JP3488887B2 - 井戸の掘削方法 - Google Patents

井戸の掘削方法

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口 工 江
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭等で使用する
小口径の深井戸を容易に設けることができる井戸の掘削
方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
井戸掘装置として種々のものが提案されているが、いず
れも大型の装置である。例えば、やぐらを組み、その上
端に設けたプーリーにロープを掛け回し、そのロープの
一端に掘削機を取り付けたケーブルパーカッション形式
のものが知られている。
【0003】ところが、このような大型の装置を用いて
の井戸掘では、家庭等における門のそば、庭先、駐車
場、裏庭等の狭い場所での井戸掘には不向きである。
【0004】そこで、狭い場所でも井戸掘を可能とする
小型軽量の装置が要望されているが、他方、小型軽量に
すると馬力が落ち、浅い井戸掘ではともかく50m以上
の深い井戸掘には能力が不足し不都合が生ずる。
【0005】しかも、浅い層の地下水は、生活排水で汚
染されている恐れがあるので、深い井戸を掘り、深層の
最も安全で、しかもおいしい地下水を汲み上げる必要が
ある。本発明は、このような点に鑑み小型軽量であって
も掘削性能が高いロータリーパーカッション二重管ボー
リング装置を使用し、狭い場所でも深い井戸掘が可能な
井戸の掘削方法を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、ロータリーパーカッション二重管ボーリ
ング装置において所定深さに削孔し、所定深さに削孔し
たら外管を残し内管を抜管し、次に前記外管内に保護管
を所定深さ挿入し、保護管を所定深さ挿入したら外管を
順次抜管し、外管が抜管された部分から、外管と保護管
との間を通して埋設材を投入して保護管と孔壁との間を
埋設し、遂には外管は全部抜管され、保護管と孔壁間が
埋設材で充填されて保護管が埋設され、この保護管内に
揚水用パイプを所定深さ挿入し、このパイプにポンプが
取付けられることを特徴とする。
【0007】また、前記保護管の下端側には、周面に複
数の孔が穿設されていることを特徴とする。さらに、前
記埋設材は、下方が粒径の大きな砂利であり、中間が砂
であり、上方が固化材であることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に詳細に説明する。図1乃至図12は本発明の実施
の形態を示す概略説明図で、工程順に示してある。本発
明に係る井戸の掘削方法は、基本的には、ロータリーパ
ーカッション二重管ボーリング装置1において所定深さ
に削孔11し、所定深さに削孔11したら外管7を残し
内管6を抜管し、次に前記外管7内に保護管9を所定深
さまで挿入し、保護管9を所定深さまで挿入したら外管
7を順次抜管し、外管7が抜管された部分から、外管7
と保護管9との間を通して埋設材12を投入して保護管
9と孔壁11aとの間を埋設し、遂には外管7は全部抜
管され、保護管9と孔壁11aとの間が埋設材12で充
填されて保護管9が埋設され、次にこの保護管9内に揚
水用パイプ13を所定深さまで挿入し、このパイプ13
にポンプ15が取付けられる工程で大略構成されてい
る。
【0009】まず、図1に示すように二重管ボーリング
装置1を用い削孔する。この二重管ボーリング装置1
は、ロータリーパーカッション二重管ボーリング装置で
あって、装置本体2に起倒自在に設けられたガイドセル
3、該ガイドセル3に進退自在に設けられたドリルヘッ
ド4、該ドリルヘッド4に取付けられる二重管5等で構
成されている。
【0010】前記二重管5は、内管6と外管7とで構成
され、その最先端に位置する二重管5の先端にはビット
8(図2乃至図13においては省略されている)が設け
られている。この二重管5は、ドリルヘッド4に取付け
られ、このドリルヘッド4により打撃、回転及び給進が
与えられ、短管を順次継ぎ足しながら深層地下水層(所
定深さ)まで削孔する。
【0011】この時、内管6内か内管6と外管7との間
のいずれか一方が水及び空気等の供給通路となり、他方
がスライム等の排出通路となる。
【0012】図2乃至図11は、二重管ボーリング装置
1を省略して示してあり、図2は二重管5を所定深さま
で進入させた状態を示す。この図1に示すように二重管
5が所定深度に達したら二重管ボーリング装置1での削
孔を停止し、次いで図2に示すように二重管ボーリング
装置(図示省略)を用いて内管6を抜管する。
【0013】図3は図2の状態から内管6が抜管される
途中を示し、図4は内管6が全部抜管された状態を示
す。この図4に示すように内管6を抜管したら、次に図
5に示すように残された外管7内に保護管9を所定深度
まで挿入する。ここで所定深度とは深層地下水層に達す
る深さを意味する。前記保護管9の先端側の周側面に
は、複数のスリット10が穿設されている。このスリッ
ト10は縦方向のものであっても、図14に示すような
横方向のものであってもよい。このスリット10は、ス
クリーンであって、保護管9内に固形物の侵入するのを
防止する。
【0014】図6は外管7内に保護管9が所定深度まで
挿入された状態を示す。ところで、内管6及び外管7で
構成する二重管5は、短管を順次継ぎ足しながら削孔す
るし、また保護管9も順次継ぎ足しながら挿入する。従
って、内管6及び外管7の抜管も引き揚げた部分の短管
を取り外しながら順次抜管する。
【0015】そこで、図6に示すように保護管9を所定
深度まで挿入したら、次に外管7を、削孔時とは逆に引
き抜いては接続した短管を取り外すことを繰り返して抜
管する。この時、図7に示すように外管7を抜管した部
分の孔11の深さから埋設材12で埋設する。この埋設
材12での埋設は、矢印で示すように外管7と保護管9
との間に埋設材12を投入して行われる。
【0016】この作業を繰り返すことによって、図7,
図8,図9に示すように外管7は抜管され、保護管9と
孔壁11aとの間は、埋設材12で埋設される。図10
は外管7が抜管され、孔11が埋設材12で埋設された
状態を示す。
【0017】前記埋設材12は、下方が砂利等の比較的
粒径の大きいフィルター部材12aで、中間は砂等の粒
径の小さいシール部材12bで、上方はセメントミルク
等の固化材12cで形成すると好ましい。それは、下方
は地下水の通過を許容させ濾過材として作用させるため
であり、中間は生活廃水やセメントミルク等の通過をシ
ールさせるシール材として作用させるためである。この
埋設材12での埋設は、必ずしも孔11の底部から埋設
する必要はなく、図13に示すように孔11の途中から
でもよい。
【0018】次に図11に示すように前記保護管9内に
ストレーナ13aをその下部に装着した揚水用パイプ1
3を所定深度まで挿入し、最後に図12に示すように揚
水用パイプ13にポンプ15を取り付けて完成する。図
14はその井戸掘りが完成した状態を示す断面図であ
り、ウェルヘッド14は、同図に示すように地面の中に
設けるのが好ましい。前記ストレーナ13aは、水を濾
過する作用をする。
【0019】そして、以上のような深井戸の掘削は、井
戸掘削の事前調査として、地質図、地形図、地盤図、全
国地下水(深井戸)資料台帳等既存の資料を参考とし、
時には現地調査を行い、深層地下水層の存在、深度を予
測し、井戸掘削を実施する。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り本発明によれ
ば、下記のような効果を奏するものである。 (1) 二重管ボーリング装置としてロータリーパーカッシ
ョン二重管ボーリング装置を使用するので軽量小型であ
っても小口径の深い掘削も可能であり、狭い場所でも深
井戸の掘削ができる。 (2) 二重管ボーリング装置は、ロータリーパーカッショ
ンであるので、広範囲の種類の地層に適応できると共に
掘削速度がきわめて速く削孔することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態の工程を示す概略説明図で
ある。
【図3】図2の次の工程を示す概略説明図である。
【図4】図3の次の工程を示す概略説明図である。
【図5】図4の次の工程を示す概略説明図である。
【図6】図5の次の工程を示す概略説明図である。
【図7】図6の次の工程を示す概略説明図である。
【図8】図7の次の工程を示す概略説明図である。
【図9】図8の次の工程を示す概略説明図である。
【図10】図9の次の工程を示す概略説明図である。
【図11】図10の次の工程を示す概略説明図である。
【図12】図11の次の工程を示す概略説明図である。
【図13】本発明の他の実施の形態を示す概略説明図で
ある。
【図14】本発明に係る井戸の掘削方法により井戸を掘
削し完成した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ロータリーパーカッション二重管ボーリング装置 3 ガイドセル 4 ドリルヘッド 5 二重管 6 内管 7 外管 9 保護管 10 スリット 11 削孔 12 埋設材 12a 砂利 12b 砂 12c 固化材 13 揚水用パイプ 15 ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21B 43/00 - 43/119 E03B 3/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリーパーカッション二重管ボーリ
    ング装置において所定深さに削孔し、所定深さに削孔し
    たら外管を残し内管を抜管し、次に前記外管内に保護管
    を所定深さ挿入し、保護管を所定深さ挿入したら外管を
    順次抜管し、外管が抜管された部分から、外管と保護管
    との間を通して埋設材を投入して保護管と孔壁との間を
    埋設し、遂には外管は全部抜管され、保護管と孔壁間が
    埋設材で充填されて保護管が埋設され、この保護管内に
    揚水用パイプを所定深さ挿入し、このパイプにポンプが
    取付けられることを特徴とする井戸の掘削方法。
  2. 【請求項2】 前記保護管の下端側には、周面に複数の
    孔が穿設されていることを特徴とする請求項1記載の井
    戸の掘削方法。
  3. 【請求項3】 前記埋設材は、下方が粒径の大きな砂利
    であり、中間が砂であり、上方が固化材であることを特
    徴とする請求項1記載の井戸の掘削方法。
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KR102084579B1 (ko) * 2017-04-27 2020-03-04 한창헌 말뚝 경유형 지하수 집수 시설
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