JP5704155B2 - エピタキシャルウェーハの製造方法 - Google Patents

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本発明は、エピタキシャルウェーハとその製造方法に係り、特に、デバイス特性を向上するために歪み層を形成する工程に供するエピタキシャルウェーハに用いて好適な技術に関する。
微細化が進むシリコンデバイスでは、デバイス特性の向上策としてデバイス活性層であるウェーハ表面近傍に歪を付加されることがある。
例えば、単結晶シリコン基板上にSiGe層をエピタキシャル成長させ、該SiGe層の上に歪みSi層をエピタキシャル成長させた歪みシリコンウェーハや、SiGe層に換えて表面窒化によるウェーハや、SOIウェーハが提案されている。
上記歪みSi層には、Siに比べて格子定数が大きいSiGe層によって、引っ張り歪みが生じているものであり、この歪みによって、Siのバンド構造が変化し縮退が解けてキャリア移動度が高まるので、この歪みSi層をチャネル領域として用いることによって、通常のバルクシリコンを用いた半導体基板の場合と比べて、1.5倍以上のキャリア移動の高速化が可能となる。このため、歪みシリコンウェーハは、高速MOSFET、MODFET、HEMT等に好適である。
特許第2792785号公報 特開2002−118254号公報 特開2006−237235号公報 特開2002−359201号公報
しかし、ウェーハ表面近傍に付加される歪によって発生する膜応力は非常に大きいので、この歪からウェーハ表面側に向けて転位が発生するためこれを抑制したいという要求があった。
特に、シリコンエピタキシャル層を成膜し、その表面にSiGe等の歪み形成層を成膜するウェーハにおいては、基板表面となるエピタキシャル層には、その成膜状態がCVDであるためこのエピタキシャル層中の酸素濃度が低すぎて、発生した転位の伸展を防止することができないため、デバイス工程において転位ピットが発生するという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、以下の目的を達成しようとするものである。
1.転位発生に対して耐性が高いエピタキシャルウェーハを提供すること。
2.このようなシリコンウェーハの製造方法を提供すること。
3.歪み層を形成した後のデバイス工程等において、高い膜応力が発生しても転位耐性を有するエピタキシャルウェーハを提供可能とすること。
発明者らは、鋭意研究を重ね、高膜応力の発生する歪み層成膜とその後工程のデバイス製造へと供されるエピタキシャルウェーハにおいては、その表面酸素濃度が転位発生に関係することを突き止めた。これは、次のように考えられる。
歪み層が形成される表面となるシリコンウェーハの表面にはエピタキシャル層が成膜されているが、このエピタキシャル層は気相成長によるCVDで成膜され、理論的にはこのエピタキシャル層内に酸素はなく、現実的にも酸素濃度ゼロか、ほとんど存在していない状態である。このために、歪み層の存在によりこの低酸素部分付近に強い歪み(応力)がかかるとデバイスプロセスなどの後工程における熱処理において転位が発生してしまうと考えられる。したがって、このエピタキシャル層における低酸素濃度状態を改善すればよい。具体的には、以下に示すように、エピタキシャル層における酸素濃度を所定の範囲または所定の分布状態に制御することによって、転位発生を抑制することが可能になることを見出したものである。
さらに詳細には、上述したエピタキシャル層内の酸素濃度制御には、バルク側からの外方拡散(Out-diffusion)による酸素濃度上昇、および、この外方拡散で表面側(外側)の酸素濃度が足りない場合には、その低酸素部分を研磨、エッチング等によって除去することで所定の酸素濃度となっている部分を表面に位置する手法が考えられる。
さらに、エピタキシャル層内の酸素濃度制御としては、酸素を含む雰囲気ガス(酸化雰囲気)によって形成された表面酸化膜からの内方拡散(In-diffusion;注入)を利用して酸素濃度上昇をおこなうことが考えられ、この場合、バルク側からの外方拡散の効果も加味されるため、より短時間、低温での熱処理で済むと考えられる。これらの熱処理には、縦型炉によるバッチ式の処理、および、枚葉炉におけるRTA処理など、酸素濃度制御が可能であればその方式は問わないものとされる。
本発明のエピタキシャルウェーハの製造方法は、シリコン単結晶から切り出されたシリコン基板表面にシリコンエピタキシャル層が成膜堆積されるとともに、該シリコンエピタキシャル層表面の酸素濃度が1.0×1017〜12×1017atoms/cm (ASTM F−121,1979)とされ、前記シリコンエピタキシャル層表面に、10MPa〜1000MPaとされる膜応力を生じる歪み層が形成されてなるエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
エピタキシャル成長後に非酸化性雰囲気で前記シリコンエピタキシャル層の酸素濃度を上昇させる酸素濃度設定熱処理工程と、
前記シリコンエピタキシャル層表面の酸素濃度が1.0×1017〜12×1017atoms/cm (ASTM F−121,1979)となるように表面を除去処理する転位発生抑制工程と、
前記シリコンエピタキシャル層表面に、10MPa〜1000MPaとされる膜応力を生じる歪み層を形成する歪み層形成工程と、を有し、
エピタキシャル成長される前記シリコンエピタキシャル層の膜厚が2μ〜4μmとされるとともに、前記転位発生抑制工程により除去される膜厚が0.6〜2.6μmとされて、
前記酸素濃度設定熱処理工程における熱処理温度が900℃以上シリコンの融点以下とされてなることを特徴とする。
本発明は、前記ウェーハ表面側に深さ100nm, 幅50μm、長さ1mmのライン状のくぼみを作成し、長さ3cm、幅1.5cmに切り出したサンプルを試験温度800℃で支点間距離2cmにてウェーハ表面側に加重50Nで引張応力を負荷して3点曲げ試験を実施した後、室温まで冷却してライトエッチング(Wright etching を2μm実施し、ライン状くぼみから発生した転位Pitを測定した際、転位Pitが1×10/cm 以下となることができる。
本発明エピタキシャルウェーハは、シリコン単結晶から切り出されたシリコン基板表面にシリコンエピタキシャル層が成膜堆積されたエピタキシャルウェーハであって、
前記シリコンエピタキシャル層表面の酸素濃度が1.0×1017〜12×1017atoms/cm (ASTM F−121,1979)とされてなることにより上記課題を解決した。
本発明において、上記のエピタキシャルウェーハには、前記シリコンエピタキシャル層表面に、10MPa〜1000MPaとされる膜応力を生じる歪み層が形成されてなることがより好ましい。
本発明のエピタキシャルウェーハの製造方法は、上記のエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
エピタキシャル成長後に非酸化性雰囲気で前記シリコンエピタキシャル層表面の酸素濃度が1.0×1017〜12×1017atoms/cm (ASTM F−121,1979)となるように処理する酸素濃度設定熱処理工程を有することが可能である。
また、本発明において、上記のエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
エピタキシャル成長される前記シリコンエピタキシャル層の膜厚が2μm以下とされてなる手段を採用することもできる。
また、上記のエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
エピタキシャル成長後に非酸化性雰囲気で前記シリコンエピタキシャル層の酸素濃度を上昇させる酸素濃度設定熱処理工程と、
前記シリコンエピタキシャル層表面の酸素濃度が1.0×1017〜12×1017atoms/cm (ASTM F−121,1979)となるように表面を除去処理する表面除去工程と、を有することができる。
本発明においては、上記のエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
エピタキシャル成長される前記シリコンエピタキシャル層の膜厚が2μ〜4μmとされるとともに、前記表面除去工程により除去される膜厚が0.6〜2.6μmとされてなることが望ましい。
わらに、上記のいずれか記載のエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
前記酸素濃度設定熱処理工程における熱処理温度が900℃以上シリコンの融点以下とされてなることが可能である。
本発明のエピタキシャルウェーハの製造方法は、上記のエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
エピタキシャル成長後に酸化性雰囲気にて、温度X(℃)と、処理時間Y(sec)とされる処理条件により前記シリコンエピタキシャル層の酸素濃度を上昇させる酸素濃度設定熱処理工程を有し、
前記処理温度Xと処理時間Yとが、
処理温度Xが800℃〜1400℃の範囲、処理時間Yが180min以下で、かつ、
Y ≧ 1.21×1010 exp(−0.0176X)
の関係を満たすように設定されてなることにより上記課題を解決した。
本発明においては、上記のエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
前記シリコンエピタキシャル層表面の酸化膜を除去する酸化膜除去工程を有することが好ましい。
本発明においては、上記のいずれか記載のエピタキシャルウェーハの製造方法において、
前記シリコンエピタキシャル層表面に、10MPa〜1000MPaとされる膜応力を生じる歪み層を形成する歪み層形成工程を有することができる。
本発明のエピタキシャルウェーハは、シリコン単結晶から切り出されたシリコン基板表面にシリコンエピタキシャル層が成膜堆積されたエピタキシャルウェーハであって、
前記シリコンエピタキシャル層表面の酸素濃度が1.0×1017〜12×1017atoms/cm (ASTM F−121,1979)とされてなることにより、エピタキシャル層表面に歪み層を形成した後の熱処理等によって、膜応力が増大した場合でも、転位の発生を抑制することが可能となる。
これにより、デバイス工程にて歪み層が形成されるシリコンエピタキシャルウェーハとして、高速MOSFET、MODFET、HEMT等に好適などに提供した際に特性の優れたウェーハを提供することが可能となる。
ここで、エピタキシャル膜表面とは、酸素濃度を意味するものとする。また、この酸素濃度は、二次イオン質量分析装置(SIMS)でデプスプロファイルを測定した酸素濃度のうち、深さ80〜200nm位置、好ましくは100nmにおけるものを意味する。これは、SIMS測定においては、ウェーハ最表面においては試料汚染の影響から測定できないためこれを排除するとともに、外方拡散および内方拡散による影響を正確に判定するという目的による。
本発明において、上記のエピタキシャルウェーハには、前記シリコンエピタキシャル層表面に、10MPa〜1000MPaとされる膜応力を生じる歪み層が形成されてなることで、このような膜応力を生じた場合でも、歪み層の形成されたエピタキシャル層における酸素濃度が上記の範囲に設定されているので、転位発生を抑制することができる状態で、所望のデバイス特性を有するデバイス構造を有するデバイス製造へシリコンウェーハを供することが可能となる。
本発明のエピタキシャルウェーハの製造方法は、上記のエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
エピタキシャル成長後に非酸化性雰囲気で前記シリコンエピタキシャル層表面の酸素濃度が1.0×1017〜12×1017atoms/cm (ASTM F−121,1979)となるように処理する酸素濃度設定熱処理工程を有することで、非酸化性雰囲気による熱処理によりバルク側基板シリコンに固溶している酸素がエピタキシャル層に外方拡散(Out-diffusion)し、その結果、成膜時にはほとんど含有されていなかったエピタキシャル層における酸素濃度を上記の範囲まで上昇させることができ、これにより転位発生を抑制することが可能なシリコンウェーハを製造することが可能となる。
このようにバルク側からの外方拡散による酸素濃度上昇をおこなう場合、つまり、非酸化性雰囲気による熱処理では、酸素濃度デプスプロファイルはバルク側が最も高く、表面側(外側)が最も低い酸素濃度を有することになる。この規定では、エピタキシャル膜中の酸素濃度最低値を上記の範囲とすることを意味している。また、この酸素濃度最低値となる部分が、後工程において歪み層が形成される位置に最も近い部分であるため、酸素濃度が上記の条件範囲を満たすことによって、歪み層による転位発生およびこの転位がウェーハ厚み方向に伸展することを確実に抑制することが可能となる。
また、本発明において、上記のエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
エピタキシャル成長される前記シリコンエピタキシャル層の膜厚が2μm以下とされてなることにより、転位が伸展しない短時間低温の熱処理においても、バルク側からの外方拡散により転位抑制に必要な酸素濃度をエピタキシャル層の膜厚方向ほぼ全体で実現することができる。つまり、酸素濃度設定熱処理工程において、酸素濃度はエピタキシャル層のバルク側から表面側に向けて上昇してくるが、上記の範囲よりエピタキシャル層が厚い場合には、この酸素濃度設定熱処理工程終了時点において、外方拡散による酸素濃度の上昇が転位抑制基準値に達しない部分が表面側(外側)に残る可能性がある。エピタキシャル層の膜厚を上記の範囲とすることにより、このように外方拡散による酸素濃度上昇が充分におこなわれ、転位抑制基準値以下の酸素濃度を有する部分が残ることを防止することが可能となる。
また、上記のエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
エピタキシャル成長後に非酸化性雰囲気で前記シリコンエピタキシャル層の酸素濃度を上昇させる酸素濃度設定熱処理工程と、
前記シリコンエピタキシャル層表面の酸素濃度が1.0×1017〜12×1017atoms/cm (ASTM F−121,1979)となるように表面を除去処理する表面除去工程と、を有することにより、酸素濃度設定熱処理工程終了時点において、外方拡散による酸素濃度の上昇が転位抑制基準値に達しない部分が表面側(外側)に残った場合であっても、表面除去工程によって、転位抑制基準値以下の酸素濃度を有する部分を除去して、エピタキシャル層における酸素濃度が上記の転位抑制可能となる条件範囲を満たすように設定でき、この結果、転位発生を抑制することが可能なシリコンウェーハを製造することが可能となる。
本発明においては、上記のエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
エピタキシャル成長される前記シリコンエピタキシャル層の膜厚が2μ〜4μmとされるとともに、前記表面除去工程により除去される膜厚が0.6〜2.6μmとされてなることにより、バルク側からの外方拡散および表面除去により転位抑制に必要な酸素濃度をエピタキシャル層の膜厚方向ほぼ全体で実現することができる。つまり、酸素濃度設定熱処理工程終了時点において、外方拡散による酸素濃度の上昇が転位抑制基準値に達しない部分が表面側(外側)に残った場合であっても、表面除去工程によって、転位抑制基準値以下の酸素濃度を有する部分を除去して、エピタキシャル層における酸素濃度が上記の転位抑制可能となる条件範囲を満たすように設定でき、この結果、転位発生を抑制することが可能なシリコンウェーハを製造することが可能となる。
さらに、上記のいずれか記載のエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
前記酸素濃度設定熱処理工程における熱処理温度が900℃以上シリコンの融点以下とされてなることにより、バルク側からの外方拡散により転位抑制に充分な酸素をエピタキシャル層の膜厚方向に供給し、表面除去を必要とするかまたはこれをおこなわないエピタキシャル層ほぼ全体で転位抑制に必要な酸素濃度を実現することができる。
本発明のエピタキシャルウェーハの製造方法は、シリコン単結晶から切り出されたシリコン基板表面にシリコンエピタキシャル層が成膜堆積されたエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
エピタキシャル成長後に酸化性雰囲気にて、温度X(℃)と、処理時間Y(sec)とされる処理条件により前記シリコンエピタキシャル層の酸素濃度を上昇させる酸素濃度設定熱処理工程を有し、
前記処理温度Xと処理時間Yとが、
処理温度Xが800℃〜1400℃、800〜1250℃の範囲、処理時間Yが180min以下で、かつ、
Y ≧ 1.21×1010 exp(−0.0176X)
の関係を満たすように設定されてなることにより、主として、酸素を含む雰囲気ガス(酸化性雰囲気)によって形成された表面酸化膜からの内方拡散(In-diffusion;注入)を利用して酸素濃度上昇をおこなうことができ、この結果、エピタキシャル層表面に歪み層を形成した後の熱処理等によって、膜応力が増大した場合でも、転位の発生を抑制することが可能となる酸素濃度をエピタキシャル層において実現する酸素濃度制御をおこなうことが可能となる。
この場合、非酸化性雰囲気処理で説明したバルク側からの外方拡散の効果も加味されるため、より短時間、低温での熱処理で酸素濃度設定が可能となるため、この熱処理によるスリップ発生等を防止することが可能となる。さらにまた、1.0〜8.0×1017atoms/cm (ASTM F−121,1979)程度とされるような低酸素濃度として引き上げられた単結晶インゴットからスライスされたウェーハであるか、および/または低温短時間の熱処理となる場合であって、外方拡散による酸素供給が不足する場合であっても、転位抑制に必要な範囲の酸素濃度を実現することができる。
また、エピタキシャル層表面側(外側)の酸素濃度を内側(バルク側)に比べて高くすることが可能となるため、発生した転位伸展を直近で止めることが可能となる。
本発明においては、上記のエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
前記シリコンエピタキシャル層表面の酸化膜を除去する酸化膜除去工程を有することができ、この酸化膜除去工程として、研磨あるいはHF等によるエッチングなどの表面除去処理を採用することが好ましい。これにより、表面にエピタキシャル層を成膜したままの表面状態に対応するウェーハを製造することが可能となる。
本発明においては、上記のいずれか記載のエピタキシャルウェーハの製造方法において、
前記シリコンエピタキシャル層表面に、10MPa〜1000MPaとされる膜応力を生じる歪み層を形成する歪み層形成工程を有することで、このような膜応力を生じた場合でも、歪み層の形成されたエピタキシャル層における酸素濃度を上記の範囲に設定することが可能となり、このため、転位発生を抑制することができる状態で、所望のデバイス特性を有するデバイス構造を有するデバイス製造へシリコンウェーハを供することができる。
本発明によれば、歪み層により高い膜応力を発生した場合でも、転位抑制が可能なエピタキシャルウェーハを提供することが可能となるという効果を奏することができる。
本発明に係るエピタキシャルウェーハの第1実施形態を示す正断面図である。 本発明に係るエピタキシャルウェーハの製造方法における第1実施形態を示すフローチャートである。 本発明に係るエピタキシャルウェーハの第2実施形態を示す正断面図である。 本発明に係るエピタキシャルウェーハの製造方法における第2実施形態を示すフローチャートである。 本発明に係るエピタキシャルウェーハの第3実施形態を示す正断面図である。 本発明に係るエピタキシャルウェーハの製造方法における第3実施形態を示すフローチャートである。 本発明におけるエピタキシャル層における膜厚方向の酸素濃度分布を示す模式図である。 本発明のエピタキシャルウェーハが供されるデバイス製造工程で歪み層が形成された半導体基板の一例としての断面構造を示すものである。 本発明の実施例における酸素濃度設定熱処理工程の温度と処理時間との関係および熱処理の結果を示すグラフである。
以下、本発明に係るエピタキシャルウェーハとその製造方法の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態におけるエピタキシャルウェーハを示す正断面図、図2は、本実施形態におけるエピタキシャルウェーハの製造方法を示すフローチャートであり、図において、符号Wはエピタキシャルウェーハを示すものである。
本実施形態のエピタキシャルウェーハWは、図1に示すように、CZ法等によって引き上げられた単結晶インゴットからスライスされたシリコン基板W0の表面に、エピタキシャル層W1が成膜されたものとされる。
エピタキシャル層W1の膜厚T1は1.5〜2.5μm、好ましくは2μm程度とされる。このエピタキシャル層W1の表面酸素濃度が1.0×1017〜12×1017atoms/cm とされてなる。
この表面酸素濃度Oiは、深さD1の値が80〜200nm位置、好ましくは100nmに位置する測定点Wkにおける酸素濃度とされている。
本実施形態のエピタキシャルウェーハWは、図2に示すように、ウェーハ準備工程S01、エピタキシャル層成膜工程S02、酸素濃度設定熱処理工程S03、歪み層形成工程S05、熱処理工程S06とを有する本実施形態の製造方法によって製造される。
本実施形態の製造方法において、図2に示すウェーハ準備工程S01は、CZ(チョクラルスキー)法や、MCZ(磁場印加チョクラルスキー)法等によって、引き上げられた単結晶シリコンインゴットを、スライス、面取り、研削、ラッピング、エッチング、研磨、洗浄、DK等の熱処理を含む必要な各工程によって、表面が鏡面研磨されたシリコンウェーハW0を準備する全ての工程を含むものとされる。
図2に示すエピタキシャル層成膜工程S02においては、所定の膜厚のシリコンエピタキシャル層W1をシリコンウェーハW0表面に成膜する。この際、トリクロロシラン等のガス雰囲気で、1150〜1280℃の処理条件で成膜をおこなう。なおボロン、リン等の必要なドーパントを添加することもできる。この際、エピタキシャル層W1の膜厚T1は、1.5〜2.5μm、好ましくは2μm程度となるように成膜がおこなわれる。このように膜厚T1を設定することにより、酸素濃度設定熱処理工程S03における非酸化性雰囲気における外方拡散によって、酸素濃度設定熱処理工程S03後に表面を除去することなく必要な酸素濃度をエピタキシャル層W1に与えることが可能となる。
図2に示す酸素濃度設定熱処理工程S03においては、熱処理温度が900℃以上シリコンの融点以下とされ、かつ、エピタキシャル層W1の表面酸素濃度が1.0×1017〜12×1017atoms/cm となるように処理温度・時間等の条件が設定される。
この際、縦型炉によるバッチ式の処理、および、枚葉炉におけるRTA処理など、酸素濃度の制御として上記の範囲に設定可能であればその方式は限定されない。さらに、酸素濃度制御可能となる条件であれば、昇温速度、降温速度の設定も自由である。
本実施形態における酸素濃度設定熱処理工程S03においては、その雰囲気ガスは非酸化性雰囲気として処理をおこなう。具体的には、Ar、水素、HCl、窒素、不活性ガス、あるいはこれらの混合ガス雰囲気が選択される。
この酸素濃度設定熱処理工程S03により、シリコンウェーハW0から外方拡散された酸素によって所定の状態に酸素濃度の設定されたエピタキシャル層W1を有するエピタキシャルウェーハWが製造される。このとき、エピタキシャル層W01の酸素濃度は、図7(a)に示すようにシリコン基板W0側から表面側に徐々に低下し、測定点Wkで1.0×1217atoms/cm 以上となるデプスプロファイルを有することになる。
図2に示す歪み層形成工程S05においては、本実施形態のエピタキシャルウェーハWにおける所定の状態に酸素濃度の設定されたエピタキシャル層W1表面に、10MPa〜1000MPaとされる膜応力を生じる歪み層を、後述するように形成する。
図2に示す熱処理工程S06は、例えばデバイス工程における熱処理とされ、この熱処理工程S06においては歪み層によって、80MPa〜1000MPaとされる膜応力を生じた場合であっても本実施形態のエピタキシャルウェーハWであれば転位の発生を抑制することが可能となる。
以下、本発明に係るエピタキシャルウェーハとその製造方法の第2実施形態を、図面に基づいて説明する。
図3は、本実施形態におけるエピタキシャルウェーハを示す正断面図、図4は、本実施形態におけるエピタキシャルウェーハの製造方法を示すフローチャートである。
本実施形態において、上述した第1実施形態と異なるのは、エピタキシャル層W2の膜厚T2、表面除去工程S04に関する部分であり、それ以外で対応する構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態のエピタキシャルウェーハWは、図3に示すように、シリコン基板W0の表面に、エピタキシャル層W2が成膜されたものとされる。
エピタキシャル層W2の膜厚T2は1.5〜2.5μm、好ましくは2μm程度とされる。
本実施形態の製造方法においては、図4に示すように、ウェーハ準備工程S01、エピタキシャル層成膜工程S22、酸素濃度設定熱処理工程S03、表面除去工程S04、歪み層形成工程S05、熱処理工程S06とを有するものとされる。
本実施形態の製造方法において、図4に示すエピタキシャル層成膜工程S22においては、所定の膜厚のシリコンエピタキシャル層W2をシリコンウェーハW0表面に成膜する。この際、エピタキシャル層W2の膜厚T2は、2〜4μm程度、あるいは、3.5〜4.5μm、好ましくは4μm程度となるように成膜がおこなわれる。このように膜厚T2を設定することにより、酸素濃度設定熱処理工程S03における外方拡散によって、酸素濃度設定熱処理工程S03後の表面除去工程S04において表面を除去することで必要な酸素濃度をエピタキシャル層W2に与えることが可能となる。
図4に示す表面除去工程S04においては、外方拡散によっても酸素濃度が1.0×1017〜12×1017atoms/cm となる条件を満たさない表面付近の低酸素部分を除去するものであり、除去をおこなう手段としては、ウェーハ準備工程S01における研磨工程と同等の研磨処理、あるいは、エッチング工程と同様なHF処理等が適応可能であるが、酸素濃度の低い部分が充分除去可能であればこれらの手段に限定されない。表面除去工程S04が研磨処理でおこなわれる場合には、その研磨代を0.3〜3μm程度、あるいは、0.6〜2.6μm、に設定することができる。
本実施形態のエピタキシャルウェーハWであれば、図4に示す熱処理工程S06において歪み層によって、10MPa〜1000MPaとされる膜応力を生じた場合であっても低酸素部分が除去されているので転位の発生を抑制することが可能となる。
以下、本発明に係るエピタキシャルウェーハとその製造方法の第3実施形態を、図面に基づいて説明する。
図5は、本実施形態におけるエピタキシャルウェーハを示す正断面図、図6は、本実施形態におけるエピタキシャルウェーハの製造方法を示すフローチャートである。
本実施形態において、上述した第1、2実施形態と異なるのは、エピタキシャル層W3、酸素濃度設定熱処理工程S33、表面除去工程S34に関する部分であり、それ以外で対応する構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態のエピタキシャルウェーハWは、図5に示すように、シリコン基板W0の表面に、エピタキシャル層W3が成膜されたものとされる。
エピタキシャル層W3の膜厚T2は3.5〜4.5μm、好ましくは4μm程度とされる。
本実施形態の製造方法においては、図6に示すように、ウェーハ準備工程S01、エピタキシャル層成膜工程S32、酸素濃度設定熱処理工程S33、表面除去工程S34、歪み層形成工程S05、熱処理工程S06とを有するものとされる。
本実施形態の製造方法において、図6に示すエピタキシャル層成膜工程S32においては、所定の膜厚のシリコンエピタキシャル層W3をシリコンウェーハW0表面に成膜する。この際、エピタキシャル層W3の膜厚T3は、2〜6μm程度、あるいは、3.5〜5.5μm、好ましくは4μm程度となるように成膜がおこなわれる。
図6に示す酸素濃度設定熱処理工程S33においては、熱処理温度が900℃以上シリコンの融点以下とされ、かつ、エピタキシャル層W3の表面酸素濃度が1.0×1017〜10×1217atoms/cm となるように処理温度・時間等の条件が設定される。
この際、縦型炉によるバッチ式の処理、および、枚葉炉におけるRTA処理など、酸素濃度の制御として上記の範囲に設定可能であればその方式は限定されない。さらに、酸素濃度制御可能となる条件であれば、昇温速度、降温速度の設定も自由である。
本実施形態における酸素濃度設定熱処理工程S33においては、その雰囲気ガスは酸化性雰囲気として処理をおこなう。具体的には、酸素、酸素を含む不活性ガス雰囲気、酸素と非酸化性ガスの混合ガス雰囲気が選択される。酸素と非酸化性混合ガスの混合ガス雰囲気で処理される場合は酸素ガス濃度を3%以上にすることが望ましい。
この酸素濃度設定熱処理工程S33により、エピタキシャル層W3の表面に酸化膜が形成されるとともに、内方拡散された酸素によって所定の状態に酸素濃度の設定されたエピタキシャル層W3を有するエピタキシャルウェーハWが製造される。
同時に、シリコンウェーハW0からの外方拡散によってもエピタキシャル層W3の酸素濃度が上昇する。このため、エピタキシャル層W03の酸素濃度は、図7(b)に示すようにM字形を有することになる。
図6に示す表面除去工程S34においては、シリコンエピタキシャル層W3表面に形成された酸化膜を除去する酸化膜除去工程とされ、具体的には、希釈HF溶液中によってウェーハ表面の酸化膜を除去することができる。
本実施形態のエピタキシャルウェーハWであれば、図6に示す熱処理工程S06において歪み層によって、10MPa〜1000MPaとされる膜応力を生じた場合であっても低酸素部分が除去されているので転位の発生を抑制することが可能となる。
以下、上記の各実施例において製造されたエピタキシャルウェーハWが供される歪み層形成工程S05について説明する。
図8は、本発明のエピタキシャルウェーハが供されるデバイス製造工程で歪み層が形成された半導体基板の一例としての断面構造を示すものである。
歪み層形成工程S05においては、エピタキシャルウェーハW表面に部分的に形成されてデバイスの一部分となる歪み層を形成するものとされる。この歪み層は、10MPa〜1000MPaとされる膜応力を生じるものとされる。この歪み層は、具体的には、図8に示すように、ゲート領域Gの直下を除いて、ソース領域S,ドレイン領域DとしてエピタキシャルウェーハW表面に部分的に形成されて、矢印teで示すように、ウェーハ表面の面内方向に膜応力を生じるSiGe膜、窒化膜、SiC等とされる。また、膜応力を発生するものであれば、図8に示す構成に限定されるものではなく、またその形成方法も特に限定されるものではない。
従って、歪み層形成工程S05はデバイス製造工程に含まれることができ、本発明におけるエピタキシャルウェーハWは、このようなデバイス製造工程に供されるウェーハとされる。
以下、本発明に係る実施例について説明する。
<実施例1>
直径300mmのCZ単結晶ウェーハから切り出され、鏡面加工が施されたウェーハに所定の膜厚のSiエピタキシャル成長を実施したウェーハを実験例1とした。この実験例と同様にしたサンプルに、その後1000℃/0.5hrの処理をAr雰囲気で縦型炉を用いて実施して実験例2〜6として。また実験例7〜12としてはRTA処理炉を用いて1150℃/30sec処理をAr雰囲気で実施している。このように熱処理されたウェーハをその後、表面側から所定研磨量研磨しサンプル作成した。これらの諸元を表1に示す。
Figure 0005704155
表1においては、また各サンプルにおいて、SIMSを用いてウェーハ表層の酸素濃度を測定した結果を示す。SIMS測定の場合、ウェーハ最表面は試料汚染の影響から測定は不可能である。そこで、汚染影響のない100nm深さの酸素濃度を”表面酸素濃度”として表1に示している。
次に応力負荷試験について説明するが、上記サンプルのウェーハ表面側に深さ100nm, 幅50μm、長さ1mmのライン状のくぼみを作成し、長さ3cm、幅1.5cmに切り出した。この切り出されたサンプルを支点間距離2cmにて3点曲げ試験を実施した。この際、ウェーハ表面側に引張応力を負荷しており、試験温度は800℃である。加えた加重は50Nであった。その後、サンプルは室温まで冷却され、ライトエッチング(Wright etching を2μm実施し、ライン状くぼみから発生した転位Pitを測定した。
表1においては、転位Pitが1×10 個/cm 以上の場合を×で、転位Pitが1×10 /cm 以下の場合を○で、転位Pitが検出されない場合を◎とした。
エピタキシャル成長直後では表面酸素濃度が検出できない。これはエピタキシャル成長はCVD成長であり、エピ成長膜中には不純物である酸素がほとんど存在していないからである。このようなウェーハに熱処理を加えると、基板中の酸素が表面側に熱拡散し、エピタキシャル膜中に酸素が存在するようになる。
また、ウェーハ表面酸素濃度が1×1017atoms/cmを超えると転位の発生が抑制されていることがわかる。
これは、ウェーハ表面に作成したライン状くぼみに3点曲げ試験し応力負荷した際に、応力集中して転位が発生するが、その応力集中部で酸素濃度が高い場合に転位の発生の臨界応力が増大し、その発生を抑制したことに起因すると考えられる。
実験例7〜12を比較すれば、成長させたエピタキシャル層が薄いほど、浅い研磨代で転位発生抑制の効果が得られることがわかる。これは、酸素は基板から表面側への熱拡散であり、エピタキシャル成長膜厚が薄いほど、エピ層中の酸素濃度が高濃度になるからであると考えられる。
<実施例2>
直径300mmのCZ単結晶ウェーハから切り出され、鏡面加工が施されたウェーハに所定の膜厚のSiエピタキシャル成長を実施した。成長したエピタキシャル膜厚は4μmである。その後、種々の熱処理を実施した。処理時間が180sec以下のものは酸化性雰囲気のRTA炉にて、180sec以上のものはNとOの混合雰囲気(O=10%)として縦型炉にて処理した。熱処理後、希釈HF溶液中で形成した酸化膜を除去し、実施例1と同様な応力負荷試験を実施した。その結果を図9に示す。
この結果から、酸化性雰囲気では、エピタキシャル層表面が酸化され、酸素が表面よりIn-diffusion(注入)されること、および、酸素が基板側より熱拡散されること、によりエピタキシャル層の酸素濃度が高濃度化することがわかる。転位抑制効果を得るためには、温度X(℃)と、処理時間Y(sec)とが、
Y ≧ 1.21×1010 exp(−0.0176X)
の関係を満たす様に熱処理条件を設定する必要があることがわかる。
W…エピタキシャルウェーハ
W1、W2、W3…エピタキシャル層

Claims (2)

  1. シリコン単結晶から切り出されたシリコン基板表面にシリコンエピタキシャル層が成膜堆積されるとともに、該シリコンエピタキシャル層表面の酸素濃度が1.0×1017〜12×1017atoms/cm (ASTM F−121,1979)とされ前記シリコンエピタキシャル層表面に、10MPa〜1000MPaとされる膜応力を生じる歪み層が形成されてなるエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
    エピタキシャル成長後に非酸化性雰囲気で前記シリコンエピタキシャル層の酸素濃度を上昇させる酸素濃度設定熱処理工程と、
    前記シリコンエピタキシャル層表面の酸素濃度が1.0×1017〜12×1017atoms/cm (ASTM F−121,1979)となるように表面を除去処理する転位発生抑制工程と、
    前記シリコンエピタキシャル層表面に、10MPa〜1000MPaとされる膜応力を生じる歪み層を形成する歪み層形成工程と、を有し、
    エピタキシャル成長される前記シリコンエピタキシャル層の膜厚が2μ〜4μmとされるとともに、前記転位発生抑制工程により除去される膜厚が0.6〜2.6μmとされて、
    前記酸素濃度設定熱処理工程における熱処理温度が900℃以上シリコンの融点以下とされてなることを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造方法。
  2. 請求項1記載のエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
    前記ウェーハ表面側に深さ100nm, 幅50μm、長さ1mmのライン状のくぼみを作成し、長さ3cm、幅1.5cmに切り出したサンプルを試験温度800℃で支点間距離2cmにてウェーハ表面側に加重50Nで引張応力を負荷して3点曲げ試験を実施した後、室温まで冷却してライトエッチング(Wright etching を2μm実施し、ライン状くぼみから発生した転位Pitを測定した際、転位Pitが1×10/cm 以下となることを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造方法。
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