JP3489807B2 - 床板接合部の床板と床板受の連結構造 - Google Patents

床板接合部の床板と床板受の連結構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、鉄道車両、船
舶、航空機などに適用される床板接合部の床板と床板受
の連結構造に関し、特に床板の厚さの範囲内において床
板接合部の下面側に補強用空間を形成し、この補強用空
間に床板受を補強する補強部材を配置し、この補強部材
に床板接合部を固定したものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、鉄道車両、船舶、航空機などの
床板100 は、図10、図11に示すように、アルミハニ
カム材、ペーパー、FRP、硬質合成樹脂発泡体等の何
れかからなる矩形板状の芯材101 、この芯材101 の外周
部の枠材102,103,104 、上板105 、下板106 とを有し、
これらを強固に接着結合した構造である。前記枠材102
は断面「口」字状のものであり、枠材103,104 は床板10
0 の端部を隣接する床板の端部に接合する床板接合部の
枠材である。
【0003】図11(a)の床板接合部の床板と床板受
の連結構造の例では、床板100 の一方の枠材103 は、断
面「口」字状の枠本体部103aとその上端部から相手側床
板の方へ突出する突出片部103bとを一体形成したもので
あり、床板100 の他方の枠材104 は、断面「口」字状の
枠本体部104aとその上端付近部から相手側床板の方へ突
出する突出片部104bとを一体形成したものであり、床板
受107 は比較的偏平な矩形状の閉断面部材からなる。床
板接合部108 において、床板100 の枠材104 と隣接する
床板100 の枠材103 とを床板受107 上に対向状に配置
し、枠材104 の突出片部104bに枠材103 の突出片部103b
を重合わせて両突出片部104b,103b をビス109 で固定
し、両枠材103,104 と床板受107 との間にスペーサ110
を夫々装着して荷重の支持とレベル調整を行うように構
成してある。
【0004】図11(b)の床板接合部の床板と床板受
の連結構造の例では、枠材103A,104A の枠本体部103c,1
04c が床板接合部108 と反対側に開いた断面「コ」字状
に形成されている点で異なるのみで、それ以外の構成は
図11(a)のものと同様である。尚、図10、図11
は鉄道用二階建車両の2階の床板を例としたものであ
り、床板接合部は車両幅方向に延びるものである。ここ
で、特公平4−50899号公報には、図11(a)、
(b)に示した連結構造と同様のハニカム板材接続構造
(但し、床板受107 の記載はない)が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 床板と床板受とを含
む床構造の高さ寸法を増すことなく、床板受の剛性、強
度を高めたいという要請がある。この場合、床板受の板
厚を増すと床板受素材費用が高価となるので不利であ
る。そこで、床板受に補強部材を溶接接合することが考
えられるが、図11(a)の連結構造では、床板接合部
において枠材103 と枠材104 との間に殆どスペースがな
いので、ある程度大きな補強部材を配置することができ
ない。このことは、図11(b)の連結構造でも同様で
ある。
【0006】しかも、床板の枠材103 と枠材104 とが対
称の構造でないため、床板の接合端と接合端の間の中間
線に対する床板の対称性がなく、枠材の素材管理、床板
の部品管理面で不利であり、枠材の素材コストの面でも
不利である。また、枠材104の突出片部104bの上に枠材1
03 の突出片部103bを重ねて組付けるため、床板の組付
けの際や修理の際に、個々の床板を単独で組付けたり取
り外したりできないので、組付けや修理の面でも不利で
ある。本発明の目的は、床板接合部の床板と床板受の連
結構造において、床構造の高さ寸法を増すことなく床板
受を補強する補強部材を配置可能にすること、床板の接
合部の枠材を共通化して床板の対称性を確保すること、
等である。
【0007】
【課題を解決するための手段】 請求項1の床板接合部
の床板と床板受の連結構造は、床板の端部と床板の端部
とを接合する床板接合部を床板受上に配置して床板受に
連結する連結構造において、前記各床板の端部に枠材を
設け、各枠材の厚さ方向上端部に相手側枠材の方へ突出
する突出片部を床板接合部の全長に亙って一体形成し、
前記床板受は、偏平な閉断面構造の鋼製の床板受本体
と、この床板受本体よりも小幅で床板受本体の上面に溶
接接合された鋼製の補強部材であって1対の突出片部の
下側の補強用空間に配設され床板受本体の上壁と協働し
て偏平な閉断面構造を構成する補強部材とを備え、前記
1対の突出片部の対向端同士を突き合わせてそれら突出
片部を補強部材上に配置し、それら突出片部を補強部材
に固定したことを特徴とするものである。
【0008】この連結構造においては、各床板の端部の
枠材に突出片部を形成したため、両枠材の突出片部の対
向端同士を突き合わせると、それら突出片部の下側には
ほぼ断面矩形状の補強用空間が形成される。この補強用
空間を有効活用して、床板受を補強する為の鋼製の補強
部材を補強用空間に配置し、その補強部材を鋼製の偏平
な閉断面構造の床板受本体上面に溶接接合し、床板受本
体の上壁と協働して偏平な閉断面構造を構成したので、
床構造の高さ寸法を増すことなしに床板受の剛性、強度
を高めることができる。両突出片部を補強部材上に配置
し補強部材に固定したので、床板接合部の1対の枠材を
床板受に確実に固定することができる。しかも、床板接
合部の両側の枠材は互いに対称の構造であるため、床板
接合部の枠材を共通化し、各床板の枠材と枠材の間の中
間線に対する床板の対称性を確保することができる。
【0009】請求項2の床板接合部の床板と床板受の連
結構造は、請求項1の発明において、前記各枠材は、断
面「口」字状の枠本体部と、突出片部とを一体形成した
部材であること特徴とするものである。断面「口」字状
の枠本体部は剛性を高める上で有利であるから、枠材の
剛性を高めることができる。
【0010】請求項3の床板接合部の床板と床板受の連
結構造は、請求項1の発明において、前記各枠材は、床
板接合部側と反対側に開いた断面「コ」字状の枠本体部
と、突出片部とを一体形成した部材であること特徴とす
るものである。床板接合部側と反対側に開いた断面
「コ」字状の枠本体部は、床板の芯材との接着面積を大
きくすることができるため床板の芯材に枠材を接着して
結合する上で有利である。
【0011】請求項4の床板接合部の床板と床板受の連
結構造は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、
前記1対の突出片部と補強部材の間には複数のスペーサ
が設けられたこと特徴とするものである。複数のスペー
サを介して床板接合部を床板受で支持することができ
る。そして、床板受の製作誤差や組付け誤差により床板
受の上面の水平性に誤差があるような場合は、複数のス
ペーサの厚さを調節することで、前記誤差を解消するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施の形態は、鉄道車両
である二階建車両の2階部の床板構造における床板接合
部の床板と床板受の連結構造に、本発明を適用した場合
の例である。図1〜図4に示すように、車両の2階部の
床構造1は、車両長手方向に延びる4列の床板受2,3
と、車両長手方向適当間隔おきに配設され且つ車幅方向
に連続的に延びる複数の床板受4であって4列の床板受
2,3が格子状に溶接された複数の床板受4と、車幅方
向に細長い矩形状の複数の床板5(5A,5B,・・
・)等で構成されている。
【0013】床板5Aの端部と床板5Bの端部とを接合
する床板接合部6は床板受4の上に配置され、床板5A
の端部と床板5Bの端部とは上面が同一面となるように
接合される。図2〜図4に示すように、床板5は、硬質
合成樹脂発泡体からなる矩形板状の芯材7と、その車幅
方向の両端部に設けられたアルミニウム又はアルミ合金
製の枠材8と、その車両長手方向の両端部に設けられた
アルミニウム又はアルミ合金製の枠材9と、これら芯材
7と枠材8,9の上面に接着されたアルミニウム製の上
板10と、芯材7と枠材8,9の下面に接着されたアル
ミニウム製の下板11等を有する。枠材8,9は芯材7
に接着されている。
【0014】前記芯材7は、硬質合成樹脂発泡体以外
に、アルミハニカム材、ペーパー、FRP等の何れかで
構成される場合もある。上板10及び下板11は、アル
ミニウム製の板材以外に、その他の金属板、合成樹脂板
等の何れかで構成される場合もある。車幅方向の両端部
の枠材8は断面「口」字状の部材であり、車両長手方向
の両端部の枠材9は、断面「口」字状の枠本体部9a
と、この枠本体部9aの厚さ方向上端部から隣接する床
板5の方へ突出する突出片部9bとを一体形成した部材
である。尚、突出片部9bは枠材9の全長に亙って延ば
され、突出片部9bの車両長手方向の幅は枠本体部9a
の車両長手方向の幅とほぼ同幅である。
【0015】次に、床板と床板受の連結構造について説
明する。図5に示すように、床板接合部6において、各
床板5A,5Bの端部に設けられた枠材9の厚さ方向上
端部に相手側枠材9の方へ突出する突出片部9bが全長
に亙って一体形成されており、1対の突出片部9bの対
向端同士を突き合わせた状態では、1対の突出片部9b
の下側に比較的偏平な断面矩形状の補強用空間12が床
板接合部6の全長に亙って形成されている。床板受4は
車幅方向に延びるもので、この鋼製の床板受4は、比較
的偏平な閉断面状の床板受本体13と、この床板受本体
13の上壁13a上に溶接接合されて前記上壁13aと
協働して比較的偏平な閉断面を形成する断面門形の鋼製
の補強部材14とからなる。この補強部材14の高さ
は、枠材9の下面から突出片部9bの下面までの高さに
略等しく設定されている。
【0016】この補強部材14は、床板受本体13の幅
の約1/3 〜1/2 の幅を有し、床板受本体13の上側の幅
方向中央部に配設されかつ1対の突出片部9bの下側の
補強用空間12に両枠材9との間にスペーサ15の厚さ
程度の隙間を空けて配設されている。1対の枠材9を床
板受4に固定する為に、1対の突出片部9bの対向端同
士を突き合わせてそれら突出片部9bが補強部材14上
に配置され、それら突出片部9bと補強部材14の間に
は複数のスペーサ15が装着され、両突出片部9bと複
数のスペーサ15とが複数のビス16により補強部材1
4に固定されている。
【0017】例えば合成樹脂製の車幅方向全長に亙っ
て、または、ビスのある箇所にのみ配置された複数のス
ペーサ15は、同一の厚さとは限らず、これら複数のス
ペーサ15の厚さを適宜調節することで、床板接合部6
における床板5A,5Bの高さレベルが調節される。
尚、複数のスペーサ15は、補強部材14の上面に接着
されている。さらに、各枠材9の枠本体部9aと床板受
本体13との間にも、合成樹脂製の複数のスペーサ17
が車幅方向適当間隔おきに装着され、床板受本体13に
より枠本体部9aを支持している。尚、複数のスペーサ
17は床板受本体13の上壁 13aに接着されてい
る。
【0018】次に、床板5の車幅方向両端部を車体に支
持する構造について説明する。図6に示すように、床板
受3と床板受4の車幅方向端部は車体のサイドフレーム
20に溶接接合され、床板5と床板受3の間には合成樹
脂製の複数のスペーサ21が装着され、枠材8とスペー
サ21とが複数のビス22で床板受3に固定されてい
る。枠材8とサイドフレーム20の間にはシール材23
とパッキン材24とが装着されている。尚、床板5を組
付け後に、床板5の表面には防水シート25が貼り付け
られる。
【0019】以上の床板接合部の床板と床板受との連結
構造の作用について説明する。各枠材9に突出片部9b
を形成し、両突出片部9bの対向端同士を突き合わせて
それら突出片部9bの下側に補強用空間12を形成し、
その補強用空間12を有効活用して補強用空間12に補
強部材14を配置したので、床構造の高さ寸法を増すこ
となしに、床板受4に補強部材14を接合して床板受4
の剛性と強度を格段に強化することができた。
【0020】各床板5の車幅方向両端部の枠材8は共通
化されている上、車両長手方向両端部の枠材9も共通化
され、床板5の接合端と接合端の中間の中間線に対する
対称性が確保されたので、種々の面で有利になる。即
ち、枠材9の素材費用(購入価格)を低減でき、枠材9
の素材管理、床板5の部品管理の際にも有利になる。し
かも、床板接合部6において1対の突出片部9bが重な
り合わずに単純付き合わせ状になっているので、各床板
5を単独で組付けたり取外したりできるから、床板5の
組付けが簡単化し、床構造1の修理の際における床板5
の取外しや組付けも容易になる。
【0021】床板接合部6において各枠材9の枠本体部
9aが複数のスペーサ17を介して床板受4で支持され
ているので、突出片部9bの基部に作用する荷重を低減
でき、突出片部9bの構造強度面で有利である。次に、
前記実施形態を部分的に変更する例について説明する。
但し、前記のものと同様のものに同一符号を付して説明
を省略する。
【0022】1〕図7に示す床板と床板受の連結構造で
は、前記複数のスペーサ17が省略され、複数のビス1
6の付近にのみスペーサ15が設けられ、これらスペー
サ15は接着することなくビス16により突出片部9b
と共締めにて固定されている。この構造では、前記スペ
ーサ15によるレベル調節と、スペーサ17によるレベ
ル調節とを重複的に行う必要がないので、床板5の組付
け作業能率を高めることができる。
【0023】2〕図8に示す床板と床板受の連結構造で
は、前記枠材9に代えてそれと多少異なる構造の枠材9
Aが適用されている。この枠材9Aの枠本体部9cは床
板接合部6と反対側に開いた断面「コ」字状に形成さ
れ、突出片部9bは枠本体部9cの上端部から相手側枠
材9Aの方へ突出している。この構造では、枠本体部9
cと芯材7との接触面積が大きくなっているため、枠材
9Aと芯材7との接合強度面で有利であり、枠材9Aが
軽量化されたため枠材9Aの素材費用も低減する。
【0024】3〕図9に示す床板と床板受の連結構造
は、図8の連結構造とほぼ同様であるが、枠本体部9c
と床板受本体13との間のスペーサ17が省略され、複
数のビス16の付近にのみスペーサ15が設けられ、こ
れらスペーサ15は接着することなくビス16により突
出片部9bと共締めにて固定されている。そのため、図
7の構造と同様に、スペーサ15によるレベル調節と、
スペーサ17によるレベル調節とを重複的に行う必要が
ないので、床板5の組付け作業能率を高めることができ
る。
【0025】4〕以上説明した床板と床板受の連結構造
は一例に過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前
記の変更例以外の種々の変更を付加した形態で実施可能
である。例えば、補強部材14は閉断面部材が好ましい
が、中実体の補強部材を適用することもできるし、床板
受本体13の構造も図示のものに限定される訳ではな
く、その他の種々の形状の型鋼等を適用する場合もあ
る。
【0026】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、以上説明し
たように、各床板の端部の枠材に相手側枠材の方へ突出
する突出片部を、床板接合部の全長に亙って形成したた
め、両枠材の突出片部の対向端同士を突き合わせると、
それら突出片部の下側にはほぼ断面矩形状の補強用空間
が形成される。この補強用空間を有効活用して、床板受
を補強する為の鋼製の補強部材を補強用空間に配置し、
その補強部材を鋼製の偏平な閉断面構造の床板受本体上
面に溶接接合し、床板受本体の上壁と協働して偏平な閉
断面構造を構成したので、床構造の高さ寸法を増すこと
なしに床板受の剛性、強度を高めることができる。両突
出片部を補強部材上に配置し補強部材に固定したので、
床板接合部の1対の枠材を床板受に確実に固定すること
ができる。
【0027】しかも、床板接合部の両側の枠材は互いに
対称の構造であるため、全部の床板に亙って床板接合部
の枠材を共通化し、各床板の枠材と枠材の間の中間線に
対する床板の対称性を確保することができる。それ故、
枠材の素材費用を低減でき、枠材の素材管理や床板の部
品管理が簡単化する。そして、床板接合部において両枠
材の突出片部が重なり合っておらず、両枠材の突出片部
の対向端同士を突き合わせて組付けてあるため、個々の
床板を独立に組付けたり取り外したりできるから、床板
の組付けが簡単化し、床構造の修理の際における床板の
取り外しや組付けも容易になる。
【0028】請求項2の発明によれば、各枠材は、断面
「口」字状の枠本体部と、突出片部とを一体形成した部
材であるので、断面「口」字状の枠本体部は剛性を高め
る上で有利である。その他請求項1と同様の効果を奏す
る。
【0029】請求項3の発明によれば、各枠材は、床板
接合部側と反対側に開いた断面「コ」字状の枠本体部
と、突出片部とを一体形成した部材であるので、床板接
合部側と反対側に開いた断面「コ」字状の枠本体部は、
床板の芯材との接着面積を大きくすることができるため
床板の芯材に枠材を接着して結合する上で有利である。
【0030】請求項4の発明によれば、1対の突出片部
と補強部材の間に複数のスペーサが設けられるため、複
数のスペーサを介して床板接合部を床板受で支持するこ
とができる。そして、床板受の製作誤差や組付け誤差に
より床板受の上面の水平性に誤差があるような場合は、
複数のスペーサの厚さを調節することで、前記誤差を解
消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る鉄道車両の床構造の要
部平面図である。
【図2】前記床構造の床板の平面図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】床板接合部の床板と床板受の連結構造の拡大断
面図である。
【図6】床板の車幅方向端部を車体に連結する構造の拡
大断面図である。
【図7】変更形態に係る床板と床板受の連結構造の図5
相当図である。
【図8】変更形態に係る床板と床板受の連結構造の図5
相当図である。
【図9】変更形態に係る床板と床板受の連結構造の図5
相当図である。
【図10】従来技術に係る鉄道車両の床板の平面図であ
る。
【図11】(a)は図10の床板と床板受の連結構造の
拡大断面図、(b)は(a)の構造を部分的に変更した
従来技術に係る床板と床板受の連結構造の拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
4 床板受 5,5A,5B 床板 6 床板接合部 9,9A 枠材 9a,9c 枠本体部 9b 突出片部 12 補強用空間 13 床板受本体 14 補強部材 15 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61D 17/10 B61D 17/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床板の端部と床板の端部とを接合する床
    板接合部を床板受上に配置して床板受に連結する連結構
    造において、 前記各床板の端部に枠材を設け、各枠材の厚さ方向上端
    部に相手側枠材の方へ突出する突出片部を床板接合部の
    全長に亙って一体形成し、 前記床板受は、偏平な閉断面構造の鋼製の床板受本体
    と、この床板受本体よりも小幅で床板受本体の上面に溶
    接接合された鋼製の補強部材であって1対の突出片部の
    下側の補強用空間に配設され床板受本体の上壁と協働し
    て偏平な閉断面構造を構成する補強部材とを備え、 前記1対の突出片部の対向端同士を突き合わせてそれら
    突出片部を補強部材上に配置し、それら突出片部を補強
    部材に固定したことを特徴とする床板接合部の床板と床
    板受の連結構造。
  2. 【請求項2】 前記各枠材は、断面「口」字状の枠本体
    部と、突出片部とを一体形成した部材であること特徴と
    する請求項1に記載の床板接合部の床板と床板受の連結
    構造。
  3. 【請求項3】 前記各枠材は、床板接合部側と反対側に
    開いた断面「コ」字状の枠本体部と、突出片部とを一体
    形成した部材であること特徴とする請求項1に記載の床
    板接合部の床板と床板受の連結構造。
  4. 【請求項4】 前記1対の突出片部と補強部材の間には
    複数のスペーサが設けられたこと特徴とする請求項1〜
    3の何れか1項に記載の床板接合部の床板と床板受の連
    結構造。
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