JPH10270331A - 荷電粒子ビーム装置 - Google Patents

荷電粒子ビーム装置

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JPH10270331A
JPH10270331A JP7507597A JP7507597A JPH10270331A JP H10270331 A JPH10270331 A JP H10270331A JP 7507597 A JP7507597 A JP 7507597A JP 7507597 A JP7507597 A JP 7507597A JP H10270331 A JPH10270331 A JP H10270331A
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幸浩 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料の傾斜角や試料に照射される荷電粒子ビ
ームの条件が変わっても、像質がほとんど変化しない荷
電粒子ビーム装置を実現する。 【構成】 信号混合比算出装置27には、信号混合比等
をファジイ推論によって推論するファジイ推論手段31
と、推論手段31に入力する変数を作成する前処理手段
32と、ファジイ推論手段31の出力を評価する後処理
手段33と、ルールベース34と、ルールベース34に
格納されているルールを編集できるルールエディタ35
とが構築されている。ファジイ推論手段31は、各内部
変数から、ルールベース34に格納されているif/t
hen形式で記述されたルールを参照して、ファジイ推
論によって信号混合比、感度、輝度制御量目標値内部変
数を推論し、それらを後処理手段33に出力する。後処
理手段33は、制御量目標値を出力し、信号混合比制御
回路19に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の検出器を用
いて試料からの信号を検出するようにした走査電子顕微
鏡等の荷電粒子ビーム装置に関する。
【従来の技術】図1に2つの検出器を用いて2次電子を
検出するようにした走査電子顕微鏡を示す。図中1は試
料であり、試料1には図示していない電子銃から加速さ
れた電子ビームEBが照射される。電子ビームEBは対
物レンズ2によって試料1上に細く集束される。試料1
の電子ビームEBの照射位置は、走査コイル3によって
2次元的に走査される。試料1への電子ビームEBの照
射によって発生した2次電子は、試料1の横方向(対物
レンズ2の下部)に配置された第1検出器4と、対物レ
ンズ3の上部に電子ビームの光軸から離れて配置された
第2検出器5によって検出される。第1検出器4は試料
1から横方向に向かう2次電子e1を検出し、第2検出
器5は試料1の上方に向かい、対物レンズ2の磁場によ
って拘束される2次電子e2を検出する。第1検出器4
と第2検出器5は、それぞれ加算器6に供給され、2種
の検出信号は加算される。加算器6によって加算された
検出信号は、陰極線管7に輝度変調信号として供給され
る。陰極線管7は走査コイル3による電子ビームEBの
走査と同期しており、その結果、陰極線管7上には試料
1の2次元領域の走査2次電子像が表示される。このよ
うな構成の走査電子顕微鏡では、第2検出器5は実質的
に一次電子ビームEBとほぼ同じ方向に配置されるの
で、この第2検出器5に基づく観察像は、無影照明像と
なる。このため、コンタクトホール等のホール観察を行
った場合には、ホール外側とホール底部とで、検出信号
に差が生じない。しかしながら、この場合の欠点として
は、無影照明像であるため、試料1の凹凸が観察できな
いことがあげられる。第1の検出器4は、一次電子ビー
ムEBの軌道から外れた横方向の位置に配置されるた
め、観察像は片側照明像となり、検出器4から見えない
試料位置の信号は、検出されないか、極めて検出比が低
い。そのため、観察像に影を生じ、凹凸感のある像が得
られる。一方、欠点としては、ホール観察の場合、ホー
ル底部からの信号は、検出器4に向かうことができず、
ホール底部の観察は困難となる。このような現象によ
り、第1検出器4と第2検出器5の両者の信号を加算
し、加算信号に基づいて像の表示を行えば、2種の検出
器の有する欠点を補間し、ホール底部の観察もできて凹
凸感のある像を得ることができる。
【発明が解決しようとする課題】走査電子顕微鏡では、
試料を大きく傾けて像の観察を行う場合がある。この場
合、試料1を第1検出器4により向かい合う方向に傾斜
させた場合、第1検出器4に検出される信号量が増大す
る。この理由は、試料のエッヂ効果により、2次電子発
生領域が拡がり、拡がった領域から発生した2次電子
は、主に第1検出器に検出されるためである。この第1
検出器4に入射する2次電子の量は、試料1の傾斜角に
応じて変化する。そのため、観察像の像質は、試料傾斜
角に応じて変化することになる。例えば、試料1が水平
方向に配置されている場合に、ホールの底部の像も適切
に観察でき、また、試料の凹凸感も観察しやすい状態で
あると、試料を傾斜させるに従い、ホール底部の像は不
明瞭となり、逆に、試料の凹凸はより強調された像とな
る。この複数の検出器によって検出される信号強度は、
試料の傾斜のみならず、電子ビームの加速電圧を変化さ
せた場合、試料上の電子ビームの焦点を変化させた場
合、試料に照射される電子ビームの電流量を変化させた
場合、像の倍率を変化させた場合等で相違し、各パラメ
ータを変化させると、複数の検出器の加算信号の強度も
変化し、像質が変ってしまう。本発明は、このような点
に鑑みてなされたもので、その目的は、試料の傾斜角や
試料に照射される荷電粒子ビームの条件が変わっても像
質がほとんど変化しない荷電粒子ビーム装置を実現する
にある。
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に基づく
荷電粒子ビーム装置は、荷電粒子ビーム源からの荷電粒
子ビームを試料に照射し、試料から得られた信号を複数
の検出器で検出し、複数の検出器の出力信号を混合し、
混合された信号に基づいて像の表示を行うようにした荷
電粒子ビーム装置において、試料を傾斜させる手段を設
け、試料の傾斜角に応じて複数の検出器の出力信号の混
合比を変化させるように構成したことを特徴としてい
る。請求項1の発明では、試料の傾斜角に応じて複数の
検出器の出力信号の混合比を変化させる。請求項2の発
明に基づく荷電粒子ビーム装置は、荷電粒子ビーム源か
らの荷電粒子ビームを試料に照射し、試料から得られた
信号を複数の検出器で検出し、複数の検出器の出力信号
を混合し、混合された信号に基づいて像の表示を行うよ
うにした荷電粒子ビーム装置において、各検出器の検出
信号に影響を与える複数の制御部からの信号に基づき、
ファジイ推論を用いて複数の検出器の出力信号の混合比
を変化させるように構成したことを特徴としている。請
求項2の発明では、各検出器の検出信号に影響を与える
複数の制御部からの信号に基づき、ファジイ推論を用い
て複数の検出器の出力信号の混合比を変化させる。請求
項3の発明では、請求項2の発明において、複数の検出
器の出力信号の混合比をファジイ推論するファジイ推論
手段と、ファジイ推論で参照されるif/then形式
で記述されたルールを格納するルールベースとを備え
た。請求項4の発明では、請求項2,3の発明におい
て、制御部の内の一つを、荷電粒子ビームの加速電圧の
制御部としている。請求項5の発明では、請求項2,3
の発明において、制御部の内の一つを、試料に照射され
る荷電粒子ビームの電流量を制御する制御部としてい
る。請求項6の発明では、請求項2,3の発明におい
て、制御部の内の一つを、試料上の荷電粒子ビームの焦
点を制御する制御部としている。請求項7の発明では、
請求項2,3の発明において、制御部の内の一つを、試
料を傾斜させる試料傾斜制御部としている。請求項8の
発明では、請求項2,3の発明において、荷電粒子ビー
ム装置は走査型荷電粒子ビーム装置であり、制御部の内
の一つを、像の倍率の制御部としている。請求項9の発
明では、ルールベースに格納されたルールを修正、削
除、追加する。
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を詳細に説明する。図2は本発明に基づく走
査電子顕微鏡を示しており、11は電子銃である。電子
銃11から発生し加速された電子ビームEBは、コンデ
ンサレンズ12によって集束される。コンデンサレンズ
12の下部には、電流量を制限する絞り13が配置され
ており、コンデンサレンズ12の励磁を調整することに
より、絞り13を通過する電子ビームの電流量が制御さ
れる。コンデンサレンズ12によって集束された電子ビ
ームEBは、対物レンズ14によって試料15上に細く
集束される。試料15への電子ビームEBの照射位置
は、走査コイル16によって2次元的に走査される。試
料15への電子ビームEBの照射によって発生した2次
電子は、試料15の横方向(対物レンズ14の下部)に
配置された第1検出器17と、対物レンズ14の上部に
電子ビームの光軸から離れて配置された第2検出器18
によって検出される。第1検出器17は試料15から横
方向に向かう2次電子eを検出し、第2検出器18は
試料15の上方に向かい、対物レンズ14の磁場によっ
て拘束される2次電子eを検出する。第1検出器17
と第2検出器18は、それぞれ信号混合制御回路19に
供給され、2種の検出信号は加算される。信号混合制御
回路19によって加算された検出信号は、陰極線管20
に輝度変調信号として供給される。陰極線管20は走査
コイル16による電子ビームEBの走査と同期してお
り、その結果、陰極線管20上には試料15の2次元領
域の走査2次電子像が表示される。前記電子銃11に
は、加速電圧制御回路21から加速電圧が印加される。
また、コンデンサレンズ12は、照射電流制御回路22
により、所望の電子ビームEBの照射電流に応じて制御
される。更に、対物レンズ14は焦点制御回路24によ
りその励磁が制御される。走査コイル16には倍率制御
回路23からの走査信号が供給される。また、試料15
は図示していない試料ステージ上に配置されており、試
料15(試料ステージ)は駆動装置25によって傾斜さ
せられる。上記加速電圧制御回路21、照射電流制御回
路22、焦点制御回路24、倍率制御回路23、駆動装
置25は、ホスト制御装置26によって制御(スケジュ
ール管理)されている。加速電圧制御回路21、照射電
流制御回路22、焦点制御回路24、倍率制御回路2
3、駆動装置25の各装置から各被制御要素に供給され
る信号に応じた信号は、信号混合比算出装置27に供給
される。信号混合比算出装置27は、各装置からの信号
に基づいて、第1検出器17と第2検出器18の信号の
混合の割合を求め、信号混合制御回路19を制御する。
ホスト制御装置26と信号混合比算出装置27は、計算
機28の内部に設置されている。このような構成の動作
を次に説明する。加速電圧制御回路21から加速電圧が
印加されている電子銃11から発生し加速された電子ビ
ームEBは、コンデンサレンズ12と対物レンズ14に
よって試料15上に細く集束される。この時、電子ビー
ムの電流量は、照射電流制御回路22によって制御さ
れ、また、電子ビームの焦点は、焦点制御回路24によ
って制御される。試料15の電子ビームEBの照射位置
は、走査コイル16によって2次元的に走査されるが、
走査倍率は倍率制御回路23によって制御される。試料
15への電子ビームEBの照射によって発生した2次電
子は、試料15の横方向(対物レンズ14の下部)に配
置された第1検出器17と、対物レンズ14の上部に電
子ビームの光軸から離れて配置された第2検出器18に
よって検出される。第1検出器17は試料15から横方
向に向かう2次電子eを検出し、第2検出器18は試
料15の上方に向かい、対物レンズ14の磁場によって
拘束される2次電子eを検出する。第1検出器17と
第2検出器18との出力は、それぞれ信号混合制御回路
19に供給され、2種の検出信号は加算される。信号混
合制御回路19によって加算された検出信号は、陰極線
管20に輝度変調信号として供給される。陰極線管20
は走査コイル16による電子ビームEBの走査と同期し
ており、その結果、陰極線管20上には試料15の2次
元領域の走査2次電子像が表示される。さて、試料15
は駆動装置25によって適宜傾斜されるが、この駆動装
置25からは、試料の傾斜角に応じた制御信号が信号混
合比算出装置27に供給される。信号混合比算出装置2
7は、試料15の傾斜角に応じて第1検出器17と第2
検出器18の信号の検出の際の検出感度比率を求める。
例えば、試料15が水平の状態では、両検出器の検出感
度の比率を1:1とする。また、検出器17の方向に試
料を角度θ傾斜させた場合(この状態は図中点線で示さ
れている)、検出器17に向かう2次電子の量が増える
ので、例えば、検出器17と検出器18の検出感度の割
合を0.5:1.5とする。この割合は、試料の傾斜角
θに応じて変化されており、傾斜角が大きくなるほど、
第1検出器17の割合は小さくなり、逆に第2検出器1
8の割合は大きくなる。例えば、信号混合比算出装置2
7内には、各傾斜角ごとに第1検出器17と第2検出1
8の検出器の感度比がテーブルの形式で記憶されてお
り、信号混合比算出装置27は、傾斜角の信号に基づい
てテーブルから両検出器の感度比を求め、その感度比に
基づいて信号混合制御回路19を制御し、その感度比で
両検出器で信号検出を行うようにしている。この結果、
陰極線管20に表示される像は、試料15の傾斜角度に
よらず、ほぼ一定の像質となり、コンタクトホール等の
深い開孔を有した試料であっても、開孔の底部も観察で
き、また、凹凸感の優れた像とすることができる。な
お、信号混合比を求める際、試料の傾斜角による検出器
感度比設定のみならず、電子ビームEBの加速電圧、照
射電流量、電子ビームEBの焦点の状態、倍率によって
検出信号の混合比を変化させるようにしても良い。次
に、信号混合比算出装置27をファジイ推論により構成
した例を説明する。図3はファジイ推論により混合比を
求める際の算出装置27の具体例を示している。信号混
合比算出装置27内には、マンマシンインターフェース
30が設けられ、更に、信号混合比をファジイ推論によ
って推論するファジイ推論手段31と、ファジイ推論手
段31に入力する変数を作成する前処理手段32と、フ
ァジイ推論手段31の出力を評価する後処理手段33
と、ファジイ推論手段31において信号混合比を推論す
る際に、参照されるif/then形式で記述されたル
ールが格納されているルールベース(記憶装置)34
と、ルールベース34に格納されているルールを編集で
きるルールエディタ35とが構築されている。図4に信
号混合比算出装置27内でのデータの入出力の状況を示
す。図4において、加速電圧Vaと照射電流量Ipと焦
点位置Ioと倍率Maと試料傾斜角Tiとを,マンマシ
ンインターフェース30を介して前処理手段32に入力
すると、前処理手段32は、加速電圧内部変数#Vaと
照射電流量内部変数#Ipと焦点位置内部変数#Ioと
倍率内部変数#Maと試料傾斜角内部変数#Tiとをフ
ァジイ推論手段31に出力する。ファジイ推論手段31
は、加速電圧内部変数#Vaと照射電流量内部変数#I
pと焦点位置内部変数#Ioと倍率内部変数#Maと試
料傾斜角内部変数#Tiとから、ルールベース34に格
納されているif/then形式で記述されたルールを
参照して、ファジイ推論によって信号混合比内部変数#
Smと、検出器感度内部変数#Dgと、検出器輝度内部
変数#Dbとを推論し、それらを後処理手段33に出力
する。後処理手段33は、信号混合比内部変数#Sm
と、検出器感度内部変数#Dgと、検出器輝度内部変数
#Dbとから、数値を評価して、信号混合比目標値Sm
と検出器感度目標値Dgと検出器輝度目標値Dbとを出
力し、それらの値を信号混合制御回路19に供給する。
なお、上記構成で、ルールエディタ35により、ルール
ベース34に格納されているif/then形式で記述
されたルールを編集することができる。上記した実施の
形態における動作を更に詳細に説明する。前記したよう
に、加速電圧Vaと照射電流量Ipと焦点位置Ioと倍
率Maと試料傾斜角Tiとを前処理手段32に入力する
と、前処理手段32は、加速電圧内部変数#Vaと照射
電流量内部変数#Ipと焦点位置内部変数#Ioと倍率
内部変数#Maと試料傾斜角内部変数#Tiとをファジ
イ推論手段31に出力する。上記各内部変数は、次式に
よって求められる。 #Va=Va/(Va・norm) #Ip=Ip/(Ip・norm) #Io=Io/(Io・norm) #Ma=Ma/(Ma・norm) #Ti=Ti/(Ti・norm) 上記した式において、Va・normは加速電圧正規化係
数、Ip・normは照射電流正規化係数、Io・normは焦
点位置正規化係数、Ma・normは倍率正規化係数、Ti
・normは試料位置正規化係数である。前記{#Va,#
Ip,#Io,#Ma,#Ti}の入力空間は、それぞ
れ複数のファジイ集合によって分割されている。この入
力変数空間のファジイ集合による分割例を図5に示す。
図5(a)はVaの分割例を示しており、ここでは、#
Vaの領域{#Va・min ,#Va・max }を16個の
ファジイ集合{0.5kV,1kV,2kV,3kV,
4kV,5kV,6kV,7kV,8kV,9kV,1
0kV,11kV,12kV,13KV,14KV,1
5kV}で分割した。また、図5(b)に示すように、
#Ioの領域{#Io・min ,#Io・max }を8個の
ファジイ集合{0.2A,0.4A,0.6,0.8,
1.0A,1.2A,1.4A,1.6}で分割した。
更に、図5(c)に示すように、#Ipの領域{#Ip
・min ,#Ip・max}を16個のファジイ集合{Ip
・1,Ip・2,Ip・3,Ip・4,Ip・5,Ip
・6,Ip・7,Ip・8,Ip・9,Ip・10,I
p・11,Ip・12,Ip・13,Ip・14,Ip
・15,Ip・16}で分割した。また、図5(d)に
示すように、#Maの領域{#Ma・min ,#Ma・ma
x }を5個のファジイ集合{×100 ,×1000,×10000
,×100000,×400000}で分割した。また、図5
(e)に示すように、#Tiの領域{#Ti・min ,#
Ti・max }を7個のファジイ集合{0°,10°,2
0°,30°,40°,50°,60°}で分割した。
上記した各分割において、ファジイ集合同志が関わりを
持つことに特徴がある。また、図5で示した各ファジイ
集合は、要素のその集合における属性の度合(メンバー
シップ値)を示すメンバーシップ関数で表現されてい
る。すなわち、図5(a)に示すように、ある#Va
(三角印部)が入力されたとき、ファジイ集合{1k
V}に属するメンバーシップ値は、μ(1kV|#V
a)であり、ファジイ集合{2kV}に属するメンバー
シップ値はμ(2kV|#Va)となることを示してい
る。同様に、図5(b)には、ある#Ioのファジイ集
合{0.4#Io}に属するメンバーシップ値μ(0.
4|#Io)を、図5(c)には、ある#Ipのファジ
イ集合{Ip・1}に属するメンバーシップ値μ(Ip
・1|#Ip)とファジイ集合{Ip・2}に属するメ
ンバーシップ値μ(Ip・2|#Ip)とを、図5
(d)には、ある#Mgのファジイ集合{×100000}に
属するメンバーシップ値μ(×100000|#Mg)とファ
ジイ集合{×400000}に属するメンバーシップ値μ(×
400000|#Mg)とを、図5(e)には、ある#Tiの
ファジイ集合{0°}に属するメンバーシップ値μ(0
°|#Ti)とファジイ集合{10°}に属するメンバ
ーシップ値μ(10°|#Ti)とを示している。前記
ルールベース34には、前記{#Va,#Ip,#I
o,#Ma,#Ti}から、前記{#Sm,#Dg,#
Db}を決定するルールが、次のようにif/then
形式で記述されている。なお、このルールは単なる一例
である。 if Va is 0.5kV and Ip is Ip・1 and Io is 0.4 and Ma is ×100000 and Ti is 0° then Sm is 0.6 and Dg is 200 and Db is 50 if Va is 0.5kV and Ip is Ip・2 and Io is 0.4 and Ma is ×400000 and Ti is 10° then Sm is 0.6 and Dg is 220 and Db is 20 … … … 前記ファジイ推論手段31においては、ルールベース3
4に格納されているルールを参照して、入力変数{#V
a,#Ip,#Io,#Ma,#Ti}から、出力変数
{#Sm,#Dg,#Db}をファジイ推論する。上述
したif/thenルール例は、then部(後件部)
の出力変数を数値で記述した場合であるが、次のよう
に、then部の出力変数をファジイ集合で記述するこ
とができる。この例を次に示す。 if Va is 0.5kV and Ip is Ip・1 and Io is 0.4 and Ma is ×10000 and Ti is 10° then Sm is F100.0 and Dg is F223.0 and Db is F70.0 if Va is 0.5kV and Ip is Ip・1 and Io is 0.4 and Ma is ×1000 and Ti is 30° then Sm is F200.0 and Dg is F200.0 and Db is F60.0 … … … 上記した例で、F100.0,F223.0,F70.
0,F200.0,F60.0は、それぞれファジイ集
合である。なお、then部の出力変数を数値で記述し
た場合と、ファジイ集合で記述した場合とでは、ファジ
イ推論のアルゴリズムが異なる。まず、then部の出
力変数を数値で記述した場合のアルゴリズムについて次
に述べる。図6は2入力1出力のファジイ推論を行う例
を示しており、ここでは、2入力を加速電圧内部変数#
Vaと、照射電流量内部変数#Ipとし、1出力を信号
混合比#Smとしている。ここで、#Va=v、#Ip
=pとし、図6(a)に示すように、nルール目のth
en部で記述されているSmが「Sm is vsn
(ただし、vsnは数値)で、図6(b)に示すように、
mルール目のthen部で記述されているSmが「Sm
is vsm」(ただし、vsmは数値)であったとき、
例えば、第nルール目が次のように記述されているとす
る。 if Va is 2kV and Ip is Ip・3 then Sm is vsn この場合、前記入力vのファジイ集合{2kV}に属す
るメンバシップ値は、μ(2kV|v)であり、入力p
のファジイ集合{Ip・3}に属するメンバシップ値
は、μ(Ip・3|p)であり、図6(a)のnルール
目のif部(前件部)の成立する確からしさμnをmi
n{μ(2kV|v),μ(Ip・3|p)}で評価す
る。すなわち、第nルール目のif部(前件部)の成立
する確からしさμnを次のようにする。 μn=min{μ(Vn|p),μ(Ipn|p)} 上式で、VnとIpnはnルールに記述されている加速
電圧、照射電流量のファジイ集合である。同様にして、
入力変数が3以上のときも、各々のメンバシップ値の中
で最小となるものとを選択するものとする。この時、n
ルール目のthen部に記述されている数値vsnの確か
らしさをμn・vsnと評価する。上記の操作を全てのル
ールに対して行い、出力となる推論値§Smを次の通り
とする。
【数1】 上記した推論の操作は、出力変数が2以上のときも同様
にして行う。次に、then部の出力変数をファジイ集
合で記述した場合について、図7を用いて説明する。図
7は2入力1出力の例であり、2入力を加速電圧内部変
数#Vaと、照射電流量内部変数#Ipとし、1出力を
信号混合比内部変数#Smとしている。ここで、#Va
=v、#Ip=pとし、図7(a)に示すように、nル
ール目のthen部で記述されているSmが「Sm i
s vsn」(ただし、vsnはファジイ集合)で、図7
(b)に示すように、mルール目のthen部で記述さ
れているSmが「Sm is vsm」(ただし、vsm
ファジイ集合)であったとき、例えば、第nルール目が
次のように記述されているとする。 if Va is 2kV and Ip is Ip・3 then Sm is vsn この場合、前記入力vのファジイ集合{2kV}に属す
るメンバシップ値は、μ(2kV|v)であり、入力p
のファジイ集合{Ip・3}に属するメンバシップ値
は、μ(Ip・3|p)であり、図7(a)のnルール
目のif部(前件部)の成立する確からしさμnをmi
n{μ(2kV|v),μ(Ip・3|p)}で評価す
る。すなわち、第nルール目のif部の成立する確から
しさμnを次のようにする。 μn=min{μ(Vn|p),μ(Ipn|p)} 上式で、VnとIpnはnルールに記述されている加速
電圧、照射電流量のファジイ集合である。同様にして、
入力変数が3以上のときも、各々のメンバシップ値の中
で最小となるものとを選択するものとする。この時、n
ルール目のthen部に記述されているファジイ集合v
snを表現するメンバシップ関数μ(vsn)と、nルール
目のif部の成立する確からしさμnとから、新たにフ
ァジイ集合を評価したメンバシップ関数μBnを次式に
よって作り出す。 μBn=min{μn,μ(vsn)} 上記の操作を全てのルールに対して行い、新たに出力合
成関数μB*を次式によって作り出す。
【数2】 この出力合成関数μB*から、μB*の重心を次式によ
って計算し、出力となる推論値§Smとする。
【数3】 ここで、出力変数#Smをv=#Smとし、a,bは出
力変数空間の境界値である。同様にして、出力変数が2
以上のときも上記の操作を行う。上述したthen部の
出力変数を数値で記述した場合、あるいは、ファジイ集
合で記述した場合のファジイ推論が、図3で示したファ
ジイ推論手段31で実行され、信号量混合比目標値内部
変数#Smと検出器ゲイン比目標値内部変数#Dgと検
出器輝度比目標値内部変数#Dbとが、後処理手段33
に出力される。後処理手段33では、#Smと#Dgと
#Dbとを適切な目標値に変数変換して、信号量混合比
目標値Smと検出器ゲイン比目標値Dgと検出器輝度比
目標値Dbとする。変数変換の方法は、例えば、 Sm=α#Sm, Dg=β#Dg, Db=γ#Db のように、パラメータα,β,γを積算することが考え
られる。なお、上記したルールベース34に格納されて
いるルールは、ルールエディタ35によって修正、削
除、追加ができる。以上のように、本発明では、加速電
圧や試料の傾斜角等の各制御部の制御規則が数値の羅列
ではなく、if/then形式で記述されているため、
その物理的意味が分かりやすく、データハンドリングが
容易となる。また、新たに制御規則を追加、削除したい
場合でも、ルールを追加、削除するだけで良く、従来の
ように、数値計算のアルゴリズムまで変える必要はな
い。更に、ルールで記述された制御点は、ファジイ集合
で記述されるため、出力変数空間全域においてファジイ
推論され、従って、従来、固定加算されていた検出信号
を少ないルール数で行えることになる。以上本発明の実
施の一形態を詳述したが、本発明はこれらの形態に限定
されない。例えば、混合比算出装置の構成を公知のエキ
スパートシステムで構成することもできる。また、2種
の検出器を例に説明したが、2つ以上の検出器を有する
装置にも適用することができる。更に、2次電子信号の
検出に限定されず、反射電子、オージェ電子、透過電
子、内部起電力、カソードルミネッセンス、X線、吸収
電子などの信号検出器の制御、もしくは、異種信号検出
器間の制御にも適用することができる。
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、試料の傾斜角に応じて複数の検出器の出力信号の混
合比を変化させるように構成したので、試料の傾斜角
(観察条件)によらず、常に最適な像質で像の観察を行
うことができる。例えば、ホール観察の場合、試料の傾
斜角が異なっても、常に、ホール底部の観察もでき、ま
た、凹凸感のある像を得ることができる。また、請求項
2および3の発明では、複数の検出器からの検出信号の
混合比ををファジイ推論により決定するようにしたの
で、少ない数のルールにより複数の検出信号の最適な混
合比調整、感度調整、輝度調整を行うことができる。ま
た、従来の膨大な数の制御データでは、データハンドリ
ングが事実上不可能であったが、本発明においては、デ
ータはif/thenルールで記述されているので、デ
ータの持つ物理的意味が分かりやすく、追加、削除、修
正が用意となる。更に、従来、多変数制御系の入力空間
を量子化し、その間を線形補完していたが、精度を上げ
るようになると、量子化数が膨大となり、一方、量子化
数を下げると、精度が低下してしまったが、本発明の請
求項2,3におけるファジイ推論では、高い精度できめ
細かく複数の検出信号の混合比の制御を行うことができ
る。更にまた、多変数制御系では、全ての変数が連動し
ているために、データの一部を追加、削除、修正できな
いが、ファジイ推論は、多入力多出力であるため、部分
的なルールを追加、削除、修正しても、全ての変数が連
動してファジイ推論される。請求項4の発明では、加速
電圧を変えても最適に検出信号の調整ができ、請求項5
の発明では、荷電粒子ビームの電流量を変えても最適に
検出信号の調整ができる。また、請求項6の発明では、
荷電粒子ビームの焦点を変えても最適に検出信号の調整
ができ、請求項7の発明では、試料の傾斜角を変えても
最適に検出信号の調整ができ、請求項8の発明では、観
察倍率を変えても最適に検出信号の調整ができる。請求
項9に基づく発明では、ルールベースに格納されたルー
ルを修正、削除、追加できるルールエディタを備えるよ
うにしたので、容易に部分的なルールを修正、削除、追
加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の2つの検出器を備えた走査電子顕微鏡を
示す図である。
【図2】本発明に基づく走査電子顕微鏡を示す図であ
る。
【図3】ファジイ推論により混合比を求める際の算出装
置の具体例を示す図である。
【図4】図3の算出装置内でのデータの入出力の状況を
示す図である。
【図5】入力変数空間のファジイ集合による分割例を示
す図である。
【図6】then部の出力変数を数値で記述した場合の
ファジイ推論を説明するための図である。
【図7】then部の出力変数をファジイ集合で記述し
た場合のファジイ推論を説明するための図である。
【符号の説明】
11 電子銃 12 コンデンサレンズ 13 絞り 14 対物レンズ 15 試料 16 走査コイル 17 第1検出器 18 第2検出器 19 信号混合比制御回路 20 陰極線管 21 加速電圧制御回路 22 照射電流制御回路 23 倍率制御回路 24 焦点制御回路 25 駆動装置 26 ホスト制御装置 27 信号混合比算出装置 28 計算機

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子ビーム源からの荷電粒子ビーム
    を試料に照射し、試料から得られた信号を複数の検出器
    で検出し、複数の検出器の出力信号を混合し、混合され
    た信号に基づいて像の表示を行うようにした荷電粒子ビ
    ーム装置において、試料を傾斜させる手段を設け、試料
    の傾斜角に応じて複数の検出器の出力信号の混合比を変
    化させるように構成した荷電粒子ビーム装置。
  2. 【請求項2】 荷電粒子ビーム源からの荷電粒子ビーム
    を試料に照射し、試料から得られた信号を複数の検出器
    で検出し、複数の検出器の出力信号を混合し、混合され
    た信号に基づいて像の表示を行うようにした荷電粒子ビ
    ーム装置において、各検出器の検出信号に影響を与える
    複数の制御部からの信号に基づき、ファジイ推論を用い
    て複数の検出器の出力信号の混合比を変化させるように
    構成した荷電粒子ビーム装置。
  3. 【請求項3】 複数の検出器の出力信号の混合比をファ
    ジイ推論するファジイ推論手段と、ファジイ推論で参照
    されるif/then形式で記述されたルールを格納す
    るルールベースとを備えた請求項2記載の荷電粒子ビー
    ム装置。
  4. 【請求項4】 制御部の内の一つは、荷電粒子ビームの
    加速電圧の制御部である請求項2および3記載の荷電粒
    子ビーム装置。
  5. 【請求項5】 制御部の内の一つは、試料に照射される
    荷電粒子ビームの電流量を制御する制御部である請求項
    2および3記載の荷電粒子ビーム装置。
  6. 【請求項6】 制御部の内の一つは、試料上の荷電粒子
    ビームの焦点を制御する制御部である請求項2および3
    記載の荷電粒子ビーム装置。
  7. 【請求項7】 制御部の内の一つは、試料を傾斜させる
    試料傾斜制御部である請求項2および3記載の荷電粒子
    ビーム装置。
  8. 【請求項8】 荷電粒子ビーム装置は走査型荷電粒子ビ
    ーム装置であり、制御部の内の一つは、像の倍率の制御
    部である請求項2および3記載の荷電粒子ビーム装置。
  9. 【請求項9】 ルールベースに格納されたルールを修
    正、削除、追加できるルールエディタを備えた請求項3
    記載の荷電粒子ビーム装置。
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JP2018041676A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 日本電子株式会社 電子検出装置及び電子顕微鏡装置

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