JP3487587B2 - キャップ - Google Patents
キャップInfo
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- JP3487587B2 JP3487587B2 JP2000334495A JP2000334495A JP3487587B2 JP 3487587 B2 JP3487587 B2 JP 3487587B2 JP 2000334495 A JP2000334495 A JP 2000334495A JP 2000334495 A JP2000334495 A JP 2000334495A JP 3487587 B2 JP3487587 B2 JP 3487587B2
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- cap
- spring
- reinforcing material
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Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、万年筆、水性ボールペ
ン、油性ボールペン、マーカーペン、シャープペンシル
等の筆記具、或いは修正具、化粧用具等の携帯用の容器
に用いられる合成樹脂製のキャップに関し、特にクリッ
プの取付けが、弾発的に持ち上げられる形式のキャップ
に関するものである。
ン、油性ボールペン、マーカーペン、シャープペンシル
等の筆記具、或いは修正具、化粧用具等の携帯用の容器
に用いられる合成樹脂製のキャップに関し、特にクリッ
プの取付けが、弾発的に持ち上げられる形式のキャップ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クリップを弾発的に持ち上げられ
る形式のキャップとしては、キャップの側頭部に設けた
窓孔に基部を挿入させ、キャップ内に位置した基部の掛
部にバネの一端を係合し、バネの他端をキャップ内に固
定して、クリップをキャップの内方向に押圧してなるも
のは周知のことである。このようなキャップには、クリ
ップを弾発させるバネとして、ゴムバネ、コイルバネ、
板バネ、或いはピアノ線を用いたUバネ等が使用されて
いる。キャップの製作は、プレス型で絞り加工を行った
金属製キャップのものと、射出成形型で成形した合成樹
脂製キャップとがあるが、金属製キャップと比べて樹脂
製キャップの方が強度的には劣るが加工性が良く廉価で
ある。また、合成樹脂製キャップは、重量も軽く樹脂材
のもつ材質感と、樹脂の材料により様々な色合いのキャ
ップ製品を製作することが可能である。このため、近年
では合成樹脂製キャップの方が多く使用されている。樹
脂の材料としては、アクリル樹脂、ABS樹脂、AS樹
脂、PC樹脂、またはPET樹脂等が使用される。
る形式のキャップとしては、キャップの側頭部に設けた
窓孔に基部を挿入させ、キャップ内に位置した基部の掛
部にバネの一端を係合し、バネの他端をキャップ内に固
定して、クリップをキャップの内方向に押圧してなるも
のは周知のことである。このようなキャップには、クリ
ップを弾発させるバネとして、ゴムバネ、コイルバネ、
板バネ、或いはピアノ線を用いたUバネ等が使用されて
いる。キャップの製作は、プレス型で絞り加工を行った
金属製キャップのものと、射出成形型で成形した合成樹
脂製キャップとがあるが、金属製キャップと比べて樹脂
製キャップの方が強度的には劣るが加工性が良く廉価で
ある。また、合成樹脂製キャップは、重量も軽く樹脂材
のもつ材質感と、樹脂の材料により様々な色合いのキャ
ップ製品を製作することが可能である。このため、近年
では合成樹脂製キャップの方が多く使用されている。樹
脂の材料としては、アクリル樹脂、ABS樹脂、AS樹
脂、PC樹脂、またはPET樹脂等が使用される。
【0003】バネとしては、ゴムバネを使用する場合も
あるが、キャップの内部構造上、バネを配置させるに充
分なスペースをとることができないため、比較的小さな
寸法のゴムバネを使用せざるを得なく、結果として充分
なクリップの弾発力を得ることができない。従って、一
般的に、充分なクリップの弾発力を得るために金属材か
らなるコイルバネ、板バネ、Uバネ等を使用している。
あるが、キャップの内部構造上、バネを配置させるに充
分なスペースをとることができないため、比較的小さな
寸法のゴムバネを使用せざるを得なく、結果として充分
なクリップの弾発力を得ることができない。従って、一
般的に、充分なクリップの弾発力を得るために金属材か
らなるコイルバネ、板バネ、Uバネ等を使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、金属材質の
バネの場合には、射出成形型で成形したキャップの材質
が合成樹脂材であるため、バネの他端がキャップの内面
に直に接触していると、クリップが動くたびにキャップ
の内面が摩耗して行き、徐々にキャップに疲労が蓄積し
て破損しやすくなるという問題があった。また、キャッ
プの側頭部に窓孔を設けることで、キャップの強度が低
下していまい、あやまってキャップを床に落としてしま
うと簡単に亀裂が入ったり、または割れてしまったりと
いう問題が発生した。
バネの場合には、射出成形型で成形したキャップの材質
が合成樹脂材であるため、バネの他端がキャップの内面
に直に接触していると、クリップが動くたびにキャップ
の内面が摩耗して行き、徐々にキャップに疲労が蓄積し
て破損しやすくなるという問題があった。また、キャッ
プの側頭部に窓孔を設けることで、キャップの強度が低
下していまい、あやまってキャップを床に落としてしま
うと簡単に亀裂が入ったり、または割れてしまったりと
いう問題が発生した。
【0005】本発明は、上述した従来事情に鑑みてなさ
れたものであり、本発明の目的とするところは、クリッ
プを弾発的に持ち上げられるようにした形式のキャップ
の側頭部にクリップの基部を挿入する窓孔を設けた合成
樹脂製のキャップであっても強度的に強く、しかもイン
サート成形法により省力化されたキャップを提供するこ
とである。
れたものであり、本発明の目的とするところは、クリッ
プを弾発的に持ち上げられるようにした形式のキャップ
の側頭部にクリップの基部を挿入する窓孔を設けた合成
樹脂製のキャップであっても強度的に強く、しかもイン
サート成形法により省力化されたキャップを提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決手段として、キャップを、射出成形型により成形され
たキャップの側頭部に設けた窓孔より、クリップの基部
を挿入し、キャップ内に位置した基部の掛部にバネの一
端を係合させてバネの他端をキャップ内に固定してクリ
ップをキャップの内方向に押圧してなるキャップにおい
て、該キャップの内面に補強材をインサート成形にて該
キャップの内面に同時成形固着して配置し、該バネの他
端を該補強材で保持してなる構成とした。
決手段として、キャップを、射出成形型により成形され
たキャップの側頭部に設けた窓孔より、クリップの基部
を挿入し、キャップ内に位置した基部の掛部にバネの一
端を係合させてバネの他端をキャップ内に固定してクリ
ップをキャップの内方向に押圧してなるキャップにおい
て、該キャップの内面に補強材をインサート成形にて該
キャップの内面に同時成形固着して配置し、該バネの他
端を該補強材で保持してなる構成とした。
【0007】また、請求項2の発明として、前記補強材
は、薄肉金属筒状で形成してなる構成とした。
は、薄肉金属筒状で形成してなる構成とした。
【0008】また、請求項3の発明として、前記補強材
の成形材料と接する部分には、溝や孔を形成するか、ま
たはプライマー処理を施し、結合を強固にしてなる構成
とした。
の成形材料と接する部分には、溝や孔を形成するか、ま
たはプライマー処理を施し、結合を強固にしてなる構成
とした。
【0009】インサート成形は、射出成形に際して金属
片等を射出金型内にセットし、樹脂材で一体成形して複
合の部品を製作するものであり、異種の材料を組合わ
せ、それぞれの性能の優位点を活用して複合機能を持た
せることができるものである。本発明は、まさに樹脂製
のキャップの部分的な補強、或いは他部品との組付けを
強固にする等を目的とするものであり、インサート成形
によって強度を確保しつつ、加工性をも向上させたもの
である。
片等を射出金型内にセットし、樹脂材で一体成形して複
合の部品を製作するものであり、異種の材料を組合わ
せ、それぞれの性能の優位点を活用して複合機能を持た
せることができるものである。本発明は、まさに樹脂製
のキャップの部分的な補強、或いは他部品との組付けを
強固にする等を目的とするものであり、インサート成形
によって強度を確保しつつ、加工性をも向上させたもの
である。
【0010】キャップの側頭部に、クリップの基部を挿
入するための窓孔を設けると、これが破損の影響因子を
作ることになる。また、設計上でキャップの窓部近傍の
内面に凹凸等の隅角部にエッジを形成せざるを得なかっ
たり、構造的にキャップの肉厚を薄くせざるを得なかっ
たりという条件が必要になることが多分にある。この場
合には、当然のことながらキャップの強度が低下すると
いうことになる。従って、キャップの肉厚が薄くなるた
めに破壊される寿命が短くなったり、或いは軸方向の成
形収縮等により隅角部に応力が発生して破壊される寿命
が短くなったりという問題が発生してくる。解決策とし
て、キャップの内面に補強材を接着剤で固着して、強度
を増加させることも考えられるが、問題点として接着剤
を塗布する際に余計なところまで接着剤が洩れたり、ま
た接着の強度や接着の耐久性は、異種材料の接着の場合
に弱い面がある。更に、コスト的に接着剤を塗布する工
程を考えるとコストアップになることは避けれない。他
の解決策として補強材を圧入することも考えられるが、
この場合の問題点としては、経時変化によって圧入ひず
みによる割れが発生することがある。本発明は、上述し
た諸問題の解決策として、補強材をインサート成形によ
り、キャップを成形し、成形サイクルの短縮や自動化を
可能として加工コストを低減させ、且つ強度を向上させ
ることができるものである。
入するための窓孔を設けると、これが破損の影響因子を
作ることになる。また、設計上でキャップの窓部近傍の
内面に凹凸等の隅角部にエッジを形成せざるを得なかっ
たり、構造的にキャップの肉厚を薄くせざるを得なかっ
たりという条件が必要になることが多分にある。この場
合には、当然のことながらキャップの強度が低下すると
いうことになる。従って、キャップの肉厚が薄くなるた
めに破壊される寿命が短くなったり、或いは軸方向の成
形収縮等により隅角部に応力が発生して破壊される寿命
が短くなったりという問題が発生してくる。解決策とし
て、キャップの内面に補強材を接着剤で固着して、強度
を増加させることも考えられるが、問題点として接着剤
を塗布する際に余計なところまで接着剤が洩れたり、ま
た接着の強度や接着の耐久性は、異種材料の接着の場合
に弱い面がある。更に、コスト的に接着剤を塗布する工
程を考えるとコストアップになることは避けれない。他
の解決策として補強材を圧入することも考えられるが、
この場合の問題点としては、経時変化によって圧入ひず
みによる割れが発生することがある。本発明は、上述し
た諸問題の解決策として、補強材をインサート成形によ
り、キャップを成形し、成形サイクルの短縮や自動化を
可能として加工コストを低減させ、且つ強度を向上させ
ることができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明はこの構成により、キャッ
プに取付けられたクリップを動かしても補強材が金属材
質のバネと直接擦れ合うので、合成樹脂製のキャップの
内面は、キズの発生や、摩耗もなくなり連続してクリッ
プを動かそうが破損することはない。また、補強材をイ
ンサート成形により固着することで、耐衝撃性が向上し
てより強固なキャップとなる。
プに取付けられたクリップを動かしても補強材が金属材
質のバネと直接擦れ合うので、合成樹脂製のキャップの
内面は、キズの発生や、摩耗もなくなり連続してクリッ
プを動かそうが破損することはない。また、補強材をイ
ンサート成形により固着することで、耐衝撃性が向上し
てより強固なキャップとなる。
【0012】補強材は、種々の形状のものが使用でき、
また材質も樹脂や金属と限定しなくても別段構わない
が、特に薄肉金属筒状のものが加工性、及び取付等を考
慮すると好ましい。
また材質も樹脂や金属と限定しなくても別段構わない
が、特に薄肉金属筒状のものが加工性、及び取付等を考
慮すると好ましい。
【0013】尚、本発明は、万年筆、ボールペン、マー
カーペン、シャープペンシル等の筆記具や、修正具、化
粧用具等の携帯用の容器に用いられるキャップに適用で
きるものである。また、キャップの内面に配置する補強
板としては、金属材、金属合金材、非鉄金属材等の材料
が使用でき、その形状は筒状に拘らずに長方形、三角
形、多角形等の薄片、或いは円形の薄片のものにと用途
に応じて使用できる。
カーペン、シャープペンシル等の筆記具や、修正具、化
粧用具等の携帯用の容器に用いられるキャップに適用で
きるものである。また、キャップの内面に配置する補強
板としては、金属材、金属合金材、非鉄金属材等の材料
が使用でき、その形状は筒状に拘らずに長方形、三角
形、多角形等の薄片、或いは円形の薄片のものにと用途
に応じて使用できる。
【0014】補強剤とキャップの本体とをインサート成
形にて成形する場合は、キャップの本体の材料が粘弾性
の樹脂であるため、徐々にその結合が緩んでくる。結合
を強固にするには、成形材料と接触する補強材の面に溝
や網目を設けたり、または補強材に孔を設けたりすると
より好ましい固着が得られる。また、補強材の面にプラ
イマー処理を施して接着により固着させることも、同様
にして好ましい固着となる。
形にて成形する場合は、キャップの本体の材料が粘弾性
の樹脂であるため、徐々にその結合が緩んでくる。結合
を強固にするには、成形材料と接触する補強材の面に溝
や網目を設けたり、または補強材に孔を設けたりすると
より好ましい固着が得られる。また、補強材の面にプラ
イマー処理を施して接着により固着させることも、同様
にして好ましい固着となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
るが、本発明は本実施例によって限定されるものではな
い。図1乃至図4は、本発明によるキャップの実施例を
示す図である。図1は、キャップの縦断面正面図であ
り、図2は、第1図A矢視方向の断面図である。また、
図3は、補強材の斜視図であり、図4は、バネの斜視図
である。
るが、本発明は本実施例によって限定されるものではな
い。図1乃至図4は、本発明によるキャップの実施例を
示す図である。図1は、キャップの縦断面正面図であ
り、図2は、第1図A矢視方向の断面図である。また、
図3は、補強材の斜視図であり、図4は、バネの斜視図
である。
【0016】本実施例は、万年筆のキャップに適用した
ものである。図1、図2及び図3において、キャップ1
は、本体2とクリップ7と、クリップ7を本体2の内方
向へ弾発させるためのバネ10と、本発明の特徴とする
補強材11と、ペン先の乾燥防止のための内キャップ1
2との構成からなる。本体2は、アクリル樹脂の材料に
より射出成形されたものであり、一端を開口した開口部
3を有する円筒形を呈して、その頭部4’に近傍した側
頭部4に矩形状の窓孔5が設けてあり、その窓孔5に位
置する本体2のキャップ内面6には、窓孔5の幅よりや
や大きめの切欠部11aを設けた板厚0.3mmで円筒
状の真鍮材にφ4mmの孔11cを円周上に均等に3カ
所設けた補強材11をインサート成形により固着してあ
る。
ものである。図1、図2及び図3において、キャップ1
は、本体2とクリップ7と、クリップ7を本体2の内方
向へ弾発させるためのバネ10と、本発明の特徴とする
補強材11と、ペン先の乾燥防止のための内キャップ1
2との構成からなる。本体2は、アクリル樹脂の材料に
より射出成形されたものであり、一端を開口した開口部
3を有する円筒形を呈して、その頭部4’に近傍した側
頭部4に矩形状の窓孔5が設けてあり、その窓孔5に位
置する本体2のキャップ内面6には、窓孔5の幅よりや
や大きめの切欠部11aを設けた板厚0.3mmで円筒
状の真鍮材にφ4mmの孔11cを円周上に均等に3カ
所設けた補強材11をインサート成形により固着してあ
る。
【0017】本体2の窓孔5には、銅材で一体加工され
たクリップ7の基部8が挿入されており、基部8の掛部
9には、図4に示すようなピアノ線を折り曲げ加工した
U字形のバネ形状のバネ10を、基部8の掛部9にバネ
10の一端10aを係合させ、バネ10の他端10bを
補強材11の内壁面11bに固定させてある。
たクリップ7の基部8が挿入されており、基部8の掛部
9には、図4に示すようなピアノ線を折り曲げ加工した
U字形のバネ形状のバネ10を、基部8の掛部9にバネ
10の一端10aを係合させ、バネ10の他端10bを
補強材11の内壁面11bに固定させてある。
【0018】以上の構成のキャップ1は、筆記を止めて
身体に万年筆を携帯させるために、ペン先を保持した胴
体の首部(図示せず)にキャップ1を嵌合させ、バネ1
0の押圧力に抗してクリップ7を本体2から離間して上
着の胸ポケットの布地に挟んで固着する。
身体に万年筆を携帯させるために、ペン先を保持した胴
体の首部(図示せず)にキャップ1を嵌合させ、バネ1
0の押圧力に抗してクリップ7を本体2から離間して上
着の胸ポケットの布地に挟んで固着する。
【0019】万年筆をあやまって床等に落とす場合を想
定し、落下試験を行った。試験内容は、試験数30本の
キャップを1mの高さからプラスチック製の床上に自然
落下させ、目視にてキャップの外観を検査した。その結
果は、試験した30本中において、亀裂の発生、または
割れ等の破損したものは0本であった。
定し、落下試験を行った。試験内容は、試験数30本の
キャップを1mの高さからプラスチック製の床上に自然
落下させ、目視にてキャップの外観を検査した。その結
果は、試験した30本中において、亀裂の発生、または
割れ等の破損したものは0本であった。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、補強材とキャップをイ
ンサート成形で一体成形したので、クリップが長期に渡
って動く動作を繰り返しても、キャップの内面が摩耗す
ることなく、また、キャップを誤って床上に落としてし
まった場合でも亀裂や割れ等の破損が発生しない強度的
に安定した効果を奏する。またキャップにクリップ及び
バネを取付ける際には位置決めが簡単で正確な組立てが
でき、補強材がキャップの内面で動くことがないので、
クリップの動きによるバネの動きで物質同士が擦れて動
く雑音の発生が起こらないという優れた効果を奏するも
のである。
ンサート成形で一体成形したので、クリップが長期に渡
って動く動作を繰り返しても、キャップの内面が摩耗す
ることなく、また、キャップを誤って床上に落としてし
まった場合でも亀裂や割れ等の破損が発生しない強度的
に安定した効果を奏する。またキャップにクリップ及び
バネを取付ける際には位置決めが簡単で正確な組立てが
でき、補強材がキャップの内面で動くことがないので、
クリップの動きによるバネの動きで物質同士が擦れて動
く雑音の発生が起こらないという優れた効果を奏するも
のである。
【図1】本発明のキャップの縦断面正面図を示す。
【図2】第1図A矢視方向の断面図を示す。
【図3】本発明のキャップにおける補強材の斜視図を示
す。
す。
【図4】本発明のキャップにおけるバネの斜視図を示
す。
す。
1 キャップ
2 本体
3 開口部
4 側頭部
4’ 頭部
5 窓孔
6 キャップ内面
7 クリップ
8 基部
9 掛部
10 バネ
10a 一端
10b 他端
11 補強材
11a 切欠部
11b 内壁面
11c 孔
12 内キャップ
Claims (3)
- 【請求項1】 射出成形型により成形されたキャップの
側頭部に設けた窓孔より、クリップの基部を挿入し、キ
ャップ内に位置した基部の掛部にバネの一端を係合させ
てバネの他端をキャップ内に固定してクリップをキャッ
プの内方向に押圧してなるキャップにおいて、該キャッ
プの内面に補強材をインサート成形にて該キャップの内
面に同時成形固着して配置し、該バネの他端を該補強材
で保持したことを特徴とする、キャップ。 - 【請求項2】 前記補強材は、薄肉金属筒状で形成した
ことを特徴とする、請求項1に記載されたキャップ。 - 【請求項3】 前記補強材の成形材料と接する部分に
は、溝や孔を形成するか、またはプライマー処理を施
し、結合を強固にしたことを特徴とする、請求項1また
は請求項2のいずれか1項に記載された、キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000334495A JP3487587B2 (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000334495A JP3487587B2 (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002137594A JP2002137594A (ja) | 2002-05-14 |
JP3487587B2 true JP3487587B2 (ja) | 2004-01-19 |
Family
ID=18810400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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2000
- 2000-11-01 JP JP2000334495A patent/JP3487587B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002137594A (ja) | 2002-05-14 |
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Legal Events
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