JP3490272B2 - シート後処理装置のジャム処理機構 - Google Patents
シート後処理装置のジャム処理機構Info
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Description
ス及びプリンタの機能を有する画像形成装置に備えら
れ、この画像形成装置から搬入されたシートに対して、
ステープル処理等の後処理を施して排出するシート後処
理装置のジャム処理機構に関し、特にシート後処理装置
内部に発生したシート搬送経路でのジャム処理を容易す
る構成に関するものである。
複写後のシートに対するステープル作業、或いはパンチ
ング作業等の後処理作業の自動化を実現するため、自動
原稿送り装置や、シート後処理装置と組み合わせて使用
されるようになっている。上記シート後処理装置は、原
稿画像が複写されて複写機から排出されてくるシートに
対し、所定枚数のシートによって構成される一部のシー
ト毎にステープル、或いはパンチング等の後処理を行う
ものである。
を、後処理トレイにスタックし、後処理としてのステー
プル処理を行った後、排出トレイに排出するシート後処
理装置においては、シートがシート後処理装置内部の搬
送途中でジャムを起こす場合がある。
っていなければ、シートと取り出しに不便である。
トの取り出しを容易にするものとして、従来、例えば、
特開昭61−239256号公報に開示されたものがあ
る。
合であり、図7に示すように、用紙は、各種の給紙用カ
セット101…から給紙ローラ102…・103・10
3及び搬送ローラ104を通して感光体105の下端位
置に搬送される。次いで、用紙は、感光体105の現像
が転写された後、吸着装置付き搬送ベルト106にて図
示しない定着装置へ搬送され、定着後、排出される。
付き搬送ベルト106は、略水平状態に設けられ、かつ
搬送方向下流側に設けられた軸106aを中心として下
方に回動自在となっている。また、給紙ローラ103・
103の支持体107は立設状態に設けられると共にそ
の下部にて軸107aを中心として回動自在となってい
る。
06は、上端にローラ108を有しかつ下端部の軸10
9aにて軸支されて回動可能に立設される支持アーム1
09にて支持されている。
側方にて連結片110にピン結合されて支持されると共
に、連結片110の他端部は、上記支持アーム109の
中程に回動可能に取り付けられている。
は、図8に示すように、支持アーム109を軸109a
を中心にして反時計方向に回動させることによって、支
持アーム109の上端で支持されている吸着装置付き搬
送ベルト106が軸106aを中心として時計方向に回
動し、その結果、感光体105と吸着装置付き搬送ベル
ト106との間の搬送路が開放される。
転倒動作によって、支持体107が連結片110にて引
き寄せられ、これによって、給紙ローラ103・103
に対向する搬送路が開放される。
けで、感光体105における給紙側及び排紙側の両方の
搬送路が開放状態となり、容易にジャム処理が可能とな
っている。
来のジャム処理機構では、搬送路を開閉するために、吸
着装置付き搬送ベルト106を支持するための支持アー
ム109を回動可能に立設している。このため、支持ア
ーム109が回動するスペースを確保しなければならな
いので、搬送路の十分な開放状態を確保するには、装置
の薄型化を図ることができないという問題点を有してい
る。
たものであって、その目的は、搬送路の十分な開放状態
を確保すると共に、装置の薄型化を図り得るシート後処
理装置のジャム処理機構を提供することにある。
ート後処理装置のジャム処理機構は、上記課題を解決す
るために、画像形成装置から排出されるシートを、後処
理トレイにスタックし、スタックされたシートに対して
後処理としてのステープル処理を行った後、排出トレイ
に排出するシート後処理装置のジャム処理機構におい
て、上記後処理トレイは立設されると共に上記後処理ト
レイの略中間位置には画像形成装置から排出されるシー
トを通すための開口が形成される一方、画像形成装置か
ら排出されたシートは、上記開口を通って下側の後処理
トレイにスタックされて後処理トレイの下端から排出ト
レイに排出されるか又は直接上側の後処理トレイに沿っ
て搬送され、かつ上側の後処理トレイの上端を迂回し、
シート後処理装置本体を周回した後、下側の後処理トレ
イの下端に導かれる迂回搬送路を経て後処理トレイにス
タックされ、その後、後処理トレイの下端から排出トレ
イに排出される一方、上記の後処理トレイにスタックさ
れたシートの転倒を防止するためのシートガイドが上記
迂回搬送路の内側で後処理トレイに対峙して設けられ、
かつこのシートガイドは、相互に回動自在に連結されて
なる複数枚のプレートにて形成されていることを特徴と
している。
出されたシートは、2つの大きな搬送経路を経て、後処
理トレイにスタックされ、後処理としてのステープル処
理が行われた後、排出トレイに排出される。
するものであり、画像形成装置から排出されたシート
は、上記開口を通って立設される下側の後処理トレイに
スタックされ、後処理が行われた後、後処理トレイの下
端から排出トレイに排出される。
ートに対するものであり、画像形成装置から排出された
シートは、上記の開口を通らずに、直接、立設する上側
の後処理トレイに沿って搬送される。そして、上側の後
処理トレイの上端を迂回し、シート後処理装置本体を周
回した後、下側の後処理トレイの下端に導かれる迂回搬
送路を経て後処理トレイにスタックされ、後処理が行わ
れた後、後処理トレイの下端から排出トレイに排出され
る。
処理機構では、搬送路がシート後処理装置の周囲に楕円
状に形成されるものとなっている。
タックされたシートの転倒を防止するためのシートガイ
ドが搬送路の内側で後処理トレイに対峙して設けられ
る。
発生した場合に、迂回搬送路の内側は楕円の中空内部と
なっているので、シートガイドを開放させることができ
る。ところで、このシートガイドが一枚のプレートで形
成されている場合には、楕円に沿わすことができないの
で、十分な開放を望むことができない。
に回動自在に連結されてなる複数枚のプレートにて形成
されている。このため、シートガイドを開放させるに際
して、迂回搬送路の内側における楕円に沿って開放させ
ることができるので、開放スペースを十分に確保してジ
ャム処理を容易にすることができる。
に、迂回搬送路の楕円が偏平なものになったとしても、
この偏平な楕円に沿ってシートガイドを開放することが
できる。
すると共に、装置の薄型化を図り得るシート後処理装置
のジャム処理機構を提供することができる。
ジャム処理機構は、上記課題を解決するために、請求項
1記載のシート後処理装置のジャム処理機構において、
上記のシートガイドは、相互に回動自在に連結された上
側プレート及び下側プレートの2枚のプレートからなる
と共に、上側プレートの上端はシート後処理装置本体に
回動自在に取り付けられる一方、下側プレートにはシー
ト後処理装置本体に係止するための係止部が設けられて
いることを特徴としている。
互に回動自在に連結された上側プレート及び下側プレー
トの2枚のプレートからなる。また、上側プレートの上
端はシート後処理装置本体に回動自在に取り付けられ
る。従って、シートガイドを開放するに際して、楕円の
迂回搬送路の内部で、開放面積をできるだけ大きくする
ことが可能となる。
置本体に係止するための係止部が設けられている。従っ
て、シートガイドを、この係止部によって後処理トレイ
の対峙位置に確実に保持させることができる。
ジャム処理機構は、上記課題を解決するために、請求項
2記載のシート後処理装置のジャム処理機構において、
上記係止部は、磁石にて構成されていることを特徴とし
ている。
成されているので、シートガイドを開放位置から後処理
トレイの対峙位置に遷移させるに際して、シートガイド
を対峙位置にある程度近づけるだけで、後処理トレイの
対峙位置に吸着保持される。
理装置本体への係止を容易にかつ確実に行うことができ
る。また、シートガイドの開放位置への遷移に際して
も、シートガイドを引っ張るだけで係止が解除されるの
で、シートガイドの開放位置への遷移を容易に行うこと
ができる。
ジャム処理機構は、上記課題を解決するために、請求項
2又は3記載のシート後処理装置のジャム処理機構にお
いて、上記シートガイドにおける下側プレートには取っ
手が設けられていることを特徴としている。
位置への遷移に際して、操作者は下側プレートに設けら
れた取っ手を持ってシートガイドを操作することができ
る。
図ることができる。
いる。このため、シートガイドにおける末端部分を持っ
て操作することになるので、シートガイドにおける根元
部分を持って操作するよりも、シートガイドの操作を効
率的に行うことができる。
ジャム処理機構は、上記課題を解決するために、請求項
4記載のシート後処理装置のジャム処理機構において、
上記シートガイドの下側プレートにおける取っ手は、係
止部の上側に設けられる一方、シートガイドにおける下
側プレートの下端は、シート後処理装置本体に形成され
た被当接板に対して裏面から当接されることを特徴とし
ている。
プレートにおいては、上側から取っ手、係止部、及び当
接部の順に配される。
に際して、操作者は取っ手を持ってシートガイドを操作
すると、取っ手を力点とし、当接部を支点及び係止部を
作用点とするてこの原理により操作することができる。
の操作を、大きな力を加えることなく容易に行うことが
できる。
1ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
は、図1に示すように、例えばディジタル複写機やディ
ジタルカラー複写機、その他の一般的な複写機等を含む
画像形成装置としての複写機2のシート排紙口3側に設
置され、この複写機2から排出された用紙やOHPシー
ト等のシートにステープル処理等の後処理や、シートの
仕分け処理を行なうものである。
して行なう後処理としては、上述のようなステープル処
理の他に、パンチング処理や、糊付け処理等が考えられ
るが、本実施の形態においては、後処理としてステープ
ル処理が行なわれる場合を例示する。
2及びシート後処理装置1のジャム処理やステープル針
交換時には、複写機2から紙排出方向へ離接可能な構造
となっている。上記シート後処理装置1を複写機2に接
続する場合には、シート後処理装置1側に装着した傾斜
レールが複写機2側のガイド部材に乗り、複写機2のシ
ート排紙口3と、シート後処理装置1のシート入紙口4
との高さを精度良く揃えることが可能となっている。
ば、ステープル処理された多量のコピーの排出先とし
て、昇降動作及びオフセット仕分け動作が可能な排出ト
レイとしてのオフセットトレイ11を有している。
タ51の駆動力が、ギヤ等で構成される駆動力伝達系5
2と駆動用ワイヤ53とによって伝達されることで、昇
降動作を行う。
部のオフセットトレイ補強板11aと上部のオフセット
トレイ板11bの二重構造になっており、上記オフセッ
トトレイ板11bは、オフセットモータ54の駆動力に
より、オフセットトレイ補強板11aに対してシートの
搬送方向に対して垂直となる方向に水平移動させること
ができる。これにより、複数部数のシート又はシート束
を排出し、これらシート等をオフセット仕分けする場合
には、該シート等が1部排出される度に、上記オフセッ
トトレイ板11bを左右に交互に移動させることによ
り、上記オフセットトレイ11上には、排出されたシー
ト等が左右に交互にずれた状態で蓄積される。従って、
特に、上記シート束にステープル処理がされない場合
に、シート束の仕分けが極めて容易となる。
ットトレイ11の他に上固定トレイ12及び下固定トレ
イ13の2つの固定トレイを有している。即ち、本実施
の形態で用いられている複写機2は、コピーモードの他
に、ファックスモード及びプリンタモードの動作モード
を有しており、例えば、上記上固定トレイ12がファッ
クスモード時の排出先トレイとして設定され、下固定ト
レイ13がプリンタモード時の排出先トレイとして設定
されている。
されるシートの用紙サイズ、ステープル処理の有無、反
転排出の要否、及び排出先トレイ等に応じて、種々の組
み合わせを可能とする複数のパスを有しており、これら
複数のパスの中から所望のパスを組み合わせて1つの搬
送経路を形成し、シートに必要な処理を施して排出する
ものとなっている。
クトパス21、迂回搬送路としての迂回パス22、反転
パス23、連絡パス24、上固定トレイ排出パス25、
下固定トレイ排出パス26、オフセットトレイ排出パス
27、及び下ステープルトレイ15から構成される。
ら下方向に延びており、反転ローラ42を通して、後述
するように、垂直に延びる上ステープルトレイ14と下
ステープルトレイ15との間に設けられる開口としての
隙間部分へ繋がっている。このため、複写機2から排出
されたシートは、ダイレクトパス21及び反転ローラ4
2を通って、下ステープルトレイ15へ搬送される。
上方向に延びており、上記上ステープルトレイ14の上
端部を湾曲して迂回し、迂回後はシート後処理装置1の
トレイ側の側面付近を下方向に延びて、さらにオフセッ
トトレイ11の上部側手前で再び湾曲し、下ステープル
トレイ15の下端部に繋がっている。また、上記迂回パ
ス22は、シート入紙口4から下ステープルトレイ15
の下端部に繋がるまでの全区間で、迂回パス22a〜2
2cの3つの部分に分割されている。そして、迂回パス
22aと迂回パス22bとの接続部より、上固定トレイ
12にシートを排出する場合のパスとなる上固定トレイ
排出パス25が枝分かれされる一方、迂回パス22bと
迂回パス22cとの接続部より、下固定トレイ13にシ
ートを排出する場合のパスとなる下固定トレイ排出パス
26が枝分かれされている。
ス21の下端の反転ローラ42近傍において、上ステー
プルトレイ14及び下ステープルトレイ15の間の隙間
部分との接続部付近から、複写機2側にほぼ鉛直方向に
延びている。即ち、上記ダイレクトパス21を搬送され
てきたシートは、前記下ステープルトレイ15へ搬送さ
れる場合以外に、反転パス23側へ搬送される場合があ
る。そして、上記反転パス23に導入されたシートは、
その後、反転ローラ42の反転により連絡パス24から
迂回パス22へ送出される。従って、上記反転パス23
及び連絡パス24は、迂回パス22に対してシートを一
旦スイッチバックさせて送り込む場合に使用されるパス
となっている。
ステープルトレイ15の下端部から上記迂回パス22の
さらに下側を通って延びており、下ステープルトレイ1
5の下端部より送り出されるシートは該オフセットトレ
イ排出パス27からオフセットトレイ11上へ排出され
る。
の分岐部分に設けられるゲートと、搬送ローラの回転方
向を切り替えることによって行なわれるが、これらの切
替え動作について、後に詳細に説明する。
ル処理が施されるシート束を一旦スタックするために垂
直に延びる後処理トレイとしてのステープルトレイの一
部分であり、本実施の形態では、この下ステープルトレ
イ15を搬送経路の一部を構成するパスとして利用して
いる。
イは、シート後処理装置1の上部付近において、上ステ
ープルトレイ14と下ステープルトレイ15とに分離さ
れた状態で、ほぼ垂直に配置されている。そして、上記
上ステープルトレイ14と下ステープルトレイ15との
間には隙間が設けられているので、上述したように、こ
の隙間を通して、前記ダイレクトパス21から下ステー
プルトレイ15にシートを搬入することが可能となって
いる。
に対してステープル処理を行う場合には、該シートはス
テープルトレイ上にスタックされる。シートがステープ
ルトレイ上にスタックされる場合、該シートの下端がシ
ート支持台55上に載置される状態となり、該シート支
持台55によりシートの下端が整合される。但し、ステ
ープルトレイ上に搬送されてきた上記シートが静電気等
により上記シート支持台55上で十分に整合しない場合
もあり、これを防止するため、シートが1枚搬送されて
くる毎に、パドラー56の回転(図1において反時計回
り方向)によって該シートに下方向への搬送力が与えら
れ、確実に整合させられる。上記パドラー56は、例え
ば、ゴム等の弾性材料によって形成された可撓性の羽根
部によって、上記シートに搬送力を与えている。尚、上
記パドラー56は、ステープルトレイ上にシートが1枚
搬送されてくる度に1回転するものとする。
るシート束の側端は、整合板57によって、該シート束
の側面から保持されることにより整合させられる。さら
に、上記ステープルトレイは、上述したように上下方向
に延設されていると共に、上ステープルトレイ14の領
域においては、スタックされるシートの片面側しか支持
していないため、該シートがステープルトレイと反対側
に倒れ込む虞がある。
ートの少なくとも上端部を保持するシートガイド70を
配置し、ステープルトレイとシートガイド70とによっ
て、シートを挟み込むように保持する。
ラー59が配置されている。上記シート支持台55上に
所定枚数のシートがスタックされると、該シート支持台
55がシート束を保持した状態で、上記ステープラー5
9のステープル処理位置まで下降する。上記ステープラ
ー59によりステープル処理されたシート束は、シート
支持台55がシート束を保持した状態で上昇することに
より、再びステープルトレイの位置まで戻される。そし
て、上記シート束は、シート支持台55の下降によっ
て、オフセットトレイ排出パス27を通ってオフセット
トレイ11へ排出される。
複写機2の動作モードや、搬入されるシートのシートサ
イズ等に応じて、ゲートや搬送ローラの動作が制御さ
れ、搬送経路が切り替えられる。以下に、複写機2の各
動作モードにおけるシート後処理装置1の動作を説明す
る。
ード時に、複写機2から排出される所定枚数のシート束
毎にステープル処理を行なう場合、該シートのサイズが
レターサイズ(A4横)よりも大きいか、或いはレター
サイズ以下かによって、シート後処理装置1内での搬送
経路が異なる。
場合を説明する。尚、この場合の搬送経路は、図2にお
いて、ダイレクトパス21→ステープルトレイ(下ステ
ープルトレイ15のみ)→オフセットトレイ排出パス2
7→オフセットトレイ11の順序となる。
口3から排出されてきたシートは、シート後処理装置1
のシート入紙口4を通して入紙され、入紙ローラ41に
よって該シート後処理装置1内部のダイレクトパス21
へ搬入される。その後、反転ローラ42によってダイレ
クトパス21から下ステープルトレイ15へと搬送され
る。尚、上記反転ローラ42は、回転方向を順逆自在に
切替可能なローラであって、該反転ローラ42が順回転
することにより、シートはダイレクトパス21から下ス
テープルトレイ15へ、或いは反転パス23へと送り込
まれる。また、上記反転ローラ42が逆回転する時に
は、シートはダイレクトパス21から連絡パス24を介
して迂回パス22へと送り込まれる。
42との付近においては、該入紙ローラ41の下流側直
後に、入紙されたシートの搬送パスをダイレクトパス2
1及び迂回パス22の何方かに切り替える入紙ゲート3
1が設けられており、反転ローラ42の上流側には、該
反転ローラ42の順回転時と逆回転時とで切り替えられ
る反転ゲート32が設けられている。さらに、上記反転
ローラ42の下流側直後には、該反転ローラ42の順回
転時にシートの搬送パスを下ステープルトレイ15及び
反転パス23の何方かに切り替える切替ゲート33が設
けられている。
ーサイズ以下のシートに対してステープル処理を行なう
場合、入紙ゲート31、反転ゲート32及び切替ゲート
33は、図3(a)に示すような位置に切り替えられて
いる。
は、切替ゲート33の誘導によって、上ステープルトレ
イ14と下ステープルトレイ15との間の隙間を通っ
て、図4(a)に示すように、下ステープルトレイ15
の上端部から下ステープルトレイ15上へスタックされ
る。このとき、上記シートのサイズがレターサイズより
小さいので、該シートは下ステープルトレイ15からは
み出すことはない。
のシートからなるシート束がスタックされると、図4
(b)に示すように、該シート支持台55が下降して、
該シート束がステープラー59まで移動され、ステープ
ル処理が行なわれる。尚、この時、上記下ステープルト
レイ15の下流側に設けられ、かつシート束の搬送先を
オフセットトレイ11及びステープラー59の何方に切
り替える切替ゲート34は、上記シート束がステープラ
ー59に送られる位置に切り替えられている。
理が終了すると、シート支持台55が上昇し、図4
(c)に示すように、上記シート束は切替ゲート34よ
りも高い位置まで戻され、その後、切替ゲート34がオ
フセットトレイ11への排出位置に切り替わる。この状
態で、図4(d)に示すように、上記シート支持台55
を下降させると共に、上記切替ゲート34の上流側の搬
送ローラ43にてシート束を押圧しながら回転させるこ
とにより、上記シート束がオフセットトレイ排出パス2
7へ送出される。そして、上記シート束は、さらに排出
ローラとしての出紙ローラ44によりオフセットトレイ
排出パス27を通ってオフセットトレイ11へ排出され
る。
3aと、2つの従動ローラ43b・43cとから構成さ
れており、上記シート束をオフセットトレイ排出パス2
7へ送出する場合には、駆動ローラ43aと従動ローラ
43bとが使用される。一方、従動ローラ43cは、迂
回パス22を搬送されてきたシートをステープルトレイ
に送り込む場合に、駆動ローラ43aと同時に使用され
る。また、上記従動ローラ43bは、駆動ローラ43a
に対して離接可能であり、シート束をステープラー59
へ移動する時には、該従動ローラ43bが退避位置に移
動しており、該シート束の移動を妨げることはない。
大きい場合を説明する。尚、この場合の搬送経路は、図
2において、ダイレクトパス21→反転パス23→連絡
パス24→迂回パス22→ステープルトレイ(上ステー
プルトレイ14及び下ステープルトレイ15)→オフセ
ットトレイ排出パス27→オフセットトレイ11の順序
となる。
るシートは、先ず、ダイレクトパス21から反転パス2
3へ送り込まれる。この時の入紙ゲート31、反転ゲー
ト32及び切替ゲート33は、図3(b)に示す位置に
切り替えられている。
り込まれ、該シートの後端が、反転ゲート32を超える
と、該反転ゲート32が、図3(c)に示すように、シ
ートを反転パス23から迂回パス22へ送り込む位置に
切り替えられ、同時に反転ローラ42の回転方向が逆方
向に切り替えられる。これにより、複写機2より入紙さ
れてきたシートは、上記反転パス23によって一旦スイ
ッチバックされた後、連絡パス24を介して迂回パス2
2へ送り込まれる。
とは、該シートが複写機2より排紙される時点での後端
部をシートの後端であると定義し、同様に、該シートが
複写機2より排紙される時点での先端部をシートの先端
であると定義する。つまり、上記反転パス23でスイッ
チバックされたシートは、該シートの後端を前にした状
態で迂回パス22を搬送されることとなる。
に、反転パス23にてスイッチバックを行うのは以下の
理由による。即ち、複写機2がコピーモードの場合、該
複写機2からは、シートが最終ページから排出されてく
る。従って、シートにステープル処理を施す場合、ステ
ープルトレイ上にスタックされるシートは、フェイスア
ップ、つまり後から送られてくるシートの画像形成面が
常に表を向く状態でスタックされなければならない。し
かしながら、本実施の形態のシート後処理装置1では、
複写機2より排出されてくるシートを、直接迂回パス2
2を通してステープルトレイにスタックさせると、フェ
イスダウンでスタックされてしまう。このため、上記シ
ート後処理装置1では、シートを迂回パス22へ送り込
む前に、反転パス23にて一旦スイッチバックを行い、
ステープルトレイ上にシートがフェイスアップでスタッ
クされるようにしている。
回パス22の全周を通って、下ステープルトレイ15の
下端部から、搬送ローラ43によってステープルトレイ
へ送り込まれる。尚、ここで、搬送ローラ43は、駆動
ローラ43aと従動ローラ43cとが用いられる。この
とき、上記シートのサイズがレターサイズよりも大きい
ので、該シートは上ステープルトレイ14及び下ステー
プルトレイ15の両方に渡って支持された状態でスタッ
クされる。
る場合には、ダイレクトパス21を用いて該シートをス
テープルトレイに送り込むと、シートサイズが大きすぎ
るために、該シートが下ステープルトレイ15に収まり
きらず、ダイレクトパス21内で搬送ジャムを引き起こ
す。このため、この場合は迂回パス22を利用してシー
トがステープルトレイへ送り込まれる。
ートの処理に関しては、シートサイズがレターサイズ以
下の場合と同様であるので、説明を省略する。
コピーモード時においては、シートのサイズに関わら
ず、この場合の搬送経路は、図2において、ダイレクト
パス21→ステープルトレイ(下ステープルトレイ15
のみ)→オフセットトレイ排出パス27→オフセットト
レイ11の順序となる。
くるシートは、下ステープルトレイ15上でスタックさ
れる必要は無く、シートは1枚毎にオフセットトレイ1
1上に排出される。従って、この時、シート支持台55
は下降状態で維持され、かつ、切替ゲート34もオフセ
ットトレイ11への排出位置に維持されている。
作)既に説明したように、複写機2から排出されるシー
トは、ファックスモード時には上固定トレイ12に排出
され、プリンタモード時には下固定トレイ13に排出さ
れる。但し、コピーモードでは最終ページから通常フェ
イスアップで排出されるが、ファックスモード及びプリ
ンタモードでは先頭ページから排出される。
アップで排出すると排出後のページ順序が逆になってし
まうので、ファックスモード及びプリンタモードではト
レイへの排出の前に、一度シートをスイッチバックさせ
てフェイスダウンで排出させる。
図2において、ダイレクトパス21→反転パス23→連
絡パス24→迂回パス22a→上固定トレイ排出パス2
5→上固定トレイ12の順序となる。一方、プリンタモ
ード時の搬送経路は、図2において、ダイレクトパス2
1→反転パス23→連絡パス24→迂回パス22a→迂
回パス22b→下固定トレイ排出パス26→下固定トレ
イ13の順序となる。
タモードでは、複写機2から入紙されるシートは、一
旦、反転パス23へ送られ、ここでスイッチバックされ
た後、迂回パス22へ送られる。この時のシート後処理
装置1の動作は、レターサイズ以上のシートをステープ
ル処理する場合のコピーモード動作と同じである。
ートは、図1に示すように、該迂回パス22の途中から
上固定トレイ12又は下固定トレイ13に排出される。
即ち、ファックスモード時には、出紙ゲート35が切り
替わることによって、迂回パス22を搬送されているシ
ートが上固定トレイ排出パス25を通って、出紙ローラ
45によって上固定トレイ12へ排出され、プリンタモ
ード時には、出紙ゲート36が切り替わることによっ
て、下固定トレイ排出パス26を通って、出紙ローラ4
6によって下固定トレイ13へ排出される。
て、送られてくる画像データを該メモリに全て保管して
から、最終ページからプリントして排出することが可能
である場合には、シートをスイッチバックさせる必要が
ないので、複写機2より入紙されるシートを、反転パス
23を利用することなく、シート入紙口4から直接迂回
パス22へ送り込んで、上固定トレイ12又は下固定ト
レイ13に排出すればよい。この場合、入紙ゲート31
は、図3(d)に示す位置に切り替えられている。
ド時において、ステープル処理を行う場合においても、
複写機2がメモリを有しているか否かによって、シート
後処理装置1の搬送経路は異なる。
はコピーモード時と同様に最終ページからプリントして
排出されるので、シート後処理装置1の搬送経路もコピ
ーモード時と同じとなる。即ち、シートがレターサイズ
以下であれば、ダイレクトパス21→ステープルトレイ
(下ステープルトレイ15のみ)→オフセットトレイ排
出パス27→オフセットトレイ11の順序の搬送経路と
なり、シートがレターサイズ以上であればダイレクトパ
ス21→反転パス23→連絡パス24→迂回パス22→
ステープルトレイ(上ステープルトレイ14及び下ステ
ープルトレイ15)→オフセットトレイ排出パス27→
オフセットトレイ11の順序の搬送経路となる。また、
各ローラやゲートの切替動作もコピーモード時と同じと
なる。
ば、シートは先頭ページからプリントして排出される。
従って、ステープルトレイ上にスタックされるシート
は、フェイスダウンでスタックされなければならない。
このとき、ダイレクトパス21を用いて、シートを直接
下ステープルトレイ15へ送り込むと、シートをフェイ
スダウンでスタックさせることができないため、この場
合は、シートのサイズに関わらず、迂回パス22を用い
て、シートをステープルトレイに搬送することになる。
て、迂回パス22→ステープルトレイ(下ステープルト
レイ15のみ、又は上ステープルトレイ14及び下ステ
ープルトレイ15)→オフセットトレイ排出パス27→
オフセットトレイ11の順序となる。
も、メモリに記憶される画像データが、該メモリの記憶
容量を超えてしまう場合もあり、このような場合は、複
写機2は先頭ページからシート排出を行うため、下出紙
ローラ72は、複写機2がメモリを有しない場合も同様
の動作を行う。
1における複写機2の動作モードに応じた搬送経路であ
る。
1においては、さらに、以下の特徴ある構成を備えてい
る。
では、図1に示すように、前述したシートガイド70
は、ジャム処理時等には、手操作により退避位置に移動
して搬送経路を開放することが可能であるというジャム
処理機構を有している。
ム処理機構におけるシートガイド70は、図5及び図6
に示すように、上側プレート71及び下側プレート72
の例えば2枚のプレートからなっており、これら上側プ
レート71及び下側プレート72は、両側の連結部73
・73によって相互に回動自在に連結されている。尚、
本実施の形態では、シートガイド70は、2枚のプレー
トにてなっているが、必ずしもこれに限らず、例えば、
3枚又はそれ以上の複数枚数のプレートであってもよ
い。これによって、より迂回パス22に沿わすことが可
能となる。
軸74・74が突出して設けられており、これら取付軸
74・74はシート後処理装置1の本体に回動自在に取
り付けられている。
突出する係止部としての磁石75が設けられており、こ
の磁石75は、シート後処理装置1における金属からな
る本体フレームのガイド用被係止部79aに係止される
ようになっている。
から形成されているが、必ずしもこれに限らず、下側プ
レート72をシート後処理装置1における本体フレーム
に係止できるものであれば、例えば、凹凸の嵌合部材や
引っかけ部材等にて形成することも可能である。
ける磁石75の上側には、把持できる取っ手76が設け
られる。尚、取っ手76は、このように下側プレート7
2における磁石75の上側に設けられるのが力関係等か
らすると好ましいが、必ずしもこれに限らず、例えば、
取っ手76を上側プレート71に設けたり、又は取っ手
76を下側プレート72の磁石75に設けることも可能
である。
おける下端には、当接板77が突出して設けられてい
る。そして、この当接板77の対向位置には、シート後
処理装置1の本体フレームから突出する被当接板78が
設けられている。
レート72の当接板77は、図5に示すように、上記の
被当接板78に対して、複写機2側にて当接するものと
なっている。
て実線で示すガイド位置と、同図において二点鎖線で示
すように、ジャムが発生したときに、回動して搬送経路
を開放状態にする開放位置とに位置決めすることができ
る。
下ステープルトレイ15からなるステープルトレイにス
タックされたシートがジャムを起こした場合には、操作
者は図示しないシート後処理装置1の側面壁を開ける。
これによって、図5に示す状態の開口窓79が臨めるの
で、操作者は、シートガイド70における下側プレート
72の取っ手76を掴んで同図の矢印A方向に引っ張
る。これによって、磁石75とシート後処理装置1の本
体フレームにおけるガイド用被係止部79aとの係止が
解除され、かつ上側プレート71は取付軸74・74を
中心として回動自在となっているので、上側プレート7
1は反時計回りに回動する。この結果、下側プレート7
2は持ち上がり、当接板77が上方移動することによ
り、被当接板78との当接が解除される。
76をさらに引き上げることにより、やがて磁石75が
開口窓79の右端部にあるシート後処理装置1の本体フ
レームの開放用突出係止部79bに当接すると、その位
置で、下側プレート72が係止される。これが、図5に
おいて二点鎖線で示す開放位置である。本実施の形態で
は、シートガイド70が回動自在に連結された2枚の上
側プレート71と下側プレート72とからなっているの
で、一枚板で構成される場合に比べて、大きな開放面積
が確保できる。従って、ジャムが生じた場合において
も、操作者は、例えば、奥の方にまで手を入れて、容易
にジャム処理を行うことができる。
手76を矢印Aとは反対側に引っ張ることにより、磁石
75とシート後処理装置1における開放用突出係止部7
9bとの係止が解除される。
レート72の当接板77を被当接板78の裏側に挿入す
る。これにより、下側プレート72の磁石75がガイド
用被係止部79aに係止され、元のガイド位置にシート
ガイド70がセットされる。
装置1では、複写機2から排出されたシートは、2つの
大きな搬送経路を経て、ステープルトレイにスタックさ
れ、ステープル処理が行われた後、オフセットトレイ1
1に排出される。
するものであり、複写機2から排出されたシートは、上
ステープルトレイ14と下ステープルトレイ15との間
の開口を通って立設される下ステープルトレイ15にス
タックされ、後処理が行われた後、ステープルトレイの
下端からオフセットトレイ11に排出される。
ートに対するものであり、複写機2から排出されたシー
トは、上ステープルトレイ14と下ステープルトレイ1
5との間の開口を通らずに、直接、立設する上ステープ
ルトレイ14に沿って搬送される。そして、上ステープ
ルトレイ14の上端を迂回し、シート後処理装置1の本
体を周回した後、下ステープルトレイ15の下端に導か
れる迂回パス22を経てステープルトレイにスタックさ
れ、後処理が行われた後、ステープルトレイの下端から
オフセットトレイ11に排出される。
のジャム処理機構では、搬送路がシート後処理装置1の
周囲に楕円状に形成されるものとなっている。
プルトレイに対して、スタックされたシートの転倒を防
止するためのシートガイド70が迂回パス22の内側で
ステープルトレイに対峙して設けられる。
ムが発生した場合に、迂回パス22の内側は、楕円の中
空内部となっており、シートガイド70を開放させるこ
とができる。
プレートで形成されている場合には、楕円に沿わすこと
ができないので、十分な開放を望むことができない。
70は、相互に回動自在に連結されてなる2枚の上側プ
レート71及び下側プレート72にて形成されている。
このため、シートガイド70を開放させるに際して、迂
回パス22の内側における楕円に沿って開放させること
ができるので、開放スペースを十分に確保してジャム処
理を容易にすることができる。
めに、迂回パス22の楕円が偏平なものになったとして
も、この偏平な楕円に沿ってシートガイド70を開放す
ることができる。
すると共に、装置の薄型化を図り得るシート後処理装置
1のジャム処理機構を提供することができる。
のジャム処理機構では、シートガイド70は、相互に回
動自在に連結された上側プレート71及び下側プレート
72の2枚のプレートからなる。また、上側プレート7
1の上端はシート後処理装置1の本体フレームに取付軸
74・74にて回動自在に取り付けられる。従って、シ
ートガイド70を開放するに際して、楕円の迂回パス2
2の内部で、開放面積をできるだけ大きくすることが可
能となる。
理装置1の本体フレームにおけるガイド用被係止部79
aに係止するための係止部としての磁石75が設けられ
ている。従って、シートガイド70を、この磁石75に
よってステープルトレイの対峙位置に確実に保持させる
ことができる。
のジャム処理機構では、係止部は磁石75にて構成され
ている。このため、シートガイド70を開放位置からス
テープルトレイの対峙位置に遷移させるに際して、シー
トガイド70を対峙位置にある程度近づけるだけで、ス
テープルトレイの対峙位置に吸着保持される。
後処理装置1の本体フレームにおける被係止部79aへ
の係止を容易にかつ確実に行うことができる。また、シ
ートガイド70の開放位置への遷移に際しても、シート
ガイド70を引っ張るだけで係止が解除されるので、シ
ートガイド70の開放位置への遷移を容易に行うことが
できる。
のジャム処理機構では、シートガイド70の開放位置へ
の遷移に際して、操作者は下側プレート72に設けられ
た取っ手76を持ってシートガイド70を操作すること
ができる。このため、開放に際しての操作性の向上を図
ることができる。
けられている。このため、シートガイド70における末
端部分を持って操作することになるので、シートガイド
70の根元部分を持って操作するよりも、シートガイド
70の操作を効率的に行うことができる。
のジャム処理機構では、シートガイド70の下側プレー
ト72においては、上側から取っ手76、磁石75及び
当接板77の順に配される。
遷移に際して、操作者は取っ手76を持ってシートガイ
ド70を操作すると、取っ手76を力点とし、当接板7
7を支点及び磁石75を作用点とするてこの原理により
操作することができる。
置への操作を、大きな力を加えることなく容易に行うこ
とができる。
のジャム処理機構は、以上のように、上記課題を解決す
るために、後処理トレイは立設されると共に上記後処理
トレイの略中間位置には画像形成装置から排出されるシ
ートを通すための開口が形成される一方、画像形成装置
から排出されたシートは、上記開口を通って下側の後処
理トレイにスタックされて後処理トレイの下端から排出
トレイに排出されるか又は直接上側の後処理トレイに沿
って搬送され、かつ上側の後処理トレイの上端を迂回
し、シート後処理装置本体を周回した後、下側の後処理
トレイの下端に導かれる迂回搬送路を経て後処理トレイ
にスタックされ、その後、後処理トレイの下端から排出
トレイに排出される一方、上記の後処理トレイにスタッ
クされたシートの転倒を防止するためのシートガイドが
上記迂回搬送路の内側で後処理トレイに対峙して設けら
れ、かつこのシートガイドは、相互に回動自在に連結さ
れてなる複数枚のプレートにて形成されているものであ
る。
ートは、搬送路がシート後処理装置の周囲に楕円状に形
成されるものとなっている。
スタックされたシートの転倒を防止するためのシートガ
イドが搬送路の内側で後処理トレイに対峙して設けられ
ており、かつシートガイドは相互に回動自在に連結され
てなる複数枚のプレートにて形成されている。
して、迂回搬送路の内側における楕円に沿って開放させ
ることができるので、開放スペースを十分に確保してジ
ャム処理を容易にすることができる。
に、迂回搬送路の楕円が偏平なものになったとしても、
この偏平な楕円に沿ってシートガイドを開放することが
できる。
すると共に、装置の薄型化を図り得るシート後処理装置
のジャム処理機構を提供することができるという効果を
奏する。
ジャム処理機構は、以上のように、請求項1記載のシー
ト後処理装置のジャム処理機構において、上記のシート
ガイドは、相互に回動自在に連結された上側プレート及
び下側プレートの2枚のプレートからなると共に、上側
プレートの上端はシート後処理装置本体に回動自在に取
り付けられる一方、下側プレートにはシート後処理装置
本体に係止するための係止部が設けられているものであ
る。
在に連結された上側プレート及び下側プレートの2枚の
プレートからなり、上側プレートの上端はシート後処理
装置本体に回動自在に取り付けられる。従って、シート
ガイドを開放するに際して、楕円の迂回搬送路の内部
で、開放面積をできるだけ大きくすることが可能となる
という効果を奏する。
置本体に係止するための係止部が設けられているので、
シートガイドを、この係止部によって後処理トレイの対
峙位置に確実に保持させることができるという効果を奏
する。
ジャム処理機構は、以上のように、請求項2記載のシー
ト後処理装置のジャム処理機構において、上記係止部
は、磁石にて構成されているものである。
処理トレイの対峙位置に遷移させるに際して、シートガ
イドを対峙位置にある程度近づけるだけで、後処理トレ
イの対峙位置に吸着保持される。
理装置本体への係止を容易にかつ確実に行うことができ
る。また、シートガイドの開放位置への遷移に際して
も、シートガイドを引っ張るだけで係止が解除されるの
で、シートガイドの開放位置への遷移を容易に行うこと
ができるという効果を奏する。
ジャム処理機構は、以上のように、請求項2又は3記載
のシート後処理装置のジャム処理機構において、上記シ
ートガイドにおける下側プレートには取っ手が設けられ
ているものである。
移に際して、操作者は下側プレートに設けられた取っ手
を持ってシートガイドを操作することができる。
図ることができるという効果を奏する。
いる。このため、シートガイドにおける末端部分を持っ
て操作することになるので、シートガイドにおける根元
部分を持って操作するよりも、シートガイドの操作を効
率的に行うことができるという効果を奏する。
ジャム処理機構は、以上のように、請求項4記載のシー
ト後処理装置のジャム処理機構において、上記シートガ
イドの下側プレートにおける取っ手は、係止部の上側に
設けられる一方、シートガイドにおける下側プレートの
下端は、シート後処理装置本体に形成された被当接板に
対して裏面から当接されるものである。
移に際して、操作者は取っ手を持ってシートガイドを操
作すると、取っ手を力点とし、当接部を支点及び係止部
を作用点とするてこの原理により操作することができ
る。
の操作を、大きな力を加えることなく容易に行うことが
できるという効果を奏する。
り、シート後処理装置の概略を示す全体構成図である。
図である。
理装置の入紙ゲート、反転ゲート、及び切替ゲートの切
り換え状態を示すものであり、図3(a)は複写機から
入紙されるシートが下ステープルトレイへ送り込まれる
場合の説明図、図3(b)は複写機から入紙されるシー
トが反転パスへ送り込まれる場合の説明図、図3(c)
は反転パスへ送り込まれたシートが一旦スイッチバック
された後、連絡パスを介して迂回パスへ送り込まれる場
合の説明図、図3(d)は複写機から入紙されるシート
が直接迂回パスへ送り込まれる場合の説明図である。
ープル処理を行うときの動作を示すものであり、図4
(a)はステープル処理するためにシート束が下ステー
プルトレイにスタックされた状態を示す説明図、図4
(b)はシート支持台が下降してシート束にステープル
処理を行う状態を示す説明図、図4(c)はステープル
処理したシート束がシート支持台にて上昇移動した状態
を示す説明図、図4(d)はステープル処理したシート
束をオフセットトレイへ排出する状態を示す説明図であ
る。
るシートガイドの構成を詳細に示す側面図である。
るシートガイドの構成を詳細に示す正面図である。
る。
明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】画像形成装置から排出されるシートを、後
処理トレイにスタックし、スタックされたシートに対し
て後処理としてのステープル処理を行った後、排出トレ
イに排出するシート後処理装置のジャム処理機構におい
て、 上記後処理トレイは立設されると共に上記後処理トレイ
の略中間位置には画像形成装置から排出されるシートを
通すための開口が形成される一方、 画像形成装置から排出されたシートは、上記開口を通っ
て下側の後処理トレイにスタックされて後処理トレイの
下端から排出トレイに排出されるか又は直接上側の後処
理トレイに沿って搬送され、かつ上側の後処理トレイの
上端を迂回し、シート後処理装置本体を周回した後、下
側の後処理トレイの下端に導かれる迂回搬送路を経て後
処理トレイにスタックされ、その後、後処理トレイの下
端から排出トレイに排出される一方、 上記の後処理トレイにスタックされたシートの転倒を防
止するためのシートガイドが上記迂回搬送路の内側で後
処理トレイに対峙して設けられ、かつこのシートガイド
は、相互に回動自在に連結されてなる複数枚のプレート
にて形成されていることを特徴とするシート後処理装置
のジャム処理機構。 - 【請求項2】上記のシートガイドは、相互に回動自在に
連結された上側プレート及び下側プレートの2枚のプレ
ートからなると共に、上側プレートの上端はシート後処
理装置本体に回動自在に取り付けられる一方、下側プレ
ートにはシート後処理装置本体に係止するための係止部
が設けられていることを特徴とする請求項1記載のシー
ト後処理装置のジャム処理機構。 - 【請求項3】上記係止部は、磁石にて構成されているこ
とを特徴とする請求項2記載のシート後処理装置のジャ
ム処理機構。 - 【請求項4】上記シートガイドにおける下側プレートに
は取っ手が設けられていることを特徴とする請求項2又
は3記載のシート後処理装置のジャム処理機構。 - 【請求項5】上記シートガイドの下側プレートにおける
取っ手は、係止部の上側に設けられる一方、シートガイ
ドにおける下側プレートの下端は、シート後処理装置本
体に形成された被当接板に対して裏面から当接されるこ
とを特徴とする請求項4記載のシート後処理装置のジャ
ム処理機構。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31400397A JP3490272B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | シート後処理装置のジャム処理機構 |
DE69824683T DE69824683T2 (de) | 1997-11-14 | 1998-11-10 | Nachverarbeitungsvorrichtung für Bögen |
EP98121368A EP0916516B1 (en) | 1997-11-14 | 1998-11-10 | Sheet post-processing device |
DE69839025T DE69839025T2 (de) | 1997-11-14 | 1998-11-10 | Nachverarbeitungsvorrichtung für Bögen |
EP04009544A EP1440814B1 (en) | 1997-11-14 | 1998-11-10 | Sheet post-processing device |
US09/189,546 US6406013B1 (en) | 1997-11-14 | 1998-11-11 | Sheet post-processing with feed-in and feed-out openings relative to respective transport paths |
US09/875,492 US6457705B2 (en) | 1997-11-14 | 2001-06-06 | Sheet post processing device with feed out |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31400397A JP3490272B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | シート後処理装置のジャム処理機構 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11143158A JPH11143158A (ja) | 1999-05-28 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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-
1997
- 1997-11-14 JP JP31400397A patent/JP3490272B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11143158A (ja) | 1999-05-28 |
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