JP3489015B2 - ストリップ洗浄排水処理方法及び装置並びに磁気分離器 - Google Patents

ストリップ洗浄排水処理方法及び装置並びに磁気分離器

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JP3489015B2
JP3489015B2 JP00282096A JP282096A JP3489015B2 JP 3489015 B2 JP3489015 B2 JP 3489015B2 JP 00282096 A JP00282096 A JP 00282096A JP 282096 A JP282096 A JP 282096A JP 3489015 B2 JP3489015 B2 JP 3489015B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製鉄工業のストリ
ップパスラインのストリップを洗浄した排水から、該
水に含まれる鉄粉スラッジを除去する処理方法及び処理
装置並びに磁気分離器に関する。
【0002】本明細書で磁気分離器とは、磁力によって
被処理水中の鉄粉スラッジを取り除くもののことであ
り、このことは特許請求の範囲の項及び以下の記載につ
いても同じである。
【0003】
【従来の技術】従来から、この種の洗浄に充てた排水よ
り鉄粉スラッジをマグネット式の磁気分離器によって除
去することは行われている。しかし、従来の仕様によっ
ては、鉄粉スラッジの除去効率は十分ではなかった。そ
れは次に起因する。
【0004】製鉄工業のストリップパスラインのストリ
ップの洗浄に充てた用水は、ストリップ洗浄工程に戻し
て再使用する、即ち循環させて再使用するのが一般的で
ある。それはこうするのがストリップ洗浄のランニング
コストの面で有利であるからである。
【0005】従来で前記用水の循環管路には、マグネッ
ト式の磁気分離器を装備した処理タンクが備えられ、こ
の処理タンクにおいて被処理水であるストリップ洗浄排
水中の鉄粉スラッジを磁気分離器により除去する処理を
行っている。その処理タンクは円筒又は方形であり、該
タンクへの被処理水の流入及びその排出は一般的な管を
通じ行っている。
【0006】上記用水の循環の下、被処理水をこのよう
な仕様でかかる形の処理タンクを通過させると、処理タ
ンク中の水の流れに上下流を生じる。このため、磁気分
離器に吸引,捕捉した鉄粉スラッジをこれより解放する
と、解放された鉄粉スラッジが前記上下流に乗って処理
タンク中で舞い上がり、沈降が相当阻害される。
【0007】従来、マグネット式磁気分離器に吸引,捕
捉した鉄粉スラッジをこれから解放するには、スクレパ
でかき落すことによっている。これによると、かき落し
中も鉄粉スラッジに磁気誘導が働くので、解放は効果的
でなく、鉄粉スラッジの除去効果は不十分となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、製鉄工
業のストリップパスラインのストリップを洗浄した排
含まれる鉄粉スラッジを効率よく除去できる処理方法
及び処理装置並びに磁気分離器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の処理方法の特徴
は次の点にある。
【0010】(A)底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平
な流路をなす処理タンクに、製鉄工業のストリップパス
ラインのストリップ洗浄排水を流し、これを該タンクに
よる流路の入側及び出側で整流器により流路長さ方向へ
整流する。そしてこの整流下に該流路において前記スト
リップ洗浄排水中の鉄粉スラッジを磁気方式により捕捉
分離する。
【0011】上記(A)の処理方法において、鉄粉スラ
ッジを捕捉分離する磁気方式は、好ましくは下記の
(1)、(2)、(3)の何れかの磁気分離器、或いは
(1)と(2)又は(1)と(3)の磁気分離器の組合
わせを充てる仕様であるが、ストリップ洗浄排水中の鉄
粉スラッジを磁気作用で捕捉分離する、それ自体公知の
磁気分離器を充てる仕様とすることを妨げない。
【0012】(B)または底に鉄粉スラッジ沈降槽を持
つ水平の流路をなす処理タンクに、製鉄工業のストリッ
プパスラインのストリップ洗浄排水を流して、該流路に
おいて前記排水中の鉄粉スラッジを磁気分離器により捕
捉分離する方法であって、該磁気分離器には次の
(1)、(2)、(3)の何れか或いは(1)と(2)
の組合わせ又は(1)と(3)の組合わせを充てる。
【0013】(1) 上記処理タンク内で竪向きでその
水域に分布する非磁性体のスリーブ、該スリーブ内でス
リーブ長さ方向へ延在するロール形のロータ、及び該ロ
ータ周面に実質上、極性がロータ円周方向へN,S交互
に並び且つ多条ねじ様のスパイラルの展開で取り付けた
マグネットを具有する磁気分離器。この磁気分離器は、
それのロータを回転して、スリーブによる隔壁の介在
下、処理タンクによる流路内の水中の鉄粉スラッジを前
記マグネットに吸引する。
【0014】(2) 上記処理タンク内で水中に横向き
で水平方向へ並列,展開する非磁性体のスリーブ、該ス
リーブ内でスリーブ長さ方向へ延在するロール形のロー
タ、及び該ロータ周面に実質上、極性がロータ円周方向
へN,S交互に並び且つ多条ねじ様のスパイラルの展開
で取り付けたマグネットを具有する磁気分離器。この磁
気分離器は、それのロータを回転して、スリーブによる
隔壁の介在下、処理タンクによる流路内の水中の鉄粉ス
ラッジを前記マグネットに吸引する。
【0015】(3) 上記処理タンク内で水中に横向き
で水平方向へ並列,展開する非磁性体のスリーブ、該ス
リーブ内の上方へ偏心した位置でスリーブ長さ方向へ延
在するロール形のロータ、及び該ロータ周面に実質上、
極性がロータ円周方向へN,S交互に並ぶ態様の展開で
取り付けたマグネットを具有する磁気分離器。この磁気
分離器は、それのロータを回転して、スリーブによる隔
壁の介在下、処理タンクによる流路内の水中の鉄粉スラ
ッジを前記マグネットに吸引する。
【0016】前記(1)と(2)又は(1)と(3)の
組合わせの場合、磁気分離器の一が第1の磁気分離器、
他が第2の磁気分離器であり、それらは処理タンクによ
る流路内の上側に第1の磁気分離器が配置され、該流路
内の下側に第2の磁気分離器が配置され、第1の磁気分
離器のロータは、それのスリーブ周面上の鉄粉スラッジ
を下方へ移行させる方向へ回転される。
【0017】前記(B)の処理方法においては、処理タ
ンクによる流路の入側及び出側で該流路の水を整流器に
より該流路長さ方向へ整流することが好ましい。
【0018】本発明の処理装置の特徴は次の点にある。
【0019】(A) 底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水
平の流路をなす処理タンクを設置し、該処理タンクによ
る流路を流れるストリップ洗浄排水を該流路入側で流路
長さ方向へ整流する整流器、及び前記ストリップ洗浄排
水を該流路出側で流路長さ方向へ整流する整流器を前記
処理タンクに設け、更にその処理タンクには前記流路内
に位置して該流路におけるストリップ洗浄排水中の鉄粉
スラッジを捕捉分離する磁気分離器を備える。
【0020】上記(A)の処理装置において、磁気分離
器は好ましくは下記のイ、ロ、ハの何れか或いはイとロ
の組合わせ又はイとハの組合わせであるが、被処理水中
の鉄粉スラッジを磁気作用により捕捉分離する、それ自
体公知のものを充てることを妨げない。
【0021】(B) または底に鉄粉スラッジ沈降槽を
持つ水平の流路をなす処理タンクを設置し、該処理タン
クに磁気分離器が設けられており、該磁気分離器は次の
イ、ロ、ハの何れか或いはイとロの組合わせ又はイとハ
の組合わせである。
【0022】イ.上記処理タンク内で竪向きでその水域
に分布する非磁性体のスリーブ、該スリーブ内でスリー
ブ長さ方向へ延在するロール形のロータ、及び該ロータ
周面に実質上、極性がロータ円周方向へN,S交互に並
び且つ多条ねじ様のスパイラルの展開で取付けたマグネ
ットを具有している磁気分離器であって、該マグネット
に、処理タンクによる流路内の水中の鉄粉スラッジを前
記スリーブによる隔壁の介在下、吸引する磁気分離器。
【0023】ロ.上記処理タンク内で水中に横向きで水
平方向へ並列,展開する非磁性体のスリーブ、該スリー
ブ内でスリーブ長さ方向へ延在するロール形のロータ、
及び該ロータ周面に実質上、極性がロータ円周方向へ
N,S交互に並び且つ多条ねじ様のスパイラルの展開で
取り付けたマグネットを具有している磁気分離器であっ
て、該マグネットに、処理タンクによる流路内の水中の
鉄粉スラッジを前記スリーブによる隔壁の介在下、吸引
する磁気分離器。
【0024】ハ.上記処理タンク内で水中に横向きで水
平方向へ並列,展開する非磁性体のスリーブ、該スリー
ブ内の上方へ偏心した位置でスリーブ長さ方向へ延在す
るロール形のロータ、及び該ロータ周面に実質上、極性
がロータ円周方向へN,S交互に並ぶ態様の展開で取り
付けたマグネットを具有している磁気分離器であって、
該マグネットに、処理タンクによる流路内の水中の鉄粉
スラッジを前記スリーブによる隔壁の介在下、吸引する
磁気分離器。 前記イとロ又はイとハの組合わせの場合、磁気分離器の
一が第1の磁気分離器、他が第2の磁気分離器であり、
それらは処理タンクによる流路内の上側に第1の磁気分
離器が配置され、該流路内の下側に第2の磁気分離器が
配置される。
【0025】前記(B)の処理装置においては、処理タ
ンクによる流路の入側及び出側で該流路の水を整流器に
より該流路長さ方向へ整流する方がよい。
【0026】本発明において、スリーブ内のロータは、
周面のマグネットが上記多条ねじ様のスパイラルになっ
たものの場合、スリーブ内での延在がスリーブに対し偏
心していてもよいし、そうでなく同心状になされていて
も構わない。
【0027】本明細書において本発明に係るマグネット
に関し「展開」なる語は、分布を含む広義の意味で使用
されている。このことは、特許請求の範囲の項及び以下
の記載についても同じである。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施態様例を示す図面を
参照して、本発明を次に説明する。
【0029】製鉄工業におけるストリップパスラインの
ストリップSは、洗浄工程Pを通り、その工程で従来と
同様にして、ノズル(図示せず)から洗浄水をストリッ
プに噴射されて洗浄される。ストリップの洗浄工程Pは
図1にブロック線図として概略的に示し、このブロック
線図の中に、前記パスラインのストリップSを表した。
ストリップは、洗浄と併行してブラシロール1,2によ
り研磨される。ストリップは研磨されずに洗浄されるこ
ともある。
【0030】工程Pのストリップ洗浄排水は、管3を経
てタンクTに流入される。図示の実施例でタンクTは二
基設置されている。この二基のタンクTの被処理水導入
管31,31は、切り替え弁32の切り替えによって、
何れかが管3と連通される。図示の態様例でタンクTは
上部エリアa1及びこれの底に連なる下部エリアa2を
包含し、上部エリアa1が処理タンクに、下部エリアa
2が鉄粉沈降槽に充てられている。
【0031】タンクTの上部エリアa1は、水平の流路
になっている。該流路は好ましくは真っ直ぐであること
である。このタンク上部エリアa1による流路には、そ
の入側及び出側に前記洗浄排水つまり被処理水を流路長
さ方向へ整流する整流器4,5を備えて、該エリアa1
の被処理水の流れを流路長さ方向にほぼ一様化させるよ
うにするとよい。このように、上部エリアa1による流
路の入側及び出側で被処理水の流れを該流路長さ方向へ
整流すると、該流路の水の流れは上下流を生じない又は
殆ど起さない。
【0032】該流路を流れる水に上下流を生じない又は
殆ど生じないと、エリアa2でも水は上下流しない又は
殆どせず、このためエリアa1よりエリアa2に沈降し
た鉄粉スラッジは効率よくエリアa2中を沈降する。
【0033】前記流路入側の整流器4の好ましい例とし
ては、次のような構成のものを挙げることができる。
【0034】全面的にほぼ均等に分布する穿孔40を持
ち前後多段的に並列する整流板41を備え、それら整流
板41は後段側のもの程、穿孔40が多数で小径になっ
ている取水ハウジング4′による整流器。このハウジン
グ4′は前壁(タンクTと反対側の壁)のほぼ中央に前
記管3に連通する取水口42を有する。ハウジング4′
は、内部を流れる水を前後複数段の整流板41により多
段的に整流する。一番目の整流板41−l,中間整流板
41−mは、ハウジング4′内に配置すればよく、最終
段の整流板41−nには、所要の穿孔40をハウジング
4′の後壁に設けて、該後壁を充てるとよい。この後壁
における穿孔40は、タンク上部エリアa1による流路
に開通される。
【0035】上記のように、整流器4が整流板41を前
後多段的に配置した構成で、それら整流板の全面的にほ
ぼ均等に分布する穿孔40が後段側配置つまり下流側の
整流板の穿孔程、多数で小径になったものであると、こ
れら整流板41による多段的整流作用が下流側ほど強ま
り、得られる整流成果は十分に高く、上部エリアa1に
よる流路を流れる被処理水の上下流回避を良化し、また
前記多段的整流に伴い水の流勢を効果的に弱める。
【0036】前記流路出側の整流器5の好ましい例とし
ては、次のような構成のものを挙げることができる。
【0037】全面的にほぼ均等に分布する穿孔50を持
ち前後多段的に並列する整流板51を備え、それら整流
板51は後段側のもの程、穿孔51が少なく且つ大径に
なっている放水ハウジング5′による整流器。このハウ
ジング5′は後壁(タンクTと反対側の壁)のほぼ中央
に放水口52を持つ。ハウジング5′は、内部を流れる
水を前後複数段の整流板51により多段的に整流する。
中間の整流板51−m,最終段の整流板51−nは、ハ
ウジング5′内に配置すればよく、一番目の整流板51
−lには、所要の穿孔50をハウジング5′の前壁に設
けて、該前壁を充てるとよい。この前壁の穿孔50は、
上部エリアa1による流路に開通される。
【0038】上記のように、整流器5が整流板51を前
後多段的に配置した構成で、それら整流板の全面的にほ
ぼ均等に分布する穿孔50が後段側配置つまり下流側の
整流板の穿孔程、少数で大径になったものであると、こ
れら整流板51による多段的整流作用が上流側程強ま
り、得られる整流成果は十分に高く、上部エリアa1に
よる流路入側での整流成果が前示のように十分に高いこ
とと共に、同流路の全面的な流れの整流は極めて良好と
なる。その結果、該流路を流れる被処理水の上下流回避
が更に良化される。
【0039】上部エリアa1による流路の被処理水の取
入口(図の例の場合、入側整流器4の取水口42)及び
放水口(図の例の場合、出側整流器5の放水口52)
は、同一レベルに配置するのがよい。それらが同一レベ
ルであると、上部エリアa1において水の入側,出側で
高低差がなく、上部エリアa1での水流の上下流回避効
果が向上する。
【0040】放水口52から放水する処理済み水の量
は、取水口42を通じ上部エリアa1に流入する被処理
水の量に見合う量とするのがよい。そのようにすると、
上部エリアa1内の水流を一定の水位に保持でき、整流
器4及び5による該エリア内の流れの所定方向への一様
化を十二分に効果的にできる。
【0041】上部エリアa1内には、被処理水中の鉄粉
スラッジを捕捉分離する磁気分離器6が設けられる。
【0042】上部エリアa1による流路の入側,出側で
整流器4,5により該流路を流れる水を流路長さ方向へ
整流するときは、磁気分離器6には下記のイ、ロ、ハの
何れか或いはイとロの組合わせ又はイとハの組合わせを
充てることが好ましいが、被処理水中の鉄粉スラッジを
磁気作用により捕捉分離する、それ自体公知のものを充
ててもよい。
【0043】磁気分離器6は、上下方向につき単一設置
または併設とされる。
【0044】単一設置の場合、磁気分離器6は次の
(イ)又は(ロ)又は(ハ)の構成のものを挙げること
ができる。
【0045】磁気分離器6は、図1、2、3ではブロッ
ク図に概略化して示し、詳細は図11,12に示した。
【0046】磁気分離器6は、後記の非磁性体のスリー
ブ61、ロール形のロータ62及びマグネット63を具
有する。
【0047】(イ) 磁気分離器6の非回転型のスリー
ブ61が上部エリアa1内で竪向きでその水域に分布し
て配置され(図13,14参照)、該スリーブ61内で
ロール形のロータ62がスリーブ61長さ方向へ延在さ
れ、該ロータ62周面には実質上、極性がロータ円周方
向へN,S交互に並ぶ態様で多条ねじ様のスパイラル状
に展開されてマグネット63が取り付けられている。
【0048】マグネット63の上記態様の多条ねじ様ス
パイラル状の展開は、例えば図17に示すようなものと
することができる。図17の形式で、多条ねじ様のスパ
イラル状のマグネット63は、表面側が一方の磁極、他
面側即ちロータ62側が他方の磁極となっている。図示
の極性N,Sが表面側の磁極の極性である。
【0049】上記マグネット63は、スリーブ61によ
る隔壁の介在下、上部エリアa1による流路内の水中の
鉄粉スラッジを吸引する。
【0050】(イ)のタイプでは、スリーブ61内での
ロータ62の延在は、スリーブ61に対し同心状になさ
れていても(図11)よいし、偏心してなされていても
(図12)よい。
【0051】(イ)のタイプでは、ロータ62は、スリ
ーブ61による隔壁の介在下、マグネット63で吸引し
た即ちスリーブ61周面上に付いた鉄粉スラッジを下方
へ移行させる方向へ回転させることが好ましい。
【0052】(ロ) 磁気分離器6がエリアa1内で水
中に横向きで水平方向へ並列,展開する配置(図15,
16参照)とされた点を除き、基本的に上記(イ)にお
ける磁気分離器6と実質的に同構成。即ち、磁気分離器
6の非回転型のスリーブ61がエリアa1内で水中に横
向きで水平方向へ並列,展開して配置され、該スリーブ
61には上記(イ)におけると同様な構成の多条ねじ様
のスパイラル状のマグネット63を周面に有するロータ
62が上記(イ)におけると同様な態様で延在されてい
る。
【0053】マグネット63は、スリーブ61による隔
壁の介在下、上部エリアa1による流路内の水中の鉄粉
スラッジを吸引する。
【0054】(ロ)のタイプでは、ロータ62はスリー
ブ61による隔壁の介在下、マグネット63で吸引した
即ちスリーブ61周面上に付いた鉄粉スラッジを各スリ
ーブ61の同じ側の一端側例えば先端側へ移行させる方
向へ回転させることが好ましい。
【0055】(イ)及び(ロ)のタイプにおける磁気分
離器6のスリーブ61の、鉄粉スラッジが移行される側
の端末部外周面には、スリーブ61長さ方向へ延びるフ
ィン64を形成することが好ましい。この場合、必ずし
も限定的ではないが該フィン64は、スリーブ61に対
しロータ62が同心状であるときは両サイドについて配
置さればよく、ロータ62がスリーブ61に対し偏心し
ているときは、その偏心した側について配置すればよ
い。
【0056】(ハ) 磁気分離器6の非回転型のスリー
ブ61が上部エリアa1内で水中に横向きで水平方向へ
並列,展開して配置され(図15,16参照)、該スリ
ーブ61内で上方へ偏心した位置でスリーブ61長さ方
向へロール形のロータ62が延在され(図12)、該ロ
ータの周面に実質上、極性がロータ円周方向へN,S交
互に並ぶ態様の展開でマグネット63が取り付けられて
いる。
【0057】マグネット63の当該展開は、例えば前記
(イ)のタイプについて述べたと同様な多条ねじ様のス
パイラル状、図18に示すような山形の板目状、図19
に示す如き波形の板目状、図20に示すようなストライ
プ状のパターンとすることができる。図18から図20
においてマグネット63は、表面側が一方の磁極、他面
側即ちロータ62側が他方の磁極になっている。図示の
極性N,Sが表側の磁極の極性である。
【0058】上記マグネット63は、スリーブ61によ
る隔壁の介在下、上部エリアa1による流路内の水中の
鉄粉スラッジを吸引する。
【0059】(ハ)のタイプでマグネット63が前示態
様の多条ねじ様スパイラル状の展開になったものでは、
ロータ62はスリーブ61による隔壁の介在下、マグネ
ット63で吸引した即ちスリーブ61周面上に付いた鉄
粉スラッジを各スリーブ61の同じ側の一端側例えば先
端側へ移行させる方向へ回転させることが好ましい。
【0060】(ハ)のタイプでマグネット63が多条ね
じ様のスパイラル状のもので、ロータ62の回転が当該
形式の場合、磁気分離器6のスリーブ61の鉄粉スラッ
ジが移行される側の端末部外周面には、スリーブ長さ方
向へ延びるフィン64を形成することが好ましい。フィ
ン64はスリーブ61の頂部に配置すればよい。
【0061】(イ),(ロ),(ハ)の何れのタイプで
も、磁気分離器6のロータ62はモータMに直結的に結
合されたものを充てることができる。
【0062】上下併設では磁気分離器6は、前記(イ)
の構成のものと(ロ)の構成のものとの組合わせ、又は
(イ)の構成のものと(ハ)の構成のものとの組合わせ
とされ、その一の磁気分離器が第1の磁気分離器6−1
であり、他の磁気分離器が第2の磁気分離器6−2であ
る。第1の磁気分離器6−1には(イ)の構成のものが
充てられ、第2の磁気分離器6−2には(ロ)又は
(ハ)の構成のものが充てられる。第1の磁気分離器6
−1は上部エリアa1による流路内の上側に配置され、
第2の磁気分離器6−2は該流路内の下側に配置され
る。
【0063】上下併設型の態様例は図1,3に示されて
いる。図1,3において、第1又は第2の磁気分離器を
省略したものが、磁気分離器の単一設置の態様例の図解
に相当する。
【0064】本発明では、製鉄工業のストリップパスラ
インのストリップ洗浄排水は、水平の流路をなす処理タ
ンク、図示の例ではタンク上部エリアa1内を入側から
出側へ流れ、その過程で該水即ち被処理水中の鉄粉スラ
ッジが、該エリア中の磁気分離器6におけるマグネット
63に、非磁性体のスリーブ61による隔壁の介在下に
吸引されて、該スリーブ61周面に付く。このスリーブ
61周面に付いた鉄粉スラッジは、ロータ62につれる
マグネット63の回動変位と一体的にはスリーブ61周
面上を移動しない。その理由は定かでないが、スリーブ
に対する付着及び水の抵抗或いはその何れかが影響して
いるようである。
【0065】スリーブ61周面に付いた鉄粉スラッジ
は、次のようにして、タンクTのエリアa1より下方の
エリアa2に沈降して捕集される。
【0066】磁気分離器6が前記(イ),(ロ),
(ハ)の何れの構成のものも、ロータ62周面上のマグ
ネット63の配置が実質上、ロータ円周方向へN,S交
互に並ぶ態様の展開である。このため、これらの磁気分
離器6は、ロータ62の回転でマグネット63がスリー
ブ61の母線と対向する個所にN,S極が交互に変位す
る。従って、ロータ62を然るべき速度で回転させるこ
とにより、スリーブ61周面に付いた鉄粉スラッジが、
未だ残留磁気のある間に、ロータ62の回転で、この鉄
粉スラッジの残留磁気の極性と同じ極性のマグネットが
該鉄粉スラッジの個所に変位し、それによる反撥で鉄粉
スラッジがスリーブ61周面から離れる、即ち前記吸引
から開放される。この開放及びそれに先立つ鉄粉スラッ
ジの吸引,捕捉は、ロータ62に伴うマグネット63の
回転で連続的に行われる。このため、本発明に係る磁気
分離器6によれば、所定態様の展開をなすマグネット6
3のロータ62につれる回転の進展で、被処理水中の鉄
粉スラッジを効率よく捕捉すると共に、その捕捉した鉄
粉スラッジの吸引の開放も効率よく行い得る。
【0067】こうして、磁気分離器6が(イ),
(ロ),(ハ)の何れの構成でも、被処理水の流れに磁
気分離器を配置して、該水からの鉄粉スラッジを効率よ
く捕捉除去する効果を奏する。
【0068】スリーブ61周面への鉄粉スラッジの吸
引,その開放は、ロータ62がスリーブ61に対し同心
状であれば、スリーブ61に対し同心状になされ、偏心
していると、偏心した側へより強くなされる乃至は偏心
した側でなされる。
【0069】マグネット63が多条ねじ様のスパイラル
状の展開になっている場合には、ロータ62の回転に従
い鉄粉スラッジがスリーブ61周面上をその一端側へ移
行するようにして、前記吸引,その開放が行われる。
【0070】前示(イ)、(ロ)、(ハ)の構成の磁気
分離器に代えて、それ自体公知の磁気分離器を用いると
きは、被処理水中の鉄粉スラッジを磁力により取り除く
こと自体は従来と変りがない。しかし、この場合、本発
明では上部エリアa1を流れる被処理水を、該エリア入
側の整流器4と更に該エリア出側の整流器5とにより、
該エリアによる流路長さ方向へ整流する。このようにす
るときは、被処理水は、このような入側及び出側での整
流という制水を受けない自由な流れの場合と異なり、上
下流を起さず又は殆ど起さずに、上部エリアa1を通過
して行くことになり、磁気分離器6から開放された鉄粉
スラッジは、上部エリアa1中に舞い上がることがな
く、鉄粉スラッジのエリアa1における沈降は実効ある
ものとなる。
【0071】マグネット63が多条ねじ様スパイラル状
の展開の磁気分離器6では、構成(イ)においてはロー
タ62を所要方向へ回転させることにより、竪配置のス
リーブ61周面上の鉄粉スラッジをスリーブ61下端か
ら即ちエリアa2に対しより近い個所から沈降させるこ
とができ、該エリアa2での鉄粉スラッジの収集をより
効果的とする。
【0072】マグネット63の展開が多条ねじ様スパイ
ラル状で構成(ロ)及び(ハ)の磁気分離器6では、ロ
ータ62を所要方向へ回転させることにより、水平配置
のスリーブ61周面上の鉄粉スラッジを各スリーブ61
の同じ側の端へ累加的に集めることができ、従って、こ
れを上部エリアa1で効果的に沈降させ得る。これらの
何れの場合でも、スリーブ61の所定側の端末部外周面
に所定方向へ延びるフィン64が形成されていると、該
フィン64が鉄粉スラッジのための実質的なスクレパと
して働き、鉄粉スラッジの前記開放を助ける。
【0073】上下併設型では磁気分離器6が構成(イ)
と(ロ)の組合わせ及び(イ)と(ハ)の組合わせ共
に、第1の磁気分離器6−1におけるロータ62を所定
方向へ回転させることにより、第1の磁気分離器におけ
るスリーブ61周面上の鉄粉スラッジの下方移行をし
て、第1の磁気分離器から第2の磁気分離器へ鉄粉スラ
ッジを移すのに活用でき、このため鉄粉スラッジは実質
的に第2の磁気分離器に累積した形で捕集されることに
なり、鉄粉スラッジの回収効果が向上する。
【0074】上部エリアa1による流路での水の流れに
上下流を起さない又は殆ど起さないときは、該流路より
下方のタンクTのエリアa2でも水は上下流を起さない
又は殆ど生じない。従って、上部エリアa1内の磁気分
離器6による吸引から開放された鉄粉スラッジは、エリ
アa2中を効果的に沈降し、タンクTの底に効率よく沈
澱する。
【0075】タンクTの底に沈澱した鉄粉スラッジは、
それが適量になると、タンクT底の排出管7のバルブ7
1を開いて排出すればよい。バルブ71は電磁弁又は電
動弁を充てることができる。
【0076】磁気分離器6により鉄粉スラッジを除去さ
れて、上部エリアa1による流路の出側より放出される
処理済み水はストリップの洗浄工程Pに戻し、再使用す
ることができる。この処理済み水を洗浄工程Pに戻すに
は、例えば、洗浄工程Pに洗浄水を供給する管12に前
記上部エリアによる流路の出側を接続することによって
行う仕様を挙げ得る。この場合、洗浄水の耐用期間を長
くするために、洗浄水の循環回路に常に新しい洗浄水を
適量補給するときには、その新洗浄水の補給量に見合う
量の未処理の洗浄排水を系外に排出するとよい。このよ
うにすると、洗浄水の循環使用で鉄粉スラッジが洗浄水
中に増えるのを抑えることができる。
【0077】上部エリアa1内の内部水が油を含む場合
(被洗浄ストリップが油の付着したもので、これの洗浄
に充てる用水がアルカリ液の場合)には、例えば次の構
成をとることによって対処するとよい。
【0078】図3に示すように、上部エリアa1による
流路と共に竪のU形をなして、該流路と相互に底が連な
る浄化水抽出ダクト8を該流路の横に該流路と並列に設
置し、該ダクト8の前後(図1,2で左右)の一端側好
ましくは後端(図1,2で右)側にオーバフロー口9を
設ける。また、上部エリアa1による流路の側壁好まし
くはダクト8と反対側の側壁に汚れ抽出ダクト10を付
設し、該ダクト10を該流路の内部水の上層部に相当す
る部位、好ましくは該内部水の水位より高く位置する個
所に、オーバフロー口11により連通する。
【0079】この構成によると、前記浄化水抽出ダクト
8には上部エリアa1で磁気分離器6により鉄粉スラッ
ジを除去されて浄化された水の一部が入り、オーバフロ
ー口9からオーバフローで流出する。この排出水である
処理済みの浄化水はストリップの洗浄工程Pに還流する
ことができる。その還流は、例えば洗浄工程Pに洗浄水
を供給する管12にオーバフロー口9を接続することに
よって行う仕様を挙げることができる。
【0080】一方、上部エリアa1による流路の内部水
の水面に浮く油及び汚れは、必要に応じ、然るべき高さ
へ該内部水の水位を上げて、汚れ抽出ダクト10にエリ
アa1内の水の上層水と共にオーバフロー口11よりオ
ーバフローで排出することができる。ダクト10に捕集
した油や汚れを含む水は廃棄する。ダクト10に排出す
る水量は、前記浄化水の抽出量に見合う量とするとよ
い。この油や汚れを含む水の排出量制御は、例えば口9
と11との相関的な開度及び高低差の双方又は何れかに
よって設計的に行い得る。
【0081】オーバフロー口11がオーバフロー口9よ
り高い位置にあると、上部エリアa1内の水の上層水の
排出時にも前記浄化水のオーバフローによる抽出を途切
れずに行うことができ、ダクト8からの洗浄水の前記還
流を安定して行い得る。オーバーフロー口9に対するオ
ーバーフロー口11の高さの度合は少しでよい。
【0082】上部エリアa1内の水位を上げるには、例
えば、新しい洗浄水のタンク(図示せず)を管3に接続
し、該タンク内の洗浄水の貯量を増すことによって行え
ばよい。
【0083】被処理水に繊維くずが含まれる場合(被洗
浄ストリップをブラッシング洗浄した場合)、本発明で
は被処理水中の繊維くずを除去するフィルタ13を上部
エリアa1による流路内に設けるとよい。
【0084】フィルタ13は図面を簡潔にする便宜上、
図1,2にのみ鎖線に概略化して示した。
【0085】フィルタ13には、上部エリアa1による
流路内の水中に浸たる繰出し可能なシート濾材型のもの
を充てることができる。フィルタ13のシート濾材とし
ては、メッシュ地からなるものを好ましい例として挙げ
ることができる。
【0086】フィルタ13の繰出し様式は、例えばシー
ト濾材のエリアa1下流側部として、ペイオフリール1
4上のロール巻きシート濾材130から繰り出したもの
を充て、エリアa1上流側部を送出しロール15,15
へ至らせる仕様とすることができる。
【0087】繰出し可能なシート濾材型のフィルタ13
は、上部エリアa1による流路の横断方向へ延在し且つ
該流路の水中に流路長さ方向についてU状に垂下するシ
ート濾材型のものが好ましい。
【0088】フィルタ13は上部エリアa1内に該エリ
アの前方方向(図1,2で左右方向)へ磁気分離器6と
並べて配置すればよい。その配置は、磁気分離器6より
上流側,下流側の何れでも構わない。
【0089】被処理水は上部エリアa1のフィルタ13
の個所を流れるとき、フィルタ13に同水中の繊維くず
を除去される。この場合、フィルタ13が上部エリアa
1による流路内の水中に浸たる繰出し可能なシート濾材
型のものであれば、稼動の進展でフィルタ13の濾過効
果が低下すると、新たな部位のシート濾材を繰り出して
流路内の水中に移行させ、フィルタ13の機能を更新さ
せることができるというように、ありふれた定置型のフ
ィルタと異なり、被処理水の繊維くずの除去を合目的の
下に行い得る。
【0090】繰出し可能なシート濾材型のフィルタ13
が、上部エリアa1による流路の横断方向へ延在し且つ
該流路長さ方向へU状に垂下するものでは、このU状垂
下部の当初下流側部を上流側へ移し、その跡へ新たなシ
ート濾材を移行させる、即ち該U状垂下部をエリアa1
の被処理水の流れに対し、向流的に転位,更新させ、フ
ィルタ13をより合目的の下に稼動させ得る。U状垂下
部の上流側部13aが稼動進展で濾過能が限度まで低下
しても、下流側部13bは上流側部より稼動進展が遅
く、なお濾過能を保有する。U状垂下部のかかる向流的
転位,更新は、下流側部13bのなお保有する濾過能の
活用をもたらす。
【0091】本発明においては、上部エリアa1即ち処
理タンクによる流路の入側及び出側で該流路の水を該流
路長さ方向へ整流する場合、該流路への水の流入、これ
よりの放水を断つと、タンクT内の水は短時間のうちに
静止或いは殆ど流動しない状態(これら二つの状態を総
称して静置という)となる。それは前述したように上部
エリアa1による流路の長さ方向へ流れる水が上下流し
ない又は殆どせず、これに基づきエリアa2の水も上下
流を起さない又は殆ど起さないからである。タンクT内
の水が静置状態になると、鉄粉スラッジのタンクT内の
沈降はより効果的となる。エリアa1についての水の流
入,放水の停止後、短時間のうちにタンクT内の水が静
置すると、被処理水中の鉄粉スラッジの沈降,分離に係
るランニングコストを安くできる。
【0092】処理タンクであるエリアa1に対する水の
流入,放水を断って鉄粉スラッジの沈降を行う場合、タ
ンクTを少なくとも二基設置し、その何れかにつき水流
入,放水の停止を行い、他は洗浄水を工程Pとの間に循
環させたままとするのがよい。これによると、水の前記
流入,放水の停止で、工程Pのストリップ洗浄が中断さ
れ、ストリップの品質低下を招くことがない。
【0093】
【発明の効果】上記のように本発明は、製鉄工業のスト
リップパスラインのストリップを洗浄した排水の流れに
マグネット式磁気分離器を設置して、該水に含まれる鉄
粉スラッジを効率よく除去できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水処理装置の一例を示す縦断面図
である。
【図2】図1に示す装置の平面図である。
【図3】図1の装置の横断面図を示す。
【図4】図4(A)はタンク上部エリアによる流路入側
の整流器の斜視図、図4(B)は同流路出側の整流器の
斜視図である。
【図5】前記入側の整流器における一番目の整流板の正
面図を示す。
【図6】同入側整流器における二番目(中間)の整流板
の正面図である。
【図7】同入側整流器における三番目(最終段)の整流
板の正面図を示す。
【図8】前記出側の整流器における一番目の整流板の正
面図である。
【図9】同出側整流器における二番目(中間)の整流板
の正面図を示す。
【図10】同出側整流器における三番目(最終段)の整
流板の正面図を示す。
【図11】図11(A)は本発明に係るマグネット式磁
気分離器の一例を示す側面図、図11(B)は図11
(A)の端面図である。
【図12】図12(A)は本発明に係るマグネット式磁
気分離器の他例を示す側面図、図12(B)は図12
(A)の端面図である。
【図13】本発明に係る磁気分離器の配置の一例を示す
立面図である。
【図14】図13に示す磁気分離器配置の平面図であ
る。
【図15】本発明に係る磁気分離器の異なる配置例を示
す立面図である。
【図16】図15に示す磁気分離器配置の平面図であ
る。
【図17】本発明に係るマグネットの展開例の斜視図を
示す。
【図18】マグネットの展開の他例を示す斜視図であ
る。
【図19】マグネットの展開の異なる他例の斜視図を示
す。
【図20】マグネットの展開の更に別の例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
P ストリップ洗浄工程 S ストリップ T タンク a1 同タンクの上部エリア即ち処理タンク a2 同エリアより下方のタンクのエリア即ち鉄粉
スラッジ沈降槽 4 処理タンクによる流路入側の整流器 41 同入側整流器の整流板 42 同整流器の取水口 5 処理タンクによる流路出側の整流器 51 同出側整流器の整流板 52 同整流器の放水口 6 磁気分離器 6−1 第1の磁気分離器 6−2 第2の磁気分離器 61 磁気分離器のスリーブ 62 同磁気分離器のロータ 63 同磁気分離器のマグネット 8 浄化水抽出ダクト 9,11 オーバフロー口 10 汚れ抽出ダクト 13 繊維くず除去用フィルタ

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平の流路
    をなす処理タンクに、製鉄工業のストリップパスライン
    のストリップ洗浄排水を流し、且つこれを該タンクによ
    る流路の入側及び出側で整流器により流路長さ方向へ整
    流し、該流路において前記排水中の鉄粉スラッジを磁気
    方式により捕捉分離することを特徴とするストリップ洗
    浄排水処理方法。
  2. 【請求項2】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平の流路
    をなす処理タンクに、製鉄工業のストリップパスライン
    のストリップ洗浄排水を流して、該タンクによる流路に
    おいて前記洗浄排水中の鉄粉スラッジを磁気分離器によ
    り捕捉分離する方法であって、該磁気分離器は、前記処
    理タンク内で竪向きでその水域に分布する非磁性体のス
    リーブ、該スリーブ内でスリーブ長さ方向へ延在するロ
    ール形のロータ、及び該ロータ周面に実質上、極性がロ
    ータ円周方向へN,S交互に並び且つ多条ねじ様のスパ
    イラルの展開で取り付けたマグネットを具有しており、
    ロータを回転して、スリーブによる隔壁の介在下、鉄粉
    スラッジをマグネットに吸引するものであることを特徴
    とするストリップ洗浄排水処理方法。
  3. 【請求項3】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平の流路
    をなす処理タンクに、製鉄工業のストリップパスライン
    のストリップ洗浄排水を流し、且つこれを該タンクによ
    る流路の入側及び出側で整流器により流路長さ方向へ整
    流し、該流路において前記洗浄排水中の鉄粉スラッジを
    磁気分離器により捕捉分離する方法であって、該磁気分
    離器は、前記処理タンク内で竪向きでその水域に分布す
    る非磁性体のスリーブ、該スリーブ内でスリーブ長さ方
    向へ延在するロール形のロータ、及び該ロータ周面に実
    質上、極性がロータ円周方向へN,S交互に並び且つ多
    条ねじ様のスパイラルの展開で取り付けたマグネットを
    具有しており、ロータを回転して、スリーブによる隔壁
    の介在下、鉄粉スラッジをマグネットに吸引するもので
    あることを特徴とするストリップ洗浄排水処理方法。
  4. 【請求項4】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平な流路
    をなす処理タンクに、製鉄工業のストリップパスライン
    のストリップ洗浄排水を流して、該タンクによる流路に
    おいて前記洗浄排水の鉄粉スラッジを磁気分離器により
    捕捉分離する方法であって、該磁気分離器は、前記処理
    タンク内で水中に横向きで水平方向へ並列,展開する非
    磁性体のスリーブ、該スリーブ内でスリーブ長さ方向へ
    延在するロール形のロータ、及び該ロータ周面に実質
    上、極性がロータ円周方向へN,S交互に並び且つ多条
    ねじ様のスパイラルの展開で取り付けマグネットを具有
    しており、ロータを回転して、スリーブによる隔壁の介
    在下、鉄粉スラッジをマグネットに吸引するものである
    ことを特徴とするストリップ洗浄排水処理方法。
  5. 【請求項5】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平の流路
    をなす処理タンクに、製鉄工業のストリップパスライン
    のストリップ洗浄排水を流し、且つこれを該タンクによ
    る流路の入側及び出側で整流器により流路長さ方向へ整
    流し、該流路において前記洗浄排水中の鉄粉スラッジを
    磁気分離器により捕捉分離する方法であって、該磁気分
    離器は、前記処理タンク内で水中に横向きで水平方向へ
    並列,展開する非磁性体のスリーブ、該スリーブ内でス
    リーブ長さ方向へ延在するロール形のロータ、及び該ロ
    ータ周面に実質上、極性がロータ円周方向へN,S交互
    に並び且つ多条ねじ様のスパイラルの展開で取り付けた
    マグネットを具有しており、ロータを回転して、スリー
    ブによる隔壁の介在下、鉄粉スラッジをマグネットに吸
    引するものであることを特徴とするストリップ洗浄排水
    処理方法。
  6. 【請求項6】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平の流路
    をなす処理タンクに、製鉄工業のストリップパスライン
    のストリップ洗浄排水を流し、且つこれを該タンクによ
    る流路の入側及び出側で整流器により流路長さ方向へ整
    流し、該流路において前記洗浄排水中の鉄粉スラッジを
    磁気分離器により捕捉分離する方法であって、該磁気分
    離器は、前記処理タンク内で水中に横向きで水平方向へ
    並列,展開する非磁性体のスリーブ、該スリーブ内の上
    方へ偏心した位置でスリーブ長さ方向へ延在するロール
    形のロータ、及び該ロータ周面に実質上、極性がロータ
    円周方向へN,S交互に並ぶ態様の展開で取り付けたマ
    グネットを具有しており、ロータを回転して、スリーブ
    による隔壁の介在下、鉄粉スラッジをマグネットに吸引
    するものであることを特徴とするストリップ洗浄排水処
    理方法。
  7. 【請求項7】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平の流路
    をなす処理タンクに、製鉄工業のストリップパスライン
    のストリップ洗浄排水を流し、且つこれを該タンクによ
    る流路の入側及び出側で整流器により流路長さ方向へ整
    流し、該流路において前記洗浄排水中の鉄粉スラッジを
    該流路内の上下に併設した第1の磁気分離器及び第2の
    磁気分離器により捕捉分離する方法であって、第1の磁
    気分離器は、前記処理タンク内で竪向きでその水域に分
    布する非磁性体のスリーブ、該スリーブ内でスリーブ長
    さ方向へ延在するロール形のロータ、及び該ロータ周面
    に実質上、極性がロータ円周方向へN,S交互に並び且
    つ多条ねじ様のスパイラルの展開で取り付けたマグネッ
    トを具有しており、ロータを回転して、スリーブによる
    隔壁の介在下、鉄粉スラッジをマグネットに吸引するも
    のであり、第2の磁気分離器は、前記処理タンク内で水
    中に横向きで水平方向へ並列,展開する非磁性体のスリ
    ーブ、該スリーブ内でスリーブ長さ方向へ延在するロー
    ル形のロータ、及び該ロータ周面に実質上、極性がロー
    タ円周方向へN,S交互に並び且つ多条ねじ様のスパイ
    ラルの展開で取り付けたマグネットを具有しており、ロ
    ータを回転して、スリーブによる隔壁の介在下、鉄粉ス
    ラッジをマグネットに吸引するものであり、第1の磁気
    分離器が上側に配置され、第2の磁気分離器が下側に配
    置されて、第1の磁気分離器におけるロータが該ロータ
    のスリーブ周面上の鉄粉スラッジを下方へ移行させる方
    向へ回転されることを特徴とするストリップ洗浄排水処
    理方法。
  8. 【請求項8】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平の流路
    をなす処理タンクに、製鉄工業のストリップパスライン
    のストリップ洗浄排水を流し、且つこれを該タンクによ
    る流路の入側及び出側で整流器により流路長さ方向へ整
    流し、該流路において前記洗浄排水中の鉄粉スラッジを
    該流路内の上下に併設した第1の磁気分離器及び第2の
    磁気分離器により捕捉分離する方法であって、第1の磁
    気分離器は、前記処理タンク内で竪向きでその水域に分
    布する非磁性体のスリーブ、該スリーブ内でスリーブ長
    さ方向へ延在するロール形のロータ、及び該ロータ周面
    に実質上、極性がロータ円周方向へN,S交互に並び且
    つ多条ねじ様のスパイラルの展開で取り付けたマグネッ
    トを具有しており、ロータを回転して、スリーブによる
    隔壁の介在下、鉄粉スラッジをマグネットに吸引するも
    のであり、第2の磁気分離器は、前記処理タンク内で水
    中に横向きで水平方向へ並列,展開する非磁性体のスリ
    ーブ、該スリーブ内の上方へ偏心した位置でスリーブ長
    さ方向へ延在するロール形のロータ、及び該ロータ周面
    に実質上、極性がロータ円周方向へN,S交互に並ぶ態
    様の展開で取り付けたマグネットを具有しており、ロー
    タを回転して、スリーブによる隔壁の介在下、鉄粉スラ
    ッジをマグネットに吸引するものであり、第1の磁気分
    離器が上側に配置され、第2の磁気分離器が下側に配置
    されて、第1の磁気分離器におけるロータが該ロータの
    スリーブ周面上の鉄粉スラッジを下方へ移行させる方向
    へ回転されることを特徴とするストリップ洗浄排水処理
    方法。
  9. 【請求項9】請求項1から8の何れかに記載のストリッ
    プ洗浄排水処理方法において、処理タンクによる流路内
    で磁気分離器により鉄粉スラッジを除去して浄化した水
    を該流路から抽出して、製鉄工業のストリップパスライ
    ンのストリップを洗浄する工程へ戻すことを特徴とする
    ストリップ洗浄排水処理方法。
  10. 【請求項10】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平の流
    路をなす処理タンクを備え、該処理タンクによる流路を
    流れるストリップ洗浄排水を該流路入側で流路長さ方向
    へ整流する整流器、前記ストリップ洗浄排水を該流路出
    側で流路長さ方向へ整流する整流器、及び前記流路内に
    位置して該流路におけるストリップ洗浄排水中の鉄粉ス
    ラッジを捕捉分離する磁気分離器を前記処理タンクに設
    けたことを特徴とするストリップ洗浄排水処理装置。
  11. 【請求項11】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平の流
    路をなす処理タンクを備え、該タンクに磁気分離器を設
    け、該磁気分離器は前記処理タンク内で竪向きでその水
    域に分布する非磁性体のスリーブ、該スリーブ内でスリ
    ーブ長さ方向へ延在するロール形のロータ、及び該ロー
    タ周面に実質上極性がロータ円周方向へN,S交互に並
    び且つ多条ねじ様のスパイラルの展開で取り付けた、前
    記スリーブによる隔壁の介在下、鉄粉スラッジを吸引す
    るマグネットを具有していることを特徴とするストリッ
    プ洗浄排水処理装置。
  12. 【請求項12】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平の流
    路をなす処理タンクを備え、該処理タンクに、その入側
    で該タンクによる流路を流れるストリップ洗浄排水を流
    路長さ方向へ整流する整流器、処理タンク出側で前記ス
    トリップ洗浄排水を流路長さ方向へ整流する整流器、及
    び前記流路内に位置する磁気分離器を設け、該磁気分離
    器は前記処理タンク内で竪向きでその水域に分布する非
    磁性体のスリーブ、該スリーブ内でスリーブ長さ方向へ
    延在するロール形のロータ、及び該ロータ周面に実質
    上、極性がロータ円周方向へN,S交互に並び且つ多条
    ねじ様のスパイラルの展開で取り付けた、前記スリーブ
    による隔壁の介在下、鉄粉スラッジを吸引するマグネッ
    トを具有することを特徴とするストリップ洗浄排水処理
    装置。
  13. 【請求項13】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平の流
    路をなす処理タンクを備え、該タンクに磁気分離器を設
    け、該磁気分離器は前記処理タンク内で水中に横向きで
    水平方向へ並列,展開する非磁性体のスリーブ、該スリ
    ーブ内でスリーブ長さ方向へ延在するロール形のロー
    タ、及び該ロータ周面に実質上、極性がロータ円周方向
    へN,S交互に並び且つ多条ねじ様のスパイラルの展開
    で取り付けた、前記スリーブによる隔壁の介在下、鉄粉
    スラッジを吸引するマグネットを具することを特徴とす
    るストリップ洗浄排水処理装置。
  14. 【請求項14】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平の流
    路をなす処理タンクを備え、該処理タンクに、その入側
    で該タンクによる流路を流れるストリップ洗浄排水を流
    路長さ方向へ整流する整流器、処理タンク出側で前記ス
    トリップ洗浄排水を流路長さ方向へ整流する整流器、及
    び前記流路内に位置する磁気分離器を設け、該磁気分離
    器は前記処理タンク内で水中に横向きで水平方向へ並
    列,展開する非磁性体のスリーブ、該スリーブ内でスリ
    ーブ長さ方向へ延在するロール形のロータ、及び該ロー
    タ周面に実質上、極性がロータ円周方向へN,S交互に
    並び且つ多条ねじ様のスパイラルの展開で取り付けた、
    前記スリーブによる隔壁の介在下、鉄粉スラッジを吸引
    するマグネットを具有することを特徴とするストリップ
    洗浄排水処理装置。
  15. 【請求項15】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平な流
    路をなす処理タンクを備え、該処理タンクに、その入側
    で該タンクによる流路を流れるストリップ洗浄排水を流
    路長さ方向へ整流する整流器、処理タンク出側で前記ス
    トリップ洗浄排水を流路長さ方向へ整流する整流器、及
    び前記流路内に位置する磁気分離器を設け、該磁気分離
    器は前記処理タンク内で水中に横向きで水平方向へ並
    列,展開する非磁性体のスリーブ、該スリーブ内の上方
    へ偏心してスリーブ長さ方向へ延在するロール形のロー
    タ、及び該ロータ周面に実質上、極性がロータ円周方向
    へN,S交互に並ぶ態様の展開で取り付けた、前記スリ
    ーブによる隔壁の介在下、鉄粉スラッジを吸引するマグ
    ネットを具有することを特徴とするストリップ洗浄排水
    処理装置。
  16. 【請求項16】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平な流
    路をなす処理タンクを備え、該処理タンクに、その入側
    で該タンクによる流路を流れるストリップ洗浄排水を流
    路長さ方向へ整流する整流器、処理タンク出側で前記ス
    トリップ洗浄排水を流路長さ方向へ整流する整流器、処
    理タンク内で上下併置をなす第1の磁気分離器及び第2
    の磁気分離器を設け、第1の磁気分離器は前記処理タン
    ク内で竪向きでその水域に分布する非磁性体のスリー
    ブ、該スリーブ内でスリーブ長さ方向へ延在するロール
    形のロータ、及び該ロータ周面に実質上、極性がロータ
    円周方向へN,S交互に並び且つ多条ねじ様のスパイラ
    ルの展開で取り付けた、前記スリーブによる隔壁の介在
    下、鉄粉スラッジを吸引するマグネットを具有し、第2
    の磁気分離器は前記処理タンク内で水中に横向きで水平
    方向へ並列,展開する非磁性体のスリーブ、該スリーブ
    内でスリーブ長さ方向へ延在するロール形のロータ、及
    び該ロータ周面に実質上、極性がロータ円周方向へN,
    S交互に並び且つ多条ねじ様のスパイラルの展開で取り
    付けた、前記スリーブによる隔壁の介在下、鉄粉スラッ
    ジを吸引するマグネットを具有し、第1の磁気分離器を
    上側に配置し、第2の磁気分離器を下側に配置したこと
    を特徴とするストリップ洗浄排水処理装置。
  17. 【請求項17】底に鉄粉スラッジ沈降槽を持つ水平な流
    路をなす処理タンクを備え、該処理タンクに、その入側
    で該タンクによる流路を流れるストリップ洗浄排水を流
    路長さ方向へ整流する整流器、処理タンク出側で前記ス
    トリップ洗浄排水を流路長さ方向へ整流する整流器、処
    理タンク内で上下併置をなす第1の磁気分離器及び第2
    の磁気分離器を設け、第1の磁気分離器は前記処理タン
    ク内で竪向きでその水域に分布する非磁性体のスリー
    ブ、該スリーブ内でスリーブ長さ方向へ延在するロール
    形のロータ、及び該ロータ周面に実質上、極性がロータ
    円周方向へN,S交互に並び且つ多条ねじ様のスパイラ
    ルの展開で取り付けた、前記スリーブによる隔壁の介在
    下、鉄粉スラッジを吸引するマグネットを具有し、第2
    の磁気分離器は前記処理タンク内で水中に横向きで水平
    方向へ並列,展開する非磁性体のスリーブ、該スリーブ
    内の上方へ偏心してスリーブ長さ方向へ延在するロール
    形のロータ、及び該ロータ周面に実質上、極性がロータ
    円周方向へN,S交互に並ぶ態様の展開で取り付けた、
    前記スリーブによる隔壁の介在下、鉄粉スラッジを吸引
    するマグネットを具有し、第1の磁気分離器を上側に配
    置し、第2の磁気分離器を下側に配置したことを特徴と
    するストリップ洗浄排水処理装置。
  18. 【請求項18】請求項10から17の何れかに記載のス
    トリップ洗浄排水処理装置において、処理タンクによる
    流路に、該流路内で磁気分離器により鉄粉スラッジを除
    去して浄化した水を該流路から抽出するようにしたダク
    トを付設し、該ダクトを製鉄工業のストリップパスライ
    ンのストリップ洗浄工程に連結したことを特徴とするス
    トリップ洗浄排水処理装置。
  19. 【請求項19】非磁性体のスリーブ、該スリーブ内でス
    リーブ長さ方向へ延在するロール形のロータ、及び該ロ
    ータ周面に実質上、極性がロータ円周方向へN,S交互
    に並び且つ多条ねじ様のスパイラルの展開で取り付けた
    マグネットを具有しており、ロータを回転して、スリー
    ブによる隔壁の介在下、鉄粉スラッジをマグネットに吸
    引することを特徴とする磁気分離器。
  20. 【請求項20】前記スリーブの鉄粉スラッジが移行され
    る側の端末部外周面に、スリーブ長さ方向に延びるフィ
    ンを形成したことを特徴とする請求項19に記載の磁気
    分離器。
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