalzwerk |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP20736894A patent/JP3490777B2/ja not_active Expired - Fee Related
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