JPH0733880Y2 - クーラント清浄装置用スラッジ分離筒 - Google Patents

クーラント清浄装置用スラッジ分離筒

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JPH0733880Y2
JPH0733880Y2 JP1989074771U JP7477189U JPH0733880Y2 JP H0733880 Y2 JPH0733880 Y2 JP H0733880Y2 JP 1989074771 U JP1989074771 U JP 1989074771U JP 7477189 U JP7477189 U JP 7477189U JP H0733880 Y2 JPH0733880 Y2 JP H0733880Y2
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JP
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sludge
magnet
screw
trapping
discharge port
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JP1989074771U
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JPH0315648U (ja
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英幸 臼井
隆一 村井
紀 社本
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東急車輌製造株式会社
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 近年、機械加工産業の自動化及び省略化がめざましく進
展しつつあり、放電加工等で生ずる磁性体スラッジの処
理方法についても省略化が望まれ、クーラント(加工
液)を清浄し、再利用できるようにするクーラント清浄
装置の高性能化及びメンテナンスフリー化が求められて
いる。
本考案は、上記クーラント清浄装置用スラッジ分離筒に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、クーラント清浄装置用スラッジ分離筒として、本
件出願人は、第9図乃至第11図に示したように筒状に永
久磁石を設けたスラッジ分離筒(a)と、該分離筒
(a)内にスクリュ(6)を備えたものを提供している
(実願平1−4554号)。
上記クーラント清浄装置用スラッジ分離筒(a)によれ
ば、スラッジ分離筒(a)内に懸濁クーラントの流入口
(11)より懸濁クーラントが供給され、該懸濁クーラン
ト中の磁性体スラッジが前記流入口(11)の下方内周面
に設けた捕獲用磁石(4a),(4b)によってスラッジ分
離筒(a)の内周面に吸着され、この吸着されたスラッ
ジが上記スクリュ(6)と、前記捕獲用磁石(4a),
(4b)の上部からスラッジ排出口(10)の下方及び背面
部に設けた捕捉用磁石(14a)及び(14b)によって上方
へ移行させられ、スクリュ(6)上部に設けたかき取り
板(18)によってかき取られスラッジ排出口(10)から
排出ダクト(9)を通って外部に排出されるものであ
る。
一方、上記スラッジ分離筒(a)内でスラッジを分離さ
れた清浄化されたクーラント液は、上記スラッジ分離筒
(a)の下端の貯溜槽(13)からクーラント液流出口
(14)を通り、さらに沈澱,濾過処理等されて再利用さ
れるものである。
そして、上記従来のクーラント清浄装置におけるスラッ
ジ分離筒(a)は、上記スラッジの吸引効率を上げるた
めに内部の全面、特にその中心部付近にも磁力線を数多
く広範囲に得るべく第10図示のごとく構成されていた。
すなわち、上記スラッジ分離筒(a)は、非磁性材の内
筒(1)の外周180°にS極、残り180°にN極に着磁さ
れた捕獲用(永久)磁石(4a),(4b)をそれぞれ4列
配置し、さらに該捕獲用(永久)磁石(4a),(4b)の
外周に磁性体の外筒(2)を設けていた。
そして、隣り合う前記(永久)磁石(4a),(4b),
(14a),(14b)間には適当間隔をあけるべく緩衝材
(5)を設けていた。
第11図には上記スラッジ分離筒(a)の上部断面図が示
されている。
すなわち、前記スラッジ捕獲用磁石(4a),(4b)上部
から前記スラッジ排出口(10)の下方に前記捕捉用磁石
(14a)が設けられ、スラッジ排出口(10)の背面部に
スラッジ捕捉用磁石(14b)を設けられているものであ
る。
なお、図中(7)はモータ、(8)はカップリングであ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記本件出願人の提供したスラッジ分離筒においては、
以下に述べる問題点が判明したものである。
すなわち、スラッジ分離筒(a)内で懸濁クーラントか
ら分離されスラッジは、スラッジ分離筒(a)内のスク
リュ(6)と、上部に設けられたスラッジ捕捉用磁石
(14a),(14b)により、スラッジ排出口(10)付近ま
で引き上げられ、その後、スラッジかき取り板(18)に
よってスラッジ捕捉用磁石(14a),(14b)に接した内
周面よりスラッジがかき取られる時、スラッジのかなり
の部分がスラッジ排出口(10)から排出されず、スクリ
ュ(6)の羽根に添って下方へ流れ落ち、再びスラッジ
捕捉用磁石(14a),(14b)に捕捉されて一定量のスラ
ッジがスクリュ(6)の羽根に滞溜するようになってい
た。
また、前記のスラッジ排出口(10)の下方に設けられた
スラッジ捕捉用磁石(14a)に接する内周面から背面部
のスラッジ捕捉用磁石(14b)に接する内周面へのスク
リュ(6)によるスラッジの移動に際しても一部スラッ
ジがスクリュ(6)の羽根に添って流れ落ち、一定量が
滞溜し、捕捉されたスラッジが排出されるまでに時間を
要するものであった。
そのため、休日及び長期休止等で装置を停止した時には
滞溜しているスラッジが錆びて固化することになり、装
置を再始動させた時にスクリュの回転を阻害したり、ス
ラッジの排出を妨げることになりスクリュを分離筒から
抜き取り、固化したスラッジを除去しなければならない
という手数を要するものであった。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので従来のスラ
ッジ分離筒に比べて懸濁クーラント液中の磁性体のスラ
ッジを流入口からスラッジ排出口まで速やかに移動で
き、そのうえ、分離されたスラッジを極めてスムーズに
排出することができるクーラント清浄装置用スラッジ分
離筒を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、上方前面にスラッ
ジの排出口、略中間部に懸濁クーラントの流入口、下端
にクーラントの流出口が設けられてなり、前記流入口下
方内周面にはスラッジ捕獲用磁石が設けられ、該スラッ
ジ捕獲用磁石上部から前記排出口の下方及び背面部にス
ラッジ捕捉用磁石がそれぞれ設けられ、内部に設けたス
クリュ回転方向において前記排出口下方のスラッジ捕捉
用磁石の末端と前記背面部のスラッジ捕捉用磁石の始端
との間に第1の補助磁石が設けられ、前記背面部の設け
られた捕捉用磁石上端のスクリュ回転方向末端とスラッ
ジ排出口との間に第2の補助磁石が設けられ、前記スク
リュの上端にはスラッジかき取り板が設けられ、前記ス
クリュの羽根の末端と前記かき取り板との間には、その
外側が下方に傾斜していてその下端がスクリュの回転時
に前記排出口の位置に適合する傾斜板が設けられた構成
としたものである。
〔作用〕
本考案では、モータ(7)によるスクリュ(6)の駆動
とともに懸濁クーラントが流入口(11)から供給され
る。その結果、スラッジを含む懸濁クーラント液は下方
に流れ、スラッジ捕獲用磁石(4a),(4b)の働きでス
ラッジが、その分離筒(a)の内周面に吸着分離され
る。
そして、スラッジが除去された清浄クーラントが再利用
のため下端の流出口(14)から流出させられる。
スラッジ分離筒(a)の内周面に捕えられたスラッジ
は、スクリュ(6)によって上方へ引き上げられ、スラ
ッジ捕獲用磁石(4a),(4b)の上方に設けたスラッジ
捕捉用磁石(14a),(14b)に引き続いて捕われなが
ら、液面上に引き上げられ、液切りされる。
さらに、スラッジ捕捉用磁石(14a)に捕えられたスラ
ッジは、その上端部で第1の補助磁石(15)に捕捉され
ながら内周面を背面部側へ伝わり、背面部のスラッジ捕
捉用磁石(14b)の端まで達し、そのまま垂直方向へス
クリュ(6)によってかき上げられ、背面部のスラッジ
捕捉用磁石(14b)及び第2の補助磁石(17)に捕捉さ
れ、スクリュ(6)及びかき取り板(18)によって傾斜
板(19)上にかき寄せられ、スラッジ排出口(10)から
排出ダクト(9)を通って外部にスムーズに排出される
ものである。したがって、分離されたスラッジが排出口
(10)やスクリュ(6)の羽根部分に滞溜することがな
いものである。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を図面について詳細に説明す
る。
本考案においても全体構造は従来と異らない。
すなわち、上方前面にスラッジの排出口(10)、略中間
部に懸濁クーラントの流入口(11)、下端にクーラント
の流出口(14)が設けられてなり、さらに前記流入口
(11)下方内周面には第2図示のごとく、スラッジ捕獲
用(永久)磁石(4a),(4b)が設けられる。
さらに、第3図示のごとく、該捕獲用磁石(4a),(4
b)上部から、前記排出口(10)の下方にスラッジ捕捉
用(永久)磁石(14a)が設けられ、前記排出口(10)
の背面部にスラッジ捕捉用(永久)磁石(14b)が設け
られる。
本考案では、さらに第4図,第5図示のごとく内部に設
けられたスクリュ(6)の回転方向(図面実施例では反
時計回り)において、前記スラッジ排出口(10)下方の
スラッジ捕捉用磁石(14a)の末端と前記背面部のスラ
ッジ捕捉用磁石(14b)の始端との間に、第1の補助磁
石(15)が設けられる。
なお、該第1の補助磁石(15)はスラッジの移動効率を
高めるため、スラッジ捕捉用磁石(14a)及び(14b)の
端部極性とそれぞれ異極とされている。
さらに、第6図示のごとく前記背面部に設けられたスラ
ッジ捕捉用磁石(14b)上端のスクリュ(6)の回転方
向(図面実施例では反時計回り)末端とスラッジ排出口
(10)との間に第2の補助磁石(17)が設けられる。
この第2の補助磁石(17)は磁極が交互となるように配
列されている。
第7図,第8図にはスクリュ(6)の上端部が示されて
いる。
すなわち、スクリュ(6)の上端には従来と同様にかき
取り板(18)が設けられるが、同図実施例では、スクリ
ュ(6)の羽根上端から直接かき取り板(18)を設ける
ことなく、羽根の末端とかき取り板(18)との間に、外
側を下方に傾斜させ、その下端が回転時に第1図に示さ
れているように排出口(10)の位置に適合する傾斜板
(19)を設けている。
したがって、スラッジはスクリュ(6)によってかき上
げられ、該スクリュ(6)とかき取り板(18)によって
前記傾斜板(19)上に集められ、傾斜板(19)の傾斜に
沿って排出口(10)にスムーズに排出されるものであ
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、懸濁クーラント中の磁性体スラッジの
分離及び排出を速やかに行うことができるとともに、ス
ラッジが分離筒の排出口部,あるいはスクリュの羽根部
分に滞溜することがなく極めてスムーズに分離,排出さ
れる効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので第1図は一部切欠
側面図、第2図は第1図におけるA−A線断面図、第3
図は第1図におけるB−B線断面図、第4図は第1図に
おけるC−C線断面図、第5図は第1図におけるD−D
線断面図、第6図は第1図におけるE−E線断面図、第
7図はスクリュの上端部を示す正面図、第8図はスクリ
ュの上端部を示す背面図、第9図は従来のスラッジ分離
筒の一部切欠側面図、第10図は第9図のX−X線断面
図、第11図は第9図のY−Y線断面図である。 (1)……内筒、(2)……外筒 (4a)(4b)……捕獲用磁石、(6)……スクリュ羽根 (10)……スラッジ排出口、(11)……流入口 (14a)(14b)……捕捉用磁石 (15)……第1の補助磁石 (17)……第2の補助磁石 (18)……かき取り板、(19)……傾斜板 (a)……分離筒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方前面にスラッジの排出口,略中間部に
    懸濁クーラントの流入口,下端にクーラントの流出口が
    設けられてなり、前記流入口下方内周面にはスラッジ捕
    獲用磁石が設けられ、該スラッジ捕獲用磁石上部から前
    記排出口の下方及び背面部にスラッジ捕捉用磁石がそれ
    ぞれ設けられ、内部に設けたスクリュ回転方向において
    前記排出口下方のスラッジ捕捉用磁石の末端と前記背面
    部のスラッジ捕捉用磁石の始端との間に第1の補助磁石
    が設けられ、前記背面部に設けられた捕捉用磁石上端の
    スクリュ回転方向末端とスラッジ排出口との間に第2の
    補助磁石が設けられ、前記スクリュの上端にはスラッジ
    かき取り板が設けられ、前記スクリュの羽根の末端と前
    記かき取り板との間には、その外側が下方に傾斜してい
    てその下端がスクリュの回転時に前記排出口の位置に適
    合する傾斜板が設けられてなることを特徴とするクーラ
    ント清浄装置用スラッジ分離筒。
JP1989074771U 1989-06-26 1989-06-26 クーラント清浄装置用スラッジ分離筒 Expired - Lifetime JPH0733880Y2 (ja)

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JPH0315648U JPH0315648U (ja) 1991-02-18
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JPH07108419A (ja) * 1993-10-08 1995-04-25 Sodick Co Ltd 放電加工装置及びこの装置を用いる放電加工方法
JP5808690B2 (ja) * 2012-02-22 2015-11-10 株式会社ジェイピーシー 液体浄化装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61118153A (ja) * 1984-11-14 1986-06-05 Mitsuru Inaba 磁石濾過装置

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