JP3488914B2 - 半導体装置製造方法 - Google Patents
半導体装置製造方法Info
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Description
法に関し、特に、歪シリコンチャネルを有する電界効果
トランジスタの製造方法に関する。
トランジスタ(MOSFET)、変調ドープ電界効果ト
ランジスタ(MODFET)等の高速化を図るための手
段として、チャネル領域に結晶の歪を導入することによ
りキャリア移動度を上げる試みが行われてきた。具体的
には、シリコン基板上に歪緩和させたシリコンゲルマニ
ウム緩衝層を堆積し、さらに引張歪を有するシリコン層
をその上に堆積し、このシリコン層をチャネルとして利
用するヘテロ接合電界効果型トランジスタ構造が、例え
ば、IEEE Trans.Electron.De
v.ED−33(1996)p.633において提案さ
れている。前記歪シリコンチャネル層を形成するために
は、貫通転位密度の低い歪緩和シリコンゲルマニウム緩
衝層をシリコン基板上に形成する必要があり、従来は、
ゲルマニウム組成を徐々に増加させて結晶成長を行って
形成された、いわゆる組成傾斜緩衝層が用いられてい
た。この従来の方法では、組成を徐々に増大させていく
ことにより段階的に歪緩和を起こし、このとき(11
1)面上に入る貫通転位を膜の側面に逃がすことによ
り、膜表面の貫通転位を低減させていた。
た従来の方法においては、貫通転位を歪緩和シリコンゲ
ルマニウム緩衝層の外に完全に逃がすためには膜厚を少
なくとも2μm程度以上にする必要があり、膜表面を原
子レベルで平坦にすることができなかった。さらに、シ
リコンとゲルマニウムの組成を連続的に変化させて成長
を行うため、プロセス技術の複雑化とコストの上昇とを
招くという問題があった。
も膜厚が薄く、貫通転位が無く、且つ表面が原子レベル
で平坦な歪緩和シリコンゲルマニウム緩衝層を有する、
量産性の優れた半導体装置を製造する方法を提供するこ
とを目的とする。
に、本発明の第1発明による半導体装置製造方法は、シ
リコン基板上に、実質上3次元島を発生させない所定の
エピタキシャル成長条件において緩衝層であるシリコン
ゲルマニウム層を形成する工程と、前記シリコンゲルマ
ニウム層上に、実質上3次元島を発生させない所定のエ
ピタキシャル成長条件において被覆層である第1シリコ
ン層を形成する工程と、前記シリコンゲルマニウム層及
び第1シリコン層に所定温度における熱処理を施し、前
記シリコンゲルマニウム層を格子歪緩和状態にすると共
に前記第1シリコン層を引張歪状態にする工程と、前記
引張歪第1シリコン層上に、引張歪第2シリコン層を形
成する工程と、前記引張歪第2シリコン層上をチャネル
層とする電界効果トランジスタを形成する工程とを有す
ることを特徴とする。
マニウム層及び第1シリコン層に所定温度で熱処理を施
し、前記シリコンゲルマニウム層を格子歪緩和状態にす
ると共に、前記第1シリコン層を引張歪状態にすること
により、第1の作用として貫通転位発生を抑制しつつ前
記シリコンゲルマニウム層を格子歪緩和状態にすること
ができ、第2の作用として被覆層である前記第1シリコ
ン層上の3次元島の発生を抑制しつつ引張歪状態にする
ことができる。前記第1の作用が生じる理由は、前記第
1シリコン層表面に転位発生サイトである3次元島が実
質上存在しないため、前記表面からの転位発生が抑制さ
れ、前記シリコン基板とシリコンゲルマニウム層との界
面において優先的にミスフィット転位が発生するためで
ある。この際、前記シリコン基板とシリコンゲルマニウ
ム層のミスフィット歪を完全に緩和する間隔をもってク
ロスハッチ状に転位が配置し、その貫通成分は界面に平
行に結晶外へ除外される。前記第2の作用が生じる理由
は、被覆層である前記第1シリコン層は、熱処理を施す
ことにより引張歪状態となり、この引張応力が表面の凹
凸を抑制する働きを持つためである。
証している。図4は、分子線エピタキシー法により、成
長温度400℃においてゲルマニウム組成0.2のシリ
コンゲルマニウム層を膜厚50nmにエピタキシャル成
長させ、次に、成長温度400℃において被覆層である
第1シリコン層を膜厚5nmにエピタキシャル成長した
後、600℃において5分間の真空中熱処理を行った試
料の断面の透過電子顕微鏡写真である。図4から、シリ
コンゲルマニウム層に貫通転位は見られず、シリコンゲ
ルマニウム層及びシリコン基板の界面においてミスフィ
ット転位が周期的に入ることにより歪緩和していること
と、シリコン層表面が原子レベルで平坦であり、3次元
島が発生していないことは明らかである。
方法は、シリコン基板上に、実質上3次元島を発生させ
ない所定のエピタキシャル成長条件においてシリコンゲ
ルマニウム層を形成する工程と、前記シリコンゲルマニ
ウム層上に、実質上3次元島を発生させない所定のエピ
タキシャル成長条件において被覆層であるシリコン層を
形成する工程と、前記シリコン層上に熱酸化法によりゲ
ート酸化膜である二酸化シリコン層を形成すると共に、
前記シリコンゲルマニウム層を歪緩和状態にして歪緩和
緩衝層とし、前記シリコン層を引張歪状態にして歪チャ
ネル層とする工程と、前記二酸化シリコン層を介してゲ
ート電極を形成する工程と、前記ゲート電極をはさん
で、前記引張歪シリコン層において不純物処理を施すこ
とによりソース・ドレイン領域を形成する工程とを有す
ることを特徴とする。
作用が得られるだけでなく、前記シリコンゲルマニウム
層及び第1シリコン層の熱処理工程と、熱酸化法による
二酸化シリコン層の形成工程とを同時に行っているた
め、さらなる製造プロセスの簡易化及びコストの低減を
実現することができる。
形態によって説明するが、本発明はこれらに限定するも
のではない。まず、図1を参照し、本発明の第1実施形
態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に
よる半導体装置製造方法における各工程を説明する断面
図である。まず図1aに示すように、p型シリコン基板
11を、例えばRCA洗浄した後、p型シリコン基板1
1上に、例えば減圧化学気相堆積(LPCVD)法によ
り、膜厚50nmで不純物濃度がシリコン基板11と同
程度の緩衝層であるp型シリコンゲルマニウム層12A
をエピタキシャル成長させる。ここで、シリコンゲルマ
ニウム層12Aは、ゲルマニウム組成が0.2〜1.0
であることが望ましい。LPCVD法の成長条件は、用
いるガス材料が、例えばSi2H6、GeH4及びB2
H6であり、成長温度が550℃以下である。この成長
温度では、成長中の膜表面はほぼ水素終端されているた
め、膜表面の3次元島状化が抑制される。その後、p型
シリコンゲルマニウム層12A上に、LPCVD法によ
り、膜厚50nmで不純物濃度1×1019cm−3程
度の緩衝層かつパンチスルー抑制層であるp+型シリコ
ンゲルマニウム層12Bをエピタキシャル成長させる。
このp+型シリコンゲルマニウム層12Bのゲルマニウ
ム組成及びLPCVD法の成長条件は、B2H6分圧を
除き、シリコンゲルマニウム層12Aと同じである。そ
の後、p+型シリコンゲルマニウム層12B上に、LP
CVD法により、膜厚5nm程度の被覆層である第1ノ
ンドープシリコン層13Aをエピタキシャル成長させ
る。この第1ノンドープシリコン層13AのLPCDV
法の成長条件は、用いるガスが例えばSi2H6であ
り、成長温度が550℃以下である。
中で650℃、10分間の熱処理を施すことにより、緩
衝層であるp型シリコンゲルマニウム層12A及びp+
型シリコンゲルマニウム層12Bを歪緩和状態にし、被
覆層である第1ノンドープシリコン層13Aを引張歪状
態にする。次に、被覆層である引張歪状態の第1シリコ
ン層13A上に、LPCVD法により、例えば膜厚5n
m程度のチャネル層である第2ノンドープシリコン層1
3Bを、引張歪状態を保持したままエピタキシャル成長
させる。このとき、引張状態を保持したまま結晶性をよ
くするため、成長温度は650℃程度であることが望ま
しい。次に、第2ノンドープシリコン層13B上に、熱
酸化法により、膜厚5nm程度のゲート絶縁膜である二
酸化シリコン層14を形成する。次に、二酸化シリコン
層14上に、LPCVD法により、リンを添加した膜厚
30nm程度の多結晶シリコン層15を形成する。
ジスト膜を塗布・露光してレジストパタン(図示せず)
を形成し、これをマスクとしてプラズマエッチング法に
より二酸化シリコン層14及び多結晶シリコン層15を
順次エッチングし、図1cに示すようにゲート電極を形
成する。次に、イオン注入法を用いて、砒素を加速電圧
5keV、ドーズ量1×1014cm−2の条件で打ち
込み、900℃、10秒間の急速加熱処理を施すことに
より、n型LDD(Lightly Doped−Dr
ain)領域16を形成する。次に、LPCVD法によ
り、全面に膜厚70nm程度の酸化シリコン層を堆積し
た後、反応性イオンエッチング法により、この酸化シリ
コン層を前記ゲート電極の側壁のみに残留させ、膜厚5
0nm程度のサイドウォールスペーザ17を形成する。
次に、イオン注入法を用いて、砒素を、例えば加速電圧
10keV、ドーズ量1×1015cm−2の条件で打
ち込み、900℃、30秒間の急速加熱処理を施すこと
により、n+型ソース・ドレイン領域18を形成する。
次に、スパッタリング法により、全面にチタン膜を膜厚
20nm程度に堆積した後、窒素雰囲気中で500℃、
30秒間の急速熱処理を施すことにより、前記ゲート電
極及びソース・ドレイン領域上に、自己整合的にチタン
ダイシリサイド層19を形成する。前記絶縁膜上の未反
応のチタン層を、例えば硫酸と過酸化水素水を4対1の
割合で混合した溶液を用いる処理によって選択的に除去
する。次に、700℃、10秒間の第2の熱処理を施す
ことにより、チタンダイシリサイド層19を低抵抗化す
る。
により、貫通転位が無く、且つ表面が原子レベルで平坦
な膜厚100nm程度の歪緩和シリコンゲルマニウム緩
衝層を容易に形成でき、さらにその上に引張歪シリコン
層を電子チャネルとして用いるnチャネルMOSFET
を製造することができる。
ン層及びシリコンゲルマニウム層の形成にLPCVD法
を用いたが、これに限らず、固体ソース分子線エピタキ
シー(MBE)法、ガスソースMBE法、超高真空(U
HV)CVD法等を用いてもよい。
形態による半導体装置製造方法を説明する。図2は、本
発明の第2実施形態による半導体装置製造方法における
各工程を説明する断面図である。まず、図2aに示すよ
うに、p型シリコン基板21上に、例えばSi2H6、
GeH4ガスソース分子線エピタキシー(MBE)法に
より、膜厚100nm程度の緩衝層である第1ノンドー
プシリコンゲルマニウム層22を形成し、次いで膜厚5
nm程度の被覆層である第1ノンドープシリコン層23
Aを形成する。ここで、第1ノンドープシリコンゲルマ
ニウム層22は、ゲルマニウム組成が0.2〜1.0で
あることが好ましい。また、ガスソースMBE法の成長
温度は550℃以下である。この成長温度では、成長中
の膜表面はほぼ水素終端されているため、膜表面の3次
元島状化が抑制される。次に、水素ガスを照射しながら
650℃、10分間の熱処理を施すことにより、第1ノ
ンドープシリコンゲルマニウム層22を格子歪緩和状態
にし、第1ノンドープシリコン層23Aを引張歪状態に
する。次に、第1ノンドープシリコン層23A上に、ガ
スソースMBE法により、チャネル層である引張歪第2
ノンドープシリコン層23Bを膜厚15nm程度に形成
する。このとき、引張歪状態を保持したまま結晶性をよ
くするため、成長温度を650℃程度にすることが望ま
しい。
ンドープシリコン層23B上に、ガスソースMBE法に
より、例えば成長温度600℃で、スペーサ層である無
歪状態の第2ノンドープシリコンゲルマニウム層24A
を膜厚10nm程度に形成する。ここで、第2ノンドー
プシリコンゲルマニウム層24Aのゲルマニウム組成
は、緩衝層である第1ノンドープシリコンゲルマニウム
層22と同様である。次に、第2ノンドープシリコンゲ
ルマニウム層24A上に、例えば、クヌーセンセルを用
いて、1原子層程度のデルタドープアンチモン層24B
を形成した後、ガスソースMBE法により、第2ノンド
ープシリコンゲルマニウム層24Aと同一組成の被覆層
である第3ノンドープシリコンゲルマニウム層24Cを
膜厚10nm程度に形成する。ここで、アンチモンのプ
ロファイルを損ねないために、第3ノンドープシリコン
ゲルマニウム層24Cの成長温度を、例えば450℃程
度にすることが望ましい。スペーサ層である無歪状態の
第2ノンドープシリコンゲルマニウム層24Aと、デル
タドープアンチモン層24Bと、被覆層である第3ノン
ドープシリコンゲルマニウム層24Cとを合わせて、一
般に変調ドープシリコンゲルマニウム層と呼ぶが、その
作製方法は本実施形態に限定されない。次に、被覆層で
ある第3ノンドープシリコンゲルマニウム層24C上
に、ガスソースMBE法により、例えば成長温度600
℃で、被覆層である第3ノンドープシリコン層25を膜
厚10nmに形成する。
形態と同様の操作により、第3ノンドープシリコン層2
5上に、熱酸化法により、膜厚10nm程度のゲート絶
縁膜である二酸化シリコン層26を形成し、次に、ゲー
ト電極であるリンを添加した多結晶シリコン層27と、
n+型ソース・ドレイン領域28と、チタンダイシリサ
イド層29とを順次に形成し、図2cに示すようなnチ
ャネルMODFETを形成する。
体装置の製造方法により、貫通転位が無く、且つ表面が
原子レベルで平坦な膜厚100nm程度の歪緩和シリコ
ンゲルマニウム緩衝層を容易に形成でき、さらにその上
に引張歪シリコンチャネル層とシリコンゲルマニウムス
ペーサ層との界面に2次元電子ガスを発生させる構造の
nチャネルMODFETを製造することができる。
シリコン層及びシリコンゲルマニウム層の形成に、ガス
ソースMBE法を用いたが、これに限らず、固体ソース
MBE層、LPCVD法、超高真空(UHV)CVD法
等を用いてもよい。
態による半導体装置製造方法を説明する。図3は、本発
明の第3実施形態による半導体装置製造方法における各
工程を説明する断面図である。まず、図3aに示すよう
に、前記第1実施形態と同様の操作により、p型シリコ
ン基板31上に、緩衝層であるp型シリコンゲルマニウ
ム層32Aを膜厚50nm程度に形成し、次に、パンチ
スルー抑制層であるp +型シリコンゲルマニウム層32
Bを膜厚50nm程度に形成する。次に、被覆層且つチ
ャネル層であるノンドープシリコン層33を膜厚20n
m程度に形成する。
リコン層33上に、熱酸化法により、膜厚5nm程度の
ゲート絶縁膜である二酸化シリコン層34を形成すると
共に、緩衝層であるp型シリコンゲルマニウム層32A
及びp+型シリコンゲルマニウム層32Bを歪緩和状態
にし、被覆層且つチャネル層であるノンドープシリコン
層33を引張歪状態にする。
り、ゲート電極であるリンを添加した多結晶シリコン層
35と、n型LDD領域36と、サイドウォールスペー
サ37と、n+型ソース・ドレイン領域38と、チタン
ダイシリサイド層39とを順次に形成して、図3cに示
すようなnチャネルMOSFETを形成する。
態の半導体装置製造方法により、貫通転位がなく、且つ
表面が原子レベルで平坦な膜厚100nm程度の歪緩和
シリコンゲルマニウム層を容易に形成することができ、
さらに上に引張歪シリコン層を電子チャネルとして用い
るnチャネルMOSFETを製造することができる。
貫通転位が無く、表面が平坦な、従来よりも大幅に膜厚
が薄い、膜厚50〜400nm程度の歪緩和シリコンゲ
ルマニウム緩衝層を形成することができ、従来よりもプ
ロセスが簡単で、量産性の高い歪チャネル電界効果トラ
ンジスタを製造することができると共に、従来よりも平
坦性の高い膜を形成できるため、トランジスタ特性を向
上させることができる。
方法の各工程を説明する断面図である。
方法の各工程を説明する断面図である。
方法の各工程を説明する断面図である。
びシリコン層を順次成長させた後、熱処理を施した試料
の断面の透過電子顕微鏡写真である。
in領域 17、37 サイドウォールスペーサ 18、28、38 n+型ソース・ドレイン領域 19、29、39 チタンダイシリサイド層 22 第1ノンドープシリコンゲルマニウム層 24A 第2ノンドープシリコンゲルマニウム層 24B デルタドープアンチモン層 24C 第3ノンドープシリコンゲルマニウム層 25 第3ノンドープシリコン層 27 リンを添加した多結晶シリコン層 33 ノンドープシリコン層
Claims (5)
- 【請求項1】 シリコン基板上に、ガス材料としてSi
2 H 6 、GeH 4 及びB 2 H 6 を使用し、成長温度が5
50℃以下である平坦な表面を有するエピタキシャル成
長条件において緩衝層であるシリコンゲルマニウム層を
形成する工程と、 前記シリコンゲルマニウム層上に、ガス材料としてSi
2 H 6 を使用し、成長温度が550℃以下である平坦な
表面を有するエピタキシャル成長条件において被覆層で
ある第1シリコン層を形成する工程と、 前記シリコンゲルマニウム層及び第1シリコン層に65
0℃程度における熱処理を施し、前記シリコンゲルマニ
ウム層を格子歪緩和状態にすると共に前記第1シリコン
層を引張歪状態にする工程と、 前記引張歪第1シリコン層上に、引張歪第2シリコン層
を形成する工程と、 前記引張歪第2シリコン層上をチャネル層とする電界効
果トランジスタを形成する工程とを有することを特徴と
する半導体装置製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置製造方法に
おいて、 前記引張歪第2シリコン層上にゲート酸化膜を介してゲ
ート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極を挟んで、前記引張歪第2シリコン層及
び引張歪第1シリコン層においてソース・ドレイン領域
を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置
製造方法。 - 【請求項3】 シリコン基板上に、ガス材料としてSi
2 H 6 、GeH 4 を使用し、成長温度が550℃以下で
ある平坦な表面を有するエピタキシャル成長条件におい
て緩衝層である第1シリコンゲルマニウム層を形成する
工程と、 前記第1シリコンゲルマニウム層上に、ガス材料として
Si 2 H 6 を使用し、成長温度が550℃以下である平
坦な表面を有するエピタキシャル成長条件において被覆
層である第1シリコン層を形成する工程と、 前記第1シリコンゲルマニウム層及び第1シリコン層に
650℃程度における熱処理を施し、前記第1シリコン
ゲルマニウム層を格子歪緩和状態にすると共に前記第1
シリコン層を引張歪状態にする工程と、 前記引張歪第1シリコン層上に、引張歪第2シリコン層
を形成する工程と、 前記引張歪第2シリコン層上に、スペーサ層である無歪
み状態の第2ノンドープシリコンゲルマニウム層と、デ
ルタドープアンチモン層と、被覆層である第3ノンドー
プシリコンゲルマニウム層とから成る、不純物を変調ド
ーピングしたシリコンゲルマニウム層を形成する工程
と、 前記不純物を変調ドーピングしたシリコンゲルマニウム
層上に、被覆層である第3ノンドープシリコン層を形成
する工程と、 前記第3ノンドープシリコン層上にゲート酸化膜を形成
する工程と、 前記ゲート酸化膜を介してゲート電極を形成する工程
と、 前記ゲート電極を挟んで、前記不純物を変調ドーピング
したシリコンゲルマニウム層、引張歪第2シリコン層及
び引張歪第1シリコン層においてソース・ドレイン領域
を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置
製造方法。 - 【請求項4】 シリコン基板上に、ガス材料としてSi
2 H 6 、GeH 4 及びB 2 H 6 を使用し、成長温度が5
50℃以下である平坦な表面を有するエピタキシャル成
長条件においてシリコンゲルマニウム層を形成する工程
と、 前記シリコンゲルマニウム層上に、ガス材料としてSi
2 H 6 を使用し、成長温度が550℃以下である平坦な
表面を有するエピタキシャル成長条件において被覆層で
あるシリコン層を形成する工程と、 前記シリコン層上に熱酸化法によりゲート酸化膜である
二酸化シリコン層を形成すると共に、前記シリコンゲル
マニウム層を歪緩和状態にして歪緩和緩衝層とし、前記
シリコン層を引張歪状態にして歪チャネル層とする工程
と、 前記二酸化シリコン層を介してゲート電極を形成する工
程と、 前記ゲート電極をはさんで、前記引張歪シリコン層にお
いて不純物処理を施すことによりソース・ドレイン領域
を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置
製造方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
の半導体装置製造方法において、前記緩衝層であるシリ
コンゲルマニウム層のゲルマニウム組成を0.2〜1.
0とし、膜厚を50〜400nmとしたことを特徴とす
る半導体装置製造方法。
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JP2002217413A (ja) | 2002-08-02 |
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