JP3487705B2 - 荷電粒子ビーム装置 - Google Patents

荷電粒子ビーム装置

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JP3487705B2
JP3487705B2 JP01266396A JP1266396A JP3487705B2 JP 3487705 B2 JP3487705 B2 JP 3487705B2 JP 01266396 A JP01266396 A JP 01266396A JP 1266396 A JP1266396 A JP 1266396A JP 3487705 B2 JP3487705 B2 JP 3487705B2
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    • H01J2237/12Lenses electrostatic
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    • H01J2237/28Scanning microscopes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のレンズを精
度良く制御できる走査電子顕微鏡等の荷電粒子ビーム装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】走査電子顕微鏡や電子ビーム描画装置等
の電子ビーム装置では、電子ビームを複数のレンズによ
って集束し、試料に照射している。この場合、各レンズ
の強度は、レンズが静電型であれば、電圧で決まり、レ
ンズが静磁場型であれば、コイルに流す電流量で決ま
る。この電圧または電流量をレンズ制御量とすると、走
査電子顕微鏡などでは、複数のレンズ制御量を加速電圧
や試料に照射するビーム電流量の変化に応じて細かく設
定している。
【0003】図1に複数のレンズを備え、それぞれにレ
ンズ制御量を設定するようにした走査電子顕微鏡の一例
を示す。図中1は電子銃であり、電子銃1から発生した
電子ビームEBは、第1コンデンサレンズ2、第2コン
デンサレンズ3と対物レンズ(最終段集束レンズ)4に
よって試料5上に細く集束される。また、電子ビームE
Bは、図示していない偏向器によって偏向され、試料5
上の電子ビームの照射位置は走査される。
【0004】試料5への電子ビームの照射によって発生
した2次電子eは、2次電子検出器6によって検出され
る。検出器6の検出信号は、増幅器、コントラストや輝
度調整回路などが含まれている画像信号処理装置7を介
して陰極線管8に供給される。前記第2コンデンサレン
ズ3と対物レンズ4との間には、試料5に照射される一
次電子ビームEBの電流量を制限するための対物レンズ
絞り9が配置されている。この対物レンズ絞り9と、複
数のレンズ、すなわち、第1と第2のコンデンサレンズ
2,3のレンズ制御量を制御することにより、対物レン
ズ絞り9を通過して試料5に照射される電子量が決めら
れる。また、対物レンズ絞り9の下部には、電子ビーム
光路に挿脱可能な状態でファラデーカップ10が設けら
れている。
【0005】前記電子銃1から発生する一次電子ビーム
EBの加速電圧は、加速電圧制御装置11によって発生
される。また、第1コンデンサレンズ2のレンズ制御量
は、第1コンデンサレンズ制御装置12によって発生さ
れ、第2コンデンサレンズのレンズ制御量は第2コンデ
ンサレンズ制御装置13によって発生される。更に、対
物レンズ4のレンズ制御量は、対物レンズ制御装置14
によって発生される。これら加速電圧制御装置11、第
1コンデンサレンズ制御装置12、第2コンデンサレン
ズ制御装置13、対物レンズ制御装置14にレンズ制御
量の目標値を設定し、それらを制御するためにコンピュ
ータ15が設けられている。
【0006】コンピュータ15にはレンズ制御量を決定
するレンズデータ設定手段16が構築されており、レン
ズデータ設定手段16はレンズ制御量が格納されている
レンズデータテーブル17を参照して、各レンズ制御量
を決定する。このレンズデータ設定手段16で決定され
たレンズ制御量は、マンマシンインターフェース18を
介して加速電圧制御装置11と、第1コンデンサレンズ
制御装置12と、第2コンデンサレンズ制御装置13
と、対物レンズ制御装置14に渡される。
【0007】19は操作用陰極線管であり、操作用陰極
線管19から各レンズ制御量を決定するパラメータをレ
ンズデータ設定手段16に渡し、各レンズのレンズ制御
量が連動して決められる。なお、対物レンズ絞り9の下
に配置されたファラデーカップ10からの電流量を測定
する電流量測定器20が設けられており、電流量測定器
20の出力はコンピュータ15に供給される。このよう
な構成の動作を次に説明する。
【0008】通常の2次電子像を観察する場合、コンピ
ュータ15は図示していない電子ビーム偏向ユニットを
制御し、このユニットから所定の2次元走査信号を偏向
器に供給する。その結果、試料5上の任意の2次元領域
が電子ビームEBによってラスター走査される。試料5
への電子ビームの照射によって発生した2次電子は、検
出器6によって検出される。その検出信号は、画像信号
処理装置7を介して偏向器への走査信号と同期した陰極
線管8に供給され、陰極線管8には試料の任意の領域の
2次電子像が表示される。
【0009】次に、各レンズの制御について説明する。
各レンズの制御は、操作用陰極線管19に加速電圧や試
料に照射される電流量などのパラメータを入力し、この
パラメータの値をマンマシンインターフェース18を介
してレンズデータ設定手段16に供給する。レンズデー
タ設定手段16は、与えられたパラメータに基づき、レ
ンズデータテーブル17に格納されているデータを読み
だし、それぞれのレンズの制御量をマンマシンインター
フェース18を介して各レンズの制御装置12,13,
14に供給する。この結果、各レンズ2,3,4は、与
えられた加速電圧に応じ、所定の制御量が得られるよう
にその強度は調整される。
【0010】なお、この際、加速電圧を変えるように操
作用陰極線管19を操作すれば、加速電圧制御装置11
を介して、電子銃1からの一次電子ビームEBの加速電
圧は変えられる。また、所定の電流量の電子ビームが試
料5に照射されることを確認するために、フアラデーカ
ップ10を電子ビーム光軸上に挿入し、一次電子ビーム
EBの電流量を検出する。ファラデーカップ10の検出
信号は電流量測定器20によって測定され、その値はマ
ンマシンインターフェース18を介してレンズデータ設
定手段16に供給される。測定された電流量が設定値と
異なっていた場合には、操作用陰極線管19にその電流
量が表示され、オペレータは操作用陰極線管19に表示
された電流量に基づき、各レンズ制御量を修正するよう
にコンピュータ5に指示を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】電子顕微鏡では、数段
の電子レンズによって一次電子ビームEBの軌道が制御
される多変数制御システムがとられている。また、最終
出力が走査電子顕微鏡像であるため、フィードバック信
号は得られず、オープンループで制御されるのが普通で
ある。すなわち、観察条件(加速電圧,試料への照射電
流量等)ごとに、各レンズのレンズ制御量をレンズデー
タテーブル17にテーブル化しておき、ある観察条件に
よりレンズデータ設定手段16が適当なレンズ制御量を
レンズデータテーブル17から選択する。
【0012】レンズデータテーブル17に格納されてい
るデータは、予め電子光学系の物理計算がなされたもの
であるが、加速電圧、照射電流量、対物レンズ絞り径、
仮想光源位置をパラメータとして、離散的に求められて
いる。すなわち、電子顕微鏡の制御システムは、非線形
でかつ多変数システムのため、制御精度を向上させるた
めには、計算点をきめ細かく離散化しなければならず、
計算量とレンズデータテーブル17に格納されるデータ
数が膨大となってしまう。
【0013】また、仮想光源位置、対物レンズ絞り径お
よび照射電流量を決める電子銃1の角電流密度または輝
度は、正確な測定ができず、誤差を持ったあいまいな値
であるため、計算結果と実際とは微妙なズレが生じる。
このズレを補正しようとしても、多変数システムである
ため、1つのレンズ強度のみを変えることができず、全
部のレンズのレンズ強度を補正しなければならない。
【0014】図2にレンズデータテーブル17に格納さ
れている第1コンデンサレンズ2を制御するレンズ制御
量Vc1のデータ構造例を示す。Vc1は、加速電圧V
a、仮想光源位置Zo、プローブ電流量Ip、対物レン
ズ絞り9の径φaの関数である。ここで簡単化のため、
対物レンズ絞り9の径φaは決まっているものとする
と、次の関係が得られる。
【0015】Vc1 = Vc1(Va,Zo,Ip) 図2に示すように、データ構造は、Va,Zo,Ipの
離散的な格子点上にVc1が存在する第1コンデンサレ
ンズ制御テーブル群から成っている。仮想光源位置Zo
は、電子銃1からの電子を引き出す電圧Vexの関数であ
り、Zo=Zo(Vex)である。したがって、引出電圧
Vexを決めれば、Zoが決まり、Vc1はVaとIpと
で決まることになり、第1コンデンサレンズ2の制御範
囲は、図2に示す平面上の第1コンデンサレンズ制御テ
ーブル21となる。なお、このテーブル21が集合して
第1コンデンサレンズ制御テーブル群22となる。
【0016】しかしながら、引出電圧Vexを変えると、
電子銃1からの一次電子ビームEBの角電流密度が変化
し、試料5に照射される電流量Ipも変わるため、単純
にVc1を照射電流量Ipと加速電圧Vaとで決定する
ことはできない。また、図3に示すように、第2コンデ
ンサレンズ3のレンズ制御量Vc2のデータ構造も図2
に示した第1コンデンサレンズ2のデータ構造と同様な
構造となっている。図3で、23が第2コンデンサレン
ズ制御テーブルであり、24が第2コンデンサレンズ制
御テーブル群である。更に、Vc1とVc2とは独立で
はなく、組み合わせによって決定しなければならない。
【0017】レンズ制御量のデータ構造を第1コンデン
サレンズ2と第2コンデンサレンズ3とを例にして図
2,図3に示したが、実際には、全てのレンズに対して
各レンズの制御量は、互いに独立ではなく、組み合わせ
によって決定しなければならず、膨大な量の制御点を加
速電圧Va、照射電流量Ip、対物レンズ絞り径φa、
仮想光源位置Zoを離散化して組み合わせて作らなけれ
ばならない。
【0018】すなわち、Vaの量子化数をn、Ipの量
子化数をm、φaの量子化数をq、Zoの量子化数をr
とすると、それぞれVa,n、Ip,m、φa,q、Z
o,rとすると、各レンズのレンズ制御量の量子化数
は、n×m×q×r個となる。仮に、加速電圧を50ス
テップ(n=50)、照射電流量を10ステップ(m=
10)、対物レンズ絞り径を5ステップ(q=5)、仮
想光源位置を10ステップ(r=10)とすると、各レ
ンズのレンズ制御量の量子化数は、25,000個とな
り、膨大なデータ数となって、データをハンドリングす
ることは事実上不可能となる。すなわち、データと装置
とがある一部分だけ合わなくても、全制御点に対して物
理計算をし直さなければならず、多大な時間を要してい
た。また、データテーブルは、数字の羅列であるため、
その数字が有する物理的な意味が分からないという欠点
があった。
【0019】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、少ないデータ量で各レンズの制御
を精度良く行うことができる荷電粒子ビーム装置を実現
するにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に基づく
荷電粒子ビーム装置は、荷電粒子ビーム源からの荷電粒
子ビームを複数のレンズによって集束するようにした荷
電粒子ビーム装置において、各レンズのレンズ制御量を
決定する各種条件をファジイ推論により補正する手段
と、補正された条件にしたがって各レンズを制御するレ
ンズ制御量をファジイ推論するファジイ推論手段と、フ
ァジイ推論で参照されるif/then形式で記述され
たルールを格納するルールベースとを備えたことを特徴
としている。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】請求項の発明では、各レンズのレンズ制
御量を決定する各種条件をファジイ推論により補正する
手段と、補正された条件にしたがって各レンズを制御す
るレンズ制御量をファジイ推論するファジイ推論手段
と、ファジイ推論で参照されるif/then形式で記
述されたルールを格納するルールベースとを備え複数の
レンズのレンズ制御量をファジイ推論により決定する。
【0025】請求項の発明に基づく荷電粒子ビーム装
置では、請求項の発明において、ルールベースに格納
されたルールを修正、削除、追加できるルールエディタ
を備えたことを特徴としている。
【0026】請求項の発明では、ルールベースに格納
されたルールを修正、削除、追加する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図4はファジイ推論手段を
備えた電子ビーム装置の一例を示しており、図1の従来
装置と同一ないしは類似の構成要素には同一番号を付
し、その詳細な説明は省略する。この実施の形態で、加
速電圧制御装置11、第1コンデンサレンズ制御装置1
2、第2コンデンサレンズ制御装置13、対物レンズ制
御装置14とにレンズ制御量の目標値を指示し、制御す
るためにコンピュータ25が設けられている。
【0028】コンピュータ25内には、各レンズ制御量
をファジイ推論によって推論するファジイ推論手段26
と、ファジイ推論手段26に入力する変数を作成する前
処理手段27と、ファジイ推論手段26の出力を評価す
る後処理手段28と、ファジイ推論手段26において各
レンズ制御量を推論する際に、参照されるif/the
n形式で記述されたルールが格納されているルールベー
ス29と、ルールベース29に格納されているルールを
編集できるルールエディタ30とが構築されている。こ
のファジイ推論手段26と、前処理手段27と、後処理
手段28と、ルールベース29と、ルールエディタ30
とは、レンズ制御装置31を構成する。
【0029】図5にコンピュータ25内でのデータの入
出力の状況を示す。図5において、加速電圧Vaと仮想
光源位置Zoと照射電流量Ipと対物レンズ絞り径φa
と試料位置Zsとを前処理手段27に入力すると、前処
理手段27は、加速電圧内部変数#Vaと仮想光源位置
内部変数#Zoと照射電流量内部変数#Ipと対物レン
ズ絞り径内部変数#φaと試料位置内部変数#Zsとを
ファジイ推論手段26に出力する。
【0030】ファジイ推論手段26は、加速電圧内部変
数#Vaと仮想光源位置内部変数#Zoと照射電流量内
部変数#Ipと対物レンズ絞り径内部変数#φaと試料
位置内部変数#Zsとから、ルールベース29に格納さ
れているif/then形式で記述されたルールを参照
して、ファジイ推論によって第1コンデンサレンズ制御
量目標値内部変数#Vcl、第2コンデンサレンズ制御
量目標値内部変数#Vc2、対物レンズ制御量目標値内
部変数#Volとを推論し、それらを後処理手段28に
出力する。
【0031】後処理手段28は、#Vcl、#Vc2、
#Volとから、数値を評価して、第1コンデンサレン
ズ制御量目標値Vc1と、第2コンデンサレンズ制御量
目標値Vc2と、対物レンズ制御量目標値Volとを出
力し、それらの値をそれぞれ第1コンデンサレンズ制御
装置12、第2コンデンサレンズ制御装置13、対物レ
ンズ制御装置14に供給する。なお、上記構成で、ルー
ルエディタ30により、ルールベース23に格納されて
いるif/then形式で記述されたルールを編集する
ことができる。
【0032】上記した実施の形態における動作を更に詳
細に説明する。前記したように、加速電圧Vaと仮想光
源位置Zoと照射電流量Ipと対物レンズ絞り径φaと
試料位置Zsとを前処理手段27に入力すると、前処理
手段27は、加速電圧内部変数#Vaと仮想光源位置内
部変数#Zoと照射電流量内部変数#Ipと対物レンズ
絞り径内部変数#φaと試料位置内部変数#Zsとをフ
ァジイ推論手段26に出力する。上記各内部変数は、次
式によって求められる。
【0033】
【数1】
【0034】上記した式において、Va・normは加速電
圧正規化係数、Zo・normは仮想光源正規化係数、Ip
・normは照射電流量正規化係数、φa・normは対物レン
ズ絞り径正規化係数、Zs・normは試料位置正規化係数
である。前記{#Va,#Zo,#Ip,#φa,#Z
s}の入力変数空間は、それぞれ複数のファジイ集合に
よって分割されている。この入力変数空間のファジイ集
合による分割例を図6に示す。
【0035】図6(a)は#Vaの分割例を示してお
り、ここでは、#Vaの領域{#Va・min ,#Va・
max }を16個のファジイ集合{0.5kV,1kV,
2kV,3kV,4kV,5kV,6kV,7kV,8
kV,9kV,10kV,11k,12kV,13k
V,14kV,15kV}で分割した。また、図6
(b)に示すように、#Zoの領域{#Zo・min ,#
Zo・max }を8個のファジイ集合{7.5Zo,7.
0Zo,6.5Zo,6.0Zo,5.50Zo,5.
0Zo,4.5Zo,4.0Zo}で分割した。
【0036】更に、図6(c)に示すように、#Ipの
領域{#Ip・min ,#Ip・max }を16個のファジ
イ集合{Ip・1,Ip・2,Ip・3,Ip・4,I
p・5,Ip・6,Ip・7,Ip・8,Ip・9,I
p・10,Ip・11,Ip・12,Ip・13,Ip
・14,Ip・15,Ip・16}で分割した。また、
図6(d)に示すように、#φaの領域{#φa・min
,#φa・max }を5個のファジイ集合{35μm,
40μm,45μm,50μm,55μm}で分割し
た。また、図6(e)に示すように、#Zsの領域{#
Zs・min ,#Zs・max }を5個のファジイ集合
{5.0Zs,5.5Zs,6.0Zs,6.5Zs,
7.0Zs}で分割した。
【0037】上記した各分割において、ファジイ集合同
志が交わりを持つことに特徴がある。また、図6で示し
た各ファジイ集合は、要素のその集合における属性の度
合(メンバーシップ値)を示すメンバーシップ関数で表
現されている。すなわち、図6(a)に示すように、あ
る#Va(三角印部)が入力されたとき、ファジイ集合
{1kV}に属するメンバーシップ値は、μ(1kV|
#Va)であり、ファジイ集合{2kV}に属するメン
バーシップ値はμ(2kV|#Va)となることを示し
ている。
【0038】同様に、図6(b)には、ある#Zoのフ
ァジイ集合{7.0Zo}に属するメンバーシップ値μ
(7.0Zo|#Zo)を、図6(c)には、ある#I
pのファジイ集合{Ip・1}に属するメンバーシップ
値μ(Ip・1|#Ip)とファジイ集合{Ip・2}
に属するメンバーシップ値μ(Ip・2|#Ip)と
を、図6(d)には、ある#φaのファジイ集合{50
μm}に属するメンバーシップ値μ(50μm|#φ
a)とファジイ集合{55μm}に属するメンバーシッ
プ値μ(55μm|#φa)とを、図6(e)には、あ
る#Zsのファジイ集合{5.0Zs}に属するメンバ
ーシップ値μ(5.0Zs|#Zs)とファジイ集合
{5.5Zs}に属するメンバーシップ値μ(5.5Z
s|#Zs)とを示している。
【0039】前記ルールベース29には、前記{#V
a,#Zo,#Ip,#φa,#Zs}から、前記{#
Vc1,#Vc2,#Vol}を決定するルールが、た
とえば次のようにif/then形式(ifAthen
B;Aが成り立つ場合はBとする)で記述されている。
なお、このif/thenルールは単なる一例である。
【0040】 if Va is 0.5kV and Zo is 7.5Zo and Ip is Ip・1 and φa is 35μm and Zs is 5.0Zs then Vcl is 355.0 and Vc2 is 50.5 and Vo1 is 1000.0 if Va is 0.5kV and Zo is 6.0Zo and Ip is Ip・5 and φa is 40μm and Zs is 5.0Zs then Vc1 is 200.0 and Vc2 is 130.0 and Vo1 is 800.0 … … … 前記ファジイ推論手段26においては、ルールベース2
9に格納されているルールを参照して、入力変数{#V
a,#Zo,#Ip,#φa,#Zs}から、出力変数
{#Vc1,#Vc2,#Vol}をファジイ推論す
る。上述したif/thenルール例は、then部
(後件部)の出力変数を数値で記述した場合であるが、
次のように、then部の出力変数をファジイ集合で記
述することもできる。この例を次に示す。
【0041】 if Va is 0.5kV and Zo is 7.5Zo and Ip is Ip・1 and φa is 35μm and Zs is 5.0Zs then Vcl is F355.0 and Vc2 is F50.5 and Vo1 is F1000.0 if Va is 0.5kV and Zo is 6.0Zo and Ip is Ip・5 and φa is 40μm and Zs is 5.0Zs then Vc1 is F200.0 and Vc2 is F130.0 and Vo1 is F800.0 … … … 上記した例で、F355.0,F50.5,F100
0.0,F200.0,F130.0,F800.0
は、それぞれファジイ集合である。なお、then部の
出力変数を数値で記述した場合と、ファジイ集合で記述
した場合とでは、ファジイ推論のアルゴリズムが異な
る。まず、then部の出力変数を数値で記述した場合
のアルゴリズムについて次に述べる。
【0042】図7は2入力1出力のファジイ推論を行う
例を示しており、ここでは、2入力を加速電圧内部変数
#Vaと、照射電流量内部変数#Ipとし、1出力を第
1コンデンサレンズ制御量内部変数#Vc1としてい
る。ここで、#Va=v、#Ip=pとし、図7(a)
に示すように、nルール目のthen部で記述されてい
るVc1が「Vc1 is vc1」(ただし、vc
は数値)で、図7(b)に示すように、mルール目
のthen部で記述されているVc1が「Vc1is
vcl」(ただし、vclは数値)であったとき、
例えば、第nルール目が次のように記述されているとす
る。
【0043】 if Va is 2kV and Ip is Ip・3 then Vc1 is vcln この場合、前記入力vのファジイ集合{2kV}に属す
るメンバーシップ値は、μ(2kV|v)であり、入力
pのファジイ集合{Ip・3}に属するメンバーシップ
値は、μ(Ip・3|p)であり、図7(a)のnルー
ル目のif部(前件部)の成立する確からしさμをm
in{μ(2kV|v),μ(Ip・3|p)}で評価
する。すなわち、第nルール目のif部の成立する確か
らしさμ を次のようにする。
【0044】μn = min{μ (Vn|p),μ(Ipn|p)} 上式で、VnとIpnはnルールに記述されている加速
電圧、照射電流量のファジイ集合である。同様にして、
入力変数が3以上のときも、各々のメンバーシップ値の
中で最小となるものとを選択するものとする。この時、
nルール目のthen部に記述されている数値vc1
の確からしさをμ・vc1と評価する。上記の操作
を全てのルールに対して行い、出力となる推論値§Vc
1を次の通りとする。
【0045】
【数2】
【0046】上記した推論の操作は、出力変数が2以上
のときも同様にして行う。次に、then部の出力変数
をファジイ集合で記述した場合について、図8を用いて
説明する。図8は2入力1出力の例であり、2入力を加
速電圧内部変数#Vaと、照射電流量内部変数#Ipと
し、1出力を第1コンデンサレンズ制御量内部変数#V
c1としている。ここで、#Va=v、#Ip=pと
し、図8(a)に示すように、nルール目のthen部
で記述されているVc1が「Vc1is vc1
(ただし、vclはファジイ集合)で、図8(b)に
示すように、mルール目のthen部で記述されている
Vc1が「Vc1 is vcl」(ただし、vcl
はファジイ集合)であったとき、例えば、第nルール
目が次のように記述されているとする。
【0047】 if Va is 2kV and Ip is Ip・3 then Vcl is vcln この場合、前記入力vのファジイ集合{2kV}に属す
るメンバーシップ値は、μ(2kV|v)であり、入力
pのファジイ集合{Ip・3}に属するメンバーシップ
値は、μ(Ip・3|p)であり、図8(a)のnルー
ル目のif部(前件部)の成立する確からしさμをm
in{μ(2kV|v),μ(Ip・3|p)}で評価
する。すなわち、第nルール目のif部の成立する確か
らしさμ を次のようにする。
【0048】μn = min{μ (Vn|p),μ(Ipn|p)} 上式で、VnとIpnはnルールに記述されている加速
電圧、照射電流量のファジイ集合である。同様にして、
入力変数が3以上のときも、各々のメンバーシップ値の
中で最小となるものとを選択するものとする。この時、
nルール目のthen部に記述されているファジイ集合
vc1を表現するメンバシップ関数μ(vc1
と、nルール目のif部の成立する確からしさμとか
ら、新たにファジイ集合を評価したメンバシップ関数μ
Bnを次式によって作り出す。
【0049】μBn = min{μn ,μ(vcl1n) } 上記の操作を全てのルールに対して行い、新たに出力合
成関数μB*を次式によって作り出す。
【0050】
【数3】
【0051】この出力合成関数μB*から、μB*の重
心を次式によって計算し、出力となる第1コンデンサレ
ンズのレンズ制御値の推論値§Vc1とする。
【0052】
【数4】
【0053】ここで、出力変数#Vc1をv=#Vc1
とし、a,bは出力変数空間の境界値である。同様にし
て、出力変数が2以上のときも上記の操作を行う。上述
したthen部の出力変数を数値で記述した場合、ある
いは、ファジイ集合で記述した場合のファジイ推論が、
図4で示したファジイ推論手段26で実行され、第1コ
ンデンサレンズ制御量目標値内部変数#Vc1と第2コ
ンデンサレンズ制御量目標値内部変数#Vc2と対物レ
ンズ制御量目標値内部変数#Volとが、後処理手段2
8に出力される。後処理手段28では、#Vc1と#V
c2と#Volとを適切な目標値に変数変換して、第1
コンデンサレンズ制御量目標値Vc1、第2コンデンサ
レンズ制御量目標値Vc2、対物レンズ制御量目標値V
olとする。変数変換の方法は、例えば、 Vc1 =α#Vc1 ,Vc2 =β#Vc2 ,Vo1 =γ#Vo1 のように、パラメータα,β,γを乗算することが考え
られる。なお、上記したルールベース29に格納されて
いるルールは、ルールエディタ30によって修正、削
除、追加ができる。
【0054】以上の構成では、電子レンズの制御規則が
数値の羅列ではなく、if/then形式で記述されて
いるため、その物理的意味が分かりやすく、データハン
ドリングが容易となる。また、新たに制御規則を追加、
削除したい場合でも、ルールを追加、削除するだけで良
く、従来のように、数値計算のアルゴリズムまで変える
必要はない。更に、ルールで記述された制御点は、ファ
ジイ集合で記述されるため、出力変数空間全域において
ファジイ推論され、従って、従来、膨大なデータを必要
としていた電子レンズの制御を少ないルール数で行える
ことになる。
【0055】図9に本発明の具体的な実施の形態を示し
ている。この実施の形態では、ファジイ推論を第1のフ
ァジイ推論手段26aと、第2のファジイ推論手段26
bとで行う。第1のファジイ推論手段26aには、前処
理手段27より、入力変数{#Va,#Zo,#Ip,
#φa,#Zs}が入力され、この第1のファジイ推論
手段26aは、制御空間ルールベース29aに格納され
ているif/then形式のルールを参照して、補正さ
れた加速電圧Vaと、補正された仮想光源位置Zo
と、補正された照射電流量Ipと、補正された対物レ
ンズ絞り径φaと、補正された試料位置Zsとを、
上述した公知のファジイ推論で行う。
【0056】また、第2のファジイ推論手段26bは、
第1のファジイ推論手段26aで得られたVa,Zo
,Ip,φa,Zsから電子光学システム(E
OS)のルールベース29bに格納されているif/t
hen形式のルールを参照して、#Vc1,#Vc2,
#Volをファジイ推論する。
【0057】図10に電子光学システムのルールベース
29bに格納されているルールに記述されているデータ
構造例を示す。簡単化のために、この例では、対物レン
ズ絞り径φaと試料位置Zsは決定されているものと
し、第2のファジイ推論手段26bでは、3入力{Va
,Zo,Ip}、3出力{#Vc1,#Vc2,
#Vol}のファジイ推論を行うものとする。
【0058】図10に示したように、3次元空間上に各
変数で量子化された格子点上に、物理計算によって得ら
れた#Vc1,#Vc2,#Volがある。各格子点
は、それぞれの条件における最適値であるが、実際に
は、前処理手段27に入力されるVa,Zo,Ipに
は、装置に起因する誤差があり、最適値からずれる場合
がある。従って、第1のファジイ推論手段26aでこの
最適値からずれている箇所の条件を補正する。これは、
図11に示すように、3次元の制御空間を歪めることで
あり、ファジイ推論により、実際の装置に適合する最適
条件を任意に抽出することができる。
【0059】以上本発明の実施の形態を詳述したが、本
発明はこれらの形態に限定されない。例えば、走査電子
顕微鏡を例に説明したが、走査電子顕微鏡に限らず、電
子プローブマイクロアナライザやオージェ分光装置、あ
るいは、イオンマイクロプローブ装置などの複数のレン
ズによって荷電粒子ビームを集束する装置全てに本発明
を適用することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、従来、数段のレン
ズで荷電粒子ビームを集束する荷電粒子ビーム装置で
は、膨大な数の制御データが必要であったが、発明で
は、複数のレンズのレンズ制御量をファジイ推論により
決定するようにしたので、少ない数のルールにより各レ
ンズの制御を行うことができる。また、従来の膨大な数
の制御データでは、データハンドリングが事実上不可能
であったが、本発明においては、データはif/the
nルールで記述されているので、データの持つ物理的意
味が分かりやすく、追加、削除、修正が容易となる。
【0061】更に、従来、多変数制御系の入力空間を量
子化し、その間を線形補完していたが、精度を上げよう
とすると、量子化数が膨大となり、一方、量子化数を下
げると、精度が低下してしまったが、本発明におけるフ
ァジイ推論では、高い精度できめ細かく各レンズの制御
を行うことができる。
【0062】更にまた、多変数制御系では、全ての変数
が連動しているために、データの一部を追加、削除、修
正できないが、ファジイ推論は、多入力多出力であるた
め、部分的なルールを追加、削除、修正しても、全ての
変数が連動してファジイ推論される。
【0063】特に本発明では、各レンズのレンズ制御量
を決定する各種条件をファジイ推論により補正する手段
と、補正された条件にしたがって各レンズを制御するレ
ンズ制御量をファジイ推論するファジイ推論手段と、フ
ァジイ推論で参照されるif/then形式で記述され
たルールを格納するルールベースとを備え複数のレン
ズのレンズ制御量をファジイ推論により決定するように
したので、装置ごとの固有の機器差を容易にルールとし
て記述(ルール化)でき、制御精度を向上させることが
できる。
【0064】請求項に基づく発明では、ルールベース
に格納されたルールを修正、削除、追加できるルールエ
ディタを備えるようにしたので、容易に部分的なルール
を修正、削除、追加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の各レンズのレンズ制御量の制御を行うこ
とができる走査電子顕微鏡を示す図である。
【図2】第1コンデンサレンズのレンズ制御量のデータ
構造を示す図である。
【図3】第1コンデンサレンズのレンズ制御量のデータ
構造を示す図である。
【図4】本発明に基づく走査電子顕微鏡の一例を示す図
である。
【図5】図4の走査電子顕微鏡におけるコンピュータ内
でのデータの入出力の状況を示す図である。
【図6】入力変数空間のファジイ集合による分割例を示
す図である。
【図7】then部の出力変数を数値で記述した場合の
ファジイ推論を説明するための図である。
【図8】then部の出力変数をファジイ集合で記述し
た場合のファジイ推論を説明するための図である。
【図9】本発明の他の実施の形態におけるコンピュータ
内でのデータの入出力の状況を示す図である。
【図10】電子光学システムのルールベースに格納され
ているルールに記述されているデータ構造例を示す図で
ある。
【図11】電子光学システムのルールベースに格納され
ているルールに記述されている補正によって歪められた
データ構造例を示す図である。
【符号の説明】
1 電子銃 2 第1コンデンサレンズ 3 第2コンデンサレンズ 4 対物レンズ 5 試料 6 2次電子検出器 7 画像処理装置 8 画像表示用陰極線管 9 対物レンズ絞り 10 ファラデーカップ 11 加速電圧制御装置 12 第1コンデンサレンズ制御装置 13 第2コンデンサレンズ制御装置 14 対物レンズ制御装置 18 マンマシンインターフェース 19 操作用陰極線管 20 電流量測定器 25 コンピュータ 26 ファジイ推論手段 27 前処理手段 28 後処理手段 29 ルールベース 30 ルールエディタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子ビーム源からの荷電粒子ビーム
    を複数のレンズによって集束するようにした荷電粒子ビ
    ーム装置において、 各レンズのレンズ制御量を決定する各種条件をファジイ
    推論により補正する手段と、 補正された条件にしたがって各レンズを制御するレンズ
    制御量をファジイ推論するファジイ推論手段と、 ファジイ推論で参照されるif/then形式で記述さ
    れたルールを格納するルールベースと を備えた荷電粒子
    ビーム装置
  2. 【請求項2】 ルールベースに格納されたルールを修
    正、削除、追加できるルールエディタを備えた請求項1
    記載の荷電粒子ビーム装置。
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